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学園自然百景
2024年10月25日
134.「温厚な性格」
~雲雀丘学園小学校教諭 天井比呂~
小学校では、火曜日に脱穀が終わりました。足踏み脱穀機を使って、子どもたちの手で行いました。虫対策、除草などを昨年よりも丹念に行うことで、脱穀時点で昨年の倍以上の収穫がありました。緑のコメも見られ、粒も小さいものの、量としては豊作と言えるでしょう。籾摺りは、農家さんにお願いしています。返ってくるコメの量が気になるところです。
一方、手のかけられなかった花壇には、背の高い植物が育っていました。これまでにあまり見たことのない植物でした。小さい黄色い花がついています。ぱっと見たときに、アメリカセンダングサかなと思ったのですが、花が全くちがいました。よく似た植物に在来種のチョウジタデ(タゴボウ)があります。抜いたときのふとい根がゴボウに似ていることからタゴボウの名がついたようです。この植物は、1954年に徳島市で発見されて以来増えています。タゴボウに似ていて、茎にヒレが付いていることから、ヒレタゴボウという名が付いたそうです。こちらは、アメリカからの外来種で、徐々にふえているようです。タゴボウが花びら5枚に対して、花びらは4枚。茎も5角形で、名前の由来となる翼「よく」(ひれ)がついています。花言葉は、やわらかな葉からひっそりと花が咲いているところからついたと言われています。
茎を切るとき、かなり力がいりました。細い割にしっかりしています。このごろの強い風にも耐えていました。
温厚な性格の人がいるとほっとするのは私だけでしょうか。あまり怒ることのないよう気をつけたいものです。