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2007年12月22日

「高1 職業人に学ぶ」⑨

 今日が最後です。まずは、株式会社リクルートにお勤めの「岡田氏」です。女性が生き生きと働く会社ってどんな会社だと思いますか?リクルートは、男性も女性も同じように働いている会社です。関西の六本木ヒルズ?で働く私の姿を、写真で楽しくご紹介いただきました。
・リクルートという会社は、思っていたよりもすごく自由な感じで、自分がやりたいと思う仕事の条件にも当てはまっていました。会社員は、最初もっと堅い雰囲気で、毎日すごく厳しいところだと思っていたので、今日の話を聞いてとてもイメージが変わりました。
・人それぞれ細かいところまで仕事が分かれているんだなと思いました。自分のタイプにあった仕事に就きたいと思いました。リクルートは、もし自分の興味の持った分野で働けることができたら、そのものについて情報をたくさん手に入れることが出来るので、いいなと思いました。時間に縛られていないところがいいなと思いました。
・会社員というだけで個人的に堅苦しいイメージがあったが、意外と自由で余り縛られないんだなと思った。でも、大量の情報を扱ったり、パソコンの数とかも多くて、セキュリティもしっかりしているんだなと思った。チームでやる仕事とかも面白そうだなと思った。僕のイメージとしては、ずっとパソコンに向かっているイメージだったけど、いろんな事に集中して仕事が出来るということが分かって良かった。

 次に、株式会社近畿日本ツーリストにお勤めの「石川氏」です。「スポーツイベント」「スポーツイベントの裏側」など、旅行会社の仕事を体験談を元にお話しいただきました。
・石川さんが、自分の好きなことを仕事にしていることがうらやましいし、幸せだと思いました。たくさんの有名人と関われたり、お客さんを喜ばせたり、楽しい仕事という印象でした。苦しいことがあっても、それが笑い話になっている石川さんのクールさがかっこいいと思いました。お金儲けだけではなく、人に尽くす心を考えるとはすばらしいし、尊敬したいです。
・旅行会社とは旅行のことしかやっていない、と思いました。でも、スポーツツーリズムのようなスポーツイベントの開催を行っていることに驚きました。石川さんは「スポーツが好き」といっていたので、自分の好きなことを職業に出来るということはすばらしいと思います。自分の目標を達成することは人生を変えるのだと感じました。何歳になっても目標を持つことは大切だと分かりました。楽しい講義ありがとうございました。
・自分の好きな環境に中で仕事ができるということは、本当にすばらしいことだと思いました。スポーツツーリズムでは、参加ツアー、観戦ツアーがあって、楽しそうだと思いました。ただ会社側は、バスなどの乗り物の手配から、食事の内容まで決めて、ツアーを企画しなければならない仕事なので、忙しく、客を第一に考えなくてはならないので大変なんだなと思いました。私も人から「楽しかった」「ありがとう」といわれる仕事に就きたいなと思いました。

2007年12月21日

「高1 職業人に学ぶ」⑧

 今日は、幼稚園教諭である「大富氏」です。こども達が、幼稚園に入園してから卒園までの流れを見ていただきながら、幼稚園教諭の魅力、現代ならではの苦労などをお話しいただきました。
・小さい子に接するのは本当に難しいことだと思いました。一人っ子が多い現代で、叱られたことが少ないこどもがたくさんいるし、言葉遣いにも目線の位置にもこどもへの気遣いにも気をつけなければならないし、保護者への対応もすごく大変だし、本当に体力と神経を使う大変な仕事だと思いました。自分も中学の時に一週間、仕事を体験するという行事みたいなものがあって、幼稚園に行ったけれど、こどもが好きだったし楽しくやれるかなと思っていたけれど、楽しむよりも気を遣う方が多かったです。疲れて毎日家に帰ったら寝ていました。少し将来の参考になりました。ありがとうございました。
・幼稚園の子ども達の入園式から卒園式までのビデオを見た。すごくかわいくて、成長してるというのがわかりやすかった。めっちゃ早く働きたい!と思った。大富先生はもうベテランで、今では幼稚園の先生を育成しているそう・・・しゃべり方とか雰囲気がすごく幼稚園の先生っぽかった。この仕事で一番辛いことは、保護者との関係だそうです。「あなたは子供を産んだことがないから分からない」って言われてすごく傷ついたそうです。自分でも「そうだなあ」って思った。今は治安が悪いから、外で遊ばせない親が多いって聞いた。すごくびっくりしたし、幼稚園の先生の重要さを感じた。怪我したことがなくて幼稚園に入園してくる子供もいる。幼稚園の子供達は、先生が言っていることが全てだから、一つ一つ言葉を選んで話さないといけないそうです。優しいだけの先生は悪くはないけど、子供のためにならないって聞いて難しいなあと思った。けれど、やっぱり幼稚園の先生になろうと思った。頑張ります!
・親が保育士であることもあって、こども達と接する機会が多いのですが、先生はたくさんのことを考えて子供と接しているということが改めて分かりました。私が一番印象に残った話は、子供に先生が教えて育てる「教育」ではなく、子供と共に過ごし、同じ感覚を持ってその経験を共有する「共育」の話です。「先生イコール偉い人ではない」とおっしゃっていました。だからこそ、先生は「共育」という考えを持っていなければいけないと思いました。それに加えて、仕事とは「好き」という気持ちだけではなく、その仕事をしていく中で起こる様々な困難を乗り越えていける「強さ」を持たなければ続けていけないものだそうです。

 次に、市議会議員である「多田氏」です。市議会とは何か?何をするところなのか?地方自治体で規定されている職務権限の中から主要なものについて、業務や権限の概略を説明していただきました。
・30代は会社から重要な役目を任される年代だ。自分のためだけで働くより、人の役に立つ仕事はやりがいがある。市議会議員は何十万人の人の中から26人だけしかなれないので、すごい職業だなと思った。
・議員という仕事はとても忙しく体にこたえる。全市民のことを考えたら、尻込みせずに言うべきことを言うということが大切であることが分かった。
・仕事時間に遊びに行ったりして、税金を無駄遣いしているのを議会で市長と言い合ったりして、税金の使い方を見直したりしていることが分かった。議会で言い合っているから、今自分は生きていられるし、市が無駄遣いしていることもしっかり議員が見つけて言い合って、市民が暮らしやすいようにしてくれたりしていることが分かった。

2007年12月20日

「高1 職業人に学ぶ」⑦

 今日は、医師・大学教授である「石蔵氏」です。大阪大学医学部保健学科で教育・研究を行っています。医師・検査技師・放射線技師・看護師を目指す高校生にそれぞれの仕事についてお話しいただきました。
・CTで見た全身の映像がとてもリアルで驚いた。体も切らずに10分ぐらいで見られるようになるというのも驚きだった。事故などがあって大量にけが人が出たとき、色分けした札を首からかけてそれによって助ける順番を決めていたことも驚いた。もう助からない、と判断された人はとてもかわいそうだとは思うけど、助けられる人から助けなければ助かる人も少ないので、非情だけど仕方がないことだとも思った。ERを見ていたとき、日本語の字幕を隠されたとき本当に何を言っているか分からなかった。医学系への道に進もうとする人は、常に勉強していなければならないので、勉強嫌いな人は来ない方がいいと聞いて、大変そうだと思った。90%の人しか資格を取れないというのは意外だった。
・医学部の仕組みがよく分かって良かったです。話を聞いているだけで、すごく大変そうだと思いました。でも興味があるので、医学部に入りたいと思いました。コンピューターの発達で、いろいろな検査が短い時間で出来るのはすごいと思いました。ERのビデオを見て、医師や看護師が自分のやることを分かっていて、行動が早くかっこよかったです。英語がとても必要だと分かりました。手術のとき血を見るのが怖いというのは慣れる、と聞いて安心しました。
・大学院にかなり興味があったので、博士の話が分かって良かったです。病院ばかりを考えていたけど、企業に就職するのも悪くないなと思いました。英会話(リスニング)には少し自信があったけど、ER(医学ドラマDVD)を見て、ほんの少し分からなくてショックを受けました。石蔵さんの言うとおり、一般のアメリカ人が5割しか分からないものを、日本人が少し勉強しただけで10割分かるわけがなく、気が遠くなりました。でもそれと同時にやる気も起きました。医学に興味のある自分にあった、学部を探す手段になっていい経験になりました。

 次に、司法書士である「太田垣氏」です。不動産の登記、会社の登記などをしたり、また、簡易裁判所では弁護士と同じ業務も出来るのが、司法書士です。弁護士との違いや資格取得の方法など、出来る限りわかりやすくお話しいただきました。
・太田垣さんの話を聞いて、司法書士のことが詳しく分かった。司法試験の科目がたくさんあって合格率は3%未満だから、司法書士になるのは大変だなと思った。でもなるにはどうしたらいいかとか考えることも聞いて大事だなと思いました。
・まず、平均年収が1000万円以上というだけで驚いた。司法書士になるためには国家試験に合格しなければならないし、合格率が3%未満でとても難しいということが分かった。でも、法学部出身でなくても、勉強をしていなくても、努力をして頑張れば入れると聞いて、勉強しようと思った。貴重な時間を嫌いな仕事をせずに、一番自分に合う仕事をするのが大事だと思った。考える力が大切だということも分かった。また自分で開業すると、自由な時間を自分で作ることも出来るということが分かった。
・あまり司法書士の仕事がどんなものか分からずに選んだけれど、調べたり今日の話を聞いて興味が出てきました。国家試験も難しそうだし、司法書士になるのは無理に近いと思っていました。でも今日の話を聞くと、考える力や努力をしたりして行動することによって、誰でも成功することが出来るんだなあと思いました。「どうすればいいか」をよく考えることで、成功するかしないかは大きく変わるのはすごいと思いました。今成績が悪くても、これからどうするかでまだまだ自分の道は開けると思えたので、これからよく考えて努力しようと思いました。今日まで司法書士には余り興味がなかったけど、とても興味が出てきたので、候補に入れておこうと思います。

2007年12月19日

「高1 職業人に学ぶ」⑥

 今日は、音楽家である「平尾氏」です。音楽は、今や日常生活と切り離せないものとなっています。演奏家・指導者の両立場から、その伝えるものについて考えてみたいと思います。「音楽の伝えるもの」と題し、クラシック音楽を中心にお話しいただきました。
・お酒の話に似たようなことは以前聞いたことがありました。お酒ではなく、草だったり果物だったりですが。モーツァルトの曲は、何が相手であってもものすごい力があるんですね。障害者の方々の話を聞いたときも、音楽の力はすごいなと改めて感動しました。芸術というか、絵を描いているときも、音楽に影響されることがとてもあります。落ち込んでいたとき、何か聞くと元気が出たりします。音楽は武器だし薬だし、奥が深いですね。
・音楽っていうのは、人の心を動かしたりすることが出来る手段の一つなんだなあと思いました。音楽は奇跡を起こすんだ、そう思いました。クラシックに限らず、音楽は様々な場面において、大きな力を発揮しているんだなと感じました。音楽は、未来に何か伝えるにはすばらしい手段なのではないだろうかと思いました。音楽では、自分が楽譜を受信して、演奏を送信する、そんな世界だと知りました。音楽は、人と人をつなぐすばらしい手段だと感じました。集中力と経験値、歌うことがどの楽器の中でも一番重要、歌が一番基本、音楽は千変万化するものだそうです。
・今回平尾さんの話を聞いて、クラシックはとても遠くて堅いイメージがあったけど、CM等、意外と身近にあるものと知りびっくりしました。音楽の力でお酒がおいしくなったり、心や体を動かすことが出来るのがすごいと思ったし、感動した。私もピアノの発表会ではすごく緊張するけれど、その緊張が大事なんだなと思いました。クラシックは、200,300年以上も前からあって、今でも普通に聴いているのがすごいと思う。最後にフルートを演奏してもらって、フルートはすごい細い音で大きい音だと思いました。フルートの演奏を聴いてとても感動した。今回この話を聞いて、クラシックはとても身近ですごい音楽だと思いました。


 次に、新聞編集・新聞記者である「姫野氏」です。新聞はどのようにして作られているか、新聞はどのように読むか、インターネットと新聞の違い、ニュースを知ることの大事さなどについて、新聞編集者の立場からお話しいただきました。
・新聞記者と聞いて僕が思うのは、「新聞を作る人」くらいしか思い浮かばなかったが、今日の講演を聴いて、新聞記者の中にも、取材をする役割、原稿を書く役割、見出しのレイアウトを決める役割など、いろいろ分かれていることが分かった。新聞を制作している最中にも新しいニュースが入ってきたり、深夜に取材をしに行かなければならなかったりと、かなり忙しい仕事だと思った。最近は、インターネットなどが普及してきて、パソコンでニュースを見ることが出来るようになってきたので、「新聞なんかいらない」と思いがちだが、新聞は情報のプロ達の人が何人も関わって制作しているので、これからは新聞も大切にしていきたいと思う。
・新聞には、とても多くの人々が関わっていることが分かりました。一つの新聞を作るために、何度も会議をして、非常に大変な仕事だなと思いました。私は新聞を見るといったら一面とテレビ欄ぐらいで、余り読んでいませんでしたが、政治のことや世界の状況、日本の傾向を知ることはこれから生きていく上で大切なので、時間があるときに積極的に読んでみようと思います。新聞記者はしっかりとした文章が書けなくてはならないし、読む人たちに伝えないといけない大切で大変な職業なので、こういう人々が頑張って作ってくれたんだということを思いながら、読もうと思います。新聞の仕組みやインターネットとの関わりが分かるお話しでした。
・私は普段余り新聞を読まないけれど、姫野さんの話を聞いて、新聞の編集って面白そうだなあと思いました。でも、一日中取材をしたり、会議をしたり、原稿を作ったりで、とても大変な職業だということも知りました。記事がだめなものと見なされれば、もう一度取材に行かされるという事実にも驚かされました。私が新聞を読むときといえば、たまにテレビのニュースで興味のある内容のものを放送していたとき、その記事について更に詳しく知るために読むときくらいです。今後は、自分の興味のある内容だけでなく、知らないことも進んで知識に取り入れたいと思います。

2007年12月18日

「高1 職業人に学ぶ」⑤

 今日は、警察官である「辻氏」です。警察官の仕事も部署によって千差万別ですので、私の経歴に従って、経験した仕事の内容を簡単に紹介し、あわせて、警察署の組織(しくみ)の概略をお話ししようと思っています。
・警察官は自分の入りたい部署には昇任試験があり、その試験に合格しても、捜査の人数が足りていたらその捜査本部には入ることが出来ない、ということを初めて知りました。警察になるのに一番大切なことは、「忍耐・人を助けたいという気持ち」が大事だそうです。その分大変なのかもしれませんが、とてもやりがいのある職業なのだろうなと思いました。私もやってみたいと改めて感じました。「映画やテレビとはにてる部分もありますが、全く違うところもある。」とおっしゃられていました。人が人を守るというのは容易ではないと分かりました。面白い講義ありがとうございました。今までよりもっと興味がわきました。
・警察学校は厳しい訓練や連帯責任などがあり、本当に大変な学校だなと思いました。警察官に任意性が常に問われるということを初めて知りました。自分の命を落とす覚悟がなければならない仕事と聞いてかっこいいなと少し思いましたが、自分には出来ないと実感しました。私はテレビでよく警察のドラマを見ますが、実際は全然違うんだと驚きました。ネゴシエーターが本当にいると思いませんでした。最初から最後までとても興味深い話でした。
・初めて警察官の方の話を聞かせてもらいました。実際に体験したことなどを聞き、今まで私は全然警察官について知らなかったんだなあと思いました。「自分の命を犠牲にしても要人を護る」という仕事を聞き少し驚きました。警察官は私が今まで想像していたのと全然違いました。強い信念を持っている人が出来る仕事だと思いました。「世のため人のため」この言葉が今とても心に響いています。今回この話を聞くことが出来てとても嬉しく思います。

 次に、病院薬剤師である「南波氏」です。地域中核病院における薬剤師業務の現状をご説明します。また、これからの病院薬剤師としてどのような人材が求められているかを power point を用いて説明します。
・南波さんはギリギリで薬剤師になることを決めて、それからなれたのは相当努力したんだなと思いました。自分はまだ余裕があるので、今からコツコツ頑張ろうと思った。なるまでにはたくさん覚えなければいけないことがあるけれど、それを覚えていれば自在に薬を扱うことが出来るなんてすごいことだなあと改めて感じました。薬の相談室とかもあって、患者さんへの気遣いもちゃんとされていた。薬を管理することは大変で、それなりの責任感もあるんだと思った。薬剤師は患者に薬を与える仕事なので、ミスは絶対あってはならないそうです。もし、自分が薬剤師になったら、患者さんに安心して薬を使用してもらえるようなぐらいの信頼関係を築けるような人になりたいです。
・薬剤師といったら薬を調剤する仕事だけだと思っていたが、全く違った。抗ガン剤を注射器に入れる仕事や、開発、高カロリー点滴など、薬剤師としての専門知識があるからこそ出来る仕事なのだと感じた。医療といえば医者をまず第一に浮かべるが、今の医療現場では、薬剤師、看護師、医者が一つとなって初めて成り立つのだと分かった。
・南波さんの話を聞いて、薬剤師とは思っていたよりもやりがいのある仕事なのだなあと思いました。また、行く大学の種類によって試験の合格率が大きく違ってくるのはもちろん、将来性も大きく変わってくるということが分かり、大学のことは直前によく調べ、慎重に選ばなければならないと思いました。薬剤師になるには非常に多くの努力を要するので大変だと思いますが、やりがいを求めるのもいいと思いました。

2007年12月17日

「高1 職業人に学ぶ」④

 今日は、理学療法士の「堤氏」です。理学療法士の資格について?どんな仕事をするのかなどについてお話しいただきました。
・ずっとあこがれていた職業だったので、話を聞けて本当に良かったと思いました。今回もだけど、勉強をあんまりしてなくて、テストでも良い点は取れなかったので、普段から勉強しようと思いました。体力とかが必要らしいので、運動して体を作っておこうと思いました。病院内だけだと思ってたけど、いろんなところで活動してるのを知って、ますます魅力的な仕事だと思い、なりたいなあと思いました。
・「オートマティック」という言葉が印象に残りました。職業適性では上位だったけど、数学が不得意で辛抱強くない僕にはとても勤まらないです。やはりストレスもあるだろうけど、それ以上に患者さんを思い、いたわる気持ちが強いのだろうと思いました。前に靭帯を傷めてサッカーの試合に出ることが出来なかったとき、カウンセリングはとてもありがたかったです。僕にはまねできないすばらしい仕事だと思いました。
・思いの外理学療法士の働きの場が多いことに驚きました。ただ医学の知識だけではなく、コミュニケーションをどれだけうまく取れるかとか、トラブル発生時の対応力なども求められるので、結構ハードな仕事だけれど、やりがいはあるんだなあと堤さんの顔を見て思った。理学療法士には小さい頃お世話になっただけで、正直あまり詳しく知らなかったけれど、やりがいや今やっおくことなども含めてたくさんの話が聞けて良かった。「自分のやりたいことが決まってなくても落ち込むことはないし、興味があることにどんどんチャレンジしたらいいよ」という言葉に心の底から感動し、励まされた。

 次に、演出家の「石田氏」です。自身が最も興味を持つ世界と適正と職業の体験談をもとにお話しいただきました。
・全体的にいえば、声の通りも大きさもよく、話も様々なことを話してくださったし、面白かったと思います。興味を引かれたことは、脚本で固有名詞をなるべく使わないようにしなければならないことです。その代わりに嘘の名前を考えなければいけないわけですが、それも読んですぐ分かってしまうものもいけないし、読んでも分からないものでもいけないようです。その上正しくない日本語、例えば「好きくない」や、冗談で「話の腰をくじく」などを使う場面もあるのですが、それが通じる人と通じない人がいると言われ、何ともややこしい話だとは思いましたが、そこを含んでも楽しんでもらえるような作品を書いてみたいとも感じました。驚いたことは、脚本・演出家には国家試験などでの資格が入らないということです。資格に関しては詳しくはなかったのですが、何か一つはいると思っていました。
・資格がなくても脚本家・演出家になれるということに驚いた。でもだからこそ、持ち前の才能などがないとなれない狭き門の職業なんだろうなとも思った。楽しいだけならお金を取る、しんどいことも辛いこともあるから仕事なんだという意味の「仕事はディズニーランドじゃない」という言葉がとても心に響きました。よくテレビのドラマなどを見て、あの女優はセリフが棒読みだとか思っていたけど、実際自分が脚本を読むと、感情を込めるどころか詰まらず読むことすら出来なかった。命のないものに魂を注ぎ込む仕事ということなんだろうなと身にしみて感じました。
・演出家の仕事っていうのは頭を使う仕事だなと思いました。私はこの職業について何の知識もなかったので、新しい発見がたくさんあり楽しかったです。話が興味を引く内容で工夫をしてくださっていただいたので、とても話が聞きやすかったです。宝塚のことについては全然知らなかったので、トップスターになればその後は引退するしかないことや、雑誌のように対象年齢が決まっていなくて大変だということなど、初めて知りました。活字に感情を込めて人に伝えることの難しさを実感しました。

2007年12月15日

「高1 職業人に学ぶ」③

 今日は、管理栄養士である「玉巻氏」です。栄養士・管理栄養士になるには?どんな仕事をするのか?特に病院における仕事についてお話しいただきました。
・主に栄養やカロリーについての話を聞きました。前からそのようなことには興味があったので、聞けて良かったです。でも、管理栄養士は思ったより合格人数や合格率が低くてびっくりしました。仕事場所がいろいろあることは意外でした。私のイメージでは学校や病院くらいだったので、保健所や健康センターにもこのような職業人がいるのは新たな発見でした。今まで調べたことのないような職業だったので、新しいことをたくさん知れて良かったです。
・栄養士になるのは難しいことが分かった。野菜と肉類は野菜の方が多いのがびっくりしました。やっぱり消化によいものは太りやすいっていうのが驚きました。私は食べるのが早いので、ゆっくり食べようと思った。考えてみたら、私らの周りは消化しやすいものが多くなったと思った。やっぱり柔らかいものばっかり食べるんじゃなくて、堅いものもよくかんでゆっくり食べようと思った。みんなの栄養を考えたり一人一人の栄養を考えたりする仕事だし、いないといろんな場面で困ると思うから大切だと思いました。
・患者さんの喜びが即座に伝わって来るというのが一番の仕事のやりがいだなあと思いました。今までは一日の平均摂取量は1600kcalだと思いこんでいたけれど、本当の値(約2000kcal)を知ることが出来、良かったです。将来肥満になったり、妊娠したときに対応が自分で出来るというのは、自分のためになるし、少し興味を持つことが出来ました。

 次に、税理士の「門田氏」です。税理士試験について、税理士の使命、税理士の業務、税理士の現状及び実務についてお話しいただきました。
・税理士さんの話を聞いて、宝くじは税金がかからないというのを初めて知りました。あと、税金とかの話はすごく難しくてよく分からないところもあったけど、わかりやすく話してくださったから、何となく分かって良かったです。商学部からでも税理士になれるというのを知らなかったので、私の将来の夢の一つにしてもいいなと思いました。
・納税は国民の義務なので払わないといけない。法人税・消費税・相続税など、税金にはいろいろな種類があり、たくさん払わないといけないが、それらは私たちがよりよい暮らしが出来るように、義務教育での教材・公的施設の設置・道路設備などにも使われている。だから、国民として税金は払うべきだが、払わない人もいる。その人達を払うように導くのが税理士である。税理士は税務調査をしたり、確定申告を行ったり、法廷で相続争いの弁護をする。税率は国によって差があり、スウェーデンなどは世界で一番高く、税金が高いと住みやすく環境はよいが、その反面個人の所得は減り労働者の意欲が失われることもあるので、高税率にしたから良いというわけでもないんだなあと思った。所得が多い人からは多く、少ない人からは少なく税金を取る。という不平等な面もあるが、20歳になったらちゃんと国に貢献できる納税者になりたいと思った。
・思ったよりも難しい話が多かったです。数字が余り好きではない私にとっては、私とは合わない仕事かなあと少し思いました。でも話に出てくる内容は、ドラマとかでありそうな内容だったので、少し親近感がわきました。近年女性の税理士が増えてきていると聞いて、昔は女性の税理士が少なかったのだとそっちの方に驚きました。私のイメージでは女性の方が多いイメージだったので、税理士について何も知らないのだと思いました。実際私と接点のない話が多かったので、いまいち想像がつかなかったけど、貴重な経験でした。

2007年12月14日

「高1 職業人に学ぶ」②

 今日はまず、コンピュータービジネスの「金岡氏」です。今、話題の楽天市場における「インターネット通販の現状と課題」について、スライドを使ってわかりやすくお話しいただきました。
・今まで知らなかったことが自分が思っていたよりも多いことが分かった。世界規模で見れば日本で大きいものでも世界では小さいんだと知った。インターネットビジネスの流れを知ってみて、決してパソコンだけ使えればいいわけじゃないし、いろいろ決めなければならないので大変だと思いました。その中でもクレーム処理が大変だと思ったし、すぐにクレームを受け入れて次につなげる、客を逃がさないという点で難しいと思いました。
・こんなに早く技術革新が出来ているとは思わなかった。オークションの裏では、問屋や海外で買い付けて、商品の質感を伝えるように撮影し、価格を決める。商品ページは見やすく、説明を十分にし、朝に受注を受けたのを箱に入れたりし、夜送るということで成り立っているということを聞かされることを知った。仕事で一番大変なのはクレーム処理だという。eメールは必要、ネットshopはリアルshopに比べてとても効率がよいが悪い点もある。インターネットビジネスはまだまだ未開発であるという。この話を聞けて良かった。
・mixiにもう1000万人もの人が入会していることがすごいと思う。ネットショップをするとき、お客さんに質感が伝わるように撮影したり、他の店のものを見たりしながら価格を決めていったりする。大きくなっていくと従業員2人で年商1億弱なんてすごく魅力的だ。リアルの店には、商品を直接見て買えるし、ネットの店は時間がないときにすぐ買えるなどの特徴があって、これからの時代のためにインターネットに少しでも慣れておいた方がいいかなと思った。

 次に、ホテルマン(総支配人)の「赤尾氏」です。ホテルの役割・宿泊・レストラン・婚礼・宴会・総支配人室におけるホテルの仕事についてお話しいただきました。
・ホテルで働いている人なので、もっと厳しい感じの人なのかと思いきや、ところがどっこいとてもユーモアがあり、たくさんの失敗のエピソードなどを聞かせてくれて、ホテルにとても興味がわきました。表面上の華やかなイメージとは別に、正月のおせち料理の工夫や料理を出すときのサービス、結婚式でのプランの立て方やお客さんとの問題など、いろいろな苦労もあるのだと思いました。でも、赤尾さんはこの仕事をしていて一番報われるのはお客さんの「ありがとう」という言葉だと聞いて、人の役に立てる仕事ってすばらしいなと思いました。一度ホテルに泊まってみたいです。大学生になってからバイトもしたいなと思いました。
・ホテル業界にも試験が(フランス語対応・2次試験)あることを初めて知った。ホテルに泊まったとき、フロントのカウンターとかを結構楽しそうな仕事だなあと思ったけど、話を聞いたらとても大変だということを知った。もしトラブルがあったときに、総員で対処しなければならないのはちょっときつい仕事だなあと思った。この業界は自信を持ってやる仕事だと思っていたけど、逆に自信を持って間違えたときにどうするんだってなるから、自信を持たずに確認しろっていう話がとても印象に残った。
・ドラマとかで出てくるホテルのイメージと違い、やっぱり時間とかが大変だなあと思った。ホテルが水浸しの事件は思わず笑ってしまったけど、すごい事件であるし、その事件を起こしたお客様がまだお金を返しているのがすごいと思った。結婚式の仮予約で10万円、本予約で更に払うという話で、仮予約金を返してくれないホテルが多いのにちゃんと返していて、またその気持ちがすばらしいなあと思った。ちょっとのミスが多くの人々に迷惑がかかるので、責任重大な仕事だなあと思ったけど、やりがいのある仕事ではあるなあと感じた。

2007年12月13日

「高1 職業人に学ぶ」①

 12月11日(火)に後期中間テストも終わり、今年も残り少しとなりました。
 11日テスト後、高3対象に願書の配布を行いました。関関同立などの願書が多数ありますので、残った願書は進路指導室の前に並べてあります。自由に持って行ってかまいませんので、新たに受験を考えた者は取りに来てください。
 
 昨日12日(水)は、高1対象に「職業人に学ぶ」を行いました。18人の職業人にいらしてもらい、午後2回ずつ講演していただきました。今日から何日かその生徒の感想などを紹介したいと思います。

 まずは、弁護士の「福島氏」です。弁護士の仕事内容、楽しいこと、辛いこと。普段の素顔についてお話ししていただきました。
・弁護士と聞いて、常に裁判所で闘っている姿を思い浮かべました。被害者をひたすらにかばって闘う大変な仕事。そう思っていました。でも実際は、「被害者をかばう」のではなく「仲裁をする」仕事のよう。「明らかにかばう気の起きない被害者の場合はどうするのかなー」なんて思ったりしたけど、その心配はなさそう。人を信じて頑張っても裏切られる事もあるみたいで、結構報われない仕事なんだなーと強く思いました。それでも頼ってくる人を信じて頑張ることが出来るなんて、本当にすごいことだと思いました。どんなに感謝されると言っても、信じられるかどうかも分からない人を相手取る。思っていたよりもずっと精神的にも身体的にもつらい仕事のようです。
・弁護士の仕事は裁判所で弁護しているイメージしかなかったけど、それ以外の仕事もあるんだということを知りました。保険会社の代理人として悪質な取り立てに対応したりと大変な仕事も受け持っていてすごいなと思いました。また、時々ただ働きになってしまうこともあったりするということに驚きました。前払いが普通だと思いましたが、確かにサラ金や闇金の場合、お金を借りている身からお金をもらうことは出来ないなということがあり得るなと思いました。
・少し弁護士に興味があったので弁護士を選んで、弁護士はとてもつらく大変なイメージがありました。話を聞いてみると、やっぱりいろんな人に中傷など言われたりするし、事務所に乗り込んでくる人もいて、精神的にもとてもつらいだろうなと思いました。けれど、やっぱりつらいことだけでなくて、実際に人に感謝されたりするので、仕事のやりがいを感じやすいんだなあと思いました。弁護士は法廷に立っていることが多いイメージがあったけれど、他にもいろいろな場所に行っていろいろな仕事内容があることを初めて知りました。とても良い仕事だと思いました。

 次に、建築・設計士の「今枝氏」です。「建築の分野」、建築設計を職業として選んだ経緯と経験談をお話ししていただきました。
・建築士と一言で言っても、普通の設計だけでなく設備設計や特殊設計などもあることが分かった。また、今枝さんは自分のやっていることが好きで誇りを持っていて、自分のやってきたことに後ろめたさはないと話していた。そんな今枝さんにとって、阪神大震災はショックだったそうだ。自分が建築したビルに大きな×印がついていたときには、自分を否定された気分で悲しかったらしい。また、「姉歯」の件について、きちんとやっている自分たちにまでも信用がなくなってしまうと腹立たしそうだった。今枝さんの「何に対しても興味を持ってください」「好きな仕事をしてほしい」という言葉が心に残りました。
・私の周りには建築関係の仕事をしている人がいないので、どんな仕事なのか全然知りませんでした。建築・設計にはたくさんの種類があり、国家試験の合格率も6~7%ほどだと聞いてとても驚きました。同じ仕事が二度とないというところにとても魅力を感じました。人からお金を預かったりなど社会的責任も問われる。阪神淡路大震災で自分の建物に傷が入ったときはとてもつらかったんだろうなと思いました。今枝さんがおっしゃっていたように、私も様々なものに興味を持ち、一流のものをたくさん見ていきたいなと思いました。
・今枝さんが一流建築士になるまでの気持ち、心構え、その構造、病院や音楽ホール、ホテルなどの建築に携わり、さらには600億の設計、建築に関わり、今に至るまでの経緯、建築科としての心構えやしなければならないこと(信頼される人間になる、任せてもらえる人間になる)などが聞けて、とても勉強になりました。漠然と建築を将来できたらいいなあと思っていましたが、非常に「建築士」について大切なことを知って、その将来の夢に対しての自分の気持ちを理解できて良かったです。

2007年12月12日

職業人にまなぶ

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 実験で,成人男子何名かに「何もしなくていいから」と言って部屋の中に長時間いさせてみたら,最初は嬉しがって,眠ったり休憩したりしているが,そのうち段々落ち着きがなくなり,イライラし出して,最後にはマイッてしまうのだそうだ。しかし,そのときに,課題を与えると回復し,いきいきと作業に取り組むのだそうである。どうも,しごとには人間活動を維持する機能があるようだ。
 さて,しごと。労働省(現在は厚生労働省)が1999年に発表した職種数は2167もあるらしい。その中から,自分に適した職業を選ぶのは困難だが,しかし,自分の適性と照らし合わせてみると意外に絞られてくる。
 高校生にこういう作業をしようといってもなかなかしない。もともと,自分を点検するのが相当にいやな時期なのだから。それより,実際に職業に就いている方に触れるほうが素直に入れるようだ。入ってしまえば,後は自分で拡げていける。
 今日,12日,高校1年生「職業人にまなぶ」。

2007年12月08日

センター試験に向けて~物理・化学・生物編

1 物理
 おそらく,物理選択者は,専用の問題集を仕上げているでしょうから,それをもう一度見直し,後は実戦演習・予想問題集を片付ければ大丈夫です。そのとき,間違ったところだけ,ピックアップして,並べてみてください。必ずある共通点が見つかるはずです。そう,間違いのパターンね。これがわかれば,本番には意識して解答できるはずです。

20071209.jpg2 生物
 生物は,基本的に,憶えてないと高得点はムリ!という科目です。それもディテールまで。ところが,そればっかりやっていると,今度は整理されずに頭に詰め込まれてしまうので,却って正しい答えが出てこないという逆効果現象が生まれます。全体状況を把握しながら憶えていくことが絶対に必要です。そのために,
① 教科書を3日で読み上げてしまう。
 全体を把握することが必要なので,必ず実行してください。
② 問題集や参考書の中で憶えきれていない部分をチェックする
③ 短期トレーニング本か,実戦演習・予想問題集をする。
 この場合も,全体を意識して,どの単元のどの分野の何所を憶えていなかったかを細かくチェックすること。

3 化学
 化学は,無機理論・計算と有機物性・連想が半々なので,対策も,物理や生物の勉強法を参考にすればいいでしょう。
 【無機理論・計算】
 熱化学・酸塩基反応・酸化還元反応は定型スタイルが多いから,過去問・参考書の見直しと実戦演習で。無機物質の性質は相互に関連する事柄が多いので,整理する必要があるが,演習形式でまとめればいいでしょう
 【有機物性・連想】
 連想とは関連性のこと。製法・性質などでいろいろな物質が絡むので,全体把握をしながら丁寧に憶えていることが大事です。

2007年12月07日

センター試験に向けて~世界史・日本史編

20071207.jpg センター試験の世界史・日本史は「広く,浅く,確実に」。これに尽きます。だから,これまでの蓄積がないと高得点はなかなか難しいのですが,だからといって今からでは遅いと諦めてしまうのは早合点しすぎです。実際,「してる」という人の多くは「確実」にこなしてないケースが多いように思います。
 センター試験の問題形式を思い出してください。
①正誤選択 「正しいものを選べ」「誤っているものを選べ」というタイプ。
②語句補充 「~に適するものとして下の~から選べ」というタイプ。
③並び替え 古いものから順に並び替える,順序の正しいものを選ぶタイプ
 どのタイプにしろ,選択肢から2つに絞るところまではできるのですが,最後で間違う場合が多いのじゃないでしょうか。こういう人たちは,もう,当てもんクイズになってしまっていると想像します。

 個別試験や私大試験でも必要だという人も,対策勉強と平行して,教科書をしっかり暗記し、過去問や予想問題集をしっかりやればそれだけで大丈夫です。センター試験用の参考書を買う必要はありません。
 それでも時間がない人は,演習を繰り返し,解説を読んではチェックして,教科書で確認してください。特に,センター試験では,その性格上,必ず教科書に載っている文化の問題が出ます。当日の試験直前に教科書を読み直すなら,ヤマを張って文化にしましょう。

2007年12月05日

センター試験に向けて~数学編~

センター数学はどの分野も基本問題で構成されている。
ⅠA 60分
第一問(1)方程式と不等式(Ⅰ 10点) (2)集合と論理(A 10点)
第二問 2次関数(Ⅰ 25点)
第三問 図形と計量(Ⅰ)平面図形(A 30点)
第四問 場合の数と確率(A 25点)

ⅡB 60分(100点)
第一問(1)三角関数(Ⅱ 15点)
(2)指数関数・対数関数(Ⅱ)図形と方程式(Ⅱ)(15点)
第二問 微分と積分(Ⅱ 30点)
第三問 数列(B 20点)
第四問 ベクトル(B 20点)
第五問 統計とコンピューター(20点)
第六問 数値計算とコンピューター(20点)
(第3~6問は二題選択)
20071205.jpg じっくり考えれば,ある程度の点は出るが,そのかわり,高得点は難しい。だから,早く,タッタカタッタカやれるかどうかがにかかっている。とにかく,練習が必要だが,その点はすでに対策済みのはず。
 残り1ヶ月。やらねばならないことは,「時間配分」と「スピード」。しかも,これらを体に覚え込ませるぐらいに。そのために,旧課程の過去問はそのままでは使えないので,模擬試験の問題をやり直すか,実戦演習形式の問題集をやること。ここはケチってはいけない。

2007年12月04日

センター試験に向けて~国語編~

20071204.jpg「センター国語」といっても,「現代文」「古文」「漢文」があり,現代文はさらに「論説文」と「物語文」に別れていますので,対策はそれぞれで違ってきます。高3諸君はそれぞれの分野ごとの対策本を持っているでしょうから,具体的な勉強法はそれぞれの本で確認してください。
 しかし,中には,やってもなかなか点が上がらないので,国語を放って他の教科に時間を回す人がいますが,それは危険です。放っておけばますます悪くなるばかりで,折角出ようとする芽を摘んでしまうことになります。古文・漢文・現代文,それぞれに詰めていけば確実に点に結びく要素を持っていますので,あきらめず是非やってください。
① 現代文
論説文:やればやるだけ点に結びつく分野です。ただし,なかなか点が上がらないという人は,たいてい,問題集や過去問の解説を読んでわかったつもりになっただけで終わってしまっています。実際に論理を使って練習したことがないんですね。これから作文するほどの時間はありませんので,使った問題集をもう一度,ただし,今度は解説を読んでからやってください。
物語文:過去問をやって傾向をつかむことです。それで十分対策になります。
② 古文
文法と単語を完全制覇することですね。点が出ない人には,ここがユルイ場合が多い。同じ日本語だから,侮ってしまうのでしょう。読めば何となくわかるからいいやと済ませてしまうからでしょうね。教科書や問題集に出ている作品で,読んでわからない単語や文法は必ずチェック!
ここはマメな作業ですが,これをやらなければなかなか点数が現れてこない。
③ 漢文
 センターで8割,9割をねらう人は,漢文から解いていくといいでしょう。しかも10分ぐらいで。過去問もすでに済ませているでしょうから傾向も把握しているはずです。ひょっとしたら満点も夢ではありません。
 一方,6割~7割で止まっている人は,漢文こそ高得点がねらえます。憶える文法や単語は古文に比べたら少ないので,時間をかければそれだけ点数に結びつきやすいからです。まずは文法をしっかりと確実に。実戦演習問題などで実際に使ってみて自分のものにしてください。

2007年12月03日

センター試験に向けて

センター試験まで一月あまり。長いようで短いこの時期をどう過ごすかで,本試験以後の対応がビミョ~に違ってくるだろうと思う。そこで,各教科ごとの対策については明日以後にするが,きょうは各教科共通,全般的な事柄について,いまから気遣ってほしいことが5点ある。

① 時間設定はできているか
 センター試験の問題は基本的なものが多く,比較的易しいが,その代わり問題数が多く,とにかく時間が足りない。ある問いで迷って考え込んでしまうと,いつの間にか時間がたって,あわてて最後の問題までじっくり取り組めなかったと言うこともよく聞く。全体の時間の中でどれくらいかけるかを実戦問題集などを使って練習を積んでおいてほしい。

② 試験の時程にあわせているか
 本試験は,模擬試験と違って,時程にゆとりがあり,十分な休み時間をとっている。受験しない教科・科目があると,つぎの試験までの時間が思いの外長い。退屈してしまうぐらいだ。その結果,緊張感が薄れ,自身も気づかないミスをしてしまう人もいる。ほどよい緊張感を持続させながら次の試験に臨みたい。
 また,英語から受験する人は,いつもと全く異なる試験の時程なので,モチベーションを下げることなく取り組むよう,気持ちの準備をしておいてほしい。

③普段の体調・普段の気持ちでおれるか
 センター試験は後がない1回だけの試験。ちょっとミスったから,他の大学の試験で挽回しようというわけにはいかない。そこは結構シビアなのだ。そう思って,緊張してしまう人もいるだろうし,体調まで崩す人もいる。「うっそだぁ~」っていうかもしれないが,どの子も普段よりテンションはあがっている。別の言葉で言えば,ビミョ~に気持ちが違っている。意外に点が出ないというのはその辺りの差か。センターに限らず,試験は学力もさることながら,気持ちも一緒に付いてないとうまくいかないものなのだ。だから,本番迫ったこの時期に,十分シミュレーションを重ねておいてほしい。

④ 本試験の次のスケジュールが頭に入っているか。
 試験はセンターで終わりではない。国公立をねらう人は個別試験もあるし,私大受験も控えている。直前になってバタバタしないよう,予め,できたら二ヶ月先まで想定しておいてほしい。

⑤ 写真や願書の取り寄せは済んでいるか?
 近々センター試験の受験票が届く。写真が2枚いるので用意のこと。また,私大受験にも必要であるから,少し多めに持っておくこと。ただし,大学ごとにサイズがまちまちなので,募集要項で確認しておいてほしい。