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2011年01月28日

高2の進路当番スタート

 進路指導室では、進路係が昼休みに、赤本などの整理や貸し出しの手伝いをしてくれています。高校3年生がセンター試験を終え、補習登校になりましたので、来週から2年生の進路係が当番をしてくれます。
 
 今日、2年生の係の第1回目の会合をもちました。
毎年、この時期の当番は、「進路指導室での発見」と題したプリントを発行して、2年生・1年生に進路指導室のPRをしています。
今年も、3月まで順に発行していくことを話し合いました。

 進路係の経験者は、「進路指導室に頻繁に出入りするようになって、情報通にもなり、意識が高まった。」と一様に言っています。
 高校2年生・1年生の皆さん、進路指導室をのぞいてみましょう。いっぱい発見することができるはずです。
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2011年01月27日

「高大連携 修了証」の授与

 「高大連携講座」とは、大学で行われている授業に高校生が実際に参加することにより、学問や勉強に対する刺激を得たり、進路選択の参考にしたりすることを目的として行われています。
 その形態は、高校生が大学で授業を受けるというものがメインですが、本校の施設を使って、配信されてきた授業を受講するものもあります。
 
 本年度も、大阪大学、大手前大学、関西学院大学、関西大学、立命館大学との連携講座に延べ30名の生徒が参加しました。大学から「受講修了」の連絡があった生徒には、「修了証」とともに、高大連携講座として単位認定しています。
 今回は、立命館大学と関西大学で受講していた高校1年生3名、高校2年生3名の生徒に、進路指導部長から修了証が手渡されました。

  「高大連携講座」来年度前期の募集はこの3学期から始まります。このような機会を通じ、積極的に大学へ足を運び、進路選択の一助として欲しいと思います。
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2011年01月25日

あと1カ月,ラストスパート

25日,本校では国公立大2次試験に対応した「入試直前対策講習」(第2期)をスタートさせました。 6教科全21講座が,他学年と同様1~7限目に開講されています。 2月25日から始まる国公立大前期日程試験まであと1カ月を残すのみ。 受験校合格を勝ち取る”ラストスパート”が静かに始まりました。

この講習は,大学入試センター試験などとは異なり記述式の試験に対応し,徹底して「答案作成力」を鍛えることを目標にしています。 受験校で以前に出題された問題や,他の同様の大学で出題された問題などを題材に,問題演習を繰り返します。

24日からは国公立大学で出願受付が開始されました(2月2日まで)。 いよいよ大学入試本番です。

2011年01月21日

「超氷河期」に職業を考える
               ― 「職業人に学ぶ」の先に ―

68.8 % ―。 18日,厚生労働省は今春卒業予定の大学生の就職内定率(昨年12月1日現在)を発表した。 昨年同時期と比較して,4.3ポイントも下がり,「就職超氷河期」と呼ばれる大学生の就職活動(シュウカツ)の窮状が浮かび上がった。

近年の就職はまさに「情報戦」。 大学生たちは就職情報サイトに登録して,企業情報を手に入れ,出願までネット経由で行う。 私が以前経験したシュウカツでは,他の大学生は「40社受けました」「どの会社にどのエントリーシートを提出したか定かではない」などと話していた。 転職組で1社受験の私には理解できなかった。

また,企業の採用がグローバル化したことも特徴だ。 「社内英語公用語化」をはじめとして,積極的に外国人を採用する企業。 電機メーカーの中には,海外採用が国内採用を上回る会社もある。 以前は,「会社に入ってから鍛える」という言葉もよく聞かれたが,現在は企業が入社時に,学生に高い能力を求めていることは明らかだ。

高校1年生を対象にした今回の「職業人に学ぶ」―。 彼らが就職活動をするのは6,7年後だ。 そのときには日本の大学生を取り巻く就職環境はどうだろうか。 もちろん,職業に関する理解を深めていくことも必要だろう。 しかしながら,それ以上に幅広い知識を身に付け,できることを多くしておくことが必要だ。

生徒たちには,この「職業人に学ぶ」を契機に,しっかりと学習に取り組んでほしい。 今年苦戦している大学生たちは,本格的な「ゆとり教育」をしっかりと受けた世代。 これを採用側が敬遠していなければいいが―。 学校現場にいると,ふとこんな不安がよぎる。(寿)


このたびの「職業人に学ぶ」では,各方面でご活躍の10名の講師の方にお忙しい中ご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。

「3K ― 感謝,気づかい,謙虚 ― を大切に」
             ― 「職業人に学ぶ」生徒感想から ―


杦本日出夫 さん (大日電子株式会社

不況にあえぐ東大阪のものづくりの町に,若者を呼び戻し活気づけようと中小企業のおっちゃん達が集まり東大阪宇宙開発協同組合(SOHLA)を結成し,「夢を上げるんやない,夢で上げるんや!」を合い言葉に,人工衛星「まいど1号」の開発を始めたが,思うように開発がすすまなかった。 7年間の悪戦苦闘の末,「まいど1号」は2009年1月23日に打ち上げられ,すべてのミッションが見事に大成功を遂げた。 講義では,そもそもなんでまいど1号をうちあげることにあったのか,どんな人たちが協力をし,どんな人工衛星になったのか,SOHLAではどんな成果を得ることができたのか。 また人工衛星開発に関わった会社の人たちは衛星開発で社会から注目されるようになり,モチベーションがあがった。 全国に数十万社ある中小企業のなかから,キラリと光る技術を有する元気のある会社「300社」に抜擢されるなど,会社の発展につながる成果がでた。 「夢をもって取り組めば,必ず実現する!」 そんなお話をします。


〔生徒の感想〕

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  • 人工衛星1つ作るのに,何人もの人,いくつもの会社,何十億円もの費用,十分な教養。 たくさんのものが必要であるということがわかりました。 そして,一人一人に熱意があり,あきらめずにやることにより,打ち上げが成功しました。 このことは,どんな職業にも大切なことだと思います。 達成感,そして成功したときの喜び,これがまた次を目指して頑張ることのできる力になると思いました。 また,チャレンジする心も学びました。 杦本さんは何かチャンスを与えられると,あまりチャレンジしたことのない人にチャンスを渡します。 そのことでその人が達成感を得て,その後の仕事に積極的になったという例をいくつか紹介していただき,素晴らしいと思いました。 そうすることで若手の人たちも仕事を覚えていくことができるので,会社が繁栄していくとてもよい方法だと思います。
  • 「まいど1号」はあらゆる中小企業が集まり,協力してできたものです。 そこではコミュニケーションが重要なことであると思いました。 また,「チャンスは来たときに受けなければ2度目のチャンスは来ない」と聴いて,やはりできることはできるときにするものだと思いました。
  • 明るく気さくな方で講義がとても楽しかったです。 もちろんですが,衛星を作るには多数の人々の協力が必要であると知りました。 仲間意識の高さに深く感動しました。 また,いろいろな技術を持っていることも大切だとわかりました。 東大阪の活性化や発展のために心から身を尽くしていらっしゃることに尊敬しました。 そのためには「人を育てること」が大切であることを教えていただきました。 会社にいらしたお客様に感謝すること,服装を整えること,他人に迷惑をかけないように気をつけることは,自分もしなくてはいけないと思いました。 「感謝」「気づかい」「謙虚」という「3K」を大切にしていこうと思いました。
  • 初めて「まいど1号」の打ち上げが成功したニュースを見たときは,余り関心のないことだったが,今回杦本さんのお話を聴いて,素晴らしいことだったと知った。 打ち上げ後の世間の反応や反響についても聞くことができた。 大阪の中小企業を元気にすることが,最後には若手に希望や成長するチャンスを与えることにつながったという話は大阪の中小企業の底力を知った。 企業で成功するには,日々の習慣(あいさつ,みだしなみ,掃除)が大事とおっしゃっていたが,これは雲雀丘の精神と似ていると思った。 やはり,日々の努力が自分の未来を築いていくのだと思った。 講義では,大阪のパワーをたくさんもらった気がした。
  • はっきりとした熱意が伝わった。 中小企業でも,互いに協力すると成功すると知った。 「中小企業だからそんなんでけへん」とあきらめるより,「とりあえずやってみなわからへん」。 挑戦することが大事だとわかった。 これは勉強にも生かせることなので,何ごともあきらめずに頑張ろうと思った。
  • 「まいど1号」を深夜番組で知ったとき,「ものづくり」はすごいと思いました。 その話が聴け,よかったです。 みんなが小さなことから頑張って,それがいろいろなところから評価されて,また頑張るという,よい循環が素晴らしいと思いました。 「チャンスがあれば文句を言わずやってみればいい」ということを教えていただき,実践しようと思いました。


今回で,「職業人にまなぶ」の生徒感想の連載を終わります。

2011年01月20日

「毎日が文化祭みたい」
             ― 「職業人に学ぶ」生徒感想から ―


沖花裕美子 さん (株式会社リクルート

「リクルートはどんな会社で,どんな仕事があるの?」「どうやって情報誌ができて,街や本屋に置かれ,私たちの手元に届くの?」といった,リクルートの仕事についてお話します。


〔生徒の感想〕

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  • 仕事は,たとえ自分の興味があることを選んだとしても,あまり楽しくないのではないかと思っていました。 しかし,沖花さんに話をうかがうと,とても楽しそうだと思いました。 すべては,自分の心がけしだいだと分かりました。 朝早く,夜遅くまで働いていても,自分がこの仕事が好きだから,楽しいと思えるような仕事に就きたいと思いました。 仕事をしているのは自分だけではなくて,部署全体で関わってはじめて配信できるということが分かりました。 自分の行動がいろいろな人に伝わって,社会に影響を少しでも与えられたら,働く意味があると思います。 スケジュールの管理をしっかりして,締切までに原稿を間に合うように届けるということは,普段からでも意識して気をつけられるようにすることが必要だと思いました。 とても興味深い話を聞くことができ,よかったと思います。
  • リクルートの中にも,営業や編集,企画から渉外までいろいろな種類の仕事があるということに驚きました。 毎日毎日,朝早くから夜遅くまで働き,とても大変そうだと思いました。 しかし,「毎日が文化祭みたい」という言葉が魅力的で,とても興味を持つことができました。 とてもやりがいのありそうな,楽しそうな仕事だと思いました。 「スケジュール管理が大切!」「一人でやろうとせず,いろんな人に助けてもらいながら!」「失敗すると,いろんな人に迷惑がかかる!」これらは,当たり前のようで,難しい大切なことだと思いました。 日頃から心がけようと思いました。
  • 思っていたよりもたくさんの人々が関わっている仕事で,びっくりしました。 ほとんど個人作業だと思っていたので,今回話を聞いて4つもの部署が関わる大きな仕事もあると知って,イメージが大きく変わりました。 他の人たちと協力することはとても楽しそうで,取材に行くこともやりがいはありそうですが,その逆で,自分一人の失敗が大きな失敗につながったり,社会に大きく影響する仕事だったり,たくさんの情報を取り扱っていたりなど,とても責任の大きな仕事だと思いました。 文系からも理系からも行けるというのがまたいいところだと思いました。
  • 出版関係の仕事とはどういうものなのかまったく知らなかったので,今回の話はとても興味深いものになりました。 沖花さんがリクルートについてとても熱く語ってくださったので,リクルートについてもっと知りたいという気持ちがわいてきました。 今日学んだことで一番大切だと思ったことは,人は必ず仕事をするとき,一人でやるのではなく複数の人が関わってみんなで仕事をしているということです。 自分が誤りをおかすと他の人にも迷惑がかかってしまうので,とても責任があると思います。 しかし,だからこそやりがいがあり充実した生活が送れると思います。

2011年01月19日

「24 時間勤務,体力勝負」
             ― 「職業人に学ぶ」生徒感想から ―


辻本莉沙 さん (宝塚市東消防署)

消防職を目指したきっかけ,消防士及び救命士になるには,救急隊の仕事内容,やりがい等,救命士を中心として消防職全般の業務についてもご紹介します。


〔生徒の感想〕

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  • 辻本さんの講演を聴いて,救急救命士はすばらしい仕事だと思いました。 朝9時から翌日の朝9時まで24時間働いたり,体力も重要だったりすると聞いて,とても驚きました。 今まで思っていた通り,やはりとてもかっこいいと感じました。 現場から病院まで応急処置をする病院前救護はとても重要な役割を担っていることがよくわかりました。 傷病者の治療はできなくても,応急処置をして病院の医師まで命をつなぐということは,素晴らしいと思います。 また宝塚市が行っているPA出動もよい制度だと感じました。
  • 救急や救命に関わっている女性の数は少ないのだろうと思っていたけれど,こんなに少ないとは思っていませんでした。 病院だけでなく消防署,自衛隊,海上保安庁でも働いているんだと思いました。 24時間体制で働いているのは初めて知りました。 私は救急救命士は女の人だと体力面やできることが少ないから大変だと思っていたけど,話の中で「お年寄りや子ども,女の人にとっては女性の救命士のほうが安心する」「女子トイレ,風呂などに躊躇なく入ることができる」「女性の方の処置をするとき,安心してもらえる」などときいて,女の人だからこそできることも多くあるのだということが,よくわかりました。
  • 救急隊にいる人が全員救急救命士だと思っていたので,それは違うということをはじめて知りました。 救急救命士はあまり知られていない仕事なので,今回,この話を聞けてよかったと思いました。 女性だからこそできることがあると聞いて,凄いと思いました。 男の人が多い中で働き,活躍し,感謝されるのはとてもかっこいいと思いました。
  • 救急救命士になるには専門学校や大学からもいけるのは知らなかったのでビックリした。 宝塚市の女性の救急救命士は3人だということにとても驚きました。 24時間勤務で出動していないときも訓練しているのは大変だと思った。 大変な仕事だけどあこがれる仕事だと思った。 女の人でも,とてもやりがいのある仕事だと思う。 私の父は消防士ですが,知らないことがたくさん知れ,よかったです。
  • 救急救命士の資格を持っていることで,より高度な処置ができるとは知りませんでした。 また女性なのに筋トレなどは大変だと思います。 PA出動とは傷病者が心肺停止であると疑われたとき,救急と消防が同時に出動するそうです。 気道確保の機材が一つでも欠けると,正しいな処置ができず,また人一人の命にかかわるので大変だとおもいました。 24時間勤務でとても大変だと思いました。 また自分の小さいころに経験したことで消防署勤務をめざし,実現したことは素晴らしいことだと思います。 初めてきいたこともたくさんあって,いい経験になりました。

2011年01月17日

「人と比べず,自分のために」
             ― 「職業人に学ぶ」生徒感想から ―


宮本直治 さん (北野病院薬剤部)

処方箋を見ながら調剤を行う姿が薬剤師のイメージだと思いますが,さまざまな場面で治療や社会生活に関わっていることを紹介します。 薬剤師を将来の道として選択した場合の「後悔しない考え方,生き方」も伝授します。(笑)


〔生徒の感想〕

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  • 宮本さんの講演を聞いて,進路を選ぶ上で選択肢が広がった気がします。 薬剤師にはもともと興味はありましたが,より一層すばらしい仕事だと感じました。 また,宮本さんがおっしゃった,「人と比べず、自分のために」という言葉を聞いてとても感動しました。 私は,よく人と比べてしまうところがあるので,宮本さんがおっしゃったように,自分のために自分の人生を使えるだけ使えるような人生を歩みたいと思いました。 そして,「自分のいのち」は限られているので,それをこれからどう使っていくか,自分の使命を見つけられるように,今後も進路を考えていきたいと思っています。 今日は貴重なお話をありがとうございました。
  • 薬の投与ミスで起こった医療事故を何度か聞いたことがあります。 でも薬剤師が副作用のことや効果のことなどを考えて事前に防ぐことによって,医療事故が少なくなると言うことを知って,とてもかっこいいし,頼りになる存在,必要不可欠な存在だと思いました。 私の場合,父も母もガンになったことがあるし,今祖父はガンとたたかっています。 だから,もし仕事に就くなら,「ガンに効く薬を開発する仕事」をしたいと思っていました。 でも,病院の先生の処方した薬について意見を出すとか,この患者さんにはあの薬が効くとかそんなことができるということを宮本さんからお聞きして,自分の考えが180°変わった気がします。 「自分が必要だと言われるような人になればいい」という宮本さんの言葉を心に残し,目標を達成していきたいです。
  • 薬剤師は,薬を調合するのが仕事だと思っていたけど,新しい薬を開発や麻薬の取締りなども仕事であるということに一番驚きました。 また,医者の処方した薬のミスを指摘し,患者さんの危険を救えるのは,薬剤師だけだと知り,とても人の為になる仕事だと感じました。 宮本さんは薬剤師の仕事の話だけではなく,将来のことや命のこと,働くということなど,人間として大切な様々なことを教えていただきました。 このようなお話を聞くことができる機会はあまりないので,今回この講座を受講できてよかったと思います。
  • 一口に薬剤師といってもいろいろな仕事があるのだと思いました。 薬剤師になると決めたのが22歳というのには驚きましたが,逆にこうだと決めればいくらでも努力できるのだとも思いました。 医者のミスを修正するという仕事は,一歩間違えれば患者の命を落としかねないことなので,薬剤師という仕事の重みを感じました。 最後に,「人と比べずに難しい道でも気にせず進んで行け」という言葉はとても心にひびきました。 自分の人生を無駄にせず生きていきたいです。

2011年01月16日

「デザインに思いやりをたくさんつめて」
             ― 「職業人に学ぶ」生徒感想から ―


西谷誠 さん (ヨン・クリエイティブ・スタジオ)

さまざまな分野で必要とされているデザインを分類した上で,グラフィックデザイナーがどのような仕事に関わり,どのような作業をしているかを具体的にお見せしながらお話します。


〔生徒の感想〕

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  • いつも利用しているJRの「快速」という文字のデザインを西谷さんが考えたと知って驚きでした。 デザイナーになりたいとか,そう思う人はとても多いので,やはり競争率は高いんだと思いました。 身近にあるデザインや,見たことのあるロゴやポスターも種類に分けると,いろいろなパターンがあると知って,興味深く感じました。 デザインに関する仕事といっても,イラストレーターやカメラマン,スタイリストなどのたくさんの仕事があるのだと知りましたが,自分のやりたいことをするには,やはりどんな仕事でも継続的な自主トレーニングや努力が必要なんだと感じました。 今日はありがとうございました。
  • 自分がしたいと思っていた仕事のことに少し近づけたようでよかったです。 デザインのなかでも,環境,製品,視覚デザインに分かれていて,自分に向いている仕事についてあらためて考えてみようと思いました。 配っていただいた資料にも見やすい工夫がされていて流石だと思いました。 身のまわりにあるいろいろなものに注目してみて,感受性をみがいたり,デザインや魅力的なものをみつけたりしたいと思います。
  • お話を聞きながら,グラフィックデザイナーとは成功するのは難しいけれど,その分達成感が大きく,何より個性の出せる仕事だと思いました。 デザイナーには資格が不必要なことには,とても驚きました。 デザインはデザイナーさんから使用する人への思いやりがたくさんつまっていることを知り,これからはいろいろなデザインに目を向けてみようと思いました。
  • デザイナーは単にものをデザインするだけだと思っていたが,デザインにも視覚,製品,環境デザインなどさまざまな種類があることがわかりました。 今の世の中で求められるものは高いレベルのものが多いので競争率が高いことなども納得できる話でした。 人との協調性やコミュニケーション力,人から信頼される人間性などもデザイナーには求められることや,そのためには客観的にものを考えられる能力が必要だということもわかりました。
  • グラフィックデザインというのは今の社会でさまざまな形として関連している必要不可欠な ものだということがわかりました。 そして感受性と人とのコミュニケーションは人間としてもっとも必要な要素だというのを聞いて,人々の人間性をよりよい方向にもっていくのが大切だとわかりました。
  • 私の父もグラフィックデザイナーなんですけど,正直なにをしているのかさっぱりわからないので,今日この話を聞きました。 グラフィックデザイナーというのは,私にはポスターとかしかイメージがなかったのですが,ホームページや広告,しかも文字までグラフィックデザイナーがするとは思いませんでした。 私はアイデアをだすのが苦手で,どうしたらそんなイメージがわくのか不思議に思いました。 今日話を聞いて,私の父がやっていることもわかったし,父をより尊敬できるようになり,よかったと思います。

2011年01月15日

美子の部屋~私の受験生活 1960年代 パート2~

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 今年も1月18日が近づきました。われわれ昭和25年生まれの人間にとっては忘れ難い日です。私の場合は教職についているからで、普通の人はそうでもないかも知れませんが…昭和44年のこの日、東大安田講堂が陥落し、全共闘の運動が一つの区切りをむかえました。(官房長官を更迭された仙石さんもこの渦中にあった人ですね) 安田講堂の陥落つまり機動隊導入による安田講堂の封鎖解除後、20日には東大入試中止が決定しました。陥落した安田講堂の壁には「連帯を求めて孤立をおそれず」ということばが残されていた…というようなことは、大学生になってから知りました。
われわれ高校三年生は前年秋から、全国の大学で吹き荒れる学生運動を前に大学入試もできないんじゃないかという報道に不安を募らせていましたが、やはりリアリティーがないお話です。一方そんな大学に行っても意味がないと煩悶した高校生も多くいましたし、いま思えばそれは正しい態度ですが、私もふくめて多くの高校生はそちらがわではありませんでした。とにかく大学受験はやらねばならない!
さて、東大を受けるわけじゃないわれわれも、ドミノ現象で12月に懇談して決めた志望校を変更することに…評論家諸氏は東大入試は今後10年はできないなんて言うし(現実には1年で復活して、そんなことなら浪人したのに…という人もいましたが)とにかく東大入試のない入試の年を迎えました。
 私はというと、お正月から自分の部屋のラジオも切って勉強しました。それですごい効果があったとも思えないけど、「集中力や!」と思ったんでしょうね。気持ち、気持ち。
ところが、思わぬ伏兵が待っていました。この年はA香港型というインフルエンザが新型インフルエンザとして大流行して、はやりものに弱い私はすっくりかかってしまい、高校の卒業式にも出られないという有様…受験生諸君何が大事といって健康ほど大切なものはありません。体調万全でないと実力も発揮できません。
 2月に本番の人も3月に本番のひとも今からはまず、健康に気をつけること!
 私は試験前には一応回復していたのですが、久しぶりの外出で疲れたのか、大学の近くの旅館で氷枕を用意してもらうという事態でしたが、寝たまま参考書読んでいました。いま思い出しても涙ぐましい受験生です。しかも、朝起きたら一面の雪、銀世界でした。この年は雪が多く、試験開始も1時間ぐらい遅れるし…ほんといろいろあった大学受験でした。さて、さまざまな困難を乗り越え、合格したかどうか?それは3月15日までわかりません。
 最後にもう一度、受験生諸君、くれぐれも健康に気をつけて頑張ってください。

「サービスにゴールはない」
             ― 「職業人に学ぶ」生徒感想から ―


菊野智子 さん (全日本空輸株式会社

「航空会社」で働く「客室乗務員」は機内(客室内)安全維持のための保安業務と機内サービスを行っています。 客室乗務員の仕事を通して航空会社で働く人々を紹介します。


〔生徒の感想〕

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  • 幼い頃からのあこがれの職業だったので,生で話を聞くことができて,とても嬉しかったし,貴重な時間でした。 仕事の具体的な内容,訓練の内容が分かって,あらためてこの職業に就きたいと思いました。 キャビンアテンダントは,職に就いてからの勉強が重要で,キャリアを積むことで自分も成長できるということが印象に残りました。 「サービスにゴールはない」という言葉にとても感動しました。
  • サービス業として,見かけから大切なのだと改めて思いました。 今,学校生活の中で服装や身だしなみなど,いろいろと校則があるけれど,大人になっても同じなのだと思いました。 でも,CAの方は,乗客により快適な環境で過ごしてもらおうと最善をつくしていて,かっこいいと思いました。 また,たくさんの人やいろいろな人,外国の人などに会えたり,いろいろな国に行けたりするのもすばらしいことだと思いました。 自分の経験などが最大に生かせてすばらしい仕事だと思いました。
  • 空港でキャビンアテンダントの方が歩いているのを見ると,いつもかっこいいと思います。 私はCAになるには,英語がペラペラで,学力が高く,何かの資格試験に合格する必要があると思っていました。 でも講義を聴くと,私の想像とは全く違い,大学は特に決まっているわけでなく,卒業後何年かたってからでも,入社試験で採用されればなれるということだったので,驚きました。 国際線で仕事をすると,自分もいろんな国に行け楽しめるのでうらやましく思いました。 とても興味のある仕事なので,HPなども見ていろんなことを知りたいです。
  • CAは,ドラマを見て以来,ずっと憧れていたので,お話を聴けて嬉しかったです。 どこの大学に行っても関係なく,CAになれると聞いて,驚きました。 女性の世界なので,上下関係のイジメとかあるのかと思っていましたが,「楽しく,イジメもなく,仕事をしています」とおっしゃっていたので,安心しました。 メイクの訓練で10時間かけたり,ウォーキングで4時間かけたりするそうです。 水泳で100メートル泳げないと合格できない会社もあるそうです。
  • キャビンアテンダントというと華やかで美しいイメージが大きくあったけれど,保安業務が重要で,体力勝負という面があるというのは意外でした。 もちろん,乗客への接客態度,身だしなみ(制服の着こなし,整髪)など,何よりサービスが大事だとよく分かりました。 でも,接客時だけでなく,常に笑顔でいるのはしんどいだろうと思いました。
  • CAの仕事はとても緊張感のある仕事だと思いました。 仕事に就いてからも勉強することが多く,常に成長していけるので,とてもやりがいのある仕事だと思いました。
  • とても難しい仕事だと思いました。 常に「見られている」という意識がすばらしいです。 チームワークが大切であり,私たちが不安なく飛行機に乗れるのは,乗務員の方々のおかげなのだと改めて思いました。

2011年01月14日

53期生 センター試験前日 壮行会

 高校3年生は、いよいよ明日にセンター試験を受験します。センター試験をひかえ、壮行会を行いました。
生徒達は不安と緊張の面持ちでしたが、進路指導部長からの励ましと、センター試験の諸注意を受け、パワーをもらったようです。進路指導部長からの「人事を尽くして天命を待つ」という話や、「センター試験で実力を出す事のできる人と、出来ない人」の話の後、最後に、「皆さんは担任の先生はもとより、雲雀丘の先生方一人一人に守られています。明朝、我々教員一同、皆さんの健闘を祈ります。」と締めくくられたとき、生徒達から拍手が起こりました。53期生全員と雲雀丘学園の職員一同が一体となり、生徒達一人一人の顔に闘志がみなぎった壮行会でした。
 壮行会終了後も、進路指導部長のところに行って、「先生、頑張ってきます。得意な生物で9割を目指します。」と力強く話している生徒達を見て、頼もしく思いました。
受験生の皆さんの健闘を祈っています。

「信用,信頼で ”カタチのないもの” を売る」
             ― 「職業人に学ぶ」生徒感想から ―


平野禎彦 さん (近畿日本ツーリスト株式会社

旅行会社とは? 旅行会社ではどんな仕事があるのかについてお話します。


〔生徒の感想〕

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  • 「さすがしゃべりのプロ」だと驚きました。話し方がとてもおもしろくて,講義に釘付けでした。 クイズ形式の講義でとても楽しかったです。 日本や世界国々をベストシーズンに観光できることはとてもうらやましいです。 私は旅行をすることが好きなので,旅行業務の仕事に就くのもよいと思いました。 添乗のときには,常に万一の場合を考え,お客様のために尽くすということを熱く語っておられるときは,大変だけれども,やりがいがあるということが伝わってきました。
  • 「常にお客様目線で」とおっしゃっていた姿が,印象的でした。 また,「大学時代に頑張ったことがあるから,今の仕事でも頑張れる」ともおっしゃっていて,感心しました。 トラブル対応能力の話では,内心は慌てていても,それをお客様に悟られないようにしないとそれが伝わって,不安感を持たせてしまうとわかりました。 旅行はカタチのないものなので,どのように売るのかを日々考えていて,よりよい旅行をお客様に体験していただきお客様の心に残る楽しい旅になるように,旅行社の人は頑張っているんだとわかりました。今回のお話で,人々に接するときの感情,話し方や対応能力に関して学ぶことができ,とてもよかったです。
  • とても体力がいる仕事だと思いました。 説明もわかりやすかったです。 今までたくさんの所へ行ったけれど,目につかないところで一生懸命,旅行社の人が下調べされていたのだと思い,ありがたく思いました。 旅行社でも,やはり信用,信頼をしてもらうことが大切だとおっしゃっていたので,本当に安心しました。また,旅行について行く添乗員さんはうらやましく思えました。 しかし,この仕事は大変なこともあるんだということを知りました。 もし,計画していたことが実行できなかったときなどの対応が本当に難しいと思いました。 クレームが来ないよう,うまく対応しないといけないので,とても慎重に仕事をこなしているんだと感心しました。
  • 私はもともと旅行会社に少し興味があったので,今日の話はとてもためになりました。 旅行会社にむいている人は,積極的な人,約束を守る人,好奇心がある人,積極的な人だそうです。 旅行会社で大切なことは,お客様を第一に考えて,行動することなんだと思いました。 どの仕事にも共通することはコミュニケーションを取ることが大切ということです。 旅行会社に入ってみたいという気持ちがより強くなってきました。
  • すばらしい説明でした。常にお客様と接しておられるためか,とてもわかりやすく説明していただき,ありがとうございました。 とても丁寧な口調で,知識が少ない僕たちにも優しく話していただき,よくわかりました。 たくさんの知識がいるので,ちょっと大変かと思いました。 世界遺産のことやその街のことについての研究が必要だと思ったので,どちらかというと文系かと思いました。 旅行業務は大変だけれど,やりがいのある仕事だと思いました。

2011年01月13日

「”サラリーマン研究員” 社会に貢献する」
             ― 「職業人に学ぶ」生徒感想から ―


朝倉義裕 さん (シスメックス株式会社

企業の「研究者」はどんな仕事をしているのか? 研究者になるためには? 企業の研究者としてあるべき姿とは? など,皆さんが抱かれているイメージに沿って私の経験も交えながらお話したいと思っています。


〔生徒の感想〕

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  • 社会に出てサラリーマン研究員になり研究を続けていくことは難しそうだと思った。学校や日常生活の体験から将来のことを決めていったということだが,やはり学校生活での体験は大切だと思った。自分も理系か文系かを決めるのにとても迷ったし,生物か物理かを決めるのにも時間がかかったので,今回の話を聴いていろいろな選択肢があることを知ることができてよかった。自分の進路に必要なのは何かということが少しだけわかった気がする。
  • 人生において大切になる選択も案外単純なきっかけが重なってするものだとわかった。大学院の研究室のリアルな選び方や大学だからこそできる研究の内容が聞けてよかった。会社の仲間と新しいものを作り社会に貢献できるのがとても魅力的だ。とてもおもしろかった。
  • 可能性や将来の視野を広げるためにたくさんのことに興味をもちいろいろな経験をしようと思った。話が大きくてとても楽しかった。化学系,物理系に進みたいと思っているのでとても参考になった。
  • 医療機器の研究,開発だったからMRIやCTなど検査機器を開発していると思ったけれど血液成分を調べる機器を作る会社だったので驚いた。医療機器のことについてもっと知りたいと思った。
  • 今進路のことでいろいろ悩んでいるが,小さいときに一度でもなりたいと思っていたことが今につながっていると聞いて驚いた。人のために何かをするためにはその人の立場になりきって考えるということを学んだ。デバイス研究はすごいと思い,物理化学を研究することに興味を覚えた。
  • サラリーマン研究員という仕事は聞いたことがなかった。いろいろな仕事があることを知った。医療機器によってたくさんの人の命が救えるのは素晴らしい。物理化学もいいと思った。新しいものを作るということに興味があるのでこの講座を受講できてよかった。そして社会貢献できる会社に入りたいと思った。ただ対象が少ない機器を作りたいと思っても,会社の利益が上がらないと許可が下りない聞き,残念だと思った。
  • サラリーマン研究員と大学の研究員との違いをしっかり説明してもらえたのでよかった。医療関係の道に進むといってもいろいろな道があるのだと思った。会社員であることで会社の利益にならないことは研究に制約があり我慢しなければだめだと思った。物理化学という分野だけで医療関係に進めるかどうか気になったが,他の企業とのかかわりや同僚の人たちとの交流など人間性も大事で大変かもしれないがサラリーマン研究員になりたいと思った。
  • サラリーマン研究員という仕事は,大学と違い,お金を得ることが前提となっていて,研究内容は必ず製品になり社会に役立っていくというのがとても魅力的だった。チームワークがとても重要で,たくさんの人が協力して一つの製品が完成していくというのがとてもいいと思った。講師の方は仕事の話をするときとても楽しそうで充実しているようだった。子供のころの純粋な憧れが最も自分のやりたいことを反映しているかもしれないと思った。進路選択は難しいけれどいろいろな分野に興味を持ってある程度直感を大事にして決めるべきかもしれないと思った。
  • 自分が好きなことができしかもそれが利益につながることは理想的だ。人生の分かれ道で悩んだとき人の意見を参考にしながら自分の直感を信じていく道を選んでもいいかと思った。
  • 講師の方の話をうかがい夢を持つことの大事さ,仲間をもつことの大事さ,興味関心をもちつづけることの大事さ,そして人に役立つ人間になることの大事さがよくわかった。夢をもつことによって生きる活力になりその結果よいものができるのだと思った。

2011年01月12日

「サザエさん一家で法律を学ぶ」
             ― 「職業人に学ぶ」生徒感想から ―


松岡直樹 さん (大阪シティ法律事務所)

弁護士の仕事は,テレビでよく見る刑事裁判の弁護人の他にも,民事裁判や裁判外の交渉,倒産事件,家事事件など様々なものがあります。どんな仕事なのか,弁護士になるにはどうすればよいか等についてお話します。


〔生徒の感想〕

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  • 裁判の種類や仕事内容が細かく説明され,またサザエさん一家を使った説明もあって,とてもわかりやすかった。弁護士になるには法学部を卒業することが絶対条件だと思っていたが,工学部や医学部出身でもロースクールをでていれば司法試験を受けることができると聞いて驚いた。いままで弁護士の仕事についてあまり知らなかったけれど,今日お話を聞いて,自分が思っていた仕事内容とは違うこともわかってよかった。今日の話を自分の将来を考えるときの参考にしたいと思う。
  • 裁判のしくみや刑事事件,民事事件,家事事件などをアニメ「サザエさん」の一家の構成をつかって分かりやすく説明してくださって,とてもためになった。他にも弁護士は裁判だけをこなす仕事だと思っていたけれど,実際は法教育(ロースクール)で法について教えたり,公益活動(法律相談等)など裁判以外にも仕事をしていたり,加害者のかわりに被害者と交渉するなど,さまざまな仕事をこなして凄いと思った。
  • 弁護士の仕事は,裁判ばかりしていると思っていたけれど,裁判にならないためのサポートや手続き,アドバイスを法律を通して相談者の最善と考えられる道を提示していく。依頼者の相談はさまざまな種類があり,説得しなければならないようなお願いもされる。法的知識がないために衝突もあるし,苦しい立場になる。勝敗に関係なく依頼者に感謝されるときがうれしくやりがいがあるという言葉は,依頼者の人生を変える力と危険性があり大変だが,地味な努力を積み重ねていくお仕事なんだと思った。
  • 話を聞いて本当に弁護士は正義の味方なのだと思いました。仕事量が多く,もうかるしごとではないが,弁護した人が喜んでくれた時に,やりがいを感じ,とてもうれしい気持ちになるとおっしゃった時にそう感じました。
  • 今回の講座を聞いて弁護士にいだいた感想はまず,「弁護士は人のため大いに役立つのだ」と思ったことです。弁護してほしいという人に心身ともに付き合っていくというのは素晴らしいことだと思います。
  • あまり儲からないのがオドロキでした。テレビで見ている弁護士のようにかっこいいわけは日ごろから勉強しているからなんだと思いました。自分の能力も大事だけれど,やはり弁護士である以上,人と人とのかかわりが必然的に生じるので,柔軟でないといけないと思いました。
  • いままではとてもぼんやりしていた弁護士や検事や裁判に対するイメージが,いままでとくらべるとはっきりしたものになりました。本当にその仕事をしている人に話をきけたことはとてもいい経験になったと思います。

2011年01月11日

「警察官が忙しくない社会を目指して」
             ― 「職業人に学ぶ」生徒感想から ―


横田豊 さん (大阪府警察

警察の組織や業務についてや警察官になるにはどうしたらいいのか等についてお話します。


〔生徒の感想〕

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  • 警察官の存在理由は小さい子供でもわかる「悪をやっつける」だったんですが,それはやはり使命感から生まれる一人一人の気持ちがあってこそなんだと思いました。 警察学校のビデオを見せていただき,厳しいと思ったけれど,その中で警察手帳を渡されたとき,最終点呼のとき,実弾を渡されたときの新米への門出の時間,生徒達の涙を見て達成感のすばらしさを感じました。思わず涙がでました。話を聞いて憧れが倍増しました。
  • 1つの夢を持って,自分をしっかり持って警察学校へ入るみなさんは,本当にかっこいいと思いました。朝起きてから就寝までカリキュラムが作られているのは大変なことだし,苦痛かもしれないけれど,卒業したあとのみなさんはみんな涙を流していて,仲間同士の団結や教官との信頼関係がとても強いんだと感じました。私にも夢があるので,警察学校の皆さんや警察署のみなさんに負けないよう,悔いを残すことなく,真剣にかつ楽しみながら夢が叶えられるようにがんばって青春をすごせるようにしたいです。
  • まずお話された方の熱さに感動しました。このように熱い思いを持っている人が市民の安全を守っていることに安心しました。警察官に大切なものは熱い心だということを見せられました。24時間勤務であるし,少ない人数で多くの人々の平和を守らなくてはならないので,よほど熱い思いがないとやっていけないんだろうと思いました。
  • とてもかっこいいと思いました。死と隣りあわせであるけれど,それ相応の覚悟があるからこそ,それだけかっこいいんだと思います。警察学校はなんだか暗いイメージがあったのですが,女性も多く、結構きれいでかなりイメージが変わりました。あの制服がとてもかっこよくて,なるなら,あの制服が似合うような警察官になりたいです。将来の選択肢に警察官はなかったのですが,とても惹かれました。少しなりたいと思います。「私たちが忙しくない社会をつくりたい」というスローガンが叶うよう,私もできるかぎりのことをしたいです。
  • 警察官は大阪府だと400人以上もの府民を一人で守らなければならないと聞き,とても大変そうだと思いました。平成21年度は大阪府では18万3000件もの犯罪があり,それを防いだり,被疑者を捕まえたりする警察官は立派だと思いました。また,警察学校の話を聞き,警察学校はただつらいところだと思っていたけれど,実際はつらい中にも仲間や教官との絆があり,団結があり普通の学生のような生活もできるということがわかりました。警察学校は人間としても成長できるようで,私も警察学校の生徒のように自分に厳しい生活をしようと思いました。


昨年12月に高校1年生を対象に実施した「職業人に学ぶ」では,各分野で活躍されている10人の方の講演を実施しました。本ブログでは今後10回にわたり,生徒の感想を連載します。