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2012年01月31日

新聞学習~東証・大証合併~

今日の新聞学習(コラム書き写し・社説まとめ)は「東京証券取引所と大阪証券取引所の合併」という話題でした。歴史小説で有名な作家の池波正太郎さんは、小学校を卒業した後に株式仲買店で働いていたそうです。【⇒神戸/正平調】当時は就職というより丁稚奉公といった感じだったのでしょうが、きっと職場での経験がそれからの執筆活動の糧になっていたことでしょう。皆さんも様々な経験を積んで、将来に役立てられるようになってくださいネ。

新年2回目の新聞学習、昨日中に完成できていますか?まだできていない人は、途中であきらめずに最後までしっかりやりましょう。

2012年01月30日

PTA学級委員会でした

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 中高合同で今年度最終の学級委員会をおこないました。学級委員のみなさまにはお世話になりました。学校や学年の様子を報告した後,指名委員を選出しました。最後に高校3年生の保護者の方に少し学園生活を振り返って話をしていただきました。子どもさんに対する愛情の深さを感じる言葉をたくさん聴くことができました。

 学級委員さんの間で茶話会を企画していただいています。3月3日(土)午後に学級懇談会をおこなう予定にしていますが,その後に引き続き各クラスでと考えています。案内は近いうちにお渡ししますので,ぜひ足をお運びくださいますようにお願い申し上げます。

2012年01月28日

選特化学 授業の補足30

 溶解平衡に入っています。これまでは溶解度で考えてきた分野ですが,厳密には非電解質・易溶塩・難溶塩の3つに分けて考える必要があります。特に難溶塩のときに使う溶解平衡の平衡定数「溶解度積Ksp」は新しい概念なので,まだ不慣れなようですね。また,溶媒(水)ではなく,何かの溶液に溶かす混合溶液の場合には「共通イオン効果」も考えなくてはなりません。水和物では結晶水の存在も意識しなければならず,煩雑な計算が多い範囲ですが,しっかりと取り組んでほしいと考えています。

 昨年度の神戸大学前期第2問が,難溶塩の溶解度積を扱った問題です。週末に挑戦してみてください。
河合塾 2011年度国公立大二次試験・私立大入試解答速報 神戸大学 前期化学
(pdfファイルが開きます。同サイトに解答や分析も掲載されています。)

2012年01月27日

学園生活最後の寒稽古

 寒稽古最終日は高2の番でした。この1週間、冷え込みが厳しかったのですが、元気な顔が揃ってホッとしています。短い時間でしたが、緊張感を持って過ごすことができたようです。

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これまでの寒稽古です。 5年間の成長の跡が見られます。
 中学1年
 中学2年
 中学3年
 高校1年

2012年01月26日

ELCAS2011 Report23

 数学を受講しているS.I.くんの報告は4ページにわたっていますが,あいかわらず難解です。内容が難しくなっているので,英文のテキストを読むという予習にも苦労しているようです。修了まであと少しなので,頑張ってほしいと思います。

 今回はグラフの木に関する証明を聞きました。
証明すること
 n個の点があったとき、それら全てを頂点とする木の数はn^(n-2)個である。
証明
 n個の点があったとき、それら全てを頂点とする木の数をTnとする。
  T1=1
  T2=1
  T3=3
  T3=3のとき3つは同形体だが、頂点に番号をつけることで違うものとして考える。
 (中略)
 よってfとTnは1対1対応になっているので要素の数は等しい。
 fの要素はn^n個であるから(A1~An には1~nまでのどれかが入るから)Tnの要素もn^n個である。
 よって|Tn|=n^n…②
 ①,②より、n^n=n^2 Tn
 よってTn=n^(n-2)

 今回は予習をしていたのですが、わけがわからず、断念してしまいました。やはり数学の証明を英語で読むのはとても大変なことでした。でもめげずにやっていきたいと思います。

2012年01月25日

避難訓練を実施しました

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 1週間遅くなりましたが,地震に備えた避難訓練をおこないました。いつもは隣に並ぶ高校3年生が数少なくなっていて,いよいよ最高学年だと自覚したかもしれません。何事にも備えが大切だという意識も高く,訓練とはいえ速やかに避難できたので,かかった時間も短くなりました。寒い校庭での集合でしたが,落ち着いて行動できたのは評価できます。

2012年01月24日

新聞学習~裏面はできていますか?~

毎週火曜日の新聞学習、久しぶりでした。
表面は読売新聞『編集手帳』から、俳優の小日向文世さんが「高3の時に担任の先生からかけられた言葉が、俳優としての自分を作ってくれた」という話題でした。【⇒読売/編集手帳】

さて、裏面は社説ですが、これもだいぶ慣れて来たことかと思います。今回の題材はテレビのニュースなどでも非常に話題になった「東京大学の秋入学完全移行」についてです。朝日新聞と産経新聞の2紙の社説を並べて載せました。

提出してもらった新聞学習の感想には、「現代文の記述を極めたいので、まとめをしっかりやりたいと思いました」「時間内で情報処理する能力はどんな勉強をするにも必要なので、新聞学習もしっかり取り組みたいと思います」などのコメントがありました。ありがとう!その意気で頑張りましょう!!

2012年01月23日

進路環境DATA

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 進路環境データ2011がリクルートから届きましたので,教室に掲示しました。(F組は数学や化学の補習があったので,明日掲示します。)
 DATA01 高卒者の進路では,大学等進学率が54%で過去最高となったこと,AO・推薦入試での入学者が増加していることなどが挙げられています。
 DATA02 大学・短大では,就職者が大卒は60.8%で前年度の68.3%より低下している厳しい就職状況が読み取れます。大学院進学や専修学校への入学者は15%を超えます。
 DATA03 専門学校では,就職者の割合が74.7%と大卒を上回っています。特に医療、社会福祉,衛生などは80%以上となっています。
 DATA04 雇用と働く人では,企業が求める項目のトップはコミュニケーション能力で,以下,主体性,協調性,チャレンジ精神と続きます。中小企業の求人数が大企業の3倍もあるのに大企業志向が強いことが就職を厳しくしている側面もあるようです。早期に離職する割合は減少傾向にあるものの,大卒の3割が3年以内に辞めています。雇用形態で年収が大きく変わることも大事なポイントですね。25~29歳でモードを比較すると,正規雇用が300~399万なのに対し,派遣は200~249万,アルバイトは100~149万になるようです。
 DATA05 進学費用では国立と私立,理系と文系での初年度納入金の差が出ています。また学費以外に年間数十~百数十万円の年間生活費が必要とのデータも掲載されていました。

 生徒のみなさんに見てもらうために掲示しますが,ご家庭でもご覧になりたい場合はリンクを貼っておきますので,DLしてみてください。→キャリアガイダンス

2012年01月21日

ELCAS2011 Report22

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 今年最初の報告は宇宙を受講しているM.F.さんです。レポートを読んでいても,楽しそうに学んでいるようすが伝わってきます。

 今回のELCASはいつもは実験なんですが,何と!!花山天文台に行って,星を実際に見ることができました。天文台に行くのは2度目ですが,星を見るのは初めてだったのでとてもワクワクしました。コースごとに分かれる前のオープンコアの講義内容でも,宇宙に関連した「太陽風」「宇宙人はいるのか」「フレア」などが本当に面白く,特に今までの地球上での生物絶滅の原因の一つはフレアかも知れないという話はすごく興味深かったです。天文台にタクシーで移動した後は太陽を観察しました。もちろん直接みるわけではなく超々でかい鏡を使った1つの部屋ぐらいある望遠鏡です。少し残念なことに夕方だったので輪郭がちょっともやもやしていたのですが,この前は見ることができなかったので満足でした。今回見るのは木星だったので,見えるようになるまで時間があり,周りの人と話をしていると,いろいろ下調べをしていることに気づきました。しとけばよかったぁーと思いました。望遠鏡はものすごく大きくて古く手動なので,ぶら下がっているロープを引っ張って動かします。待っている間,それをさせていただき,すごく重くて大きさを改めて実感できました。引っ張り方もあるとは思いますが,本当に重かったです。やっと暗くなりはじめて天文台の天窓を開けると明るく輝く星が1つはっきりと見えました。木星です。晴れてて本当によかったです。寒かったのですが,早く見たい気持ちが先で全然平気でした。順番が後の方だったので,回ってくるまではうずうずとしていて,やっと回ってきたときには「早よのぼる!」とか思ってヘルメットをかぶってずんずんと登っていったのですが,のぞき込むときは身を乗りださねばならなくて,下を見るとちょっと怖くて1回目は早々と降りてしまいました。登っている最中にいきなりパッと見える夜景と,近くなる夜空,冷たい空気はすごく良かったし,かんじんの木星もすごくキレイでした。縞模様もはっきりと見え,衛星のイオやガニメデも見えて,こんなに遠くのものを地球の望遠鏡でこんな風にみれることに深く感動しましたし,伝わってくる静けさや大きさを感じ見入ってしまいました。もう一度登ったときには落ち着いていて,雲のなくなったタイミングでのぞき込んで,大満足です。自分が研究者になったような気分にもなれました。
 木星を見た時に驚いたことが2つあります。1つは木星の明るさです。太陽の反射であんなに光ることに,自分が宇宙を専攻しているのに恥ずかしい話ですが驚きました。もう1つはあんなに寒くて,私たちも冷え切っていて,天文台の屋根まで距離もあるというのに,人が3人いるだけで空気が暖められて屋根から立ち上り,空気が揺らぐことで条件が悪くなるということです。遠い宇宙を見るのはやはりいろんな細かいことさえも関わってくるんだなと思いました。このとき木星以外にもみんなで色々な星の話をできて,とても充実した時間を送ることができました。このような機会があればいいなぁと思います。

2012年01月20日

卒業生に学ぶ

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 今日は全学で実力考査や模試を実施しました。高2の模試は1教科の試験時間が長いので,今日は国語・英語・数学の3教科をおこない,明日に地歴・公民・理科を実施します。午後からは英検もあって、ちょっとハードな週末です。

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 放課後には医学部医学科に進学した53期生のS.T.さんが自分の体験を後輩に話しに来てくれました。同じ進路を目指している55期生4名も参加して,熱心に耳を傾けていました。センター試験でどれだけ得点できるかがポイントになるので,日頃から授業を大切にして,しっかりと受けることが大切だ。学校の先生をもっと利用して,わからないところはどんどん質問しに行こう。当たり前のアドバイスなのですが、受験を経験した先輩の話には説得力がありました。

2012年01月19日

明日は模試!

久しぶりの登校でした。いかがでしたか?
いよいよ明日・明後日は1月の進研模試です。11月の模試終了時からずっと意識してきたことと思いますので、対策は十分にできていることと思います。
模試のために勉強するのは果たして意味があるのか?と思うかもしれませんが、冬期休暇中の個人懇談でも、前回の記述模試の結果をもとに志望校について検討したと思います。自分が全力で勉強してどれくらいの力があるか、を試す意味では、準備万端で模試に臨むことは意義深いことではないでしょうか。

【高2進研模試 試験時間割】
 ≪1日目/1月20日(金)≫
  Ⅰ 英語(90分・開始15分間はリスニング)
  Ⅱ 国語(90分)
  Ⅲ 数学(120分)※
 ≪2日目/1月21日(土)≫
  Ⅰ 公民(50分)
  Ⅱ 理科or地歴(50分)※
  Ⅲ 理科or地歴(50分)※
  Ⅳ 選抜特進世界史(50分)

 ※ 受験しないクラスは授業(F組文系のみ自習)となります

2012年01月18日

明日は月曜授業です

中学入試のため、先週の土曜日から休日と自宅学習が続きましたが、明日から授業再開です。

<授業変更 >        明日19日(木)は、月曜授業です。
<早朝講習の曜日変更>  化学の早朝講習は土曜日に変更になります。
  今週21日の朝も実施します。
<新規講座開講>      19日より木曜早朝に【政経(現社)】が始まります。
  受講希望者は7時30分までに直接社会科教室へ。
<朝礼テスト>        19日(木)は古文単語の朝礼テストです。
<課題提出>         19日(木)は英語の冬期課題提出日です。

20・21日には進研模試、21日午後には英検があります。時間を有効に使って、しっかり準備しましょう。

選特化学 授業の補足29 センター試験分析

 化学は易しかったと思います。基礎知識を問う問題がほとんどでした。平均点も数点上がりそうですね。計算問題のレベルはあまり変わらなかったので,ここで差がつきそうです。大問4問,マーク数28は昨年度と同じでした。

第1問 物質の構成
 問1,2の知識問題は簡単です。問3は1.62-1.30(g)が酸素の質量です。M 1.30gも酸素も物質量は同じですから,0.32:16=1.30:MからMの原子量が出ます。問4は1molのCO2が44gですから,密度1.6g/cm3で割れば固体の体積(cm3)が出ます。1molの気体を22.4Lと考えると体積が何倍になるかが求められます。問5,6の知識問題は易しいですね。
第2問 物質の変化
 問1はFe2O3,CO,CO2の生成熱の熱化学方程式を立て,与えられた式に代入すると求められます。計算ミスに注意すれば大丈夫でしょう。問2は燃焼熱からメタンとエチレンの物質量を求め,その物質量からそれぞれで消費された酸素の物質量を出し,合計する必要があります。問4ではグラフから酸・塩基の強弱の組合せと価数を推定する必要があります。中和点のpHから強酸と弱塩基の組合せですし,物質量×体積が等しいことから酸と塩基の価数は同じ1価であることもわかります。問5の酸化還元反応の判定は単体が含まれる①③を除き,典型的な酸化剤・還元剤が出てくる②④を除くと⑤が選べると思います。すべての酸化数を書き出す必要はないでしょう。問6は基本的な計算問題でした。
第3問 無機物質
 冬休みの宿題の意味が分かったのではないでしょうか。コツコツと覚えることで知識問題は着実に得点源になります。問4は質量%濃度からH2O2の質量を出し,物質量に換算するだけです。問7はアンモニアソーダ法(ソルベー法)の5つの反応を1つの図にまとめています。化合物AはNH3,化合物BはCO2であることから①②は除かれます。③も正しいので,答は④か⑤だと絞り込んで考えます。選択肢の文章が分かりにくいのですが,CO2はCaCO3の熱分解から取り出す以外にNaHCO3の熱分解からも得られるので,NaClと物質量が一致しません。
第4問 有機化合物
 問1,2の知識問題は簡単です。問3はヨードホルム反応が起こる構造CH3CO-, CH3CH(OH)-と二重結合を持つ構造を探します。問4はベンゼン環へは付加反応よりも置換反応の方が起こりやすいので,Cl2が光でラジカルになった場合しか付加反応は起こりません。問5は塩基性のアニリンは塩酸塩にして水層に移動させ,強塩基で遊離させます。NaHCO3を加えるのはフェノールとカルボン酸の分離のためでしたね。問6はアルケンの付加反応です。エチレンに水を付加するとエタノールが生成し,酸化するとアセトアルデヒドになります。エチレンを酸化してアセトアルデヒドを生成するのは工業的製法です。問7は易しいでしょう。

2012年01月17日

1.17

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 あの日から17年目ですね。ずいぶん長い時間が経ったようにも思いますが,各地で祈っているようすを見ていると悲しみが消えることはないんだなぁと思います。そんな思いを持っているから,同じような目に遭って苦しんでいる人への思いやりもできるんですね。経験は人を強くします。そんなことを考えた一日でした。

 55期生の皆さんは,誰かが困っているときに力になれる存在になってください。学習や経験はそのために必要です。そう思いながら日々君たちと接しています。

2012年01月16日

選特生物 授業の補足26 センター試験分析

 今朝は高校3年生が自己採点に登校してきました。このあとは3月までに私立大学の一般入試,国公立大学の個別試験と続きます。最後の頑張りに期待しています。

 センター試験の生物ですが,大問数は5で変化ありませんし,解答数も1問増えただけでした。オーソドックスな内容が多かったので,難しいという印象はなかったと思います。第4問・第5問に使用されたグラフは過去に共通一次でも使用されたものでした。問題演習とその復習の繰り返しで一定の得点は確保できるのではないでしょうか。

第1問 細胞
 問1,2,3,5は平易な基礎知識です。問4は細胞壁があっても細胞内へ水は浸透するので⑤が誤り。問題Bは神経伝達物質を扱っているので,第4問で扱いそうな問題でした。問6は毒素Tの知識はないので,純粋な考察問題です。毒素Tはシナプス小胞から神経伝達物質が放出されることを阻害しているので,シナプス小胞が神経終末に多く観察されたと考えて,④になります。
第2問 生殖・発生
 問1は生殖の基礎知識です。遺伝的に多様な性質を持つのは有性生殖の特徴ですね。問3は遺伝子型を考えてみると簡単かもしれません。個体Xの遺伝子型をXX,個体Yの遺伝子型をXYとすると,種皮は個体Xの珠皮からできるのでXX。葉の遺伝子型と同じなので①が正解です。胚,胚乳,花粉,卵細胞などの遺伝子型がどうなるかは考えておいてください。問題Bでは鞭毛の伸長速度は0-1日はみられず,4-5日は低下していますから⑤が誤りです。問6は胞胚での各部分が何に分化するかを押さえておく必要があります。
第3問 遺伝
 問題Aは性決定と伴性遺伝の基本的な問題でした。問題Bは花の色が遺伝子の相互作用,子葉の色は1遺伝子雑種で,それぞれが独立しています。問題Cは連鎖・組換えと染色体地図の問題です。問6では連鎖している遺伝子の組み合わせがBとkであることに気をつけましょう。問7はリード文の「乗換えの起こりやすさは染色体の場所によって異なる」という部分は,MとNのように染色体上の実際の距離が同じであっても組換え価が大きくなり,染色体地図での幅も広くなることもあり得ることを意味します。良い考察問題だと思います。
第4問 動物生理
 問1は教科書レベルの基礎知識です。魚類の腎臓では高張尿がつくれません。図1ではy=xのグラフが浸透圧調節していないことを,y=aのグラフが浸透圧調節していることを示しています。問3は基礎知識です。授業では腎細管ではなく集合管に作用することも確認しました。問題Bは生体防御を扱っています。問5で②や③は赤血球のことを指していますから誤りです。アレルギーは過剰に反応することですから,問6の⑥も誤りです。
第5問 植物生理
 問題Aは光合成速度の問題です。図1が陽葉のデータであることを見落とさないようにしましょう。また,縦軸が酸素放出量ですからみかけの光合成速度であることも要注意です。問1では真の光合成速度との区別を注意するように問題文にも書いてありますから,光強度500のときは7+1=8となります。問3の場合も実験群から得られるデータは呼吸の分だけ消費されていますから,対照群の呼吸量を加えなければなりません。問題Bのオーキシンと伸長成長は昨年度も出題されていました。問6は4℃で屈曲が起こらないが,20℃に戻すと屈曲することから屈曲方向の決定は4℃でおこなわれていたと考えます。 

2012年01月15日

センター試験

 さて、本校では昨日は中学入試A日程、今日はB日程が無事終了しました。補助生徒として活躍してくれた高2の皆さん、本当にお疲れ様でした。ありがとう。
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 一方、高校3年生は昨日今日とセンター試験を受験しています。今朝の朝刊には初日の問題が掲載されていました。皆さんはもう見ましたか?入試期間明けには記述模試もあり、今はその勉強の真っ最中だと思います。また、この期間に模試を申し込んだ人もいました。しかし、せっかくの機会なので、実際のセンター試験の問題を(進度により出来ない問題がある科目は今の自分の習っている範囲で構わないので)、どれくらい解けるか挑戦して欲しいと思います。今日・明日の新聞紙上で、おそらく殆どの科目の問題と解答が掲載されると思いますが、参考までに問題・解答が調べられるページをご紹介しておきます。プリンターで印刷して時間を計りながらやれば、実際の試験と同じ状態で受験できるでしょう。頑張ってください!

 ⇒ 【毎日新聞/2012大学入試センター試験/特設ページ】

2012年01月14日

中学入試

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 今日から中学入試が始まるので、しばらく授業はありません。前日準備では受験生が気持ちよく受験できるようにと教室整備をしてくれました。


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 今日は補助の生徒が手伝ってくれました。有志の生徒が朝早くから受付や案内に立ってくれています。高2ともなると頼もしい限りです。

2012年01月12日

3学期講習スタート

今朝の講座から3学期講習がスタートしました。
基本的には2学期講習を継続しますが、変更点がある場合は別途連絡します。3学期からの追加受講を希望する者および2学期の受講者で継続しない者は各講座担当者に直接申し出てください。
「継続は力なり」です。講習など自主的に参加する状況こそ、しっかりと継続できるかどうか、各自の真価が問われます。

2012年01月10日

3学期スタート

今日から3学期がスタートしました。朝から始業式・頭髪検査・大掃除を済ませ、さっそく午前中に4時間授業を行いました。3学期は1・2学期より短いので、あっという間に過ぎてしまいます。3年生に向けてしっかりと計画をたてて、充実した日々をおくりましょう。
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始業式は校庭で、中高全員集合して行われました。
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各学年ごとに、男女別で頭髪・バッジ検査を受け、大掃除へ
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午前中、4時間授業を受けました。

2012年01月09日

ELCAS2011 Report21

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 生物を選択したY.S.さんの12月17日のレポートです。嵐山モンキーパークいわたやまへ出かけたようです。嵯峨の虚空蔵さんで知られる法輪寺のそばにあるのですが、あまり知られていないでしょうね。生態学に関心があるのなら、訪れてみるのもよいでしょう。

 今回のELCAS生物分野の実習は嵐山モンキーパークいわたやまで行われました。嵐山モンキーパークいわたやまには現在,1群130頭のニホンザルが暮らしているそうです。京都市内を一望できる展望台付近を中心に暮らしている,かわいい赤ちゃんザルや大きなオスザルなどを間近で観察できる所でした。あんなに近くでニホンザルに触れ合えるとは思っていなかったので,とても驚きました。
 まず,追跡する個体を決め,1分おきに追跡個体の行動と近接個体数を記録していく作業を1時間,2人1組で行いました。行動は採食Feeding,移動Moving,休息Resting,毛づくろいGrooming,遊びPlayingの5つに分けられていて,1分おきに個体が何をしているかを記録しました。近接個体数とは追跡している個体の周囲3メートル以内にいる個体の数のことで,オトナオス・オトナメス・コドモの区別もしながら記録しなければなりません。1時間ずっと追跡個体を見失わないで観察を続けるのは予想以上に疲れるものでした。私が追跡したのは1983年生まれの比較的群れの中での順位が高いおばあちゃんザルでした。このサルは1時間のうちのほとんどを食べたり,毛づくろいされたりして過ごしていました。順位が高いからか,観光客から餌をもらっている時に遠慮して近づいてこないサルがいたり,近くにいる赤ちゃんザルから餌を奪う様子を観察できました。他のELCASメンバーの記録と比較してみると,オスとメスの性別の違いや,順位によって同じニホンザルでも行動が異なることがわかりました。
 また,ニホンザルにリンゴやピーナッツなどの餌をあげながら,全体の外形や顔,手足をじっくりと観察しました。特に印象に残ったのは,他のサルと比べてニホンザルはしっぽが短いこと,怒っているときと怖がっているときの表情の違いです。上の歯は隠して下の歯だけ出しているときは怒っていて,上下両方の歯を出しているときは怖がっているそうです。餌をあげているときに少し意地悪をして中身のない空のピーナッツをあげてみたのですが,サルたちはすぐに中身がないことに気づきポイっと放り投げてしまいました。改めて賢いなと感じました。
 今回は普段よりも実習時間が長かったので,たくさんのことを学ぶことができました。1時間ニホンザルを観察するというのは地味に思われる作業かも知れませんが,たったの1時間だけでもサルの生活を知ることができるのです。ニホンザルを見たことはあっても,今回のようにじっくりと観察したことは生まれて初めてだったので,とても貴重な体験になりました。寒くて大変でしたが,素晴らしい思い出ができました。次回も楽しみです。

2012年01月08日

新聞学習~ノートはできていますか?~

新学期もいよいよ近づいてきました。宿題は出来ていますか?
さて、冬期休暇中に課題になっていた進路の課題はできているでしょうか。
宿題一覧の一番下に書いてあったように、これまでと同じく進路学習として新聞記事を5回分選んで切り抜き、ノートを仕上げてください。
普段は1週間の期間ということもあり、なかなか自分の進路に沿ったテーマを見つけることが困難だったと思いますが、冬期休暇という長い期間で多くの記事から探すことができたと思います。
その他の課題も含めて、提出できない・・・などということのないように!

2012年01月07日

始業式(10日)のお知らせ

10日は始業式の後,火曜授業の1~4限をおこないます。
登校は通常通りの時間です。
 8:30 出席点呼(HR教室)
 8:40 始業式(校庭)
 8:50 頭髪検査・大清掃
 以降火曜日の午前中時間割(40分授業)
新年初めての登校です。遅刻・欠席のないように!

2012年01月06日

ELCAS2011 Report20

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 昨年12月のELCASレポートも残り2つです。生物を受講しているY.S.さんのレポートのうち,12月3日分をアップします。写真はタチバナの細胞のようです。ミトコンドリアが撮影されています。十数枚の写真を届けてくれました。

 今回は電子顕微鏡を使って,ネズミの脳細胞の構造を観察しました。電子顕微鏡を見るのも,操作するのも初めてだったので,とても新鮮でした。電子顕微鏡の分解能は0.1nmということで,光学顕微鏡では観察できないような細かい構造を観察することができます。しかし,電子顕微鏡を使って観察を行うには超薄切片法という方法を用いて試料を作成する必要があるそうです。高真空に保たれている電子顕微鏡の内部には約70%の水分を含む生物試料をを直接持ち込むことはできません。また,短波長の電子線を用いるため,試料を限りなく薄くしないと電子線が透過できないということでした。超薄切片法にも何段階かあり,一週間ほどかけて試料を作成すると聞き,驚きました。今回は試料は用意されてあったのですが,実習では自分の手で電子顕微鏡を操作させてもらうことができました。核だけでなく,ミトコンドリアやゴルジ体,シナプスなども観察できたので,とても感動しました。今回も貴重な体験ができて楽しかったです。次回のELCASも楽しみです。

2012年01月05日

化学演習 授業の補足②

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 前回の答からです。順にシクロヘキサン,ベンゼンヘキサクロライド(BHC),無水マレイン酸でした。どうでしたか。ナフタレンにO2を付加させるとどのような生成物ができるかも考えてみてください。

 さて、ベンゼン環に直結する結合が切れる置換反応です。脂肪族の講義の最初に説明したように、接近する粒子には陽イオン・ラジカル・陰イオンの3種類があります。ラジカルではベンゼン環の破壊が起こります。ベンゼン環平面の上下にはπ電子がありますから、陰イオンは近づきにくいでしょう。まず、考えられるのは陽イオンが近づく求電子反応です。求電子置換反応では、陽イオンをどのように生じさせるかがポイントになります。

 一つ目はオキソ酸から-OH基を引き抜く方法です。HNO3やH2SO4から-OH基を中和して引き抜けば、+NO2や+HSO3が生じ、ニトロ化やスルホン化をおこなえます。そのための強酸としてはH+の放出力が強く、温度を上げても安定な濃硫酸が使われます。濃硝酸だけでもニトロ化は起こりますが、電離定数Kaは10^2mol/L程度で、Ka=10^10mol/Lもある濃硫酸を加えたときよりも反応は遅いです。また、濃硫酸だけの場合は加熱をするか、SO3を溶かすことになります。後者は発煙硫酸とよばれます。
 二つ目はハロゲン化物から-Clを引き抜く方法です。そのために用いられるのが、AlCl3やFeCl3など、金属原子のまわりに6個の電子を持った物質です。これによって生じた+CH3からメチル化,+COCH3からアセチル化,+Clからクロロ化がおこなえます。

 では、-OHが置換したフェノールや,-NH2が置換したアニリンがベンゼンの1回の置換反応から合成しにくい理由は分かりますか。これが今回の宿題です。

2012年01月04日

しぶんぎ座流星群

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 昨夜はしぶんぎ座流星群の極大でした。あまり多くは観測できませんでしたが、ポツリポツリと見えました。ペルセウス座流星群・ふたご座流星群とともに3大流星群の1つですが、寒い時期ですし、なかなか見る機会もないでしょうね。ネットにアップされていた、アラスカで観測されたオーロラと流星群の写真がとてもきれいでした。(写真ソース Live!オーロラ プロジェクト

 さて、しぶんぎ座はどこにあるか知っていますか?星座早見を見てもなかなか見つからないでしょうね。88ある星座には含まれていないからです。現在の星座は1928年に国際天文連盟が定めたのですが、そのときに外れてしまいました。天体観測に用いる六分儀も八分儀も採用されたのですが、四分儀だけがりゅう座の中に組み込まれてしまったのです。ただ、放射点がりゅう座の中心からずれているので、未だにしぶんぎ座流星群とよばれています。

2012年01月03日

化学演習 授業の補足①

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 冬季講習の後半では有機化学を扱いました。3時間しかなかったので、芳香族の導入で終わってしまいました。続きをアップしておきます。

 授業ではベンゼン環は単結合3つ+二重結合3つの化合物ではないことを説明しました。分子XYのC=C への付加反応は100~130kJ/molの発熱反応であるため,活性化エネルギーの低い道さえ用意すれば十分におこすことができます。しかし,ベンゼン環へXYが付加する場合は150kJ/molの損失を付加で補えないので,吸熱反応になります。しかも,付加反応は2分子が1分子になるので,乱雑さが減少する変化は起こりにくいでしょう。ラジカルによるベンゼン環を破壊する反応を除くと,ベンゼン環は保存されると考えることになります。これは次回説明します。

 ラジカルによってベンゼン環を破壊する反応には次のような例があります。
・H2 + Ni(触媒)・高温
・Cl2 + 紫外線
・O2 + V2O5(触媒)
・O2 + 高温
最後は燃焼ですから,CO2とH2Oができます。残り3つの反応で何が生成するか分かりますか。これは宿題としましょう。

2012年01月01日

年が改まりました

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 明けましておめでとうございます。
新しい年が始まりました。冷え込みもそれほど厳しくなく、穏やかな年明けでしたね。

 さて、55期生にとっては大切な一年となります。大学受験があるからだけではなく、高校生活最後の年だからです。高校を卒業した後は、それぞれが将来の目標に向かって進んでいくことになります。学年やクラスが一つになって助け合い、励まし合いながら、頑張っていきましょう。私たちも親御さんと同様に陰ながらサポートしたいと思います。