学園ブログ

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学園自然百景

2024年11月22日

138.「永遠の愛」

~雲雀丘学園小学校教諭 天井比呂~

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 急に平年並みの寒さに戻り、着るものを慌てて冬服を出して着ることに。前回で紹介した紅葉は中々進んでいきません。

 小学校に入った来客用の靴箱の上にドングリが展示してあります。コナラ、アラカシ、アベマキなど。今年の1月19日のブログにドングリについては、投稿しました。今年もドングリが地面に落ちてはいるのですが、やや少なく感じます。昨年は、足を滑らすほどのドングリが地面に落ちていました。今年は、そこまでは落ちていません。ひばりの里にあるアラカシを見上げると、実は落ちた後であることがわかりました。

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小学校エントランスに展示しているドングリ
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ひばりの里のアラカシ

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ドングリの落ちた跡
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地面に転がるアラカシのドングリ
ドングリは、実を落として、自分の子孫を残すためでもあるのですが、周りの生きものにとっては、貴重な食料になります。冬を乗り越えるための大切な栄養源になります。また、大量に実を落とすので、一度に多くの栄養を取ることができるのです。そういうところから、この花言葉(木ことば)、「永久の愛」が生まれたようです。このドングリを題材にした童謡に「どんぐりころころ」があります。青木存義作詞、梁田貞作曲です。大正時代に作られた童謡だそうです。作詞した青木氏は、幼少の頃、大地主だった青木氏の家の庭に池があり、ナラの木からたくさんのドングリが落ちて来ていたそうです。寝坊だった青木氏に起きてもらおうと、母がその池にドジョウを放し、ドジョウが気になって早く起きるだろうと考えたと言う話があるそうです。その頃のことが元になったと言われています。(ウィキペディアより)ここにも母の愛が込められているのかもしれません。当初は小学校の唱歌ではなかったようですが、昭和になり小学校唱歌として教科書にも載るようになったと言います。

 人間は子どもに愛を送り続けます。その子が親になればその子に、またその子が親になればその子に愛を送り続けます。なので子は親に孝行をする。どちらも永遠に愛を送るわけですね。