文化祭準備③
文化祭まであと3日となり、いよいよ追い込みモードに入ってきました。昨日の学年合同合唱練習がお互いに刺激となったようで、音楽室練習だけでは時間が足りず、校庭の芝生の上や玄関前などでも練習しています。
文化祭のパンフレットも配布しましたので、ご覧ください。
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文化祭まであと3日となり、いよいよ追い込みモードに入ってきました。昨日の学年合同合唱練習がお互いに刺激となったようで、音楽室練習だけでは時間が足りず、校庭の芝生の上や玄関前などでも練習しています。
文化祭のパンフレットも配布しましたので、ご覧ください。
高校2年生は毎年北海道へ修学旅行に行き、空知地区の農家のみなさんのところでファームスティをさせていただきます。その縁で一昨年度から文化祭期間中に「北海道物産展」を開催しています。今年も、9月3日(土)12時~14時,4日(日)10時~14時に高校校舎3Fにておこなう予定です。
農家の元で過ごす中で、生徒一人一人が物を生み出す楽しみやご苦労を感じてきたようです。これまでは店頭に並べられた野菜を見ても特に何も思わなかったが、北海道から戻ってきてからは育てる苦労がわかって、無駄にはできなくなったという感想を述べた生徒もいました。そんな体験を生かして、北海道空知地区でつくられているお米や野菜などを関西に紹介し、少しでも恩返しがしたいというのがこの物産展を企画している生徒の思いです。ぜひ足を運んでいただきますようにお願い申し上げます。
昨年度までと少しだけ変更点がありますので注意をお願いします。
①予約販売は設定しておりません。
当日販売もある程度用意はしていますが、北海道から各家庭に直送する形で注文を取ろうと考えています。文化祭期間中には提供できない新米をお届けできる予定です。
②文化祭の趣旨に合わせ、エコバックの持参をお願いします。
なお取り扱う商品については米,野菜,鹿肉の加工食品などを用意しています。生徒作成のちらしを参考にしてください。価格については農家の方にほぼ原価で頒けていただいています。これに送料などの経費をのせて設定しました。
本日の午後は合唱コンクールの講堂練習でした。
少しだけ様子を...
右の写真は舞台裏で頑張ってサポートしてくれている演劇部の生徒です。
ありがとうございます。本番もよろしくお願いしますね!
練習の最後にも伝えましたが、明日は水曜5634限の時間割です。
実力テストのやり直しも頑張ってください。
文化祭初日におこなわれる合唱コンクールも55期生にとっては最後となりました。上の写真はF組の今日の練習風景です。去年、後一歩のところで悔しい思いをしているので、練習でも細かいところまで繰り返し修正しています。明日は学年全体での講堂でのリハーサルがおこなわれます。どのクラスも高校生活の思い出に残るような素晴らしい歌声を聴かせてくれるものと期待しています。
学校の外へ学びに出てみようという動きは学年全体に拡がってきたようです。前回のレポートは特進コースの生徒が書いてくれました。彼女のように自ら学ぶ姿勢が持てることが大事なんじゃないでしょうか。さて、夏期集中講座「分子と生命」を受講したR.H.くんの感想です。
私が今回参加した講座には阪大の大学生7人と高校生6人が参加しました。阪大生の人たちは歯学部や薬学部、外国語学部などの理系と文系を問わず、様々な学部から講座に参加していました。講座は8月22日から25日の4日間で行われ、初日はDNAや遺伝子に関する基礎知識と遺伝子操作の基礎的実験手法の説明を受けました。そのあとに、班を二つに分けてそれぞれ別々の実習を開始しました。私の班では培養細胞に遺伝子導入を行い、GFP(緑色蛍光たんぱく質)を発現させるという実験を行いました。その実験では、まず初日にプラスミドDNAを持った大腸菌を植菌しました。二日目に大腸菌からプラスミドを単離精製した後、培養細胞を経代してから電気泳動用のアガロースゲルを作成し、プラスミドに制限酵素処理を行いました。三日目にプラスミドに電気泳動を行い、プラスミドチェックをし、培養細胞にプラスミドDNAの遺伝子を導入しました。最終日には遺伝子導入を行った培養細胞を観察して、実験を終えました。結果は上の写真のように培養細胞がGFPを発現し、緑色に光っていました。実験はほぼ予定の結果に終わりました。
今回の講座に参加して実験を行わせてもらうことで、実験器具の使い方を学んだり、大学の研究室にしか置いてないような特殊な実験装置を使わせてもらったりと、大学の研究室に実際に入らないと出来ないことをたくさんやらせてもらえました。さらに、様々な学部からきている大学生の色々な話を聞かせたもらえたりしました。特に自分が目指す学部の大学生から学科の違い、就職先や授業についてなど、その学部の大学生の生の声を聞けました。今回、公欠して講義を受けに行きましたが学校に行って授業を受けた以上に多くのことを学べたと思います。
夏休み明け最初の授業は理論化学の確認テストから始めました。問題集を一度解き直した程度では、復習にならないと分かったでしょうか。提出してもらったノートも見ましたが、半分くらいの生徒は量的に不充分でした。夏休みの間にわずか数ページで復習になるなんてありえないでしょう。
さて、一回目の授業では、鎖式飽和炭化水素(アルカン)を扱いました。石油がさまざまなアルカンの混合物であることや、それを分留によって分けることは理解できたと思います。石油はエネルギー資源であると同時に石油化学工業の主な原料でもあります。(石油化学工業については石油化学工業会JPCAのサイトを参照してください。)そのため、石油の枯渇問題はエネルギー源がなくなる話だけではないということに気づいていますか。60数年前、第二次世界大戦中の日本でも同じ問題が起こっていました。そこで石炭の主成分である炭素をバラバラにして、ブロックのように組み換え、長い炭化水素(石油)に変える研究が行われていました。これをフィッシャー・トロプシュ合成と言います。当時は灯油や軽油までしか出来ず、重要な戦略物質であるナフサがつくられなかったようですが、現在は触媒の開発によって生成物をコントロールできるようになっています。ただ、採掘するよりもコストがかかるために、まだ本格的な実用化はされていませんが、研究は進められているようなので、いずれは現実のものとなるでしょう。
国語・数学・英語の3教科について、実力考査をおこないました。秋の校外模試を意識して、時間を長目に設定して実施しました。中学生のように宿題から出題したわけではありませんから、出来たという手応えはなかったでしょうね。各自の夏の取り組みが反映されますから、出来ていなければ当然それを補わなければなりません。文化祭前の連休ですが、どれだけできているのかなと思います。理科や社会については科目選択などで細分化されているので、授業中に小テストの形でおこなっていきます。
夏期集中講座で「出産を考える」を受講したT.Y.さんのレポートです。医療系の進路を考えていることもあって積極的に取り組めたようです。
「出産を考える」という講義名で不妊治療が専門の教授による少人数での講義でした。その少人数から6・7名ずつの3つのチームに分かれ、出産・幼児期・思春期・青年期…老後と出産がリフリテーションしていることで何か1つ「○○を達成するには」という形式で議題を決め、そのことについてチームで自分の意見を出し合い、それを模造紙にまとめ、最終日に発表しました。私たちのチームは「女性の身体は24歳をピークに落ちていく一方だ」と教授に教わったので、『若いうちの出産を達成するには』という議題に決め、意見を出し合いました。私たちのチームには保健学科の学生さんだけではなく、文学部の方や理学部の方,そして高校生がいたので様々な意見が出ました。
私自身”若いうちの出産を達成するには”なんて考えたこともなかったので、とても良い機会になりました。様々な角度から問題を解決するための方法を考えるという今までの学校生活では経験したことのない授業形態だったので、私にとってとても良い刺激になり、とても短く、とても充実した3日間(2日目・3日目は半日弱キャンパス内にいましたが…)になりました!!
今年度も関西大学からインターンシップ生2名を迎えました。2回生のT君には高2を担当していただきます。期間は8月24日~9月4日の文化祭までの予定です。どうぞよろしくおねがいします。
昨日の全校朝礼であいさつ 午後の文化祭準備に参加
一次選考で5名合格していたので期待していましたところ、昨日京都大学理学部から結果が届きました。1名は日程が合わず辞退したので、二次選考に進んだのは4名で、全員が最終選考に合格しました(1名は高1選特の生徒)。昨年は化学に1名でしたので、学年が上がって力がついたのかなと喜んでいます。分野も、数学・生物・化学・宇宙にそれぞれ1名ずつに分かれたので、さまざまな体験をしてくると同時に周囲へもさまざまな情報をもたらしてくれることと期待しています。
最初の講座は9月3日(土)ですので、合唱コンクール終了と同時に京都へ向かうことになります。この日は公開オープンコア講座を併催していますので、一般参加も可能なようです。
校内では9月3・4日の文化祭に向けて鋭意準備中です。
高校2年生の準備の様子をお伝えします。
ダンスにポスターに教室発表とそれぞれ色々やっております。どうぞお楽しみに。
なお、文化祭準備期間中は
15:10 終礼
18:30 完全下校 となります。
中高PTA会員の皆さまへ、文化教養委員会より「PTA親睦バスツアー 申し込みのご案内」を本日のHRで配布しました。詳細につきましては、プリントをご覧ください。
申し込み締め切りは、9月15日(木)となっております。
今日から2学期がスタートしました。校庭で予定されていた始業式は、あいにくの雨天のため各ホームルーム教室で放送で行われました。その後、大掃除、頭髪・服装検査を行い、各クラスで宿題提出、プリント配布、7月実施の進研模試の返却などを行いました。各ご家庭では、以下の点をご確認ください。
*頭髪・服装検査 頭髪を注意された生徒は、早急に直してきてください。バッジ忘れにもご注意下さい
*配布プリント
①「平成23年度北海道修学旅行会計報告」
②「文化祭のご案内」 9月3,4日の文化祭のご案内および文化祭までの予定の詳細が記載されています。午後は文化祭準備ですので、昼食が必要です。
*進研模試結果
7月実施の「個人成績票」、および「解答用紙」を返却しました。成績推移・教科バランス・志望校成績など詳しいデータが掲載されています。
先日アップしたS.I.さんと同じ講座を受講したY.S.さんからもレポートが届きました。彼女は京都大学理学部のELCASにも応募し、昨日二次選考を受験しに行ったばかりです。新しい知識をたくさん得られたことと思います。将来の夢につながるといいですね。
私は、大阪大学工学研究科の「タンパク質の構造化学入門」という夏期集中講座を
3日間受けてきました。午前中には、タンパク質の構造やX線結晶構造解析についての講義を受けました。高校生の私にとっては難しくて大変でしたが、生物の授業で生化学を習っていたので、理解できる部分もありました。けれでも、X線構造解析についてはあまり理解することができませんでした。X線構造解析は虫めがねと同じ原理で、可視光では解析できないような物体にX線を当てて、レンズの代わりに計算で集光(フーリエ変換)し結晶を拡大するというもので、物質の立体構造を高い精度で決定できる、最も有力な方法だそうです。こんな技術があるとは知らなかったので、とても驚きました。
午後には、実際に、μℓ単位で量れるマイクロピペットやマイクロプレートなど、普段使うことができないような実験器具を用いて タンパク質の結晶を作り、顕微鏡で観察しました。実験の手順が複雑だったため、結晶ができているか不安でしたが、とても大きな六角形の結晶や茶色の沈殿ができているものもいくつか確認できました。タンパク質の結晶を作れることも初めて知ったうえに、それを観察することができて感動しました。最終日には、コンピュータで構造の精密化をしました。
今回、阪大生の先輩と一緒に教授の講義を受けたり、本格的な実験をしたりすることができて、とても貴重な経験ができました。参加してみて本当に良かったです。また機会があれば参加してみたいです。
特進コース理系の生物選択者には問題演習の課題とは別に、自然調べを出しておきました。日本自然保護協会(NACS-J)が毎年おこなっている自然調べですが、今年のテーマは「チョウの分布 今・昔」です。どこにでもいるような気がするチョウは、気候変動や地域の自然環境の状態を知る手掛かりとなる指標生物です。全国規模でデータを蓄積することで、分布や経年変化を把握することができます。一人で取り組むには大変ですが、全国で一斉に調査する中に参加することで、生態調査を実体験してもらうのが狙いです。学校にもすでに十数人が写真を送ってきてくれました。9月末までおこなわれていますので、未だの人もこれから間に合いますよ。
いつもの事ですが、23日(火)始業式が近くなりましたので念のため。
・頭髪服装検査をおこないます。基準はあなたの感性ではありません。
組章をつけて初めて制服です。
・校内靴を持ってくるのを忘れないように。
忘れたらなんとかしてもらえる? という甘えはそろそろ卒業しませんか。
・提出物にはそれぞれ期限があります。
始業式,実力テスト,最初の授業…いつ出すかは指示しています。
・23日は始業式だけです。授業はありません。
充実した夏を過ごしたはずだと期待しています。一層逞しくなった君たちと来週会えることを楽しみにしています。オープンスクールのお手伝いに来てくれる人とはその前にお会いしますけどね。
夏の課題は最初の授業で提出することになっています。課題は理論と無機の復習でした。また、勉強合宿までに有機化合物の特定方法について、少しだけ学習しました。これらをどこまで理解できたかについては授業中に小テストを複数回実施することで確認します。
大学の公開講座や化学グランプリを体験したことで、自分たちが現在学んでいることが大学で学ぶことの基礎になることは再認識できたはずです。また、まだまだ学ばねばならないということにも気づかされたことでしょう。ようやく化学の全体像が見え始めたあたりで、詳しいことはまだまだこれからなのです。
歴史的な背景についてはJSTバーチャル科学館の「3D科学史年表」が参考になるでしょう。化学だけではなく、物理や生物,地学も含めて、わかりやすく説明してくれます。特にパラダイムシフトに焦点を当てた「パラダイムモード」はお勧めです。(化学については「エピソードモード」で原子論や量子論を扱っているだけですが…)
夏期集中講座 「タンパク質と構造化学入門」を受講したS.I.さんのレポートが届きました。X線回折を利用してタンパク質の結晶構造を調べたようですが、この理論は今年の高校化学グランプリにも出題されていましたね。内容に興味がある人は担当に声をかけてください。
講義では蛋白質のX線解析の理論、蛋白質構造の原理などを教わりました。蛋白質構造は去年の生物で習っていたのでまだついていけましたが、X線解析のところは、物理で同じようなものをしたとはわかりましたがうすぼんやりとしか理解できませんでした。虫眼鏡と同じ理屈だけれども蛋白質は可視光では手に負えず、X線を使うからレンズが使えず、いろいろな計算をして拡大図を手に入れるそうです。よくわからなかったけれど、面白かったです。
実験では蛋白質結晶を作り、その観察をしました。㎕という単位も、マイクロプレートなどのいろいろな器具も、学校で扱ったことがないのでとても楽しかったです。結晶がうまくできるか心配だったけれど、大きな結晶もいくつかできていました。蛋白質の結晶なんて今まで考えたこともなかったけれど、じっくり観察すると六角形や針状になっていて、とても綺麗だと感じました。
今回3日間だけでしたが、普段学校ではしないこともできて、とても楽しかったです。また機会があれば、こんなプログラムに参加してみたいです。
夏期集中講座を受講する人はあと8名います。受講後は報告をお願いします。
ここ数日の電力事情が厳しいようですね。関西電力のでんき予報では、17日・18日の使用率は92%にもなると予想されています。原子力発電の依存度が高いうえに、出力40万kWの堺港火力発電所のトラブルが響いたようです。JRや阪急では間引き運転の可能性も出てきました。
ブログなんか上げてていいのかとお叱りを受けそうですが、パソコンの電力消費は案外小さく45Wほど。大きいのはIHクッキングヒーター(1900W),アイロン(1400W),電子レンジ(1400W),炊飯器(1300W),温水便座(1200W),ホットプレート(1100W),洗濯乾燥機(1100W),オーブントースター(1000W),掃除機(1000W),ドライヤー(1000W)などとなっています。ただ、どれも稼働時間が短いので、実際に日中の家庭で消費電力が大きいのはエアコン(53%),冷蔵庫(23%),テレビ(5%),照明(5%)となるようです。
何かあったときにどう対処するかが大切です。誰かに言われたから取り組むのではなく、自分自身でよりよい方向に向かうにはどうしたらいいのかを考えて、行動する。その意味ではこの試練も自分自身を鍛える機会なのではないでしょうか。
今日は京都五山の送り火ですね。お精霊さんをあの世に送り届けるこの伝統行事が終わると、夏も終わりが近づきます。今年は震災被災地の松でつくった薪を焼べるかどうかで話題になりました。本来は静かに先祖に思いを馳せるためのものですから、後々まで尾を引かないように願いたいものです。
京都新聞(映像を配信しています)
学校では大勢の高校3年生が夏季講習を受けに来ていました。一夏ですでに受験生の表情になっています。2年生も負けてはいられません。まさか、まだ宿題に追われているわけではないでしょうね。それぞれがこの夏に取り組む課題があったはずです。夏休みも残り少なくなりましたが、しっかりと取り組んでください。
もうすぐお盆です。そろそろふるさとに帰省する人もいるのではないでしょうか。35℃を超える猛暑の中、道路も鉄道も帰省ラッシュで大変ですね。それでもふるさとを目指す人々の姿を見ると、この時期にふるさとへ戻ることを大切にしているんだなぁと改めて感じてしまいます。いつもとちょっと違う場所で、いつもちょっと違う人達と話をすることで、普段の生活を振り返るんでしょうね。
明日から15日まで学校は特別休校です。ブログ(55期生通信)もそれに合わせて休止します。
1学期に無機化合物の性質を扱いました。元素それぞれの性質を理解するのに、メンデレーエフの周期表が欠かせないことは理解できたと思います。とはいえ、なかなか頭には入りにくいもの。サイエンスチャンネルで2004年から2008年までに放送されていた「elements~メンデレーエフの奇妙な棚~」はどうでしょうか。15分弱の番組で、実験映像やアニメーションを使って解説しています。全32回ですからすべて視聴すると8時間になってしまいますが、そのいくつかだけでも見てはどうでしょうか。(前半26回は周期表や元素を取り上げていますが、最後の7回はキャストを変えて化合物を取り上げています。)
先日受講した京都大学理学部「最先端科学の体験型学習講座 ELCAS」の結果が届き始めているようです。二次選抜は8月21日(日)です。受講者は合否に関わらず、担当に直接連絡をお願いします。
現在のところ、5名の合格を確認しています。(昨年度は2名)
アップするのが遅くなってしまいましたが、一昨日予告していましたように、昨日大阪市立大学オープンキャンパスに参加しました。
大阪市の南の端に位置する大阪市立大学はJR阪和線の杉本町駅からすぐ、または大阪市営地下鉄御堂筋線のあびこ駅から少し歩いたところにあります。(私は自転車で行きました)
オープンキャンパスでは資料などと各大学で工夫の凝らされたグッズが貰えることが多いですが、季節柄か今回の府大市大ではそれぞれうちわを頂きました。あと、携帯のアンケートに答えるとさらにグッズを貰えるなど、新しい取り組みも見られました。
立派な学術情報総合センターが受け付けで、隣では赤本をはじめ(!)市大グッズが販売されていました。
キャンパスツアーや体験授業などが沢山おこなわれていましたが、私が最も興味深かったのは就職に関する取り組みの説明でした。市大は一橋大・神大と並んで3商大と呼ばれる大学で、もともと実学指向の大学だったといえますが、独立法人化以降、さらに就職に力を入れて取り組んでいるということがよく分かりました。
市大オープンキャンパスは今日(8月9日)もやっています。
9月3日、4日に行われる文化祭まで1ヶ月を切りました。
夏休み中はなかなかクラス全員で集まれないようですが、教室では熱心にダンスの練習をしていました。本番ではどんなステージになるのか今から楽しみです。
今年もペルセウス座流星群の季節になりました。1時間に50個前後の流星が観察されるはずとは言え、ピークは日本時間の13日15時前後なので、満月に近い時期の観測はなかなか難しいかもしれません。今年も国立天文台の特設サイトにリンクを貼っておきますので、参加してみてはいかがでしょうか。
さて、今月から「NHK宇宙チャンネル」というサイトが本格的にオープンとなりました。4月から「宇宙図鑑」や「スペシャルツアー」などのコンテンツが提供されていましたが、今回のおすすめは「星空メッセージ」でしょうか。「プラネタリウム」上にメッセージを投稿できるというものです。BGMを聴きながら、プラネタリウムを眺めるだけでも癒やされますけどね。
さて、5日のブログに告知していました国公立大のオープンキャンパスのうちの1つ、大阪は堺市にある大阪府立大学のオープンキャンパスに参加させて頂いたのでご報告します。
大阪市営地下鉄御堂筋線の南の終点である中百舌鳥(なかもず)駅から歩いて10分と少しのところにあるのが、公立大学法人大阪府立大学です。
実は大阪府立大学は来年度から学部がなくなり、学域という区分で大きな改変がなされるということで、オープンキャンパスもそこらへんを中心に広く告知し、受験生の不安を取り除こうという大学側のみなさんの腐心が伝わってきました。
体験授業ではそれぞれの学域・学類に分かれてさまざまな講義がおこなわれており、私も参加したのですが、非常に興味深く受講させていただきました。
あと、オープンキャンパスとは直接関係ないですが、大阪府立大学は非常に広い!学内を自転車で優雅に行き来する学生のみなさんがうらやましかったです。広いキャンパスにはこんな場所もありましたよ!
雲雀丘の55期生もキャンパスガイド、体験授業に参加している姿を見かけました。夏休み明けの報告を心待ちにしていますネ。
さて、明日は大阪市立大学杉本町キャンパスを拝見する予定です。 ≪つづく≫
先日は周辺の国公立大学のオープンキャンパス情報をアップしましたが、今回は東京大学が主催して、主要大学が合同でおこなう説明会を紹介します。8月9日(火)に大阪・中之島のグランキューブ大阪(国際会議場)でおこなわれます。携帯電話による事前申込みが必要なので、QRコードを貼っておきます。参加大学は東京大学のほか、筑波大学・お茶の水女子大学・東京医科歯科大学・東京外国語大学・東京工業大学・横浜国立大学・信州大学・岡山大学・広島大学・山口大学・徳島大学・高知大学・九州大学・慶應義塾大学・早稲田大学などです。それ以外に一橋大学や名古屋大学が資料参加しています。ポイントは大学の先生が学問のすばらしさや面白さを語る基調講演でしょうか。この日は九州大学副学長の丸野俊一先生がお話しになるようです。教育学部で心理学がご専門のようですが、いかがですか。
文系に出している課題についてです。テーマが重いこともありますが、立場の違いによってさまざまな意見があり、どれが正解とは言えません。患者,患者の家族,医療者のそれぞれが自らの経験を元に正しいと信じていることを主張しているのですから、それを踏まえて自分の意見をまとめて欲しいと思います。新書を5冊以上読むように指示していますが、どこまで進んでいますか。iPS細胞から精子を作り、体外受精させることがマウスとはいえ現実に可能になっている以上、文系だから知らないではすまされないと考えています。
臓器移植
脳死と臓器移植法
中島みち 文春新書140
私の臓器はだれのものですか
生駒孝彰 生活人新書033
腎臓放浪記 臓器移植者からみた「いのち」のかたち
澤井繁男 平凡社新書300
臓器移植をどう考えるか 移植医が語る本音と現状
秋山暢夫 講談社ブルーバックスB-900
脳死・臓器移植の本当の話
小松美彦 PHP新書299
先端医療のルール 人体利用はどこまで許されるのか
橳島次郎 講談社現代新書1581
生体肝移植 京大チームの挑戦
後藤正治 岩波新書新赤版804
臓器は「商品」か 移植される心
出口顯 講談社現代新書1549
生殖医療
生殖医療のすべて
堤治 丸善ライブラリー285
不妊治療は日本人を幸せにするか
小西宏 講談社現代新書1602
代理出産 生殖ビジネスと命の尊厳
大野和基 集英社新書0492B
生殖革命
石原理 ちくま新書170
生殖革命と人権 産むことに自由はあるのか
金城清子 中公新書1288
生命観を問いなおす エコロジーから脳死まで
森岡正博 ちくま新書012
生殖医療と家族のかたち
石原理 平凡社新書531
遺伝子医療への警鐘
柳澤桂子 岩波現代文庫学術83
終末医療
「尊厳死」に尊厳はあるか ある呼吸器外し事件から
中島みち 岩波新書新赤版1092
患者革命 納得の医療納得の死
中島みち 岩波アクティブ新書6
リビング・ウィルと尊厳死
福本博文 集英社新書0131B
終末期医療はいま 豊かな社会の生と死
額田勲 ちくま新書031
安楽死と尊厳死 医療の中の生と死
保阪正康 講談社現代新書1141
安楽死のできる国
三井美奈 新潮新書025
脳死・クローン・遺伝子治療 バイオエシックスの練習問題
加藤尚武 PHP新書086
死にゆく人のための医療
森岡恭彦 生活人新書090
オープンキャンパスには行きましたか? 学年からの夏の課題の1つです。進路便りに記入用紙を印刷してもらいましたので、それを利用して下さい。距離が近い国公立大学のオープンキャンパスの日程をまとめておきますので、出かける参考にしてください。キャンパスや学部で日程を変えている場合があるので、詳細は大学のウェブページで確認してください(リンクを貼っています)。
兵庫県立大学 8月5日・8日・11日・12日・19日
神戸大学 8月5日・8日・9日・10日・11日・12日・19日(海事科学以外申込み終了)
京都教育大学 8月6日
大阪府立大学 8月6日・7日
大阪大学 8月8日・9日・10日・11日・17日・18日・19日・22日・23日
大阪市立大学 8月8日・9日
京都大学 8月10日,11日(学部企画の申込みは終了)
京都工芸繊維大学 8月10日(10月16日にもあり)
大阪教育大学・兵庫教育大学・奈良教育大学・和歌山大学・京都府立大学は7月に終了しています。奈良女子大学は11月5日にも実施します。
最終回(のつもり)です。感想を出したのに掲載されてないのなら、連絡して下さい(笑)。今回参加した14人のそれぞれがいろいろなことを感じ、吸収したと思います。同時に、自身の課題も見えたのではないでしょうか。大学に入るまでに少しでもその課題を克服してくれれば…大変だけどね。頑張れ!
ELCASの一次選考の結果は8月中旬だそうですが、さてさてこちらはどうかなぁ。
講座1つが30分といえども、ハイスピードで話が進められたので、普段の50分授業よりも内容は濃かったと思います。理系の教科ばかりで5つもの講座があったため、1つは「楽しい」とも思える話がありました。濃い分大変ですが、濃い分興味深いと思わせられます。(何が大変かと言うと、パワーポイント及び黒板の文字が消える速さが結構速いので、メモ書き、レジュメの記入が思い通りにいかないのです。)
また、「今、自分は授業ではなく大学での話を聞いている。」と思えるような話し方、進め方、内容でしたので、あの場にいただけで何か得をしたような気になりました。
高校二年の間は、イニシアチブに生きて損はないんだと思いました。Y.T.
1教科たった30分という短い時間だったけど、内容がとても濃くて、専門的なことも多かったので、理解が追いつかず、レジュメや感想を書きながらというのは大変でした。でも、大学の講義というのはどういうものかを身をもって体験できたし、とてもいい勉強になったと思います。今までそれほど興味を持っていなかった教科でも、この講演を聞いておもしろそうと感じたことに自分でも驚いたし、大学の先生はすごいと思いました。
講演後にたくさんの高校生が質問しているのを見て、勉強は受け身の姿勢だけではなく、積極性をもって取り組むべきことであると実感しました。いろいろな発見や得たものがあった、とても充実した一日で、新たな自分の課題が見つかったと思うので、頑張っていきたいと思います。A.F.
京大理学部の講座でも出てきた光合成反応についての補足です。光合成には太陽光エネルギーを化学エネルギーに変換する明反応light reactionと、二酸化炭素から糖を合成するカルビン回路Calvin cycleがあります。明反応のしくみがわかりにくかったようなので、補足しておきます。
葉緑体には複数の色素が含まれていますが、光合成の中心となるのがクロロフィルaです。クロロフィルbやカロテノイドは補助色素ともよばれ、利用できる光の波長域を拡げています。これらの色素はすべてチラコイドthylakoid膜に組み込まれ、光捕集系とよばれる複合体に組織化されています。ある色素分子が光量子photonを吸収すると、その色素の電子の1つがエネルギーを得ます。このことを電子が励起したといいます。通常、励起した電子はすぐに余分なエネルギーを熱エネルギーの形で失い、基底状態に戻ります。
チラコイド膜では、クロロフィルが他の分子とともに組織化されて光化学系photosystemを構成しています。光化学系にはクロロフィルaやクロロフィルb,カロテノイドからなる数百の色素分子の集団が存在します。この色素分子の集団は光を集めるアンテナとして機能し、光量子が色素分子に吸収されると、エネルギーは反応中心reaction centerに到達するまで分子から分子へと移動していきます。反応中心はクロロフィルaとそれに隣接する一次電子受容体とよばれる分子からなります。一次電子受容体は反応中心のクロロフィルaから捕捉したエネルギーを使って、ATPとNADPHをつくります。水を分解する光化学系ⅡやNADPHを生成する光化学系Ⅰ,水素イオンの濃度勾配によってATPを生成する光リン酸化については、授業中に説明しましたね。
詳しい説明を読みたい人は担当まで声を掛けてください。「エッセンシャルキャンベル生物学第4版」を参考にしているので購入しても構いませんが、高校生が参考書にするにはちょっと高いね。
受け取り方は人それぞれです。進路を考えるときに、方向性を決めるのは大切なことです。このような講座に参加すると、意外なところに自分の興味や関心の対象が見つかることがあります。アンテナを大きく張っておかないと、それは見過ごしてしまいますね。
今回私はほぼ物理の講義を受けるためだけに参加したようなものでした。そのため物理以外はあまり楽しみにしていませんでした。しかし今回の物理のテーマは「ニュートリノ」で、私が期待していたのは工学系の話でしたので、正直あまり面白いとは感じませんでした。私が面白いと思ったのは化学の「光合成と電子移動」というテーマの講義と、生物の「脳の働きと神経細胞」というテーマの講義でした。
神経細胞の話は、以前参加したサイエンスキャンプで詳しく勉強したのですが、その後興味が工学系へと移っていったためほぼ完全に忘れていました。そのため、今回講義を聞いたとき、その面白さを思い出してとても興味をひかれ、話にのめり込みました。電子移動の話は、テーマを聞いても何の話か全く分からず、最初の方も正直何を言っているかわかりませんでした。しかし、話を聞いているうちにだんだんと理解することができ、とても面白いと感じました。
今回参加したことで、自分の視野がとても広がったように感じました。今後も今回の感動を忘れず、様々なことに興味を持って勉強していきたいです。M.I.
今日の講演会ではとてもいい刺激を受けました。まず、一つ目に、僕は京大の教授の本格的な授業を受けたことがなかったので、今日の授業はとても新鮮でした。内容は難しかったけれど、特に化学の内容に興味を持ちました。植物の光合成について、電子の動きを使ってとても詳細に説明できることに驚いたし、高校での化学と数学がこのように応用できることが嬉しかったです。また、教授の方々はとても個性が強く、そして全員がとても楽しそうに授業をしている印象を受けました。どの先生にも、何かすごいことを発見してやろうという意志が感じられました。二つ目に、参加していたほかの生徒も印象的でした。いつまでも質問が絶えることがなく、分からないことがあれば、何でも聞くいう姿勢を感じました。このように生徒が受動的ではなく授業に参加することでより熱い授業になるのだと思います。ぼくも気になることはいくつかあったのですが、手を挙げる勇気がなく、悔しかったです。もっともっと積極的でなければ、たとえ京大に入ったとしても埋もれていってしまうと思いました。
最後に物理学の教授が紹介していた「科学の芽は不思議だと思うこと」という言葉が心に残りました。この言葉を忘れずにやりたいことを見つけて、勉強をがんばっていきたいと思います。N.T.
今回初めてELCASの講座を受けて、大学での講義の様子や最先端科学の内容がどのようなものであるかが、ほんの少しだけではあるがわかった。どの講義も中学や高校で聞いた言葉や単語が出てきたため、中学や高校で習った内容をさらに深く掘り下げたもの、もしくは発展させたものでもあり、基礎として中学や高校で学んだことが重要であると感じた。
化学の講義内容はクロロフィルや光合成についてであった。これらは中学や高校の授業で一度は学んでいたが、そのときのものよりももっと複雑なものであり、自分が学んでいたことは最先端科学と比べれば、ほんの入口に過ぎないということを実感した。数学の講義内容は自然数の分割数やヤング図形についてであった。数列などの考え方もでてきたが、ヤング図形の加群と準同型など、知らない内容も多く出てきたため、もっと時間をかけて考え直したい内容が多かった。宇宙地球の講義内容は月の地学についてであった。月の成り立ちや地形,地殻について学び、自分の習った地球の成り立ちとは似たようなところもあれば、違うところもあると感じた。中でも、月では火山活動が終わってしまっているのが大きな違いであった。月の成り立ちにも様々な考え方があることも知った。物理の講義内容は素粒子やニュートリノについてであった。ニュートリノという単語は聞いたことはあったものの、どういうものかを良くは知らなかったため、講義を聞いてどのようなもので、どのように使われるかが少し分かった。同時に最先端科学でも分からないことがあるということも知った。生物の講義内容は脳や神経系についてであった。神経が外界からの刺激をどのように脳に伝えるかを詳しく学んでいなかったため、そのシステムが少し分かった。
いくつかの講義ではノーベル賞を受賞した研究についての話もされ、そのような研究が時代の先端を行くものなのだと改めて実感した。おそらく一次試験は合格してはいないだろうが、大学での講義や最先端科学について知る良い機会であった。H.M.
講習もない3週間をどのように過ごすかが、この夏の成果を左右します。500時間をどのように過ごすかはあなたの責任であなた自身が考えて下さい。文化祭の準備や部活動に一生懸命取り組むのは素晴らしいことです。高校生活も残り一年半ですから、悔いのないように取り組んで下さい。ただし、一日の大部分を占める可能性はないですね。長くても数時間、それ以上はだらだらと時間だけかけているに過ぎません。
勉強があなたの中で何番目でも結構ですが、ほとんどの生徒にとって進路に大きな影響を与えるのは間違いのない事実です。授業を消化できていないのであれば、この時期に解決しなさい。通知表に厳しい評価が出ているのに、夏の間何もしないのは無責任過ぎますね。受験に関係するかどうかではなく、高校生としてしなければならないことだと思います。追認課題をもらったかどうかではないですよ。
宿題だけという人も心配です。すでに何度も学外模試を受けて、結果が手元に届いているはずです。このままの調子で志望する進路が実現するのであれば、それで結構です。でも、学校に届いている資料を見る限り、そんな生徒はごく僅かに思います。3年生になってから本気になっても遅いです。この20日間を毎日10時間勉強する人と、2時間しか勉強しない人の時間差は160時間になります。気合いや才能でカバーできるのであれば結構ですが、そんなに世の中甘くはないと思いますがどうですか。