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2018年03月30日

「年度末、天気晴朗なり」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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大変天候の良い、気持ちよい年度末になりました。学園の桜は見事で、学園前をお通りの方が写真を撮っていかれます。あくまで真っ青な空を背景に今を盛りと桜が咲き誇っています。事務局前のしだれ桜も色鮮やかにピンク色が陽光に輝いています。春休み中の園児児童生徒に見せてあげられないことが残念です。
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学園長室のそばを通る主に3年生ですが春休みに入り声が聴けなく、また話もできなく少し寂しい気がします。一方、この児童たちが植えたチューリップの花は咲きだしました。毎日まだかまだかと待っていたので新学期が始まればどんな顔をするのか楽しみです。
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気分がいいと楽しいことは起こるもので、一昨日、何と私の母校、県立彦根東高等学校が接戦の末、慶応高校を4:3で破りました。田舎の高校があの慶応を倒したのですから大したものの二乗です。その日は学園の理事会があり、会議と試合は並行、気が気でなりませんでしたが試合が終わると多くのメールが勝利とお祝いの声を届けてくれました。

実は私も含め母校彦根東が勝つとはだれも予想していませんでした。学園事務局に強豪四国は元今治西高野球部キャプテンの職員がいて彼は高校野球に非常に詳しいのですが彼も、「勝敗は五分五分」とのことでした。ということは負けるということです。

もともと滋賀県は野球に弱い県で、私たちの子供のころは京都との京滋大会で勝たないと甲子園に行けませんでした。京都には平安という王者がいて甲子園への道は閉ざされていました。奇跡で甲子園に行っても完全試合で負けるくらいでした。

しかしそれが今はどうなりましたか。今年の選抜は滋賀県から3校も出場したのです。一方雲雀丘学園のある地元の兵庫からの出場はありません。世の中変われば変わるものです。どんな状況にあっても夢や望みは捨てることはありません。

学園のブログにふさわしくない内容になりましたが、明日は第2試合、対花巻東戦を応援に行きます。(2018.3.30)

2018年03月20日

「やってみなはれ塾、来月より本格始動」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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学園長室の窓のすぐ隣に「ドイツトウヒ」という常緑針葉樹があり、幹に先月から鳥のえさ台が据え付けられました。子供たちに日ごろ学園にいる鳥たちを身近に見てもらおうと事務局職員や校務員さんが工夫されたものです。早速、メジロやムクドリなどがよく飛んできて果物やお菓子のゼリーなどを啄みますが、どちらも臆病なのか子供たちがいると近寄りすらしません。子どもたちが見られるのは鳥たちの啄んだ後の食べ残しばかり。それでも子供たちは興味津々、エサ台に頭をくっつけて観察しています。職員さんはメジロやムクドリの様子を写真に撮り、その他の情報も加え木の近くに掲示して、子供たちに喜ばれています。
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 えさ台                           掲示板
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 メジロ                           ムクドリ

先週の水曜日、「やってみなはれ塾」の講師の先生方にお集まりいただき昼食会を実施しました。「やってみなはれ塾」は放課後に行われる課外学習の総称です。「ピアノ」「フルート」「習字」「絵画」「GKS(英会話)」など今まであったものに今年度から「ロボットプログラミング」「理科体験教室」「そろばん」が加わり合計9つの人気者講座になりました。
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 やってみなはれ塾 講師の方々


講師の方々には、学園の創立の精神の「親孝行」や「やってみなはれ精神」を課外でもしっかりと教えてほしいこと、特に「挨拶」については学園を挙げ取り組んでいるので、それぞれの講座でも徹底してほしいことをお願いしました。そして雲雀丘学園は最終は「人間力ある生徒を育てていくことを目的としていることを話しました。

雲雀丘学園では放課後を単なる預かりの時間ではなく、子供たちの成長する時間ととらえています。保護者の皆様からは頼りになる「やってみなはれ塾」を目指したいと思います。(2018.3.20)

2018年03月09日

「もう一つの卒業式」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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今日(3月8日)は涙の朝になりました。学園小学校では始業前に「お別れ朝会」が開かれました。これは明日の卒業式に会場の都合で参加できない小学校1年生、2年生、3年生が卒業する6年生とのお別れをするためにも催されるものです。雨は降りませんでしたが曇り空で寒風が吹きすさぶ中での朝会でした。

学年ごとに代表者が、運動場に下りる石の階段に整列する6年生に向かってお別れのことばを述べると、6年生も代表者が後輩を思いやるお礼の言葉をつたえました。
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朝会のクライマックスは1年生が手作りの感謝のメダルを6年生の首にかけた時です。思い返せば昨年の4月、入学した1年生に6年生が歓迎のメダルを入学生に一人ひとりに首掛けをしました。その時のペアが1年間続き、今日はお返しのお礼のメダルとなりました。
6年生は抱きついてくる可愛いい1年生を抱き上げたりおんぶしたり。微笑ましいカップルが石段のあちこちにいくつも誕生しました。
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フィナーレは2年生、3年生が並んで作るお別れ道を、6年生は目を真っ赤にし涙をこらえながら1年生をおんぶしながらの退場となりました。お別れの手拍手はいつまでも続き、寒風を吹き飛ばす暖かい心のお別れ会となりました。
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初めて出席した私はこれこそ雲雀丘学園の良き伝統が生きていると感じました。6年生は先輩としての自覚と責任、1年生には目標と希望が生まれます。教育には師弟関係もありますが先輩後輩関係もあります。多様な人間関係の中で、雲雀らしくファミリーな中で成長が目指せたらいいなと思っています。(2018.3.8)


2018年03月06日

「小さな人間力を積み重ねて」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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3月1日に春一番が近畿地方に吹き、学園正門を入ったところの白い梅の木も咲き出しました。ようやく春が訪れたこの日、学園高等学校では第60回の卒業式が挙行され、学園長として私は卒業生に次のような激励の言葉を贈りました。

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(挨拶の一部)

さて、ピョンチャン五輪が終わりました。日本選手団は大活躍し、過去最高の13個のメダルを獲得しました。私はハラハラ、ドキドキ、時にはこぶしを振り上げ、涙を流し、感動をいっぱいにしました。

多くのメダルに共通していたものは何でしょうか。それは逆境を乗り越えてのメダルであったということです。特に羽生結弦選手は3か月前の大けがを克服しての、また小平奈緒選手は、前回ソチ五輪の屈辱を跳ね返しての金メダルでした。

「艱難汝を玉にす」という言葉があります。逆境を乗り越えた選手たちには人間的にも立派なものがありました。私が素晴らしいと思ったのはメダルを獲得したときの態度や発言です。喜びや涙の中で、多くの選手はお世話になった同僚や先生、両親など周りの方々への感謝の言葉を一番に挙げました。

小平奈緒選手は、3連覇を逃して涙を流す、韓国のイソンファ選手に歩み寄ってだきかかえ、耳元で「リスペクトしている」とまで語りかけました。素晴らしいではありませんか。「日本人ってすばらしいなあ」と世界の人が感じてくれたと思います。小平選手はこの行為で、もう一つの金メダルを取ったと思います。

今日卒業する皆さんも、ぜひこの行為に学んでほしいと思います。勝っておごらず敗者をいたわる心。周りに感謝する謙虚な心、弱い立場の人には寄り添えるやさしい心、これこそ「人間力」です。そしてこれからの時代に最も大切なものは、「人間力」です。私たちは小平選手と同じような行動はとれませんが、それぞれの置かれた立場や状況の中で、「小さな人間力」を積みあげて行くことはできます。

皆さんは雲雀丘学園という「いい校風」の中で育ってきました。「いい校風」は「人間力」を育てる力があります。雲雀丘学園は「いい校風」のもと、「人間力」ある生徒を育てていきたいと思います。皆さんは卒業しても、さらに研鑽を重ね、人間力ある行動・生き方をしてほしいと思います。そして周りの人からは「雲雀丘学園の卒業生は違う」と思っていただける人間になってほしいと思います。

その第一歩は「挨拶」。挨拶の重要性については、皆さんに何度も何度も言ってまいりました。

学校であれ、社会であれ、コミニュケーションの第一歩は挨拶です。挨拶のできない人が、人の中に入っていけるわけがありません。学園の創立者であり初代理事長の鳥井信治郎は、「親孝行な人は、どんなことでも立派にできる」といいました。
僭越ながら私は「挨拶ができる人は、立派な人間になれる」と申し上げたいと思います。
(2018.3.6)