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2017年04月10日

平成29年度 始業式              第4号

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対面式が行われ、中学1年生171名、高校1年生298名の新入生が、在校生の拍手で迎えられました。少し緑が濃くなった芝生に全校生徒がそろいました。在校生も新しいクラスが発表されまだまだぎこちない感じです。
今年度の全校生徒は、中学生497名、高校生908名となり、全校で1405名になりました。
生徒会役員による校旗の掲揚、校歌斉唱の後、私から始業式式辞を行いました。

以下、式辞でお話しした内容の抜粋です。
1405名それぞれが自らの目標を持って挑戦してください。今年も「私の挑戦」を書いてもらおうと思います。昨年度はどうだったのか、今年はどんな挑戦があるのか、とても楽しみにしています。

新年度のあたり、私から2点お話しさせていただきます。
1つ目は「さわやかな挨拶を自らする」ということです。昨年から挨拶をしてくれる人が多くなりました。新入生には入学式でもお話ししました。まず、先輩の上級生から率先してください。
2つ目は「授業を大切にする」ということです。学校の中で一番時間が長く、重要なものは授業です。
先生方にもいい授業をしていただけるように、研究・工夫をお願いしています。また、他の先生方や外部の方が授業を見学に来られることも増えます。授業は真剣勝負、いい授業を生徒と先生が一緒に作っていきましょう。

高校3年生へ。センター試験まで278日。3のつくときに気をつけて。学習のやる気が落ちるときと聞いたことがあります。苦し時もあるでしょう。今から意識して乗り越えてください。共にがんばろう。

初めての整列隊形でしたが、時間通り整列完了。聞く姿勢もよく朝礼台の上からの皆さんの整列、顔つきは壮観でした。次の全校朝礼も楽しみです。

2016年12月01日

英語教育のさらなる充実を

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師走が始まりました。1日(ついたち)なので今日の校旗掲揚は私が行いました。昨夜来の雨もすっかり上がり、太陽の光が校庭の濡れた芝にそそいでいます。午前8時、校旗の掲揚を始めました。校庭でドッジボールをしていた生徒も、直立して校旗が昇るのを注視しています。職員室からは先生方も掲揚を見ておられました。

さて、食堂の一角に「English Zone」が誕生して半月が経過しました。この間(土日を除く)の利用者は、242名。1日平均は20名で、ほぼ目標通りです。利用者は中1、高3が多くなっています。英語を身近に、気軽に、楽しく、を目的に設置したこのスペース、もっともっと利用してほしいと思います。

英語科では今年、ネイティブの教員二人を増員し、二人体制での授業数を増やすなど授業力、特に話す、聞く力をつけるための方策を強化しています。英語のグローバル研修も、今年は中学1年、2年生の2学年で実施できるようになり充実してまいりました。来年度からは中学3年生には3学期に2か月の中期留学の制度を設け、英会話能力とともに、将来の国際人としての素養を身につけるようにします。今後は海外からの留学生も受け付けていきたいと思います。

英語はコミニュケーション能力の向上が課題とされており、英語を使って「何ができるか」「どのようにまなぶか」に重点が置かれるようになりました。雲雀丘学園小学校でも来年4月からは、現行では5、6年生で実施している「聞く」「話す」中心の「英語活動」に、「読む」「書く」を加えて「教科」にします。こうして小学英語から中学英語に円滑に進めるようにしていきたいと思います。

2016年10月13日

「ありがとう 親孝行の料理一品」

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先週土曜日、10月8日は忙しい1日となりました。雲雀丘幼稚園と中山台幼稚園の運動会があります。重なっています。私は学園の常務理事も兼ねていますので両方の運動会を見に行きます。幸い中山台幼稚園は学園小学校のグラウンドを使いますので移動に時間はかかりません。心配されていた雨も降らず、初秋の日射しは暑いくらいでした。「伝統の雲雀丘」、そして「元気の中山台」の両幼稚園とも観客席からご家族の声援をいっぱい受け、素晴らしい演技を見せてくれました。

午後からは宝塚大学で開催された「雲雀丘100年フェスイティバル」に出席しました。雲雀丘の地が1915年に開発され今年で100年を迎えます。記念の式典、講演、コンサートなどが催されました。主催者が話された中で興味深い話がありましたので紹介します。ここ雲雀丘は長尾山麓の南側の傾斜地にあります。長尾山麓には古墳が多いことでも有名です。古墳が多いというのは、一般に地盤が強固であり一帯がパワースポットの地ともいわれるそうです。事実、阪神大震災の時は、周り地域が建物の倒壊など大きな被害があったのもかかわらず、ここ雲雀丘は極めて少なかったということでした。この雲雀丘の開発には阿部元太郎氏が当たったのですが、ここまで考えてこの地を選んだことには驚きでした。有難いことだと思っています。

さて過日の校長通信で「60ホール」の前に「親孝行の木(気)」が10本誕生したと書きました。うち4本は、生徒が料理一品を家族に提供し、ご家族から感想の言葉をいただき、木の葉に書いて木の幹に貼り付けたものです。1500枚の葉が繁り私は時々、折を見ては読みに行きます。何度見ても飽きないのです。お母さんが書かれたものが多いと思いますが、どの葉も実に正直な思いが綴られています。慣れない手つきで料理を作る子供に微笑み、作ってくれた料理に感謝し、子供の成長を歓び、子供の将来を夢見るうれしさが感情いっぱいに描かれています。

この木はしばらくの間は掲示されると思いますが、ご覧になれない方もあると思いますのでここでほんの一部ですが紹介したいと思います。

「家族みんなが好きなポテトサラダを作ってくれました。ピーラーも包丁も扱う手がぎこちなく、けがをしないかハラハラしましたが、一生懸命作ってくれて家族も大喜び、美味しかったです。私が作るより主人も妹も喜んで食べ、本人も嬉しそうでした」(中1女子保護者)

「息子が作った豚のしょうが焼きは二つの理由で最高でした。一つは、皆で競い合うほどおいしく仕上がったこと、もう一つは我々家族5人だけでなく、近くの母屋に住む祖父母にも届け喜んでもらえたことです。稲刈りや栗の収穫で忙しく疲れた祖父母の活力になりました。料理の腕前と優しい心がこれからも育ってくれますように。母より。」

「普段、あまり料理をしない娘ですが、今回は楽しそうに野菜を切ったりしていました。不器用なのでつい口出しをしたくなりましたが、「自分一人でやる!」と申しましたので、見守ることにしました。出来上がって家族みんなでおいしくいただきました。「親孝行の日だけでなくこれからは時々、ご飯を作ってね。」と言ったら、「うん!」と言ってくれました。今日食べたビーフシチュウーの味は忘れられないと思います。(高1女子保護者)

「親孝行の日」に向けて、「何か作ってくれるの?」と聞いてみると「卵焼き作るわ!!」と言って、ササッと菜ばしを取り、素晴らしい手際の良さに驚かされました。母と息子、並んで台所に立つ機会がなくなり、久しぶりの親子クッキングでした。あっという間に作ってくれた卵焼き、卵焼きをお皿に移すとき、まさかの落下。キッチンマットの上に着地するハプニング。また、これも笑いが出て、楽しくそして、美味しくいただきました。(高2保護者)

さて、保護者の皆様に感想を書いて提出をお願いした数日後だと思いますが、学園で何かの会合があった時と思います。数名で歩いておられたお母さま方から「校長先生、感想文の宿題をいただきありがとうございます。大変ですょ」とご忠告を受けました。もちろん笑顔でしたが。「そうかなあ、大変なのかなあ」と案じていましたが、ほとんどの方から感想をいただきました。有難いことです。うれしい限りです。

ご家庭では1500通りの「料理一品」ドラマがありました。家族のふれあいがありました。あらためて保護者の皆様にお礼を申し上げます。また一生懸命料理一品を作った生徒も誉めたいと思います。良くやった。あっぱれ!

この大切な感想文をどのようにしようか家庭科の先生方と検討中です。どの感想も素晴らしい心のこもったものです。珠玉です。何か形にして残しておきたいと考えています。
親孝行・・・。雲雀丘学園は親子、ご家族のコミニュケーションを通して人間性豊かな生徒を育てていきたいと思います。

2016年10月05日

H28.10.5 ヘルバルト高校来校

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ドイツ北西部、オルデンブルグ市からヘルバルト校の生徒15名と引率の先生2名が一昨日から3日間の予定で来校されています。この学校との交流は1995年から始まり、以前は相互に訪問しておりましたが近年は本校からの訪問は休んでおり、ヘルバルト校からの2年に1度の訪問となっています。ヘルバルト校の高校生は本校の授業を生徒と一緒に受け、クラブ活動にも参加します。また近くの企業にも見学する予定です。夜は本校生宅にホームステイして24時間の日本の学校生活を送ることになります。

一昨日は私と1時間ほど「日本とドイツ」について意見交換をしました。私は明治以降ドイツから学んだことが多かったことを話しました。私自身、大学は経済学部でしたが、経済学ではゼミでドイツ語も全く分からないいまま、マルクスの「資本論」の原書を読んで勉強したこと、寮歌を歌う時、始まりの号令は「1、2, 3」と言わず、「アインス、ツヴァイ、ドライ」と言ったこと、つい最近まで病院のカルテはドイツ語で書かれていたことなどを話しました。

授業を行っている最中にいくつか日本の生徒が学ばなければならない、と思うことがありました。私は生徒15人を前にして話していたのですが、全員が笑顔で私の顔を見つめ、話に反応しながらうなづくことです。ブロークンの英語の私ですから通訳をしてもらいますが、わかりにくいところもあったと思います。それでも人の話を聞く姿勢は大変気持ちの良いものでした。

いくつか質問をしました。「最近少し支持率を落としているメルケル首相をどう思うか」「イギリスのEU脱退をどう思うか」「ドイツの原子力政策について」などです。最後の質問にはフランスからは原子力で作った電力を買うことになるが、の意味合いも少し入れてみました。質問をするとほとんど全員がすぐに手を挙げ、指名されると堂々と自分の意見を述べます。一人が答え始めると、すぐに数人が自分とは意見が異なるようで、手を挙げ、発言を求めてきます。その熱意と反応には驚きでした。

いくつか質問も受けました。南シナ海や尖閣問題、「金正恩をどう思うか」の質問もありました。また「どうして日本は難民を受け入れないのか」の厳しい指摘もありました。ドイツは多くの難民を受け入れていますが、今回の生徒たちの中にクルド人の生徒もいて、以前に難民としてドイツの来たとのことでした。

本学園の生徒とのコミニュケーションも日を追うどころか時間の経過とともに進んでいます。体育の授業ではバレーボールの練習に加わりました。バレーボールの授業はドイツにはないようです。大人と違ってすぐに友達になれるのかコートのあちこちで楽しそうに話しています。交流は心を通わすことですが、一方では相手との違いを知ることでもあります。異なる存在を認め合うことです。こうした機会を通して生徒たちが広く海外に目を向け、挑戦の気概を持ってほしいと願っています。

余談になりますが、私との時間の中で手を挙げることが何度もありましたが、すべて手のひらは人差し指のみが立てられていました。テレビでこの話を以前聞いたことはありますが、初めての体験でした。こんなことも生徒には考えてもらったならばと思います

2016年10月01日

H28.10.1 創立記念日訓示「雲雀丘学園の誇りと自覚を胸に歩もう」

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本日10月1日は、雲雀丘学園の66回目の創立記念日です。昭和25年、1950年に創立されました。中学校は3年後の昭和28年、高校は更に3年後の昭和31年に開校しました。

雲雀丘学園は地元の方々がこの地に、自分たちの学校を作ろう、社会の貢献できる人間を育てようと資金を出し合い、土地を提供して、そしてみんなで汗を流して創りあげました。言わば熱意と希望の学校です。以来66年間、雲雀丘という恵まれた環境のもと、大らかで伸び伸びとした生徒たち、よい校風の学園として発展してまいりました。卒業生は現在中学校で8,037名、高校で10,249名をかぞえ、日本そして世界を舞台に活躍しています。

建学の精神は創立者の一人、鳥井信治郎が唱えた「孝道」(親孝行な人はどんなことでも立派にできます)です。創立記念日は中高では昨年から「親孝行の日」とし、今年は「60ホール」の前には「親孝行の木(気)」が、たくさんの親孝行の葉を繁らせ、大きな木に成長しました。

私たち在校生・教職員は雲雀丘学園の良き歴史と伝統を受け継ぎ、大きく変遷する現代社会において挑戦の気持ちを忘れず、更なる成長・発展を目指さなければなりません。

創立記念日の今日、私たちは、雲雀丘学園中高の生徒としての誇りと自覚を胸に、新たな歩みを進めようではありませんか。

2016年09月23日

親孝行の木(気)を立派に繁らせたい

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葉に「親孝行」を書きます。    全校生の「葉」を集めてこの木を繁らせます。

来る10月1日は学園の創立記念日、学園ではこの日を「親孝行の日」としています。中高では昨年は生徒の自主的な親孝行としていましたが、今年度は生徒会や先生方が一体となって、学園全体の活動として親孝行に取り組もうとしています。

二つあります。こちらは生徒会が中心です。みんなで親孝行をして「親孝行の木(気)を育て葉を繁らせよう」というものです。生徒会は親孝行といっても具体的には何ができるのだろう、ということで各教科の先生に聞きました。やることはたくさん出てきました。そして、やったことや、これならできる、といったことを紙で作った葉に書き、木の枝に貼り付け、親孝行の日までに大きな木(気)に繁らせていきます。

もう一つは生徒が日頃の感謝の気持ちとして、料理を一品ご家族に提供しようというものです。本校の家庭科では調理実習や保護者のご協力を得ながら8年前からEco弁当作りの指導をしてきました。ほとんどの生徒が、料理一品を作れる技術は身につけているため、きっかけを持てば実践できます。料理に上手下手はありません。雲雀丘学園の生徒として親孝行の日にぜひご家族に感謝の気持ちを表現してほしいと思います。

家庭科の先生によれば、今回の試みはご家族への感謝のみならず、生徒に保護者と一緒に台所に立ってもらうことも目的としているとのことです。親子が同じ空間で自然に共同作業を行いながら、横で子供を見守ることができ、親子の会話(台所コミニュケーション)も期待できます。親孝行の日を通して、親子の幸せなひと時を過ごしてもらえるなら有り難いことです。

保護者の皆様にお願いがあります。生徒が作った料理にぜひ感想を寄せてください。どんな料理でしたか? 味はいかがでしたか? どんな話をしましたか? 家族の感想は? 短くて結構です。いただいた感想を紙で作った葉に書き込み、こちらもその葉を親孝行の木(気)の枝に貼り付け、立派に繁らせたいと思います。

雲雀丘学園の創立者、鳥井信治郎は「親孝行な人はどんなことでも立派にできます」と言いました。親孝行は人間的な成長の源泉、規範になります。これが本学園の建学の精神です。親孝行は古めかしいものではなく、現代社会においてきわめて新鮮なメッセージを持つものです。また親孝行というと子供から親に、の感がしますが本来は親子の深い絆、双方向のものです。これを機会に親子の在り方についても話し合っていただければと思っています。

中高生の多感な頃は感謝の気持ちがあっても、なかなか素直に「ありがとう」の言葉を言えないものです。言葉は「言の葉」です。感謝の気持ちを1枚の葉に託して伝えたいと思います。みんなで力を合わせてたくさんの葉が繁った大きな木(気)を作ろうではありませんか。(2016.9.22)

2016年09月08日

文化祭を終えて

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 今日(9月8日)は塾を対象とした説明会が開催されました。122塾から137名の方の出席がありました。昨年より2割ほど塾の出席が増えています。本学園への関心が増えているのだと思います。有難いことです。私はいつも自分の持ち時間をオーバーして皆に迷惑をかけていますので、今日は絶対に10分以内、を決意して挨拶に臨みました。

 冒頭、日本経済新聞の連載小説「琥珀の夢」の本日掲載分を写真にとって皆さんにお見せしました。この小説の主人公は鳥井信治郎、本学園の創立者の一人です。伊集院静さんが執筆されています。このことを紹介しながらまず、本学園の成り立ちを説明しました。あとは鳥井信治郎が唱えた「親孝行(孝道)」と「チャレンジ精神(やってみなはれ!)」に絞って話しました。この後、教頭から学園の取り組み、入試広報部長から来年度の中高の入試の説明が続きます。「琥珀の夢」については稿を変えて皆様に連載の内容もお伝えしたいと考えています。

 さて、文化祭が今週の土日(9月3日~4日)行われました。2日目の、台風による風雨を心配していたのですが、幸運にも雨にたたることなく終えることができました。私が期待していたのは中学二年生の展示でした。昨年は巨大な壁画を校舎に展示し皆を驚かせました。今年は何かと期待していましたが、巨大なバルーンの登場でした。四神(東西南北を守る4つの守護神)を形どった創造物が中央棟の壁面に、校庭にゆらゆらと動いています。まさに壮観。バルーンには扇風機から常に空気が送られています。巨大と言えば中1の一万羽以上の折鶴で作った国旗も見事でした。教室展示も充実し、今年も大いに盛り上がりを見せた講堂での合唱コンクールや各種発表、そして各クラブの活動など、私がパンフレットの挨拶でお願いした「感動と驚き」をいくつもお届けすることができました。生徒の皆さんよくやった。そして運営にあたった生徒会の皆さん、ご苦労様でした。この経験は必ず君たちの将来に、大きな財産となると確信します。

 昨日は1限に高校3年生を対象に来年のセンター試験に向けての説明会がありました。センター試験まであと4か月余り、高3には文化祭の余韻などありません。受験勉強一筋になります。今日は比較的涼しいようですが残暑は厳しい予想が出ています。健康には十分に注意して目標に向かって進んでくれることを願っています。

2016年09月01日

文化祭を明後日にひかえて

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 朝ニュースを聞いていましたら、8月の大阪で猛暑日がなんと26日あったとのことでした。あらためて今年の暑さを実感しています。それでもここ2~3日、朝夕は少ししのぎやすくなりました。昨日の朝、正門を入り中央棟に歩いていると、後ろから元気な「おはようございます」の声を聞きました。振り返ると剣道部の生徒でした。爽やかでいつも挨拶をしてくる生徒です。二言三言、話をしましたが、丸坊主にしていた頭が2cmぐらいに髪が伸び、久しぶりの笑顔がまた新鮮でした。彼は高3生、この夏に剣道部を引退し、剣道に明け暮れの生活から、半年後の大学入試に勉強一筋の毎日になります。

 8月23日から2学期はスタートしていますが、始業式では生徒に7月26日に亡くなられた故川村先生のことを伝え、生徒全員で黙とうをささげました。学校では60ホールに祭壇を設け27日の土曜日までお参りできるようにしました。大変多くの人のお参りがあり、故人の遺徳がしのばれましたが、会場設営・運営に先生方が心からの手を尽くされありがたく思いました。

 先週の土曜日(8月27日)は高校のオープンスクールが開催されました。今年第一回目です。説明会から始まりましたが会場の講堂は満席で、大勢の中学3年生とその保護者の方がお見えになりました。昨年より150名ほど増えたようでありがたいことです。私は挨拶で人間力のある生徒を育てたい、一人ひとりに向き合う教育が本校の特徴と話しました。授業も見ていただきましたが、この夏休みに、全教室に設置された最新鋭の電子黒板を使っての授業も評価いただけたようです。

 
 青森県で中学2年生の女子生徒が列車にはねられ、死亡するという事件が起こりました。8月25日のことです。女子生徒の遺書もあり、現場の状況から県警はほぼ自殺と断定しました。なんという痛ましい出来事でしょうか。どんな理由であれ13歳の女子生徒の自殺など悔やんでも悔やみきれません。そしてこのことは決して他人事ではないのです。本校では日頃からイジメに対しては、生徒への啓蒙活動、2か月に1度の「生活アンケート」、投書箱の設置など取り組んではいますが、イジメに関してはこれで十分ということはありません。イジメだけは教職員、生徒が協力し合って一丸となって退治しなければならないことなのです。

 今日(9月1日)夕刻、環境大使の生徒らとともに、高校棟前の花壇に千日紅、ポーチユラカなどを植えました。「植えました」といってもすべて理科の井関先生や環境大使の顧問の岡本先生のお膳立てで、私は植え込む作業のみです。それでも自分で植えると花に愛着がわき、これから毎日、見る楽しみが増えます。

 校長室から見える校庭は、明後日から始まる文化祭の準備に生徒は大忙しです。模擬店のテント張り、合唱コンクールの練習、劇の練習をしているクラスもあります。今年はどんな文化祭になりますか。お読みの皆さんにはぜひお越しいただきたいと存じます。

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2016年07月22日

終業式、一か月後元気な顔で

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いよいよ1学期の最終日、終業式を兼ねての全校朝礼となりました。全校朝礼なので校庭で行います。始まるの頃にはすでに夏の太陽が生徒の顔に照り付けています。表彰伝達、生徒会長の話、生徒指導部長の夏休み前の注意などが手際よく進んだあと、私も次の話をしました。それは過日のOne day Collegeでの話です。多くの大学の先生が雲雀丘学園にお越しでしたが、その中の神戸薬科大学の先生が自校のホームページに、「雲雀丘学園で多くの生徒が元気に挨拶をしてくれ、雨降りのぐずついたお天気の中、爽やかな気持ちになった」と書かれていたことでした。

 これを生徒に紹介し、「皆さんの挨拶に先生は感動し、雲雀丘学園は素晴らしい学校で素晴らしい生徒がいると思われたと思う。皆さんの行為が学校の評価を高め、そこに学ぶ皆さん自身の価値も高めることになった。今後も一層、励んでほしい」と話しました。学園内での挨拶はよくやるようになりました。これからは外部に向かってです。外でできてこそ挨拶は「ほんまもん」だと思います。

 「私の挑戦」も手短に話しました。今私に校長室には中高生、1462人の「挑戦状」があります。この夏休み、と言っても生徒には「夏期間」かもしれませんが、この期間にしっかりと挑戦に励んでほしいと思います。挑戦する心、不屈の心を育むのが「私の挑戦」の目的ですから。
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 終業式のこの日には校庭の芝刈りも行われました。「環境大使」らが中心となりましたが、昼前の暑い時刻です、みんな汗だくになっての芝刈りでした。環境に配慮し、天然芝のこの校庭ができたのは今から10年前。生徒、保護者、教職員が自分たちの手で、汗を流して整地し芝を張りました。自分たちが使うものは自分たちが手入れしようと、芝刈りも生徒たちが行います。こうして環境を考え、汗を流すことで感謝の心も忘れない生徒が育ってくれたらと思います。

さて夏休みですが、生徒たちには学年ごとに学年に応じた補講があります。高校3年生には今年、85講座が用意されました。学年団が練りに練った講座です。この講座に延べ2504人の生徒が参加し、半年後に控えたセンター試験に向けて必死の勉強です。この口座数、参加人数は昨年を大幅に上回っています。今年の春の大学入試で卒業生は今までにない大きな成果を上げてくれましたが、来春も今年以上の成績を上げられるのではと、今はひそかに期待しているところです。

朝礼では、この夏を雲雀丘学園の生徒として恥じない生活を送り、一か月後の8月23日、元気な顔で会おうと結びました。

2016年05月18日

用具係に熱く。体育大会開催

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雲雀丘学園中高等学校の体育大会が5月15日(中学校)、16日(高校)に開催されました。今年は中高とも今までのクラス別対抗から団対抗で行われます。学年縦割りの編成で、中学校は4つの団、高校は8つの団が誕生しました。それぞれが団カラーを持ち、その色の団旗のもとで戦います。

団対抗を取り入れたことで体育大会の様子が大きく変わりました。まずは団ごとの競争意識の高まりです。大会は入場行進から始まりますが、生徒たちはしっかりと前を見つめ、胸を張り、手を大きく振り、整然かつ堂々と行進しました。観客席からも大きな声援と同時に行進に合わせて手拍子が出るほどでした。

更に応援が熱を帯びました。3学年が一緒になるので応援にも力が入ります、ましてや団がきちっと色分けされているので誰を応援するか、自団がどういう状況にあるのかはっきりします。華やかさも増しました。テントの前の応援も認められたので臨場感も高まりました。観客席からも団対抗の様子がよくわかったのではと思います。

今回の新しい取り組みは、楽しい思い出になる体育大会を作ろうと、生徒会が中心になり、昨年の秋から何度も話し合いを持ち、準備を進めてきました。体育科の先生方が親身になってサポートし、団対抗を取り入れるにあたっての、課題や問題点を一つひとつ解決していったことが成功の要因です。

さて今回の体育大会でうれしかったことがあります。体育大会が終了し、私は学園に戻ろうとした時です。テニスコートを出たところで保護者の方3人が、人を待つように立たれていました。私が会釈をすると声をかけられました。「素晴らしい体育大会でした。特に用具係の生徒さんが、一生懸命走っておられたのには熱くなりました」と。有難いお言葉でした。

実は私もこのことには感じていて、プログラムの最終に入っても用具係の生徒の足はゆるむことなく準備、片付けに懸命でした。プログラムの終盤でした。二人の男子生徒が競争するかのようにフィールドの東側の方に片付けにかけていきます。一人の生徒が走りながら二つのマーカーを拾い上げました。もう一人の生徒は、自分が取れなかった悔しさを笑顔で表現していました。また学園のある職員もグラウンドの東側にいましたが、女子生徒が両手にコーン2個、マーカー2個を持って全力でかけてくる姿に驚いたそうです。

全員の力で、皆が縁の下の力持ちで、協力し合って初めて体育大会は運営されるもので、一部を取り上げ、評価するのは適当でないかもしれません。しかし用具係が少なからず観客の方々に、感動をお届けしたことは記しておきたいと思います。

たくさんの写真が撮られました。しかし競技、応援の写真が大半で、用具係をはじめ、縁の下の力持ちの写真はほとんどありません。来年の体育大会は「縁の下」を撮るよう写真係にお願いしたいと思います。

2016年04月08日

伸び代のある生徒を育てたい

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4月8日、午前と午後に分かれて中学校と高等学校の入学式が学園記念講堂で行われました。前日は宝塚市に暴風警報が出され雨も激しく降りましたが、当日はすっかり上がりました。ただ正門のソメイヨシノの桜は多くは散ってしまい名残りの桜となりました。今年は中学校172名、高等学校327名の新入学生を迎えることになりました。

 入学式が始まる前には玄関でギターマンドリンクラブが新入生歓迎の演奏をしてくれます。前月、同部は創立50周年の記念コンサートを開いたばかり。兵庫を代表するクラブの演奏だけに大勢の参列者が聞き入っておられました。因みに式の最後は本校吹奏楽部が迫力ある演奏を聞かせてくれました。

 さて式が開始されると、担任の先生から入学者の点呼が始まります。私は一人ひとりの顔を確かめながら、新入生が健康で明るい学園生活を送ってくれるよう、念じていきます。そして最後に、「中学校は172名、高校は327名の入学を許可します」と宣言します。気が引き締まる瞬間です。

 今年の新入生は中学、高校とも激しい競争を勝ち抜いての入学となりました。中高とも受験者が昨年の5割増になったからです。新入生には、難関を経ての入学に「よくやった」の祝福を送りたいと思います。また入学までいろいろご心配された保護者の皆様にも、まずは「ご苦労様でした」の声を届けたいと思います。しかし3年後、6年後には大学受験という大事業が控えています。保護者との「共育」の精神で共にがんばっていかねばなりません。

 高校の入学式で私は新入生に「3年間の高校生活を謳歌しろ」と言いました。3年間に色々なことを経験・勉強してほしいからです。もちろん、勉強することは基本でしょう。しかし大切なことは健康な体と心を作ることだと思います。そのために勉強のほかに、クラブ活動や行事への参加をしっかりやってほしいとも言いました。

 高校3年間は大学受験のための3年間ではありません。社会に貢献し、自らは豊かで幸せな人生を送ってもらうための人間的成長の期間だと思います。受験のためにすべてのエネルギーを使い果たしてしまう、大学生燃え尽き症候群にしたくはありません。雲雀丘学園の卒業生は大学生になっても、社会人になっても伸び代のある生徒を育てたいと思っています

2016年01月17日

中学受験に思う

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 正面玄関を入ってから試験会場までの通路は用務員さんによって朝早くからちり一つなくきれいに掃き清められました。職員室から望む東南の方角には神々しいばかりの太陽が、あたりを橙色に染めながら、遠く生駒山系の向こうから寒空を上がってきます。学校の象徴であるメタセコイアの巨木と太陽がうまく調和し思わず手を合わせたくなるほどでした。

 昨日と今日(1月16・17日)、雲雀丘学園では中学校の入学試験が行われました。開始時刻の早くから受験生がつぎつぎと保護者に付き添われて正門をくぐってきました。通路の両側には塾の方々からの激励の声がかかります。どうぞ普段の力を存分に発揮してほしいと願わずにはおれません。

 雲雀丘学園は前年と少し入試日程を変更し、初日はA日程の午前と午後の2回、2日目はB日程の午前と、合計3回の試験にしました。初日は午後の試験を午後4時の開始にしていますが、午前に他中学で受験した生徒でこの時間に間に合わない生徒のため、特例措置として午後6時開始の試験も設定しました。10人余りの生徒が利用しましたが、まだあどけなさが残る小学6年生に、1日2度目の受験を夜遅くまでしていただくことになり申し訳なく思っています。

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 今日(1月17日)の午後4時から初日の合格発表をしました。昨年より大きく受験者数が伸びたため競争率も高くなりました。雲雀丘学園を志望していただいて、残念ながらご希望にそえなかった生徒もたくさんおられます。不合格はたまたま今回の試験で実力を示せなかっただけのことだと思います。人生には運の要素も多いものです。これをばねにして更なる成長を願っております。また合格した生徒は雲雀丘学園がお預かりしたものです。しっかり育てていきたいと思います。

2015年09月05日

文化祭を終えて

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 雲雀祭を終えて三日目の校庭は至って静か、台風18号が東海地区に上陸したため空はどんよりと曇っています。今年の雲雀祭は初日は朝から晴れ渡り、二日目は残念ながら終日の小雨となりました。激しい雨が予想されていましたが、雲雀っ子の雲雀祭にかける熱意が吹き飛ばしました。

 初日の合唱コンクールは高校1年2年生がクラスの名誉をかけて戦いました。私は審査員を頼まれましたが、さすがに優勝、準優勝のチームは他を圧倒していましたが、ほかは実力が伯仲、点数をつけるのに苦労しました。生徒の真剣な表情と統率のとれた合唱に思わず涙を流される保護者の方もおられました。素晴らしかったと思います。

 二日間のプログラムの掉尾(ちょうび)を飾る高2のクラス別の発表は、まさに最後の雲雀祭にかける高校2年生の若さと執念が爆発しました。こんなに踊れるのか、こんな生徒が雲雀丘にいるのかと思うくらいの見事な演技で、クラスごとにも良くまとまっており、ここまで練習を積み上げた生徒に心からの拍手を送りたいと思います。

 開会式で生徒の皆さんに、お見えになったお客様にしっかり挨拶をしよう、笑顔でお迎えしようといいました。よくできていたと思います。「明るく挨拶をしてくれて、ほんとにいい生徒さんばかりですね」の声を複数の方から頂きました。有難いことです。挨拶は一時のものではありません。今後もしっかりとやっていきましょう。


 さて雲雀祭前日に校庭で横たわっていた「謎の白い巨大な板」ですが判明しました。初日の朝には中学棟の校庭側の壁面に吊り上げられました。大きな「シンデレラ城」が出現したのです。縦7m、横12メートルの板に2.5㎝四方の紙切れがなんと126,000枚貼りつめられて「シンデレラ城」を描いているのです。雲雀祭のランドマークになりました。今年初めての企画ですが来年の雲雀祭でもぜひ実現してほしいと思います。

 雲雀祭は二日間でしたが生徒は長い間、一生懸命に準備してきました。この期間を通していろいろなことを学んだと思います。一つのことをやり遂げるには一人でできないことも分かったと思います。色々な方の協力があって初めて物事は成し遂げられるのです。そんなとき陰で頑張った人に気を配れる人であってほしいと思います。

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2015年07月24日

1500人の「私の挑戦!」が届きました。

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 期末考査の終了後、中高の生徒1500名に「私の挑戦」を書いてもらい校長あてに提出していただきました。これは有意義な学校生活を送ってもらうために、何かに挑戦することを決め、文章にして校長に提出するものです。

 挑戦することはどんなことでもよろしいとして、条件を二つ付けました。一つは「すこーし」がんばらないと達成できないものにすること。もう一つはいつまでにやるかの期限を設けることです。

 1500人の「私の挑戦」が集まりました。私は全部に目を通し、一人ひとりの挑戦にコメントを添え終業式までに生徒全員に返しました。

 「私の挑戦」には、夏休みに自分の弱点の科目を克服するというものや、二学期中に成績の順位を上げるというもの、志望大学の合格を期するものなどがありました。クラブ活動では対抗戦での勝利、レギュラーになること、自らの記録への挑戦、勉強との両立などでした。他には目標を決め本を読む、早寝早起き、ボランティア活動、挨拶など多種多彩なもの、ユニークな挑戦もありました。

 私は終業式で生徒に改めて「挑戦しようとして書いたことは何としてもやり遂げよう。達成しようと努力することに意義がある」と呼びかけました。保護者のみなさまにもこれを見せるように言っていますので、ぜひご覧いただき励まして頂ければと思っています。

 私はこの活動を通して、物事に挑戦する大切さ、素晴らしさ、達成したときの歓び、できなかった時の悔しさを体得してもらいたいと考えています。失敗を恐れず勇猛果敢に挑戦すること、これこそ雲雀丘学園の初代理事長鳥井信治郎の「やってみなはれ!やってみなわからしまへんで」の精神でもあります。

 手元にある「私の挑戦」を時々見て、生徒にも声をかけながら、「私の挑戦」を生徒とともに実現できればと思っています。

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2015年07月04日

「One day college」

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 今年の「One Day College」が先週土曜日7月4日に開催されました。今年は、京都・大阪・兵庫などのほか近畿圏、遠くは鳥取大学、徳島・香川・高知の四国、九州など35の国公立、私立大学の先生にここ雲雀丘学園にお越しいただきました。「One Day College」は大学の先生から直接高校生全員が様々な分野の授業を受ける出張講義です。

 ふだんは遠い存在である大学の先生方が得意分野を高校生にわかりやすく説明されます。その上、プロジェクターや実験機材、教材を持ち込まれいろいろ工夫を凝らされ授業されるので、生徒は興味深く目を輝かせて講義を聴いておりました。

 先生が話されるテーマには「超音波検査をしてみよう」というものがあり、超小型の携帯型エコーを実際に使用して講義されるもの、「観光学って何? 宝塚から宇宙まで」と題し大学ではユニークな観光学部の先生がお話しされるもの、「素数の不思議な世界」と題し素数の不思議さ面白さを話された講義、また「ポツダム宣言受諾決定の政治過程」と題し、御前会議の様子をロールプレイングして、どちらかというと硬い内容を分かりやすく理解させるものなど実に多種多彩でした。

 「One Day College」は、本校の先生方の手作りの催しです。企画から運営まですべて先生が授業の合間を縫って準備します。それだけに授業がどれだけ生徒の心に響いたかが関心の的です。「One Day College」の講義から自分が将来やってみたいことを発見し、これからの学園生活のエネルギーにしていく生徒もいます。

 また、今回も保護者の皆様にも「One Day College」を参観していただきました。大人にとっても興味ある講義ですし、子どもと一緒に受講するということも大切なことと思います。出席者の感想をお聞きしながら来年は多くの方々にも広くご案内できればと考えています。

2015年06月03日

放送による全校朝礼

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 6月3日朝はあいにくの雨でした。校庭での全校朝礼を予定していましたが、放送での朝礼となりました。私にとっては初めての経験です。私はそのようには思わなかったのですが終了後、「ずいぶん緊張されていましたね」と放送室で立ち会われていた先生から言われました。自然と固くなっていたのかもしれません。

 生徒の皆さんには2点伝えました。1点目は健康管理をしっかりすることです。先月下旬は30度を超える日が続き、真夏の暑さを感じました。そして今朝は昨夜来の激しい雨、6月は天候不順の予報も出ています。間もなく梅雨入り宣言もだされると思います。6月は一年のうちでも最も健康に気を遣わなければならない月です。体調には万全を期していただきたいと思います。

 もう1点は挨拶の励行です。挨拶はちょっと気を抜くとだんだんやらなくなってしまいます。強い意志を持ち続けられるかです。生徒会も積極的に挨拶に取り組んでいます。ぜひみんなで力を合わせて、挨拶が元気に飛び交う学園にしましょう。

 先月末から教育実習生が学園来ており、実習生からも放送での挨拶がありました。「この研修を通じて様々な教育現場の経験を積んでいきたい。生徒の皆さんもこの機会に私たちから色々なことを吸収してほしい」とのこと。実習生11名は、来春には、これからの日本を担う子どもたちを育てるという極めて崇高な任務につきます。その気概を持って、しっかりと実習を行っていただきたいと思います。

2015年05月11日

高校体育大会

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 高らかなファンファーレの後、「東京オリンピックマーチ」にのって、選手が堂々の入場行進をしました。今日も演奏は吹奏楽部です。昨日の中学校の体育大会に続いて今日は高等学校の体育大会が開催されました。

 51年前の東京オリンピックの開会式を思い出さずにはおれませんでした。私は中学2年生、学校のテレビでクラス全員で開会式を見ました。「世界中の青空を集めたような日本晴れ」、アナウンサーの高揚は今でも耳に残っています。

 今日の天候もその時に負けないくらい素晴らしく、昨日今日と続いて晴れるとは雲雀丘学園はついています。中学校と同じように私からは「3つのお願い」をしました。特に高校3年生にとっては最後の体育大会、あえて「友垣」という言葉で、友情を深めてほしいと話しました。

 競技はどれも見ごたえのあるもので、さすが高校生とうならせるものが数多くありました。クラス対抗リレーで優勝したチームの男子4名の走りは力強く、フォームもきれいで実に迫力のあるものでした。女子全員参加の「棒引き」は8回戦まで続き、両チームともチームプレーに徹し、土ほこりにまみえて必死に戦いました。

 男子1500メートル走では優勝した選手の記録は4分41秒。最後まで走力は衰えませんでした。立派なものです。余談になりますがこの選手には賞状が贈られ、また頭上には月桂冠が輝きましたが、この月桂冠は生徒指導部長、大見先生の手作りです。いつも生徒に対し厳しく指導される先生ですが心は優しい先生です。

 雲雀丘学園高校名物の「エンカレ」は感動ものです。よくも短期間の準備でこれほどのパフォーマンスができるものです。陰で必死になって、みんなで協力し合って取り組んだのでしょう。校長として生徒を自慢したいです。保護者の皆様にもお喜びいただけたものと思います。

 特に高校3年生は来年に向けて、心を引き締めて新しいスタートです。今日の経験がきっと役立つものと思います。


2015年05月10日

中学体育大会

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 少し心配していた雨も全くの杞憂に終わり、素晴らしく晴れ上がった雲雀丘学園中学校の体育大会。開始の8時半前には観覧席は一杯になっていました。選手入場は学園の吹奏楽部の演奏で堂々の行進。緊張のあまりか、1年生の中には手と足が同時の生徒もいました。入学して1か月、1年生にとってはこの時期の体育大会は大変です。

 校長挨拶で私は生徒の皆さんに3つのお願いをしました。まず、「全力投球」。勝った負けたより、全力を出しきったかどうかが大切。2番目は「スポーツマンシップ」。勝者への拍手と同じように敗者の健闘をたたえてほしい。時間厳守、きびきびとした行動も必須。
 そして最後は「団結力」。チームプレーを通じてさらに友情を培ってほしい、と。

 生徒たちは見事やりきったと思います。女子全員で二つに分かれて戦う「棒引き」は6回戦やって合計109:108の大接戦を演じました。両チーム、死力を尽くしました。一方、男子全員がこれも2チームに分かれて戦う「棒倒し」。これは3回戦って3:0のワンサイド。しかし大変激しくぶつかり合った後は両チームとも、きちっと整列して礼。お互いの健闘をたたえあうというすがすがしいものでした。さすがは礼儀の「雲雀っ子」。

 大会の進行もスムーズ、進行の良さに昼休みの時間を延ばすほどでした。フィールド内では選手はもちろん、進行を手伝う生徒、先生方も全員駆け足で気持ちのいいもの、集合・解散も統率がとれていました。

 今日の来場者は大人979名にお子様を含むと1000名あまり。昨年より約100名多かったようです。保護者の皆様には、ご満足いただけましたでしょうか。生徒たちには新学期が始まったばかりの行事ですが、この経験をもとにさらに大きく伸びてくれることを願わずにはおれません。

2014年10月19日

平成26年度第二回高校OS&入試説明会

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 爽やかな秋晴れの中、第2回高校オープンスクール(OS)と高校入試説明会が行われました。
 OSは200名を超える参加申し込みがありましたが、「模試と重なって行けなくなりました」などのキャンセルがあり194名の参加となりました。
 OS終了後の入試説明会には644名の方が参加されました。資料は481部をお渡ししています。参加者数、資料配布部数とも昨年の同時期より少ない数となっています。ただ、参加者数に占める資料配布部数の割合が多かったのは、「高校入試の模試」と重なり、保護者だけで参加される方も多かったからではないかと考えています。
 高校は、所得制限が導入されたものの公立高校の授業料は基本的に無償となっています。この点については私立高校の大きなハンデとなっています。ただ、私学ならではの特徴的な取り組みや教育内容から私立を専願で検討しておられる方も多くあります。「公立か私立か」が選択の大きな要素と成りますが、公立を第一にして、私立を第二(併願)とすると言う考え方が変化してきているのも事実です。「公立・私立」を含め「行きたい学校」、「自分にあった、頑張れる学校」はどこかを基準とした学校選びが根付いてきているように感じます。
 本校の来年度高校入試は、募集定員が約115名と例年と同じですが、その内訳が選抜特進約115名、特進・一巻選抜若干名と大きく変わります。特進が若干名となり、入試の難度が高くなると予想しています。これからの時期は高校入試にとって「胸突き八丁」、ゴールイメージを明確にして頑張りましょう。

2014年09月07日

「 HIBARI FESTIVAL 49th 」終了

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 きょうは文化祭2日目です。天候にも恵まれ早朝より多くの保護者や卒業生など多数の来場者がありました。講堂では演劇部、箏曲部、合唱部、吹奏楽部、ギター・マンドリン部が舞台発表を行ないました。中学生から高校生まででの部員で構成される部の活動発表です。学年の枠を超えた同じ共通の趣味を持つものの集団が、組織として日常の練習を積み上げその成果を発表します。深まりと洗練されたものを感じました。
 校舎内の展示や催し物も一般公開日で多くの来場者があり、昨日とは違った雰囲気になっていました。校庭の模擬店も長蛇の列ができるほど繁盛し、調理、販売する方も力が入っていました。
 文化祭は2学期最大の学校行事であり、生徒会にとっても大きな活動課題です。生徒会では1学期から文化祭企画・運営委員会を立ち上げ取り組みを進めてきました。テーマの設定、クラスや学年、クラブの取り組みの調整や練習計画、プログラムの作成等々、多くの課題を遂行してきました。全校生徒の力を文化祭の成功を目指し結集させる、まさに、自治力を発揮、実践する場でした。課題を乗り越えることにより人や組織は成長します。この間の取り組みでクラスや学年、クラブがどう変わったのか、到達点や今後の課題は何なのか、それぞれが何を感じたのか、それぞれの所で最後の総括までシッカリすることが大切です。
 6・7日と2日間に渡って行なわれた文化祭、延べ4,000人にものぼる多数の来場者を迎えた「 HIBARI FESTIVAL 49th 」が終了しました。

2014年09月06日

感動の音楽コンクール

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 きょうは「 HIBARI FESTIVAL 49th 」の初日です。8時30分全校生徒が校庭に集合、開会式が行われました。生徒会長の開会宣言の後、各委員会からの諸注意がありそれぞれの持ち場へと移動、雲雀祭が始まりました。
 高校音楽コンクールが始まるころになると、講堂へ向かう生徒の列が出来始めました。その中から「ゆっくり、ゆっくり」と呟く声が聞こえてきす。勿論、ゆっくりとしか進めないのですが、どうも人をかき分けて進もうとする気持ちを諌めているのではなさそうです。舞台へ上がるとテンポが速くなってしまうので、そうならないようにと自分に言い聞かせるように呟いていたのでした。音楽コンクールにかける意気込みと集中しようとしている様子を垣間見た感じがしました。
 例年、この音楽コンクールは、中学もそうですが、聴くものの心、いや凛々しい姿勢で表情も豊かななので観るものの心も打つ、素晴らしい伝統行事となっています。選曲から役割分担、練習に至る過程では、真剣に意見をぶつけ合い、相互批判や自らの姿勢の反省も含め「喧嘩をしている様」に感じるほどだそうです。音楽コンクールのために組織されたクラスではありません。歌の苦手な人もいるでしょう。大きな声を張り上げるのが恥ずかしいと思う人もいるでしょう。しかし、このコンクールではそれらを乗り越え、どのクラスも心を一つにして金賞を目指すのだという意気込みをみせます。例年は上級生が経験とプライドを示すところなのですが、今年は一年生が金賞と銀賞を獲得しました。
 目標実現に向け、皆んなで力を合わせ努力する、音楽コンクールを通してどのクラスも団結が一つステップアップしたことでしょう。

2012年11月10日

3学年の学年懇談会

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 立冬が過ぎました。校庭の大きなイチョウはまだ青々とした葉を一杯つけていますが、他の木々の葉は色づいてきているものもあります。芝生は休眠状態に入ったのか、色が変わってきています。今年の紅葉は少し早いといわれていますが、まだまだこれからという感じです。紅葉の季語は秋、暦の上では冬です。
 きょうは中学1・2年生、高校1年生の3学年が学年懇談会を行いました。多くの方に参加していただけるように土曜の午後を設定しますので、どうしても学年が重なってしまいます。兄弟、姉妹がある方には、忙しい思いをさせることになり申し訳ありませんでした。学年の後半から新学年に向けてのそれぞれの課題を共有し、協力をお願いする大切な懇談会です。いつも多くの方に参加していただき感謝しています。
 中学時代の大きな課題は「自立」です。我が子の「自立」をどう手助けするか、手を差し伸べるところと我慢するところの兼ね合いが難しいところです。学校生活においても、我々教師が苦労するところでもあります。絶えずこの課題を念頭に置いて、いろんな取り組みを進めていくことになります。また、この時代には、読書や好きな教科はもちろんのこと、クラブ活動など夢中になれることを見つけて欲しいと考えています。これが、「自立」に向けての鍵になることもあります。そのための仕掛けや仕組み、出会いをたくさんつくっていきたいとも考えています。
 四季のある日本では、春夏秋冬、最後の季節になります。しかし春を迎えるための準備の季節とも考えられます。厳しい冬を乗り越えてこそ、素晴らしい春を迎えることができます。

2012年08月04日

クラブの夏合宿

 本校も多くのクラブが夏合宿を行っています。すでに終わったところもあれば、これから実施するところもあります。
 自然学舎、林間学舎、修学旅行など学年単位で実施する宿泊行事と違い、クラブ合宿は共通の「趣味・趣向」を持った有志である先輩と後輩が一緒になって実施します。当然、目標も明確です。ですから、非常に印象深く、強烈な思い出として残る行事だといえます。
 私自身、高校での3年間、合宿の思い出抜きには語れません。1年生で初めて合宿に参加した時のことは、今でも鮮明に覚えています。奈良県の吉野にあるお寺が宿泊場所でした。毎朝6時からみっちり2時間トレーニングの後、朝食です。大学でトレーニングの研究をしているバリバリの大学生の先輩が指導するものですから、一年生は全員、朝食を取ることができませんでした。水分を取るのがやっとの状態で、私は毎日1kgずつ体重が減っていきました。数日後、師範からトレーニングを軽減するようにとの指導で少しは楽になりましたが、面の中で汗と涙を流しながら稽古したことを、今でもよく覚えています。一年生の時は辛い・苦しいことが多かったですが、仲間と共に乗り切れたということと「強くなりたい、勝ちたい」という思いが、三年間続けられた原動力になったと、私は考えています。強烈な印象に残る高校時代の思い出です。
 自分の「好きなこと、やりたいこと」に仲間と寝食を共にしながら全力で取り組む。そこからくる連帯感、充実感や達成感は何事にも代え難いものです。「飛躍のための夏休み」の重要な内容かも知れません。

2012年08月01日

サイエンスキャンプ in 鳥取大学

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 サイエンスキャンプは、中学3年生、高校1年生が鳥取大学のキャンパス内で大学での学びを直接体験する「大学連携体験合宿プログラム」です。大学の先生方や大学院生・学生から講義や実習指導を受けます。学問に対する興味・関心を高め、学習意欲の向上を図り、創造性、知的探究心、理数の才能等を育てることをねらいとしています。今年度新たに企画されたプログラムです。
 今年は、鳥取大学湖山キャンパスにおいて2泊3日で実施します。地域学部の地域環境学科・地域文化学科、農学部の獣医学科・生物資源環境学科の六つの研究室で「研究体験」を行います。
 その内容は、
 ①「薄層のクロマトグラフィーを飼養して、エステル化合物の生成の追跡や精製を試みる」
 ②「毛髪や食品中の水銀レベルを測定し、その結果からどのようなことが考えられるかを導きだす」
 ③「人間観察の鋭く現れたフランス文学や、色彩の冒険を追求した印象派の画家たちなど、フランスの多彩な文化に触れる」
 ④「風車を製作し、大学の実験風洞を使用して回転数や発電量を計測してデータをまとめる」
 ⑤「血液中のいろいろな酵素を調べることにより、肝臓、腎臓などの臓器の異常がわかる。それらを分析することによって生体の状態を知る」
 ⑥「ソーダ味のお菓子の色は、涼やかな水色をしている。この食用着色料のタンパク質の性質を調べ、病気を予防するような効果について調査する」
など本格的で興味深いものばかりです。中学生や高校生にとって貴重な経験になること間違いなしです。
 この様な機会を与えてくださった鳥取大学の先生方に感謝いたします。

2012年07月28日

中学カナダ研修に出発


 今日は、中学2・3年生の有志よるカナダ研修団が元気に伊丹空港を飛び立ちました。この研修は11日間にわたってプリンスエドワード島(PEI)をメインにカナダ東部で行われます。初日は成田を28日17時20分に飛び立ち、トロントには28日16時10分着の予定です。「あれ、29日じゃないの?」と思われますが、28日の夕方から11時間を超えるフライトなのに、着いたらまだ28日です。地球の自転と同じ方向になる東向きに飛行し、日付変更線を超えるからです。そこから国内線に乗り換え、ハリファックスへ行きます。生徒たちにとって、今日は24時間を遥かに超える「長い一日」になります。時差との戦いも始まります。これも良い経験になります。
 ハリファックスは、カナダ大西洋岸地方最大の文化・経済の中心都市で、サミットも開催された都市です。ここには、シタデル砦という八つの頂点を持った星型の城塞があります。同じ星型の城塞である五稜郭がある函館市と姉妹都市になっています。
 PEIは東海岸のセントローレンス湾に浮かぶ小さな島で、カナダの州の中で、面積、人口ともに最も小さい州です。小説「赤毛のアン」で有名な島ですが、カナダの連邦制発足と独立の話し合いが行われた歴史的な島でもあります。鉄分を含んだ赤土と緑のコントラストが何とも美しく、何度でも訪れたくなる島です。
 語学の学習と自立をテーマにしたこの研修は、生徒たちにとって掛け替えのない経験です。現地からの報告を楽しみにしています。

2012年07月24日

大山登山

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 大山は海抜1,709mの中国地方の最高峰です。北西側からの姿は富士山に似ていることから別名「伯耆富士」と呼ばれています。大山の名前が初めて文献に記されるのは、「出雲国風土記」と言われています。奈良時代から大山と呼ばれていたということになります。
 今朝5時起床、朝食を済ませ、6時30分大山登山開始です。快晴、無風の気象条件の中、200名を超える雲雀丘学園中学校の登山隊が2列縦隊で出発しました。大山寺口の登山道から片道3.4kmです。この距離ですと、平坦な道だとゆっくり歩いても1時間足らずで歩けます。しかし、海抜800mから1,700mまでの900mを登りますので、大変です。この道のりを3時間かけて上り、3時間かけて下山してくるという計画です。ブナやミズナラの樹木の中を、ゴロゴロ石が階段状になった道を汗を拭き拭きひたすら歩きます。木立が途切れると、麓の大山寺口や「国引き神話」にでてくる弓ケ浜がよく見えました。絶景です。疲れも一瞬吹き飛びます。下山してくる人とすれ違います。「おはようございます。」と声をかけます。「おはようございます。後30分程や頑張りや。」と励ましの声、山のマナーです。8合目あたりにくると特別天然記念物にも指定されているダイセンキャラボクが目に入ってきます。木道が整備され、尾根伝いの道にもなりますのであと一息です。山頂が近づいてきますので、心なしか元気も出てきます。奇麗な高山植物も花を咲かせています。
 山頂で軽食と記念撮影、その後「一木一石運動」に協力するために持参した一人一個の石を避難小屋の横に置き下山。この時の様子をNHKBSテレビが撮影していました。8月下旬頃放送の「日本の百名山」で放映されるそうです。
 あまりにも天気がよすぎ、風もない状態でしたので、少しバテましたが、無事下山しました。
「全員が頂点に立ち、全員が無事帰ってくることが目標です。」と昨夜の山岳ガイドさんが話されました。全員が「山頂」ではありません。自分のできる「頂点」です。全員が自分のできることをやりきった大山登山でした。

2012年07月23日

中2林間学舎へ出発

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 今日から、2年生が林間学舎です。大山登山と森と水についての環境学習がメインの行事です。
 予定の時間に、校庭の芝生に2年生が集合しました。集合整列の状態を見ていますと、昨年とは少し違った印象を持ちました。学年全体が整然と並んでいるのは同じなのですが、何か凛々しさを感じました。事務長や教頭が見送る中、5台のバスが予定通り出発しました。林間学舎の様子は、中2学年だよりに「林間学舎リポート」が現地から入りますのでそちらをご覧下さい。
 蒜山高原での昼食後、サントリー奥大山ブナの森工場見学と、植樹を行いました。今年で、5年目になります。先輩たちの植樹した木は背丈ほどの大きさになっているのもありました。今年は植物の植生等考えて、植樹の種類を30種類と増やしたとのことでした。工場のある奥大山の地域は広大なブナ林で有名な所です。このブナにまつわる話として、日本にはブナ林の神話があるというのを聞いたことがあります。ブナ原生林の土壌は1時間に約300 mmもの雨を吸収するほどの驚異的な保水力を誇るとのことです。また、ブナは保水力の極めて高い木で、推定年齢200年のブナの木が蓄える水の量は1本あたり年間8トンといわれています。このような力があれば、近年「ゲリラ豪雨」という言葉で象徴されるような、短時間にバケツをひっくり返したような雨が降っても大丈夫でしょう。これだけの保水力があれば、美味しい天然水も湧き出るということです。 森と水の関係、森と人間生活との関係、自然との共生は私たちにとって大切なテーマです。

2012年07月20日

一学期終業式

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    先生と一緒になって大掃除           担任から一言 
 今日は一学期の終業式です。午前中3時間の授業を行い、4時間目に校庭で終業式を行いました。終業式に先立って行われた生徒集会では、クラブの賞状伝達と生徒会からの表彰が行われました。精勤賞(遅刻・欠席の最も少なかったクラス)4クラス、ピカピカ賞(教室や廊下の清掃が行き届いていたクラス)2クラス、バッチグー賞(校章・組章バッチの着用が優秀なクラス)2クラス、Let's読書(図書室利用の最も多かったクラス)2クラスが表彰され、生徒会から賞状と副賞が贈られました。それぞれの賞は中学・高校毎に選考されています。中学では1年生の健闘が目立ちました。高校は3年生が、4つの賞の内3つを受賞しています。さすがです。学校でもクラブでも最上級生が模範を示す、そういった組織や団体は良くなっていくと、私は考えています。

 4月から気持ちを張りつめ頑張ってきたが、途中で少しペースダウンした人。はじめは戸惑いがあったが、途中から順調に進みだした人。最初から調子よくそのままの勢いで来た人。それぞれの過ごし方があったと思います。各自が一学期を振り返り、不十分だったところを改善し、次への飛躍の準備をするのが夏休みです。長期休業中だからできること、いや、この時でないとできないことがあると思います。ぜひ、有意義なものにしてください。その時に心がけてほしいことがあります。この夏休みの計画や目標を友達、親や先生といった自分の周りにいる人に話すことです。目標は口に出してこそ、本当の目標になります。胸にしまい込んでいては目標になりません。なぜなら、自分しか目標を知らないと、つい自分に負けて目標を下げてしまったりするからです。自分一人ではなく、みんなの力を借りましょう。
 学習やクラブ活動も含めて、各人の「飛躍のための夏休みに」なることを期待しています。

2012年07月15日

中学カナダ研修

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 昨日の午後、中学2・3年生対象の海外研修として実施しています中学カナダ研修最終説明会を行いました。研修の内容はカナダ東部にあるプリンス・エドワード島(PEI)での1週間のホームステイを中心にした語学研修プログラムです。PEIはモンゴメリの小説「赤毛のアン」で有名な島ですが、カナダが独立する際、カナダ建国会議が開かれたという由緒ある歴史の島でもあります。PEIへ行く前後にハリファックスという町やナイアガラの滝観光も行い11日間の日程で研修が行われます。
 中学生にも海外での語学研修を実施したいとして、2001年の夏に現地視察を行い、今のプログラムを作成しました。翌年から実施し、今年で11年目になりますが、途中、SARSと新型インフルエンザのため2回中止になりましたので、9回目の研修となります。語学の学習はもちろんのこと「自立」もこの研修の大きなテーマとしています。今までの参加者をみましても、生徒会活動や学習面でリーダーシップを発揮する生徒が多く現れています。また、この研修が契機となり大学進学や進路を考えるようになった生徒も多くいます。雲雀丘学園中学校の特長的なプログラムに成長してきたといえます。
 慣れない海外での生活、その上に語学の壁があるということで、保護者にとっては心配な面もあると思います。昔から「かわいい子には旅をさせよ」と言われています。ホームシック、言葉が通じないことからくる戸惑いや失敗、いろいろあると思います。しかし、それを補って余ある人の親切や優しさに一杯触れることになります。この11日間は「自立」をめざすと共に「子離れ」をめざす期間でもあると捉えていただければ幸いに存じます。

2012年07月06日

明日は中体連と1Day College

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 梅雨空の中、空模様とは対照的に、にこやかな顔が学園の中に溢れているように感じます。大掃除をしている様子も、いつもとは少し違います。そうです。今日、一学期期末考査が終わったからです。
 十分にやれた、手応えのある顔もあれば、不完全燃焼な顔や反省が見られる顔もあると思います。万全の体制で臨んだが、ケアレスミスで結果が不満なのはまだしも、準備が十分できなかった人は、結果如何に関わらず、学習に対する姿勢を考え直さないといけません。
 明日は中体連の日です。中学生は学校での授業はありません。試合前の一週間が期末考査で、十分練習を積むことはできなかったと思いますが、全力を尽くしてください。
 高校生にとっては、1Day Collegeになります。大学の先生と直接接し、お話を聞く機会です。自分の進路、将来の生き方を考える上で参考になる取り組みです。今回は、30校の国公立・私立大学の先生方にお出でいただき、32講座の出張講義を行っていただきます。先輩たちも、この講義で進むべき方向や大学を決めたという例が多くあります。是非、すばらしい出会いが多くあることを期待しています。出会いは、待つものではなく、作るものです。事前準備や下調べ、何を聞きたいかなどしっかりまとめておけば、チャンスの神様は自分の前を素通りしていかないと思います。
 保護者の皆様にとりましても、親子で進路について共通の話題を持てるよい機会だと思います。受講していただければ幸いに存じます。

2012年06月30日

阪神地区私学夏期合同街頭補導

 6月29日(金)県私立中・高阪神地区生徒指導連絡協議会による夏期合同補導及び情報交換会が行われました。阪神地区にあります私立17校の生徒指導部の先生と尼崎、西宮、川西の警察署及び少年サポートセンターなど関係機関の方々の協力を得て、阪急の塚口、西宮、川西の3方面5班編成を組み、約80名の方が1時間半に渡って熱心に街頭補導にあたっていただきました。梅雨の最中とはいえ、真夏を思わせるような蒸し暑い中、本当にご苦労さまでした。
 今年度、本校がこの会の幹事校になっていますので、私も、会長として情報交換会に参加しました。各班からの報告を聞いておりますと、飲食店への立ちよりや喫煙行為などもなく、キッチリしているということでした。「アイスクリームを食べながら電車に乗ろうとしている生徒を注意しましたが、実はうちの生徒で、それ以外は何もありませんでした。」と、笑わせる報告をする班もありました。
 中高生を取り巻く環境は決して健全な状態ばかりではありません。むしろ、犯罪に巻き込まれる危険性の方が高い状態だと言っても過言ではないと思います。子どもは社会を映す鏡ともいわれます。真っ直ぐ正しく映す鏡ほど、歪んだ間違った姿もそのまま映すことになります。子どもの鏡にどんな姿を映させるか、健全に成長させる社会を創るかは、私たち大人の責任でもあります。また、物事を正しく判断できる、間違った方向へは進まない、心にブレーキをかけられる生徒に育てる責任もあると思います。
 少子化の上に不況と私立学校を取り巻く環境は非常に厳しいものがありますが、それに負けることなく、各校の先生方が生徒指導に熱心に取り組まれている成果が現れていると感心した次第です。

2012年06月29日

PTA高校学級委員会

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 29日(金)午後から、先日の中学に引き続き、高校のPTA学級委員会が行われました。保護者は各学年各クラスの学級委員、学校からは、校長、教頭、学年主任が参加しました。

 高2の学級委員でもある高校学級委員長の司会で始まりました。私の方から冒頭の挨拶として、高校1年生といえども、大学進学を考えて学校生活を送ってほしい。決して早くはない。単にどこへ行くかだけではなく、自分の生き方を探るという観点から捉えて欲しい。「二兎を追う者は一兎をも得ず」と言う諺があるが、二兎も三兎も追って欲しい、高校時代はそういう姿勢が大切だ。等々、お話をさせていただきました。また、7月7日(土)に行われる1 Day Collegeでは、32講座の出張講義がおこなわれますので、そこへの参加要請をしました。

 学年主任から、パワーポイントを使った行事報告と行事予定の説明がありました。その後、各学年の学級委員から懇談会や茶話会の様子。高1の学年主任からは「慣れる、足元を固める」、高2からは「修学旅行が終わり、学習に切り替えるように」、高3からは「体育大会後、学習へと切り替えるようにしている。夏期講習も5クールに渡って行う」などの報告がありました。

 最後に、教頭から学校の教員は成績等含め生徒を横並びで見るなかで話をする、保護者は小さい時からの様子を含め、縦から見たアドバイスをお願いしたい。もう一人の教頭から、子育ての失敗例と称して我が子の大学生活から就活に向けての苦労話、長い目で見てやる大切さなどの話もありました。

 高校の場合は、中学より学級委員の数も多く、多くの方からご意見を聞くことができず、報告や学校側からの話ばかりになりましたが、和やかに会を終えることができました。

2012年06月28日

PTA中学学級委員会

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 27日(水)、PTAの中学学級委員会が行われました。PTAより中学学級委員、学校より校長、教頭、中学学年主任が出席しました。PTAの役員としては、中学・高校全体から選出される実行委員会と、各クラスから選出される委員があります。学級委員・施設委員・文化教養委員がクラスから選出されるもので、学級委員は2名、他は各1名となっています。
 中学3年の学級委員で実行委員会のメンバーでもある中学学級委員長の司会で始められました。私より冒頭の挨拶として、一学期は上手く滑り出せていること、中学生の頃は「思春期、反抗期」の時期で、これは大人へ向けて成長していく過程で多くのものが通るものであることなどの話をしました。また、この時期には、いろいろな事に挑戦し、成功体験を多く持ってほしいこと、そのために学校としては多方面にわたって活動できるように工夫している事もお話ししました。
 その後、各学年から懇談会や茶話会の様子が報告されました。中学1年生は8割近い出席率で和気藹々とお話ができたとの報告が印象的でした。
 学校からの行事予定の説明の後、出席されている方に一言ずつお願いしました。「今、反抗期です」、「兄は男子校ですので、共学は初めてですが、体育大会で男女が協力して取り組んでいるのを見て、良いなと思いました」、「いろんな事にチャレンジさせたいと思い、環境大使の活動に参加させています」、「カナダ研修に行かせます」、「まだ、勉強のスイッチが入っていませんが、長いスパンで見ていきたい」などなど。みなさん共通して仰っていたのは、「楽しく学校生活を送らせていただいている」とのことでした。心強く拝聴した次第です。
 懇談会、茶話会、各委員会などのPTA活動は本校が掲げています「共育・共学・共生」を実践していく場でもあります。保護者と教員の大人のネットワークを広げ、生徒の成長を見守っていきましょう。

2012年06月23日

PTA実行委員会と中学2年生学年懇談会

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 23日土曜日の午後、二つの会合がありました。一つはPTA実行委員会です。第二回目の実行委員会になりますが、全員出席で行われました。行事報告と行事予定や各委員会からの報告がありました。行事報告では、趣向を凝らし、写真に収められたものを大型テレビに映し出しながら教頭の方から報告が行われました。今までも、授業はもとより職員会議や各種会合で、ペイパーレスも考えてのことですが、テレビやプロジェクターを使って視覚に訴え、理解を深められるようにと活用してきました。今回、実行委員会でも初めて使いましたが、行事の様子がより理解してもらえたと思っています。「見える化」の推進は今年のテーマでもあります。
 中学・高校の学級委員会からは学年懇談会の様子や学級茶話会の報告、文化教養委員会からは会員の親睦を目的としたバスツアーや秋の講演会の取り組み、あと、文化祭で毎年行っている制服のリユースの取り組みなどを話し合いました。
 実行委員会終了後、二つ目の会合である中学2年生の学年懇談会に出席しました。中学2年生という学年は中高6年間を考えても、また、公立中学などのように3年間の中で考えても、思春期・反抗期の時期でもあるとともに、学習面でも本格的な学習の仕方を定着させるなど、大変重要な位置にあること。学校としても「本物の学びを追求する」ためのいろいろな取り組みを考えていること、などを冒頭の挨拶の中で話させていただきました。学年からは1年次とは違った学年の様子や模試、中間考査を終えての分析や問題提起、林間学舎の説明などがおこなわれました。その後、担任を囲んで学級ごとの茶話会が行われました。
 全ての学年の1回目の懇談会が終了しました。それぞれの学年の特徴がでた懇談会だと思いますが、本校が掲げている「共育・共学・共成」は共通です。保護者と教員の「大人のネットワーク」を強固にし、生徒の成長のため力を合わせていきましょう。

高校1・2年 夢ナビライブ

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 今日は、高校1・2年生が夢ナビライブに出かける日です。1限の授業後、全員がバス13台に分乗して出発しますので、交通量の多い国道に面した学校ですから、ご迷惑をおかけしたことになったかもしれませんが、夢ナビライブの会場である南港のインテックス大阪へ向け出発しました。

 本校では、従来からキャリア教育の一環として毎年約30大学から先生方にお越しいただき、ONE DAY COLLEGEを開催しています。進路意識の醸成や志望校選びに大きな役割を担った取り組みとして定着しています。30大学といえども、生徒個々の進路希望にすべてマッチした大学をお招きすることができているかといえば、それは無理な話ですので、補完するものとして夢ナビライブを活用しています。全国から、国公立大学27大学(63講座)、私立大学92大学(112講座)が一堂に会する企画です。ほとんどの生徒が関心のある大学の講義を受けることが可能だと思います。明確な目標を持っている生徒もいれば、絞り切れていない生徒やただ漠然としか考えていない生徒もいるかもしれませんが、多くの大学の講義を受け、新たな発見や経験を通して、進路目標の確立に役立つものと考えています。

 早く目標を持って取り組みを始めた生徒の方が、その目標をより実現しやすい。これは自明の理です。大学の名前だけでなく、将来の自分の生き方を含め、何をしたいのか、どんな分野なら力を出し切れるのか、そして、人のために役立つ生き方が出来るのかを考える機会にしてくれると確信しています。


2012年06月14日

修学旅行「旭山動物園」

%E5%86%99%E7%9C%9F6hk.JPG%E5%86%99%E7%9C%9F7hk.JPG 修学旅行第四日目、昨日、ファームステイで農業体験をした生徒たちは、思い出と感動を一杯詰め込んで、各地区ごとに解散式を行いました。「女の子はお嫁にくるなら北海道へ、男の子は新婚旅行なら北海道で、また、家に帰ってものを買う時は、裏を見て北海道産の表示のあるものを買って下さい」とユーモアにあふれた農家の方の代表のお別れの挨拶をうけ、午後から旭山動物園へ向かいました。入場者数の激減により経営危機に陥ったものを、奇跡の立て直しを図ったとして有名になった動物園です。
 日本の動物園は、一般的に動物の姿形を見せることに主眼をおいた「形態展示」を採用しています。それに対し、旭山動物園はペンギンのプールに水中トンネルを設けて泳いでいる姿を見えるようにしたり、動物が自然に近い環境の中を自由に動き回れるようにして、行動や生活を見せる「行動展示」を導入したことで注目を集め、入場者数を激増させたといわれています。知恵と工夫と情熱が結実した動物園です。
 入場者数の増加を図ったり、経営危機を立て直したりすることは、学校経営にも通じるものがあります。困難やどんなに苦しい時でも、どこかにその現状を打破できる要素や要因があるはずです。中学入試を考えると、今後10年間少子化に歯止めがかからず、ますます厳しくなるのは既定の事実です。今まで通りの取り組みや対策をしているだけでは、取り残されるのは目に見えています。感覚や思い込み、希望的観測ではなく、事実やデータに基づく厳しい現状分析、そこから導きだされる課題の共有とそれを乗り越える強い決意と力の結集が必要とされます。奇跡の復活を遂げたといわれる旭山動物園から学ぶものはたくさんあると感じました。

2012年06月12日

修学旅行「感響プログラム」

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 修学旅行第二日目です。今日は、修学旅行の中の大きな柱の一つである「感響プログラム」を行う日です。このプログラムは「森の声を聞く」、「森の民アイヌに倣う」、「ヒグマの森作り」、「エゾシカの保護管理に学ぶ」に、今年初めて行う「源流から海へ」の5つが用意されており、何れかを選択するようになっています。新しいプログラムも加えられるようになっていますし、内容も年々充実されてきています。曇り空で気温は低いですが、全員元気にそれぞれのプログラムに向け出発しました。ラフティングで思いっきり楽しむことも併行して行います。それぞれの様子は高2学年通信にリアルタイムで写真や情報をアップしていますので、参考にして下さい。
 次年度以降に向けてのプログラムや取り組みについて、現地の方と相談している中で、体験して帰るだけでなく、事前と事後の学習を含め、体験を通して雲雀丘学園の生徒が何か提案できるような継続性のある取り組みにできないだろうかという話になりました。一過性のものやイベントで終わらせたくない、という気持ちはお互い共通です。これまでも、環境講座として事前の学習を経て修学旅行を迎えるようにしてきました。それらをさらに充実させ、今までの積み上げの中で占冠村に「雲雀丘の森」が誕生したように、「感響プログラム」を通して提案されたものが採用され、何か形に見えるものとして残していけるような取り組みに発展できないか、考えてみたいと思っています。

2012年06月11日

修学旅行

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 今日から56期生、高校2年生の修学旅行です。今朝、伊丹空港を飛び立ち、新千歳空港へ。空港を出たとたん、北海道を実感させるなんとも爽やかな空気。突然、ゴーンという爆音が何度も。航空自衛隊の演習だそうです。
F14・F15ファントム戦闘機が、発着陸を繰り返すタッチアンドゴーの演習をしているとのことでした。
 高速道をひたすら走り日高山脈を超え十勝平野へ。十勝平野は石狩平野に次ぐ大きな平野ですが、肥沃な土地で土の色が黒いのが特徴だそうです。広大な大地に緑が広がり、所々に黒土が見える、北海道だなという景色です。牧場での搾乳体験をした後、前方が見えにくいほどの霧の狩勝峠を超え、宿泊地である占冠村のトマムまで戻ってきました。
 占冠(しむかっぷ)の名前の由来は、アイヌ語の「シモカプ(shimokap)」からで、『とても静かで平和な上流の場所』のことを意味しているそうです。明治35年最初の入植者が入り、そこから村の歴史は始まったといわれています。明日は、この『とても静かで平和な上流の場所』で環境教育の一環である「感響プログラム」を行います。
 夕食は北海道ならではの新鮮な食材でのバイキングでした。驚くほどたくさん、奇麗に食べていました。この調子だと、明日も元気に「感響プログラム」をやり終えることができそうです。

2012年05月13日

素晴らしい生徒たちに心から拍手

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 本校のグランドは、校舎のある位置から少し離れています。阪急の線路と民家の間の道路を通っていくことになります。早朝より、全校生徒が移動します。その間を、係の生徒たちが近隣の方にご迷惑をおかけしないようにと、誘導してくれています。
 8時30分予定通り入場行進からスタートです。すでにスタンドの保護者席は、ほぼ一杯の様子でした。整然としかも凛々しく、どのクラスも堂々とした入場行進でした。開会式、全校生徒による体操、1300名を超える生徒の規律正しく体操する姿は圧巻です。
 すべての競技や演技を見ていて感じることなのですが、競技者や演技者が一生懸命やるのは当然のこととして、応援する生徒と一体となっていること、全校生徒の心が一つになっているということを強く感じました。毎年のことですが、高校3年生のエンカレッジメントパフォーマンスは、各クラスの相違をこらした素晴らしいものでした。特に今年は、6クラスすべてが終了すると、3年生全員で、観客席に向かって、「今日は母の日です。お母さんありがとう。」というお礼の言葉と人文字で感謝の意を表しました。これには思わず胸を打たれました。閉会式での生徒会による「東日本大震災復興支援体育大会」としてエールを送る全校生徒の「RISING」の人文字も素晴らしいものでした。
 気心の知れた仲間同士でいる時に、つい周りの人に迷惑をかけてしまうようなこともあるかもしれません。しかし、今日見せた素晴らしい態度や姿が本当の姿であると思います。グランドから帰る道、すれ違う保護者の皆さんから、「ありがとうございました」という言葉をかけていただきました。こちらこそ、素晴らしい生徒に育てていただいて「ありがとうございました」という気持ちです。来場していただいた1800名を超える保護者の皆様も全ての教職員も「あたたかいもの」を感じた一日ではなかったでしょうか。

2012年05月12日

明日は体育大会

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 昨日、体育大会の予行を行いました。不安定な天候で、前日とはうってかわって気温の低い一日でしたが、生徒たちは真剣に取り組んでいました。その姿に感激しました。明日の体育大会では、きっとすばらしい演技を見せてくれると確信しています。予行の様子は、各学年のブログにでていますのでご覧ください。
 予行とか練習というと、どうしても力を抜いたり、気持ちが入らなかったリするものです。でも、実は練習が大切だということは、誰しも考えていることです。本番になったら力を出すとか、今精一杯やれば本番で力がでないとか言う人がいますが、これは、本番や試合で自分の本当の力を出せない人が言うことです。真剣に練習をやって臨めば、もっと違う結果や良い結果が出るかもしれません。練習の時と本番や試合の時では、状況が全く違います。自分のおかれている精神状態も違うでしょうし、対戦相手があるとすれば、相手の状況も違います。だから、あらゆる状況や場面を想定して練習をします。練習であれだけ辛いことや厳しいことをやってきた、ということが自信や心の拠となり、本番や試合で良い結果をだすことにつながります。
 技術的な技量が同等の場合、何が勝敗に大きく影響するかといえば、精神的な要素が勝敗の分かれ目になると言われています。予期せぬ事が起こったときにパニックにならず、自分で的確な判断を下せる、状況を変化させる強い精神力が求められます。これは、運動だけではありません、勉強も同じです。
 「練習を試合のように、試合は練習のように」が大切です。

2012年05月02日

第17回NZ比較文化研修説明会

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 ニュージーランド比較文化研修の説明会が行われました。この研修は、今年で17回目となります。現在は募集を停止しています国際科のプログラムとして始められたものです。国際科の時代から蓄積されてきたノウハウを引き継いできた、試され済みのすばらしいプログラムです。現在では、高校の特進コースの1・2年生の生徒を対象にして、7月下旬から約3週間の期間で行っています。一人一家庭にホームステイし、語学研修を行います。説明会に参加している生徒の中には、中学の時にカナダ研修に参加した生徒の顔を見受けました。中学での経験を生かして、高校でもチャレンジしようとしてくれているのがうれしく感じられました。是非多くの生徒が参加してくれることを期待します。
 本校では、中学でのカナダ研修、高校でのニュージーランド研修などの短期の海外研修だけでなく、一年間留学する生徒もいます。中高校生という多感な時代に、文化や風習の違う国でホームステイして生活することは、語学の学習はもちろん、沢山のことを学ぶことができると思います。「留学の経験から考えると受験勉強なんて簡単なものですよ」と話してくれた、たくましい卒業生もいます。「かわいい子には旅をさせよ」ということわざではありませんが、文字通り「旅」、しかも「海外の旅」、言葉という大きな壁のある「旅」を乗り越えることによって「自立」という「大きなお土産」を持って帰ってきてくれるのではないでしょうか。

2012年04月26日

授業参観及びPTA総会を終えて

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 天気予報では、雨が予想されていましたが、何とか曇り空ですみホッとしました。多くの方に授業を参観していただき、ありがとうございました。中学1年生や高校1年生の保護者の方には、多数お越しいただいたのに、教室に入って参観できない様子で、申し訳ないと思っています。他の学年も例年より多数の方が参加していただいているように感じました。1時間の授業参観では、学校生活のすべての様子を理解していただくのは無理ですが、生徒たちの頑張っている様子の一端を感じていただけたと思っています。
 新学期がスタートして早いもので一ヶ月が経とうとしています。新入生も学校生活に慣れてきた様子です。気分一新で新年度のスタートを切った在校生も、少しは疲れがでてくる頃だと思いますが、それをはねのけ頑張っています。4月を振り返ってみますと、本当にいいスターが切れたと感じています。生徒も先生もです。みんな前向きに頑張っている様子がひしひしと伝わってきます。もちろん、少し乗り遅れたりしている生徒がいないか、先生方にはアンテナをしっかり張ってもらっています。
 授業参観の後に行われたPTA総会では、23年度の会計決算報告、24年度の予算・行事審議などの議事も滞りなく終えることができました。新会長から「子どもの健やか成長の為に保護者と先生が力を合わせましょう。」と力強い挨拶をいただき、心強く感じました。私たちが考えている「大人のネットワーク」、それに基づく「共育」の大切さを共有できたように思っています。
 23年度のPTA実行委員の皆様ご苦労様でした。

2012年04月08日

入学式

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 桜の花がよく生える青空のもと入学式が行われました。午前中は中学校の60回目、午後からは高等学校の57回目の入学式です。日曜日ということもあって、ご両親、なかには家族ぐるみなど多くの皆さんが参加して下さいました。午前中の中学校の式の様子を見て、入学者の多い高等学校の式では保護者席が足りなくなるのではないかと、急遽職員席を保護者席に変え職員はパイプ椅子で後ろに座るという対応をとり、なんとか保護者席を確保することができました。それぞれの家庭で、子どもさんを慈しみながら育てられてきたかということが実感として伝わってきたしだいです。

 中学からの6年間と高校からの3年間では少し意味合いが違いますが、今日から雲雀丘学園での学校生活がスタートするわけです。新入生にとっては、高校ではオリエンテーション合宿、中学では自然学舎とすぐに宿泊行事がまっています。寝食を共にするこれらの行事は仲間作りや学年の一体感を高める絶好の機会です。
 一人ひとりがしっかり自分の色や輝きを持ちながら、それらが寄り集まって一つの絵が出来上がるモザイクの様に57期生、60期生の絵を描いて下さい。楽しみにしています。

 新入生を迎えるために演奏してくれたギター・マンドリン部、入場の案内をしてくれた中学2年生、高校2年生、歌と詩の朗読などで歓迎のエールを送ってくれた中学3年生諸君ありがとう。

2012年04月02日

新任式・職員会議・合同職員会議

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 新しい先生をお迎えして、24年度のスタートです。新しい先生といっても新卒の先生ばかりではありません。経験豊かなベテランの先生、行動力と情熱にあふれた若手や新卒の先生です。どの先生方も雲雀丘学園の創立の精神、学園ビジョンなどに共感しともにともに教育活動に取り組んでくださる方々です。頼もしい限りです。
 毎年のことですが、転勤のない私学といっても新しい先生をお迎えすることになります。構成員がかわるということです。今まで築いてきたものを受け継ぐだけでなく、新鮮な風を吹き込んでいただき、雲雀丘学園の教育活動をさらにレベルアップしていく必要があります。

職員会議では今年度の教育方針の発表その他多くの議題、報告事項があります。いうまでもなく、教育は一人ひとりの教員が生徒の人格形成にかかわることになります。教育方針、理念をしっかり共有し、ベクトルを一つにして教育活動にあたっていくことがとりわけ大切だと思います。

今日は、中高等学校だけではなく、小学校と2つの幼稚園、そして教育活動を支え学園のかじ取りをしてくれる事務局がベクトルを合わせる合同職員会議があります。学園が一丸となってスタートを切る日です。
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2012年03月31日

新しい学校長へのバトンタッチ

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  本日で、中学・高等学校の校長を退任することになり、影浦新校長にバトンをお渡ししました。この6年間、影浦先生は教頭という立場で、強いリーダーシップを発揮され学校改革の中心的な担い手として私を全面的に補佐していただきました。多くの先生方の協力を得ながら、影浦先生と二人三脚で学校改革を推進してきたと思っています。私のように全く学校の状況を一から勉強しなければならないということもありませんし、これまで次年度以降の中期的な取り組みについても何度も話し合ってきました。また、入口・校内・出口を固めるためのさまざまな経営の仕組みを作り、これらを充実させてきました。
  現在、本校の経営は『良循環』のサイクルに入りかけていますが、これを更に力強く推進していかなければなりません。そのためには平成25年度を最終目標とする〝学校改革の第2ステージ〟の幕引きをしっかりと行ない、更に〝第3ステージのあるべき姿〟を構築していくことが大切です。新体制の下、更なる飛躍を期し全教職員が力を合わせて経営改革を継続し、関西を代表する学校を目指して欲しいと思っています。
  4月からは新たに雲雀丘学園の顧問に就任することになり、大阪府の教育委員も継続しますので、完全に教育の仕事から離れることはありません。学園を取り巻く環境は大きく変化しており、幼稚園から小学校、中学・高等学校まで、さまざまな課題を有していますが、今はそれぞれの校種においてこの解決に向けて懸命に取り組もうとしています。従って、私から直接指示するということではなく、これまでの経験やノウハウ、人脈等が生かせる範囲で経営のお手伝いをしていきたいと考えています。
  最後に、今回の退任にあたっては多くの皆さんから暖かいお心遣いをいただき、本当に有難うございました。この『校長通信』も影浦新校長に引き継ぎます。これまで凡事徹底の一環ということで、毎日書き続けてきましたが、最近は月間のアクセス数が約1万件、平均すると1日では300件以上ということになっています。これまで実に多くの方に読んでいただき心より感謝しております。
  
  なお、外部の多くの方から学校経営全般に関する情報を引き続いて伝えて欲しいという意見をいただきました。これを受けて、何人かの方と相談した結果、新たにホームページを開設することにしました。毎日更新することはできませんが、これまでの企業や学校で経験したことを中心に伝えていきたいと思っています。

http://schoolmanagement-lab.com/   
スクールマネジメント研究所(4月から開設) 

2012年03月26日

国公立大学に67名が合格

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  先週末で国公立大学の後期試験の合格発表がほぼ出揃いました。まだ一部浪人生からの連絡がないものもあるため、これが最終の数字ではありませんが、合格者は過去最高の67名ということになりました。内訳は現役生が61名、浪人生が6名で、現役比率は9割を超えています。
  振り返ると平成19年に高校にコース制(選抜特進・特進Ⅱ・特進Ⅰ)を導入し、2年前にこのコース制最初の卒業生が出ましたが、国公立の合格者は25名から50名と倍増しました。続いて昨年は55名とこれを更新、更に今年はこの数字を大幅に上回ることになりました。今年の大学入試において特筆すべきは、難関の京都大学に3名、大阪大学に8名、昨年に続いて医学部医学科に1名が合格、公募推薦入試や後期試験での合格者が増加したことがあげられます。また、今年は防衛医科大、防衛大、自衛隊看護学校にも多数の生徒が受験し、35名の合格者を出しました。私学受験については昨年のように1人が多くの大学・学部を複数受験することは少なくなり、絞込みの傾向がでてきています。
  学校全体として、幅広い学習をさせるために国公立大学へのシフトをはかってきていますが、この指導が浸透しつつあるようです。また、高校3年の学年団や進路指導部が中心となって、学校あげてセンター試験後の前期・中期・後期試験対策に取り組みましたが、これも合格者の大幅増に繋がったようです。そして、最後まで学校に来て補習を受けていた生徒の合格率が高いという顕著な結果も出ています。
  先週の土曜日に、併願者の入学ガイダンスを行ないましたが、参加者は残念ながら志望する公立高校への入学が果たせなかった生徒達です。この中でも触れましたが、今年からカリキュラムを全面的に国公立対応型に改訂すると共に進路実現に向けてさまざまな取り組みを充実させてきています。今年の生徒達は最初から自分なりの進路目標を持っている人が多いようですが、気持ちを切り替えて3年後、是非目標を達成して欲しいと思っています。
  0324006.jpg   《高校併願者ガイダンス》

2012年03月24日

修了式・離任式を終えて②

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  引き続いて、本年度で本校を退職される先生方の離任式を行ないました。最初に私から一人ひとりの先生を紹介し、ご挨拶をいただきました。これはそれぞれの先生の最後の授業であり、生徒達も真剣に耳を傾けていました。そして、生徒の代表から花束を贈呈し、拍手でお送りしました。
  続いて、私から生徒達に最後の挨拶を行ないました。
  〝これが皆さんにお話しする最後になります。私のこれまでの人生を振り返ると、学生時代はバレーボールに熱中。大学卒業後、66歳まで44年間さまざまな仕事をしてきました。22歳で松下電器に入社し、最初の20年間は本社で人事、その後暖房関係の事業や四国支店での営業等の仕事を担当し、通算で34年間勤務しました。そして、10年前に大阪府の公立高校の校長に就任し、雲雀丘学園の勤務は6年になります。この中でさまざまな人にお会いしてきましたが、社会で活躍している人には共通点があります。それは高い志を持ち、自分を厳しく律し、努力しているということです。まさに雲雀丘学園中学・高校の校是そのものを実践されているということです。私は人間の能力には大きな差はないと思います。はじめからイチローのような選手はいないし、医者も弁護士もいません。これらの人達は人の見えないところで、努力をしています。コツコツと真面目に取り組めば必ず道は拓けます。最後に皆さんに心がけて欲しいことを3つお話します。
  1つ目は「自分がして欲しいと思うことを人にしてあげる。自分がされたら嫌なことは絶対人にしない。」 
  2つ目は「1日1つ、爽やかな挨拶をする、ゴミを拾う、お年寄りに席を譲る、といった小さなことでいいから良いことをする。そして、1日1つ悪かったことを必ず反省する。そうすれば1日2つずつ成長することになる。この積み重ねが1年では730になり、10年では7300という大きな数字になる。」
  3つ目は「これから色々と迷うことがあると思うが、迷った時は思い切ってやるという前向きの姿勢が大切である。失敗を恐れず、挑戦する。」
  これから皆さん一人ひとりが雲雀丘学園を代表しているという自覚を持って行動し、充実した日々を送ってくれることを祈っています。〟

2012年03月23日

修了式・離任式を終えて①

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  3月19日(金)、学園講堂で修了式、離任式を実施しました。既に高校3年と中学3年は卒業しているため、対象は中学1年、2年と高校1年、2年です。
  修了式では、この1年間、部活動や校外活動で顕著な成績をあげた生徒に対する特別表彰を行ないました。表彰の内容は明るい選挙啓発ポスターコンクール入賞、朝永振一郎記念「第6回科学の芽賞」受賞をはじめ、華道部、写真部、放送部、演劇部、囲碁将棋部、ギターマンドリン部、剣道部、女子テニス部の部員達で、総数91名ということになりました。部活動の特別表彰は県大会3位以内の入賞が対象ということでかなりハイレベルなものになっています。コース制を導入した時には、進学だけを目指す学校にするのかといった意見も数多くありましたが、近年部活動の面でも活躍が目立つようになってきています。
  修了式の式辞では次のような話をしました。
  〝先程、特別表彰を行なったが、これだけ多くの人が受賞するというのは素晴らしいという一語につきる。これからもしっかりと活動して欲しい。あと半月で、新しい学年がスタートするが、この間に是非やってもらいたいことがある。それはこの一年間の反省をきっちり行なうということである。一年前に立てた計画の中で、何ができたのか、また何ができなかったのか、を確認することが大切である。特に、できなかったことに関しては、何故できなかったのかという原因を明確にしなければならない。そうしないとまた同じ失敗を繰り返すことになってしまう。その上で、新しい学年に向かって、計画を立てる。昔から「段取り八分」という言葉があるが、これは仕事を進める上で、事前の準備がいかに重要かを表した言葉で精度の高い計画をキッチリ立てておけば、その仕事は8割完了したも同然であるという意味である。
  「全力で頑張ります、できるだけ早くやります」という曖昧な言い方をしていては、計画はなかなか達成できない。課題を洗い出し、具体的にやるべきことを決め、いつまでにやるということを明確にしておくことが大切である。今、プロ野球でも、キャンプやオープン戦を行なっているが、開幕本番を前にしたこの段階での準備がシーズンを左右することになる。皆さんもこれからの半月間は規則正しい生活を心掛け、万全の状態で新年度を迎えるようにして欲しい。〟 (続く)
 

 

2012年03月21日

山は海の恋人~卒業式の式辞から

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  本校では人間教育の大きな柱として〝環境活動〟に注力しています。しかし、校長が直接生徒に語りかけたり、指導する機会は限られています。そのため、本校に赴任以来、心がけてきたことは、朝の登校指導を通じての凡事徹底と全校朝礼です。そして、この一年間中学校の全校朝礼では環境と東日本大震災に関する話題を中心に話をしてきました。
  今回の卒業式の式辞も、この二つに関連するエピソードとして、牡蠣の養殖に命がけで取り組んでおられる『畠山重篤』さんを取り上げました。
  〝畠山さんは東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼で、お父さんの代から牡蠣の養殖業を営んでいます。この仕事に就いたのは一九六一(昭和三十六)年、水産高校を卒業した十八歳の時でした。当時、気仙沼の海では、ウナギは捕れるし、貝や魚の種類も豊富で、雨が降れば海苔は豊作となるなど海の恵みは豊かでした。
  ところが、数年後のある日、牡蠣を卸している東京の市場から「牡蠣の身が真っ赤になってしまって売りものにならない」と連絡を受けました。赤潮が発生したのです。赤潮というのはプランクトンの大量発生で海が真っ赤になるという現象です。牡蠣は、海水を吸うことで呼吸をし、海水に含まれる植物プランクトンを漉(こ)して栄養にしています。大体一日にドラム缶一~二本分、つまり二百~四百リットルもの海水を吸って生きていますが、牡蠣が赤潮を吸ったためにそのようなことが起こったのです。そして、この状態が長く続いたため牡蠣の養殖の仕事を辞めてしまった仲間もたくさんいました。でも、畠山さんはとにかく海が好きだったから、何とか続けたいと思いました。赤潮が発生するのは、端的に言えば海が汚れてしまっているということです。海の仕事を続けるためには、海を美しくする以外に方法はありません。しかし、それには海だけを見ているのではなく、陸を見なくては駄目だ、ということに気づきました。昔から海苔の生育は雨の量に左右され、海に流れ込む川の水が増えると良い海苔が採れるということから、川の水に影響されているということが経験的に分かっていました。そこで、陸の方に目を向けると、水産物を加工する工場や家庭からの排水が海に垂れ流しになっています。また、農業で使用する除草剤や化学肥料などが川に流れ込んでいます。更に水源地である山が非常に荒れていることが分かりました。昔は広葉樹の雑木林が圧倒的に多かったはずの森が、戦後の植林計画によって杉ばかりになっています。しかも間伐などの手入れもされていない山が多いために、太陽の光が入らず下草が育っていません。そのため雨が降ると、あっという間に泥水が川に流れ出し、その濁った川の水が海へと流れ込んでいたのです。
  これらを目の当たりにして、畠山さんは、海、川、森を何とかしなくてはならないと思いましたが、どこから手をつけたらよいのか全く分かりませんでした。その時には既に四十五歳になっていましたが〝できることから始めよう〟という思いで、気仙沼の海を見下ろす室根山にある村の村長さんのところに出向きました。そして「海の恵みは山から流れてくる栄養のお陰です」と感謝の気持ちを伝えたのです。すると、この言葉を聞いた村長さんからは、「我々はこれまで山を大事にしてきたが、下流の村からは〝川の水を汚すな〟と言われたことはあっても、〝ありがとう〟と言われたことはなかった。今日は歴史的な日だ。」と喜んでいただいたのです。この反響は実に大きく、一九八九(平成元)年に植林祭というイベントを実施することになったのです。
  そして、このイベントの名前は〝海は森に支えられている〟ということから「森は海の恋人植林祭」ということになりました。しかし、植林を一回やったくらいでは海の環境は変わりません。この運動を続けることに意味があるということです。川の流域に暮らしている人たちと、牡蠣を作っている漁師とが、価値観を共有しなければいけないということで、その後も毎年この植林活動を続けてきました。すると、以前は大量に生息していたにもかかわらず、海の汚れと共に姿を消していた多くの魚が戻ってきました。そして、今では美しい水にしか住まないシラスウナギの姿も見かけられるようになってきたのです。森からはミネラルを含んだ豊富な栄養分が川に流れ、更にこれらを含んだ水が川から海に流れ込みます。海では、この栄養分を植物プランクトンが食べて、光合成をし、酸素を出します。その植物プランクトンを動物プランクトンが食べ、更にこれを魚が食べるという食物連鎖の良い循環が生まれてきました。
そして、気仙沼の港には日本全国から多くの漁船が訪れ・活気が溢れていました。
  ところが、こうした中で昨年三月、東日本大震災が発生したのです。この地震による大津波で事務所や船、養殖イカダなどの施設が跡形もなく流されてしまいました。そして、畠山さんの最愛のお母さんも大津波の犠牲になりました。立ち上がれそうにない大きな被害を受けた気仙沼の海の民は、生きるのに精一杯で、その年の植樹祭を諦めていました。しかし、「こんな時だからこそ震災で亡くなられた方々の鎮魂と、復興を祈念する植樹祭を開催しましょう、私たちがすべて準備をしますからお客さんとして来て下さい」と語ってくれたのが、大川の上流にある室根町の山の民の皆さんでした。そして、大震災からまだ三か月も経っていない六月五日、まだ多くの行方不明者の捜索活動が行われ、被災地域への救援活動が昼夜を徹して行われている中で、植樹祭が開催されたのです。幸い天候にも恵まれて、全国から実に千二百人もの人々が集いました。
  この後、畠山さんは全国の人達に次のようなメッセージを送っています。
  「森は海の恋人植樹祭を支えてくださっている全国の皆様、心より御礼を申し上げます。今回の植樹祭では参加された一人ひとりが祈りを込めて苗木を植えてくれました。こんなに熱い心が込められた植樹祭は、世界でも初めてではなかったでしょうか。今回の大地震と巨大津波により、甚大な被害が発生しましたが、海の生産力には変わりはありません。何年かかるか分かりませんが、養殖場を復活させようと息子達と話し合っています。全国の皆さん、どうか見守っていて下さい。」
  そして、現在「森は海の恋人緊急支援の会」が設立され、義援金の募集が行われています。また、牡蠣が出荷できるまでには約三年の歳月が必要なため、牡蠣の生産者はこの間の収入がありません。そのため、今、三陸牡蠣復興支援プロジェクトが発足し、復興牡蠣のオーナー募集運動がスタートしています。このスローガンは〝踏み出す一歩、支える手、分かち合う勇気がそこにある〟というものです。
  この畠山さんのエピソードはさまざまな大切なことを私達に語りかけてくれます。大きな目標を達成するための高い志。感謝の気持ち。継続するという強い思い。困難を乗り越えていこうとする気概。互いに助け合う思いやりの心。などです。
  これからの皆さんの人生は平坦な道ばかりではなく、険しい山もあれば深い谷もあると思います。
しかし、どのような時にもこれらを避けるのではなく積極果敢に挑戦し、人生を切り拓いていってください。そして、将来人のため世の中のために役立つ人間になってくれることを心より願っています。〟


2012年03月19日

第57回中学校卒業式の開催

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  3月19日(土)、昨日までの雨も止み、暖かな天候の下、57回目となる中学校の卒業式を行ないました。思い起こせば3年前、満開の桜の花が咲き誇る中で入学してきた生徒達はこの3年間で体も随分立派になりました。教科書のぎっしり詰まった鞄を肩にかけ必死に登校してきた姿が懐かしく思い起こされます。この57期生とは大山への林間学舎や沖縄への研修旅行に同行し、学校では見られない素顔の生徒の姿を知りました。また、カナダ研修に参加した生徒も数多くおり、色々なことを思い出しながら153名の生徒一人ひとりに私から卒業証書を渡しました。
  次いで3年間欠席・遅刻・早退しなかった24人の生徒に対して一人ずつ名前を読み上げて皆勤賞の授与を行ないました。その後、県大会3位以上の成績を上げた団体・個人に対して、特別表彰を行ないました。今年の受賞は個人が1名、団体が「囲碁・将棋部」「剣道部」「女子硬式テニス部」「ギター・マンドリン部の4部です。
  続いて、「校長式辞」、「理事長祝辞」、「祝電披露」、「卒業生の言葉」、最後に卒業生全員による「卒業の歌、旅立ちの日に」、そして全員による「学園歌」で卒業式は感動のうちに終了しました。
  57期性はコース制を導入して2年目に入学した生徒達です。私は「挨拶、服装、ルール・マナーを守る」といったことの大切さを訴え、中学の全校朝礼では『環境』をテーマに色々な話をしてきましたが、「凡事徹底」や「学び 考え 行動する」という姿勢をしっかりと身につけてくれれば、将来大いに期待できるのではないかと思います。
  生徒達は間もなく高校生になりますが、ほとんどがそのまま雲雀丘学園高校に入学します。高校は中学とは異なり義務教育ではありません。そのためには、意識を切り替えることが何よりも大切です。そうしないと、高校1年生ではなく中学4年生ということになってしまいます。この卒業を機に、生徒達がしっかりと新しい生活に向けての準備を行ない、高校生活を力強くスタートしてくれることを祈っています。

2012年03月17日

歌のある卒業式

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       《高校卒業式》               《小学校卒業式》
   来週の月曜日は、本校の57回目となる中学の卒業式が開催されます。昨日の予行に続いて本日準備を行ないましたが、私は校長室で式辞の清書と業務の整理で一日を過ごしました。本校に赴任して入学式、卒業式については中学と高校合わせて6年間24回になりますが、着任当初からこのパターンは変わりません。しかし、大阪府の公立高校の校長時代、これらの式典の際には常に細心の注意を払っていたのを思い出します。
  私は卒業式の式辞は校長による最後の授業であると考えていますので、この一年間中学の全校朝礼で話をしてきた環境問題と東日本大震災に関するテーマを取り上げることにしました。
  本学園には幼稚園から高校までありますが、どの校種の式典も厳粛で感動溢れる素晴らしい内容であると感じています。幼稚園の卒園式でも園児達が大きな声で君が代を斉唱していますし、これらの児童が小学校の入学式においてもリーダーとなって君が代を斉唱しており、これが本学園の良き伝統になっています。今年も既に3月1日に高校、10日に小学校の卒業式が行なわれましたが、ピアノ伴奏による君が代、学園歌、送別の歌としての「ほたるの光」と卒業の歌として高校は「仰げば尊し」、小学校は「この星に生まれて」が斉唱されました。最近は式典において、あまり歌が歌われないケースが多くなって来ているようですが、生徒達にとって思い出に残る卒業式にしたいと思っています。

2012年03月16日

日高川からのみかんのプレゼント

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  3月16日(金)、和歌山県日高郡日高川町の玉置俊久さんからみかんが送られてきました。
  玉置さんは元、松下電器四国支店時代の同僚ですが、家業のみかん作りを継承するということで、会社を早期退職されました。そして、自ら〝みかん百姓〟と称し安心安全を目指して肥料の有機化や減農薬のみかん作りにチャレンジしておられます。一方で、日高川町観光協会の会長に就任し、和歌山県の天台宗最古の寺である道成寺に京都の妙満寺から実に420年ぶりに釣鐘を里帰りさせたり、手づくりログハウス倶楽部を立ち上げたり、備長炭の産地を売り込むため「日本一長い焼き鳥」に挑戦する等斬新なアイデアで活性化に取り組み『魅力ある日高づくり』を推進されています。まさに地域にとっては〝町おこしのプロデューサー〟として、なくてはならない人なのです。
  そして、2009年には日高川町長選で第二代目の町長に選出されました。町長就任後は近年増加し続け農作物に大きな被害をもたらしている猪や鹿を獲ってジビエの加工場を新設する等の新しい取り組みをスタートさせ、全国から注目を集めています。しかし、昨年日高地方を襲った台風で大きな被害が発生しました。今、玉置氏は陣頭指揮で村の復興に注力されています。私もこれまで何度か日高川を訪れましたが、有名な道成寺を有し、ミカンをはじめ、日本一の紀州備長炭、自然豊かな山林で育った原木椎茸、日高川漁協の鮎・アマゴ、シカや猪のジビエ、ホタル等自然の魅力が一杯に溢れています。機会があれば、是非一度現地を訪問してみてください。 
  今回届けていただいたみかんは、来週の月曜日に卒業を迎える中学3年生と教職員に配らせていただきました。伊予柑や紅八朔、デコポン等大小取り混ぜたさまざまな種類の規格外のみかんでしたが、新鮮で甘さが口の中に広がりました。玉置さんのご好意に心よりお礼を申し上げます。
  http://www.town.hidakagawa.lg.jp/  http://www.dojoji.com/    http://hidakagawakanko.sakura.ne.jp/

2012年03月14日

カナダ研修説明会の開催

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  先週土曜日の午後、社会科教室で今年の夏に実施する予定のカナダ研修旅行の事前説明会を開催しました。この研修のスタートは平成14年で、これまでやむを得ずトロントでのSARS発症と新型インフルエンザです2回中止していますが、本校の伝統の行事となっています。これまで私も2回生徒達に同行していますが、得るものは多いと感じています。この研修の狙いは、できるだけ早い時期に海外での生活を体験することにより、国際的な視野を身につけさせるということですが、これまで参加した生徒達の中で高校に進学してからリーダーとして活躍し、その後難関の国公立大学に進学している人が数多くいます。参加対象は中学2年と3年ですが、今回の説明会には60組以上の生徒と保護者が参加されました。
  今回はプリンスエドワード島の紹介ビデオを使って、旅行代理店の熊代社長から研修の説明をしていただき、その後研修旅行のDVDを紹介しました。
  これからはますますグローバル化が進むことになりますが、早い時期に日本以外の国を見ておくことは将来の進路を考える上でも非常に役立つのは間違いありません。最近、日本人は内向き思考になり、海外に出て行く人も減少の一途を辿っていますが、物の考え方も宗教も生活習慣も異なる人達との交流を通じて共生していくことの大切さを学んで欲しいと思っています。
  私もこれまで世界の多くの国を訪れましたが、その中でもカナダは魅力溢れる国です。是非、積極的に参加し、国際的な視野を広げて欲しいと思っています。

2012年03月13日

高校1年生対象進路講演会の開催

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  3月10日(土)、高校1年生を対象とした、外部講師の方による進路講演会を3つの会場に分かれて開催しました。講演では3人の講師の方から、それぞれ大学入試の現状から学習方法に至るまで、非常にためになる話をしていただきました。昨年、この講演会は高校2年生を対象に実施しましたが、今年は1年前倒しすることにしました。後、1ヶ月で生徒達はそれぞれ進級することになりますが、高校3年生になった時点で志望大学を絞りきれていない状況では満足のできる進路実現はできません。そのため、高校2年生から志望学部・志望大学を目指して取り組むようにしていきたいというのが、前倒しの狙いです。現在の高校1年生は、中学にコース制を導入した最初の学年にあたっており、この学年がどのような進路を実現するかは、本校にとっても教育の成果が問われることになります。
  そのため、本校ではこの学年(56期生)を改革1期生と呼んで、さまざまな改革を行なってきています。とりわけ、本年度からすべてのコースを対象に『国公立対応型のカリキュラム』に切り替えると共にコースの再編を行ない、従来の「特進Ⅰ」と「特進Ⅱ」を『特進』に一本化することにしました。
  常に生徒や先生に話していますが、大学進学が最終目的ではありません。将来、社会で活躍するためにどういう学部を選ぶのか、その学部であればどの大学を選ぶのかというステップが大切であると思います。つまり、大学への進学にあたっては、将来(上)から物事を見るという視点が不可欠です。現時点では、将来どういう分野に進みたいかが決まっていないという人も、数多く見受けられますが、様々な機会を通じて、社会の動きを把握するようにして欲しいと思っています。そうすれば、活躍できる場は数限りなくあるのが分かってくるはずです。
  また、大学受験は人生における節づくりととらえることもできます。自分なりの目標を決め、その目標の実現に向かって日々努力していく。仮に、うまくいかない時があっても逃げたり、安易に目標を下げないことが大切なのです。この経験は将来社会に出てからも大いに役立つのは間違いありません。
   生徒達が、今回の講演を参考にして、更に意識を高め、直ちに行動に移してくれることを期待しています。
  また、この講演会の後には、保護者対象の講演会も行ないましたが、約120名の方が熱心に耳を傾けておられました。大学受験は個人戦ではなく、団体戦であると言われていますが、家庭の協力は欠かせません。進路選択にあたっては是非、十分な話し合いを行なっていただくと共に学習環境を整えてあげて欲しいと思っています。

2012年03月10日

第62回雲雀丘学園小学校卒業式の開催

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  3月10日(土)、10時から第62回雲雀丘学園小学校卒業式が開催されました。「卒業生が入場します」という司会の声に従って、5年生の縦笛の演奏と全員の拍手で143名の卒業生が入場しました。そして、開式の辞に続き国歌・学園歌を斉唱し、続いて、卒業証書の授与が行なわれました。
  月組・星組・雪組・虹組毎に担任が氏名を読み上げると、全員が「はい」と元気よく返事をして起立、登壇し校長先生から一人ずつ「ありがとうございます」と元気よく答えて卒業証書を受け取りました。
  その後、在校生送辞や卒業生答辞も立派に行なわれ、「この星に生まれて」(卒業の歌)、「ほたるの光」(送別の歌)で、約2時間にわたる式は厳粛なうちにも暖かな雰囲気の中で終了しました。昨今、卒業式に関しては『国旗・国歌』の問題がマスコミでも取り上げられていますが、本学園の卒業式はいずれも規律ある素晴らしい式典であり、この伝統はいつまでも継続していきたいものです。
  生徒達は間もなくそれぞれの中学に進学することになります。この中の約三分の一の生徒は雲雀丘学園中学に入学することになるため、良い意味でのリーダーシップを発揮して欲しいと思っています。これからの新たな中学生活においては、生徒や先生、より高いレベルの授業等さまざまな経験をすることになります。人生にとって最も多感な中学と高校の6年間は将来社会に出て活躍するための基礎づくりという意味では極めて大切な時期にあたります。力強く中学生活をスタートするために、是非入学までに規則正しい生活や学習習慣をしっかりと身につけておいてください。

2012年03月08日

第54回高等学校卒業式後記~大切な感謝の気持ち

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  本校の卒業式では、一旦閉式の辞が述べられた後、卒業生にバトンを渡すことが恒例になっています。今年も卒業生達はそれぞれの担任に感謝の気持ちを述べ花束を贈りました。先生達も感激のあまり涙をこらえきれない様子でした。
  人間が他の動物と異なるのは〝感謝〟や〝お詫び〟や〝思いやり〟の気持ちを持っていることではないかと思います。人間は自分一人では生きていくことはできません。生きる力が大切であると言われますが、人間は生きているのではなく、生かされているのです。食事の時に「いただきます」と手を合わせているのも多くの生き物の命をいただいているからです。そして、多くの人からさまざまな支援をもらって助け合って生活しています。
  日本は第二次世界大戦の敗戦で、国土はいたるところが焼け野原と化し、人々は衣・食・住に困窮し、耐乏生活を余儀なくされました。しかし、何とかこれらの生活から脱却しようという強い思いで、全国民が力を合わせて懸命に働いてきました。この結果、経済が発展し、物質的には以前とは比べものにならないくらい豊かな暮らしを享受することができるようになりました。しかし、この反面、心の豊かさの部分が失われ、最近は自分さえ良かったら良いという自己中心的な考え方が目に付くようになってきています。これでは世の中は決して良くならないと思います。このように自分の事にこだわる我欲が強くなりすぎると、今の生活が当たり前であると考え、際限なく上を目指すことになります。そして、感謝するという気持がなくなってしまいます。
  雲雀丘学園の創立の精神は「親孝行な人は将来立派になれる」という『孝道』であり、これは親に対する最大の感謝です。卒業生達が親や先生に対する感謝の気持ちを忘れず、日々行動していけば必ず充実した人生を送れるようになると思っています。

2012年03月05日

卒業生へ贈る言葉~充実した人生を送る七ヵ条~

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  今回の高校の卒業式に先立ち、卒業生には『充実した人生を送る七か条』という色紙をお贈りしました。
  『親を大切にする(孝道)』
  『高い志を持つ(高志)』
  『自分を厳しく律する(自律)』
  『努力を継続する(努力)』
  『共生の心で人に接する』
  『すべてのものに感謝する』
  『凡事徹底をはかる』
  これらは、いずれも将来社会で活躍するために不可欠なものばかりです。最初の孝道は〝親孝行な人は必ず立派になれる〟という本学園の創立の精神です。続く〝高志〟〝自律〟〝努力〟は中学・高校の校是です。また、〝共生の心〟や〝感謝の気持ち〟は人間としての基本です。更に〝凡事徹底〟は当たり前のことを当たり前に行なうという意味で、日常生活を送る上で非常に大切なことです。
  先日の卒業式の式辞の中では、岡本新悟氏のエピソードを紹介しつつ、これらについて触れましたが、自分自身を振り返ってみると、正直なところ卒業式や入学式、始業式、終業式等の場で校長が話されたことはほとんど記憶に残っていません。その時には話の内容が鮮明に残っていても、時間が経過するにつれて忘れてしまうことになりがちなのです。この様な反省に立って、校長に就任してからは徹底したい重要なことはできるだけ活字の形にして生徒達に渡すことにしています。
  これから社会はますますグローバル化が進展します。この一方で、技術革新によって新しい仕事や仕組み・システムが続々と創出され、活躍する場は限りなく広がってきます。卒業生達のこれからの人生は決して平坦な道ばかりではなく、険しい山もあれば深い谷もあると思いますが、これらの実践を通じて人間的な成長をはかっていってくれることを心より願っています。
  なお、この色紙は中学の卒業生にもお渡ししたいと思っています。

2012年03月03日

第54回 高校卒業式後記 ~式辞の中より

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  卒業式の式辞の中で、取り上げた「国境を越えた心温まるエピソード」を紹介します。
  〝私の高校時代の友人で、現在奈良県で『岡本内科クリニック』を営んでいる岡本新悟という人がいます。岡本氏は、6年前奈良県立医科大学に勤務していた時、バングラデシュから1人のレザという名の医師を迎えました。
  バングラデシュという国はインドに隣接していており、以前は東パキスタンと呼ばれていたところです。人口は1億6千万人で、世界では第7位、人口密度は都市国家を除くと世界で最も高くなっています。しかし、経済的には、1人当たりのGDPが580$(日本円に直すと約4万6千円)と極めて低く世界でも貧困国の一つにあげられています。
  レザ医師は名門のチッタゴン大学の医学部を最優秀の成績で卒業し、公立病院で勤務した後、留学生として日本にやってきました。実に真面目で控えめで、日本人以上に細やかな気遣いのできる好青年でした。
  やがて彼が4年間の留学を終えて帰国する時に、留学の思い出にということで東京見物をすることにしました。その時に彼がお願いしたいことがあるのですがということで、岡本氏に話しかけてきました。「私はパグラデシュに帰ったら、生まれ故郷のガジプールという村に病院を建てたいと思っています。その病院を建てるためのお金をお借りできませんか。バングラデシュでは、医者の資格を持っている人は、高い報酬でアラブ諸国に招聘され、それを国にいる家族に送金しています。実は自分もサウジアラビアから招聘されていますが、何とかお世話になった地元で貧しい人のために、医療活動を続けたい。父もこのことを熱望していますが、親戚がお金を出し合っても病院を建てることは不可能です。
  この話を聞いて、心を打たれた岡本氏は、しばらく考えた後、間もなく大学の定年を迎えることもあって、奥さんに内緒で自分の退職金を使って、「岡本海外医療援助基金」を創設し病院を作ることを約束しました。そして、昨年ついにこのレザという青年医師の夢が実現したのです。全く医療機関のなかった人口二十万人の村に初めての病院が建設されたのです。そして、昨年の暮れに、岡本氏は奥さん(医者)と共にこの病院を訪れ、診察も行ないました。
  しかし、貧しい患者の中には医療費が払えない人がたくさんいます。この人達を無料で診療するということになると、病院の経営が成り立ちません。そこで、岡本氏は病院に隣接した土地を購入し、そこにマンゴーの木を植えることにしたのです。そしてお金の払えない患者さんの家族に、このマンゴー園で診療費の代わりに労働奉仕をしてもらうことにしました。このマンゴーを収穫して販売することにより、その収入で病院を経営していこうというものです。更にこの事業が軌道に乗れば、貯えたお金を使って隣の無医村に病院を建設するという壮大な計画です。そのためにはマンゴーの木をたくさん植えなくてはなりません。現在、彼はその基金を集めるために、多くの人に働きかけを行なっています。そして、これからも毎年この病院を訪問するそうです
  まさに、この病院建設の事業はバングラデシュと日本を結ぶ心の絆であり、夢の懸け橋です。
  このエピソードは私達に三つの大切なことを語りかけています。
一つ目は「高い志」を持つ。
二つ目は「共に生きるという共生の心」を持つ。
三つ目は「感謝の気持ち」を持つ。
  世の中のために、人のために尽くそうとする高い志があれば、必ず道は拓けます。そして、志のあるところには、人、モノ、カネが集まってきます。
また、相手の立場に立って、物事を考え行動していれば、必ずそれは自分に返ってきます。
そして、自分が生かされているのだという感謝の気持ちを持ち続けていれば、必ず世の中を明るくしていくことになります。
  どうか皆さんは「高い志」「共生の心」「感謝の気持ち」を持って人生を生き抜いて下さい。〟

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2012年03月01日

第54回高等学校卒業式を終えて

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  3月1日(木)、本格的な春の訪れを間近に感じさせる素晴らしい天候の下、第54回の高等学校卒業式を開催しました。これまで高校の卒業式は初代理事長 鳥井信治郎氏のご命日にあたる2月20日に実施していましたが、この時期は国公立大学の2次試験直前であり、生徒達にとっては精神的にも落ち着かない状態です。そのため生徒の視点に立って、思い切って今年から3月1日ということに変更させていただきました。今年の卒業生は高校改革をスタートさせて3年目に入学した282名の生徒達です。
  定刻の9時半に司会の指示に従って、卒業生が保護者や在校生、教職員の大きな拍手で迎えられ席につきました。開式の辞の後、全員起立してピアノ伴奏による国歌斉唱を行なった後、卒業生全員に一人ずつ卒業証書を授与しました。続いて高校3年間、無遅刻・無欠席・無早退の34名の生徒に対して全員の名前を読み上げて皆勤賞の賞状を授与しました。この中の6名は中学・高校あわせて6年間皆勤であり、1名は小学校から12年間皆勤です。司会から紹介されると出席者からは感嘆の声と共に大きな拍手が送られました。3年間の高校生活の中では、病気になったり、体調がすぐれないといったことは何回かはあったと思います。しかし、これらを克服して今日の卒業の日を迎えたのは素晴らしいと感じました。続いて理事長表彰、学校長式辞、来賓の祝辞、在校生代表による送辞、卒業生代表の答辞、最後に在校生、職員による「蛍の光」と卒業生による「仰げば尊し」を歌った後、全員で学園歌の斉唱を行ないました。これで、感動の卒業式は終了しましたが、この後、卒業生の司会で3年生の担任や関係の先生方に花束が贈られ、校庭で記念撮影を行ない、本日の卒業式に関するイベントはすべて終了しました。  
  式辞では、先日のこのブログでも紹介した私の高校時代の友人で、日本への留学生の願いを聞き入れて、バングラデシュの無医村に私費で病院を建設し医療活動を行なっている〝岡本新悟〟氏のエピソードを紹介し、「高い志」「共生の心」「感謝の気持」の大切さをお話しました。また、卒業生の答辞の際には感極まって涙する生徒が数多く見られました。これらの詳細は後日改めて紹介したいと思っています。
  卒業式では先生方も感激のあまり溢れる涙をこらえることができない様子でした。この3年間にはさまざまなことがありましたが、これまでの苦労が一挙に吹き飛んだのではないかと思います。また、保護者の皆さんは、本日の卒業式を万感の思いで迎えられたと拝察しております。これまで、本校の教育活動に対して暖かいご支援をいただき、心より感謝申し上げますと共に子ども達を立派な社会人に育てていただきたいと思っています。

2012年02月29日

本年度最後の全校朝礼

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  2月29日(水)、体育館で本年度最後となる全校朝礼を行ないました。明日卒業式を迎える一部の高校3年生と高校2年生以下の生徒が体育館に集合しました。
  本当に一年の経つのは早いものです。高校2年生も1年後には大学受験に臨むことになりますし、各学年の生徒はそれぞれ進級することになります。そして、中学3年生は3月19日には卒業式を迎え、4月からは高校生になります。
  さて、振り返ると東日本大震災から間もなく一年が経過します。この震災ではかけがえのない命が一瞬のうちに失われてしまいました。将来、こんなことをしたい、このような人間になりたいと思っていた人達の夢を大震災は奪ってしまいました。あの時、生徒達は〝亡くなった人の分まで頑張ろう〟と思っていたのは間違いありません。しかし、1年経って、その気持ちが徐々に薄らいできているのかも知れません。今一度、1年前の自分自身を見つめ直して欲しいと思っています。
  本年度の入試においては、中学・高校共志願者は過去最高となり、中学は5倍、高校は9倍の倍率ということになりました。このように本校は兵庫・大阪の生徒にとって、入学したい学校の一つになっています。しかし、この学校を作っていくのは先生ではありません。一人ひとりの生徒が学校を代表しているという気持で行動していくことが必要です。いよいよ来週から学年最後の期末考査が始まりますが、この1年の集大成という気持ちで臨んで欲しいと思っています。
  

2012年02月28日

PTA3月総会の開催

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   《PTA新役員のメンバー》 
  2月28日(火)、PTA3月総会を開催し、新しい会長はじめ役員の選出を行ないました。池上会長が退任され、新会長には現副会長の金岡氏が就任されることになりました。新・旧会長からそれぞれご挨拶いただいた後、私から次のような話をしました。
  〝平素は本校の教育活動に対しまして、ご理解とご支援をいただき心より感謝しております。本年度もあと1か月ということになり、寒さの中にもようやく春の息吹が感じられるようになってきました。
  さて、この一年間を振り返ると、アラブ諸国における動乱、ニュージーランドに続いて東日本大震災と原発事故が発生、日本経済は超円高、タイの大洪水、ヨーロッパの財政危機などによって、輸出産業を中心に大きな経営の見直しを迫られることになりました。そして、ついに世界第3位の半導体メーカーであるエルピーダメモリーが会社再生法の適用を申請しました。ここ数年、少子化の影響もあり、私学を取り巻く環境も大きく変化してきています。そして、学校の二極化が進んできています。
  月日の経つのは早いもので、私もこの雲雀丘学園中高の校長の仕事も3月末で6年ということになります。この間、社会で役立つ人材を育てるという基本の考え方に立って、『入口を固める』『校内を固める』『出口を固める』という3つの切り口で良循環型の学校経営を進めてきています。本日は折角の機会ですので、少し順序を変えて『校内を固める』『入口を固める』『出口を固める』ということでお話しします。
 (Ⅰ)校内を固める
  ①学力の向上に関しては「コース制の見直し」を行ない、高校は一貫選抜、選抜特進、特進の3つのコースに再編しました。同時に「国公立対応型のカリキュラム」に変更しました。特進コースはⅠとⅡを統合したというより、特進Ⅰをなくしたというようにご理解ください。そして、現在、新しいシラバスの作成に取り組んでいます。そして、各学年で補習や強化勉強会、勉強合宿、センター模試等に取り組んでいます。また、〝授業を磨く〟を合言葉に相互授業参観や研究授業を行なっています。
  ②人間力の向上については、「さわやかな挨拶」、「キッチリした服装」、「ルール・マナーの順守」、「整理整頓」等の凡事徹底を図っています。また、遅刻をなくすということで、生徒指導部を中心に取り組んでいますが、無遅刻の生徒はほぼ7割に達しており、将来的には遅刻ゼロを目指しています。ただ、少し気を緩めると生活習慣が乱れることもあると思いますので、ご家庭でのご指導もよろしくお願いします。
  『高校の卒業式』は大学入試との関係を考慮し、本年度から3月1日に実施することにしました。282名全員の卒業生をお送りすることになります。
 (Ⅱ)入口を固める
  ①年が明けてからは『中学入試』を1月14・15日、18日の3回に分けて実施しました。志願者が全体で792名と過去最高になり、昨年比96名増、14%アップということになりました。この結果、入学手続き者も222名ということになっています。
  ②続いて『高校入試』を2月9日と17日の前期・後期の2回に分けて実施しました。志願者は過去最高の1036名ということになりました。前期日程では兵庫・大阪の中で最高の倍率になりました。その後、先週土曜日に専願者のガイダンスを行ない、84名が出席しました。これで、現在、中入生151名を合わせて235名が入学確定ということになります。公立高校の併願者が多いということもあり、公立高校の入試が終わった後、3月24日に入学者が確定します。 また、今年は中学・高校を通じて、国公立大学志向が顕著になってきています。
 (Ⅲ)出口を固める
  ①中学受験と同じ日に「大学入試センター試験」が実施されました。本校では高等学校の総決算として全員がセンター試験を受験しました。今年、特筆すべき事項としては、国公立の推薦入試に11名が合格しました。また、2年連続して、国公立の医学部医学科への合格を果たすことができした。
  現在、私立大学入試が行なわれ、順次合否の結果が出始めています。後ほど進路指導部長から発表があると思いますが、既に合格が判明している私学については、関関同立が今のところ175名になっています。最終的にはまだまだ積み上がると思いますが、今年は成績上位者の国公立大学志向が強いということもあって、三年前(111名)と一昨年(161名)の数字は上回りますが、昨年(246名)からは減少することになりそうです。また、国公立大学の2次試験に多数の生徒が受験しており、3月に入ると合否結果が判明しますが、何とか昨年を上回る実績を残したいと思っています。
  ②これまで何度も申し上げているとおり、大学進学が最終目的ではありません。しかし、高い目標を設定し、この目標を達成していくために努力していくという姿勢が大切です。そして、これが必ず社会に出た時に役に立つのは間違いないと思います。
 (Ⅳ)最後に
  現在、本校は〝学校改革の第二ステージ〟にあり、中学にコース制を導入した最初の学年が4月から「高校2年生」になり、平成25年には大学に進学することになります。この進学実績がどうなるか、注目されていますが、これが終着点ではありません。そのため、平成26年以降の〝第三ステージ〟に向けての戦略を作ろうとしています。
  本校の基本の考え方は、学校と家庭が連携して子どもを育てるという『共育』です。今後ともご支援、ご協力賜りますよう宜しくお願いします。

2012年02月26日

国公立大学二次試験始まる

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  2月25日(土)から国公立大学の2次試験前期日程がスタートしました。前期日程は156大学530学部に26万7733人が出願しており、募集人員に対する倍率は3.4倍になりました。このうち、国立大学は20万8322人で志願率3.2倍、公立大学は5万9411人で志願率は4.1倍になっており、ほぼ昨年並みです。
  本校においては、これまで生徒達のきめ細かい進路実現のためにさまざまな取り組みを行なってきました。また、センター試験が終了してからも各大学の二次試験対策として補習を行なったり、小論文や面接等の指導を行なってきました。特に、志望動機や自己PRにおいて、自分なりの高い志をしっかりと伝えることができるように、先生方は粘り強く指導してきました。今回の二次試験においては、これらの努力の成果が試されるという意味では、学習の集大成ということになります。ここまで来ると、生徒達の力を信じるしかないのですが、先生方はまるで自分が受験するというような緊張した面持ちで落ち着かない時間を過ごしているようです。3月に入ると次々と各大学の合格発表が行なわれますが、全受験生の頑張りが素晴らしい結果に結びつくことを心より祈っています。

2012年02月25日

高校専願者ガイダンスの開催

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〈ガイダンス風景〉                  〈採寸〉
  2月25日(土)午後、この4月からの高等学校入学予定者に対するガイダンスを開催しました。今回は専願者対象ということで、選抜特進コース37名と特進コース47名の計84名全員が出席しました。
  最初に教頭から入学にあたって心がけて欲しいことを話しました。今年の本校の入試の状況は志願者倍率が9倍を超え、大阪・兵庫全体ではトップであり、この難関を皆さんは見事に突破してきたこと、新高校1年生は皆さんのような専願者と併願者、学園中学からの進学者で構成されるが、カリキュラムはすべて国公立対応型になっており、切磋琢磨して進路実現を目指して欲しいこと、将来の自分の姿を明確にして何に取り組むべきかを決めること、雲雀丘学園の建学の精神は〝親孝行な人は必ず立派になれる〟という孝道であり、中高の校是は「高志」「自律」「努力」であること、そして、入学までの今の時期にしっかりと高校生活の準備をすることが大切であり、入学式には一回り大きく成長した姿を見せて欲しい等です。続いて、生徒指導部長や教務部長から学校生活や学習面についての留意点を説明し、入学までの学習課題(宿題)をお渡ししました。そして、ガイダンス終了後には入学に必要な制服の採寸や運動靴、カバン、辞書等の購入をしていただきました。
  今日集合していただいた皆さんには、入試の際に面接させていただきましたが、将来国公立大学を目指したいという明確な目標を持っている人が多いように感じました。将来、社会で役立つためにどのような道に進めばよいのかということをしっかりと指導していきたいと思っています。
  

2012年02月17日

高等学校B日程入試を終えて

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  2月17日(金)、高等学校B日程の入試を実施しました。B日程の入試は一般的に〝1.5次入試〟と呼ばれており、兵庫県ではすべての私学が実施するわけではありません。大阪府に隣接している私学についてのみ認められている制度で、本日が統一入試日ということになっています。大阪府の私学については多くの学校がこの1.5次入試を自由に実施していることを考えると、兵庫の私学については相当の規制がかかっていることになります。こういうこともあって、本日の志願者は44名(欠席1名)とA日程入試に比べると、ごく少ない人数ということになりました。従って、本日は中学・高校共通常通りの授業を実施し、学園の文化館視聴覚教室で筆記試験を行ないました。そして、選考会議を経て合格者を決定しました。
  これで、高等学校の入試はすべて終了することになりましたが、本年度はA・B合わせて1036名の方に志願していただき募集定員(115名)に対する競争倍率は初めて9倍を超えました。志願理由は色々ありますが、以前に比べて「大学への進学実績」「国公立大学への進学希望」「きめ細かな学力指導」「外部講師によるゼミ」「補習体制の充実」といった将来の進路に対する項目が増える一方で、本校の伝統である「孝道」や「人間力の向上」「社会で役立つ力の養成」といったこともあげられています。いずれにしても私学には建学の精神が脈々と流れています。本校は大学進学のみを目指す学校ではありませんが、最近の生徒の学習に対する取り組みを見ていると、かなりレベルが上がってきたのは間違いありません。多くの方に志願していただくということは、それだけ期待が大きいということです。これからも〝生徒の育成〟という視点に立って、一層の改革を進めていきたいと思っています。

2012年02月12日

国公立大学の推薦入試に11名が合格

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  近年、大学入試の選抜方法は私立・国公立とも随分多様化してきています。最初私立大学は独自の入試と指定校推薦による入学者の確保を行なっていましたが、小論文や面接を中心とした『AO入試』やセンター試験を活用した入試を取り入れるようになってきました。一方、国公立大学はセンター試験後に筆記試験を行なうというのが一般的でしたが、最近は推薦入試を取り入れるところが増えてきました。
  本校においても、これらの動きに応じて推薦入試に関心を示す生徒が出てきましたが、一般教科の指導に比べ、一人ひとりの生徒に対して志望理由書や小論文、面接等を個別に指導していくことが必要になります。小論文については、ともすると国語の先生が指導に当たることが多いのですが、大切なことは美しい文章を書くことではなく、何を訴えたいのかという内容なのです。そのためには、指導する先生が、日本や世界の現状や社会の動向、企業活動や新たな技術等についてしっかりと捉えておかなければなりません。つまり、生徒以上に先生方が勉強しなければならないということになります。そのため、先生方は「小論文の書き方」についての講習を受け、自ら創意工夫を加える等相当磨きをかけられたようです。このような取り組みの成果が、徐々に合格実績という形になって表れてきました。まず、私立大学への推薦入試合格者が増え、3年前までは1~2名しか合格しなかった国公立の推薦入試にも一昨年、昨年は5名、そして、今年は11名が以下の大学に合格しました。
  ◇大阪大学 ◇神戸大学 ◇大阪府立大学(2) ◇島根大学 医学部医学科 ◇鳥取大学 ◇滋賀大学 ◇京都教育大学 ◇神戸市看護大学 ◇鹿児島大学 ◇兵庫県立大学
  特に、〝二桁合格〟という目標を達成できたこと、昨年に続いて国立大学の医学部医学科に合格者を出せたことは、指導してきた先生にとっても大いに励みになったと思います。これから国公立大学の前期入試を迎えますが、この勢いを持続して昨年を上回る結果を残して欲しいものです。 

2012年02月11日

高校前期入試を終えて

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              《現在のコース制の概要》
  
  2月11日(土)、〝建国記念の日〟の祝日ですが、昨日に続いて入学者選抜業務を行ないました。今回は受験者が1000名近いこともあって、採点がすべて終了するのは深夜になるのではないかと思っていましたが、全員の協力で何とか無事にデータ登録することができました。本日は朝から管理職と入試広報の主要メンバーが校長室に集まり、登録した基本データの分析を行ない選考案を作成しました。そして、午後からは全教員が出席して入学者選考会議を実施しました。
  会議では、全体の概要について私から説明した後、中学入試と同様、各教科から出題の意図や結果についての報告を行ないました。今回はコース制導入後6回目の入試ということになり、コース制は完全に定着したようです。また、年度別の採点結果については単純に比較することはできませんが、かなり難問を出題した割には、平均点は少ししか下がらず、受験者のレベルは年々確実に上がってきているようです。
  専願者の方には、面接を通じて志望動機をお聞きしましたが、進路実績が向上していることや学習環境が整っていること、しっかりと学習指導してもらえるといった意見が多かったように感じています。
  また、今回、本校を受験された皆さんの中には、これから兵庫や大阪の公立高校の受験に臨まれる方も多いと思います。今は精神的にも苦しいとは思いますが、自分が苦しい時には他の人も苦しいのです。このような厳しい状況の中で、成否を分けるのはいかに最後まで集中力を持続していけるかどうかにかかっています。そして、社会に出ると、この様な試練の場が次々と待ち受けています。そう考えると受験というのは人生における節づくりであるのは間違いありません。この経験はきっと将来役立つと思います。困難から逃げようとせず、受験を前向きに受け止めて目標達成に向けて全力を尽くして下さい。
  なお、合否の結果は、本日の夕方速達便で郵送させていただきましたので、遅くとも月曜日にはご自宅の方にお届けできる見込みです。インフルエンザが流行していますので、くれぐれも健康には留意して下さい。

2012年02月10日

高校A日程入試始まる

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  2月10日(金)、高等学校の前期入試が始まりました。教職員は7時過ぎにそれぞれの配置につき、続々と来校する受験生を出迎えました。今年の受験生は過去最高となる992名です。
  これまでの高校入試の志願者の推移を見ると、平成17年までは500名前後で推移していましたが、平成19年のコース制を柱とする学校改革がスタートしてからは増加傾向にあります。前期日程だけで見ると、平成20年715名、平成21年846名、平成22年には899名と連続して増加した後、昨年度862名と減少に転じました。
  高校入試に関しては大阪府と兵庫県の私学助成に対する施策の違いということもあって、大阪府に隣接する本校は非常に厳しい状況下におかれています。そのため、この1年間危機感を持って入試広報部員を中心に募集活動に注力してきました。また、それぞれの生徒の進路実現や学力向上、生活習慣作り等についても、きめ細かい指導を行なってきました。その結果、今年は前年を130名上回る志願者数になり、専願者数も増加しました。
  本日は午前中に国語・英語・理科、午後から社会・数学の筆記試験を実施した後、専願者に対する面接を実施しました。並行して、試験が終了した教科については直ちに採点を始め複数の目で再確認を行ない、点数をコンピュータに登録し集計しました。そして、万全を期すため再度読み合わせを行ない、これから合否の判定基準を作成する予定です。
  受験生の皆さんは大変お疲れになったことでしょう。どうか、今日はゆっくりと休養してください。
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2012年02月08日

大学推薦入試の面接指導

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  この度、大阪大学の基礎工学部システム科学科の推薦入試に『K君』が合格したという嬉しいニュースが届きました。センター試験終了後、大学の入試が本格化してきましたが、国公立大学の中には、このようにセンター試験とAO入試を併用した形の推薦入試を実施する大学があります。
  現在、高校3年生の担任や進路指導部の先生を中心に受験校に応じた個別の指導を行なっており、私も時間の許す限り、面接等には加わるようにしています。実はこのK君についても入試の前日まで随分細かい点にわたって指導を行ないました。これが直接今回の結果に結びついたかどうかは分かりませんが、本人によると学校での面接の方が怖かったとのことです。そして、本番の面接は比較的落ち着いて、しっかりと質問に対する受け答えはできたとの報告を受けていました。
  このような指導をしていて感じるのは、何と言ってもコミュニケーション能力の大切さです。つまり、自分の考えていることをいかに分かりやすく相手に伝えていくかがポイントになります。本校では爽やかな挨拶やキッチリした服装や言葉遣い、整理整頓等の凡事徹底の重要性を常に訴えていますが、この様なことが身についているかどうかは面接の中で現われてくるものです。一緒に面接指導していた担任の先生も改めて「日常の姿勢が大切であるということを認識しました」と言っておられました。
  もう一つ感じるのは〝雲雀丘学園中・高校はどういう学校ですか〟という質問に対して、先生の面倒見が良いとか、先生と生徒の間が近いとか、生徒同士の仲が良いとか、環境に恵まれているといった答が返ってきますが、この答えは満足できるものではありません。私学の特徴は何と言っても創立の精神を中心とした明確な理念があるということです。本校の基本である「孝道」や「高志・自律・努力」「社会に役立つ」といったことを、自分の言葉で語ることができるかどうかです。これからもあらゆる機会を通じて、本校の特色を生徒達に訴えていくことが大切であると感じています。

2012年02月04日

中学新入生ガイダンスの開催

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  2月4日(土)、午後2時から学園講堂で中学校の合格者を対象としたガイダンスを行ないました。本日は土曜日ということもあって、定刻の随分前から両親に連れられた生徒の皆さんが来校され、約1時間にわたり、これから中学に入学するまでの生活や準備することについての説明をさせていただきました。
 本校に入学するにあたっては、これまで相当ハードな受験勉強をしてきた人も多いと思います。入試の際には全員面接させていただきましたが、1週間の通塾の回数や学習時間を聞いて、小学校の生活を楽しむ余裕がないのではないかと感じました。今は入試の重圧から開放されて正直なところホッとしていると思いますが、これから中学に入学するまでの2カ月は中学生活を力強くスタートするための準備の期間として実に大切です。そのために本日、教頭や教務、生徒指導の先生から色々なことをお話しましたが、私からも入学される皆さんにメッセージを送ります。すべて難しいことではなく、誰でもできる簡単なことですが、この簡単なことをしっかりとやることが大切なのです。
一 正しい生活習慣を身につける
      早寝・早起き・朝ご飯
      約束・ルールを守る  
二 大きな声でしっかりと挨拶する
      おはようございます
      ありがとうございます
      しつれいしました
      すみません (ごめんなさい)
三 身のまわりを美しく
      きっちりした服装  掃除  整理整頓    
四 学校の授業を大切にする
      話をしっかりと聞く (さわがない)
      忘れ物をしない (教科書・参考書・ノート)
      提出物の期限を守る
五 人の嫌がることをしない (いじめは絶対に駄目)
   自分のしてほしいことを他人にしてあげる
  
  中学生になると小学生の時とは異なり、〝自分のことは自分でやる〟ということが必要になってきます。しかし、間違ってはいけないのは自分の思ったとおりに好き勝手にやるということではありません。
本校の基本の考え方は家庭と学校の連携による〝共育〟と全員が学ぶという〝共学〟です。保護者の皆さんは、この考え方をご理解いただき、何卒ご支援ご協力賜りますようお願いします。

2012年01月30日

来年度に向けて

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  1月30日(月)、PTA保護者との「中学・高校合同の学級委員会」を開催しました。本校では保護者の声を聴くため、クラス毎に2名の学級委員を選び、学期毎に管理職と各学年主任が出席して「中学学級委員会」と「高校学級委員会」をそれぞれ別々に開催しています。そして、最終となる3回目(今回)は例年中学・高校の学級委員が一堂に会して合同で実施することになっています。
  最初に私から〝新しい年を迎えたが、学校は中学入試・大学センター試験・高校入試等、1年のうちで最も気の抜けない時期を迎えており、先生も必死に取り組んでいるということを話しました。そして、中学入試の志願者が792名と過去最高になり、入学者も大幅に増える見込みであること、引き続いて高校入試の願書受付を行なっているが、志願者は既に1000名を超えていること、センター試験が終わって生徒も先生も私立大学や国公立大学の受験に向けて全力で取り組んでいること〟等を伝えました。続いて、各学年からの報告と来年度のPTAの実行委員を選出するための指名委員の人選を行ない、最後に高校3年生の保護者から子どもさんの卒業にあたっての思いを披露していただきました。
  午後からは「運営委員会」が開催されました。この会議は毎月学園の幹部が集まって開催されていますが、今月の会議は特に重要な位置づけになります。本日は今期の経営見通しと中期計画の指針が示され、来年度の事業計画策定にあたっての意見交換を行ないました。これから本年度の振り返りと来期の経営計画の策定を行なうことになります。昔から〝段取り八分〟という言葉がありますが、計画をしっかり立てないと十分な成果は達成できません。課題を絞込み、推進スケジュールを明確にすることにより、計画の精度を高めていきたいと考えています。
  

2012年01月27日

高校入試出願状況

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  中学入試が終了し一息つくのも束の間、今週の水曜日からは高校入試の願書受付が始まりました。お蔭様で中学の志願者は792名と過去最高になりましたが、高校については大阪府・京都府と兵庫県では私学助成の施策が異なるため、大阪府に隣接している学校にとっては非常に厳しい状況下での入試ということになります。これは宝塚市にある本校にとっても例外ではなく、生徒が来てくれなければ経営は成り立ちません。そのため、本校では高校入試を経営の最重点課題と位置づけ、入試広報部の先生を中心に危機感を持って取り組んできました。具体的には土曜日の午後や日曜日、休日等にもかかわらず、校内でのオープンスクールや説明会だけではなく、毎週のように校外の入試説明会や相談会に参加し募集活動を行ないました。従って、どれだけの生徒が志願してくれるかは、この一年間の入試広報活動の総決算ということになります。
  例年の出願状況を見ると、最初の4日間でほぼ志願者数が確定します。この受付業務は学園事務局で行なっていますが、本日が3日目で明日が土曜日ということもあって、私も校内LANを通して刻々と表示される志願者数を気にしながら今日一日を過ごしました。本日は午後4時で出願を締め切りましたが、大台を超え1003名ということになりました。これは現時点で昨年のA・B日程の総志願者数の890名を大幅に上回る数字です。
  本校では、生徒一人ひとりに対するきめ細かい進路指導をはかるためコース制を導入していますが、本年度から一貫選抜コースの生徒が高校に進学したのを機に、従来のコース制を「選抜特進」「特進」の2つのコースに再編しました。更にこれに合わせて、カリキュラムをすべて国公立対応型に変更しましたが、これで十分であるとは考えていません。生徒や保護者の満足度を高めるために更なる展開をはかっていきたいと考えています。
 

2012年01月25日

平成24年避難訓練の実施

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  1月25日(水)、恒例の避難訓練を実施しました。本校では阪神淡路大震災の教訓を風化させないため、例年この時期に避難訓練を行なっています。しかし、この大震災が発生したのは1995年(平成7年)で現在の高校1・2年生が生まれた年にあたります。従って、生徒達はほとんどこの地震については知りません。    
  本日は『地震により中央棟1階の厨房から出火し、停電した』という想定で行ないました。生徒達は机の下に頭を入れてしばらく待機した後、誘導係の先生の指示に従い、上靴のまま校庭に退出しました。放送開始から朝礼の隊形に整列するまでの時間は全学年が6分以内ということで、避難は無事完了しました。私は整列した全生徒に対して次のような話をしました。
  〝何故この時期に避難訓練をしているかと言うと、今から17年前の1月17日に阪神大震災が起こり、実に6434名の尊い命が失われたからです。今ここに集まっている人は約1300名ですから、約5倍の人数ということになります。そして、昨年3月11日に東日本大震災が発生し、阪神淡路大震災の実に3倍にあたる約2万人が犠牲になりました。人の命の大切さを再認識し、この悲しい出来事を風化させることのないよう毎年この時期に避難訓練を行なっているのです。
  〝災害は忘れた頃にやってくる〟という言葉がありますが、災害は何時でもどこでも予期せぬ形で突然襲ってきます。近い将来東海、東南海、南海の連動型の地震が発生すると言われています。学校や家にいる時に発生するとは限りませんし、地震や火災とは限りません。洪水やガス爆発、また通学の途中や外出中、旅行中色々なケースが考えられます。そのために、今日は皆さんに3つのことをお願いします。
  1つ目は〝自分の命は自分で守る〟ということです。そのためには常に備えておくことです。昔から〝備えあれば憂いなし〟と言われますが、どこにいても常に非常口や避難通路、避難場所を確認しておくこと。学校では災害が発生した際に避難するための避難経路と避難場所を掲示してあるので必ず確認しておくこと。
  2つ目は〝各家庭での防災対策を行なう〟ということです。具体的には、ハザード・マップを入手し、必ず確認しておくこと。このマップは各市で作成され市役所から配布されているので、それぞれの家庭で確認すること。また、皆さんの家では家具が動かないように固定する、消火器を設置する、必要なものを備蓄しておく等の準備をしておくこと。
  3つ目は不幸にして災害にあった時には、『おかし』と『もち』を思い出すことです。つまり避難する際には「押さない」「駆けない」「しゃべらない」の3つを守ること。また、二次災害を防ぐためには「戻らない」「近づかない」の2つを守ること。〟
  災害が発生すると、火災をはじめガス爆発や建物の倒壊、津波、水害等が続いて発生する可能性が高いということを理解しておくと共に被災した後で想定外という言葉を使うことのないように万全の備えをしておきたいものです。

2012年01月24日

恒例の寒稽古始まる

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  1月24日(火)、恒例の寒稽古が始まりました。この行事は阪神大震災の年を除いて毎年実施している本校の伝統行事で、今年で実に33回を迎えました。本校においては人間教育の一環として、男子の体育の授業の中に武道を取り入れ、剣道と柔道のどちらか一方を選択させていますが、この寒稽古には高校3年生を除く全生徒と剣道部、柔道部の部員が参加しています。本日は各地で雪がちらつく厳しい冷え込みになりましたが、中学3年の生徒達は朝7時に集合し、約1時間にわたってそれぞれ剣道と柔道の寒稽古に取り組みました。
  一年で最も寒さの厳しいこの時期には、日本各地で寒稽古が行なわれているようですが、この目的は逞しい肉体を養成するというだけではなく、寒さの中で見や心を引き締め、旺盛な気力や忍耐力、集中力等の精神面を鍛えることです。
  日本では、剣道、柔道、弓道、合気道、相撲道等の武道や華道、茶道、香道等の芸道がありますが、これらは単に相手を倒す技術を身に付ける事や、形の美学を学ぶだけではありません。このことを通じて、相手を尊重し、感謝し、心を整えるという人間としての完成度を高める道なのです。本校では人間力の養成に注力していますが、この行事を通じて、心と体の両面を引き締めて欲しいものです。
  また、本日の放課後には中学3年生が高校の入学願書の提出を行ないました。中高一貫校ということで入学試験はありませんが、現在公立中学の3年生は高校受験を目前に控えて懸命に学習しています。残り2か月、悔いのない思い出に残る中学生活を送ってくれることを心より願っています。

2012年01月21日

英語検定の実施

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  1月21日(土)午後、英語検定試験を実施しました。受験者は中学3年と高校2年の全員と中1・中2・高1・高3の希望者の合計432名です。実施級は3級、準2級、2級ですが、中2で準1級、中3で2級を受験する人もいます。試験の内容は筆記試験とリスニングになっており、生徒達は真剣に問題に取り組んでいました。
  近年、グローバル化の進展に伴い、新興国が急速に経済発展してきています。多くの日本企業はこれらの国で積極的に事業を展開しようとしてきていますが、このために必要な国内人材が不足しているのです。これらの人材の要件としては、日本とは全く異なる環境下で働くという強い思いや現地の人と共生する気持、豊かな人間性、専門能力、教養、日本人としての伝統精神といったものがあげられますが、何と言ってもコミュニケーション力がベースになります。そして、このツールとしての語学力が今後ますます重要になってきています。世界にはさまざまな言葉がありますが、その主流は何と言っても英語です。
  現在、世界で英語を話す人は14~15億人ですが、このうち英語を「母国語」として話す人はアメリカ人、イギリス人、オーストラリア人、ニュージーランド人等、4億人弱に過ぎません。この他にイギリスやアメリカの植民地であったインドやフィリピン等、60を越える国で英語が「公用語」か、それに準ずる「第二公用語」等として使用されています。また、今は世界のどこにいっても、ほぼ英語でコミュニケーションできるようです。
  これから色々な国の人達と一緒に仕事をしたり、生活することが増えてくるのは間違いありません。最近日本企業の中にも英語で社内会議を開催しているところも出てきており、英語はますます重要になってくるでしょう。生徒だけではなく教員も含め全員が英語力のアップに努めていきたいものです。
  

2012年01月20日

中学入試の推移

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  昨日で、中学入試はすべて終了しましたが、直ちに本年度の総括を行ない次年度以降に生かしていきたいと考えています。仕事の基本はPDCAサイクルをまわしていくことですが、さまざまな業務が錯綜しているため、しっかりと問題点を洗い出し対策を講じておかないと同じミスを繰り返すことになります。
  教職員の中には、最近入ってきた方もいますので、昨日の後期入試の判定会議において、上記のグラフを示しながら中学入試の推移について説明しました。これによると平成16年~平成18年までの志願者は300名前半で推移していました。また、平成15年以前には300名を割り込んでいた年もあります。その後、学校改革に着手し、平成19年には高校にコース制を導入すると同時に学校完全週6日制に移行しました。この効果で志願者は約20%増加し378名になりました。
  続いて、中学にもコース制を導入し、人間力養成の柱としての環境教育を行なうことを決定し、広報活動の強化をはかると共に入試も3回にしました。この結果、平成20年の志願者は583名と大幅増となりましたが、その後の2年間は540名前後と漸減しました。この時期には外部の塾関係者からも「期待値は大きいが、進学実績が出ていないので積極的に薦められない」という声が数多く寄せられました。進学実績が向上しない限り、志願者の増加には繋がらないということです。
  その後、生徒の学力アップに取り組んだ結果、高校の最初のコース制の生徒が顕著な大学進学実績をあげ、更に続く学年も前年を上回る実績を残してくれました。この結果が大幅な中学の志願者数の増加に繋がってきています。
  また、本年度、中学のコース制導入の年に入学した生徒が高校に進学するのを機に、カリキュラムをすべて国公立大学受験対応型に切り替えました。そして、現在社会に役立つ力の養成に向けて新たな取り組みを検討しており、更なる特色づくりを進めていきたいと思っています。

2012年01月19日

本年度の中学入試を振り返って

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  1月19日(木)、中学後期入試の判定会議を開催し、合否の結果を郵送させていただきました。できれば全員に合格の通知をお届けしたかったのですが、最終的には、当初の方針に従って選考させていただきました。何度も受験いただいたにも関わらず、ご希望に沿うことができなかった方には誠に申し訳なく思っています。
  これからの人生においては、今回の中学入試だけではなく、高校入試、大学入試、就職試験、その他の資格試験等さまざまな形での選抜が行なわれることになります。そして、どのような入試に関しても合格する者がいる一方で、不合格の者が出ることは避けられません。そのため、学校の選択にあたっては、必ずしも全員が希望通りの進路を実現できるとは限らず、第一志望と異なる学校やコースに進むというケースも出てきます。今、心に留めておかなければならないのは、中学受験が最終の目的ではないということです。これで人生が決まってしまうということなどありえません。社会に出ると日々試験の連続であり、うまくいくこともあれば、思い通りにならないこともたくさんあります。マラソンに例えればレースはまだ始まったばかりです。これから自分なりのしっかりとした目標を持ち、道を切り拓いていって欲しいと思っています。
  さて、今年の入試を振り返ると次のような特徴が見られます。まず、近年の中学入試は少子化が進む中で短期集中型になってきているということです。そのため各私立中学は初日の14日と15日の2日間で入学者の大半を決定するという動きになってきています。また、今年は2日目の午後に入試を実施する学校も増えてきました。受験生にとっては、1日に2校の入試をこなすということになり、大変ハードなスケジュールになった人も多かったようです。
  本校は従来どおり、前期A日程(14日)、前期B日程(15日)と例年よりも繰り上げた形の後期日程(18日)と3回の入試を行ない、志願者は延べ792名、A日程では267名、B日程では401名、後期124名ということになりました。そして、人数が多くなった分、B日程が厳しい状況になりました。更に後期日程においては募集人員が少ないということもあって、更に難易度があがるということになりました。
  ご承知のように、本校は大きな施設を有するマンモス校ではありません。このため施設面をぎりぎりまで考慮しながら、一定の学力レベルの到達者には極力入学していただくという考え方で選考を行ないました。この結果、合格者数は昨年をかなり上回ることになりました。これから一部他校を受験される方もありますので、現在入学者数は確定していませんが、最終的には昨年以上に入学者が増えることになりそうです。
  今回の入試を通じて、多くの皆様にご支援とご協力をいただき、心より感謝しております。

  

2012年01月18日

中学入試を終えて

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  1月18日(水)、中学前期A・B日程入試に続いて後期入試を実施しました。本年度、経済情勢が非常に厳しい中にも関わらず、多くの方に受験していただき、前期・後期合わせた受験者数は792名(昨年696名)となりました。本日の後期入試の受験生はほぼ全員がこれまでに複数の学校を受験しており、最低でも3回、多い人では6回ということになっています。また、前期入試とは異なり、国語と算数の2科目の筆記試験を行ないました。その後、受験者全員に面接を実施しましたが、中には、本校での3回の入試をすべて受けている人もおられました。先生方も何とか筆記試験の結果が合格基準に達して欲しいという思いを持ちながら、面接にあたったようです。そして、午後から厳正に採点業務を行ない、明日の判定会議の資料を作成しました。
  これまで入試説明会や入試相談会でもお話ししているとおり、本校の生徒募集の基本の考え方は、〝一定の学力レベルに到達している人には、教室等の施設面を考慮し、できるだけ入学していただく〟というものです。この結果、今年も入学者数が増えることになりそうですが、お預かりしたお子様に対しては学校として全力で育てていきたいと考えています。
  なお、コースが『一貫選抜』と『発展』に分かれており、受験生や保護者にはさまざまな受け止め方があるようです。一貫コースは勉強ばかりしなければならない、授業時間数が多いためクラブ活動ははできない、国公立大学を目指すには一貫選抜コースに入っておかなければならない、発展コースはレベルが低いから、学習面ではそう頑張らなくてもよい等といった意見です。
  これらはすべて誤解であり、どちらのコースにおきましても、文武両道を目指して子ども達をしっかり育てていきたいと思っています。これから入学されるまでには2か月以上あります。この間に保護者の皆さんにおかれましては疑問点はどしどし質問していただきますようお願いします。また、本校の教育方針や教育活動等につきましては、色々なことを伝えていきたいと思っています。

2012年01月15日

中学前期入試を終えて

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  1月15日(日)、昨日に続いて中学の「前期B日程」入試を実施しました。本日も7時過ぎから塾関係の先生達が受験生を出迎え激励されていました。本校では中学へのコース制の導入に併せて、前期入試を2回実施することにしましたが、この方式が定着しつつあります。この結果、B日程の志願者数も年々増加してきており、本日の受験者は昨日のA日程(267名)の1.5倍にあたる401名となりました。コース別の志願状況は既に新聞やこのホームページに掲載されているとおり、「一貫選抜」320名に対して、「発展」81名とほぼ4:1になっており、一貫選抜コースの人気が高まってきています。 
  既に近畿においては中学入試が始まっており、本日受験したほとんどの子ども達は昨日どこかの私学を受験しています。また、何人かは本校のA日程入試を受験しています。
  本日も昨日と同様、9時から各50分の国語、理科、算数の3教科の筆記試験を実施しました。その後昼食を挟んで個別の面接を行ないました。これで、2日間にわたる前期日程の入試は大きな問題もなく終了することになりました。続いて、入試業務で最も気をつかう答案の採点と点検、合否の判定業務を夜遅くまで実施しました。明日は全教職員が出席して選考会議を開催した後、校内掲示による合格発表を行なう予定です。
  今年は、現下の厳しい経済環境にもかかわらず、多くの方に受験いただくことになりました。心から感謝申し上げると共に今回の入試を通じて、子どもの教育にかける保護者の皆さんの熱い思いがひしひしと伝わってきました。この期待に応えるためには、一人一人の教職員がゆるぎない志を持って自己研鑽につとめ、子ども達を将来社会で活躍できる人財(材)に育てていかなければならないと思っています。
  一方で、2日間にわたる大学センター試験も終了しました。明日は自己採点をして、最終の受験校を決定するということになります。いずれにしても当分気の抜けない緊張の日々が続きそうです。

2012年01月14日

中学前期入試始まる

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  1月14日(土)、近畿統一の私立中学入試がスタートし、本校においても前期A日程の入試を実施しました。私も朝5時過ぎに京田辺市の自宅を出発し始発の電車で7時15分に学校に着きましたが、既に多くの塾の先生が受験生激励のために、校門付近に立っておられました。そして、電車が到着する都度、やや緊張した面持ちで保護者と共に来校してくる受験生を出迎えておられました。
  本校では入学者選抜を最重点業務の一つであると位置づけており、常勤の教職員全員がそれぞれの役割に従って、業務を遂行することにしています。そのため、本日も阪急の雲雀丘花屋敷駅や正門・南門に立っての受験生の誘導をはじめ受付、案内、試験監督、採点、面接等にあたりました。また、教職員だけでは十分な対応ができないということで、高校生にも朝早くから手伝ってもらいました。
  本年度の前期入試の志願者は668名(A日程267名、B日程401名)と昨年を105名上回ることになりました。そのため、本日は高校校舎の教室をフル活用することにしましたが、受験生は8時25分までに受験会場に入室、8時半から諸注意と最終点呼を受け、9時から国語、理科、算数の順に各50分の試験問題に取り組みました。そして、昼食休憩を挟んで午後1時からは個人面接を行ない、大きな混乱もなく「A日程」の入試は無事終了しましたが、子ども達にとっては、精神的にも肉体的にも相当ハードな一日であったと思います。
  なお、これから月末にかけて近畿地区の多くの私立中学では入試が行なわれることになっており、受験の予定が入っている人もおられると思います。本校においても明日引き続き「前期B日程」の試験を行ないます。本日の試験で十分実力を発揮できなかった人は、済んだことをいつまでも引きずることなく、今日はゆっくりと休養を取り、新たな気持ちで次の入試に臨んで欲しいと思っています。

2012年01月13日

大学センター試験壮行会の開催

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  昨日(12日・木)、大学センター試験の壮行会を実施しました。最初に、私はこの正月の初詣の際に引いた大吉のおみくじと池田泉州銀行川西支店の小川支店長からいただいた満願寺さんの合格祈願のお札を紹介し、これまで体内に溜め込んでいた”気”を全員に送りました。そして、大学入試は個人戦ではなく団体戦であること、また〝なでしこジャパン〟の優勝を例に取り上げ、みんなの気持ちが集まれば大きな力になり、必ず良い成果に結びつくということを話しました。
  続いて、進路指導部長からセンター試験に臨む心構えのポイントとして「センター試験に勝つ二十七箇条」が配布されました。その中から「試験前の勉強は、得意科目、不得意科目ともバランスよく、勉強しよう。」「直前では、本番と同じ時間で予想問題をしよう。」「たとえ一つの教科でミスをしても、それを引きずらないにしよう。」等をわかりやすく説明しました。これらは今までのセンター試験の経験から編み出されたものばかりです。これをもう一度しっかりと読み直して、本番に備えて欲しいものです。
  本校では、大学のセンター試験を高校における学習の集大成と位置付けており、高校3年生全員が受験することにしています。そのため、指定校推薦や公募制推薦で既に大学に合格した生徒も、自分なりの目標を持って、これまで気を抜くことなく学習を続けてきました。そして、3教科以上のセンター試験を受験することにしています。
  いよいよ明日は本番を迎えますが、今まで頑張ってきた努力は必ず成果となって表れてくると思います。今日は温かいお風呂に入って、できるだけ早く就寝し、明日は余裕を持って出発してください。
最後に、本校の生徒に心温まるご支援をいただいた池田泉州銀行の小川支店長に心よりお礼を申し上げます。

  また、明日の中学受験に備えて、教職員全員で受験教室を中心に準備を行ないました。明日の天気は晴れの予想ですが、朝は冷え込みが厳しくなりますので風邪など引かないように留意し、万全の体調で試験に臨んで欲しいと思っています。
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2012年01月12日

海外留学する生徒に対する面談

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  1月12日(木)、今月末からニュージーランドに留学する生徒に対する渡航前の面談を行ないました。彼女はこれから一年間、日本を離れて生活することになりますが、将来は国連関係の仕事をするという目標を持っています。私は単に語学の力だけではなく、自分なりの専門性を身につけること、生活習慣や宗教や物の考え方の全く異なるものを受け入れ相手の立場に立って共生していくこと、日本の歴史や伝統、文化をしっかりと勉強していくことが大切であるということを話しました。そして、〝高い志と共生の心で世界に羽ばたく〟という色紙を送りました。
  今、グローバル化が益々進展していますが、残念なことに日本の若者達が国内に閉じこもる傾向が顕著になってきています。しかし、これでは国際社会で活躍していくことはできません。彼女がこの留学を通じて、さまざまなことを体験し、大きく成長してくれることを心より期待しています。
  本校では海外留学やカナダ・ニュージーランドへの語学研修、JICAとの交流等を行なっていますが、今後グローバル化に対応するために更なる展開をはかっていきたいと思っています。

2012年01月10日

三学期始業式を実施

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  1月10日(火)、生徒達が元気な姿で登校し、校庭で三学期の始業式を実施しました。
  〝新しい年を迎え、皆さんはそれぞれの思いを持って、力強くスタートされたと思います。
お正月には、色々な方から年賀状をいただきましたが、今年は圧倒的に東日本大震災のことが触れられていました。私は以前、暖房関係の仕事をしていたこともあって、東北地方には知人が多く、その中には今回の大震災で被災された方もおられます。これらの被災地の方からの年賀状も何通かいただきました。その中に"あなたの街の電気屋さん"で、津波のためにお店が流された方がおられます。高齢ということもあって、これを機に商売をやめようと思っていたが、息子さんが会社を退職して、家業を継いでくれることになり店づくりをしている人。また、新しいやり方で農業や漁業にチャレンジしている人、新しい商店街づくりに取り組んでいる人等もおられます。これらの中の1通に“ガレキを取り除いていくと、勇気が湧いてくる”という言葉があり、心を打たれました。また寝袋を持って、支援活動を行なっている人やカキの養殖イカダを修理して事業を再開した人、街の復興に尽力している人など、さまざまな方がおられることが分かりました。
  また、日本に長年住んでいる外国人の方からは、これほどの甚大な災害にあいながら、暴動も起らない、また救援物資を受け取るために整然と並んでいる姿やお避難所で年寄りや子どもをいたわっている姿、力を合わせて復興にあたっている姿を見ると、本当に日本人は素晴らしい民族であるという賞賛の言葉も送られてきました。
  去年の暮には、その年の世相を表わす漢字として“絆”が選ばれましたが、この大震災によって、我々は改めて人のつながりの大切さを認識することになりました。人間は、食べる物も着る物も、自分で作っているわけではありません。助け合って生きています。今こそ力を合わせて、物事にあたることが大切であると思います。そして、家族・友人・クラス・部活動チーム等の絆をしっかりと結んでいきたいものです。そのためには、「おはよう」をはじめ「ありがとう」「ごめんなさい」といった挨拶をしっかりと行なうことです。そして、相手の立場に立って、考え、行動し、自分がして欲しいことを他人にしてあげる、自分がされたら嫌なことを絶対にしないということを心掛けてほしいと思います。 
  最後に高校3年生の皆さん、体調を考え、万全のコンディションでセンター入試にのぞんでください。それでは、今年も明るく元気で生き生きと学校生活を送りましょう。〟
  そして、この後全員で掃除を行ない、通常の授業を開始しました。気を引き締めて、この1年を充実した年にして欲しいものです。
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2012年01月08日

週末の受験に向けて

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  1月8日(日)、いよいよ私立中学の前期入試と大学のセンター入試も今週末に迫ってきました。受験生の皆さんは張り詰めた気持ちでこの連休を過ごされていると思います。
  本年、中学入試の出願締め切りを繰り上げたことで、昨日で前期の志願者数は確定しました。志願者数は本校のホームページのトップに掲載していますが、A日程が267名(昨年221名)、B日程が401名(昨年341名)で、前期の合計では668名となり、昨年を105名上回ることになりました。多くの皆さんに受験していただくことになり、心より感謝申し上げます。なお、本校のB日程の入試日(15日)には午後入試を実施する学校もあり、これらを受験される該当者には面接を効率的に行なう等の配慮が必要であると考えています。
  受験が近づいてくると志願者の倍率の高さが気になったり、やり残したことに対して焦りが生じたりしがちですが、目の前にある入試に集中することが大切です。まず体調を整え最高のコンディションで入試に臨むということです。次に学習時間が夜型の人はどうしても夜にならないと頭が働かないということになりがちですので、入試時間に合わせて頭が働くように朝型の学習に切り替えておくことが必要です。
  そして、次々と新たな問題に取り組むというのではなく、これまでやってきた中で理解が不十分で自信が持てないところや過去のテストでよく間違ったような問題を再度見直す方が効果的であると思います。
  なお、入試当日で留意しなければならないのは天候や交通機関の状況です。土・日曜で電車やバスのダイヤが平日とは異なりますので、あらかじめ確かめておくことや不測の事態に備えて余裕を持って行動するようにしてください。皆さんのご健闘をお祈りしています。
  

2012年01月06日

新年の勤務がスタート

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  1月6日(木)、今日は二十四節気の中の小寒で、朝は随分冷え込みました。これから立春の前日(2月3日)までは一年のうちで一番寒いと言われる〝寒〟に入ります。
  年末年始休暇が終了し、本日より通常の勤務がスタートしました。始業式は10日(火)になっていますが、それぞれ高校入試の事前相談や各種の補習を実施しました。
  本校では学校改革の『第2ステージ』を迎えています。:本年度は中学に新しいコース制を導入した年(平成20年)に入学した生徒が高校1年生に進学し、平成25年度には最終の中学・高校のコース制が完成します。今年は辰年(飛龍の年)でもあり、更に教育活動の充実につとめ、平成26年度以降の『第3ステージ』に向けての強固な基盤づくりの年にしていきたいと考えています。
  また、学園事務局において、1月14日からスタートする中学入試の出願受付を再開しました。本年度は昨年と同様『前期A日程』と『前期B日程』および『後期日程』の3回に分けて実施します。なお、本年は出願時期を前倒ししており、窓口での出願受付は次のとおりになっていますので、ご留意ください。
    ①前期A・B入試については明日1月7日(土)まで。
    ②後期入試については1月17日(火)まで。
  なお、本日までの出願状況(すべて第一志望の数)はホームページの〝Infomation欄〟に、出願や受験に関する内容については「中学入試Q&A」ニ掲載していますので、ご確認下さい。
  最後に、これから最も大切なのは体調の管理です。受験日が近づくにつれて精神的にも負担が増してきますので、各家庭におかれましては食事や睡眠等に十分留意してあげて欲しいと思っています。 

  《参考》 小寒・・・1月6日  大寒・・・1月21日  
        節分・・・2月3日  立春・・・2月 4日

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2011年12月26日

伊江島の皆さんへのお礼状

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  沖縄の研修旅行から間もなく一ヶ月半が経過します。参加した生徒達はそれぞれ伊江島の民泊でお世話になった皆さんにお礼状を書いていますが、私はこの間学校と大阪府の教育委員会の仕事でほとんど時間がとれず、今までお礼状を出すことができていませんでした。やっとこの休日を利用して、『新たな出会いで絆を結ぶ』という言葉を添えた写真をお世話になった全家庭にお送りしました。
  私にとって伊江島観光協会の方とは2年ぶりの出会いでしたが、実に暖かく出迎えていただきました。とりわけ専務理事の小濱氏とは伊江島の実情等色々なことを話し合いお互いに心が通い合っていることを実感することができました。。今回も観光協会を訪れましたが、壁には2年前に私がお送りした安岡正篤氏の『縁尋機妙』という言葉を添えた写真が掲げられていました。。
  人間の一生にはさまざまな人との出会いがあり、この出会いを通じて成長していくと思います。これまでの経験から社会で活躍されている人はほとんど例外なく、素晴らしい人脈をお持ちです。つまり縁を活かせるかどうかはその人の気持ち次第です。 生徒達が今回の研修を通じてお世話になった伊江島の皆さんとの縁を大切にし、これからも心の交流をはかっていってくれることを願っています。
  伊江島は南北3km、東西6kmのピーナツ状の島ですが、人口は徐々に減少し、かつて5500人いた人口も年々減り続けています。現在、日本の地方で起こっていることの縮図がこの島にも見られます。島を活性化するために、観光協会の皆さんは智恵を絞り出しておられます。これからも伊江島の皆さんとの絆を深め、互いに連携をはかることにより何とかお役に立ちたいと思っています。

2011年12月23日

センター入試への対応

P1020700.jpg   《先輩に聞く》

  本校の生徒はほとんど全員が上級学校への進学を希望して入学してきます。保護者の皆さんは、何とか有名大学に入学させたいという気持ちで、学校を選択されるケースが多いのではないかと思います。そのため、大学への進学実績が高まると、学校の人気が高まり、受験者が増えるという傾向にあります。また、大学を有する学校法人の中高一貫校を選ばれる方も多いようです。しかし、以前のように有名大学を出れば、将来は安泰という時代ではなくなってきています。そして、グローバル化が進展する中で、この傾向は益々加速されてくると思います。
  本校の入試説明会等においても、受験生の保護者からはしばしば「指定校の推薦枠はどれ位ありますか」といった質問が発せられます。現在、本校では私立大学から500を超える指定校推薦枠をいただいています。この数字は学校や学部を選ばなければ、1人につき2校の推薦枠があるということになりますが、この推薦枠を活用する生徒はごくわずかです。生徒には〝大学に進学することが最終目的ではない〟〝大学のブランドに目を奪われるような安易な選択はするな〟ということを繰り返し伝えると共に先輩からも体験談を語ってもらうようにしています。また、大学の先生による授業や社会人の話を聞く機会を設けてきています。
  さて、いよいよセンター試験も近づいてきました。高校3年生は懸命に最後の追い込みを行なっていますが、これまで以上に生徒達がそれぞれ自分の将来の進路を考えて受験しているように感じています。
  なお、本校では既に大学への合格が決まった生徒に対しても、高校における学習成果の集大成として、全員がセンター入試を受けるよう指導しています。ともすると気が緩みがちになりますが、3年間の取り組みが自分なりの目標をしっかりと持って充実した高校生活を送って欲しいと思っています。

2011年12月21日

中学校入学志願者の出願始まる

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  12月21日(水)、本日より2012年度中学校入学志願者 前期A日程・B日程の出願がスタートしました。例年の出願は、正月明けから入試の数日前までとなっていましたが、今回より、日程を前倒しして次のようにしました。
    ◇12月21日(水)~1月7日(土)午前9時~午後4時
         ただし、土曜日は午前9時~12時
          (12月23日~25日・12月29日~1月5日を除く)  
  このため、本日は朝早くから、多くの方が出願のため、来校されました。願書を見ると、前期A日程とB日程の両方を受験される方も相当数おられるようです。本日は延255名の方に出願していただきました。この詳細は、毎日本校のホームページに掲載させていただきます。
  中学受験は親の受験と言われていますが、子どもさんを志望する学校に入学させたいという思いがひしひしと伝わってきました。現在、本校でも入試に向けての準備を進めており、万全の態勢で受験生をお迎えしたいと思っています。
  前期日程の入試は大学のセンター入試と同じ日(1月14日・15日)に実施されます。昨日の終業式でもお話ししましたが、これから入試までの残り24日の過ごし方は非常に大切です。これまで取り組んできたことを今一度見直し、体調を整えて入試に臨んでください。

2011年12月20日

2学期の終業式を終えて

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 12月20日(火)午後、通常通りの授業を実施した後、校庭で2学期の終業式を行ない、次のような話をしました。
  〝今年も残すところ、わずかになってしまいました。今年は3月に東日本大震災が発生しました。本当に月日が経つのは早いもので、あれから9カ月以上が経過しようとしています。あの震災で、多くの人が尊い命を失くしました。皆さんと同じ年頃の中学生や高校生も含まれていました。その時に、私は皆さんに彼らの分まで生き抜いて将来社会のために尽くして欲しいということをお願いしました。あれから9カ月経った今、皆さんの気持ちはどうですか。
  皆さんは色々な節目にあたって、「是非こういうことを目指したい」「自分はこういう人間になりたい」等、様々な目標を持つと思います。しかし、時間が経つにつれて、この気持ちは次第に薄らいでいくものです。振り返ってみて、今年はどのような年でしたか? 自分の思いどおりにできたという人もいれば、逆に思いどおりにできなかった人もいると思います。できなかったという人は、毎年同じ繰り返しをしていませんか? 年末にあたって、是非自分自身の姿勢を反省して下さい。
  皆さんは、やがて社会人になりますが、どの分野にあっても社会で活躍している人の共通点は、一旦決めた目標を切り下げずにやり続けているということです。目標が達成できないからと言って、簡単に諦めて他の道を探す、〝今日は疲れているから〟〝今日は他にやりたいことがあるから〟ということで、いったん例外をつくると、それが当たり前になってしまいます。
  明日から冬休みに入りますが、休みだからということで夜更かしをしたり、朝遅くまで寝ていたりせず、しっかりと今年の反省をして生活習慣を整えてください。そして、今年やり残したことはこの冬休みにやりあげておいてください。 
  さて高校3年生の皆さん、大学センター入試も目前に迫ってきました。しかし、まだ25日もあります。この期間は悔いのないよう死に物狂いで受験勉強に取り組んでください。仮に1日8時間勉強すれば、200時間もあります。これだけの時間があれば、相当学力が伸びるはずです。マラソンレースで言えば、今はゴール間近の40km過ぎの時点です。自分が苦しいときは、他人も苦しいのです。
  どうか、一人ひとりが思い出に残る冬休みにしてください。そして、1月10日には全員元気に登校してくれることを願っています。

2011年12月19日

第40回英語暗唱大会の開催

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 12月19日(月)午後、中学生を対象とした英語の暗唱大会を開催しました。この催しは今年で40回を迎える本校の伝統行事の一つになっています。
  各学年では数ヶ月前からそれぞれの指定された課題文に全員で取り組んできました。そしてクラス毎に選考を行い、各学年代表の計28名が選ばれスピーチを行ないました。
  今年の暗唱文は中学1年が『旅人とクマ』 (英語タイトルThe Travelers and the Bear)、中学2年が「古い指輪」 (The Old Ring)、中学3年がキング牧師のスピーチ『私には夢がある』 (I Have a Dream)でした。出場者にとっては、生徒や先生、保護者等多くの聴衆の前で、しかも英語で発表することは初めてという人がほとんどです。恐らく物凄く緊張していたと思いますが、一人ひとりがそれぞれに工夫を凝らし、ジェスチャー等を交えながら舞台で堂々と発表しました。関係の先生からは、本日に至るまで一人一人が随分練習してきたと聞いていましたが、この努力の成果が顕著に現われていたように感じました。
  私は冒頭の挨拶で、現在、英語が使われている国は世界で約80あり、4人に1人が英語を話していること、グローバル化が進む中にあって、これから益々英語の重要性が増してくること等を話しました。
  日本人はこれまで英語に対して苦手意識を持つ人が多かったようですが、このままでは国際社会で活躍することはできません。そのため、近年、日本企業においても語学力を採用や昇進の条件にするところが増えてきています。これからは、あらゆる場面で英語でのコミュニケーション力やプレゼンテーション力が非常に大切になってきています。
  この催しを機に、生徒達が更に語学力の伸長をはかリ、将来国際社会で活躍する人材になってくれることを願っています。

2011年12月11日

職業人に学ぶ

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  昨日、10日(土)はこの冬一番の冷え込みとなりましたが、本日は3つの大きな行事が予定されており、先生方は朝から分担してそれぞれの仕事につきました。
  入試広報部は午後から実施される『高等学校の入試説明会』の準備をし、中学1・2年生の学年団は環境学習の一環として実施する『きずきの森』での里山体験に出発しました。
  また、高校1年生の学年団と進路指導部は『職業人に学ぶ』というテーマでの進路学習を実施しました。この進路学習は例年この時期に、社会のさまざまな分野で活躍されている方々にお越しいただき、それぞれの仕事の内容や体験を語っていただくというものです。
  本年度の講師は何らかの形で本校に関係ある薬剤師、弁護士、グラフィックデザイナー、電気通信機器の研究・開発、医療機器の開発・研究、医師、管理栄養士、和菓子店経営、歌劇舞台人、建築設計士、テスクールカウンセラー、防衛省自衛隊員、保育士の13名の皆さんです。
  現在、本校では〝将来社会で役立つ人材の育成〟を基本の教育方針に掲げていますが、生徒達は社会のことをあまり知りません。今、中学生や高校生に自分の知っている職業をすべて書き上げてもらっても、その数は限られています。このため、さまざまな機会を通じて、どのような仕事があるのか、その仕事をするためにはどういうことが必要なのかということを伝えていくことが大切です。
  本校では社会で活躍している人のお話を聞く等のキャリア教育を行なっていますが、この進路学習は年を重ね、本校の伝統の行事になっています。今回、お話いただいたのは、多くの職業の中のごく一部の方々ですが、生徒達が将来の仕事に対して考える良い機会になったと思います。そして毎年、この講座を受講して、自分の将来の進路を考えて大学進学を考える人も出てきています。
  最近、日本の生徒の学習に対する意欲低下が問題視されていますが、この原因は自分なりのしっかりとした目標を持っていないからです。つまり、何故学習するのかという理由が分かっていないのです。目標を持つと、俄然学習に対する意欲も向上してくるのは間違いありません。本校としても、更にキャリア教育の充実をはかっていきたいと思っています。
  年末の慌しい時期にも関わらず、快く講義をお引き受けいただいた講師の皆さんに心よりお礼を申し上げます。

2011年12月10日

本年最後の高等学校入試説明会

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  12月10日(土)、本年度最後となる第3回の高等学校説明会を開催しました。本日は寒気が到来し、この冬一番の寒さになりましたが、土曜日ということもあって、1時15分の受付開始と同時に生徒と保護者の皆さんが続々とお越しになり、出席者は約860名、資料配布が635部という多数にのぼりました。そのため、急遽補助椅子を準備させていただきました。昨年度は、定期考査と重なっていたため生徒によるクラブ紹介の場がありませんでしたが、その反省も踏まえて今年は日程調整をし、開会までの時間を使って、ギターマンドリン部による演奏をお届けしました。  
  2時からの説明会においては、私から「社会で役立つ力を育てる」というテーマでパワーポイントを使って次のような話をしました。
  最初にいつものように「日本は恵まれているか? 日本の将来は明るいか、暗いか?」という質問をし、挙手していただいたところ、結果は予想していたとおり〝日本は恵まれているが、日本の将来は暗い〟というものでした。続いて、世界と日本の現状について、人口や食料・エネルギーの自給率等の基礎的な数字を示しました。
  そして、皆さんが高校・大学を終えて社会に出るまでには8年間あるが、この間どのような生活を送るかは将来の人生にとっても極めて大切であること。今、世界は大きく変化してきているが、現状における地球規模の課題にはどういうものがあるのか、そして、8年後にはどのような世界になっているのかを想定しておかなければならないこと。これからはIT、バイオ、ナノ、エコ等の新技術によって新しい仕事やシステムが続々と生まれてくること。現在、BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)の経済成長は目を見張るものがあるが、これからはBRICsに続く新興国が急速な経済発展を遂げることになり、多極化が進むこと。この結果、新しい仕事やシステム・仕組みが続々と創出され、皆さんの活躍する場は世界中に広がってくること。また、これまでグローバル化への対応が遅れていた日本企業が、円高や大震災の影響で急速に海外シフトを加速し始めていること。この流れの中で、皆さんは日本国内に閉じこもることなく、ぜひ海外に目を向けて欲しいという趣旨の話です。
  本校の教育方針は〝将来社会で役立つ力を育てる〟というものですが、社会で活躍するためにはしっかりとした人間力と学力が必要です。是非人間としての根っ子をしっかりと育てて欲しいものです。
  続いて教頭から学校の教育内容や学校改革の進捗状況についての説明をしました。その後、数多くのクラブを代表して剣道部と放送部の部員によるそれぞれのクラブの紹介を行ない、最後に入試広報部長から本年度の入試結果や来年度の入試に関する留意点、奨学金制度等の説明を行ないました。
  そして、説明会終了後には、講堂内での個別相談の時間を設けましたが、一部の方には長時間お待ちいただくことになり誠に申し訳なく思っています。一方で、希望される方には新校舎と部活動の見学をしていただきました。 
  これで本年度の入試説明会は中学・高校共全て終了しましたが、本校ではいつでも校舎見学やクラブ見学、入試相談に応じていますので、事前にご一報いただきご来校いただきますようお願いします。

  なお、日本や世界の動き、新技術の開発、企業の動向等については、今後この校長通信で紹介していきますので、暇な折にご覧になって下さい。
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2011年12月06日

防衛大学校関係の受験結果を受けて

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  9月以降、私立大学の指定校推薦やAO入試・国公立大学の公募推薦入試が実施され、進路指導部や高校3年の学年団が中心になって受験指導を行なってきました。これらの結果も順次発表されてきていますが、これと並行して、先般防衛大学校関係の入試が実施されました。これには防衛大学校をはじめ防衛医科大学校・陸上自衛隊看護学生・航空学生の入試がありますが、難易度は高く、この合否結果は国公立受験を目指す生徒にとっては一定の目安になります。 
  本校では高校に新たなコース制を導入した52期生からこれらの入試を受験するようにしてきました。年々受験者は増加しており、3年目にあたる今年は主として54期生の選抜特進コースの生徒が受験しました。その結果が先週発表になりましたが、一次の合格者は合計で35名となり大幅に増加しました。内訳は防衛大学校が31名(昨年5名)、防衛医科大学が1名(昨年1名)、看護学生が3名(昨年なし)です。
  ほとんどの生徒が別途国公立大学を目指しているため、腕試しで受験した人も多いようですが、高い目標にチャレンジするという姿勢が出てきたのは喜ばしいことです。大学入試センター試験まで40日を切りましたが、この間に学力はまだまだ伸びます。生徒達がしっかりと準備をして受験に臨んで欲しいと思っています。

2011年12月01日

将来の進路を考える体験学習

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  11月30日(水)、特別講師として進路体験学習の指導を行ないました。高校2年生では、11月の初めから自分の進路に関係する学部系統についての知識を深めるためのさまざまな体験学習に取り組んでいます。これまでは各クラスで学部系統の視点から、何人かでグループを作り意見を出し合い、その後それぞれ個人で600字以内の小論文を書いたり、グループディスカッションを行なってきました。生徒達にとっては、このような学習の経験はなかったため多少の戸惑いもあるようですが、先生の話を一方的に聞くという受身の授業ではなく、自主的に調べ自分の考えをまとめ発表するということは実に大切です。
  今回は「国際」の学部系統を希望する生徒を対象に『これからの日本企業の動向』というテーマを設定しました。そして、先週事前課題として「日本と世界の人口はどうなっていくか」「どのような国が成長しているか」「新しい技術にはどういうものがあるか」「日本企業の六重苦とは何か」という4つを提示しました。この授業では、最初に進め方について説明した後、3つのグループに分かれて、各人が事前に調べてきた内容をベースに意見交換し、代表者による発表をしてもらいました。そして、最後のまとめとして、私からあらかじめ準備してきたプリントを配布して説明しました。50分という限られた時間のため、ほんのさわりの部分にしか踏み込むことができなかったため、十分な理解はできなかったのではないかと思います。しかし、このまま放置するのではなく、今回学習した内容をベースにして、自分で興味を持って調べることによって、理解が深まっていくのは間違いありません。自分なりの考えをまとめたり、積極的にディスカッションに加わっていくためには、豊富な知識を有していることが必要ですが、今は、身近にインターネットという便利なものがあり、検索すれば簡単に多くの情報を得ることができます。
  大学入試においても、小論文や面接、ディベートを採用するAO入試等が増えてきていますし、企業の採用にも必ずこのような力が必要になってきます。自主的に学習するという習慣を身につけて欲しいと思っています。

2011年11月30日

科学の芽賞の受賞

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  続いて、嬉しいニュース第3弾です。  
  この度、雲雀丘学園中学校が昨年に引き続き「科学の芽・学校奨励賞」を受賞することが決定しました。この賞は湯川秀樹博士に続いて日本人二人目となるノーベル賞を受賞された朝永振一郎氏の生誕100年に当たる2006年に筑波大学でスタートした記念事業の一つです。今年で6年目を迎えますが、応募件数は年々増加してきており、今年は昨年の倍近くである2275件に上りました。この中から「科学の芽賞」22件と「科学の芽・奨励賞」49件、「科学の芽・努力賞」106件、「科学の芽・学校奨励賞」16件が選出されました。
  本校では中学2年生の女子生徒1名が「科学の芽賞」に選ばれ、中学2年生の男子生徒5名、女子生徒5名が「科学の芽」努力賞に選ばれました。また学校としても昨年に続き「科学の芽・学校奨励賞」に選出されました。
  この「科学の芽賞」は、青少年プログラムの中に位置づけられており、応募資格は小学3年生から高校3年生となっています。本校では、今年も中学1・2年生の夏休みの宿題として自由研究とレポートを課し、9月上旬にまとめて提出しました。理科の先生に聞くと中学1年生も2年生も普段から「なぜ?」と感じる感覚を養うように指導してきたとのことです。そのため、東日本大震災の影響もあって身近なものを取り扱ったテーマが多く、一見誰もが知っている内容でありながら深く感心させられるものが多かったとのことです。
  朝永博士は次のような言葉を残されています。
  「ふしぎだと思うこと これが科学の芽です。よく観察してたしかめ そして考えること これが科学の茎です。そして最後になぞがとける これが科学の花です。」
  近年、日本からもノーベル賞受賞者が出て来ていますし、毎年何人もの受賞候補者の名前がとりあげられています。大切なのは、子ども達が単にテストの点をとる知識だけでなく「なぜ?」と考える鋭い感覚や、自分で答えまでたどり着くプロセスを考え出す知恵を身につけることです。これが将来、子ども達の大きな財産になります。日本が技術立国を目指すためには、このような裾野を広げる取り組みが必要であり、これからもこの行事に積極的に参加していきたいと思っています。 

2011年11月29日

演劇部の活躍

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  昨日に続いて、嬉しいニュースの第2弾を紹介します。
第46回近畿高等学校演劇研究大会・第31回近畿高等学校総合文化祭が11月25日~27日まで、滋賀県南草津の「しが県民芸術創造館」で開催されました。
  これに先立ち、本校の演劇部は阪神支部大会(19校参加)・兵庫県総合文化祭演劇部門発表会(15校参加)において、共に最優秀賞を受賞し、兵庫県代表としてこの近畿大会に臨みました。
  出場校は、開催県の滋賀2校・大阪3校・兵庫2校・京都・奈良・和歌山・三重各1校の計11校の近畿勢と鳥取・福井・徳島の代表各1校の計14校で、それぞれの学校が創意を凝らした熱演を繰り広げました。本校の作品は、高2の男生徒による創作劇で、「虚構奇譚~メタフィクションについての彼此」・・・そこは見たこともないような場所だった。曇った視界、乾いた空気。そして周りにある異様なオブジェ・・・という台詞から始まる物語で、現代を生きる若者たちが感じる閉塞感を描いた作品です。部員達は文化祭終了後、台本作りをスタートし、3か月にわたって舞台美術・照明・音響等すべてにこだわりつつ練習を重ねてきました。その集大成が今回の近畿大会ということになりました。
  そして、この近畿地区から出場した11校の中で、近畿代表として2校が来年8月に富山県で開催される全国大会に出場ということでしたが、本校は残念ながら優秀賞(4位以下)となり、夢をかなえることはできませんでした。部員の中には悔し涙を流した生徒もいたとのことですが、既に、部員達は雪辱を期して来年に臨むという気持ちになっているようです。
  本校には多くのクラブがありますが、部活動を通じて生徒達が大きく成長している姿を見て頼もしく感じています。
 

2011年11月23日

日能研特別公開セミナーの開催

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  11月23日(水)、勤労感謝の日の休日を利用して、本校において朝9時から日能研の模試が行なわれました。今は私立中学の入試まで残り52日となり、ラストスパートの時期にあたっています。本日、本校の模試会場では315名の小学生が受験しました。試験は昼過ぎまで実施されるため、この間を利用して付き添いの保護者の皆さんを対象に日能研の協力をいただき『特別公開セミナー』を開催しました。
  開会までの時間を利用してギター・マンドリン部による演奏を行ないましたが、このやり方もすっかり定着してきました。ギター・マンドリン部は本校を代表するクラブで、県大会で4年連続最優秀賞を受賞し全国大会出場を決定する等の成果をあげています。セミナーに参加された保護者の皆さんは熱心に耳を傾け、演奏が終了すると大きな拍手を送っておられました。
  開会の後、私から約40分間にわたってパワーポイントを使って『これからの社会で生き抜く力を育てる』というテーマで講演を行ないました。講演は〝子どもさんは11年後には社会人になる〟ということから、社会のトレンドをしっかりつかむ、社会で役立つ力を育てる、どの分野に進みたいのかを決める、ということが大切であることを説明しました。そして、「この25年間に世界で起こったこと」「世界の現状と日本の現状」「日本の進むべき方向」「社会で活躍している人の共通点」「新しい技術や注目すべき会社」「伸びる企業と衰退する企業」について触れた後、「社会で求められる力」「教育を取り巻く現状と課題」「学校と家庭の役割と連携」についてお話しました。
  〝子どもは親の鏡〟という言葉がありますが、本当にその通りだと思います。正しい物の考え方や生活習慣は家庭がベースになっているのは間違いありません。講演に続いて本校中学の放送部員による学校紹介を行ない、その後、入試広報部長から入試に対する説明を行ないました。参加者は通常の入試説明会とは異なり80数名という人数でしたが、ほぼ本校の受験を考えておられる方が多いようです。
  これから入試が近づくにつれて、どうしても子どもさんが精神的に不安定になりがちですので、親が神経質にならずに暖かく見守っていただきたいと思っています。

2011年11月21日

研究授業の参観を終えて

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  11月21日(月)、化学の先生の研究授業を参観しました。本校では年2回、〝授業を磨く〟ということで、公開授業旬間を設けており、この間にはお互いの授業を見学するようにしています。
  先生にとって授業は命であり自らの教科指導力を磨いておくことは何よりも大切です。毎日の授業は真剣勝負であるという気概で臨まなければなりません。しかし、永年教壇に立って同じ内容のことを教えていると、どうしても授業が固定化し、創意工夫を凝らすという取り組みができなくなってしまいます。これを防ぐためには、他の人の授業を見てよいところをとり入れる、また、他の人から自分の授業に対する意見やアドバイスを受ける、実際に授業を受けた生徒の感想を聞くということが必要です。
  本校では、この公開授業旬間には新しく本校に来ていただいた先生に研究授業をしていただき、できるだけ多くの先生に見学するようお願いしています。そのため、本日は理科の先生だけではなく他教科の先生も多数見学され、熱心に授業に聞き入っておられました。授業の後、研究授業をされた先生が早速校長室に来られたため、授業の感想をお伝えすると共に意見交換を行ないました。
  当初は、本校においても自分の授業を積極的に公開したり、他の先生の授業を見たり、生徒からのアンケートをとるといったことには多少抵抗があったことも事実ですが、今では教科毎に積極的に授業の質を高めていこうとするようになってきています。
  私学の場合は転勤がないため、どうしても人が固定化する結果、マンネリ化に陥りがちですが、これを防ぐためには常に新たな刺激が必要です。先生方が更に自主的に授業の質を高めていって欲しいと思っています。

2011年11月20日

沖縄研修旅行後記~伊江島タッチュー

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  今回の研修旅行で生徒達が2日間滞在した伊江島のシンボルと言えば、島の中央に位置する城山(グスクやま)です。この山は〝伊江島タッチュー〟と呼ばれており、標高はわずか172.2メートルですが、塔のように聳(そび)え立っているため、山頂まで急勾配の石段が続いています。石段を登り切るとエメラルド色の海に囲まれた島全体を見渡すことができます。眼下には生徒達が宿泊している家々や米軍基地、ホテル、学校、港が広がっています。多くの生徒達もホストファミリーの方に案内してもらって、登頂したようです。
  この一見何の変哲もないタッチューは地質学から見ると極めて珍しいものだそうです。伊江島周辺の地質は島が乗っかっている白亜紀(1億4000万~6500万年前)の岩盤の下に三畳紀(2億5000万~2億1000年前)の古い岩盤が潜り込んでいます。ところが、この三畳紀の岩盤が滑り込む際に岩盤の一部がはがれ、白亜紀の岩盤に乗り上げ堆積物となりました。そして、今から4000万~3000万年前に隆起し、その後堆積物が永年にわたって侵食され続け、やがて現在のタッチューの姿になったようです。つまり、古い岩盤の間に新しい岩盤がサンドイッチ状になっているのです。
  このように、ある地盤が潜り込む際に一部が剥がれ落ちて別の岩盤に乗り上げる動きは地質学的には「オフスクレープ現象」と呼ばれており、極めて珍しいものであり、実際に目に見える形で確認された例は地球上で他にはないようです。
  この驚くべき事実は、琉球大学の海洋学科の氏家教授を中心とするグループが地層のサンプルを採取し、この中に含まれている放散虫(海の原生動物で年代決定の目安となる)を調べることによって判明しました。従って、現在の伊江島から突き出した形のタッチューは、実は島とは別の時代のもので7千万年も古いということになります。同じように見える沖縄の島々もその生い立ちを調べるとなかなか興味深いものがあるようです。
  我々が住む地球は人間の想像を絶する悠久の歴史を有していることを再認識することができ、大いに勉強になりました。

2011年11月19日

教育実習希望者に対する事前指導

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  11月19日(土)、来年度教育実習を希望する学生に対する事前指導を行ないました。本校では毎年、卒業生の中で将来教職を目指す学生に対する教育実習の受け入れを行なっていますが、以前は一部甘い考えのまま実習に来る学生も散見されました。そのため、事前にこのような機会を設けることにしました。冒頭、私から次のようなレジメを配布し、話をしました。
  〝皆さんは、将来教職に就くことを目指し、この度教育実習をされることになりましたが、立派な教師になるためには、これから次のことを心がけて欲しいと思います。
 ①広い国土もなく大した資源にも恵まれない日本が、国際社会で生き残っていくためには、グローバルな視野で行動できる人財(材)の育成しかありません。皆さんは〝将来の日本を背負って立つ人財(材)を育てる〟というゆるぎない志を持つこと。
 ②学校の役割は〝生徒を育てる〟ということです。生徒が主体であり、皆さんではありません。常に生徒のためになっているのかどうか、という視点に立って取り組むこと。
 ③生徒にとって、教職30年のベテランの先生もいれば大学を卒業したばかりの先生もいますが、教壇に立つ人は〝すべて先生〟です。若いからという甘えは許されません。ベテランの先生には経験では絶対に勝てませんが、これをカバーする新たな試みを行なうこと。
 ④生徒達はあまり年の離れていない皆さんの姿を大いなる関心を持って見つめています。若さは皆さんの最大の武器ですが、決して友達先生になってはいけません。生徒に対しては毅然とした態度でのぞむこと。
 ⑤生徒に指導するためには、まず自分の身のまわりをしっかりと固めることが必要です。挨拶、服装、整理整頓、清掃、時間厳守、正しい言葉づかい等の凡事徹底をはかること。
 ⑥「教えることは学ぶこと」です。教えるためには、何倍も勉強しなければなりません。常に授業を磨くというという気持ちで、新たなことを取り入れて行くこと。
 ⑦教員はどうしても視野が狭くなり、人間的な幅も広がりません。社会の動きにも疎くなりがちです。〝学校の常識は社会の非常識〟〝社会の常識は学校の非常識〟ということにならないようにしなければなりません。そのためには極力多くの人達との交流をはかりこと。
 ⑧本学園の創立の精神(孝道)や本校の校是(高志・自律・努力)、人間教育の持つ意味を今一度、自分なりに考え、自分の言葉で語り、実践すること。
 ⑨雲雀丘学園中学・高校は特殊な学校(良い意味で)です。日本の一般的な学校と思っては間違います。このことを知っておかないと教師はつとまらないという事実を心しておくこと。
 ⑩先生の呼び方には「教師」「教諭」「教員」という三つがありますが、皆さんは是非「教師」を目指して努力すること。   以上〟
  来年の教育実習のスタートまではあと半年間あります。この間にしっかりと自己研鑽をはかって教育実習に臨んで欲しいと思っています。

2011年11月18日

沖縄研修旅行後記~人と人との心の交流

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  沖縄研修旅行における最大のテーマは伊江島における2泊の民泊です。沖縄本島の本部港からフェリーに約30分乗船して伊江島港に着くと、伊江島観光協会やお世話になる各民家の方々が〝歓迎雲雀丘学園中学校〟の幕を持って出迎えていただいていました。その後、入村式を行ない、4人~6人のグループに分かれ、それぞれの民家に向っていきました。この伊江島には高等学校がないため、この島では中学を卒業すると沖縄本島の高等学校に行き、下宿生活を送るそうです。
  わずか2日間の民泊でしたが、生徒達はさまざまなコミュニケーションをはかり、家族の一員になりきって充実した時間を過ごしたようです。私達も分担して、いくつかのご家庭を訪問させていただきましたが、まるで自分達の実の子どもや孫のような気持ちで接していただいていたようです。嬉しかったのは、ホストファミリーの方々から異口同音に本校の生徒達に対するお褒めの言葉をいただいたことです。また、今回は本校の生徒達の民泊の様子をビデオに収録したい旨の申し出がありました。
  また、出発にあたってはホストファミリーの方と記念撮影をしたり、抱き合ったり、泣きじゃくるといった感動的な光景が随所で繰り広げられました。そして、〝さようなら〟ではなく〝行ってらっしゃい〟という言葉で送っていただきました。
  毎年、この民泊を通じて人間の心の暖かさに触れ、家族のありがたさを感じる生徒が数多くいるようですが、今回も素晴らしい経験を積んでくれたのは間違いありません。このたびの民泊にあたっては、伊江島の皆さんに大変お世話になりました。心から感謝申し上げると共にこれからもこの縁を大切にしていきたいと思っています。

2011年11月17日

沖縄研修旅行を終えて

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 11月17日(木)、月曜日からスタートした3泊4日の沖縄研修旅行も無事終了しました。短い期間でしたが、この研修旅行を通じて生徒達は平和や人の命、環境、人と人との心の交流等の大切さを学びました。
  午後9時少し前に大阪伊丹空港に到着し、解散式を行ないましたが、出発時と比べて生徒達の顔の表情が随分変わってきているように感じました。〝経験に勝る宝なし〟という言葉がありますが、今回の研修旅行でのさまざまな経験を通して、生徒達は確実に成長したと思います。
  この解散式の中でも話しましたが、戦争や自然環境の破壊は、すべて人間の行為がもたらしたものです。これらを防ぐためには、一人ひとりが平和な世の中をつくる、かけがえのない命を守る、環境を保護する、という強い思いを持って行動しなければなりません。月日の経つのは早いもので、生徒達の中学生活も残すところ4ヵ月になりました。この研修旅行で学んだことをベースに、是非自ら考え身近なできることから行動していって欲しいものです。そして、この経験をバネにして、更なる飛躍をはかってくれることを願っています。
  最後に、今回の研修旅行にあたっては、多くの皆さんに大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。

  

2011年11月16日

沖縄の自然にふれる

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  研修地である沖縄は、エメラルドグリーンに輝く美しい海とサンゴ礁に代表される素晴らしい自然環境を有しています。今回の研修旅行では、この自然にふれあう様々なプログラムが盛り込まれています。その一つが”やんばる自然塾”でのカヌー体験、ビーチコーミング、マングローブの観察です。生徒たちは3つの班に分かれて、マングローブの林に囲まれた川で二人乗りのカヌーこぎを楽しみ、海岸で思い思いにサンゴや貝殻を拾ってペンダントを作りました。そして、マングローブ林の観察を行いました。
  沖繩の河口や湾奥には「マングローブ」と呼ばれている植物のグループが群生しています。最初は私もマングローブという名前の植物だと思っていましたが、実はいくつもの植物の総称なのです。(このことは琉球大学の土屋先生の事前講義で明らかになりました)。マングローブは潮が満ちると体の一部が水に浸かってしまいますが、潮が引くと根の部分が現われます。この代表的なものがオヒルギ・メヒルギ・ヤエヤマヒルギですが、この林には、シオマネキ(カニ)やイボウミニナ(巻貝)等が無数に生息しており、、これらを間近で観察することができました。マングローブが、これらの小動物のすみ家になっており、これらの小動物は、マングローブ林の堆積物や懸濁物を食べます。つまり、海水のろ過と堆積物の浄化という二つの役割を果たしているのです。このようにして生態系が維持され、環境が保たれている実態を目のあたりにし、興味深く感じました。

2011年11月15日

沖縄研修旅行~平和の尊さを知る

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  沖縄に到着し、最初に訪問したのは「平和祈念資料館」です。生徒達はここに残されている貴重な資料を見学した後、平和の礎に準備してきた千羽鶴を提げ、沖縄戦線で亡くなられた方のご冥福をお祈りしました。 
  既に太平洋戦争後66年が経過し、戦争体験をした人は年々少なくなり、当時の悲惨な状況を直接語り伝えることが次第にできなくなってきました。とりわけ、この戦争の末期に繰り広げられ民間人を巻き込んだ沖縄戦線においては実に多くの人が尊い命をなくしました。
  現在、恵まれた生活を享受している生徒達は当時の状況を目の当たりにし、別世界の出来事のように感じたのではないかと思います。しかし、今の恵まれた生活は過去の人たちの犠牲のうえに成り立っているのです。振り返れば、この戦争によって最愛の夫や子ども、兄弟等を失い、戦火によって焼け野が原になった大地を見つめ絶望感を味わいながらも先人達は懸命な努力を続けてきました。その結果、日本は敗戦国でありながら世界の国々から〝奇跡〟と言われるような経済発展を遂げたのです。
  わが国は平和憲法を持ち、軍隊を持たず、兵器の輸出もしない世界でも稀な国です。しかし、国の防衛はアメリカに依存しているため、現在米軍の普天間基地の移転についての調整に頭を痛めており、日米間の大きな問題になっています。日本の役割は世界の国々に平和を訴えることですが、一方〝自らの国は自らで守る〟という防衛に対する基本の考え方が欠落しています。この軸がぶれると領土問題はじめ多くのことに対する歯止めが効かなくなってしまいます。過去の歴史を見ても自分の国を犠牲にして他国のために戦うということはありえません。今の日本は国民の命や財産を守るための方策を模索していかなければならない極めて難しい状況にあることを認識しておかなければなりません。
  今回の経験を機に、生徒達が平和の大切さや国の防衛ということについてしっかりと考えるようになって欲しいと思っています。

2011年11月14日

沖縄研修旅行しおり

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  11月14日(月)、本日より17日までの予定で、中学3年生が沖縄への研修旅行に出発しました。今回の旅行にあたって、しおりを作成しましたが、その巻頭言を紹介します。

  〝いよいよ皆さんは中学時代の最大のイベントである「研修旅行」に出発します。 今回の研修旅行の舞台は、日本の最南端に位置する沖縄です。沖縄といえば、青い海と美しいサンゴ礁に囲まれた素晴らしい景観を有するリゾート地である一方で、先の大戦で悲惨な経験を有し、日本にある米軍基地の70%以上が集中する基地としてのイメージを併せ持っています。しかし、これはあくまで近代以降の沖縄の顔であり、江戸時代までは、独自の文化をもつ琉球王国という別の国でした。
  この研修を通じて、皆さんは「平和」と「環境」の大切さを学びます。
  「平和」の面で見ると、太平洋戦争末期の沖縄戦で多くの方が尊い命を落とされ、戦後66年経った今もその心の傷を抱えて生きておられる方もたくさんおられます。〝平和の心を世界へ〟という願いでつくられた平和祈念資料館で、戦争に至った経緯や戦争の不条理と残酷さ等、多くのことを学んでください。そして、今日の日本の繁栄と平和は、多くの人の犠牲の上で成り立っていることを、今一度見つめ直してほしいと思います。
  「環境」の面で見ると、沖縄は世界でも有数の多様な生物が生息する地域です。マングローブの観察や美ら海水族館への訪問等の体験を通じて、私たちが住む地球上には、実に多くの種類の生物がいて、生態系を形づくっていることを再認識してほしいと思います。
  また、ホームステイでお世話になる伊江島では水資源が乏しいため、さまざまな工夫を凝らしておられます。これらの取り組みを自分の目でしっかりと確認し、水の大切さを学んでください。
  最後に、雲雀丘学園中学校の生徒としての自覚と誇りを持って、沖縄の人、自然、平和とふれあうことによって、皆さんの心に残る有意義な研修旅行になることを願ってやみません。〟

                         

2011年11月12日

漢字検定試験の実施

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  読書週間が終了した2日後の11日(金)、生徒達が漢字のプリントや練習帳を手にしながら登校、恒例の漢字検定試験を実施しました。
  近年、活字離れが進み、新聞や本を読む人が極端に少なくなってきました。また、パソコンや携帯メールの漢字変換機能が充実してきたため、辞書を引く機会も少なくなってきたようです。この結果、手紙を書く、自分の考えをまとめるといった文章表現力も低下してきています。また、企業の人事担当者からも最近、社員の書く力の不足と共に誤字や脱字の多さが指摘されています。
  一般的に、大学や社会で必要なレベルは漢字検定2級以上ということになっているようです。最近、グローバル化の進展に伴い、あまりにも英語の重要性のみが取り上げられ、日本語が軽視されるケースが散見されますが、日本語とこの核である漢字はわが国にとっては重要な文化です。そのため、本校においては中学1年から高校3年生まで学校あげての行事として「漢字テスト」を創立以来続けています。そして、これに連動して「漢字検定」組織が全国組織として立ち上げられてからは全学年生が検定受験をすることにしており、高校卒業までに「2級取得」を目指しています。
  現状においては、高校1年生で2級を受験する生徒が増えてきていますし、在校中に準1級を取得する人も出てきています。
  今一度、漢字検定を通じて、日本語や日本文化のすばらしさを再認識して欲しいと思っています。

2011年11月11日

多様化する大学入試への対応

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  近年、大学入試は多様化しているため、これらの情報をしっかりと把握したうえで進路指導をしていくことが重要です。このうち、私立大学については半数以上が大学センター試験を受験せずに入学者を決定するAO入試や指定校推薦入試を採用しています。また、国公立大学についてもAO入試や公募推薦入試を行なうところが増えてきており、本校においても20名を超える生徒がチャレンジしようとしています。これらの入試については、学校毎に小論文や面接、実技、筆記が課せられることになっています。そのため、現在、担任はもとより進路指導部の先生方が分担して個々の大学に対応した指導に当たっています。私も昼休みや放課後を利用して指導しており、今週は来週の土曜日(19日)に受験する3名の生徒と面談しました。これらの入試にあたっては、一般入試と違って、将来の目標が明確になっていることと何故その学部・学科を選んだかという理由をしっかりと訴えることが必要です。生徒達にとっては、これまでこの様な機会はあまりないようですが、自分の考えをまとめて相手に伝えるということは、これからの人生においても非常に大切なことです。今回の経験を通じて大きく成長していって欲しいと思っています。
  また、今年の高校3年生は陸上自衛隊の看護学生選考や防衛医科大学・防衛大学の入試にも多数がチャレンジしています。今年は東日本大震災の影響もあって、全国的に医学や看護を目指す生徒が増加しているようです。先日、陸上自衛隊の看護学生選考の結果が発表になりましたが、兵庫県での受験者は167名で合格者は12名、そのうち本校から3名の生徒が合格(11名受験)しました。間もなく、防衛医科大学・防衛大学の合格発表もある予定ですが、生徒達の進路意識は着実に高まってきているようで心強く感じています。

2011年11月09日

高等学校全校朝礼~歯・口を中心とした健康管理

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  11月9日(水)、高等学校の全校朝礼で次のような話をしました。
〝社会で活躍するためには、健康であるということが不可欠です。どれだけ優れた能力を有していても、いざという時に体調を崩していては十分な働きはできません。自分の健康は自分で守るという気持ちで、良い習慣を身につけていくことが大切です。
  ところで、昨日(11月8日)は11(いい)と8(は=歯)の語呂あわせで『いい歯の日』でした。以前は6月4日が『むし歯予防デー』ということで、子どものむし歯を対象にした活動が中心でした。しかし、歯周病罹患率の高い大人やお年寄りを対象にした取り組みがより必要であるということで、この『いい歯の日』が制定されることになりました。また、同時に4月18日を『よい歯の日』に制定し、4月、6月、11月の年3回、自分の歯を守ることを提唱することにしたのです。
  そして、本年8月には懸案であった『歯科口腔保険法』が成立・施行されることになりました。この狙いは国を挙げて歯・口の健康を支えていこうということです。つまり、このポイントの一つは「歯と口のケア」が全身の健康につながるということです。食べ物をよく噛むという『カミング30運動』や「一生自分の歯で食べること」を目指し、〝80歳になっても20本の歯を残そう〟という『8020(ハチマルニイマル)運動』が全国的に提唱されています。
  人間の歯は左右対称に生えており、永久歯は28~32本ですが、人間の歯にはそれぞれの役割があります。つまり、前歯は8本で薄くて先が鋭くなっていて、食べ物を噛み切る役目を持っています。前歯の隣の犬歯は4本で先のとがった円錐形をしていて、食べ物を食いちぎったり、引き裂いたりする役目です。そして、奥歯は16本~20本で臼のような形をしており、食べ物をすりつぶす役目を持っています。前歯は果物や野菜、犬歯は肉、臼歯は穀物を食べるのに適しています。従って、歯の数の割合で食物をとる、つまり穀物が50%~62.5%、果物や野菜が25%、肉が12.5%の割合が良いとされています。
  最近、柔らかい食べ物やファーストフードを摂る人が増えてきていますが、今一度自分の歯の状態や食事方法、食事内容を見直し、しっかりと健康管理をして欲しいと思っています。〟

2011年11月07日

PTA文化教養委員会主催 講演会の開催

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  11月7日(月)、PTA文化教養委員会主催の秋の講演会を開催しました。この催しは毎年、この時期に学園PTA協議会、両幼稚園と小学校の教養委員会の共催で実施してきており、今年の講師は人間性脳科学研究所所長の澤口俊之氏です。同氏は北海道大学理学部生物学科を卒業された後、京都大学大学院の博士課程を修了され、京都大学、北海道大学で勤務され、本年9月からは武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部教授に就任、現在多くのテレビ番組にも出演されています。
  講演のテーマは『子どもの脳をいかに育むか~人間性知能HQを中心として』です。HQというのはHumanity Quotientの略です。
  アメリカの学校教育の指導理念としては、言語、空間、論理数字、音楽、絵画、身体運動、記憶(知識・経験)があり、それぞれの教科の学習を通じて、大脳のそれぞれの部分(複数知能)を鍛えるということが基本になっています。しかし、人間の大脳には15%を占める空白部分があります。これが前頭前野と言われるところで、学校教育ではほとんど無視されていますが、動物の中で人間だけが極端に発達しており、主体性・独創性、好奇心・探究心、やる気・集中力等の未来志向的行動力をつかさどっています。また、理性や思いやり、協調性、高度な言語といった社会関係力とも深い繋がりがあることがわかっています。つまり、社会性(自我)や感情(人格)といった人間らしさの源泉であり、あらゆる知能を統括する実に重要な部分なのです。
  今、社会で問題になっているのはHQの低い若者の増加であり、同氏の研究では一流大学を出て一流企業に就職しても1年以内に30~40%の人間が退職して、ニート化するとのことです。また、HQの高い人は概して高度な職に就き、人生においても成功して幸福になっているようです。
  更に、HQは学力や学習習慣とも深くかかわっており、HQが高い人ほどIQ(知能指数)が高いという相関関係があるようです。脳の成長は8歳で95%に達するため、幼児教育が極めて重要であるとのことですが、10代のIQは数年で大きく変化するとも言われています。
  これからの激動の時代を乗り切るためには、人間として最も重要な知能であるHQ(人間性知能)を鍛えることが必要です。本日の講演をお聴きして、社会で役立つためには〝人間としての根っ子〟を育てることが大切であるということを再確認しました。
  大変な過密スケジュールの中、ご講演いただきました澤口先生に心よりお礼を申し上げます。
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2011年11月06日

第3回中学入試説明会の開催

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   《マンドリン部による演奏 》  

  11月6日(日)、本校の高校校舎を使って「五ツ木・駸々堂の模擬テスト」が実施され、早朝から多くの生徒と保護者が一緒に来校されました。 
  このテストと並行して、10時半から本年第3回目で最終となる中学校の入試説明会を開催しました。日曜日ということもあって540組・726名の方が参加され、昨年を大幅に上回る47%増という結果になりました。参加者の中には、これまで本校の説明会や校外での相談会等に何度も足を運んでいただいている保護者も数多くおられました。心より感謝申し上げると共に是非入試の関門を見事に突破して入学していただきたいと思っています。また、早くこられた方には講堂でお待ちいただくことになるため、開会までの時間を活用して、ギターマンドリン部による演奏をお届けしました。このように、生徒達の協力も得て入試説明会を開催することができました。
  私は冒頭の挨拶でパワーポイントを使って、次のような話をしました。
  〝子どもさんは11年後には社会人になりますが、社会で役立つ力をつけるためには、現在の世界や日本の状況を的確にとらえると共にこれからの世の中の動きをしっかりと認識しておくことが大切です。他の国の人から見ると、日本は奇跡的な経済発展を遂げ、注目されている新技術やノウハウ、日本食や文化や伝統等が数多くあり、素晴らしい国であると思われています。これから、グローバル化がますます進展し、世界の人口は増え続け、途上国が目覚ましい経済成長を遂げることになります。そして、世界が多極化することを考えると、人々のために貢献できる仕事は限りなく広がっていきます。
  現在取り組んでいる学校改革の基本の考え方は、単に進学実績を上げることではありません。創立の精神の体現であり、社会で役立つ骨太の人材育成です。言い換えると、現在本校においては人間力と学力を兼ね備えた人材の育成を目指して、さまざまな教育活動に取り組んでいます。〟
  続いて、学校生活の概要をコンパクトにまとめたDVDを見ていただいた後、教頭から現在の学校改革の取り組みや学力伸張の状況、最後に入試広報部長から本年度の入試結果と来年度の募集の留意点について説明を行ないました。
  説明会は12時少し前に終了しましたが、その後、多くの人から個別の質問をお受けしました。また一方で、希望される皆さんに校舎見学をしていただきました。新校舎を見学された参加者からは口々に〝素晴らしい校舎ですね。掃除が行き届いていますね。こういう施設で勉強できる子ども達は幸せですね。〟といった感想をいただきました。
  これで、本年度の中学校入試説明会はすべて終了しましたが、本校ではこれからも個別の進学相談や学校見学にはいつでも応じていますので、ご一報いただき気軽にご来校ください。また、ホームページを通じて学校の教育活動の様子をお知らせしていますので、是非ご覧下さい。

2011年11月05日

中1・高1 学年懇談会

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      < 中1 講堂 >         < 高1 社会科教室 >

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                < 高1 文化館視聴覚室 >
 
  本校では先週から土曜日を利用して、学年毎に保護者懇談会を開催しています。11月5日(土)、午後1時半から講堂で中学1年の保護者懇談会、3時から文化館視聴覚室で高校1年選抜特進・一貫選抜コースの保護者懇談会が開催され、それぞれ冒頭の挨拶を行ないました。
  各学年の現状については、随時把握するようにしていますが、それぞれ課題が異なっています。そのため、よりきめ細かい内容をお伝えしていくことが必要であるという考え方に立って、高校についてはコース別開催にしています。本日の午後には、高校1年の特進コース、高校2年の選抜特進コースの懇談会も開催されました。
  私はできる限り、保護者の皆さんと懇談の場を持ちたいと思っていますが、すべての懇談会に出席することができないため、本日は教頭と分担して出席することになりました。
  中学1年では入学後7ヶ月が経過した現在の印象として、クラスとしてのまとまりも出てきており概ね元気で学校生活を楽しんでいること、挨拶や頭髪、服装等は個人差はあるものの良好であること、一方で落ち着きという点では今一歩であり、学力面では次第に個人差が拡大しつつあること等をお話しました。そして、次第に要領だけではこなせない段階に入ってきているため、生活習慣・学習習慣を身につけることが何よりも大切であり、家庭においてもしっかりと指導して欲しいということを伝えました。
  高校1年生では、大学進学に向けて文理選択の時期になっているが、大学進学が最終目的ではないこと、将来どういう分野に進みたいかをしっかりと考えた上で学部(学科)・大学を選択すること、絶対に目標を切り下げないこと、本年より国公立大学対応型のカリキュラムに切り替えていること、学校改革も第二ステージに入っていること等を話しました。
  また、2つの学年に共通する内容として、これからの社会が大きく変わり、新しい仕事や仕組みやシステムが生まれ、世界で活躍する場が広がってくること、社会で役立つ力のベースは中学や高校時代に養成されることをお伝えしました。
  家庭と学校とが連携して子ども達を育てていくという『共育』、すべての者が学習していくという『共学』が何よりも大切であると思っています。生徒達が逞しく成長してくれることを心より願っています。

2011年11月02日

中学校全校朝礼~智恵が凝縮されたコンビニ経営

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  11月2日(水)、校庭で中学校の全校朝礼を行ない、次のような話をしました。
 〝今の世の中を見ていると、うまくいっている所とそうでない所の格差が大きくなってきています。これは会社でも病院でもお店でも同じです。私は随分前から、さまざまな会社の経営については色々と調べてきました。この中には、皆さんに馴染みのない会社もありますので、前回に続いて身近なコンビニの話をします。実はコンビニの経営には多くの人の知恵が集まっているのです。皆さんがいつも利用しているコンビニを思い浮かべてください。
◆入口は大体向って店の左側にある店が多いようです。
◆そして、店に入ると右側に雑誌コーナーがあリ、その奥には飲み物、次いで デザート、弁当・サンドウィチのコーナーがあり、壁面に買いやすいものを配置する等商品展示に工夫がされています。
◆この理由は 店がはやっているように見せるのと一旦店に入って雑誌コーナーに向うと引き返せないという人間の習性を利用しており、店を一周させることによって、買う予定のなかったものまでついでに購入させるようになっています。
◆独自の(オリジナル商品)戦略として、おにぎり・弁当の材料にはとことんこだわり、厳選すると共に御節料理・丸かじりの太巻き・バレンタインチョコレート、おでん、から揚げ等の新機軸の商品を取り扱うようになってきています。
◆店の経営で大切なことは欠品をなくし、売れ残りを少なくすることです。何時どういうものが売れるかを把握するため、レジには性別、年齢別のボタンがついています。このデータを集計し、店にフィードバックすることによって発注ロスを少なくする工夫がとり入れられています。(POSシステムの活用)
◆この他にも宅急便、公共料金の振り込み、コピーサービス、銀行ATMの設置等のサービスを次々に導入してきています。
◆そして、最近は新たな需要を求めて海外展開をはかると共に買い物弱者である高齢者や被災地対応としての移動販売や宅配サービスに相次いで参入しています。
  
  皆さんは、日常あまり色々なことに関心を持たずに生活していますが、社会で活躍するためには、基礎的な学力と課題を発見して解決していく力の2つが必要です。これからは、どのようなことにも疑問を持ち、気づくようになって欲しいと思っています。〟

  このようにコンビニは、年中無休、長時間営業、日用品の定価販売、フランチャイズ制の導入などスーパー等との差別化をはかりつつ、常に新たなものを取り入れてきています。さまざまな業界や企業の経営を知ることは、学校経営にとっても大いに役立つことになります。これからの経営においては、世の中のトレンドをしっかり押さえて、他との差別化をはかっていくことが何よりも大切であると思っています。

2011年10月30日

中学3年保護者懇談会の開催

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  本校の基本的な考え方は、〝家庭と学校が連携して生徒を育てる〟という『共育』です。そのため、ホームページ、学年通信、「ロンド」や「ひばり」等を通じて学校の状況を伝えると共に学年保護者懇談会や中学・高校学級委員会を開催しています。
  昨日(10月29日)の午後は中学3年と高校2年特進コースの学年保護者懇談会が開催されました。同時刻の開催であったため、私は中学3年の懇談会に出席し、冒頭の挨拶をしました。
  中学3年生は間もなく中学最後の大きな学校行事である沖縄への研修旅行に出発します。そして、あと5ヶ月少しで中学を卒業し、高校生になります。しかし、中高一貫ということで、入試という関門を通らず高校に進学することになるため、他の公立中学生と異なり、受験という節づくりができません。また、保護者の皆さんにとっても、受験生をかかえているという緊張感はありません。そのため、今回は現在実施している高等学校の入試説明会で話している『社会で役立つ力を育てる』というテーマでお話しました。
  これから世の中は大きく変わってきますが、社会に貢献できる仕事は無限に広がってきます。生徒達が大学を卒業して社会人になるのは、8年後ということになりますが、これからの高校・大学生活でしっかりとした考え方や生活習慣、専門能力等を身につけておくことが何よりも大切です。現時点では、将来どのような方向に進みたいのかという明確な意思を有している生徒は少ないようです。そして、漠然と大学への進学を考えているようです。今後、学校においてもキャリア教育に注力していきますが、家庭においても機会を見つけて、社会の動向や将来の仕事について話し合っていただきたいと思っています。

2011年10月29日

中学3年生環境講座の開催

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  10月29日(土)、沖縄への研修旅行に先立ち、中学3年生を対象に琉球大学理学部の土屋誠先生にお越しいただき、環境講座を開催しました。
  テーマは『沖縄の自然と生物多様性~サンゴ礁とマングローブ』です。講演の内容は、最初に、沖縄には小さな島々が数多くあるが、150万年ほど前には中国大陸と陸続きであり、多くの動植物が大陸から渡ってきたと考えられる、その後、小さな島々が形成されると、それらの島に住んでいた生物は島の外への移動が困難になり、その島独自の固有種に進化したこと、そのため、沖縄にはヤンバルクイナやノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネ等この地域でしか見られない生物が数多く生息していることを説明していただきました。
  次いで、生物の多様性やマングローブ生態系について、数多くのスライドを使って紹介されました。特に、マングローブ植物の落ち葉は直接河口域あるいは海域に流出し、そこに生息している動物達にとって重要な食物源になっていること、また全面に広がる干潟は、これらの動物の食事を通じて、海水の濾過と堆積物の浄化という2つの役割を果たしているとのことです。また、地球の温暖化に伴い、オニヒトデが大量に発生し、世界のサンゴ礁が白化現象という深刻な事態を招いていることも紹介していただきました。70分という短い時間でしたが、生徒達は熱心に聞き入っていたようです。
  講演の後、土屋先生と懇談している部屋に、生徒達がやってきて、様々な質問をしていました。その中の一人は、自宅でマングローブやヒトデを育てており、将来琉球大学の理学部に進む希望を持っているようです。私も本日の講演を興味深く拝聴させていただき、生物の多様性について今一度、調べてみたいと思いました。
  土屋先生には、遠路、本校までお運びいただき、大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。

2011年10月26日

全校朝礼の開催~ハザードマップ

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  10月26日(水)、放送による全校朝礼において次のような話をしました。
〝今日は〝自分の身は自分で守る「危機管理」〟というテーマで、お話しします。皆さんはハザード(防災)マップというものを知っていますか。これは自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したもので、予測される災害の発生地点、被害の拡大範囲および被害程度、さらには避難経路、避難場所などの情報が既存の地図上に図示されています。
  先日、私の住む京田辺市からハザード(防災)マップが送られてきました。地震と洪水の2種類ですが、震度6の地震が発生した場合の家屋の倒壊状況や木津川が氾濫した場合の浸水状況が色別に記されています。
  最近のニュースを見ていると、日本では東日本大震災やこれに伴う津波、先日の台風による豪雨等、想定外と言われる災害が発生しています。また、世界を見渡しても、スマトラ沖の大地震をはじめ、超巨大ハリケーンのカトリーナや今回のタイにおける大洪水、トルコでの大地震等、想像をはるかに超えた災害が次々と発生しています。このような災害を見ると、簡単に想定外という言葉では片づけられない状況になってきているように思います。想定外というのは、これまでの経験になかったということを前提にしているようですが、近年、地球の温暖化に伴い、ゲリラ豪雨や大型台風による水の災害が増えてきています。この際、恐らく大丈夫だろうという先入観を捨てて一から見直さなければならないと感じました。
  そこで、皆さんの居住地や通学区域がどうなっているのかを調べてみる必要があると考え『通学区域(すべてではないですが)の防災マップ・ハザードマップを取り寄せることにしました。このハザードマップを利用すれば、災害発生時には迅速・的確に避難を行なうことができます。また二次災害の発生予想箇所を避けることができるため、災害による被害を軽減することも可能です。
  このマップは、玄関の60ホールの前に閲覧できるよう置いていますので、是非災害時の避難場所等をマップで確認しておいて下さい。ここ数日、朝晩は冷え込んできましたので、体調を崩さないようにしましょう。〟

  私達の周りにはさまざまな危機が潜んでいます。「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、お互いに色々な面での危機管理を心がけていきたいものです。また、この一環として学校における防災教育についても今後検討していかなければならないと思っています。

2011年10月23日

第2回高等学校オープンスクール&入試説明会の開催

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  10月23日(日)、第2回高等学校オープンスクール&入試説明会を開催しました。本校では教職員全員が分担して学校訪問や入試相談会・説明会等の入試広報活動を行なっています。本日も学校説明会がピークを迎える中、出張等の予定のない教職員全員が出勤し、通常の勤務日と同様、8時25分から職員朝礼を開催した後、オープンスクールに備えてそれぞれの配置につきました。
  生徒達は9時過ぎから続々と来校し受付を済ませた後、授業が開催される教室に向いました。生徒達の中には初めて本校に来た人も多く、環境に配慮した校舎や芝生化された校庭等を見て、学習環境の素晴らしさに驚いていた様子でした。中学のオープンスクールと異なるのは、保護者同伴ではなく一人で来校している生徒の姿が目についたことです。オープンスクールは270名を超える生徒を対象に、10時から2つのグループで、授業体験とクラブ体験を行ないました。多くの中学生の皆さんにとって高校の授業を受けるのは、これまであまり経験がなかったと思いますが、それぞれ興味深く先生の話に耳を傾けたり、実験をしていたようです。また、心配していた天候も回復しましたが、昨日の雨によるグランド不良のため、屋外のクラブの中には予定通り実施することができず申し訳なく思っています。
  また、昼食を挟んで午後1時半からは学園講堂で入試説明会を開催しました。日曜日ということもあり、生徒・保護者あわせて680名(資料配布460部)の方に来場いただきました。
  最初に、私からパワーポイントを使って、これからはグローバル化が進展する中で、将来社会人として活躍するために必要な力を育てることが大切であること、そして、これが学校改革の基本的な考え方であることをお話しました。次に生徒達の学校生活の様子を収録したDVDを見ていただき、続いて教頭から5年前に導入したコース制の進捗状況やカリキュラムの概要、進学実績、年次別の学力の伸長度等の説明、最後に入試広報部長から来年度の入試における留意点等の説明を行ないました。
  こうして、約1時間半にわたる説明会は無事に終了しましたが、その後も多くの保護者の方から個別の質問をお受けしました。何分にも短時間での説明でお解りにくい点も多々あったのではないかと思っています。本校では『開かれた学校づくり』を目指し、ホームページによる学校情報の提供を積極的に行なっています。私も極力、社会のトレンド等を紹介していきたいと思っていますので、是非ご覧下さい。また、本校ではいつでも入試に対する相談をお受けしていますので、事前にご一報の上ご来校下さい。

2011年10月22日

新たな採用で学校を活性化

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  《本年度 新任教員研修会より》
 
  現在、本学園においては、来年度の教員の採用試験を行なっています。今年は初めての試みで新聞に教員採用の募集広告を掲載した結果、多くの方に応募していただき、何回かに分けて筆記試験や面談、模擬授業等を行なわせていただきました。私学の場合には公立と違って、事前に入学者数が確定しないため、次年度の人事体制を固めるのは難しい面もありますが、本校では極力前倒しで、来年度の教員人事も含めた経営計画策定のを行なうことにしています。
  企業でも学校でも、毎年新しい社員や教員を迎えますが、このことによって組織が活性化するのは間違いありません。特に、私学の場合には常に新しい血を取り入れておかないと同一集団化することになります。この結果、どうしても考え方が保守的になり、マンネリ化に陥ってしまいます。私もこれまで、多くの学校を見てきましたが、これは公立・私立にかかわらず改革が進まない学校の共通点です。
  また、新たな教員を迎えることは、現在本校で勤務されている教員にとっても原点に戻って自分を見つめ直すチャンスであると思います。毎年、新たに勤務される方に対しては次のような資料を配布していますが、私自身も今一度、見直していきたいものです。

①確固たる『人生観』『人間観』『職業観』を持つ
  人生一回、生命一個、たった一回きりの人生で後戻りはできない。
  充実した悔いのない人生を送ることが大切(人間としての生きざま)。
②教えるとはどういうことなのか 
  教師の使命とは何かをしっかりと心の中に刻み込むこと。
  子ども達に生き方を教える。子ども達の心に火を灯す(ともす)。
  子ども達の能力を引っ張り出す。
③雲雀丘学園とはどういう学園なのか
  雲雀丘学園中・高等学校はどういう学校なのかをしっかりと理解し、
  自分の言葉で語れるようにする。
  現在、学校改革を進めているが、その基本は『創立の精神の体現』。
  『孝道』・・・親を大切にする人はどんなことでも立派にできる
  初代理事長の教え・・・〝やってみなはれ、やらなわかりまへんで〟
  中・高の校是は『高志』『自律』『努力』⇒将来社会で役立つ人材を育てる
④学園のビジョン(目指す姿)とは
  『人間教育の充実と学力の向上の両立をはかり、
  関西を代表する一流の学園を目指す』 
  関西を代表するとは・・・?
  一流の意味とは・・・?
⑤人間力を高めるには
  このための特効薬はない。『凡事徹底』が何よりも大切である。
  当たり前のこと・簡単なことをしっかりとやること。
  (爽やかな挨拶・きっちりした服装・規則/ルールの遵守・整理整頓など)
⑥子どもは『親の鏡』『教師の鏡』『社会の鏡』
  教師自らが実践し手本になることが大切。
  人との出会い(縁)を大切に。 日々明るく、元気で、生き生きと、楽しく。
                                    以上

2011年10月19日

高等学校全校朝礼 ~インドネシアにおけるポカリスエット販売

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  10月19日(水)、爽やかな秋空の下、定期考査終了後初めての高等学校の全校朝礼を実施し、次のような話をしました。
  〝定期考査の答案が返却されていると思いますが、間違ったところはしっかりと確認し、同じ失敗をしないようにしておいてください。
  今日は健康飲料のポカリスエットの話をします。今、世界でこのポカリが爆発的に売れている国がありますが、どこか分かりますか。それはインドネシアです。私も以前インドネシアで生活していたことがありますが、インドネシアは赤道直下にあって、人口は2億4千万人、人口の90%はイスラム教徒です。約1万8千の島からなり、実にアメリカ合衆国の東海岸から西海岸の距離に点在しています。
  大塚製薬がインドネシアでポカリを売り出したのは1997年ですが、当時飲料水の主流は甘い清涼飲料水でした。甘くないし酸っぱいと思われていたポカリを売るためには、新しい飲料であることを訴求し、長い目で見たビジネスを考えることが不可欠です。そのため通常の販売方法ではなく、文化や風土に根差した売り込みをはかることにしました。具体的には
①50人ほどの販売促進員を中心に足で稼ぐ営業をスタートさせた。
②赤道直下で暑いという気候風土の中で、熱中症予防や下痢や脱水症状の際の水分補給に役立つことを地道に訴え続けた。
③年間5千~6千回の販促会を開催し、口コミで市場を広げることにした。
④2004年に発生したデング熱(発熱し、高熱が続き発疹が出る)の大流行をとらまえて、健康飲料としての認知度を一挙に高めた。
⑤2005年から断食月(ラマダン)向けキャンペーンを始めた。宗教に立ち入るのは良くないと躊躇する日本人に、販売員たちは「ラマダンは文化」と気にかけず、ラマダン限定のTV・CMを作り、モスク周辺で礼拝帰りの人にサンプルを配った。等です。
  価格は500mlのペットボトルで約47円ですが、2011年の販売見込みは6億本で、この10年で30倍になりました。これは、日本の販売量の半分に達する勢いであり、このまま推移すると、近い将来世界一の販売高になることが予想されています。この成功例でも分かるように、風土や文化の異なる海外市場を攻略するためには地に足のついた売り方が欠かせないということになります。〟
  今、日本の飲料各社は円高を生かしたM&Aや海外拠点の設立等に動き始めています。サントリーも東南アジアでの戦略強化の一環として「サントリー食品アジア」をシンガポールに新設しました。これらの動きは飲料業界に限ったものではありません。これから多くの業界各社の動きを注視していきたいものです。
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2011年10月15日

第2回学園PTA協議会の開催

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  10月15日(土)午後、中・高等学校、小学校、幼稚園の各PTA会長・副会長と常務理事、事務局長、校園長・教頭の21名のメンバーが出席し、学園PTA協議会が開催されました。この会合は、毎年4月と10月の2回開催されています。
  最初に学園のPTA会長と常務理事から挨拶があり、続いて各校園のPTA会長から活動の報告、各校園長・事務局長から本年度前半の取り組みについて報告しました。私は現在進めている学校改革が第2ステージに入り、中学校にコース制を導入した年に入学した生徒が高校1年生になってきていること、外部模試の結果も伸びてきていること、遅刻者が激減してきていること、学校行事も活発に行なわれていること等をパワーポイントで説明しました。また、より理解を深めていただくために、これまでの学校改革の取り組みをまとめた『骨太のリーダー育成を目指して』という資料をお渡ししました。
  その後、PTAの役員の皆さんと活発な意見交換が行われました。とりわけ、幼稚園から小学校、中高までの一貫教育や各校種間の連携についての貴重な意見も出されましたが、これは私自身も以前から感じていることです。中高についてもこれまで必死に学校改革を進めてきましたが、今は各校種が独自に教育活動を行なってきています。本学園は幼稚園から高校までで大学がありませんが、これを最大のメリットと受け止め特色づくりを目指していくことが必要であると思っています。
  また、本校では家庭と学校が連携して子どもを育てるという「共育」を教育目標に掲げていますが、日常多くの中学生、高校生と接していて家庭教育が非常に大切であることを痛感しています。とりわけ幼少の頃にどのような育ち方をしてきたかによって物の考え方や行動パターンが決まってくるは間違いありませんし、大きくなればなるほどこれらを修正するのは難しくなってきます。
  これからも家庭と学校が連携し、学園に集う保護者と先生が力を合わせて、子ども達を育てていきたいものです。

2011年10月13日

学力を高める

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  10月13日(木)、定期考査2日目を迎えました。本日もいつもの通り、早朝の登校指導を行ないましたが、生徒達は参考書や教科書やプリント等をそれぞれ手にしながら登校してきました。中には見るからに睡眠不足という表情の生徒も見受けられました。テストは午前中で終了しましたが、午後からも学校に残って先生に質問したり、自習している生徒もいました。このように、何事に対しても真剣に取り組む姿勢は素晴らしいと思います。
  また、職員室では先生達が既に終了したテストの採点を始めていました。、数人の先生にどのような結果になっているのかを尋ねたところ、高校生については穴埋め問題についてはできているが、応用問題は今一歩である、中学生については、単純な知識も十分にできていない生徒も散見されるという答えが返ってきました。特に、中学1年生の社会の答案を見ると、歴史上の人物や日本の地名が正確に書けていない生徒もごく少数ながらいることが解りました。定期考査に慣れていないことも原因かもしれませんが、小学校時代のように何とか要領でこなしていくやり方は通用しなくなります。これからは学習内容はどんどん難しくなってくるため、予習復習をする等しっかりとした学習習慣を身につけていくことが大切であると思います。
  一方、高校生で気になるのは、学習の基本が暗記するということになっていないかどうかということです。大学入試センター試験や各大学の入学試験は知識を問うものが多いため、今は多くの知識を有する生徒が優秀であるということになりがちです。勿論、記憶するためには、それなりの努力が必要であるのは言うまでもありませんが、これからの社会においては単なる知識だけでは不十分です。それぞれの学年によって、課題は様々ですが、一つ一つレベルアップをはかっていかなければならないと思っています。

2011年10月12日

定期考査がスタート

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  10月12日(水)、本日より定期考査がスタートしました。本校では昨年から3学期制に変更しましたが、2年目に入りすっかり定着してきたようです。また、6年前と比べると、生徒達のテストに対する姿勢も随分変わってきたように感じています。職員室の隣にある交流スペースでは多くの生徒達が解らないところを真剣に先生に質問していますし、数箇所の自習コーナーでも生徒達が勉強している姿が目に付きます。一口で言えば、学習に対して真剣に取り組む生徒が増加してきたということですが、これは先生にとっても嬉しいことです。
  今回の定期考査は台風時の臨時休業をカバーするため、4日間で実施することにしました。今、生徒達はテストに備えて必死に学習しているようですが、大切なことは結果をしっかりと受け止めることです。〝何ができなかったのか、何故できなかったのか〟を明確にし、同じ失敗をしないことです。また、先生にとっても生徒の理解度がどうだったのかを把握し、自らの教え方を見直す機会にすることが必要です。
  エクセレント・カンパニーと言われる会社には素晴らしい風土がありますが、これは学校でも同じです。そして、このような風土を維持することで、良き伝統が生まれてきます。そうすれば、結果は自ずとついてくると思っています。


2011年10月11日

宝塚市中学校英語祭に参加

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  10月5日(水),第8回宝塚市中学校英語祭(宝塚市中学校英語研究部会主催)が宝塚市立文化施設ソリオホールで行われました。参加校は中1が13校,中2が13校,中3が12校で60名以上の中学生が暗唱してきた英文を披露しました。
  本校からは中2生4名,中1生1名が参加しました。中2~3生の持ち時間は3分以内,中1は1分以内というもので,2人ペアで1つの英文を暗唱する学校もありましたが,本校の生徒は1人ずつが“主役”となって発表しました。テーマは自由ですが,それぞれが興味・関心のある題材を見つけ,時間内におさまるよう英文をリライトし,ネイティブをはじめとする多くの先生方の指導を受けながら原稿を完成,夏から練習に取り組んだ生徒が大半だったようです。中2生4名は学年集会で生徒全員の前でリハーサルし,英語科教員のみならず担任の先生にまでアドバイスしてもらったそうです。タイトルは中1生が“The Cowardly Hunter”,中2生が“I’m coming”“Simon and Tussy”“What’s More Important-Love or Money?”“The Story of Goldilocks and the Three Bears”です。内容もおとぎ話のようなストーリー仕立てのものからディベートに結びつくような論説調のものまでかなりバリエーションに富み,当日は立派な発表ができたようで,生徒達もかなり自信を深めたと聞き、非常に頼もしく感じました。また,アイ・コンタクトや感情移入などの細かいスキルもところどころに見られたとのことでした。
  先週、この催しに参加した5名の生徒が校長室に報告に来てくれましたので、記念写真を撮り〝たゆまぬ研鑽で世界に翔たく〟という言葉を添えておくりました。これからグローバル化が進展する中にあって、国際社会で活躍するためには語学力の習得が不可欠です。生徒達が今回の感動を胸に刻み,ますます精進努力していってくれることを願っています。

2011年10月08日

指定校推薦入試受験者への講話

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  10月8日(土)午後、高校3年の指定校推薦入試を受験する生徒に対する講話をパワーポイントを使って行ないました。近年、少子化の影響で、生徒数は減少傾向にあり、大学としては早期に入学者を確定したいということで、多くの高校に指定校の枠を付与しています。このため、本校の指定校枠も年々増加してきており、現在は500を超える数字になっています。これは、学校、学部を選ばなければ、生徒一人当たり平均2つの推薦枠があるということになります。しかし、本校では進学にあたって、単に大学の名前を重視するのではなく、あくまで将来の進路を考えて大学と学部を選ぶように指導しています。また、選抜特進のクラスについては、指定校の推薦はしないということにしています。このため、今年は、この枠を利用する生徒の割合は一桁台、約40名ということになりました。
  本日のテーマは『これからの社会で生きぬく力」~世界が変わる、日本が変わる、仕事が変わる、仕組みが変わる~です。最初に、指定校推薦は大学と本校との信頼関係がベースになっている、言い換えるとこれまでの先輩達の実績に基づいている、ということを紹介し、雲雀丘学園を代表しているという気持で取り組んで欲しいという話をしました。続いて、世界や日本の現状、これからの世の中のトレンドを説明し、今、日本はまさに正念場を迎えていること、一方で急速な技術革新によってこれから新しい仕事や仕組みが続々と生まれてくること、世界で役立つ仕事は限りなくあること、社会で活躍するためには、人間としての土台をつくること、そのためには雲雀丘の創立の精神や校是をしっかりと体得し、充実した学校生活を送ることが大切であるとの話をしました。そして、大学入学がいち早く内定しても、浮かれることなくクラス一丸となって、センター試験に臨むことをお願いしました。生徒達が最後まで目標を持って高校生活を送ってくれることを期待しています。

2011年10月07日

AO入試受験者に対する指導

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  近年、大学全入時代を迎え、早期に生徒確保する動きが加速してきています。そのため、大学入試は実に多様化し、年々一般入試以外にAOや公募推薦入試を採用する大学が増えてきました。今年も9月以降、多くの大学でAOや公募推薦入試が本格化しはじめ、本校でもこれらの受験に臨む生徒がいます。これらの入試はペーパーテストでははかれない問題発見能力や課題解決能力を重視するということで、面接や小論文試験が中心になっており、集団討論等を実施するところもあります。
  AO入試はアメリカの大学で通常行なわれている選抜方法で、受験生に対して期待している資質・能力は「コミュニケーション力」「探求心」「論理的思考力」が上位を占めていますが、将来社会に役立ちたいという強い思いがベースになければなりません。
  現在、受験者に対して進路指導部や担任が自己推薦書や志願書の作成、面談等の個別指導を行なっています。主な指導ポイントは〝「何のために大学に進学するのか」「将来どのようなことをして社会に貢献しようとしているのか」「何故この大学・学部を選んだのか」をキッチリと整理して自分の言葉で表現できるようにしておくこと。〟等です。また、入室の仕方や挨拶、頭髪、服装、話し方といった基本的なものから、高校生活を通じて特に注力してきたこと、本校で何を学んできたのか、自己のセールスポイントは何か等の質問を通じての指導を行なうことにしています。
  しかし、大切なことはしっかりとした基礎学力を身につけておくことです。AO入試合格者については一般入試合格者と比較して、基礎学力が不足しているということが指摘されています。これでは、将来社会に出た時に役に立つ仕事はできません。
  私も時間の許す限り、動機付けも含めた面談指導を実施していきたいと思っています。

2011年10月05日

中学全校朝礼の開催~相手の立場に立つ

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  10月5日(水)、定刻の5分前には中学の全員がグランドに集合し、全校朝礼を行ない、次のような話をしました。
  〝10月1日は、雲雀丘学園の創立記念日でした。皆さんもわかっていると思いますが、学園の創立の精神は「親孝行な人はどんなことでも立派にできる」という“孝道”です。そして、本校では社会で役に立つ人材を育てることを目指しています。皆さんは、やがて社会人になりますが、これからの学校生活においてどのような姿勢が大切なのかを話します。
  それは、相手の立場に立って物事を考え、行動するということです。皆さんは、仕事というものをどのように考えていますか?わかりやすく言えば“困っている人を助ける”“不満に思っていることを解消してあげる”“自分がしてほしいことを相手にしてあげる”ということです。 今成長しているところは必ずこのような姿勢で活動しています。
  今日はコンビニエンスストアの事例を紹介します。皆さんが知っているコンビニにはどういうものがありますか?セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートなど色々ありますが、コンビニでは、常にお客様の立場に立って、新しい商品の開発をしています。コンビニは1927年(今から84年)、アメリカでサウスランド ・アイスという氷を販売する店が日用品や雑貨、食料を品揃えして販売を始めたのが最初です。この店は営業時間が朝7時から夜11時までだったので、セブンイレブンと名付けられました。
  ところで、今年の夏、コンビニで大きく売り上げを伸ばしたものがあります。それは何かわかりますか?アイスクリームや氷菓子も増えましたが、意外なものがヒット商品になりました。それは、鶏の唐揚げやコロッケという揚げ物です。そのきっかけは東日本大震災ですが、電力が不足するため家庭では節電志向が強まるため、揚げ物が売れると考えたのです。そして材料の確保やメーカーとの折衡等を短期間で立ち上げ、注文に応じて店で調理することにしたのです。この予想は見事にあたりました。
  また、これまでコンビニはお客様の立場に立って、色々な新しい取り組みを行ってきています。商品面においては、季節に合わせて、おせち料理・バレンタインチョコレート・クリスマスケーキ・節分の恵方巻きと次々に新しい企画を行なってきました。暖かいおでんもヒット商品の一つです。このように、自らが考えたことがうまくいった時は、達成感があり実に楽しいものです。
  自分の仕事を通じて人に喜んでもらう、そして自分がやりがいを感じるということが大切なのです。どうか、これからの学校生活を通じて、相手の立場に立って物事を考え行動するという習慣を身につけて下さい。そうすれば必ず将来社会で役立つ人間になれると思います。〟


2011年10月01日

第2回 中学オープンスクール&入試説明会の開催

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  10月1日(土)、第2回中学校オープンスクール・学校説明会を開催しました。本日は、天気が崩れるのではないかと心配していましたが、素晴らしい秋晴れになり、野外でのクラブ体験もしていただくことができました。ただ、本日は多くの市で中学の運動会が開催されたり、他の学校との説明会と重なったこと等もあって、参加いただけなかった方も多かったようです。
  また、本日は雲雀丘学園にとっては、記念すべき61回目となる創立記念日を迎えました。本校は現在、学校改革を進めていますが、この基本の考え方は「創立の精神の体現」です。この記念日にあたって、親孝行な人は立派になれるという「孝道」をしっかりと確認し、将来社会で役立つ人材の育成に努めていきたいと思っています。  
  なお、11月6日(日)には、本年最後となる中学校説明会を予定しています。また、いつでも教育相談や授業参観、校舎見学の受け入れを行なっていますので、ご一報の上、ご来校ください。


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2011年09月30日

PTAバスツアーの開催

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  9月30日(金)、中高PTAによるバスツアーを開催しました。今回のテーマは『近江八幡散策&水郷めぐり』でしたが、90名の保護者に参加していただきました。この行事は保護者相互の懇親をはかるために、毎年この時期に実施されてきています。今年で実に33回目を迎えることになり、これまでバスツアーだけでなく観劇や文楽鑑賞等も実施してきました。9時に3台のバスで学校を出発し、11時前に近江八幡の八丁堀に到着しました。2つのグループに分かれて約80分にわたって水郷めぐりを行ないました。この水郷は日本三大水郷の一つにあげられており、平成18年1月には国の重要文化的景観第一号に選ばれ、平成20年10月には「ラムサール条約湿地」として西の湖と長命寺川が登録され、『白山・円山』が日本の里100選に選ばれる等貴重な水環境は国内外から注目されています。そして、船頭さんが7~8名乗りの屋形船を櫓で操り、網目のように入り組んだ水郷のヨシ原の間をゆったりと進んでいきます。また、この場所はさまざまなテレビの時代劇やドラマの撮影場所としても人気があるようです。
  その後、昼食を挟んで、遊歩百選に選ばれた『近江八幡のまちなみ』を散策しました。遊歩百選とは、日本全国を対象として歩きながら健康増進をはかり、観光を楽しみ、地域の歴史・文化に触れる新しいスタイルの旅を提供しようとするものです。保護者の皆さんは活発なコミュニケーションをはかりながら、近江八幡の秋を満喫されていたようです。
  また、本日は思いがけない出会いがありました。私達を乗せていただいた屋形船の船頭の一人が元、大阪府立高校校長の田頭政泰さんでした。田頭さんは4年前に定年退職されたそうですが、毎日2時間半かけて大阪の自宅からこの近江八幡まで通ってこられているとのことです。今の生活は充実していて、本当に楽しいと笑顔で語っておられました。この水郷は季節毎に違った趣があるようですので、また機会を見つけて訪れてみたいと思っています。

2011年09月28日

生徒会役員承認式・全校朝礼の開催

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  9月28日(水)、爽やかな秋晴れの下、後期生徒会の役員に対する承認式を行ないました。生徒会長はじめ全役員に承認書を手渡した後、それぞれの役員から自己紹介と決意表明がありました。後期は体育大会や文化祭等の大きな行事はありませんが、是非生徒会として積極的に自主活動を推進してくれることを期待しています。
  続いて、全校朝礼において部活動の表彰を行なった後、私から次のような話をしました。
  〝以前勤務していたパナソニックの創業者である松下幸之助氏は伸びる会社の特徴として、3つの尺度を持っていました。1つ目は「おはようございます。いらっしゃいませ、という爽やかな挨拶が返ってくること」、2つ目は「整理・整頓がキッチリ行われていること」、3つ目は「トイレが美しく掃除されていること」ということです。
  私も製造や営業の仕事を通じて、挨拶ができていない、整理整頓のできていない工場では品質問題や安全問題(怪我)が多発する。また、全国の販売会社を訪問した中で、倉庫にカタログやチラシが散乱しているところは業績が低迷していることを自分の目で確認してきました。こうした「挨拶」「整理整頓」「掃除」といったことをおろそかにしない姿勢が経営の成果に大きく反映しているのです。
  また、社会で活躍されている人は例外なく多岐にわたる仕事を迅速かつ的確に処理されています。そして、書類の整理整頓がしっかりできていて、スケジュール管理や仕事の段取りがうまいということも事実です。また、お礼状を出すといった細かい心配りも行なっておられます。
  このように、簡単なことや当たり前のことをキッチリやるという姿勢が大切なのです。毎日、挨拶、服装、バッヂをつけるということをお願いしていますが、多くの会社では決められた社章(バッジ)をつけていないと入門できない、また、社章を失うと紛失届けを出さなければならないということになっています。  今一度、身の回りの「凡事徹底」をしっかりと行なうという習慣づくりを行なってください。そうすればこの習慣は必ず将来役に立つことになると思います。〟

2011年09月26日

学園小学校保護者対象説明会の開催

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   9月26日(月)、台風のため延期になっていた小学校の保護者対象説明会(当初20日に予定)を開催したところ、160名を超える保護者が出席されました。
  以前、この説明会は小学校6年・5年・4年の保護者を対象にしていましたが、昨年から小学校の全学年の保護者に対象を広げることにしました。このため、3年生以下の保護者も数多く出席され、全体の40パーセントということになりました。最近、毎週のように塾やマスコミ主催の「学校説明会」や「入試相談会」が開催されていますが、入試を直近に控えた6年生だけではなく、小学校低学年の保護者の相談も多くなってきているようです。また、幼児教室も次々と開設されており、幼少の頃から子どもの教育に対する関心が高まってきていることが分かります。これにはさまざまな原因が考えられますが、何と言っても少子化の影響があるのは間違いありません。
  本日の説明会でもお話しましたが、これから世界は大きく変わっていきます。恐らく、現在の小学生が社会に出る時には、これまでにはなかった新しい仕事が続々と生まれ、従来の仕組みやシステムが再構築されることになります。そして、この結果、全く異なる能力やスキルが要求されることになるでしょう。勿論、これらのベースとしての人間力が重要であるのは言うまでもありません。
  将来、子ども達が社会で活躍するためには、単に有名大学に進学することを目的にしているだけでは不十分です。世の中のトレンドをしっかりと予測すると共に「勉強は何のためにするのか」「社会で役立つ力とは何か」ということを子ども達に教え、キャリア教育の充実を通じて、きめ細かい進路指導をしていかなければならないと思っています。 

2011年09月16日

創造力を高める折り紙

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  本校では単なる知識詰め込み型の教育ではなく、できるだけ生徒の興味を引き出すことに注力しています。この度、中学3年生の幾何の授業を担当されている先生から〝生徒が素晴らしい作品を作ってきた〟との報告を受けました。この作品は折り紙を使った『五角星の正12面体』と『20-12準正多面体』の作品として仕上がっており、形の面白さだけでなく、色彩の組み合わせも見事です。次に担当の先生の話と本人の感想について紹介します。
 《担当の先生の話》
  〝夏休み直前の最後の授業で久しぶりに折り紙を利用した授業を取り上げました。その内容は「A4の定型紙からハサミと糊なしで正五角形が折れること」と「正12面体を作るための複数の正五角形の組み合わせ方」の説明を行ないました。その上で、全員に正五角形を折ってもらいましたが、時間の制約から実際に正12面体を作ることは自主的な課題としたそうです。しかし、この生徒の素晴らしいのは与えられた課題をこなすだけでは満足せず、正五角形の接合方法を工夫して、全く新しい2種類の作品を作り出したことです。〟
  《本人の感想》
  〝立体を作ったきっかけは授業で長方形から正五角形を作る方法やその正五角形から星形を作る方法を習い、12個つなげると立体ができるということでやってみようと思いました。最初は授業で紹介された正五角形を組み合わせましたが、それだけでは満足せず、もっと違う立体を作りたいと思い、星形を組み合わせようと考えました。家族の用意してくれたカラーコピー用紙と接着剤を使って一つ作ると思ったより美しく、次々と組み合わせを変えていきました。完成した立体は実にきれいで、一つ作り上げる毎に達成感を感じました。また、何かの機会があれば、様々な立体づくりに挑戦していきたいです。〟
  本来、勉強は興味を持って取り組むと楽しいものです。しかし、今の日本では押し付けられて嫌々やっている生徒が多いように感じています。これは将来の仕事においても同じです。私のこれまでの経験からしても、やらされているという気持ちでいる限り、良い仕事はできません。本校の徒達が自主的に勉強できるようになって欲しいと思っています。
  なお、この作品は図書館の貸し出しカウンターの隅に天井から吊るしており、生徒達も興味を持って眺めているようです。

2011年09月14日

防災から減災へ~避難訓練を終えて

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  9月14日(水)、厳しい残暑の下、恒例の避難訓練を行ないました。本校では1月と9月の年2回、この避難訓練を実施しています。本日は全校生が上靴のまま校庭に集合し、整列が完了したところで次のような話をしました。
  〝皆さんは平成7年に起った阪神淡路大震災については記憶がないと思います。また、東日本大震災が発生して、6か月が経過し徐々に記憶が薄れつつあります。この東日本大震災では実に2万人もの尊い命が失われました。今、ここに集合しているのは1300人ですから、この人数の約15倍ということになります。
  昔から「災害は忘れたころにやってくる」と言われていますし、「対岸の火事」という言葉もあります。常に災害に対する備えを怠らないことが大切です。ところで、最近は『減災』という言葉が注目を集めるようになってきました。これは、自然災害は人間の手では防ぐことができないので、実際に発生した時に被害を減らすという考え方です。皆さんは『ハザードマップ』というものがあるのを知っていますか。これは各自治体がそれぞれの地域で起こる災害を予想して、被害状況を示したものです。洪水が発生した際にはどれくらいの高さまで水が来るのか、地震が発生した際にはどれくらいの建物が倒壊するのか、といったことを図示しています。言わば地域の危険度マップなのです。是非、皆さんはこのハザードマップを入手して、自分の居住区域の状況を把握しておいて下さい。そして、できるだけ災害危険度の高いところには住まないということが被害を最小限に食い止めるために重要であるということを理解しておいて下さい。〟
 
  本校においては、これまで毎年同じパターンの避難訓練を実施していますが、これからは違った角度からの防災訓練を検討していかなければならないと思っています。

  また、本日は今回の大震災で多くの犠牲者が出た中で、ほとんどの小・中学生が無事に避難した釜石市の実例を紹介しましたが、この詳細については別途掲載する予定です。

2011年09月12日

塾長対象入試説明会の開催

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  9月12日(月)、10時半より塾長の皆さんを対象にした入試説明会を開催しました。この催しは例年この時期に実施していますが、残暑厳しい中にも関わらず、約160名の方に参加いただきました。
  最初に私から日頃のお礼と学校改革についての基本の考え方をお話しし、次いで教頭から現在の学校の状況についての説明を行ないました。続いて学校の教育活動についてのビデオを紹介した後、入試広報部長から本年度の入試結果と来年度の入試についての変更点等の説明を行ないました。
  これまで、多くの機会に学校改革にあたっての基本的な考え方は〝創立の精神の体現である〟ということを取り上げてきました。創立の精神というのは「何のために学校が存在するのか」という基本理念ですが、雲雀丘学園においては『孝道』です。つまり〝親孝行のできる人は立派になれる〟というものであり、将来社会で役立つ人材を育てることを謳っています。従って、何を行なうにしても常にこの創立の精神に照らしてみることが大切なのです。これを実現するために、本校では「人間力」と「学力」の二つを兼ね備えた人材の育成を目指しています。あえて、順位をつけるということになると、私は「人間力」が1番であると思っています。
  学校改革の大きな柱は平成19年からスタートした「高校のコース制」と翌平成20年の「中学のコース制」ですが、到達目標時点を平成25年に定めています。実はこの年は一貫選抜クラスが中学1年生から高校3年生まで揃う、つまり「中学のコース制が完成し、新コースで入学した最初の学年が大学に進学する年」ということになります。このように、本校では「全員で」「全力で」「できるだけ早く」といった抽象的な表現ではなく、明確に到達目標を設定しています。また、現在、平成26年以降のあるべき姿を模索しています。学校改革は今のところ、ほぼ順調に推移していますが、年々環境が目まぐるしく変化しており、全く気を抜くことはて゛きません。メーカーが毎年、新製品を出していくように、常に新たな取り組みを行なっていくことが大切であると思っています。
  本日は一方的な説明になってしまいましたが、来年度の入試についてはこれから塾の皆様と十分な打ち合わせを行なっていきたいと考えていますので、忌憚のないご意見、ご要望をお寄せいただきますようお願いします。

2011年09月11日

社会人基礎力を育てる~合唱コンクールを終えて

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  平成18年2月、経済産業省からわが国の経済活動等を担う産業人材の確保・育成をはかるためには、職場等でどのような能力が必要になるかを明確にするという趣旨の注目すべきレポートが発表されました。そして、この力を「社会人基礎力」という言葉で表し、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで動く力」の3つを上げています。これは本校で取り上げている“社会で役立つ力”そのものです。このレポートの中で、多くの人が納得するのは、学力と社会人基礎力は必ずしも一致しないということです。

  最近、企業の経営者や人事担当の方と話をすると、必ずといって良いくらい「人材(財)」の話が出てきます。何故なら、これからのグローバル社会の中で生き残りをかけて熾烈な競争に打ち勝っていかなければならない企業にとっては、いかに優秀な人材を確保するかが至上命題です。従って、企業では血眼(ちまなこ)になってこれらの人材を確保しようとしています。しかし、残念なことに、企業のメガネに叶う人材は限られているようです。そして、大学や高校での学力が必ずしも社会では役立っていないという言葉が返ってきます。この理由は言われたことはできるが、自ら考え行動できない、チームで仕事ができない、我慢できないといったタイプの人間が増えてきているようです。特に、最近は少子化の影響からか人間関係で行き詰まるケースが散見され、不登校やニートといった憂慮すべきケースが散見されるようになってきました。
  私はこの社会人基礎力は知識偏重型の教育では身につかないように思います。特に学校の中では、知識を教え込むだけではなく自ら調べ考え行動する授業や自主活動が大切です。このため本校では学校行事や部活動、環境活動、ボランティア活動に注力しています。今週の水曜・木曜に、文化祭で延期されていた合唱コンクールを開催しましたが、生徒達は早朝や放課後、クラス毎に懸命に練習をしていました。そして、結果が発表されると大歓声が沸き起こっていました。このように、全員が一つの目標に向って、努力するという姿勢こそ社会で役立つ力を育てることになると思っています。
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              ≪出番を待つ生徒達≫

  

2011年09月09日

海外留学者に対する面談

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  この度、高校1年の生徒がイタリアに留学することになり、渡航前の面談を行ないました。
  本校は昭和60年(1985年)に国際社会で活躍できる人材を育成するということで、高校に『国際科』を設置しました。その後、20年にわたって『国際科』として生徒募集を行なってきましたが、急速なグローバル化の進展に伴い、すべての分野で国際的なセンスが必要になってきたため、平成19年にこの二つの「科」を再編成し新たにコース制の導入をはかることにしました。しかし、それまで培ってきた国際科のノウハウはそのまま引継がれ今日に至っています。つまり「カナダ研修」「ニュージーランド比較文化研修」「JICAとの交流」といった国際科のDNAについてはしっかりと受け継がれています。
  この一つが「海外留学」であり、現在6名の生徒がニュージーランド、アメリカ、フランスに留学しており、今回のイタリアを加えると7名になります。一方で、先日デンマークから1名の留学生を受け入れており、現在高校2年生として学校生活を送っています。
  最近、日本人は内向き志向が強くなり、海外留学者の数が減少傾向にありますが、これからの社会を考えると若いうちに日本を離れて生活することは貴重な経験になるのは間違いありません。期間は来年の6月までの10ヶ月間ですが、大きく成長して帰ってきて欲しいと思っています。

2011年09月07日

文化祭をバネに大学受験に臨む

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                 《高校3年生による模擬店》
  本校では文化祭において高校3年生は例年模擬店を担当することになっています。今年は雨の影響で、グランドの周辺にテントを張ることになりましたが、それぞれのクラスで「もろこし」、「韓国料理のトッボギ」、「焼きそば」、「チャーハン」、「焼き鳥」、「蒸しジャガイモ」、「ギョーザ」、「そば飯」等工夫を凝らした食べ物を提供してくれました。家でもあまり料理をしたことのない生徒も多いのではないかと思いますが、男子生徒と女子生徒が協力して調理している姿は実にほほえましく感じました。彼らにとっては、今回の文化祭が高校時代最後の大行事ということになります。心配したのは1日に短縮されたということで、当初予定した販売が達成できないクラスが出るのではないかということでしたが、最後まで努力して販売してくれたようです。これらは素晴らしい青春の思い出として心の中に刻み込まれたのではないかと思っています。
  この文化祭が終わると、高校3年生は気持ちを切り替えて、今度は大学受験に向けて全力で取り組むことになります。大学受験は自分自身との戦いであると同時に集団の力が影響する団体戦であると言われています。現在は最終の志望校・志望学科を絞り込む段階になっていますが、これからはどうしても模試の結果等を気にして弱気になりがちです。そのような時にクラスが一丸となって、お互いに励ましあいながら、目標を下げることなく最後までやり遂げるということが重要です。生徒達がこの文化祭で培ったクラスの団結力と感動をバネにしてこれから飛躍してくれることを願っています。

2011年09月05日

思い出に残る文化祭

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  9月5日(月)、この2日間台風のため中止していた文化祭を開催しましたが、今年は2日間のプログラムを合わせて、1日で実施することになりました。
  私は開会式で〝凝縮された中身の濃い思い出に残る文化祭にして欲しい〟〝保護者や先輩に成長した姿を見せて欲しい〟〝エコを楽しむというテーマを実践して欲しい〟という3つのことを話しました。その後、学園講堂、グランド、中央棟、中学校舎、高校校舎等の施設をフル活用して9時から15時30分までさまざまな展示や催しを行ないました。講堂では、演劇部・箏曲部・合唱部・吹奏楽部・ギター・マンドリン部・中3・高2によるダンスの発表、校舎内では主として華道部・書道部・美術部・科学部・鉄道研究部・写真部・ESS・囲碁将棋部等の文化クラブや海外研修、同窓会関係の展示が行なわれました。この他、高校2年生が主催する北海道物産展やPTAによる制服・制靴のリユースと雲雀クッキーの販売等が行なわれました。また、高校3年生はグランド横のテントで、クラス毎に工夫を凝らして模擬店を担当してくれました。
  本日は台風が去った後も時折、降雨に見舞われるスッキリしない天候でしたが、熱中症等の体調不良の生徒も出なかったこと、電力の消費量も昨年に比べて大幅に低減できたこと等、予想外の効果もあったようです。私も時間の許す限り会場を巡回しましたが、生徒達の生き生きとした表情と笑顔が印象的でした。また、実に久しぶりに小学生の頃熱中していた将棋の対局を行なう等、私にとっても思い出の残る文化祭になりました。
  このようにして、今年の文化祭は終了しました。生徒達が、このような学校行事を通じて得た貴重な経験は、将来社会に出た時に必ず役立つものと確信しています。最後に今回の文化祭開催にあたって、お世話になった多くの人達に、心より感謝を申し上げます。

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2011年09月04日

悲しい決断

  9月4日(日)、台風12号は日本列島を縦断し、未明に日本海に抜けましたが、進行のスピードがあまりにも遅いため、発令された大雨・洪水警報がなかなか解除になりません。私も午前3時頃から起きてテレビを見ていましたが、5時過ぎになっても警報が継続されたまま状況に変化がないため、通常ルートではなく電車を乗り継いで7時過ぎに学校に到着しました。緊急連絡網を使って自宅待機する旨の連絡をしていましたが、既に登校してきている生徒もいました。生徒達はこの文化祭のために1学期より準備を進めてきました。そのため何とか本日開催してあげたいという思いで、本日の対応について話し合いました。そして、8時、10時、11時の段階でどうするかを検討しその後の状況を見守りましたが、10時13分に洪水警報は解除されたものの大雨警報が継続されたため、止むを得ず本日の文化祭の中止を決定しました。このように、最後まで開催に向けての検討を行ないましたが、実に悲しい決断をしなければならないことになってしまいました。その後、直ちに緊急連絡網やホームページを使って休業する旨の連絡を行なうと共に天候の状況を確認の上学校に来ている生徒達に帰宅してもらいました。生徒達はもとより、開催を楽しみにしておられた保護者、先輩の皆さんには誠に申し訳なく思っています。同時に、明日以降の対応も協議し、次の通り実施することにしました。
  明日は、一般公開日とし講堂発表については両日のプログラムを合わせて行なうこととします。そのため、8時30分登校・開会式、17時閉会式となりますが、合唱コンクールの時間は取れないため、別日程で行なうことにしました。気持ちを切り替えて明日に臨みたいと思っています。なお、模擬店チケットは期日にかかわらず、明日使用できるようにしています。 
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     昨年度の合唱コンクール

2011年09月03日

文化祭のテーマ

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  本校では〝人間力〟を高めることを教育方針に掲げ、この大きな柱として『環境活動』に注力しています。近年、地球の温暖化をはじめとする環境問題は深刻さをましてきていますが、これらはすべて人間の行為が引き起こしたものです。そして、このままでは私達が住むかけがえのない地球は深刻な事態に陥ることになります。この地球環境を守るためには、一人ひとりの行動が何よりも大切です。1人の力は小さくても、多くの人が自らの行動を変えることによって、大きな力になります。このような考え方に立って、本校では学校・家庭・地域において身近なできることから行動に移すということを基本にしています。そのため、学校においても先生が中心になって行なうのではなく、あくまで生徒が主体となって進めていくことにしています。
 今回の文化祭のテーマも、生徒会の役員が中心となって〝エコを楽しむ〝ということになりました。そして、10R〟環境活動〟を提唱しています。これは従来の「3R:(Reduce・Reuse・Recycle)」だけでなく新たに7つのRを加えたものです。具体的な取り組みとしては、できるだけゴミを出さない、ゴミはすべて分別する、エアコン等の電力使用量を減らす、使用しないものをバザーに出す、制服・制靴のリユースを行なう等です。この10Rは次のものです。
  ① Reduce 減らす、ゴミを出さない    ②Reuse 再び(何度も)使う    
  ③ Recycle  再資源化する = 以上3R        
  ④ Refuse  拒否する(レジ袋・過剰な包装を断る)   ⑤ Repair 修理する   
  ⑥ Refine 分別する   ⑦ Rethink 再考する 
  ⑧ Rental 借りる  ⑨ Return 戻す   ⑩ Reform 改良する

  この文化祭を機会にとして、今一度自分の日常の行動を見直し、小さなやれることから10R環境活動をスタートして欲しいものです。

  

2011年09月02日

文化祭のスケジュール変更

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  9月2日(金)朝、台風接近に伴い文化祭関連のスケジュールを次のように変更し、職員朝礼において先生に伝え、続いてホームルームにおいて生徒達にこの内容を徹底しました。
①9月3日(土)を臨時休校とし、警報の有無にかかわらず終日生徒の登校を禁止する。
②これに伴い、本日は12時半までに文化祭の準備を行ない、昼食後完全下校とする。
③9月4日(日)は、文化祭2日目のプログラムで実施する。
④9月5日(月)は、文化祭1日目のプログラムで実施する。
⑤9月6日(火)は、月曜時間割の授業を実施する。

  この決定を受けて、生徒達は迅速にそれぞれの役割に応じて作業に取りかかリ、昼過ぎにはほぼ文化祭の準備を終えることができました。また、毎年、この文化祭において、PTA役員の皆さんには「制服のリユース運動」に協力していただいています。これは卒業生を中心に使わなくなった制服や制靴を提供していただき、希望者にお譲りするというものです。お聞きすると、今年は新たな試みとして、雲雀丘クッキーも販売していただけるとのことです。そして、生徒達が完全下校した後、先生が手分けして校舎内を巡回し、台風に備えて教室の窓の閉め忘れがないかどうかを確認しました。まだ若干の微調整は残っていますが、4日には万全の態勢で臨み、素晴らしい文化祭にしたいと思っています。
 ≪受験を希望される皆さんへ≫ 
  当日は本校の受験を希望される生徒・保護者の皆さんに対する入試相談を行ないます。ご来校の際には、受付においてその旨を申し出ていただきますようお願いします。


2011年09月01日

文化祭近づく

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  今日から9月に入りました。恒例の文化祭は週末に開催の予定ですが、気がかりなのは当日の天気です。現在、日本の南の海上には大型で強い台風12号があり、ゆっくりと北上を続けており、強い勢力を維持したまま2~3日にかけて四国・近畿地方に接近し上陸する恐れが出てきています。
  こういった心配をよそに、生徒達は着々と準備を進めています。私も各教室を巡回しましたが、それぞれが創意工夫しながら展示物の制作を行なったり、一方では合唱コンクールの練習をしていました。学校にはこの文化祭をはじめ、体育大会や研修旅行、校外学習等さまざまな行事がありますが、これらの学校行事の持つ意味は非常に重要であり、一つの行事が終わるごとにクラスのまとまりが出てくるように感じています。この全員で目標に向かって取り組むという姿勢は社会に出た時に大いに役立つことになるのは間違いありません。そして、目標を達成できた時の感動は一生の思い出として、胸に刻み込まれることになり、これが大きな自信につながっていきます。この文化祭を通じて、生徒達が人間として一回りも二回りも大きく成長して欲しいと思っています。
  なお、これからの台風情報を注視しながら具体的な対応を考え、できるだけ迅速にお伝えしていきますのでお含みおきください。

2011年08月23日

2学期がスタート

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  8月23日(火)、雨天のためマイク放送による2学期の始業式を行ない、次のような話をしました。

  〝皆さん、おはようございます。いよいよ今日から2学期が始まります。この1か月、皆さんは勉強や部活動、旅行等それぞれ充実した夏休みを送ってきたことと思います。私が一番うれしいのは、大きな事故もなく全員が元気に登校してきてくれたということです。
  今日は始業式にあたって、雲雀丘学園中学・高校はどういう学校を目指しているのかということをお話ししたいと思います。
  最近色々な方とお会いする機会が増えてきましたが、雲雀丘学園が随分注目され始めてきたように感じています。この日曜日(一昨日)高等学校のオープンスクールと入試説明会を開催したところ、400名を超える方にお越しいただきました。ほとんどの人の感想は„"きれいな校舎ですね〟〝生徒さん達が実に素直で礼儀正しくさわやかですね〟〝大いに好感が持てます〟というものでした。
  ところで、皆さんは〝雲雀丘学園はどういう学校ですか〟と聞かれたら、どのように答えますか?生徒同士が非常に仲が良い、生徒に対する面倒見が良い、環境に配慮した活動をしている等と答えるのではないかと思います。 しかし、私が素晴らしいと思うのは本校の校是です。私は、以前パナソニックという会社で35年間勤務してきましたが、この間に社会で活躍している人を数多く見てきました。この人達には共通点があります。
  一つ目は、高い志を持っているということです。この志というのは、お金儲けをしたいとか、有名になりたいといったものではありません。社会のために役立ちたい、人のために尽くしたいという強い気持ちです。
  二つ目は、自分なりの目標を達成するために、日々たゆまぬ努力を傾注しているということです。
  そして、三つ目は、日々自分のやってきたことを素直に反省しているということです。
これは、まさに本校の校是である「高志」「自律」「努力」です。5年前に、雲雀丘学園の校是を聞いた時に、この校是を実践することが、まさに〝社会で役立つ力を育てる〟ことであると思いました。
  今世界には69億の人が住んでいますが、このうち80%は、電気・ガス・水道のない家に住んでいます。また、日本でも今なお震災で避難所生活を送っている人もたくさんおられます。これからは、世の中のために役立つ仕事は、いくらでもあります。
  この雲雀丘学園での学校生活を通じて、皆さんの教室の前に掲げてある“高志・自律・努力”の校是をしっかりと身につけて下さい。そうすれば、必ず将来社会のために貢献できるようになると思います。それでは、本日も明るく、元気で、生き生きと楽しく学校生活を送りましょう。〟

2011年08月21日

第一回高等学校オープンスクール&入試説明会の開催

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8月21日(日)、朝から生憎小雨がパラつくぐずついた天候の下、本年第1回の高校オープンスクールと学校説明会を実施しました本日は9時半の受付開始の30分以上前から多くの生徒と保護者の方が来校されました。オープンスクールの参加者は約300名の生徒と約100名の付添いの保護者となりました。
  本日のオープンスクールは事前にホームページを通じて申し込みいただいた方を対象にA・B二つのグループに分かれて、国語、英語、数学、理科、社会の授業と高校新校舎の見学・クラブ体験をしていただきました。また、オープンスクールの前後には「60記念ホール」において、放送部員による『学校紹介DJ』を5回にわたって行ないました。
  また、昼食を挟んで、午後1時半からは学園講堂で入試説明会を実施し、保護者と生徒合わせて424名(310組)が参加されました。冒頭、私は簡単に自己紹介をした後、『社会で役立つ力を育てる』というテーマでパワーポイントを使って次のような説明をしました。
 ①「皆さんは7年後には社会人になるが、これから世界は人口が増え続けると共にグローバル化がますます進展しBRICs諸国を中心に大きく変わってくる。
②この一方で、IT・バイオ・エコ・ナノをはじめとする新技術が開発され、新しい仕事や仕組みが続々と創出されてくる。
③現在、学校改革に取り組んでいるが、この基本の考え方は〝学園創立の精神の体現〟であり、孝道(親孝行)の精神である。本校の目指しているのは、大学への進学だけを目的にするのではなく、人間力と学力を兼ね備えた社会で役立つ力を有する人材を育てるということである。
④人間力・人格を磨けば必ず学力は向上する。木に例えれば、根っこを育てることである。学校改革は今のところほぼ順調に推移してきており、生徒の学力も向上し進学実績も伸びてきている。この素晴らしい学習環境の下でより一層充実し藻に教育活動を推進していきたいと考えている。                                                        続いて、教頭と入試・広報部長から、改革の進捗状況や学校の概要、本年度の入試結果と来年度の入試にあたっての留意事項の説明を行ないました。
  本日は、雨のため屋外の運動クラブの紹介は十分できず、申し訳なく思っています。また、一方的な説明のため、お解りにくい点も多々あったのではないかと思います。
  本校では、いつでも入試の相談や学校見学・クラブ見学に応じていますし、ホームページを通じてさまざまな学校情報を提供しています。また、9月4日には文化祭を実施しますので、是非ご来校いただき生徒達の学校生活の様子をご確認ください。

2011年08月18日

カナダ研修後記~③全体の感想

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  カナダ研修に参加した生徒達には、研修を通じて経験したことや感じたことをレポートにまとめるように依頼していますが、私も夏期休暇を使って『東部カナダ研修旅行見聞録』としてまとめてみました。スケジュールに添って写真もとり入れたため、内容的にはかなり中身の濃いものになりました。思い出になると思いますので、できれば生徒達にも配布してあげようと考えています。この見聞録の最後に記述した簡単なまとめです。
 
  研修期間の大半がプリンス・エドワード島のシャーロットタウンでの滞在であったため、カナダの深いところまで知ることはできなかったが、全般の印象は次の通りである。
①国土が日本の27倍と広く、人口は4分の1ということもあり、とにかくゆったりとしている。
②歴史的にはまだ浅く若い国であり、エリザベスⅡ世女王を元首とするイギリス連邦の1自治国となっているが、イギリスの影は あまり感じられない。
③移民の国といわれるようにさまざまな民族が混在し、他民族国家になっている。イギリス、フランス系が主体であるが、4人に1人はアジア系他の民族であり、近年、特に中国人が急激に増えてきている。
④生活必需品(食料等)や居住費も水道・給湯・電気代込みで安いため、全般的に見て、生活しやすいという印象である。
⑤物品購入等については6%の連邦消費税と州税(州毎に異なる)が課されることになっており、トータルでは他の欧米諸国と同様、15%前後となっている。
⑥交通や通信、放送等のインフラはアメリカとほぼ共通になっているが、カナダとしての独自性を発揮しようとしている。経済的にもアメリカ依存度が徐々に低下し、最近はむしろカナダドルの方がアメリカドルよりも強くなってきている。
⑦多くの未開拓の地域が多いこと、地下資源等未開発の部分が残されていることから見ても今後大きな成長の可能性を秘めているように思われる。
⑧概ね日本人に対しても好意的であり、治安もアメリカ等に比べると悪くない。(大都市の状況がつかめていないのではっきりしたことは言えないが・・・)
⑨電力については豊富な水量を利用した水力発電が主体であるが、太陽光や風力の利用も進みつつある。また、ゴミの分別や省エネ等についての取り組みも積極的に導入されており、環境を大切にしていこうという考え方が浸透している。
⑩食べ物に関しては、量が多く味が濃い。それだけのカロリーを摂るためか、肥満体の人が多く見られる。
⑪トロント等の大都市では支援活動が続けられているように聞いているが、PEIにおいては、日本の原発事故についての質問を受けることはなく、関心は薄いように感じた。
⑫流行かも知れないが、気になるのは刺青を入れた人が目立つことであり、特に若い人の中にも数多く見られる。
  全般的に見て、カナダは世界の国の中でも暮らしてみたい国の一つであるのは間違いない。生徒達の中にも将来再びカナダに行く人が出てくるのではないかと思う。
  中学や高校という感受性の豊かな年頃に海外でのホームステイを通じて現地の人達と交流し、さまざまな異質な経験を積むことは、生徒達のこれからの人生に大きな影響を与えると思っている。短期間の研修のため、急速に語学力が伸長したということはないと思うが、この研修を契機として生徒達が一層成長してくれることを心から祈っている。

2011年08月11日

カナダ研修後記~②カナダの歴史

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       ≪カナダの国旗≫
  
  カナダの歴史を紐解いてみると、随分若い国であることが解る。
  カナダへの植民は1534年フランス人Jカルティエがセントローレンス湾に入り、セントローレンス川岸をフランスの植民地ニューフランスにしたのに始まる。また、カナダという国の名前は、この時、現地イロコイ族に「ここはどこか?」と尋ねると「カナタ」と答えたことにちなむ。つまり、原住民であったイロコイ語のカナタkanata 「小屋の集落」に由来しており、「村落」を意味している。この頃は、丁度日本では室町時代にあたり、ポルトガル人が種子島に鉄砲を伝えたり、フランシスコ・ザビエルが鹿児島に来て、キリスト教の布教を始めた時期にあたる。このような史実を見ても、ヨーロッパの諸国が競い合って、全世界に乗り出していたことが解る。そして、17~18世紀にかけては世界のいたるところで植民地争奪が行なわれるに至ったが、カナダにとって大きな転機となったのは七年戦争(1756年-1763年)である。これはヨーロッパにおいて、イギリスの財政支援を受けたプロイセンと、オーストリア・ロシア・フランス・スウェーデン・スペイン(1762年参戦)及びドイツ諸侯との間で行なわれた戦争であるが、これと並行して、イギリスとフランスの間では北アメリカ、インド、各大洋上で陸海に渡る戦いが繰り広げられた。そして、この戦いはイギリスの勝利で終結し、戦後のパリ条約(1763年)により、北アメリカ大陸のフランス植民地がイギリスに割譲され、イギリスの支配権が確立することになった。しかし、一方でイギリスは多額の負債にあえぐことになる。このため植民地への課税に訴えるが、これが仇となりアメリカ独立革命を引き起こし、南部分はアメリカ合衆国として独立することになり、この独立戦争でイギリス側についた人々の一部が北に移り住むことになる。そして、フランス系民族を蔑視しイギリス系に吸収・同化しようとするが、フランス系カナダ人はケベック州に自らを封鎖しフランスの言語・宗教・文化を保持し続けることになった。その後、1864年になって、イギリスの4植民地の指導者が中心となって連邦を結成し、1867年イギリス連邦カナダ自治領となった。これは奇しくも日本における大政奉還の年にあたっている。更に1931年外交自治権を獲得して完全な独立国となり、1982年新憲法を公布し、国権の最高機関を国会とし、イギリス君主は象徴とされ、今日に至っている。しかし、現在でもケベック州においては根強い独立運動が続けられている。

2011年08月10日

カナダ研修後記~①カナダの概要

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  生徒達には今回のカナダ研修にあたって、事前に色々なことを調べておくようにお願いしていたが、研修を終えた現時点で、カナダという国の概要についてまとめてみたい。
  
  カナダはイギリス連邦を構成する1自治国で、元首はエリザベス女王であり、10の自治州と3つの准州より成り立っている。しかし、国旗には他の自治国と異なりユニオンジャックがなく、カエデの葉と両端の赤いラインで構成されている。公用語は英語とフランス語、宗教は約8割がクリスチャンである。
  国土面積は997.1平方キロメーターでロシアに次いで世界第2位、日本の実に27倍もあり、アラスカ(アメリカ領)を除く北アメリカ大陸の北半分を占めている。北はコロンビア岬の北緯83度6分、南はエリー湖中のペレー島の北緯41度41分であるが、国土の大部分は山地や岩石、極地で人の住めない土地であり、開発された地域は国土の3分の1以下にすぎない。
  耕地や居住地は南のアメリカとの国境沿いや五大湖沿岸のベルト地帯の11%に集中している。人口は3387万人(2009年10月現在)で、日本の約4分の1である。また、移民の国という通称どおり、200を超える民族から形成されており、4人に1人はカナダ国外で生まれた移民一世である。
  気候的にはかなり厳しく、1月の平均気温が零度以上となるのは、バンクーバー付近のみであり、中部から北部にかけては広大な針葉樹林やツンドラ氷河地帯が広がっている。地形は西部太平洋のロッキー山系と東部大西洋のアパラチア山系の両者にはさまれた広大な地域で耕地・平原・低地の3地域に大別されている。
  有名な五大湖にしても、日本の面積の80%がすっぽりと入ってしまう大きさであり、オンタリオ湖ひとつとってみても、琵琶湖の実に30倍近い大きさであるから湖というよりは大海という表現の方がぴったりするようである。
  産業・経済面を見ると、植民の初期はタイガでの毛皮獣の捕獲および毛皮の取引が主であったが、その後鉱物資源や林産資源の開発、農業開発が進んだ。南部のプレリー地帯の小麦栽培と畜産、金銀銅ニッケル・ウランなどの鉱物、アルバータ州を中心とする石油天然ガス、東部や西部の林業・漁業も重要である。五大湖からセントローレンス川岸を中心に食品加工・石油精製・自動車・パルプ・製鉄・鉄鉱・機械・鉄道車輌、ハイテク関連などの工業も盛んで、実に輸出額の3分の2、GNPの3分の1を占めている。また、近年、石油価格の高騰に伴い、オイル・シェールやオイルサンド等の開発も進んで、きており、オーストラリアやブラジルと共に世界有数の資源国として世界から注目を集めている。
  

2011年08月09日

最終の宿泊地ハリファックスから日本へ

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  8月7日(日)、8時にスタディー・アブロード教室前に全員が集合する。各ホストファミリーが生徒を送ってきて、それぞれ抱き合って別れを惜しんでいる姿が印象的であった。
  その後、シャーロットタウンとの別れを惜しみつつ、ワレンさんの運転するバスでゲートウェイビレッジに向かう。ヘレン夫妻が二人の子どもさんを連れてここまで見送りに来てくれている。ヘレンさんの知り合いの近くのお土産店で赤毛のアンの衣装で記念写真を撮りしばらく休憩する。その後、コンフェデレーションブリッジを通って、ノヴァ・スコシア州に入る。この橋は全長12.9キロメートル、橋が完成するまではフェリーで45分もかかっていたが、今は車で12分と大幅に短縮されたとのことである。
  最終の宿泊地のハリファックスと日本とは時差が12時間ということになるため、丁度午前と午後が逆になる。ホテルに荷物を置いた後、徒歩で市内観光する。ここでの目玉はハリファックス・シタデルと大西洋海洋博物館である。ハリファックスの街を四方に見渡す小高い丘に立てられたこの要塞がイギリスによって建造されたのは1749年。当初はケベックから攻め込むフランス軍に対抗して建てられたが、1856年にはアメリカ軍からの攻撃に備えて現存する星形の城塞が造られたようだ。ここでは正午に大砲を撃つ儀式(noon gun ceremony) が1857年からクリスマスの日を除いて毎日、実に150年以上も続いている。城塞の内部には軍とシタデルの歴史を物語る兵器をはじめとするさまざまな品物が展示されている。その後に訪れた州立の太平洋海洋博物館には、難破船や海軍、ハリファックス大爆発の写真、タイタニック号の遺留品、多くの船の模型等が展示されている。またこの博物館の周りには、世界各地から集まった大道芸人達がそれぞれ自慢の芸を披露している。その後、ホテルに帰って、バイキング方式の夕食をとり、荷物をしっかり詰め込みできるだけ早く就寝するように伝える。
  8日(月)、6時半にバイキング方式の朝食を摂る。事前に伝えた時間に遅れた生徒が何人かいたが、7時半過ぎに空港に向けてスタート、搭乗手続きを終えた後、約50分遅れで、約2時間かけてトロントに向けて出発する。お蔭で、トロントでの自由時間が少なくなったが、国際線に乗り換え、14時20分に成田に向けて飛び立つ。飛行時間は約12時間強であるが、トロントと日本の時差は13時間あるため、途中で日付変更線を越え、9日(火)15時10 分に成田に到着。更に国内線に乗り継ぎ、19時10分に出迎えの家族や先生の待つ伊丹空港に戻ってきた。ここで、解団式を行なった後、生徒達はそれぞれの家庭に帰っていった。今日は、各家庭でカナダの話に花が咲くことになることであろう。

2011年08月07日

研修の終了にあたって

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  8月6日(金)、この日が実質的に研修の最終日ということになる。午前中は通常通りの授業が行なわれる。11時に州知事が来訪され、色々とお話しする。
  昼食後はバスで「ディープ・シー・フィッシング」に出かける。昨年まではヒッポボート・ライドと2つのコースに分かれていたが、今年は全員がフィッシングの希望ということになった。3年前はほとんど釣れなかったが、昨年は入れ食い状態でかなりの大物が釣れたとの事。2艘に分乗して沖に出たが、波が高かったせいか船酔いする者が続出し、残念ながら途中で切り上げることにした。それでも、魚群探知機で魚のいる場所を探索していただいたこともあって、平均すると1人1匹以上釣り上げることができたようだ。
 5時からは研修の終了式が開かれたが、多くのホストファミリーだけではなく、赤毛のアンの俳優も飛び入り参加し、一人ひとりに修了書と記念品を渡してくれたため、場は大いに盛り上がった。その後、雲雀丘学園の歌を歌い、最後に私が学校を代表してお礼のスピーチを行なった。これで1週間にわたる研修はすべて終了し、明日はホストファミリーと最後の一日を過ごすことになる。しっかりとプリンス・エドワード島の思い出を胸に刻み込んで欲しいと思っている。

2011年08月06日

プリンス・エドワード島での思い出

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  8月4日(木)、朝は気温が低く雲が立ち込めており、今にも雨が降り出しそうな天候。午前中は通常通りの英語のレッスンであるが、クラス毎にプリンス・エドワード島での思い出のまとめと午後のアクティビティーである乗馬に備えた説明が行なわれた。
  生徒達は2つのグループに分かれて話し合いながら、大きな紙に町の風景やホストファミリーの写真等を貼り付け、文字や絵を書き加えていた。
  昼にはケベック州や日本の九州から来ている生徒達と合同のロブスター・ランチパーティーが開かれた。一人ひとりの皿に20㎝を超えるロブスターが盛り付けられ、生徒達はあまりの大きさに驚いている様子であった。最初は気味悪く感じていた人もいたようだが、食べると日本の伊勢海老よりも濃厚な味が口いっぱいに広がり、「美味しい 美味しい」と言いながら豪華な昼食を楽しんでいたようだ。
  幸運なことに、午後からは心配していた天気もすっかり回復したため、アレンさんの運転するバスで移動し、本日の野外アクティビティーのビーチ遊びと乗馬体験を行なった。カベンディッシュ・ビーチでは生徒達は裸足になって波打ち際で元気に走り、水温が16度にもかかわらず海に飛び込む生徒もいて大いに海を満喫したようだ。また、乗馬は初めてという生徒もいたが、全員が注意を守って一列縦隊で馬の背で揺られながら牧場の周囲を楽しく闊歩し、乗馬体験も概ね問題なく終えることができた。
  時間の経つのは早いもので、プリンス・エドワード島での生活も残り少なくなってきた。生徒達がさまざまな体験を通じて充実した思い出に残る研修にしてくれることを心より願っている。

2011年08月05日

赤毛のアンAnne of Green Gable

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  8月3日(水)、研修3日目になり、生徒達も少しずつペースがつかめてきたようである。
本日の午前中のプログラムは、英語のレッスンと並行してアイスクリーム作りとアイスクリーム・ソングの練習である。このアイスクリーム作りは赤毛のアンの物語の中に出てくる一場面であり、生徒達はアイスクリーム・ソングを聞きながら牛乳や砂糖、塩、バニラ、練乳、氷等のさまざまな材料を使ってアイスクリーム作りを行なった。出来上がったアイスクリームはソフトクリームのような食感であり、全員で美味しくいただいた。
  午後からは、ミュージカル「赤毛のアン」の鑑賞を行なった。毎年雲雀丘の研修生に対しては、特別扱いで前列の良い席を用意していただいているため迫力満点である。すべて英語なので生徒達にとっては十分に理解できるかどうか心配していたが、事前に日本語のビデオを見ていたり、本を読んでいる生徒も多く、十分堪能したようだ。また公演後、舞台裏を見せていただいたが、出演者全員が出迎えてくれ、生徒達は一緒に写真を撮ってもらって大いに感動していた。

  この『赤毛のアンAnne of Green Gables』は、プリンス・エドワード島で生まれたルーシー・モード・モンゴメリが自分自身の少女時代と重ね合わせて書き上げた物語で、1908年の初版発売以来、30カ国以上で翻訳され、世界中で親しまれるようになってきている。丁度前回訪問した3年前は記念すべき発刊100周年にあたっていたため、プリンス・エドワード・アイランド州として記念切手や記念コインを発行する等の企画がなされていたが、今回は特別の催しはないようである。
  モンゴメリは海沿いの農業を中心としたキャベンディッシュで幼年期、少女時代、青春時代、結婚後と島を離れてトロントに移るまで実に30年以上もこの島で過ごしていた。従って、アンが暮らす村のモデルになったキャベンディッシュ周辺には物語で描写された場所が何ヶ所も存在している。例えば、アンが孤児院から引き取られ、少女時代をすごした赤毛のアンのモデルとなった『グリーン・ゲイブルズ』には、モンゴメリは度々訪れていたし、元はモンゴメリのおばさんの家で現在もキャンベル家の人たちが暮らしているグリーン・ゲイブルズ博物館は、彼女の大のお気に入りで祖母の死後3ヵ月はここで過ごし、1911年には一階の客間でユーアン・マクドナルド牧師と結婚式をあげたことでも知られている。また、母が結核で亡くなり、祖父母に引き取られるまでの1年9ヵ月を過ごしたモンゴメリの生家やお墓もある。このようにモンゴメリーにとって、プリンス・エドワード島は精神的な故郷の地になっており、彼女の書いた20冊の小説のうち1冊を除いてはすべてこの島が舞台になっている。
  現存している実際の建物の見学やミュージカルの鑑賞を通じて赤毛のアンの物語の足跡を辿っていくのも実に味わい深いものがあるようだ。

2011年08月04日

サッカー・ゲームとグリーン・ゲイブルズへの訪問

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  8月2日(火)、昨日にひき続いて9時から2つのクラスに分かれて英語の授業が始まった。2年生と3年生を一緒にしてクラス分けをしたが、授業の内容が理解できず、必死になってついていこうとしている生徒も見受けられる。今回の研修プログラムは、概ね午前中が教室での授業、午後からはさまざまなアクティビティーという形式になっているが、本日に限っては1時間目終了後、地元の生徒のサッカーチームとの交流を行なうことになった。地元の生徒達は20名、本校の生徒は26名、総勢46名が4チームに分かれて、2つのグランドでそれぞれ試合を行なった。本校の生徒の中にはサッカー部員もおり、かなり盛り上がった試合になったようだ。そして試合後は一人ひとりにシャーロット・タウンの記念バッジをいただき、和やかなうちに交流会は終了した。
  その後、バスの中で昼食をとりながら、グリーンゲイブルズハウスを訪問する。これは赤毛のアンの家と呼ばれており、アンが孤児院から引き取られ、少女時代を過ごした「グリーン・ゲイブルズ」のモデルになった所である。家の周辺には、恋人の小径やお化けの森があり、アン・マリラ・マシュウの部屋、ダイニングルーム、パントリー等が当時のまま残されている。また、モンゴメリと夫のマクドナルドのお墓や郵便局の見学も行ない、ここで生徒達はそれぞれ日本へ葉書を送っていた。生徒達にとっては、海外での慣れないホームステイでの生活だが、つたない英語を駆使しながらコミュニケーションを活発に行なっており、心配はなさそうである。

2011年08月03日

シャーロットタウンの概要

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  8月1日(月)朝、生徒たちはホームステイファミリーに送られて、元気に研修センターに到着し、早速研修がスタートしました。原則として、教室では日本語は使わないことになっているため、身振り手振りをまじえて必死に対話している姿は実にほほえましく感じられる。
  ホストファミリーによる手作りの昼食をとった後、午後からは市内探索(オリエンテーリング)に出かけた。
  今回生徒達がホームステイと語学研修を行なうシャーロットタウンはプリンス・エドワード・アイランド州の州都で島内の拠点となっている。 海抜 49メートルの周囲を海で囲まれたこの町は、人口わずか3万5千人強であるが、近年アジア系の住民の数が増加してきているようだ。特に、中国人の姿がよく見られる。
  この町の歴史を紐解くとイギリスがフランスに代わって覇権を握った1763年に、時のイギリス国王ジョージ3世の王妃シャーロットに因んで名付けられたが、両国間で永年にわたる確執が続いたようである。その後1864年にイギリス系の植民地から代表者が集まり、カナダ連邦成立に向けた討議、いわゆる最初の建国会議が開かれた『カナダ連邦発祥の地』としても有名である。 街を散策すると、ブロビンズ・ハウスやピークス・ワーク等当時を偲ぶ建物が今でも数多く残っている。3年前からの印象では、すべてのものが整備され、店舗の数も増えてきているように感じる。
  一方新しく建設されたグリーンハウスは、雨水の利用やソーラー発電が取り入れられている。このように環境に配慮された新旧の建物が見事に調和し、美しい街並みを形作っている。生徒達のホームステイ先は概して敷地が広く緑の芝生に囲まれている家が多いようである。 一口で言うと〝時間がゆったりと流れる心温まる優しい小さな町〟ということになるようだ。
  この町にはバスなどの公共交通機関がないためにホストファミリーが学校の送り迎えをしてくれることになっている。また、街では知らない人でも気さくに挨拶をかわしてくる。安全や衛生面でもほとんど心配する必要がなく、生徒達のホームステイ先としては、本当に適したところのように思われる。

2011年08月02日

プリンス・エドワード島に到着 

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  7月31日(日)5時半(日本時間18時半)にモーニングコール、6時30分に専用バスで空港に向かう。機体の整備遅れのため、予定時間を約1時間オーバーして10時にシャーロットタウンに向けて出発した。そして、12時過ぎにこの研修旅行の中心となるホームステイと語学研修を行なうプリンス・エドワード島に到着した。トロントとの時差が1時間あるため、丁度日本とは12時間遅れとなり、完全に昼と夜が入れ替わることになる。
  空港にはヘレンさんやアレンさん他多数のスタッフの皆さんが出迎えに来てくれていた。アレンさんの運転で空港から約20分で、スタディー・アブロードの教室に着く。その後、ピザの昼食を取った後、早速オリエンテーションが開催された。生徒達は昨日までの観光気分はすっかり影をひそめ緊張気味である。研修のスケジュールやシャーロットタウンの説明が終わる頃、ホストファミリーが次々と集合し、お互いに紹介された後それぞれの家に向かっていった。いよいよ明日からは本格的な語学研修のスタートである。

  今回の宿泊地であるプリンス・エドワード島は セントローレンス湾に浮かぶちいさな島で、面積は四国の愛媛県ほどである。先住民族であるミックマック族からは「アベグウェイト(波の上の揺りかご)」と呼ばれていたようである。歴史を紐解くと、1543年にフランスの探検家であるジャック・カルティエによって発見され、アカディアの一部としてのフランス領時代には「サンジャン島」と呼ばれていたが、その後英仏間の7年戦争でイギリスが、この島を占領し「セント・ジョン島」と呼ばれていた。この時代にはアカディア人の大規模追放がなされるなどの民族間対立もあったようである。更に1798年、ジョージ3世の第4王子で当時ハリファックスに駐在していたケント公エドワードに因んで『プリンス・エドワード島』と呼ばれるようになり、今日に至っている。
  また、この島が属するプリンス・エドワード・アイランド州は、面積が5660平方キロメートル、人口は約14万人でカナダの州の中では最小である。主要な産業はロブスター漁とジャガイモの生産、それに赤毛のアンの発祥の地としての観光業である。住民は都会のような忙しい時間を持たず、ゆったりと過ごしているようである。

2011年07月31日

ナイアガラの滝

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  7月30日(土)、6時30分にモーニングコール、7時30分から朝食ということであったが、生徒達は7時過ぎにはロビーに集合している。時間を繰り上げてバイキング方式のフルカナディアンバフェの食事を摂る。メニューはパン、フルーツ、ヨーグルト、果物、野菜等と実に豊富であり、生徒達は久しぶりの本格的な食事のためか食欲も旺盛である。昨晩は夜遅くまで騒いでいたようで、別の宿泊客から苦情が寄せられた。早速注意するが、その時になるとなかなか自制がきかないようである。8時半に専用バスでホテルを出発。バスは日本と異なり左右の座席が交互にずらしてあり、乗り降りしやすい構造になっている。また、車はアメリカと同じ右側通行で右ハンドルになっている。土曜日で道路が空いていたせいか、予定より早く10時過ぎにナイアガラ・フォールズに到着する。
  世界最大の水量を誇るナイアガラの滝は南米のイグアス、アフリカのビクトリアと並ぶ世界3大瀑布の一つであり、壮大さは驚くばかりである。日本では那智の滝が有名であるが、ナイアガラ滝と比べるととても滝と呼べるものではない。ナイアガラの語源はネイティブ・カナディアンが呼んでいたニアガル(雷轟く水)である。
  ナイアガラの滝が誕生したのは1万2千年前と言われている。氷河が溶けて多くの大地が海に沈んだが、その際一部が大きな湖の形で残り、ここに大量のロッキー山脈の雪解け水が3000kmの長い旅の後流れ込み、スペリオル湖・ミシガン湖・ヒューロン湖を経て、オンタリオ湖に注ぎ込み五大湖が形成されるに至る。
  ところが、エリー湖とオンタリオ湖の間には約100mの高低差があるため、水が流れ落ちるナイアガラ大瀑布となったとのことである。大量の水のため、滝は平均して年間3mずつ後退していたらしいが、今は人工的に水量を調整することにより、3cmの後退にとどまっている。もし水量調整が行われなかったなら、アメリカ滝は消滅してしまうだろうとも言われている。また、この100mの高低差のため、ナイアガラの急斜面においては湖から湿った温暖な空気に包まれ、逆に西からの寒風は丁度上を吹き抜ける形になるため、果物の生産にとってこの上ない好条件となっている。このため、洋梨・葡萄・ブルーベリー・桃等豊富な果物の産地となっており、特に葡萄の生産量は国内の85%を占めるに至っている。
  ここでの最大のイベントは〝霧の乙女号〟「Maid of the Mist」による船上からの滝壺体験である。滝の真下まで近づくため、水しぶきが凄いため、頭の上から青いレインコートをスッポリとかぶり出発する。以前はこの青いレインコートではなく、何人もが代わる代わる着ていたため、あまりにも汗の匂いが臭くて不浄であったため、持ち帰っても良いという事にして、薄手のコートに変えたそうだ。また持ち帰らない人については回収箱が設けられており、すべてリサイクルされている。準備が完了し、いよいよ霧の乙女号は滝に向かって出発する。まず正面のアメリカ滝の前を通り過ぎる。物凄い水しぶきである。アメリカ滝よりもカナダ滝の方が滝の真下に入ることになる。滝にどんどん近づくにつれて、水しぶきは激しくなってくる。しぶき(飛沫)といった生やさしいものではなく、極端な言い方をすれば、頭の上からバケツで水をぶっ掛けられているという表現があてはまる。船は落ちてくる水の勢いで左右に大きく揺れ、船内は大騒ぎである。このような体験は他では得られないだろう。
ナイアガラ・フォールズの見学の後、滝の近くにあるプラネット・ハリウッドで特大のチーズバーガーによる昼食を摂る。これでも昨年の反省から、今年は少し小さ目にしたとのことである。食後、明治時代から開かれているという「斉藤」というお土産屋さんに立ち寄る。生徒達は早速色々な物を買い求めている。武田喜一郎店長の話によると、航空機の燃料高と円安(カナダドルに対する)の影響で日本からの観光客は減少しているとのことである。生徒達には事前に、お土産を買う機会はいくらでもあるから荷物を増やさないようにと伝えていたが、そのアドバイスはほとんど受け入れられず多くの品物を買っていたようだ。

2011年07月30日

最初の訪問地トロント

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  7月29日(金)、17時45分に成田を飛び立って、約11時間半のフライトで、トロントに到着し、全員元気でカナダでの第一歩を踏み出すことになった。ここで戸惑うのが、日本との時差である。通常であれば、既に30日になっているはずであるが、日本とトロントは13時間(現在はサマータイム)の時差があるため、時間が1時間逆戻りすることになる。無事、入国手続きと通関を済ませ、ホテルのシャトルバスで、ホテルに向かい、夜食をとる。
  ここで最初の訪問地であるトロントについて紹介したい。カナダには10の自治州があるが、オンタリオ州の州都であり、人口550万人を有するカナダ最大の都市がトロントである。トロントの歴史は白子人が最初にこの地に到着した1615年まで遡る。フランス人サミュエル・ド・シャンプランの探検隊が最初とのことである。〝トロント〟とはインディアンの言葉で「人が会う場所」を意味しており、街の南には五大湖の一つであるオンタリオ湖があり、対岸はアメリカのニューヨーク州である。
  1759年までトロントはフランス軍が砦を構える要塞であったが、インディアンが暮らしている土地であったため、フランス軍はインディアンと交渉し、170ポンドと140樽のメリケン粉と少々の斧で、この地を手に入れた。その後1759年、英仏間の7年戦争の結果、フランスはアメリカ大陸の領土をすべてイギリスに明け渡し、これに伴いトロントも英領の一部になった。
  トロントに本格的な町づくりの計画がもたらされたのは1793年である。当時カナダ総督のドーチェスター卿はアッパーカナダ(現在のオンタリオ州)の首都ナイアガラ・オン・ザ・レイクが米国に近すぎるため、オンタリオ湖岸に新都の建設を考え、英国王ジョージⅢの第2子フレデリック・ヨーク公の名にちなみヨークヴィルと命名した。その後、1812年の米英戦争でヨークヴィルは全焼。それからの本格的な復興はイギリスからの新移民の到着を待つことになり、1830年代半ばにもとの名前トロントに改称された。
  19世紀の終わりにトロントはカナダの商工業の中心として大きく発展し、1830年代にはわずか1万人だった人口も1901年には20万人を数えるまでになり、カナダ政府の積極的な移民政策により1941年以降世界中から移民が集まり始めた。今では移民の数は人口のほぼ半数を占めている。町を歩いていても肌の色・目の色・髪の色、背丈等全く異なる人達が混在しており、人間のるつぼという感が強い。最近では中華系移民が激増してきており、国際色豊かな世界屈指の多民族都市に変貌してきているようだ。


2011年07月29日

カナダ研修のスタート

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                ≪大阪空港にて≫   

  7月29日(金)、11時30分、今回の『カナダ東部研修旅行』に参加する26名の生徒と付き添いの先生、添乗していただく旅行代理店マイ・ツァーズの熊代社長の合計29名が大阪(伊丹)国際空港に集合しました。海外旅行は初めてということで、多少緊張している生徒も見受けられました。その後、搭乗手続きをすませ、多くの保護者の皆さんに見送られ、14時35分の国内線で成田空港へ向い、17時45分発のエア・カナダ(AC-002便)で、空路カナダ最大の都市であるトロントに向けて出発しました。  私がこの研修に同行するのは、今回が2回目ですが、3年前は関西国際新空港から一旦バンクーバーに向い、乗り換えてトロントへ着くという行程でした。また、昨年は成田までの直行便が取れず、羽田からバスで成田に向いました。しかし、今回は幸運なことに羽田での乗り換えもなく、成田からトロントまでの直行便を確保することができたため、カナダ国内での乗り継ぎの必要がなくなりました。
  このカナダ研修は、できるだけ早い時期に海外での生活を体験させ、国際感覚を身につけさせようという狙いで平成14年8月からスタートしましたが、これまで、この研修に参加した生徒達は多民族国家であるカナダの社会生活、歴史、文化、自然に接するという体験を通じて、大いに触発され、高校進学後も良きリーダーとして大きく成長してきています。
  研修旅行の中心は、赤毛のアンで有名なプリンス・エドワード島のシャーロットタウンにおける7泊8日のホームステイと語学研修ですが、カナダ東部を中心にナイアガラの滝やトロントを訪れることになっています。短い期間ですが、この研修を通じて生徒達が大きく成長してくれることを期待しています。
  なお、研修旅行における生徒達の活動状況はできるだけ迅速にお伝えしたいと思っています。

2011年07月27日

強い意志力を身につける

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  夏休みに入り、一週間が経過しましたが、生徒達はそれぞれ学校行事、部活動、学習と忙しい毎日を送っています。そのため今日も学校には多くの生徒が登校し、先生方も出勤しています。学習面については、各学年で最も効果の上がるやり方を考えて実施しており、高校1年は強化勉強会、高校2年は勉強合宿を既に実施しました。また、今週月曜日からは、中学2年を除く全学年が夏期講習をスタートさせ、林間学舎に行っていた中学2年も本日から講習を開始しました。
  特に高校3年については、この夏休みの過ごし方で志望校に入学できるかどうかが決まるということもあって、この夏期講習以外にも、古典文法の集中講義や地理学習会といった講座も開講しています。そして、これらを積極的に受講する生徒も増えてきているようです。
  このような状況は以前の本校では考えられなかったことですが、学力の向上をはかるには、学習の量を増やし、質を高めることが不可欠です。これはスポーツ界で一流といわれる人が、例外なく血の滲むような努力をしていることでも分かります。
  本来、勉強というのは〝やらされるものではなく、自らやる〟ものですが、そのためには強い意志力が必要です。この力が弱いと、すぐに諦めてしまったり、挫折してしまうことになりがちです。私は受験勉強の意義は、学力を高めるというだけではなく、この経験を通じて〝強い意志を身につけることである〟と思っています。言い換えると、人生における大きな節づくりの機会であり、これが将来社会で役立つ力に繋がるのです。自分なりの目標を持って、日々の努力を継続して欲しいものです。

2011年07月25日

夏期休業中の課題

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            ≪カナダの国旗≫   

  今週の金曜日(7月29日)から8月9日までの12日間、中学1年生と2年生の希望者26名が伊丹国際空港からカナダ東部夏季研修旅行へ出発しますが、今回は私も同行することになりました。
  夏期休業に入る前に課題を整理すると、大小取り混ぜて多くの懸案事項のあることが判明しました。このような状況の中で、約半月間にわたってカナダ東部研修旅行に付き添うことになるため、暑中見舞いやお礼状、スケジュールの調整、資料のまとめ、事務処理等比較的簡単なものについては、これまでに極力処理するようにしてきましたが、大きなものは帰国後の休暇を使って処理することになりそうです。現在、研修旅行の準備はほとんどできていませんが、幸い3年前に同行しているということで、現地の様子が分かっているため、持参するものも最小限にとどめるつもりです。
  気がかりなのは、カナダ研修旅行中の校長通信の扱いです。これまで〝例外をつくらない〟ということで毎日掲載を続けていますが、うまく送信できないケースも考えられるため、これから出発までの数日間を利用して、予備の内容を登録していくことにしました。
  短い期間ではありますが、生徒達にとっては大変貴重な経験になりますので、研修の成果があがるように個別指導もしっかりと行なっていきたいと思っています。また、私自身も、世界が大きく変化している中で、3年前に比べてカナダがどのように変わってきているのか、カナダでは福島原発の事故がどのように受け止められているのか、といったことも掴んできたいと考えています。

2011年07月22日

林間学舎に出発

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  7月22日(金)、中学2年生が定刻前に校庭に集合しました。部活動で途中から参加する生徒を含めて、全員が参加するとのことです。この行事のスタートにあたって、私から〝将来、社会で活躍するためにはチームワークが大切であり、この林間学舎を通じて、集団で行動することを身につけて欲しい〟という話しをしました。その後、生徒達は4台のバスで2泊3日の大山での林間学舎に出発しました。
  本校では、中学生時代に同じ学年の仲間と寝食をはじめとする集団生活を共にすることにより、人間的な成長をはかることを狙いとして、平成6年度から各学年に宿泊行事を行なうことにし、この考え方に立って、中学2年では大山登山を柱とする林間学舎を実施することになりました。
  その後、平成20年に環境教育を導入するにあたり、宿泊行事との連携を基本の方針にすることとし、さまざまな案を模索していたところ、実にタイミングよく奥大山にサントリーの水工場が建設されることになったのです。そのため早速、5月にこの工場を訪問し、お願いしたところ、快く引き受けていただき、林間学舎のプログラムの中に加えてもらうことになりました。
  早いもので、今年で4年目になりますが、今回もサントリーの水工場の見学、ブナやナラの植林を行なう等の環境活動に参画することになっています。私も昨年、先輩達が植えた木が大きく成長している姿を見て感動しましたが、この活動を続けることによって、何年か先には〝雲雀の森〟になることを期待しています。
  そして、この林間学舎のメインは、中国山脈の最高峰である標高1709メートルの大山登山です。ホテルは標高800メートルの位置にあるため、垂直距離で約900メートル、3.2キロメートルの道のりを往復で約6時間かけて登下山することになります。生徒達にとってはいずれも初めての経験ですが、果敢にチャレンジし、達成感を味わって欲しいと思っています。


2011年07月21日

夏期休業個人懇談始まる

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  夏期休業に入って、保護者個人懇談が始まりました。本校では例年、この時期に保護者の方々とクラス担任が子どもさんの学校生活や学業成績、部活動等について話し合いの場を持つことにしていますが、この懇談も3学期制に変更したことによって、メリハリが出てきたようです。
  以前は授業時間を確保するということで、2学期制を採用していましたが、これでは夏期休業に入る前に成績が出ていないということになります。一方で、個人懇談を終業式の前に実施していたため、夏期休業に入る前の数日間はどちらかと言うと締りのない期間になっていました。この移行措置によって、保護者にとっても、はっきりと成績が示されるため、課題が明らかになってきています。
  本日も朝から多くの保護者の方がやや緊張した面持ちで次々と来校されました。懇談場所はクラス毎に決められていますが、中学生の保護者の皆さんは校長室の前の廊下を通って懇談の部屋に行かれるため、私もできるだけ声をかけさせていただき、何人かの方とお話しさせていただきました。特に中学1年生の保護者にとっては、入学して最初の懇談です。中学生になって、初めて電車で通うようになり、英語をはじめ新しい授業が始まり、多くの地域から来る生徒達との学校生活がスタートする等、環境が大きく変化しています。そのため保護者にとっては、心配されることが多いと思います。
  懇談終了後は、多くの保護者の方のホッとされている様子が窺い知れました。皆さんからは「学校に行くのが楽しいと言っています」「最近体力がついてきたようです」「学校のことをよく話してくれます」「仲の良い友達もできたようです」「クラブに入って頑張っているようです」といった答えに混じって「勉強しなくて困っています」「だんだん親の言うことを聞かなくなってきました」「きっちりした目標が見つけられないようです」という声も返ってきました。
  私は「中学や高校で身に付けておかなければならないのは、良い生活習慣です。まず人間としての基盤となるものをしっかりと身につけさせることが大切です」また「反抗期というのは、成長していくためのステップですから大きな気持ちで受け止めてあげて下さい」ということを伝えました。子ども達はこの中学・高校時代で、心も体も大きく成長していきます。
  本校の基本の考え方は、家庭と学校が連携して子どもを育てていくという『共育』です。夏休み期間中、ご家庭での指導を宜しくお願いします。

2011年07月19日

1学期の終業式にあたって

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    マイク放送による終業式

  7月19日(火)、台風6号に伴う暴風警報が発令されたため、授業を午前中で切り上げ、午後1時15分からマイク放送での終業式を行ないました。
  〝明日は、午前中授業の後、終業式を行なう予定をしていましたが、大型の台風が近づいてきており、先程暴風警報が発令されました。現状の見通しでは明日解除される可能性が少ないため、これから繰り上げて1学期の終業式を行ないます。
  皆さんはそれぞれどのように夏休みを過ごすかという計画を持っていると思いますが、終業式にあたって私から皆さんに是非、心がけて欲しい三つのことをお話します。
  まず、一つ目は〝 皆さんにとって「思い出に残る夏休み」にして欲しい〟ということです。良い思い出は「いかに大きな感動をしたか」によって作られます。多くの感動をすることが充実した人生につながっていきます。そして、大きな感動というものは懸命に努力して目標を達成した時に生まれるのです。皆さんは、女子サッカーの『なでしこジャパン』の選手の感動溢れる姿を見たことでしょう。今、本校には高校3年生から中学1年生と6つの学年がありますが、学校生活において、それぞれの学年での夏休みは一回きりです。皆さんが大きくなって振り返った時、勉強でもスポーツでも旅行でも何でもいいから〝あの夏休みにはこれをやった〟と胸を張って言えるようにしてください。そして、この夏休みに素晴らしい思い出を作ってください。
  二つ目は〝雲雀丘学園の生徒としての自覚と誇りを持って行動して欲しい〟ということです。皆さん一人ひとりが雲雀丘学園を代表しているのです。そして、皆さん一人ひとりの行動が雲雀丘学園の評判を高めることにも落とすことにもなるのです。どうかTPOつまり時と場所と場面をわきまえて、行動してください。
  三つ目は〝健康にはくれぐれも留意し、規則正しい生活を送って欲しい〟ということです。休みが続くと、どうしても夜更かしをしたり、食生活が乱れがちになります。夏休みにこういう状態に陥ると、もなかなか元に戻すことはできません。力強く2学期をスタートするためにも、是非このことをしっかりと守ってください。
  最後に、私からクラス特別表彰を行ないます。本校には全部で34のクラスがありますが、4月から今日まで「遅刻が少ないというクラス」があります。中1Cと中2Aです。また、「全員協力のもと掃除が行き届いており教室が美しいクラス」があります。中1C、中2C、中2D、高2Cの4クラスです。更に「バッヂをしっかりとつけているというクラス」があります。中2Dと高2Dです。素晴らしいですね。いずれも簡単なことですが、やり続けるということが大切です。
今日は、表彰状の読み上げは行ないませんが、これらのクラスには更に元気でこれからも頑張って欲しいという意味を込め、副賞として熱中飴とブドウ糖飴をお贈りします。どうかこれらのクラスの皆さんに暖かい拍手を送ってあげてください。そして、2学期は全クラスが表彰を受けるようになって欲しいと思っています。
  それでは皆さん、今日は気をつけて下校してください。そして、充実した夏休みを過ごし8月23日には成長した元気な姿を見せてください。〟
  
  この後、生徒達はホームルームで、夏休み中の予定についての説明を受けた後、下校しました。また、この決定については、2年前に導入した緊急連絡網により、直ちに保護者に連絡しましたので、安心していただけたのではないかと思っています。

2011年07月17日

平成23年度 第1回中学校説明会&オープンスクールの開催

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   放送部による学校紹介DJ            中学校説明会P1020962.jpg P1020979.jpg
     授業体験(数学)             クラブ体験(水泳部)
  7月17日(日)、本年第1回の中学入試説明会とオープンスクールを開催しました。オープンスクールの参加者は事前にインターネットを通じて申し込みいただくことになっていますが、昨年の216名に対して申し込みが大幅に増えたため、2つのグループに分けて実施することにしました。本日は日曜日ということもあって、受付開始の9時半前から多くの生徒と保護者が来校され、最終の参加者は339名(当日欠席者を除く)になりました。その後Aグループは体験授業、Bグループはクラブ体験を行ない、途中で入れ替えることにしました。体験授業は国語、英語、数学、理科、社会、家庭、技術、美術の8教科で、参加者はそれぞれの教室に分かれて通常とは一味違う内容の授業を受けていただきました。また、クラブ体験は運動部11部、文化部9部の20のクラブで実施しました。また、本校の生徒達も朝早くから登校して体験授業やクラブ体験の手伝いをしてくれました。嬉しいことに、年々、後輩を暖かく迎えたいという気持ちの生徒達が増え、自主的に参加してくれるようになってきています。来校された皆さんからも生徒達の挨拶、言葉遣いや対応について好感を持っていただいたのではないかと思っています。
  また、これと並行して、10時から開催した入試説明会には、476名(資料383部)が参加されました。昨年が370名(305部)ですから、これも大きく増加することになりました。最初に私から「社会で役立つ力を育てる」というテーマで話しをし、続いて学校生活を紹介した手作りのDVDを見ていただいた後、教頭、入試広報部長から本校が取り組んでいる学校改革についての基本の考え方や進捗状況、教育活動の概要、来年度の入試にあたっての留意すべき点等について説明しました。約1時間半の説明会でしたが、終了後には、多くの保護者の方から個別の相談をお受けしました。
  中学入試はよく『親の入試』であるとも言われますが、学校を選ぶにあたっては必ず自ら足を運び自分の目で確かめるという姿勢が大切であると思います。 本校においては学校説明会、体験授業等を今後何回かに分けて実施する予定ですが、入試の相談、授業参観、部活動見学等については、常に受け入れを行なっていますので、事前にご連絡の上ご来校くださいますようお願いします。また、このホームページを通じて引き続き本校の教育活動の状況や入試情報を発信したいと考えています。
  本日は非常に厳しい暑さにもかかわりませず、ご出席いただき有り難うございました。

   
  

2011年07月16日

1 Day Collegeの開催

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  7月16日(土)、全高校生を対象に進路指導部主催の「1 Day College-校内オープンキャンパス」を実施しました。この催しは毎年夏休みに入る直前のこの時期に実施しており、今回は実に33大学からそれぞれに特徴ある学部・学科の教授・講師の先生にお越しいただき講演をお願いしました。この行事の最大の特徴は業者の方を一切入れず、すべて手づくりで実施しているということです。つまり、本校の進路指導部の先生が中心となって各大学に校内オープンキャンパスへの参加をお願いし、それぞれの先生方は高校生向けに内容を一部アレンジしていただき講義していただくことになっています。
  テーマは国文学、文化情報、外国語、教育学、哲学、デザイン、総合政策、生活科学、リハビリテーション、人文学、宇宙航空、環境システム、水産、経済、商学、システム工学、法学、薬学、人間科学、看護、政策創造、福祉、物理、工芸科学、分子遺伝学、薬学、水産学、保育、看護、観光学等実に多岐にわたっています。生徒達は、あらかじめ配布されたこれらのテーマと講師の紹介の一覧表をもとに、自らの意思で興味のあるテーマを選び、本日の講義に出席しました。また、本校でこれだけ多くの大学の講義を受講できる機会はあまりありませんので、保護者にも事前に連絡し、希望される方にも参加していただきました。
  これらの講義の約半数が通常の授業時間の倍の100分となっています。私も各教室を巡回させていただきましたが実験や実習が盛り込まれていることもあって、内容は非常に充実しており、生徒達は熱心に耳を傾けていました。
  本校はほとんどの生徒が大学への進学を希望していますが、これが最終の目的ではありません。大学進学にあたっては、自分が将来どのような分野に進みたいのか、そのためにはどの学部・学科を選べばよいのか、その上で、志望する大学を選ぶという視点が大切です。先日の夢ナビや今回の1 Day Collegeを参考にすると共に、これから大学のオープンキャンパス等に積極的に参加して、志望校・学部を考えて欲しいと思っています。
  今回は暑い中にもかかわりませず、快く講義をしていただいた各大学の先生方に心より御礼を申し上げます。

2011年07月13日

高等学校全校朝礼~地道な努力を続ける

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  7月13日(水)、校庭において、期末テスト終了後、最初の高等学校全校朝礼を実施しました。高校生は昨日、芸術鑑賞でオペラ歌手の演奏を聞いているため、これをテーマに次のような話をしました。
  〝皆さんは昨日、素晴らしオペラ歌手の演奏を聴いて、感動したのではないかと思います。どうしたら、あのような大きなハリのある素晴らしい声が出せるようになるのか解りますか。これは練習に次ぐ練習により、可能になるのです〟私の中学の同級生に、オペラ歌手で、現在大学の教授をしている友人がいます。昨日、出演していただいた晴雅彦氏に彼のことを話すと「私達の大先輩です」とのことでした。彼とは中学時代には、一緒に合唱した思い出もあります。その後、彼が音楽大学を卒業し、『フィガロの結婚』というオペラに出演するというので、聴きに行きましたが、実に素晴らしい歌声であったのを覚えています。その後、どうすればあのような声が出るようになるのかをお聞きすると、3つのポイントがあるようです。1つ目は「大きな声を出すことにより、声帯を調整する筋肉に負荷をかけて鍛える。少なくとも毎日1時間、声帯が疲れないようにしながら続ける」。2つ目は「肺活量を増やす。このためには深呼吸をしたり、風船を膨らます等色々な方法を取り入れる」。3つ目は「腹筋を鍛える」。これらを最低5~6年続けて、やっとそれなりの声が出るようになりますが、練習しない日が続くと、すぐに声帯の筋力は低下してしまうそうです。
  最後に、皆さんが良く知っているゴルフの石川遼選手の話を紹介します。彼がトーナメントで優勝を飾った時、お父さんは「今回の優勝は昨日、今日頑張ったから達成できたのではない。2年前の努力が実ったのだ。」と言われたそうです。
  このように、一流と言われる人は、例外なく地道な努力を続けています。あと1週間で1学期も終了しますが、充実した日々を送って欲しいと思っています。〟

2011年07月12日

『夢ナビライブ2011 in OSAKA』の開催

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  7月12日(火)、インテックス大阪6号館において、『夢ナビライブ2011 in OSAKA』が開催され、本校から高校1年生と2年生の全員と担任、進路指導部の先生が参加しました。
  この催しは、全国学校案内資料管理事務センター主催で、全国から30の国公立大学と98の私立大学が一堂に会し、教員によるミニ講義(30分)や個別の大学説明会、更には〝河合塾〟と〝Z会〟による受験講座が行なわれます。各大学の先生への個別の質問もできますし、各大学のブースでは入試に関する説明を受けることができることになっています。これまでは、東京だけで開催されていましたが、今年からは大阪と名古屋でも開催されることになりました。
  本校の生徒達は、早めに昼食を摂り、バス10台に分乗して13時30分に会場に到着、3時限目から7時限目まで、あらかじめ受講希望していた大学の講義を受けることになっています。解散は18時と多少遅くなりますが、普段、馴染みのない関東や地方の大学も数多く参加しているため、時間を有効に利用して、興味のある大学の説明会を聞くこともできます。
  更に、文部科学省が後援していることもあって、年々参加する大学や高校生、保護者が増加してきており、今年、東京では17000人の来場者を見込んでいるようです。
  本校では、本年度も今週末に全国の国公私立33大学の先生をお招きして、『1 day college』を開催することにしています。今回、私はこの夢ナビライブに参加しませんでしたが、生徒や先生がどういう印象を持ったのか確認した上で、生徒達の適性・能力に見合った進路実現をはかるための新たな展開を模索していきたいと思っています。

2011年07月10日

カナダ研修最終説明会の開催

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  ≪7月9日最終説明会≫          ≪6月13日説明会≫ 

  7月9日(土)、午後『カナダ東部夏季研修旅行』の最終説明会を開催しました。本校では、平成14年から夏休みを活用して中学2・3年生を対象に『赤毛のアン』で有名なプリンス・エドワード島のシャーロットタウンでのホームステイと語学研修を実施しています。途中で同時多発テロやサーズのために、2度中止しましたが、今回は8回目ということで本校における伝統の行事の一つになってきています。  
  今年は26名が参加しますが、これまでこの研修を通じて学んだ生徒の中には、高校に入ってリーダーとなっている人が数多くいます。今回の説明会には生徒と保護者の皆さんが出席されていましたが、私は冒頭の挨拶で、日本が逆さまになった地図を見せて、次のような話をしました。
  〝これは、いつも皆さんが見ている日本地図とは上下が異なっていますね。これからますますグローバル化が進展することになりますが、日本人の欠点は内向きになりやすいことであり、自分達のことを正しいと考えがちなことです。そのため、ともすると『日本の常識は世界の非常識、世界の常識は日本の非常識』ということになってしまいます。これからはグローバル化が進展し、世界のさまざまな国の人達と一緒に仕事をしたり、生活することになりますが、このような社会においては相手の立場を尊重し、相手のことを理解していくことが必要です。今回の研修にあたっては、生活習慣、宗教、ものの考え方、食べ物等の異なる人々との交流を通じて、お互いの「違い」に気づいて欲しいと思っています。
  そして、日本の中学生の中で、今回の皆さんのように海外での生活体験をすることができるのは、ごくわずかな人です。また、家庭から離れて生活することによって、お父さんやお母さんの有り難さも解るのではないかと思います。これから、出発までの20日間、しっかりと準備をすることにより、充実した研修にして下さい。〟
  その後、旅行代理店マイ・ツァーズの熊代社長から研修旅行の詳細なスケジュールについての説明をしていただきました。この研修を通じて、生徒達が多くのことを学び、大きく成長してくれることを期待しています。

2011年07月09日

期末考査を終えて

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  7月9日(土)、昨日で5日間にわたる期末考査も終了しました。関西地方も例年より10日以上も早く梅雨明け宣言がなされ、テストの重圧から開放された生徒達は、休憩時間に芝生の上でボール遊び等を楽しんでいます。また、期末考査の期間中、休止していた部活動も本格的に再開されました。
  月日の経つのは早いもので、あと11日で1学期も終了し、夏休みに入ります。この4月には各人がそれなりに目標を持ってスタートしたはずですが、3ヶ月あまり経過した現時点においては、相当大きな差が生じてきているのではないかと思われます。
  それでは、この差はどうして生まれるのでしょうか。私はこれまで多くの人とお会いしてきましたが、〝人間の能力にはそんなに大きな差はない〟ということを身を持って感じています。この差はしっかりとした生活習慣ができているかどうか、言い換えると日々小さな努力を継続してきたかどうかによって生じるものであり、学校の勉強だけではなく、スポーツや芸術、将来の仕事においても同じことが言えます。きっちりと目標を立て、その目標達成に向けて努力する。そして、日々の行動を振り返り、素直に反省する、例え失敗したり、うまくいかなくても諦めず、より良い方策を考え実行することが大切です。
  要は、日々の生活の中にP(Plan)-D(Do)-C(Check)-A(Act)のサイクルを組み入れることが大切なのです。人の一生も経営であると考えるなら、〝人生についてのマネジメント〟をしっかりと行なうことが必要です。、このサイクルを取り入れ、自分のものにしておけば社会に出てから役立つのは間違いありません。是非、中学・高校生活の中で『人生のマネジメントサイクル』の基礎を確立しておいて欲しいと思っています。

2011年07月04日

一学期期末考査始まる

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  7月4日(月)、本日から8日(金)までの5日間にわたる1学期の期末考査がスタートしました。早朝から、生徒達はそれぞれ教科書や参考書、プリントを手に登校してきました。本日は登校指導をせずに、中学校の各クラスを巡回しましたが、生徒達のテストに臨む姿勢にはまだまだ格差があるように感じました。昨日が休日だったこともあって、それぞれの生徒はテストに備えて、それなりの学習してきているとは思いますが、特に低学年の生徒の中に、落ち着きのない生徒も散見されました。生徒達にはこれから成長するにつれて、さまざまな試練に遭遇することになりますが、本番において実力を発揮するためには集中力が不可欠です。この集中力は一朝一夕には身につきません。中学・高校におけるテストは集中力を高めるための絶好のトレーニングであると思います。
  また、今回のテストは各学年にとって、それぞれ重要な意義を持っています。特に中学1年生や高校1年生にとっては、入学後最初の学期における学力を判定することになりますし、高校3年生にとっては、今回の成績がAO入試や推薦入試の際の大きなウェイトを占めることになります。そして、何よりも大切なのは、スムーズに夏休みには入れるかどうかの分かれ目になるということです。これまでの学力の伸長状況を見ていると、夏休みの過ごし方が大きなポイントになっています。それまでにしっかりとした学習習慣を身につけておかないと、学力の伸長は期待できないと思います。今回の定期考査は1学期の学習の集大成であるという気持ちで、集中力を高め全力で取り組んで欲しいと思っています。

2011年07月01日

高校PTA学級委員会の開催

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  7月1日(金)、昨日の中学PTA学級委員会に続いて高校PTA学級委員会を開催し、冒頭、次のような話をしました。
  〝新しい学期が始まり、3ヵ月が経過しました。この間、大きな事故もなく生徒達は元気に学校生活を送っており、体育大会や修学旅行(高校2年)等の行事を通じて、クラスとしてのまとまりも出てきているように感じています。お蔭様で、最近本校は色々なところから注目されてきており、多くの方が来校されるようになってきました。今までなら問題視されなかったことでも話題になりがちですので、一層気持ちを引き締めて、一段高いレベルを目指していきたいと思っています。
  さて、東日本大震災によって、世界が大きな転換点迎えることになりました。農業、漁業をはじめ物づくりやエネルギー政策等さまざまなものの枠組みが変わってきます。この中で私達の生活のあり方も見直していかなければなりません。現在、学校では生徒達が、自主的な省エネ活動を展開しつつありますが、是非ご家庭においても身近な事から取り組んでいただきたいと思っています。
  これまで、本校では「社会で役立つ人材を育てる」という基本の考え方に立って、「人間力」と「学力」の両立をはかることを目指して教育活動に取り組んできました。最近、民間企業の経営者や人事責任者の方と話していると、簡単なことができていない、言われたことしかやらない、自ら深く考えることをせず、どうしたら良いかすぐにすぐにたずねる、努力せずに諦める、といった社員が増えてきているとのことです。これらの気になる行動はすべて今の生徒達にも当てはまることであり、これらをしっかりと改善しておくことが、将来社会で活躍することに繋がると思います。本日、お子様を通じて『夏休みの過ごし方について』のプリントをお届けしますが、是非当たり前のこと、簡単なことをおろそかにせず徹底するという姿勢を貫くよう指導して下さい。
  最後に大学進学について心配されていると思いますが、学校の名前で選ぶのではなく、できるだけ将来の仕事の分野を決めて学部を選び、その上で大学を選ぶということが大切です。来週、月曜日からは期末テストが始まります。しっかりと集中して、テストに臨んで欲しいと思っています。〟
  この後、保護者の皆さんからの報告や質問があり、意見交換をして約1時間にわたる委員会は終了しました。親から見れば子どもの生活態度や行動については常に何かと気がかりなことがあるものです。本校は家庭と学校が連携して子どもを育てていくという『共学』を基本方針に掲げています。気になることがあれば遠慮なく相談していただきたいと思っています。

2011年06月29日

中学校全校朝礼~バッヂをつける習慣

P1020829.jpg  硬式テニス部員に対する表彰
 
  6月29日(水)、校庭で中学校の全校朝礼を行ないました。本校では夏服に衣替えするのに合わせて、半袖シャツにバッヂをつけることになっていますが、毎日の指導にもかかわらず、徹底できていないのが現状です。そこで、本日はバッヂをつける意義について次のような話をしました。
  〝皆さん、おはようございます。今日も厳しい暑さになりそうですが、大地震の被災地では今もなお避難所生活を送っておられる方もいます。また、私の友人で、インドのムンバイで生活をしている人がいますが、気温が40℃を超える暑さの中で、ほとんどの人がエアコンのない生活をしているとのことです。私達は恵まれた生活をしていることに感謝しなければならないと思います。今日は“何故皆さんにバッヂをつけることをお願いしているか”についてお話します。
  現在多くの会社ではセキュリティ保護のために、さまざまな方法を取り入れています。企業には、新製品の開発や顧客情報、製造ノウハウ等、他社に知られてはいけないものがたくさんあります。つまり企業の秘密情報を守るということが必要です。また、安全性を確保しなければなりません。そのために、多くの企業では、近年入出門の管理を徹底するようになってきました。誰かに面会する場合でも、時間が指定され、その時間前に受付に行き、連絡してもらって、その人が出迎えてくれて、やっと会うことができるのです。しかし、事務所の中に入ることは、なかなかできません。事務所の中に入るためには、必ずその人と一緒に暗証番号や生体認証を使わなければなりません。当然のことながら、約束の時間に遅れるようなことがあると、どのような理由があっても面会できないということになります。
  また、勤務している会社で他の部署に出張する際には、社章(バッヂ)と身分証明書が必要であり、社章がなければ入門することができません。そして、社章を紛失すれば、必ず紛失届けを提出しなければなりません。これが2回、3回になると“退職”という厳しい措置をとる企業もあります。勿論紛失したからと言って、簡単に購入する訳にはいきません。社章には、1つずつ番号が入っており、人事部が個別に管理しています。退職する際には、返却が義務づけられています。このように、企業は厳しい入出門管理をしているのです。
  一方、学校においては、企業ほど厳しい入出門管理を行なっているところはありません。本校ではガードマンが立ち、監視カメラを設置し、保護者や業者、訪問者の方には入門証を掲示していただくことになっています。また、先生も常に写真入りの個人カードをつけることになっています。皆さんがバッヂをつけずに登校してきても、入門を拒否することはありませんが、このようなルールをしっかりと身につけておくことが、将来社会で役立つことになるのです。朝、家を出る時には必ずバッヂの確認をするように心がけてください。〟

2011年06月25日

中学2年保護者懇談会の開催

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  6月25日(土)午後1時半から中学2年の保護者懇談会が開催され、多くの保護者の皆さんが参加されました。
  本日は、別の予定が入っていたため十分な時間は取れませんでしたが、保護者の皆さんにはレジュメをお渡しし、社会で役立つ力を育てるというテーマでお話しました。
  新しい学期が始まって、ほぼ3ヵ月が経過しようとしていますが、生徒達は元気に学校生活を送っており、クラスとしてのまとまりも出てきているようです。その反面、中学生活にも慣れた2年生のこの時期にはどうしても〝中だるみ〟という現象が生じやすくなります。中高一貫校の良いところは、6年間を通じて体系的な学習が可能になることですが、反面、高校入試という関門がないということもあって、生活習慣が乱れるということになりがちなのです。これは中高一貫校の共通の悩みであり、これを解決すれば生徒達の大きな成長が期待できると思います。中だるみを解消するのは、しっかりした習慣づくりしかありません。そして、これが将来社会に出た時に役立つ力になるのです。このように考えると、まさに中学・高校時代は、単に学力を修得するだけではなく心身共に人生における基礎をつくる時期なのです。
  私は常々〝学校は社会で役立つ力を育てるトレーニングの場である〟と言っていますが、良い習慣づくりにはご家庭の協力が不可欠です。是非、当たり前のこと、簡単なことをおろそかにしないという「凡事徹底」の姿勢を身につけていって欲しいものです。間もなく一学期の期末考査も始まりますが、直前になって慌てることのないようできるだけ早く準備に入って欲しいと思います。そして、一学期が終了すると、7月末には大山への林間学舎に出かけることになります。
  これから生徒達が色々な面で逞しく成長していってくれることを願っています。

2011年06月22日

高校全校朝礼~環境活動への取組み

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  6月22日(水)、体育館で高校の全校朝礼を行ない、クラブ表彰に続いて次のような話をしました。

〝今週月曜日に、ダイヤモンド社から、全国の1567の大学進学率が伸びている学校が紹介されましたが、この表紙には本校の生徒達の様子が取り上げられました。全国では多くの学校が取材を受けたようですが、校庭が芝生化され、生徒達が元気でイキイキと学校生活を送っているということで、数多くの学校の中から本校が選ばれたのだと思います。

  本校のビジョンは、創立の精神である《親孝行な人は立派になれる》という「孝道」をベースに、将来社会で役立つ人材を育てるというものです。そして、「人間力」と「学力」を両立させた関西を代表する学校を目指しています。大学進学だけを取り上げると、雲雀丘学園より上の学校は数多くありますが、人間力を含めると、関西を代表する学校になりつつあると思います。

  本校では、この数年来、環境活動を人間力育成の柱として取り組んできています。これは環境に配慮することは、人に対する優しさや真心を育てることにつながるという理由からです。

  さて、この6月は環境月間です。環境についての切り口は色々ありますが、とりわけ“食料”、“水”、“エネルギー”の三つが重要です。そして、環境活動の基本は、単に環境に対する知識を習得するということではなく、身近なことから行動に移すということです。言い換えると環境活動のポイントは「学び」、「調べ」、「考え」、「行動する」ことなのです。太陽光パネルを設置した、校庭の芝生化をはかった、LED照明を取り入れた、ということが、環境活動のメインではありません。
      ○ 無駄な電気(照明)は消す
      ○ エアコンの温度設定を上げる
      ○ 水を流しっ放しにしない
      ○ 落ちているゴミを拾う、そしてキッチリ分別する
といったあたり前のことを実践することが大切です。これから、学校全体で環境活動に取り組んでいきましょう。そして、関西を代表する素晴らしい学園を目指していきましょう。〟

  この後、生徒会長からも「全校を挙げて環境活動に取り組んでいきたい。ついては、各クラスから具体的な環境活動に対する提案をお願いしたい」との話しがありました。生徒達が、自主的に活動してくれることを期待しています。

2011年06月18日

中学1年・高校1年の学年懇談会の開催

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    高1懇談会(講堂にて)          中1 懇談会(食堂にて)

  6月18日(土)午後、中学1年生と高校1年生の学年懇談会が開催されました。本日は土曜日ということもあって、中1・高1共160名を超える多くの保護者の方にご出席いただきました。本校では、毎年この時期に、それぞれの学年毎に保護者の方に学校生活の様子を報告させていただき、家庭としての指導をお願いすることにしています。特に、中学1年生と高校1年生にとっては、これまでとは環境が大きく変わるため、順調に学校生活がスタートできているかどうかを注視し、問題があれば早急に手を打っておかなくてはなりません。
  入学後2カ月半が経過し、オリエンテーション合宿や体育大会等の学校行事も終了し、クラスとしてのまとまりも出てきており、現時点では、特に大きな問題はないように感じています。しかし、個々に見るとしっかりした習慣が身についていないといったケースも散見されます。そのため、本日は少し時間をいただいて、『社会で役立つ人材を育てる~共育と共学~』というテーマでお話しをしました。
  特に、これから高校1年生については、将来の進路を考えていかなければなりません。まだ将来目標が明確になっていない人が多いと思いますが、就職をめぐる環境は〝超氷河期〟と言われているように、非常に厳しい状況になることが予想されます。本校の生徒はほとんど全員が大学に進学しますが、単に有名大学ということではなく、将来の進路を考えて、学部・学科を選ぶことが大切になってきます。いつも話していることですが、大学に進学することが最終目的ではありません。今、社会は大きく変化してきており、新しい仕事やシステムが続々と生まれてきています。よく家庭においては、「勉強しなさい。勉強しなければ良い大学に行けないよ。」という言葉が出がちですが、是非、本人の適性・興味・関心や将来の仕事について色々と話し合っていただきたいと思っています。


2011年06月14日

北海道修学旅行に出発

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  6月14日(火)朝、高校2年生が4泊5日の北海道への修学旅行に出発しました。本校では3年前から環境教育に取り組んでいますが、これを単独で実施するのではなく、修学旅行や校外学習と結びつけることにより、生徒達が「自ら学び考え行動する」ようにしています。この考え方に立って、中学1年生は『里山体験』、中学2年生は『大山での林間学舎』、中学3年生は『沖縄への修学旅行』、そして高校2年生は『北海道への修学旅行』を実施しています。
  この北海道修学旅行の狙いは〝生徒相互の理解と親睦および集団生活での自律と協調性を養う〟〝農業体験・自然体験を通じて、自然環境の尊さを学ぶ〟〝北海道の人々とふれあい、「新たな自分」を見つける〟ということですが、年々環境に関する内容の充実をはかってきています。
  今回は、千歳空港に到着後、最初にノーザン・ホース・パークでサイクリングやテニス、ランドカー、パワーゴルフ等を楽しみ、トマムで宿泊。翌日は選択の感響(環境)プログラムを通じて、森に学び生態系維持のための取り組みを知る。続いて、3日目はそれぞれの農家に分宿する形でファーム・ステイを行ないます。これは『ひばりスペシャル大地の学校』と呼ばれ、この行事のメインに位置づけられていますが、雄大な北海道の自然の中で、野菜の植え付けやトマトの芽かき、イチゴの収穫等通常の学校の授業では体験できない農作業を行なうことになっています。これによって、農家の人達とのさまざまな交流が生まれることになり、年々修学旅行後、学校に収穫した野菜を送っていただくというケースも増えてきています。そして、4日目は旭山動物園を見学し、札幌で宿泊。最終日にはそれぞれのコース毎に札幌や小樽の観光を行ない、8時過ぎに伊丹空港に到着するという予定になっています。
  修学旅行は高校時代の最大の行事であり、一人ひとりの生徒にとっても青春の忘れえぬ思い出になるのは間違いありません。短い期間ですが、北海道の大自然を思う存分満喫し、素晴らしい体験を積んできて欲しいと思っています。
  なお、今年も文化祭において、北海道物産展を開催し、現地直送の野菜や果物等の販売を行なう予定です。

2011年06月09日

教育実習生の授業を参観して

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  6月9日(木)、教育実習も残り2日になりましたが、実習生はそれぞれ自分の担当教科の授業を行なっています。私も来客や打ち合わせのスケジュールの合間を塗って、いくつかの授業見学をさせていただきました。まだまだ教え方や板書の仕方、関連知識等の改善する点は多々ありますが、懸命に授業に取り組む姿には好感が持てました。〝教えることは学ぶこと〟という言葉がありますが、これからも必死になって努力していくことが大切であると思います。そして、教師の使命は何かということをしっかりと考える、言い換えると「確固たる人生観」を持ち、毎日毎日懸命に努力し、真剣に生きることを心がけて欲しいと思っています。先日に続いて教育実習生に送った言葉を紹介します。

≪確固たる人生観を持つ≫
   「外観だけで人を判断してはいけない」ということは大切ですが、日々自己研鑽を積んでいる人は体つき、顔つき、物腰が違うというのも事実です。欧米では肥満や喫煙する人は経営者として不適格という烙印を押されます。「自制心が弱い」人に経営は任せられないというのが理由です。またリンカーン大統領はある人を見て「顔が悪いから」という理由で重要な仕事を任せませんでした。健康的な規則正しい生活をしている人と逆にすさんだ生活をしている人の差は、顔の表情や体つきとなって現れてきます。
  社会で役立つ力は、単なる知識ではありません。ゆるぎない志があって知識が知恵に変わってきます。一人では生きていけない人間にとって他人から協力してもらえるというのも素晴らしい力です。失敗を恐れずチャレンジしていくという姿勢も大切です。〝経験が人をつくる〟という言葉があるように、頭の中で考えるだけではなく、まず実践していくことです。そして最も重要なことは〝人間としてどういう人生を送るか〟というしっかりとした人生観や〝社会に対して貢献する〟という高邁な職業観を確立することだと思います。
  これから世の中は情報化とグローバル化が急速に進んできます。そして変化のスピードが極めて早いのが特徴です。これまでの強みがすぐに弱みになり、考え方によっては逆に弱みが強みになります。このような社会では最終学歴だけで将来が保障されるということはまずありません。常に変化に柔軟に対応できる力が必要になり、『一生勉強』『一生研鑚』していかなければなりません。誰でも一朝一夕で立派な人になれるわけではありません。ましてや点数を取るための一夜漬けの勉強も役に立ちません。
  皆さんには将来大輪の花を咲かせるたくさんの蕾があります。しっかりと目標を持って日々努力を傾注して欲しいと願っています。        

2011年06月08日

中学全校朝礼~感謝する気持ちを持つ

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  6月8日(水)、校庭の状態が良くないため、体育館で中学の全校朝礼を行ない、次のような話をしました。
  〝6月6日はエコ弁当作りの日でしたが、私も皆さんと同じく、自分で弁当を作ってみました。この6月は環境月間であると同時に『食育月間』となっています。皆さんは食事の前に、手を合わせて「いただきます」と言っていると思いますが、この意味は「生物の命をいただいている」ということなのです。人間は魚や肉、お米等の命をいただいて、生態系の頂点として生きているのです。是非食べ物を大切にするようにしてください。
  さて、先日、今回の震災で被災した友人から電話が入り、無事だったことが分かりました。電話帳が流されてしまい、これまで連絡が取れなかったとのことです。第一声は「家族全員、命が助かって本当に良かった。今こうして生きていることを心から有難いと思っている。」というものでした。彼は約1か月間、避難所生活を送った後、東京で新しい生活を始めましたが、「最初水道の蛇口を捻って、水が出てくることに感動した。そして、温かいご飯を口にし、お風呂にゆっくり浸かって、髭(ひげ)をそり、シャンプーできたことが本当に幸せだと感じた。今まで、あたり前のように思っていたすべてのことが感動であり、色々なことに感謝するという気持ちが湧いてきた。」としみじみと語ってくれました。
  私達は水、食料、電気やガスのある暮らしがあたり前のように思っていますが、世界の70億人の中で、このような暮らしができているのは約2割しかいません。中には生活に必要な水を得るために1時間も2時間もかけて、水汲みに行く人達も数多くいます。現在の日本で、私達は実に恵まれた生活をしていますが、この機会に今の生活態度を見直していくことが大切です。
  今年は、省エネ意識の高まりを受けて、グリーンカーテンを作るゴーヤの苗や扇風機、LED電球等が爆発的に売れているようですが、私達が環境保護のためにやれることは色々あると思います。本校は環境教育に注力してきていますが、大切なことは、単なる環境に関する知識を習得することではありません。学び、調べ、考え、行動することです。家庭でできることや学校でできることを話し合って、是非行動に移して欲しいと思っています。〟

2011年06月04日

平成23年度ユーデック主催の学校見学会

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  6月4日(土)、ユーデック主催の学校見学会が開催され、約80名の保護者・児童が参加されました。冒頭、60(ろくまる)記念ホールにおいて、私は次のような趣旨の話をしました。

  〝最初に皆さんに質問してみたいと思います。「世界の中で日本は恵まれているか?」「日本の将来は明るいか、暗いか?」ほとんどの人が日本は恵まれているが、将来は暗いと思っておられるようですね。確かに、現在の日本は多くの課題を抱えていますが、さまざまな可能性を持っており、これからやり方次第では大いに発展が期待できると思います。
  ところで、明日6月5日は世界中で環境について考えようという『世界環境デー』ですが、日本でも『環境の日』」ということになっています。本校においてもこの6月は環境月間として色々な活動を行なうことになっていますので、今日は環境というテーマでお話しします。
  世界の人口は、この200年少しの間に急増してきました。現在、世界の人口は70億人ですが、40年後には90億人を超えることになりそうです。この結果、人間が生きていくために必要な食料、水、エネルギーが足りなくなってきます。今世界には電気もガスも水道もない生活を送っている人、また食べ物や深刻な水不足に悩んでいる人が非常に多いのです。
  これは牛丼の写真ですが、これを作るのには何と2000リットルの水が使われています。何故なら米1キロを作るには3.6トン、牛肉1キロには20トンの水が必要なのです。是非、皆さんは食べ物や水を大切にしてください。世界には勉強したくても出来ない、学校に行きたくても行けない子ども達がたくさんいます。また、日本でも今回の大震災で多くの尊い命が失われ、3カ月経った今も多くの人が不便な避難所生活を送っておられます。
  ところで、皆さんは何のために勉強するのですか?学校に行くのは何故ですか?大学に行くことが最終の目標ではありません。人間は助け合って生きています。困っている人達を助けてあげる、生活を豊かにしてあげるという気持ちが大切であり、そのための仕事はいくらでもあります。
  雲雀丘学園は『将来社会で役立つ人を育てる』ということを教育方針にしています。どうか皆さんはしっかりと勉強して是非社会で役立つ人になって欲しいと思っています。〟
 
  続いて、入試広報部長から現状の取り組みや入試に関する説明を行なった後、校舎見学をしていただきました。中学入試は親の入試と言われていますが、学校選びにあたっては、是非学校に足を運び、子どもさんに合う学校であるかどうかをご自身の目で確かめていただきたいと思っています。
本校ではいつでも学校見学の受け入れや入試相談を行なっていますので、事前に連絡いただきご来校ください。

  

2011年06月01日

食育・服育講座の開催

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  6月1日(水)、高校1年生と中学1年生を対象に「食育・服育講座」を開催し、冒頭、私から次のような話をしました。  
  〝本日は、食育と服育についての講座を行ないますが、皆さんが将来立派な社会人となるためには、「食」と「身だしなみ」の2つは非常に重要です。そして、社会で活躍している人は例外なく、これらをしっかりと習慣づけています。
  最初のテーマは食に関してですが、先日の土曜日における環境フォーラムでもお話したように、世界の人口はこれからますます増加し続けます。これに伴って、今後食料不足はますます深刻化しますが、現在の日本の食料自給率は40%しかありません。つまり60%は海外から輸入しており、この量は年間6000万トンであり、4トン積みのトラックの1500台分に相当します。しかし、驚くべきことに、この輸入した食料の実に3分の1に当たる2000万トンを廃棄しています。コンビニで売れ残った物や家庭の冷蔵庫で腐らせた物、皆さんが食べ残した物等です。食料が足りずに、亡くなったり、栄養失調に陥っている人々がいる中で、このような行為は許されません。日本で廃棄する食料があれば、これらの人達を救うことができるのです。皆さんは食料を大切にするということを、是非心がけてください。
  食についてもう一つ皆さんに伝えたいことは、日本食の素晴らしさです。日本食は健康食として、世界から注目されていますが、健康に良い食べ物の代表として“まごわやさしい”という言葉があります。これは、「まめ・ごま・わかめ・やさい・さかな・しいたけ・いも」の頭文字です。
逆に、偏ると健康に良くない食べ物を表す言葉の頭文字として「おかあさんやすめ(お母さん休め)」と「ははきとく(母危篤)」があります。今日は時間がないので説明しませんが、一度考えておいてください。
  二番目のテーマである服育については、TPO(Time Place Occasion)、つまり時と場所と場合を守ることが大切です。お葬式や結婚式でジーパンを着用したり、ハイキングにネクタイや革靴で参加するというのは似合いません。
  最後に、6月は『環境月間』です。これから環境に関する情報を順次校長通信に掲載していきますので、見ておいてください。〟
  
《参考》
  ◇おかあさんやすめ
    オムレツ、カレーライス、サンドウィッチ、焼きそば、スパゲッティー、
    目玉焼き
  ◇ははきとく
    ハンバーグ、ハムエッグ、ギョーザ、トースト、クリームチーズ


2011年05月30日

環境フォーラムを終えて

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   ジョン・ギャスライト氏と環境大使       ギャスライト氏、サントリーHDの方と 

  今回の環境フォーラムは大きく分けて2つのプログラムで実施しました。一つは各学年の代表者による環境活動に対する取組みの発表、もう一つはジョン・ギャスライト氏による『未来の森に繋ぐ 小さな一歩が大きな第一歩』というテーマでの基調講演です。
  中学2年生は「三田での里山体験」、中学3年生は「大山での林間学舎」、高校1年生は「沖縄での修学旅行」についての報告、続いて環境大使による活動、エコ弁当作り、生徒会役員による22年度の生徒会活動実績、本年度の活動予定の発表を行ないました。本校では、情報の授業の中でパワーポイントの活用スキルを教えていますが、生徒達のプレゼンテーション能力は確実に向上してきているようです。
  最後に講演いただいたジョン・ギャスライト氏は、アメリカオレゴン州出身で、タレント・コラムニスト・農学博士・エコロジー空間プロデューサーと数々の顔を有しておられます。また、日本にツリークライミングを紹介したツリークライマーの第一人者として、NPO法人ツリークライミングジャパン理事長に就任される一方で、中部大学や中京女子大学の教授として幅広い活動を行ない、現在は愛知県の瀬戸市内の森で味噌樽の廃材を利用したツリーハウスに住んでおられます。
  お話はユーモアを交え、自分の生い立ちを紹介しながら1時間にわたって行なわれました。幼少の頃、海岸に流れ着いたゴミを見て、日本という国に興味を持ち、将来日本で暮らしたいと思うようになったことや両親が離婚して母親に引き取られ、カナダブリティッシュコロンビア州で育つことになったが、母親の再婚相手と上手く行かず、一時は人間不信になり、この時に母方の祖父から受けた言葉が、自然や環境、ツリークライミングに関心を深めるきっかけになったこと等を紹介していただきました。ジョン氏はツリークライミングを通じて自然と触れ合い、環境にやさしい心を育てる活動を開始され、既に200万以上の人達と一緒に木に登ったとのことですが、この中には身体の不自由な人や目の見えない人も含まれているそうです。
  講演の後、日本人の奥様を交えて環境について色々とお話しましたが、水や食べ物、生態系、異常気象等さまざまな課題があります。このフォーラムを機に、生徒達が環境問題について考え、身近なことから行動に移していってくれることを期待しています。

2011年05月28日

第4回(2011)環境フォーラムの開催

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      環境大使による開会宣言         環境宣言の日について説明
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      各学年による発表             ジョン・ギャスライト氏による講演

  5月28日(土)、中学生と高校1年生を対象に『第4回環境フォーラム』を開催しました。2008年に環境ジャーナリストの枝廣淳子氏を招いて、第1回環境フォーラムを開催し環境宣言を行なってから、実に3年が経過するということになります。
  
  〝冒頭、私からパワーポイントを使って環境フォーラムの趣旨をお話しましたが、その内容は次のとおりです。
  ①私達が住む青い星、地球。この地球が今悲鳴を上げています。
  ②温暖化により南極や氷河の氷が解け、ツバルは水没の危機にさらされ、ハリケーン・カトリーナに代表される異常気象等、さまざまな環境問題が生じてきています。
  ③この大きな原因は急激な人口の増加です。地球の人口は、人類の誕生以来ほとんど増加せず、西暦元年の頃はわずか2.5億人でした。その後1800年には10億人、2000年には65億人となり、現在は約70億人になっています。そして、今後も増え続け、皆さんが50~55歳になる2050年には91億人になることが予測されます。そして、発展途上国の人達が豊かな暮らしを求めるようになってきます。
  ④この結果、食料、水、エネルギーといったものが、不足することになります。また、このままの状況を放置しておくと、地球の環境はますます悪化し、海面が6メートルも上昇し、多くの陸地が水没することになります。
  ⑤我々は〝人間の活動が環境問題を引き起こしている〟ということを認識し、一人ひとりが行動を変えていかなければなりません。
  ⑥個人で」「学校で」「家庭で」皆さんがやれることはいくらでもあります。身近なすぐできることから始めてください。
  ⑦最後に、本校では、3年前に、環境宣言を行ない、5月29日を『環境の日』に制定しました。スローガンは  
  ◇自ら考え身近なことから行動に移そう  
  ◇後の世代に負の遺産を引き継がないようにしよう     
  ◇かけがえのない美しい地球を守ろう  です。
  それでは、全員で力を合わせて、本日の環境フォーラムを盛り上げていきましょう。〟      

  
  忘れてはならないのは、すべての環境問題は人間が作り出しているということです。環境教育においては、単に環境についての知識を持っていることでは不十分であり、勉強すればそれで終わりということではありません。自ら学ぶ、自ら考える、そして自ら行動することが大切です。本校においては、6月、7月は環境月間としてさまざまな環境活動を行なうことにしていますが、是非、ご家庭においても環境活動を推進していって欲しいと思っています。また、この期間には環境に対するさまざまな話題を取り上げていく予定です。

2011年05月27日

新年度初の定期考査を終えて

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   5月27日(金)、本日で定期(中間)考査が終了しました。今回は新年度初ということで、生徒達がどのような姿勢で考査に臨んでいるのかを注視してきましたが、個人差は大きいようです。高校生の中にはその日のテストが終了した後も、学校に残って翌日に備えている者、熱心に先生に質問している者も数多くいました。本日も通常通り、朝の登校指導を行ないましたが、数年前と比べると教科書やノートを手にしている生徒が随分増えてきたようです。
  しかし、中学生特に1年生については、まだ定期考査というものに慣れていないということもあって、十分な準備ができていない生徒も散見されます。1時間目の定期考査が始まる直前でも、騒いでいたり座席についていない者も見受けられたため、教室を巡回して指導するということもありました。現在、先生方はテストの採点に入っていますが、個々人の成績もバラツキが見られるようです。
  どのようなことも原因があって、結果が生じます。能力がないためにできないということもありますが、本校のように、全員が入試を経て入学してきた場合には、能力不足というより、学習の姿勢や生活習慣に問題のあるケースが大半であると思います。学校は〝社会で役立つ力を育てるトレーニングの場〟です。学習に対する姿勢は将来の仕事に対する姿勢に繋がりますし、生活習慣が乱れていては絶対にしっかりした仕事はできません。
  〝鉄は熱いうちに打て〟という言葉がありますが、最初の定期考査の反省をキッチリと行ない、対策を講じていきたいと思っています。

2011年05月26日

平成23年5月 理事会の開催

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  5月25日(水)、5月度の理事会が開催され、最初に平成22年度の事業報告と決算案の説明があり、承認されました。消費収支については、収入増と経費減により、当初計画に比べて良化し、改善額は将来の施設整備のための基本金に組み入れることができることになりました。今回の震災で東日本の多くの学校は大きな被害を受けましたが、何と言っても安全を確保し、生徒達が快適な学習環境の下で、学校生活を送ることができるようにしてあげることが大切です。本校は、現在、耐震補強はすべて完了し、新校舎も建設することができましたが、更に学園として小学校校舎や体育施設等の建設準備を進めていきたいと考えています。
  その後、各校種から近況報告を行ないました。私からは最終の大学進学結果、入学者を含めた生徒の在籍状況、本年度の生徒育成の重点課題、行事や被災地への支援活動等についてお話しました。出席者の皆さんからは、学園が更なる発展を遂げるためのさまざまな提言をいただき、活発な意見交換が行なわれました。現在、学園の経営は比較的順調に推移していますが、〝得意は失敗の芽を育て、失意は成功の芽を育てる〟という言葉があります。気を緩めることなく、しっかりと中期的な視点に立って経営を考えていかなければならないと思っています。
  理事、評議員の皆様には、ご多用中にもかかわりませず、ご出席いただき、いつも建設的なご意見をいただき心より感謝しております。これからも大所高所からのご指導をお願いします。。
  

2011年05月18日

高校全校朝礼の開催~社会で役立つために~

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   5月18日(水)、学園講堂で高校全校朝礼を開催し、次のような話をしました。
〝感動溢れる体育大会が終了しました。そして、来週からは、新学年になって初めての中間テストが始まります。皆さんの中には“テストは嫌だなぁ”と思っている人もいるはずです。このような人は、自分から勉強したいと考えているのではなく、他人から言われて、仕方なく勉強している人ではないでしょうか。しかし、勉強というのは、本来「自学自習」、つまり解らないところは、自分で調べて解るようにするというのが基本です。
  地球には多くの動物がいますが、これらの中で学校があるのは、人間社会だけです。そして、他の動物はすべて親が子に独り立ちするまで生き方を教え、育てていきます。それでは、何のために学校はあるのでしょうか。それは“社会で役立つ力を育てる”ためにあるのです。
  皆さんは、ほとんど全員が大学への進学を考えていると思います。しかし大学に進学するということが、最終目的ではありません。この朝礼の後、高校3年生は進路検討会が開催されると聞いています。まだ将来の明確な目標が決まっていない人もあると思いますが、できる限り“こういう分野に進みたい”ということを考えて、学部を決め大学を選ぶようにして下さい。
  弁護士、薬剤師、看護師、医師、漁業や農業関係、保育士、学校の教師、開発技術者等々、さまざまな仕事がありますが、将来の仕事については、是非“人のためになるか、社会のためになるか ”という視点で考えて下さい。今回の震災で、皆さんは“色々な仕事がある。多くの人に支えられて生活している。”ということがわかったと思います。この仕事は“楽だから”“お金儲けができるから”という自分中心考え方では、必ずどこかでゆきづまってしまいます。常に、相手の立場に立って物事を考え行動するという姿勢が大切なのです。そうすれば、必ず社会で役に立つ人材になれると思います。〟

  学校は〝生徒にとっては人生の生き方を学ぶ場〟です。このような見方をすると、教師の役割は単に知識を教えるのではなく〝生徒に人間としての生きざまを教える〟ことであると思います。本校は「人間教育の充実」と「学力の向上」の両立をはかることを目指していますが、教師が人間力についても学力についても一層の研鑽を続けていかなければならないと感じています。

2011年05月16日

被災地復興の願いを込めて

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  本校ではこれまで東日本大震災で被災された方々に対する支援活動を行なってきています。震災直後は被災地での受け入れ体制が整っていないため、主として、校内での生徒による募金をはじめ、卒業式や入学式、また宝塚駅前での街頭募金など義援金の募集を中心に行ないました。
  その後、志ネットワーク代表の上甲晃氏から〝宮城県名取市〟の小・中学校で文房具が不足しているという連絡を受け、学園小学校や地域の皆さんの協力をいただきながら、文房具を送る運動を推進しました。この結果、ダンボール23箱分のノートや消しゴム、シャープペンシル、鉛筆削りが集まりました。これらに手紙を添えて、東北大学の Iさんを窓口としてお届けすることにしましたが、これだけでは心が十分伝わりません。そこで、生徒会が中心となって、大きな白布に励ましのメッセージを書き込みました。
  そして、昨日体育大会の来場者の皆さんに激励の言葉を書いていただくようお願いしたところ、実に多くの皆さんにご協力いただきました。中には、まだ〝ひら仮名〟もしっかりと書けない小さなお子さんもお父さんやお母さんと一緒にハートの形や絵を描いてくれました。お蔭様で体育大会の終了時には何枚かのメッセージを書き込んだ白布が完成しました。
  これらの激励の言葉は、皆さんから支援いただいた募金とPTA保護者による飲物販売の収益金と合わせて、被災地にお届けする予定です。皆さんの暖かい気持や元気が被災地の皆さんに勇気と希望を与えてくれることを心より願っています。

2011年05月15日

震災復興支援体育大会の開催

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  5月15日(日)、素晴らしい天気の下、8時30分丁度に、全校生がクラス毎にプラカードと工夫を凝らした旗を先頭に元気よく入場行進を行ない、34クラス、約1300名の生徒達が運動場一杯に整列しました。昨日の予行時には若干不揃いなところも見られましたが、予行の後も行進の練習をしていたこともあり、本日の本番では随所に改善が加えられており、引き締まった見事な入場行進になりました。
  開会式では〝今回の東日本大震災では死者・行方不明者合わせて、約2万5千人もの尊い命が失われ、2カ月たった今も避難所生活を送っている人が13万人もおられる。すべての日本人が力を合わせて、この震災の悲しみを乗り越え、一日も早い復興を図っていかなければならない。そのために今年の体育大会は〝今回の大地震で被災された東日本の皆さんに元気を送る〟というテーマで実施することになった。どうか、一人ひとりがこれまで取り組んできた練習の成果を大いに発揮して、この大会を盛り上げていこう〟という趣旨の話をしました。
  その後、準備体操を行ない、中学1年生全員によるフレッシュマンレースから競技がスタートしました。続いて、スプリンターレースの予選、大玉はこび、大縄跳び、スウェーデンリレー、大玉流し、1500m走等の競技が行なわれました。そして、午前の部の最後には、高校3年生による恒例のエンカレッジメントパフォーマンスが演じられました。午後からはクラブ行進、スプリンターレースの決勝、綱引き、玉入れ、棒倒し、棒引き、騎馬戦、中高男女によるクラス対抗リレー決勝等の熱戦が次々と繰り広げられました。そして最後に、全員で被災地の皆さんを励ます『FIGHT』の人文字をつくり、感動の体育大会は幕を閉じました。
  いつも感じることですが、このような行事を通じて生徒達は急速に成長していきます。これを機に、クラスが一つになり、より一層の飛躍をはかっていって欲しいと思っています。

2011年05月14日

体育大会の予行を終えて

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  5月14日(土)、数日来のぐずついた天気のため順延になっていた体育大会の予行を実施しました。生徒達は8時過ぎから順次体操服姿でグランドに集合し、放送部員による司会の指示に従い、8時30分より中学3年~中学1年、高校1年~高校3年の順にプラカードを先頭にクラス別の入場行進を行ないました。
  行進のスタイルやクラス紹介は各クラスの特色が出ており、なかなかユニークです。最後のクラスが入場し、整列するとグランドは34クラス、1300名に近い生徒で一杯になり、壮観そのものです。続いて「前に進め」という合図に従って一斉に前進し、開会式の隊列をつくりあげ、全員で準備体操をした後、明日のプログラムに沿って集合と退場を中心に各種競技のリハーサルを行ないました。こうして午前中で予行は終了しましたが、多くの生徒は午後から学校に残って引き続き、クラス単位での行進やリレーのバトン受け渡し等、明日に備えて練習していました。 
  今回の体育大会は、東日本の被災地に元気を送るということをテーマにしており、大会の最後には人文字による激励を行ないます。また、来場いただいた保護者や近隣の皆さんにも激励のメッセージを書いていただくことを計画しています。
  体育大会は文化祭と共に学校における大きな行事です。本校では、毎年、新しいクラスがスタートして一ヶ月経過したこの時期に体育大会を実施していますが、この行事を通じて、生徒達が一層クラスの絆を強めると共に一人ひとりが大きな感動を味わって欲しいと思っています。
  明日は幸い良い天気にも恵まれそうです。日曜日でもありますので、保護者の皆様には是非ご来場の上、逞しく成長した子どもさんの姿を見てあげてください。

2011年05月12日

体育大会に向けて

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  5月12日(木)、体育大会が目前に迫ってきました。例年、この時期には生徒達は本番に備えてリレーや大縄跳び、また高3生についてはエンカレの練習をしていますが、今年は不順な天候が続いているため、なかなか思い通りにはなっていないようです。当初の予定では、本日は午後から準備を行ない、明日大会の予行をする予定でしたが、生憎の雨のため本日は平常どおりの授業を行ない、明日(金)の午後から準備、明後日(土)に予行を行なうことにしました。
  今回の体育大会は、生徒会の役員が中心となって、『東日本大震災復興支援』をテーマに取り組むことにしています。学校にはさまざまな行事がありますが、これらを円滑に行なうためには規律正しい集団行動が不可欠です。これらの経験は間違いなく、将来社会で活躍する力につながっていくのです。雲雀丘の元気が被災地に届くように全力を尽くして欲しいと思っています。
  また、当日に事故や怪我を防ぐためにも、次の点に留意してください。
    ①就寝時間を守り、睡眠時間を十分にとること 
    ②通常通りの授業・自宅学習時間を大切にすること。 
    ③「朝ごはん」をしっかり摂り、寝る前の暴飲暴食を慎むこと。 
    ④運動前後にはストレッチ等の筋肉ほぐしを行なうこと。 
    ⑤寒暖差の大きい日が続くため、体温管理に気をつけること。
  
  最後に、先日被災地から本校に転入した2人の高校生にもこの体育大会に参加していただくことになりました。各人にとって、思い出に残る体育大会にして欲しいものです。


2011年05月11日

全校朝礼~原子力発電の現状

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  5月11日(水)、雨天のため、体育館で全校朝礼を行ない、次のような話をしました。

  〝今日で東北・関東大震災から丁度2ヶ月になります。しかし、今もなお避難所生活を送っておられる人が数多くおられます。今回の震災は、地震・津波・原発事故・風評(うわさ)という4つの大きな被害をもたらしましたが、今日はこの原子力発電についてお話ししたいと思います。
  皆さんは、今回原子力発電所の危険性ということについて再認識したのではないかと思います。そして、原発は直ちに廃止した方が良いと感じている人も多いと思います。しかし、一方で、夏にはエアコンがなければやっていけない、また冷蔵庫もTV、照明器具、炊飯器、お風呂もなくては困るということになっているのではないでしょうか。このように、今、皆さんの生活は電気のない生活など考えられないようになってきているのです。電気の供給ができなくなれば、当然のことながら今の生活は維持できないということになります。
  そのためには、日本における電力事情について理解しておくことが大切です。現在の日本の電力供給の内訳は、火力発電が全体の約3分の2で、原子力発電は約4分の1、残りは水力発電と新エネルギーです。このうち、火力発電所は、石油・石炭・天然ガスを原料に発電しますが、原料はすべて輸入しており、これらの原料はどんどん高騰しています。これを避けるために、日本は火力発電のウエイトを下げ、原子力のウエイトを高めるというエネルギー政策を選択してきました。そして、将来的には原子力発電のウエイトを50パーセント以上にするということにしたのです。
  皆さんは、原子力発電所がどのようなものか想像できますか。私は四国で勤務していた時に、愛媛県の西端にある四国電力の伊方原発をたびたび訪問しました。厳しい入門チェックを受け、防護服を着て、施設の中に入っていくのですが、一口で言うと膨大な水を使用している大きなドームという印象です。原発では電気を得るために大量の熱が出ますが、この熱を冷ますために大量の水が必要なのです。どれ位の水を使うのかというと、1秒間に70tの海水を引き込んで、温度を7度暖めて、再び海に戻しています。70tというのは、大阪で一番大きい淀川の1秒間の流量のほぼ半分位です。
さて、日本に54基ある原発のうち、停止しているものと現在点検中で稼動できないものを含めると42基、実に約80パーセントということになります。
  それでは、私達ができることは何でしょうか。まずは電気を無駄遣いしないという「節電」です。そして、新しいエネルギーを何とか創出していかなければなりません。日本は第二次世界大戦で、全土が現在の震災地のような焼野が原になりました。しかし、それから20年も経たない間に東京オリンピックを開催し、新幹線を走らせることになりました。これから20年先ということになると、皆さんは30歳台になっていますが、日本は素晴らしい数多くの技術を有しており、立派に立ち直っていると思います。頑張りましょう。〟

2011年05月06日

連休を終えて

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  5月6日(金)、昨日で連休が終わり、生徒達は元気に登校してきました。企業の中には、一週間以上の長期休暇をとって、帰省、家族旅行、行楽、ボランティア活動等、それぞれ有意義に過ごされた人もあったようです。
  本校は暦日どおりになっており、4月30日(土)と5月2日(月)が授業日だったため、3連休となりました。各人がそれぞれ有意義な休日を過ごしたようですが、中には部活動の対外試合等のため、ほとんど休養することができなかった生徒や先生もいます。
  私は外出せずに、部屋の片付けやプライベートな書類の整理、書物や新聞からの参考資料の収集、庭木の手入れ等を行ないました。振り返ると、年が明けてからゴールデン・ウィークまでの4ヵ月は本校にとって、全く気の抜けない状況が続き、全教職員にとって精神的な余裕がなかったように感じています。
  この間の主要な業務には、3回の中学入試と2回の高校入試、大学のセンターと前期・後期入試、高校と中学の卒業式、新入生の入学ガイダンス、成績の判定、学校経営計画・予算計画の検討、経営方針の発表、新年度の教職員人事の検討、分掌長や学年主任からのヒアリング、新入教職員の受け入れ、理事会の開催、経営方針の発表、高校と中学の入学式、新入生のオリエンテーション合宿、PTA総会等があります。これらは本校にとっては恒例の業務や行事であり、来年以降も継続していくことになります。今年はさまざまな課題を抱えながらも比較的スムーズに乗り切ることができましたが、今後に繋ぐためには、しっかりと反省を行ない、対策を立てておくことが必要です。
  〝仕事は段取り八分〟という言葉がありますが、比較的余裕のある時期に課題を明確にし、キッチリと進捗表を作成しておきたいと思っています。

2011年04月30日

学園小学校保護者対象進路説明会の開催

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  4月30日(土)、学園小学校のPTA総会後の時間をいただき、進路説明会を開催しました。参加されたのは6年生~4年生の保護者の皆さん約360名です。中高においては、平成19年からコース制の導入を柱とする学校改革に着手し5年目になります。中学においては高校より1年遅れて平成20年に一貫選抜と発展の二つのコース制を導入し、この最初の年に入学した生徒が今年は高校に進学しました。
  本日は昨年と同様パワーポイントを使って『社会で活躍する骨太のリーダーを育てる』というテーマで、お話をさせていただきました。
  
  現在、小学校6年生の子ども達は11年後、5年生は12年後、4年生は13年後には社会人になります。現在、急速にグローバル化が進んでおり、社会は大きく変化してくることが予想されます。これから子ども達は中学・高校・大学に進学することになりますが、立派な社会人となるためには、この間に〝社会で役立つ力〟を育てていくことが何よりも大切です。
  今はともすると大学に入学することが最終目標であるような考え方をする人が増えてきていますが、これからは〝一流の大学を出れば一生安泰〟ということにはなりません。多くの人は企業に就職することになると思いますが、何をしてきたのか、何ができるのかということが重要になってきます。国際競争が激化する中で、真の実力主義の時代になるのは間違いありません。
  『中学受験は親の受験』と言われていますが、中学進学にあたって目先のことではなく将来の進路はどうかという長い目で子どもの育成を考えることが大切です。家庭で是非お願いしたいのは、人間としての根っ子をしっかりと育てるための基本的な生活習慣と学習習慣を身につけさせることです。
そして、中学受験にあたっては必ず学校を訪問し、子どもさんの能力や適性に見合った学校を選んでいただきたいと思っています。

  本日は、約25分間という短い時間であり、十分な説明ができませんでしたが、本校では年間を通じて個別の進路相談に応じていますので、事前にご一報いただき、是非ご来校ください。また、日々ホームページを通じて学校の状況をお伝えしていますのでご覧いただき、忌憚のないご意見をお聞かせください。

2011年04月28日

PTA総会の開催

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          授業参観                    PTA総会
 4月28日(木)午後、本年度の実行委員メンバーによる第1回のPTA実行委員会を開催し、会長の挨拶に続いてPTA行事の審議と学校行事の報告を行ないました。また、午後2時半からのPTA総会に先立ち、5時限目を保護者による授業参観の時間に設定しました。新学年になって初めての授業参観ということもあって、多くの保護者が来校され、熱心にお子さんの授業を見学されていました。
  続いて開催されたPTA総会には、例年を上回る260名の保護者の皆さんに参加していただきました。最初に昨年度の実行委員の方に感謝状と記念品を贈呈し、次いで司会から23年度の会長と新委員のメンバー紹介を行ないました。その後、議長を選出し「22年度PTA会計決算報告」「23年度PTA会計予算審議」「23年度PTA行事審議」を行ない、滞りなく総会は無事閉会しました。
  この後、私から学校の教育活動について次のような話をしました。
〝①ここ数年〝新しい学校づくり〟を目指して「学校改革」に取り組んできており、今のところほぼ当初の計画通りに推移しているが、これに満足することなく引き続いて新しい取り組みを展開していきたい。
②学校改革の基本の考え方は「創立の精神の体現」である。創立の精神は〝親孝行な人は立派になれる〟という『孝道』であり、将来社会に役立つ人材を育てるということである。
③学校づくりにおいては「入口」「校内」「出口」の3つを固める『良循環型の学校経営』を基本に取り組んでいる。
「入口を固める」(意欲のある優秀な生徒の確保)については、今年は、中学が696名と過去最高の志願者があり、191名の入学者、また、高校は890名の志願者があり、250名の入学者ということになった。
④「校内を固める」については、人間力を高めるための凡事徹底と共に三学期制への移行や教職員の資質向上、補習授業、パワーアップゼミ・ブラシュアップゼミの充実をはかってきている。
⑤「出口を固める」については、昨年、新しいコース制を導入した最初の卒業生(52期生)が国公立大学に50名、関関同立161名という多数の合格者を出した。今年は更に国公立大学55名、関関同立246名、トータル637名と昨年を上回る結果となり、旧帝国大学と神戸大学、医学部医学科等難関大学に24名が合格した。これは、先生方の徹底した個別指導と最後まで目標を下げなかった生徒達の頑張りの成果である。
⑥「教育環境の整備」については、新校舎が完成し、校庭の芝生化も実現した。
⑦今回の「東北・関東大震災・原発事故」については、今までの私達の生活や物の考え方を抜本的に見直し、生徒達に人の命の大切さや感謝の気持ちを教えていく教育の場にしていきたい。
⑧最後に、本校の基本の考え方は家庭と学校が連携して子どもを育てていくという〝共育〟と学校に集うすべての者が共に学ぶという〝共学〟である。そして、将来の日本を背負って立つ人材を育てていきたい。〟
  
  PTAの旧役員の皆さんには大変お世話になりました。新役員の皆さんには今年1年宜しくお願いします。

2011年04月20日

本年度最初の全校朝礼

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  4月20日(水)、昨日からの雨が降り続き、校庭の状態が回復しないため、当初予定していた避難訓練を中止し、体育館で本年度最初の全校朝礼を実施しました。生憎、JR宝塚線の車輌故障のためにダイヤが大幅に遅れることになりましたが、校長講話の時間に何とか到着し、次のような話をしました。
  〝今回の大震災では亡くなられた方が13,000人を超えました。また行方の分からない人もほぼ同数あり、数多くの尊い命が失われることになりました。そして、この中には皆さんと同じ中高生や児童の約500人が含まれています。彼らは自分の将来に対する夢や思いを叶えることができず、人生の幕を閉じることになり、本当に残念だったと思います。皆さんは、是非彼らの分まで頑張って欲しいものです。また、震災後40日経過した現在でも、なおも避難所での生活を続けている人が約13万人もおられます。この間、暖かい食べ物や衣服も十分行き届かず、お風呂にも入っていない人もたくさんおられるのです。
  この一方で、皆さんは三度の食事をとり、暖かい衣服を身にまとい、毎日ゆっくりとお風呂に入り、電気・ガス・水道の完備した住居で快適な生活を送っています。そして、スーパーに行ってお金を出せば色々なものが手に入ります。皆さんは、このような生活をあたり前のように思っていませんか。人間はお互いに助け合って生きています。よく『生きる力』と言われますが、皆さんは自分ひとりで生きているのではありません。他の人から支えられて『生かされている』と考えることが大切です。そして、日々の生活に対して是非感謝の気持ちを持って欲しいと思います。
  本校では「将来社会で役立つ人材」を育てることを目指していますが、今回の大震災を通じて、世の中に役立つ仕事がたくさんあることが分かったのではないかと思います。そして、困っている人を助ける、人に喜んでいただくという視点に立って、これからやりたい仕事を見つけ出し、その上で、大学でどのような専門能力を身につけていけばいいかを考え、進学を決めてください。〟

  今回の大震災を機に、日本全体がこれまで取り組んできた多くのことを見直していくべきであると思っています。これから生徒達が命の大切さや将来の進路について、自ら考え、行動する姿勢を身につけていってくれることを願っています。

2011年04月16日

平成23年度学園PTA協議会の開催

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  4月16日(土)午後、学園PTA協議会が開催されました。この催しは例年年度初めに開かれており、出席メンバーは中・高等学校、小学校、幼稚園の新・旧の各PTA会長・副会長と、事務局の幹部、校園長、教頭等です。私は午前中、学校法人報徳学園の創立百周年の記念式典に出席していたため、途中から参加しました。
  この会議では最初に各出席者の紹介の後、昨年度の会計報告、本年度予算の承認、続いて各校種より近況と本年度の取り組み計画について報告することになっています。
  その後、懇親の場が設けられ、校種を超えて中・高等学校、小学校、両幼稚園の役員の方々とも色々と意見交換させていただきました。普段はこのような機会はほとんどないため、校種を超えた交流を深めるという意味では実に有意義であったと思います。
  本校では将来、社会に貢献できる人材の育成を目指して、さまざまな教育活動に取り組んでいますが、このビジョンを実現するためには、現在の各校種における教育活動のレベルアップを図っていかなければなりません。また、日常多くの中学生、高校生と接していて感じるのは家庭教育の大切さです。とりわけ幼少の頃にどのような育ち方をしてきたかによって物の考え方や行動パターンが決まってきます。本学園は家庭と学校が連携して子ども達を育てていくという〝共育〟を基本の柱に掲げていますが、幼少の頃に人間としての基礎をつくっておくことが何よりも大切であると思っています。
  昔から〝三つ子の魂百まで〟と言われていますが、幼い時に身についた基本的な性質や習慣はなかなか変わらないものです。そして、大きくなればなるほど、これらを修正するのは難しくなってきます。そのため、中学生、高校生では既に手遅れになっているというケースも散見されます。
  最後に、旧PTAの役員の皆さんには色々な面にわたってご支援をいただき心より感謝しております。
また、本年度は新たな飛躍を目指す年になりそうです。PTAの新役員をはじめ保護者の方々には今後とも何かとお世話になることが多いと思いますが、何卒宜しくお願いいたします。

2011年04月14日

オリエンテーション合宿を終えて

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  一泊二日のオリエンテーション合宿も無事終了しました。今回何よりも嬉しかったのは、一人の欠席者もなく全員が参加し、最後まで節度のある団体行動をしてくれたことです。本校は中高一貫校ですが、高校で100名以上の生徒が公立中学から入学してくるため、内部中学出身者と外部中学出身者が同じクラスで高校生活を送るということになります。従って、良好な人間関係を構築し、クラスや学年が一つにまとまるということが極めて大切です。今回の合宿で、生徒達は学習だけではなく、寝食を共にすることで、お互いにかなり打ち解けてきたように感じました。
  また、将来の進路について考える良い機会になったようです。ほとんどの生徒達は現時点において大学進学ということは考えていても、将来の職業までは考えていなかったと思います。しかし、大学を選ぶ際には、まずどの分野に進みたいかということを考えて、学部を選ぶということが大切なのです。
  更に、各教科の先生からもこれからの学習方法や学習に対する取り組み姿勢について具体的な話しがありました。本校においては、指導体制は年々充実してきていますし、新校舎や校庭の芝生化をはじめ素晴らしい教育環境も整ってきています。しかし、充実した学校生活を送り、進路実現をはかることができるかどうかは本人次第です。高校生活のスタートにあたって、意識を切り替えると共にこれからも切磋琢磨することにより、進路実現をはかっていって欲しいと願っています。

2011年04月13日

高校新入生オリエンテーション合宿の開催

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 4月13日(水)、高校新入生のオリエンテーション合宿がスタートしました。
新学期の授業が始まって、まだ2日経過したばかりですが、新入生にとっては学年として行なう最初の行事であり、大きな意義を持つものです。

 この行事の大きな目的は次の3つです。
1.これからの3年間、同じ学年で学校生活を送る仲間との良好な人間関係を構築すること。
2.高校スタートにあたっての、より良い学習習慣を身につけること。
3.将来の進路目標を設定すること。

 8時20分に校庭に集合し、バスで出発。宿舎での開舎式の後、最初に私から、「これからの社会で生き抜く力を育てる~世界、日本、仕事、仕組みが変わる~」というテーマで、”世界と日本のおかれている現状”と”これからの社会で求められる人材”という内容の話をパワーポイントを使って、約1時間にわたってお話をしました。これから、グローバル化が進み、途上国が発展する一方で、新しい技術が続々と生まれています。この技術を使って、新しい「仕組み」や「システム」「商品」が創出されることになります。この結果、働く場は限りなく広がってくるのです。しかし生徒達は、あまりこれらの時代の変化について理解していないようです。従って今回は、数々の企業の取り組みや新しい技術の紹介を行いました。

 本校の生徒達は、ほとんど全員が大学進学を目指していますが、これが最終目標ではないはずです。生徒達が将来の進路を考える上で、今回の話の内容を参考にして欲しいと思っています。
 この内容については、順次紹介していきたいと考えています。

2011年04月09日

平成23年度対面式、着任式、始業式を終えて

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         クラス発表                  オリエンテーション

  4月9日(土)、生徒達はクラス替えになった新しいクラスでのホームルームの後、体育館で対面式を行ないました。まず体育館に中学2年・3年生と高校2年・3年生が整列、その後新中学1年生と新高校1年生が各クラスのプラカードを先頭に大きな拍手に迎えられて入場しました。その後、生徒会の委員による号令でお互いに向き合い、「よろしくお願いします」と声をかけあい、それぞれ中学・高校の新入生の代表が先輩達に対して挨拶をしました。 
 続いて、私から本年度より新たに着任された先生方を紹介し、各先生からご挨拶いただきました。この新しいメンバーを加え、本年度は専任・常勤・非常勤・事務職員の数は100名になります。そして生徒数は、中学の新入生191名、高校の新入生250名を加えて1269名ということになります。
続いて行なわれた始業式で、私は最初に「挨拶」の大切さを訴え、この4月には雲雀丘学園全体で挨拶推進運動を行なっていることに触れた後、次のような話をしました。
〝最近、色々な人から「雲雀丘学園は良い学校ですね。よく頑張っていますね。」ということをお聞きするようになってきました。確かに新校舎が建ち校庭が芝生化され、素晴らしい教育環境が整ってきたこともありますが、それよりも皆さんの学習面、部活動面、生活面、進学面などの取り組みが評価されてきていると思っています。これからも是非、皆さん一人ひとりが、学校を代表しているという自覚と誇りを持って行動することにより、全員で素晴らしい学校を作っていきましょう。
さて、先日東北地方を中心に、マグニチュード9.0の巨大地震が発生し、多くの人が津波で一瞬に亡くなりました。皆さんと同じ年頃の生徒もこの津波に巻き込まれてしまいました。将来の大きな夢や希望を持って頑張っていた生徒の皆さんにとっては本当に残念だったと思います。そして、今もなお避難所生活を送っている人も数多くいます。校舎が津波に流され無くなってしまったり、避難所に当てられているため、授業を再開できない学校も数多くあります。皆さんは今回の震災で、日頃あたり前のように思っていた生活が、実は多くの人に支えられて成り立っていることがわかったと思います。人間はお互いに助け合って生きているのです。このように考えると社会で役立つ仕事はいくらでもあるのです。
皆さんは、今の生活に感謝すると共に亡くなった人の夢や思いを引き継ぎ、是非将来社会で役立つ仕事を見つけ出してください。そして、毎日「明るく元気に生き生きと楽しく」充実した学校生活を送って欲しいと思っています。〟

2011年04月08日

平成23年度中学・高校入学式を終えて

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  4月8日(金)、満開の桜が咲き誇る中、第59回中学校と第56回高等学校の入学式を行ないました。
  午前9時半から始まった中学校の入学式には191名の新入生と保護者合わせて約550名が、午後1時半から始まった高等学校の入学式には250名の新入生と保護者合わせて約700名が出席されました。厳粛な雰囲気に包まれ、開式の辞に続き全員起立の上で国歌斉唱を行なった後、入学生の点呼と入学許可、学校長の式辞、常務理事・PTA会長の祝辞、祝電の披露、学園歌斉唱の順で約一時間にわたる入学式は終了しました。
  引き続いて、教頭から新1年生の担任となる先生方の紹介がありました。本日は生憎、小雨混じりの天候のため、講堂内でクラス毎に保護者の方も含めて記念撮影を行ないました。
  写真撮影の後、生徒達がそれぞれ教室に分かれて担任から説明を受けている間の時間をいただき、『保護者オリエンテーション』を行ないました。このオリエンテーションは平成20年度から実施しており、今年で4年目になります。趣旨は本校の基本である家庭と学校が連携して子ども達を育てていくという「共育」、本校に集う生徒、保護者、教職員のすべてが学ぶという「共学」の考え方をより理解していただくものです。そのため、私から『社会で役立つ力を育てる』というテーマで、それぞれ約20分にわたってお話しました。将来社会で活躍していくためには、中学・高校時代にしっかりとした基礎力をつけておくことが何よりも大切です。お子様の入学に合わせて保護者の皆さんにも新たな気持ちで、〝共育〟と〝共学〟について実践していただきたいと思っています。
  新入生の皆さんが明日から〝明るく〟〝元気で〟〝生き生きと〟〝楽しく〟それぞれの学校生活を力強くスタートしてくれることを心より願っています。
  なお、入学式の式辞や保護者オリエンテーションの内容についてはこれから何回かに分けて掲載していく予定です。

2011年04月07日

入学式を明日に控えて

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  4月7日(木)、中学校、高等学校の入学式がいよいよ明日に迫りました。学園の桜も入学式を待ちかねていたように満開になり、昨年の秋に中学1年(新2年生)が植えてくれたチューリップやパンジーにも美しい花が次々に咲き始めています。このチューリップの球根やパンジーの苗の植え付けは、先輩が後輩を歓迎するために毎年続いてきており、本校の伝統の行事になっています。また、校庭の芝生も新芽が伸びはじめ、日毎に緑がかってきており、間もなく緑の絨毯(じゅうたん)に変身していくことでしょう。
  本校では、全員が新年度を気持ちよく迎えることができるように、業者の方にお願いして、昨日までに校舎内の教室や廊下、トイレ等の壁・床の修理や清掃を完了しました。そして、本日は職員朝礼の後、新体制に向けて職員室内の机の配置換えを行ないました。
その後、各教科において授業の打ち合わせのための会議を開催し、続いて講堂において入学式の準備を行ないました。
  明日は、9時半から中学の入学式、午後1時半から高校の入学式を行ないます。天気が心配ですが、新入生が力強く学校生活のスタートを切って欲しいと願っています。  

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     チューリップの球根植え            パンジーの植え付け
 

2011年04月03日

過去最高の大学進学実績を達成

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  この3月末までに確定した大学進学の状況をお知らせします。
これによると、ほとんどすべての内容で過去最高の実績を残すことができました。主なものをあげると次のようになります。
    ①大学合格者総数・・・・・666名
    ②国公立大合格者数・・・・・55名
    ③私立大合格者数・・・・・611名
    ④難関国立大合格者数・・・・ 24名
      (京都2、大阪10、神戸8、北海道3、医学部医学科1)
    ⑤難関私立大合格者数・・・・256名
      (関関同立242、首都圏難関大14)

  昨年は高校にコース制を導入した最初の学年が大学受験に臨み、国公立大学合格者が25名から50名と倍増、関西の難関私学と言われる関関同立への合格者も111名から161名と50%増になり、飛躍的な伸びを示しました。
  今年は新コース制導入後、2年目の学年ということになるため、何とか前年を上回る実績を残したいという思いで進路指導を行なってきました。
  特に重点目標としていた京都・大阪・神戸の3大学の合格者数が20名(現役12名)で、昨年の12名(現役8名)を超えました。また、国公立大学の医学科への現役合格、防衛医大への現役合格、関関同立へは昨年比50%増となる242名の合格等、質・量の両面で昨年を大きく上回ることになりました。
  雲雀丘学園高校は1学年の生徒数も240~260名前後と規模的には大きくありませんが、先生方の努力で一人ひとりの生徒の進路実現を果たすための取り組みが充実しつつあります。大学進学が最終目標ではありませんので、将来の進路をしっかりと決めて大学・学部を選択させていくことが何よりも大切です。
  現在、今年の大学入試にあたっての総括を行なっていますが、この結果を次年度に生かしていきたいと思っています。

2011年04月01日

平成23年度 職員会議、新任式、合同職員会議の開催

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   4月1日(木)、いよいよ本日から平成23年度がスタートしました。まず10時から中学・高校の全教職員が文化館の視聴覚教室に集合し、本年度最初の職員会議を開催しました。最初に新しく本校に赴任された15名の教職員を紹介し、続いて「新年度にあたって」ということで教育を取り巻く様々な内容についてパワーポイントを使って発表を行ないました。その後、「一人一役運動」の担当、部活動の顧問の発表を行ないました。本校では、特定の人に仕事が集中することを避けることにより仕事の平準化をはかると共に隙間の仕事をなくすために、この運動を推進しています。そして最後に、各分掌や学年から年度初めの諸行事等の報告を行ないました。
  昼食を挟んで、12時45分より、学園幹部出席のもと本年度新たに雲雀丘学園にお迎えした専任・常勤の12名の先生を対象にした新任式を行ないました。本年度は退職者が多かったため、例年に比べて新規の採用者も多くなっており、中学・高校に来ていただくのはこのうちの6名です。新任者の自己紹介に続いて、常務理事から「学園を取り巻く厳しい環境」や「学園創立の経緯」「創立の精神は親を大切にするという『孝道』と『社会で役立つ人材の育成である』「基本方針は第一に人間教育の充実、第二に学力の向上である」「現在、学校改革は徐々に実を結びつつある。この流れを継続して欲しい」「目指すべき姿は関西を代表する素晴らしい学園である」「先生という仕事は素晴らしい。」等の話がありました。その後、各校園長から祝辞を述べました。私は「人との出会いを大切にして欲しい。教師と言うのは生徒の人生を決めるという意味で、実に大切な仕事である。高い志を持って将来日本を背負って立つ子ども達を育てて欲しい。」という話をしました。そして、最後に全員で記念撮影を行ない、新任式は終了しました。皆さんには、それぞれの持ち場で新たな戦力として、新風を吹き込んでいただけるものと大いに期待しています。
  また、13時45分からは、学園の教職員が一堂に会して合同職員会議を開催しました。最初に本学園で30年・20年・10年勤務されている先生方の永年にわたる功績に対する勤続表彰があり、次にこの1年間の取り組みに対して、中学・高校が業績表彰を受けました。全員の努力が報われたということで素直に喜びたいと思います。その後、学園および各校種から本年度の経営方針の発表を行ないました。時間が限られているため詳細な説明まではできませんでしたが、各校種の経営計画の概要は出席者に理解してもらったのではないかと思います。
  大切なことは各校種の教職員が問題意識を持って自らの役割を果たすと共に校種の壁を超えて連携していくことです。学園に集う教職員が一つの方向に向かって行動することにより、更なる飛躍をはかっていきたいと思っています。

2011年03月28日

修了式での式辞

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  3月末はさまざまな行事や新年度に向けての業務が錯綜しており、私自身も通勤の時間をフル活用する等,過密スケジュールをこなしています。そのためその日の出来事をタイムリーにお知らせできませんが、ポイントとなる内容については掲載していきたいと考えています。

  先日、全校朝礼に続いて、3学期の修了式を行ない、次のような話をしました。
  〝先程、皆さんの先輩であるIさんから生々しい震災の話をお聞きしましたが、皆さんはどのように感じましたか? 今回の大震災は地震の大きさを表すマグニチュードが9.0、この100年間では4番目の大きさであり、阪神淡路大震災の実に1500倍のエネルギーが放出されたと言われています。そして、多数の死者・行方不明者を出し、今私達がこうしている時にも、避難所生活を送っておられる方もたくさんあります。
  しかし、外国の人々から日本人は素晴らしいと賞賛されています。このような状況の下でも、避難所では、人々がお年寄りや子どもや病人に優しくいたわりの心を持って接している。そして、このような災害の後に多くの国で必ずと言ってよいほど起きる略奪や暴動といったこともない。悲しみをじっとこらえ、互いに助け合って、懸命に生きようとしています。これは長い間に日本人が培ってきた“伝統の精神”ではないかと思います。
  今日本は大きな危機に直面していますが、こういう時にこそ、苦しみや悲しみを皆で分かち合い、力を合わせて、この国を復興させていかなければなりません。追い込まれた時、困難に陥った時にこそ、人の真価が発揮されるのです。今回の震災にあたって私達ができることから、行動に移していきましょう。
  今日で3学期も終了し、皆さんはそれぞれ上の学年に進むことになります。これからの半月間は、新しい学年を迎えるための準備期間です。やり残したことは、必ずやりとげるようにしておいて下さい。早寝・早起き・朝ごはん、整理整頓といった生活習慣や学習習慣を守って下さい。そして、この期間にしっかりとした節づくりを行なって欲しいと思っています。
  4月9日に元気な姿で登校してくれることを、心より願っています。〟

  春休みに入って4日目に入りましたが、これまで何度も言っているように〝規則正しい生活を送る〟ことが基本です。現在、被災されて避難所で不自由な生活を送っておられる方も数多くおられます。「1日くらいはいいだろう」とか「明日からやろう」という考え方では、良い習慣づくりには繋がりません。「例外をつくらない」「すぐに行動に移す」という姿勢を貫いてください。

2011年03月27日

新任者に対するガイダンスの開催

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  3月26日(土)、4月から新たに本校にお迎えする先生方に対する事前ガイダンスを行ないました。年度末で既に予定の入っている方もあり、対象者全員にお越しいただくことはできませんでしたが、本日の参加者は全員が20歳代、30歳代で、まだ教職の経験は浅く、これからますます研鑽を積むことにより、成長が期待できる方々です。
  最初に私から「雲雀丘学園で勤務される皆さんへ」というレジュメを使って、本校での勤務にあたっての心構えをお話しました。続いて、現在取り組んでいる教育の内容を中心に本校の概要についてについて、パワーポイントによる説明を行ないました。約30分間という短い時間でしたが、全員がメモをとりながら真剣な表情で耳を傾けていました。その後、各教科の先生から担当する授業や勤務に対する詳細の説明と校舎案内を行ないましたが、若いということもあって、挨拶や身のこなしもきびきびしており、頼もしく感じました。
  本校では本年度末で、教職経験の豊かなベテランの先生方が退職されることになります。この結果、これらの先生方が担当されていた教科指導・生活指導・進路指導・部活動指導等を現職の先生と新しい先生で分担していかなければなりません。簡単にカバーできるとは思いませんが、前向きに受け止めれば、一人ひとりが成長できる絶好のチャンスであるのは間違いありません。
  雲雀丘学園のビジョンは『人間教育の充実と学力の向上の両立をはかり、関西を代表する学園を目指す』というものです。そのためには教職員が一流でなければなりません。これから学園が生成発展する鍵は各人が自らを磨くという姿勢で、資質向上をはかっていくことではないかと思っています。

2011年03月26日

離任式を終えて

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  3月24日、全校朝礼、修了式に続いて、この3月末で退職される先生方に対する離任式を行ないました。今回、退職されるのは専任、常勤講師、非常勤講師、事務員の16名です。
  私からご退職される先生方を紹介し、つぎのような話をしました。
  〝この度、ご退職される先生の中には、皆さんが生まれる前から、この学園で勤務されていた方もおられます。また皆さんのお父さんやお母さんを教えた先生もおられると思います。雲雀丘学園は、昨年創立60周年を迎えた長い歴史を持つ学園ですが、現在、この雲雀丘学園があるのは、今回退職される先生方をはじめ、多くの先輩の皆さんのお蔭なのです。
  先程、日本人の持つ伝統の精神という話をしましたが、雲雀丘学園にも素晴らしい伝統があります。これからも、この伝統を引き継いでいくことが大切です。そして、この伝統を引き継いでいくのは、後に残された皆さん一人ひとりであり、先生です。全員で雲雀丘学園を発展させていきたいものです。最後に先生方の今後益々のご健勝とご多幸を心よりお祈りしたいと思います。本当に長い間ありがとうございました。〟
  続いて、一人ひとりの先生からご挨拶をいただき、生徒会代表から花束を贈呈させていただきました。生徒達は、先生方の話を最後の授業として受け止めてくれたのではないかと思います。先生方はこれからそれぞれの道を歩まれることになりますが、是非充実した新たな人生を送っていただくことを心より願っています。
  また、4月からは新たな先生をお迎えして新年度がスタートすることになります。力を合わせて、学校づくりに取り組んでいきたいものです。

2011年03月25日

大震災の体験を語る②

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  〝一瞬の地震で、今まで当たり前であったいろんなものがなくなって不安で仕方なかった時に、家族や友達からメールや電話が届いて、たった一言しかなくても、その一言に私は何度も救われました。自分からしたらこれっぽっちって思うかも知れないし、自分ひとりの力なんてって思うかもしれないけど、それでも何かを考えて振り絞ったその力は確実に誰かにとって大きな力になると思います。
  今、テレビで原発のことや津波の被害状況など連日報道されていますが、あまりにも被害が大きいし、遠いところのような気がしますが、すべて同じ日本の中で起こっていることなのです。外国からもたくさんの応援が駆けつけていて、世界中が日本のために頑張っている中、まず日本の元気な私達が動かないといけないと思います。
  私自身、大きな地震を経験して、その被害を自分の目で見たけれど、幸運にも被害が軽く元気でいることができました。だからこそ、この震災のことをほかの人達に伝え、できる限りのことをするべきだと思っています。皆さんは、大きな地震を経験したことがないかも知れないから実感がわかないかも知れませんが、実際に今日私の話を聞いて一人でも多くの人が心の底から、自分にできることをしたいと思ってくれることを望んでいます。
  被災地の人達は大変そうだから、かわいそうだからということではなくて、この国のために、これからここで生きていく自分達のために、みんなのために自分のできる精一杯を探して、それを行動に移して欲しいです。何をすればいいか分からなかったら相談してください。
  雲雀の義援金箱に募金することも、勿論元気に生活することも、この震災のことを忘れないことも、私の話をご家族をはじめ、出来るだけ多くの人に伝えることも大切なことだと思います。
  今日のこの話を聞いて、一人でも多くの方が、私と同じ気持ちになってくれればいいなと思っています。自分一人だけでは無力に感じるかも知れませんが、一人で頑張るわけではありません。また、これから復興には長い時間がかかると思うので、今すぐできることはなくても良いから、焦らずに自分にできることを探してみてください。〟

  この内容は神戸新聞に大きく報道されました。

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2011年03月24日

大震災の体験を語る ①

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  3月24日(木)、本年度最後の合同全校朝礼と修了式、続いて離任式を実施しました。定刻9時の5分前には既に卒業した中学3年生、高校3年生を除いた中学1・2年生と高校1・2年生が体育館に集合しました。最初に全校朝礼において、今回の大震災で被災した東北大学2年生のIさんから当時の様子についての生々しい体験談をしていただき、その後全員で黙祷を行ないました。生徒達はIさんの話に聞き入っていましたが、この中で印象的な内容を次に紹介したいと思います。

〝今回の地震より前にも二度、少し大きめの地震が来ていましたが、11日の地震はそれらとは比べものにならないほど大きくて、長くて、とても怖い地震でした。一瞬で家の中はぐちゃぐちゃになり、電気もガスも止まってしまい、その日から一週間の避難生活を余儀なくされました。・・・
  私は仙台の中心部に住んでいたので、津波の被害もなく、本当に最小限の被害を受けただけでしたが、自転車で15分ほど行ったところまで、津波が来ていたり、大学もこわれてしまったり・・・と恐ろしい状況でした。一週間避難していたうち、最初の2日間は心細い状況の中で、毛布に包まって過ごすか、炊き出しをもらいに行くか、外に出てやっているお店がないか探し回るという生活でした。その後、大学の部活の人たちが集まっている他の避難所に移動し、市内の一部の電気と水道が復活したためその地域に住んでいる子の家に泊まらせてもらうことになりました。
  避難生活は毎朝6時半に起きて、とりあえずその日食べるものを確保するため、お店に並ぶというところからスタートしました。10時の開店でも7時半には長蛇の列ができていて、買い物するのも半日がかりでした。それでも我慢して並べば食べ物が手に入るだけ恵まれていたと思います。本当に生きるのに最低限必要なものを手に入れるのが、困難な状況でした。買い物が終わってお昼を食べて、夜怖くて寝られない分昼寝をすると、もう夜で晩ごはんを食べたら一日が終わるという生活でした。毎日生きるために何かをして、生きることだけで精一杯の日々でした。〟
                            ・・・・・ 《続く》

2011年03月23日

中学卒業式の式辞から~②困難に打ち勝つ

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  〝二つ目は〝困難に打ち勝つ〟ということです。
  先週末に、東北地方を中心に日本の観測史上最大と言われるマグニチュード9.0という巨大地震が発生しました。これはこの100年間に世界で起こった地震の中で四番目の大きさで、阪神淡路大震災の実に約1500倍の膨大なエネルギーだと言われています。
現在、被災された皆さんは、数々の大切なものを失いながらも懸命に生き抜こうとされています。後ろを振り返っている余裕はありません。悲しみを乗り越え、一からスタートされようとしているのです。
  そして、外国の人々から賞賛されているのは、このような極限の状況におかれていても節度を保っている日本人の姿です。多くの避難所では怒りの声もなく、けんかも起きていない。お年寄りや子どもをいたわり、進んで食べ物を分け合っている。大きな災害の後に多くの国で必ず起きる商品の値上げや略奪もないといった姿です。このような日本人の忍耐力や結束力、他人に対する思いやりの心は他の国では考えられないことです。
  人間の一生にはさまざまな困難が待ち受けていますが、これを避けていては消極的で実に味気ない人生になってしまいます。昔から〝艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉にす〟という言葉がありますが、この意味は〝苦労を乗り越えていくことで、玉が磨かれるように人格が練磨され、立派な人間になる〟ということです。皆さんは、どのような時にも日本人としての素晴らしい精神力を持って困難に立ち向かい、これを乗り越えることによって逞しく成長していって欲しいと思います。〟

2011年03月22日

中学卒業式の式辞から~①卒業を機に意識を変える

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  中学校の卒業式では、卒業生に2つのことを話しましたので、以下紹介します。

  〝一つ目は『中学卒業を機に意識を変える』ということです。これから皆さんが進む高校は中学とは異なり、義務教育ではありません。気持ちを切り替えないと、中学四年生ということになってしまいます。これまで皆さんは親や先生から生活面や学習面での色々な指導や助言を受けてきました。そして、どちらかと言えば自ら行動するというのではなく、受身の姿勢が強かったのではないかと思います。皆さんは三年後には大学に進学し、やがて社会に出ることになります。社会に出て活躍するためには 〝人から言われなくても自主的にやる。〟という姿勢が何よりも大切です。
  先日私は、皆さんが高校進学にあたって自分なりの思いを込めて書いた作文に目を通しました。この中で皆さん一人ひとりが、真剣に自分の将来について考えているということがわかり、心強く思いました。しかし、この夢や思いを実現するのは、皆さん自身です。お父さんやお母さんや先生ではありません。
  意識が変われば自ずと行動が変わります。行動が変われば習慣が変わります。これから高校入学までの二十日間は、皆さんが力強く高校生活をスタートするための助走期間です。そのためには規則正しい生活を送り、しっかりと学習する習慣をつけておくことが大切です。中学時代にできていなかったことはそのままにせず、必ず、この期間にやりあげるようにしておいてください。そして、中学時代のツケを高校まで持ち越さないという強い決意で臨んでください。〟

2011年03月19日

第56回中学校卒業式の開催

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  3月19日(土)、昨日までの寒さも急速に和らぎ、暖かな天候の下、56回目となる中学校の卒業式を行ない、153名の生徒一人ひとりに私から卒業証書をお渡しし、次いで3年間欠席・遅刻・早退しなかった15人の生徒に対して皆勤賞の授与を行ないました。続いて、県大会3位以上の成績を上げた団体・個人に対して特別表彰を行ないました。今年の受賞は「放送部」「女子硬式テニス部」「ギター・マンドリン部」「囲碁部」です。
  引き続いて、校長式辞式辞、理事長挨拶、祝電披露、「卒業生の言葉」、最後に卒業生全員による「卒業の歌、旅立ちの日に」、全員による「学園歌」で卒業式は感動のうちに終了しました。
  式が終了した後、卒業生達はこれまでお世話になった担任の先生方に「有難うございました。」というお礼の言葉に添えて、壇上で花束を手渡しました。
  今年の卒業生はコース制を導入した最初の年に入学した生徒達です。この3年間の中学生活において、生徒達は学業や部活動はもとより、クラス一丸となって、体育大会や文化祭に取り組みました。
また、「環境フォーラム」や「林間学舎での植樹」「沖縄への研修旅行での珊瑚の植え付け」「校庭の芝生の張り付け」等のさまざまな環境活動を通じて「学び 考え 行動する」という姿勢を身につけたのではないかと思います。本校ではこれらの環境活動を人間教育の一環として位置づけており、人間力の涵養にもつながったのではないかと思います。そして、生徒達は学力だけではなく、体も心も大きく成長しました。
  私は式辞の中で二つのテーマを取り上げました。一つ目は中学卒業を機に「意識を切り替える」ということです。ほとんどの生徒達がそのまま雲雀丘学園の高校に卒業することになっていますが、意識を切り替えないと、中学4年生ということになってしまいます。二つ目は「困難に打ち勝つ」ということです。人生には数々の困難が待ち受けています。これに打ち勝つために、今回の巨大地震に遭遇して懸命に生き抜こうとしている人達の例をとりあげました。
  そして、最後に皆さんが今日このように卒業式を迎えられるのは、お父さん、お母さんをはじめ多くの人達のお陰であり、感謝の心を持ち続けて欲しいということをお願いしました。
  生徒達が新しい生活に向けて力強くスタートしてくれることを祈っています。

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2011年03月16日

中学2年『研究発表会』の開催

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  3月16日(火)、中学2年生の生徒全員と学年の担任団、進路部長の他、保護者の皆さんが参加し、『57期生研究発表会』が開催されました。
  今回のプログラムは生徒の代表者による「探求のテーマ発表」と「職業人インタビュー報告」です。一貫選抜コースの生徒達は、この一年間各人毎にテーマを決めて〝調べ研究〟をしてきており、今回はこれらの研究の集大成ということになります。代表の生徒達は多岐の分野にわたる8テーマについて、それぞれ自ら作成したパワーポイントを使って発表を行ないました。また、発展コースの生徒達による職業人インタビュー報告ではパワーポイントを使って、通訳士、骨董屋、保育士の3人の職業人に対する訪問インタビュー結果の報告が行なわれました。
  私はすべての発表後の講評で次のような話をしました。
  〝本日の皆さんの発表はパワーポイントもしっかりと作成され、態度も堂々としており素晴らしかったと思います。皆さんも間もなく中学3年生になりますが、4年経つと大学生に、更に4年経つと社会人になります。社会で役立つ仕事をするためには、人間力と学力の2つが必要です。人を木に例えると学力は葉っぱであり、人間力は根っ子に当たります。根が腐ると木は枯れてしまうことになるため、しっかりと根を伸ばさなければなりません。この根っ子を育てるのは凡事徹底しかありません。また、社会では単なる知識はほとんど役に立ちません。学校では通常、問題が出され、正しい答えを出すことが求められます。一方社会では、何が問題なのかを自分自身で探し出さなければなりません。そして、智恵を絞り出して解決していかなければなりません。つまり、社会では「課題発見能力」と「課題解決能力」が必要になるのです。皆さんはこれまで環境活動の中でも取り組んできた「自ら学び 調べ 考え 行動する」ということを心がけてください。そうすれば間違いなく社会で役立つ力を身につけることができると思います。頑張ってください。〟


 

2011年03月15日

平成23年3月度度理事会の開催

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  3月15日(火)10時より、平成23年3月度の雲雀丘学園理事会が開催されました。本学園では、企業の経営者や地域の著名な方、学識経験者に理事に就任いただき、定期的に理事会を開催し、学園に対するご意見やアドバイスをいただくと共に重要案件の報告や審議を行なっています。
  冒頭鳥井理事長からご挨拶があり、平成22年度の事業報告・決算見込みの報告、平成23年度事業計画・予算案の承認決議が行なわれました。次いで平成23年度における学園の教育並びに経営方針と中・高、小学校、両幼稚園からそれぞれの教育計画の説明を行ないました。
  私はまず平成25年度における「中期目標」と「あるべき姿」を示し、中学・高校の入試状況(入口)、生徒の育成の取り組み(校内)、大学への進路状況(出口)について説明しました。次いで平成23年度の教育方針・経営方針を発表しました。出席メンバーからは、学園のビジョン、人間教育、生徒の確保、幼稚園・小学校・中高の連携等についての活発な意見が出されました。
  本学園を取り巻く環境は少子化の進展に加えて、公立高校の無償化や大阪府の私立高校入学者に対する助成制度の導入等激変しています。現在の日本はどの業界や分野においても従来の延長線上の考え方から脱却していくことが求められています。更に、今回の東北・関東震災の影響で、経済状況が大きく変わり、国民の生活そのものも見直さなければならないことになると思います。この難局を乗り切るためには改革に次ぐ改革が必要になってくるのは間違いありません。そして、立ち止まっているところは確実に取り残されるということになります。言い換えると、二極化が進み優勝劣敗がはっきりしてくるということです。
  これは教育界も例外ではありません。本学園においても今起こっている変化をしっかりと受け止め〝すべての校種が危機感を共有して新たな施策を打ち出していかなければならないと思っています。

2011年03月14日

進路講演会の開催

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 3月14日(月)、高校2年生を対象に進路講演会を開催しました。今回はこれまでのように学年全体ではなく、進路希望に添った形で3回に分けて実施しました。生徒達はあと1ヵ月足らずで高校3年生になります。これまでまだ時間があるとのんびり構えていた生徒達もいよいよ大学受験が現実的になってきました。本格的な大学受験までの日数はセンター入試までは300日、私立大学のAO入試就職等では200日弱しかありません。
  講演は別々の講師の方にお願いしましたが、その前の挨拶で私は次のような話をしました。
  ①人生一回 命一個=充実した人生を送る。人生は一回限りで後戻りはできない。人生において一番立派なことは一生涯を貫く仕事があること。是非社会で役立つ仕事をして欲しい。
  ②社会で活躍するためには「点数ではかれる能力」と「点数ではかれない能力」が必要である。企業が求める人材の条件は「単なる学歴」ではなく「何をしてきたのか」「何ができるのか」であり、急速に進展しているグローバル化に対応できる人材である。
  ③大学進学の意義は将来(上)から物事を見ることである。将来どういう分野に進みたいか、そのためにどの学部を選ぶのか、その学部であればどの大学を選ぶのかというステップが大切である。また、大学受験は人生における節づくりととらえること。目標を決め、日々努力し、達成すること。そして、逃げないこと、目標を下げないこと。
  ④受験は団体戦である。「寝る時間」「起きる時間」「勉強を始める時間」の3点管理を徹底すること。更にはやくスタートする、例外をつくらない、細切れ時間を活用する、継続することが大切である。
  生徒達が、今回の講演を参考にして更に意識を高め、直ちに行動に移して欲しいと思っています。
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2011年03月11日

人権映画会の開催

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     映画監督 西澤昭男氏
 
  3月11日(金)、午前中は中学生、午後からは高校生を対象に人権映画会を開催しました。この催しは毎年、この時期に実施している恒例の行事で、本年度の作品は2009年に製作された日本映画「8月のシンフォニー」です。
  この作品はシンガーソングライターの〝川嶋あいさん〟が、高校生の時に東京へ出て路上ライブをし、さまざまな困難を乗り越えながら認められていくというアニメーション映画です。実話に基づいているため、母親の死やくじけそうになる気持ちや周囲の人達からの暖かい支援の様子が随所に見られ、実に感動深いものがありました。また、随所に〝川嶋あいさん〟の歌声が流れ、上映時間の2時間はあっという間に過ぎ去りましたが、生徒達の中には涙をこらえ切れない人も数多くいたようです。
  本日は、この映画の脚本執筆・製作監督をされた西澤昭男さんにお越しいただきました。西澤さんは京都大学文学部を卒業された後、〝今の日本を変えるには教育を変えなければいけない〟との思いで学習塾を立ち上げられ、全国ネットの塾に育て上げられました。その後、2000年から永年の夢であったアニメーション製作会社を設立され、自ら脚本を執筆されると共に映画監督として製作を手がけておられます。西澤さんが目指しておられるのは親子で楽しむことができ心を豊かにするような作品を作ることです。
  西澤さんからは、この映画を製作するにいたった経緯や川嶋あいさんとの出会いのエピソード、シナリオ製作から完成までには実に2年半の歳月と約3億円のコストがかかっていること、シナリオを書く時に気をつけているのは「出だし」と「最後のシーン」であること等を生徒達に話していただきました。更に夢を大切にすること、努力すれば最終的に達成できなくても夢に近づくことができること、そのために前向きにチャレンジしていくことが大切である等を語りかけていただきました。
  生徒達にとっても心に残る映画会であったと思います。年度末でご多用中にもかかわらず来校していただきました西澤さんに心よりお礼を申し上げます。

2011年03月07日

生徒会によるニュージーランド震災募金活動

10.05.14_NZ.jpg NZ.jpg  ニュージーランド研修説明会

  本校とニュージーランドとは留学や語学研修を通じて、以前より深い繋がりがあります。現在、ニュージーランドには本校の高校1年生の3名が一年留学をしていますが、今回震源地となった南島のクライストチャーチから離れた場所に滞在していたため無事が確認され一安心してています。また、毎年夏休みには高校生対象のニュージーランド研修を北島の北部タウランガで実施しています。
  本校の生徒会では、これまでもハイチやチリにおける震災に対しては募金活動を行なってきましたが、今回の大震災に対しても本格的な活動をスタートさせることになりました。
  現在は定期考査のため中断していますが、既に生徒会の役員が登校時に募金箱を持って校舎前に立って募金を呼びかける活動を行なっています。更に生徒会では3月12日(土)13時より大阪駅前で街頭募金を行なう計画をしており、次の要領でこの活動に参加してくれる生徒を募集しています。
  
  〝今から16年前、神戸淡路大地震の時、被災して家を失った方が、クライストチャーチ市の招きで、一般家庭にホームステイ先として無料で受け入れていただいたことがあります。中には小学校のクラスに通った方もおられたそうです。この時にはニュージーランド大阪総領事やニュージーランド航空にご協力いただき、69名の被災者がクライストチャーチ市の皆様にお世話になりました。この人間としてのいたわりの気持ち『ヒューマンホスピタリティー』を忘れず受け継いでいかなければなりません。
  私たちも、何かできることはないか、何か役に立ちたいという思いで募金活動に参加しようと思います。集めた募金は、日本ニュージーランド協会を通じて、直接クライストチャーチ市の銀行口座へ『1995年阪神淡路大震災の時の友情を感謝して』と題して送金されます。みなさんのご協力をお願いします。12日(土)13時からの街頭募金に参加してくださる方、興味のある方は、生徒会役員か、生徒指導部の先生に申し出てください。この街頭募金活動は、日本ニュージーランド協会関西が主催するものです。日本ニュージーランド協会で本校の語学研修をコーディネートしてくださっている松本様より依頼があり、三宮で「神戸国際高校」が募金活動を行いますので、本校は大阪駅前で行ないます。〟
  
  今回の震災でニュージーランドは大きな被害を受け、被災者はもとより国の経済への影響も非常に大きいものがあります。一日も早い復興を願い、生徒達の自主的な募金活動を支援していきたいと思っています。

2011年03月04日

期末考査の開始と共同募金の記事掲載

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  3月4日(金)、本日より期末考査が始まりました。生徒達にとっては学年の締めくくりとなる定期考査ということになります。いつもと同じように早朝指導をしていましたが、今日は手に手にプリントやメモを持ちながら引き締まった表情で登校してくる生徒の姿が数多く見られました。是非、現学年の総決算という気持ちで有終の美を飾って欲しいものです。
  さて、この度、兵庫県社会福祉協議会発行の機関紙『ひょうごの福祉』・2月号に本校の募金活動の状況が掲載されました。記事見出しは〝「おはよう!」の声で募金も元気に! ~盛り上がる生徒会募金活動~ 雲雀丘学園中学校・高等学校〟です。
  記事の内容は、共同募金にも歳末助け合い募金にも積極的に取り組んでいる学校ということで、本校の取り組みが紹介されており、クラス毎に目標額を決めて活動した結果、目標額の3倍以上の金額を達成したというものです。
  これまで本校の生徒会では昨年1月のハイチ地震、2月のチリ地震の際にも募金活動を行なってきました。このような災害が起こるということは不幸なことですが、当初は募金活動を始めることに躊躇していた生徒達も自主的に行動に移せるようになってきました。そして、今週からは生徒会役員が中心になって、今回のニュージーランドのクライストチャーチ地震の義援金募集も始めています。
  〝経験が人をつくる〟という言葉がありますが、生徒達が学力においても、人間力においても日々成長していってくれることを願っています。

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2011年02月26日

高校専願者ガイダンスの開催

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  2月26日(土)、14時00分より学園文化館視聴覚教室において高校専願者のガイダンスを行ないました。ガイダンスでは教頭からこれからの高校生活全般、生徒指導部長から生活面、教務部長からは学習面についてそれぞれの説明を行ないました。続いて、保護者の皆さんと一緒に用品の予約や購入をしていただき、本日のガイダンスは終了しました。
  高校の前期入試の合格発表から既に二週間、後期入試からは一週間が経過しています。皆さんは合格の喜びに浸り、受験の重圧から開放されゆっくりと休養したことでしょう。そして本日のガイダンスで、いよいよ高校生になるのだという気持ちが沸いてきたのではないかと思います。
  人間はこれまで経験しなかった未知の世界の前に立つと、期待と同時にかすかな不安を覚えるものです。これからの人生には大学入学、入社、転勤、結婚等さまざまな節目がありますが、大切なことは気持ちを切り替え、新しい生活に対してできるだけの準備をしておくことです。そうすればきっと力強いスタートが切れると思います。高校入学までにはまだ一ヶ月以上ありますので、これからは是非規則正しい生活習慣を守り、自分なりに納得のいく充実した日々を送ってください。
  次回、皆さんとお会いするのは3月27日(日)の用品渡しになりますので、元気な姿を見せて欲しいと思っています。

2011年02月25日

PTA総会の開催

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  2月25日(金)、PTA総会が開催され、来年度の新役員が決定されました。この中で、私は学校の近況を中心に次のような話をしました。

  〝皆さん、こんにちは。挨拶はコミュニケーションの基本ですが、生徒達を見ているとまだまだ個人差はあるようです。是非、ご家庭でも朝の挨拶から始めてください。
  平素は本校の教育活動に対しまして、ご理解とご支援をいただき心より感謝しております。月日の経つのは本当に早いもので、あと3日で2月も終わります。そして、一カ月経つと新学期が始まります。
  さて、現在、アラブ諸国では動乱が起き、ニュージーランドでは大地震が発生し、国内では政治が揺れ動いています。この中で雇用についても厳しい状況が続いており、教育界は大きく変化してきています。
  この中で、本校は社会で役立つ人材を育てるという基本の考え方に立って、さまざまな学校改革に取り組んでいます。年が明けてからは中学・高校の入学試験、大学受験、高校の卒業式などが続き、一年の中でも最も緊張する時期になっていますが、『入口を固める』『校内を固める』『出口を固める』という三つの切り口で近況についてお話します。
  ①まず『入口を固める』ということですが、中学入試を1月15・16日、19日の3回に分けて実施しました。志願者が全体で696名と過去最高になりました。昨年の志願者は539名でしたので157名増、29%アップということになりました。この結果、入学者のレベルを維持した上で募集定員も確保することができました。
  ②続いて高校入試2月10日と17日の2回に分けて実施しました。志願者は昨年より若干減ったものの890名ということになをりました。既に合格発表を行なっていますが、公立高校の併願者が多いということもあって、公立高校の入試が終わった後、3月末に入学者が確定します。
  ③次に『校内を固める』ということですが、高校の卒業式は2月19日に実施し、260名の卒業生をお送りしました。毎年のことながら感動溢れる卒業式であったと思います。また、無遅刻・無欠席の皆勤者も23名おり、このうちの8名は中学・高校6年間を通じての皆勤者でした。平凡なことですが、本当に立派だと思っています。
  ④現在、この一年間の取り組みを反省して課題を明確にし、来年度の計画作りに着手し始めています。できたこととできていないことをしっかりと分析して、改善していく予定です。
  ⑤最後に『出口を固める』ということですが、中学受験と同じ日に大学入試センター試験が実施されました。本校では高等学校の総決算として全員がセンター試験を受験することにしています。この後、私立大学入試が行なわれ、順次合否の結果が出始めています。後ほど進路指導部長から発表があると思いますが、既に合格が判明している私立大学については、関関同立が200名の大台を越え、今のところ234名になっています。最終的にはまだまだ積み上がると思います。一昨年が111名、昨年が161名ですから、この2年間で実に2倍以上に増加してきています。また、本日から始まっている国公立大学の二次試験にも多数の生徒が受験しており、何とか昨年を上回る実績を残したいと思っています。
  ⑥何度も申し上げているとおり、大学進学が最終目的ではありません。しかし、高い目標を設定し、この目標を達成していくために努力していくという姿勢が大切です。そして、これが必ず社会に出たときに役に立つのは間違いないと思います。
  本校の基本の考え方は、学校と家庭が連携して子どもを育てるという『共育』です。今後とも何卒宜しくお願いします。〟

2011年02月24日

卒業式の式辞より~②共生・共に生きる

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  二つ目は『共生・共に生きる』ということです。

  〝これからはますますグローバル化が進展し、BRICsに代表される新興国が急速に経済発展します。この結果、皆さんは物の考え方も宗教も生活習慣も異なる人達と共に仕事をしたり、生活をすることになると思います。
  私は、この一年間、全校朝礼で皆さんにグローバル化というテーマでお話しをしてきました。このグローバル社会で皆さんが生き抜いていくためには、相手のことを理解し受け入れるということが大切です。『日本の常識は世界の非常識』という言葉があるように、自分達の価値観や考え方を前提に行動すると決してうまくいかないと思います。
  また、この一方で日本という国の伝統や文化や日本人の良さを理解してもらうことが大切です。恐らく二十一世紀は『モノを追求する時代から地球環境や世界のさまざまな国の人達との共生をはかる時代』になるでしょう。どうか、皆さんは共生ということを常に心がけて、これからのグローバル社会を生き抜いてください。〟


  最近は自分のことしか考えないという風潮が目立ちます。自分の思いを通すために相手を力づくで押さえるというやり方は避けなければなりません。相手の犠牲の上に立って成り立っていることは長続きしないのです。常に〝相手の立場を尊重し、自分がされたら嫌なことは相手にしない。また自分がして欲しいと思うことをしてあげる〟という姿勢が大切です。このことは個人だけではなく、企業活動における「お客様第一」の思想にも繋がっていくと思います。
  


  

2011年02月22日

卒業式の式辞より~①高い志を持つ

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  先日の高校卒業式では卒業生に対して三つの話をしましたので、これらを紹介します。

  〝まず一つ目は『高い志を持つ』ということです。
  本校の校是の最初に掲げてあるのはこの「高い志」です。志というのは決して単にお金や地位や名声を得るといった利己的な満足を追い求めることではありません。 〝人間として世のため、人のために尽くす〝 という気持ちが大切です。高い志を持つということは、即ち、高い目標を設定し、日々この達成に向けて努力するということに繋がります。
  初代理事長であった鳥井信治郎氏は 常々 〝やってみなはれ。やらなわかりまへんで〟と言っておられたようです。人生においては やろうか、やるまいか 迷うことがあります。そして、失敗したらどうしようということを考えて行動を起せないケースが多いのです。勿論、やればすべてがうまくいくとは限りません。全力でやってもうまくいかないこともあります。しかし、挑戦しなければ何事も実現しません。
  人の一生は失敗と成功のくり返しであり、失敗し続けることもなければ成功し続けることもありません。今、社会で活躍している人を見ると、これまで実に多くの失敗をしてきています。このことからも分かるように、たとえ一時的に失敗しても成功するまでやり続けることが大切なのです。
  皆さんは是非、高い志を持ち、失敗を恐れず、やってみなはれ精神で、何事にも果敢に挑戦する。そして、失敗した時には他の責任にせず、素直に反省して次に備える。また、成功した時にも有頂天にならず、まだ足りないところがあったのではないかと考え更に自己研鑽をはかってください。〟

  
  学歴の高い人が陥りやすいのは、あれこれと考えるあまり、できないことや難しいことの理由が先行するということです。私のこれまでの経験でも新しいことをやろうとすると、反射的に「難しい」という否定的な言葉を発する人が多かったように感じています。この姿勢では何時までたっても大きな仕事はできません。「まずやろう」ということを決めて、次に方策を考えていくことが大切であると思っています。

2011年02月21日

英語力を高める~英単語テストの実施

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  本校においては、語彙力を増やし英語力の向上をはかることを目的として、英単語テストを年2回行なっています。現在は中学校入学時に1700語の英単語集を購入してもらい、前期と後期にそれぞれ100問を出題、続いて高校でも卒業時に必要な単語の修得を目標として、このテストを実施しています。
  一般的に語学の力をつけるには、できるだけ簡単な語彙を用いて作られている基本文を徹底的に暗記することが必要であると言われていますが、英語の場合には他の言語に比べて語彙数が多いため、2000語位まで覚えなければ基礎ができあがらないようです。また、イギリスやアメリカは当然のこと、急成長が期待されるインドや資源国であるカナダ・オーストラリア・南アフリカ連邦、国際競争力で1・2位のシンガポール・香港、その他ニュージーランド・ナイジェリア・カメルーン等も公用語は英語です。そして昨今グローバル化がますます進展してきていますが、世界のほとんどの国では英語が通じるため、英語とITスキルは今やビジネスマンとしての必須のツールとなっています。
  日本はこれまで、1億人を超える人口を有していたこともあり、多くの企業は内需と輸出を中心とした経営を行なってきました。このため日本企業はグローバル化の波に乗り遅れてきましたが、今後は海外での事業展開が不可欠になってきています。しかし、残念なことにグローバル人材の不足が大きなネックになっているのです。このため、最近では上位の役職や資格に昇進する条件としてTOEICの得点レベルを決めるという企業も増えてきました。
  日本人にとっては他の国の人よりも英語をマスターするには大きな努力が必要なのかも知れませんが、何事も一朝一夕には成就しません。生徒達が日々地道な努力を継続し、英語力を高めていって欲しいと思っています。

2011年02月19日

第53回高等学校卒業式を終えて

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  2月19日(土)、素晴らしい天候の下、第53回の高等学校卒業式を挙行しました。今年の卒業生は高校改革をスタートさせて2年目に入学した260名の生徒達です。丁度9時半に司会の指示に従って、卒業生が保護者や在校生、教職員の大きな拍手で迎えられ席につきました。
  開式の辞の後、全員起立してピアノ伴奏による国歌斉唱を行なった後、卒業生全員に一人ずつ卒業証書を授与しました。続いて高校3年間、無遅刻・無欠席・無早退の23名の生徒に皆勤賞を授与しました。この中の8名は中学・高校あわせて6年間皆勤であり、司会から紹介されると出席者からは感嘆の声と共に大きな拍手が送られました。3年間の高校生活の中では、「病気になる」「体調を崩す」「挫けそうになる」といったこともあったのではないかと思います。しかし、これらを乗り切って今日を迎えたのは素晴らしいことであると思います。また、今回皆勤賞を受賞した者は学業面や部活動の面でも優れた成績を残している生徒が多いようです。
  〝継続は力なり〟とか〝一生は一日の積み重ね〟という言葉がありますが、一見簡単なようでも続けることはなかなかできないものです。この皆勤という輝かしい体験を糧にし、これからの人生においても、このような姿勢を貫いていって欲しいものです。

  式辞では、将来社会で役立つ人間になるために「高い志を持ち果敢に挑戦する」「共生・共に生きる」「感謝の気持ちを忘れない」という3つのことを心がけて欲しいという主旨の話をしました。その後、ご来賓の祝辞、在校生代表による送辞、卒業生代表の答辞と続き、在校生・教職員による「蛍の光」と卒業生による「仰げば尊し」、全員による「学園歌」の斉唱、最後に閉式の辞で感動溢れる卒業式の幕を閉じました。
  これで卒業式は一旦終了しましたが、引き続き3年生の担任に対して各クラスの卒業生からお礼の言葉と花束が贈られ、最後に卒業生全員から先生方に対して感謝の言葉が述べられました。途中、多くの生徒・保護者・先生は感激のあまり溢れる涙をこらえることができない様子でした。この後、記念撮影が行なわれ、午後からは告天舎において有志の保護者による謝恩会が開かれました。一方で卒業生達は写真撮影をしたり、何時までも名残惜しそうに友人と語り合っていました。
  53期生が新しい生活の第一歩を力強く踏み出してくれることを心より願っています。 


2011年02月11日

高校前期(A日程)入試を終えて

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  2月11日(金)、建国記念の日となる本日は日本列島が寒波に襲われ、近畿地方でもいたるところで積雪が見られました。この中で、昨晩に引き続き早朝から入試の業務を行ないました。
  
  今回の前期A日程の入試には、862名(内2名辞退)の方に受験していただきました。本校の高校入試の志願者は平成17年までは500名前後で推移していましたが、平成19年のコース制を柱とする学校改革がスタートしてからは増加傾向にあり、平成21年以降は800名を超えています。そのため、いかに厳正かつ迅速に採点を行なうかが重要です。試験当日は国語・英語・理科・社会・数学の筆記試験が終わると、直ちに採点を始め複数の目で再確認を行ない、点数をコンピュータに登録し集計しました。そして、万全を期すため再度読みあわせを行ない、更に本日(11日)朝からこれらの再点検と基本データの分析を行ない、選考案を作成しました。そして、午後からは全教員が出席して入学者選考会議を実施し、合格者を決定しました。
  会議では、最初に各教科から出題の意図や結果についての報告がありました。今回はコース制導入後5回目の入試ということで、レベルもほぼ定着してきたようです。気になることの一つは今年の受験者はこれまでと比べてどうかということですが、教科別には多少のバラツキはあるものの、志望コース別の試験結果はほぼ各教科出題者の意図した通りになったようです。年度別の採点結果については単純に比較することはできませんが、成績は昨年を上回る結果になっています。
  
  今回、本校を受験された皆さんの中には、これから公立高校の受験に臨まれる方も多いことでしょう。今は精神的にも苦しいとは思いますが、受験というのは人生における節づくりであるのは間違いありません。受験を前向きに受け止めて、困難から逃げようとせず、目標達成に向けて全力を尽くして欲しいと思っています。
  なお、合否の連絡は本日の夜、速達で送付させていただきましたので、遅くとも13日(日)にはお届けできる予定です。

2011年02月10日

高校前期(A日程)入試始まる

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  2月10日(木)、近畿地区の私立高校の前期入試が一斉にスタートしました。各校にとっては最も緊張する一日です。本校を受験する生徒達も早い人は7時過ぎから次々と学校に到着しましたが、本日は木曜日で小学校は通常授業となっており、雲雀丘花屋敷駅からの専用通路を使うことができません。さすがに中学受験とは異なり保護者の付き添いはほとんどありませんが、800名を超える受験者が阪急電鉄を利用して本校の試験会場に来ることになるため、駅の改札から受付までの流れをいかにスムーズに行なうかに注意を払いました。幸い天候にも恵まれ受験生は大した混乱もなく受付を終了し、定刻の8時40分に25の試験場に集合しました。また、インフルエンザ等で体調を崩している人のために2つの別室を準備しました。そして諸注意の後、9時10分から予定通り国語、英語、理科を、昼食休憩を挟んで午後からは社会、数学の計5教科の試験を実施し予定通り14時40分に無事終了することができました。
  その後、専願者については4グループに分かれて個別面接を行ないました。私もこの内の1グループを担当し、一人ひとりに本校を志望した理由や将来の夢、入学後の目標について質問しましたが、それぞれが自分なりのしっかりとした考え方を持って高校生活を送ろうと考えていることが分かり、大変頼もしく感じました。本校は〝将来社会で活躍する人材の育成〟を教育の柱に考えていますが、是非高校の三年間を通じて、しっかりとした人間力と学力を身につけて欲しいものです。
  本校においては、昨年より専願者数は増えてきていますが、まだまだ公立高校との併願者が多いという状況です。この数年間、さまざまな学校改革を進めると共に、昨年は待望の新校舎の建設や校庭の芝生化をはかる等教育環境の整備につとめてきました。これをバネにして、これから更なる教育活動の充実をはかり、本校を専願で受験する生徒を増やしていきたいと思っています。
  なお、今回の合否につきましては、厳正な採点、選考会議を経て速達でお送りしますので、遅くとも13日(日)にはお手元にお届けできる予定です。

2011年02月09日

高校前期(A日程)入試にあたって 

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  2月9日(水)、関西では明日から私学の高校前期入試がスタートしますが、各校の志願状況を見ると、昨年以上に二極化の傾向が現れているようです。
  本校にとって、本年度は公立高校の授業料の無償化、大阪府における私立高校受験者に対する就学支援制度の拡充等の影響の中での入試ということになりました。このため、教職員全員が危機感を持って入試広報活動に取り組んできましたが、明日からの前期日程においては862名という多数の方に受験していただくことになり心より感謝しています。今年の志願状況を見ると、受験者数は昨年をやや下回るものの一昨年を上まわる数字になっています。また、コース別に見ると『選抜特進コース』を希望する人が年々増加傾向にあり、高校改革の趣旨が定着してきたように感じています。受験生の期待にそえるよう、これからも素晴らしい学習環境下で、更なる教育活動の充実につとめていきたいと思っています。
  
  明日は受験生にできるだけ快適な条件で受験していただくため、放課後試験会場となる各教室やトイレの清掃、時計や放送の確認等を入念に行ないました。また阪急雲雀丘花屋敷駅から学校までの道路や受付での混雑も考慮した対策を行ない、夕方にはすべての準備が完了しました。
  幸い明日は天候も回復するようですが、朝は冷え込みが厳しいようです。また、体調の優れない生徒に対する別室での受験ということも考えていますので、事前に申し出てください。
  受験生の皆さん! 今晩はゆっくりと休養しベストコンディションで受験に臨み、これまで培ってきた実力を遺憾なく発揮してくれることを心より願っています。

2011年02月08日

租税教室の開催

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  先日、選択社会の授業を活用して、中3A組の社会選択の生徒を対象に租税教室を開催しました。本校では、税の仕組みについて生徒達に関心を持ってもらうために、毎年税務に直接関わっておられる方にお越しいただいて、お話をお伺いすることにしています。
  今回は神戸税務署の税務広報広聴官の蓮野里美氏から税のしくみについてクイズ形式で学んだ後、給与所得者への医療費控除の還付申告について実際の申告書を用いての実習を行ないました。また、一億円の札束と同じ重さの模型が入ったかばんを持参いただき、生徒達がこの重さを体感する等有意義な学習になりました。
  生徒達にとっては、まだ就労していないこともあって、所得税を払うということが実感できないと思いますが、国民から税金を徴収して国としてのさまざまな施策を推進するというのが政府としての役割です。しかし、近年、年金や医療費が急増しており、税収で賄えない状況が続いています。これを補うために国債を発行し続けていますが、国の借金は先進国では類を見ないほど膨大な額になってきており、このままでは国の財政が破綻することになりかねません。
  現在、消費税の税率アップということが話題になっていますが、後の世代に大きな借金のツケを回すわけにはいきません。国民一人ひとりが税金や福祉制度のあり方について、深く考えていかなければならないと思っています。
  本校では、この租税教室以外に「税の作文」に20年以上応募を続けています。こういった機会を通じて、生徒達が税のしくみや使われ方について考えるきっかけになってくれることを願っています。
  最後に、大変お忙しい中、ご来校いただき講演していただきました蓮野様に心からお礼を申し上げます。


2011年02月06日

漢字検定への再チャレンジ

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  先週金曜日の放課後、希望者による漢字検定を実施しました。
  本校においては毎年、高校3年生を除く中学1年から高校2年生までの全員がそれぞれの学年毎に基準級を決めて「漢字検定」を受験することにしています。具体的にはまず中学1年で「五級」を受験し、順次級を上げ中学卒業の段階で「三級」、高校卒業の段階で「二級」取得を目指すというものです。
  昨年11月の漢字検定の結果によると、中学2年生で「三級」、中学3年生で「準二級」を取得した生徒が学年のほぼ半数に達しており、中学での合格率は約90%になっています。しかし、高校での準二級・二級の合格率については満足できるものではありません。そのため、今回二級に再挑戦するという生徒が多く見られました。また、既に大学進学が決まっている高校三年生の姿も見られました。
  国語科の漢字学習についての指導方針としては〝単なる読み書きだけでなく、意味・語彙・用例を重視している〟〝漢字の持つ意味や故事成語などにも力を入れている〟〝高校卒業までに社会人として必要な漢字の運用能力を習得させる〟ということです。
  参考までに、「二級」は、高校卒業・大学・社会人程度で、小学校・中学校・高等学校で学習する常用漢字を理解し、文章の中で適切に使え、人名用漢字も読めるレベルです。そのために、理解しておかなければならないものは ①「熟字訓」と「当て字」(海女/あま、玄人/くろうと、祝詞/のりと、寄席/よせ 等) ②対義語、類義語、同音・同訓異字等 ③典拠のある四字熟語 (鶏口牛後、呉越同舟 等) ④部首の理解、熟語の構成と意味 と言われています。
 
  最近、急速なグローバル化の進展により「英語」の重要性が増してきているのは事実です。このため一部には国語を軽視するという傾向も見られるようになってきました。しかし、英語と国語は二者択一で語られるものではありません。とりわけ国語の中核をなす漢字については重要な基礎学力の一つであり、社会に出るまでにしっかりと習得しておく必要があると思います。
  最近、テレビでも漢字に関するクイズ番組も増えてきているようですが、この機会に家族全員で漢字に対する関心を高め、できれば漢字検定にも挑戦していただきたいと思っています。なお、漢字検定は年3回実施されており、近くのコンビニ等でも簡単に申し込むことができるようになっています。

2011年02月05日

中学校合格者に対するガイダンスの開催

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  2月5日(土)午後、立春を過ぎ、寒さも和らぎ春の兆しが感じられる中、中学校の合格者を対象としたガイダンスを行ないました。定刻の2時には学園講堂に生徒と保護者の皆さんが参集され、教頭と生徒指導部長から入学にあたっての心構えや充実した中学生活を送ってもらうために留意すべき事項入学式、等について説明させていただきました。その後、制服の採寸や体操服、運動靴の購入、通学経路の確認等をしていただきました。
 
  中学生になると小学校時代とは異なり、〝自分のことは自分でやる〟という自主自立の姿勢が求められます。これまでは、多くのことを保護者の力を借りてやってきたのではないかと思います。しかし、これからはできるだけ他の人の助けを借りずに自分自身でやるようにしていかなければなりません。規則正しい生活習慣を身につけることは勿論、学校という集団生活の中でのルールをしっかり守るという姿勢がなによりも大切です。しかし、このことは中学生になれば自然と身につくものではありません。入学まではまだ2カ月もあります。充実した中学生活を送るには力強くスタートダッシュすることが大切であり、それなりのしっかりとした準備が必要です。中学受験が終わってホッとしていると思いますが、是非、入学までに気持を切り替えて欲しいものです。そして、新しい制服に身を包み元気な姿で登校してください。

  これから生徒達は人生の中で最も多感な時期を雲雀丘学園で過ごすことになります。生徒達が将来、豊かな人生を送るには、中学・高校において社会で役立つ力を身につけておくことが不可欠です。私達教職員は一人ひとりの人生を預かっているという思いで一層の研鑽を積み、教育の質を高めていかなければならないと思っています。

2011年02月01日

高校入試A日程(前期)の志願状況

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  高校入試は中学入試と異なり、A日程(前期)とB日程(後期)の2回となっています。本日(2月1日)、A日程(前期)の入学志願者の願書の受付が終了しましたが、志願者は862名と昨年を少し下回ることになりました。内訳を見ると大阪府からの受験者が2年連続で減少しており、大阪府と兵庫県の授業料補助に対する政策の違いが反映された結果になっています。大阪府に隣接する本校にとっては、大きなハンディを背負っての入試ということになりましたが、多くの方に受験していただくことになり、心より感謝しております。既に、マスコミ等でも報道されているように、私立高校の入試は2月10日(木)を皮切りに、公立高校の前期入試に先立って実施されることになっていますが、私学受験については同じ条件で生徒や保護者が学校を選択できるということが必要ではないかと思っています。
  
  本校では、生徒一人ひとりに対するきめ細かい進路指導の充実をはかるため、平成19年度から高校に『選抜特進』『特進Ⅱ』『特進Ⅰ』という3つのコース制を、更に平成20年度からは、中学に『一貫選抜』『発展』の2つのコース制を導入しました。その後、これらのコース制は順調に定着し、進学実績も伸張しつつあります。そして、来年度はこの新システムでの中学生が高校に進学することになるため、これまでの高校のコース制を進化させ『選抜特進』『特進』『一貫選抜』の3つのコース別に入学者を募集することにしました。この狙いは、恵まれた教育環境の下で、更に教育活動を充実させていこうとするものです。
  受験生の皆さん、入試まで残り少なくなってきましたが、最後まで全力を尽くしてください。また、インフルエンザも流行してきていますので、十分に体調管理を行ない、万全のコンディションで試験に臨んで欲しいと思っています。
  なお、お解りにくい点やご質問があれば遠慮なく本校までお問い合せください。

2011年01月31日

社会科研究発表会の開催

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  1月29日(土)午後、『社会科研究発表会』が開催されました。この発表会は社会科の主催で毎年この時期に開催され、今年で12回目を迎えることになり、本校の伝統行事になりつつあります。参加者は発表者の他、希望する生徒や保護者、社会科とクラス担任の先生です。私も最初からすべての発表を聞かせていただきました。
  内容は中学1年生から高校2年生までの学年やクラスの代表者が、それぞれの選択したテーマについて発表するというものです。テーマは中学1・2年生が『歴史新聞』や『都道府県調べ』『世界の国調べ』、中学3年生が昨年行なった『沖縄研修旅行』、高校生が『人権作文』や『日本史特講』、『世界史特講』とさまざまです。生徒達は自らが色々なことを調べ、プレゼンテーションの資料を作り、堂々と発表していました。一つの発表が終わる毎に先生方がコメントされていましたが、最後の講評の中で私は次のような話をしました。
  〝今日の皆さんの発表は素晴らしかったと思います。このような経験は社会に出た時に大いに役立つのは間違いありません。今回は過去の歴史や現在の国等のテーマについて調べたようですが、現在は常に過去と繋がっています。今、世界には193の国があり、69億人が住んでいますが、それぞれの国が他の国と関連を持ちつつ、過去からの歴史の流れの中で活動しています。皆さんが今回調べたテーマは一つの〝点〟ですが、これからはこの点を「横軸」と「縦軸」に広げて〝線〟や〝面〟としての理解を深めてください。そして、学び、調べ、考え、行動に結び付けて欲しいと思います。
  また、保護者の皆さんには〝共育〟と〝共学〟ということを申し上げていますが、リビングルームに辞書や地図を置いて、家族で勉強する習慣を身につけていただくようお願いします。〟

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2011年01月25日

恒例の寒稽古始まる

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  1月25日(火)、3学期が始まって既に半月以上が経過しましたが、恒例の寒稽古が始まりました。この寒稽古はこれまで阪神大震災の年を除いて毎年実施している本校の伝統行事で、今年で32回を迎えました。
  本校においては人間教育の一環として、男子の体育の授業の中に武道を取り入れ、剣道と柔道のどちらか一方を選択させていますが、この寒稽古には高校3年生を除く全生徒と剣道部、柔道部の部員が参加することになっています。本日は中学1・2年が対象でしたが、生徒達は朝7時に集合し、約1時間にわたって白い息を吐きながら汗を流しました。一年で最も寒さの厳しいこの時期には、各地でさまざまな寒稽古が行なわれていますが、この目的は逞しい肉体を養成するというだけではなく、旺盛な気力や忍耐力、集中力等の精神面を鍛えることです。
  日本では、柔道、剣道、弓道、合気道、相撲道等の武道や華道、茶道、香道等の芸道がありますが、これらは単に相手を倒す技術を身に付ける事や、形の美学を学ぶだけではありません。〝道を極める〟という言葉があるように、「相手を尊重する」「感謝する」礼儀を重んじる「自分の心を整え正す」ことを通じて、人間力を高めることが大切です。
  なお「寒」というのは、暦の上では寒さが最も厳しい二十四節気の「小寒」から「立春」の前日である「節分」までの約30日間を指し、「大寒」はこの中間にあたります。今年は寒の入りとなる小寒が1月6日、大寒が1月20日、節分は2月3日、寒明けの立春は2月4日です。

  生徒達は間もなく進級・進学しますが、この行事を通じて心と体の両面を引き締め、これから学習や部活動に励むことにより一層の成長をはかって欲しいと思っています。

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2011年01月20日

2010アジアデザイン賞のDFAメリット賞を受賞

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  高校新校舎が建設されて間もなく10カ月になりますが、この校舎はさまざまな所から高い評価を受けています。特にデザイン面において注目されており、昨年、新高校校舎の建築物に対して(社)日本サインデザイン協会の『SDA賞2010』と(社)日本ディスプレイデザイン協会の『DDA賞2010』に「入選」し、雲雀丘学園と安井建築設計事務所が表彰されました。
  この「サイン(SIGN)」というのは、病院での診察科の表示、学校での教室表示、禁煙のマークやトイレ表示の人の形の図記号、車を運転する際の信号機や標識、センターラインや横断歩道のしま模様等人々の行動のよりどころとなる情報を具体的な形で表したものの総称です。そして、これらの幅広い分野における優れたサインのデザインに対して『SDA賞』の表彰が行なわれることになっています。
  また、「ディスプレイデザイン」というのは 主に商業にかかわるビジュアルマーケティングの分野と公共的な施設にかかわる空間関係デザインのすべての分野を包括し、総合商業施設やミュージアム等の文化施設のデザイン、博覧会や展示会、 ショールーム、ショーウインドウのデザイン等が該当します。そして、この「ディスプレイデザイン賞」は、空間環境系の優秀な作品を評価、公表する目的で設けられています。
  新校舎の設計主担である安井建築設計事務所の影林氏によりますと、サインデザイン賞は室名サインから扉サインや環境プレートでの評価、ディスプレイデザイン賞はサイン(ロッカーや扉)と共用廊下の空間のゆとりある交流スペースづくりでの評価ではないかということです。
  更に、この度、新たに『アジアデザイン賞のDFAメリット賞(Design for Asia Award )』を受賞しました。これは日本でおなじみの「グッドデザイン賞」と同様の理念・評価基準で設けられた賞でアジアという大きな枠での受賞です。
  
  このような素晴らしい学習環境の下で、いかにレベルの高い 教育活動を推進していくかがこれから極めて大切です。教職員の資質向上、カリキュラムの充実、新たな授業の工夫等さまざまな課題がありますが、これらに積極的に取り組んでいきたいと思っています。

  
《参考》  『アジアデザイン賞(DFA: Design  for  Asia  Award)』
世界の人口の半分がアジアに住んでおり、ますます成長し成熟を続ける市場においては、プロダクトやインテリア、アパレルや更には通信に至るまで、アジアという社会や消費者のユニークな特徴がデザインを考える上で重要な要素となり影響を与えてきています。この流れを受けて、「香港デザインセンター」はビジネスや、持続可能で質の高い生活に不可欠となる優れたデザインの価値についてビジネス界及び一般の意識を高めることを目的として、この賞を設けており、アジアの生活様式を反映し、それに影響を与える優れたデザインによってビジネス的成功をおさめた世界各国の企業・団体に対して授与されることになっています。
  なお下記のHPにUPされていますのでご確認ください。
下記サイトで受賞:merits winners 4番目「雲雀丘」 。
http://www.dfaaward.com/2010/pages_jp/winners/2010/

2011年01月19日

H23年度中学入試を終えて

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  1月19日(水)、昨日までの寒さも若干和らぎ晴天の下、中学の後期日程入試を実施しました。ほとんどの人がこれまでに何校かの受験を経験しているということもあって、極度の緊張に陥っているようにも見えず、正門付近で塾の先生方から励ましの言葉をかけられ、試験会場に向かいました。そして、受付を済ませた後、予定通り9時から国語と算数2教科の筆記試験に取り組みました。これまでに、ほとんどの前期日程入試の合格発表が終わっているため、今回は欠席した人もありましたが、面接も含めて正午過ぎには無事終了することができました。
  これで、本校における前・後期の中学入試は、すべて終了しましたが、3回の入試での志願者は696名となり、昨年度の539名を大きく上回る(157名、29%増)過去最高ということになりました。その結果、志願された全員の方の希望に添うことができず、誠に申し訳なく思っています。
  しかし、どのような入試に関しても合格者と不合格者が出ることは避けられません。そのため、必ずしも全員が希望通りの進路を実現できるとは限らず、第一志望と異なる学校やコースに進む人もあると思います。そして、モティベーションが下がり、高い目標をなくしてしまうようなケースが出てくるかも知れません。今、心に留めておかなければならないのは、中学受験が最終の目的ではないということです。たった11歳や12歳で人生が決まってしまうということなどありえません。マラソンに例えればレースはまだ始まったばかりです。これから自分なりのしっかりとした目標を持ち、道を切り拓いていって欲しいと思っています。
  
  なお、今回の後期入試の合否判定の結果は、明日郵送させていただく予定です。

2011年01月18日

平成23年度中学前期入試を終えて

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  15日、16日の両日にわたって実施した中学の前期入試には多くの方に受験していただき、その後採点と選考会議を経て合格者を確定しました。本校では、これまで合格通知を郵送していましたが、今年から校内掲示に変更させていただきました。発表時間の30分前には多くの受験生と保護者が掲示場所の前で待機、合格番号の記入された紙が貼り出されると、食い入るようにそれぞれの番号を確認されました。そして、合格して親子で抱き合う姿や合格できずうなだれる姿等さまざまな光景が現出されました。合格された方に対しては心よりお祝いを申し上げます。また、入学の希望を叶えることができなかった方に対しては誠に申し訳なく心苦しく思っています。
  今回の入試にあたっては、受験者全員に面接をさせていただきましたが、希望する中学に入学するために親子で懸命な努力をされてきているということが分かりました。しかし、このような努力にも関わらず、思い通りにならないこともあるのです。子ども達にとって中学受験は人生における最初の大きな試練かも知れません。

  これから子ども達の人生について考えると、成長するにつれてさまざまな試練が待ち受けています。人生においては、思い通りになることもあれば、思いが叶わない場合も出てきます。私自身の人生を振り返ってみても、自分の思い通りにならなかったことの方が多かったのは事実です。しかし、現時点ではこの苦しい経験を乗り越えることによって、人間的にも成長してきたように感じます。まず現実を受け入れる、そして気持ちを切り替えて新たな行動を起こすことが大切であると思っています。

2011年01月17日

大学センター試験を終えて

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  中学前期入試と同時に実施されていた大学センター試験も終了し、高校3年生はそれぞれ自己採点のため登校しました。本校においては、センター試験を〝高校における学習の総決算〟と位置づけており、全員がセンター試験を受けるという方針で、これまで取り組んできました。この時期には、既にAO入試や推薦入試の合格者も多数含まれているため、センター試験を受けるのは無駄ではないかと思われる人もいるかも知れません。しかし、何度も申し上げている通り、大学へ進学するということが最終目標ではありません。ましてや大学への進学率が50%を超え、2人に1人が大学卒ということになると以前のように大学卒ということが希少価値ではなくなってきているのです。
  最近、第二の就職氷河期ということが言われていますが、企業が必要としている人材の共通点は多いです。従って、大学生の就職率が60%を切っている中でも複数の企業から内定をもらっている人が数多くいます。大切なことはどの大学を出たかということではありません。言い換えると〝有名大学を出たから将来は安泰〟ということではないのです。〝何ができるのか〟〝どういう経験をしどのような実績をあげてきたのか〟〝人間力はどうか〟といった真の意味での実力(社会で役立つ力)がためされる事になります。
  本校の教育方針は校是である『高志・自律・努力』にも示されている〝将来社会で活躍する人材の育成〟ですが、そのためには最低限の基礎学力の修得が不可欠です。そして、社会ではこれらの基礎学力を組み合わせることによって、さまざまな課題を解決していく力が必要になってきます。生徒達がセンター試験の結果を踏まえて更に研鑽してくれることを心より期待しています。

2011年01月16日

中学前期B日程入試を終えて

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  1月16日(日)、昨日に続いて中学の前期B日程入試を実施しました。4年前から始めた前期入試の2回実施も定着してきており、志願者数は昨日のA日程221名を上まわる342名ということになりました。
  私の住居は京都府で天気予報によると降雪の恐れもあるということなので、万が一のことを考えて昨日は近くのホテルに宿泊しました。予想通り厳しい寒さの天候になりましたが、塾の先生方に励まされて受付に向かう姿が印象的でした。何よりも交通機関の乱れがなく通常通り入試をスタートすることができ本当に良かったと思っています。
  本日も昨日と同様、8時半からの諸注意の後、9時から国語、理科、算数、の3教科の筆記試験を実施し、その後昼食を挟んで個別の面接を行ないましたが、昨日実施された他校や本校のA日程を受験している人が多いということもあって、随分落ち着いているように感じました。
  これで、大きな混乱もなく2日間にわたる前期日程の入試が終了しましたが、実に多くの方に受験していただき心より感謝しています。これから選考会議を行ないますが、毎年心苦しく思うのは入学を希望されている方全員に合格の決定をすることができないということです。

  今回の『前期A・B日程の合格発表』については、明日午後2時、校内掲示により行ないます。従来のように郵送ではありませんので、ご来校の上確認いただきますようお願いします。

2011年01月15日

中学前期入試始まる

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  1月15日(土)、近畿地区の中学校の一斉入試と大学センター試験が行われるため、電車の中にも一見して受験生とわかる人の姿が数多く見受けられました。当初、厳しい寒波が到来するということで心配していましたが、気温も思ったほど下がらず、比較的スムーズに中学前期A日程の入試が始まりました。
  本日は本校の教職員が阪急の雲雀丘花屋敷駅や正門、南門に立ち受験生の誘導を行なう中、開始1時間以上前から多くの受験生が緊張した面持ちで保護者と共に続々と学校に到着されました。毎年見られる光景ですが、多くの塾の先生方が朝早くからお越しになり、受験生を出迎え激励されていました。そして、受付を済ませてそれぞれの受験会場に入場、8時半からの諸注意の後、9時から国語、理科、算数の3科目について各50分にわたる入試問題に取り組みました。中学受験の場合には、ほとんどの保護者の方が付き添ってこられますが、今年はA日程の受験者が200名を越えるということもあって、保護者の控え室を3ヶ所に分けて準備させていただきました。
  続いて昼食休憩の後、午後1時からは全員に対して個人面接を行ない、大した混乱もなく本日の入試は無事終了しました。〝中学入試は親の入試〟と言われていますが、生徒というよりも保護者の思いが強く反映されており、付き添いの保護者の方が心配されている様子が窺い知れました。
いずれにしても、まだ年齢が11歳・12歳の子ども達にとっては、精神的にも肉体的にも相当ハードな一日であったことでしょう。多くの私立中学では明日以降も入試が行なわれることになっており、引き続いて受験の予定が入っている人もおられるのではないでしょうか。今日はどうかゆっくりと休養され、明日以降に備えていただきたいと思います。
  なお、本校では、明日(16日)も引き続き「前期B日程」の試験を行ないますが、天気予報では降雪の恐れもありそうですので、気を付けてお越しください。

2011年01月14日

大学センター入試・私立中学入試を明日に控えて

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           高校3年生の担任団は恒例の幟(のぼり)を準備

  1月14日(金)、いよいよ明日から大学のセンター試験と近畿地区の私立中学入試が始まります。大学センター試験が終わると次は個別大学の入試、私立中学入試、私立と公立高校の入試がスタートします。すべての学校や塾にとって、これから3月末にかけての2ヶ月半は一年の内で最も緊張する時期です。生徒達はこれまで自分なりの目標を持って日々努力を傾注してきました。また、先生も個々の生徒に対して進路指導を行なってきました。これらの取り組みの集大成ともいうべきものが入試に反映されることになります。
  受験生を受け入れる立場としては、これまで培ってきた力を十分に発揮していただけるように、快適な受験環境を整えておくことが大切です。そのため、本日は通常の授業を終えた後、生徒達が明日、明後日の前期中学入試に向けて念入りに清掃しました。そして、先生方は校舎内外の案内表示、試験場の蛍光灯や時計、チャイム、エアコン等の設備の不具合がないかを再チェックを行ない、入試における各人の役割を再確認しました。今年度の中学入試の受験者は前期A日程が221名、前期B日程が342名ということになっており、試験はすべて高校新校舎の教室を使って実施します。なお、風邪等で体調の優れない受験者に対しては別室を準備していますので、事前に申し出てください。
  受験生の皆さん、天気予報によると明日は寒波が到来し、冷え込みが厳しくなるようですので、しっかりと防寒対策をしてください。また、土曜日ダイヤになっていますので、時刻表を確認いただくと共に余裕をもってお越しください。
  明日は本校の教職員が阪急電車の雲雀丘花屋敷駅の東西改札口、学園正門、南門で受験生の皆さんをお迎えすることにしています。

  一方、高校3年の担任は大学センター入試を控えて生徒以上に緊張している様子です。生徒達を励ますための恒例の幟(のぼり)を準備し、明日は試験会場である関西学院大学と神戸女学院大学に出向くことにしています。今日は早めに就寝し、万全の体調で受験に臨んでください。

1.13.jpg 池田泉州銀行様から届けていただいたお札


2011年01月12日

恒例の避難訓練を終えて

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  1月12日(水)朝、中学・高校合同の避難訓練を実施しました。本校では阪神淡路大震災の教訓を風化させないため、例年この時期に避難訓練を行なっています。しかし、この大震災が発生したのは1995年(平成7年)で現在の高校2年生が生まれた年にあたります。従って、生徒達はほとんどこの地震については知りません。    
  本日は『地震により中央棟1階の厨房から出火し、停電した』という想定で行ないました。生徒達は机の下に頭を入れてしばらく待機した後、誘導係の先生の指示に従い、上靴のまま校庭に退出しました。放送開始から朝礼の隊形に整列するまでの時間は全学年が6分以内ということで、避難は無事完了しました。私は整列した全生徒に対して次のような話をしました。
  〝何故この時期に避難訓練をしているかと言うと、今から16年前の1月17日に阪神大震災が起こり、実に6434名の尊い命が失われたからです。今ここに集まっている人は約1300名ですから、約5倍の人数ということになります。実はこの中には1名の本校生も含まれていました。前日まで元気に学校生活を送っていた生徒がある日突然亡くなってしまったのです。皆さんは、ほとんどがまだ生まれていませんし、まだ1・2歳ということもあって、阪神大震災と言ってもピンとこないかも知れませんが、人の命の大切さを再認識し、この悲しい出来事を風化させることのないよう毎年この時期に避難訓練を行なっているのです。それでは最初にこの震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りして、黙祷を捧げたいと思います。
・・・・・黙祷・・・・・
  〝災害は忘れた頃にやってくる〟という言葉がありますが、災害は何時でもどこでも予期せぬ形で突然襲ってきます。 そのために、今日は皆さんに3つのことをお願いします。
  1つ目は〝備えあれば憂いなし〟と言われますが、どこにいても常に避難通路を確認しておくこと。学校では災害が発生した際に避難するための避難経路と避難場所を掲示してあるので必ず確認しておくこと。また自宅や学校以外の場所では、必ず非常口を確認する等の習慣を身に付けておくこと。また、皆さんの家では家具が動かないように固定する等の準備をしておくこと。
  2つ目は不幸にして災害にあった時には、『おかし』と『もち』を思い出すこと。つまり避難する際には「押さない」「駆けない」「しゃべらない」の3つを守ること。また、二次災害を防ぐためには「戻らない」「近づかない」の2つを守ること。火災をはじめガス爆発や建物の倒壊、津波、水害等が続いて発生する可能性が高いということを理解しておくこと。
  最後に、本校では予期せぬ災害に備えて非常食を準備している。今年は3年毎の入れ替えの年になっており、皆さんに自宅に持ち帰ってもらうことにしているので、是非震災について家族で話し合ってください。〟

2011年01月09日

入試を目前に控えて

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  1月9日(日)、いよいよ私立中学入試と大学のセンター入試も今週末に迫ってきました。本校の中学入試の出願締め切りは明後日の11日(火)となっており、最終の受験者数はまだ確定していませんが、受験生の皆さんは張り詰めた気持ちでこの連休を過ごされていると思います。
  受験が近づいてくると志願者の倍率の高さが気になったり、やり残したことに対して焦りが生じたりしがちですが、目の前にある入試に集中することが大切です。まず体調を整え最高のコンディションで入試に臨めるようにしなければなりません。学習時間が夜型の人はどうしても夜にならないと頭が働かないということになりがちですので、入試時間に合わせて頭が働くように朝型の学習に切り替えておくことが必要です。
  また、次々と新たな問題に取り組むというのではなく、これまでやってきた中で理解が不十分で自信が持てないところや過去のテストでよく間違ったような問題を再度見直す方が効果的であるのは言うまでもありません。
  更に、今年の入試で留意しなければならないのは試験当日が土曜日ということです。電車のダイヤが平日とは異なりますので、あらかじめダイヤを確かめておく等万全の準備もしておいてください。
  中学受験というのは、人生において初めての大きな試練かも知れませんが、これから成長するにつれて、さまざまな試練を経験するようになるのは間違いありません。このような試練を乗り越えて、人は成長していくものです。どうか人生における節づくりのチャンスであると前向きにとらえて欲しいと思っています。

2011年01月08日

始業式にあたって~プラス思考の大切さ

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  1月8日(土)、心配していた寒さも和らぎ暖かい日差しのもと全校生が校庭に集合、3学期の始業式において、次のような話をしました。

  〝皆さん、明けましておめでとうございます。一人ひとりが有意義な休みを過ごし、自分なりの決意をしっかりと胸に秘めて、力強くスタートされたのではないかと思います。年の初めにあたって、今日はプラス思考の大切さについてお話しします。
  私の友人に和歌山県の日高川町の町長をしている玉置和久氏がいます。玉置氏は松下電器の四国支店時代の同僚ですが、父親の死を機に家業のみかん農家を継ぐために29年間勤めた松下電器を退社し、生まれ故郷に帰りました。この日高川町というのは、人口がわずか1万1千人で、65歳以上の住人が半数を超す「近畿のチベット」と評される過疎化の進む町です。しかし、玉置氏はこの故郷を「近畿のオアシス」に変えたいという思いで観光協会を設立し、数々のイベントを立ち上げました。
  まず、手がけたのは木材を使ったログハウスづくりの運動です。本校には手作りの椅子と机がありますが、これらは玉置氏の紹介で作っていただいたものです。続いて、手がけたのは安珍清姫の伝説で有名な道成寺(どうじょうじ)というお寺に因んだイベントです。この伝説は安珍というお坊さんを慕って清姫が大蛇になって追いかけ、安珍が隠れた道成寺の大きな釣鐘をとぐろで巻いて焼き殺すという物語ですが、先日亡くなった人間国宝の中村富十郎さんを招いて歌舞伎「娘道成寺」を奉納しました。
  また、秋に実施されていた「笑い祭り」を正月に取り込んで「初詣初笑い神事」を行ない、多数の参拝客を引き入れました。更に備長炭日本一となった日高川町をPRするために、特産のホロホロ鳥を11メートルの一本串で焼く「世界一長い焼き鳥」に挑戦、これが全国8市町村を巻き込む焼き鳥合戦に発展しました。このような成果によりさまざまな賞を受賞、ついには、2009年に町長に担ぎ出されました。
  そして、〝逆境を逆手に日本一の町づくり〟をスローガンに、地域の活性化に取り組んでおられます。最近は、田畑の作物を食い荒らすイノシシやシカなどをジビエとして売り出すビジネスをスタートさせ「ジビエ工房紀州」を設立しました。このビジネスは鳥獣害と環境問題を美食に結びつけたということから農林水産省からも注目されており、全国からも多くの方が見学に訪れています。また、今年は25メートルの焼き鳥に挑むとのことです。
  玉置氏は「何とかして町を活性化したいという強い思いでまわりを見渡すと、安珍清姫伝説の道成寺、紀州備長炭、ホタル、星空、森林浴、ヤッホー(こだま)ポイント、大阪から90分の交通の便等一杯宝物を持っている。これらの資源を生かして日本一のまちづくりに励みたい。」と抱負を語っています。
  海外の人から見ると日本には数多くの宝物があります。また、皆さんのまわりにも宝物はたくさんあります。ただそれに気がついていないだけかも知れません。今年もプラス思考で前向きに行動し、充実した一年にしていただきたいものです。
  最後に、高校3年生の皆さん、センター入試まで一週間になりました。体調を整えてベストのコンディションで本番に臨んでください。健闘を心より祈っています。〟

  ≪参考≫ フロンティアエイジ(ニューシニアの情報新聞)を検索していただくと
       日高川町の取り組みがご覧いただけます。

2011年01月06日

中学入試の出願受付始まる

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  1月6日(木)、今日は二十四節気の中の小寒で、一年のうちで一番寒いと言われる〝寒〟に入りました。この寒と呼ばれる期間は立春の前日(2月3日)までになっていますが、同時に受験―ズンのピークでもあります。いよいよ1月15日からは近畿地区の私立中学の一斉入試が始まりますが、本日より本校においても出願受付が始まりました。
  昨年度は新しいコース制導入後3年が経過し、中学1年生から3年生までの全学年に「一貫選抜」と「発展」が2クラスずつ揃うことになりました。また、創立60周年という節目にあたり、待望の高校新校舎も完成し、教育環境も整いました。今年はこれらをベースに一層の教育活動の充実につとめ、飛躍の年にしていきたいと考えています。
  本年度の中学入試は、昨年と同様『前期A日程』と『前期B日程』および『後期日程』の3回に分けて実施させていただきます。募集方法は「一貫選抜」と「発展」の2コースに分けて行ないますが、両コースを志望していただくこともできます。
本年は暦の関係で、窓口出願受付は次のとおりになっていますので、ご留意ください。
    ①前期A・Bについては1月11日(火)まで。
    ②後期入試については1月18日(火)まで。
  なお、当日までの出願状況(すべて第一志望の数)はホームページの〝Infomation欄〟に、出願や受験に関する内容については「中学入試Q&A」ニ掲載していますので、ご確認いただくと共にお解りにくい点があれば遠慮なくお問い合わせください。
  最後に、これから寒さが増してきますので、ご家庭におかれましては、風邪をひかないよう体調管理には十分留意してあげて欲しいと思っています。 

2010年12月27日

本格的な受験シーズンを控えて

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  中学校教員向け説明会             保護者見学会
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  オープン・スクール               塾長説明会 

  今年も残すところあとわずかになってきました。年が明けると本格的な受験シーズンが始まりまるため、受験生の皆さんはそれぞれ最終の受験校の絞込みを行なっておられることと思います。最も早く行なわれるのは1月15日から始まる近畿地区の私立中学校の統一入試と大学のセンター入試です。
  本校も明日は一年の仕事収めになりますが、中学の願書受付は1月6日からスタートするため、本日が実質的には最後の広報活動日ということになりました。私学にとっては、どれだけ多くの生徒が受験してくれるか、そしてどれだけの生徒が入学してくれるかが何よりも重要です。そのため、これまで入試広報部のメンバーを中心に、さまざまな広報活動を行なってきました。具体的には、7月の中学のオープンスクールを皮切りに、神戸大丸での私学展、中学・高校の入試説明会、塾長や中学教員の皆さんを対象とした説明会、保護者見学会、色々な会場での入試相談会、塾や中学訪問等です。反省すべき点もありますが、やるべきことはすべてやり遂げたと思っています。果たして、どれだけの生徒の皆さんが受験してくれるのか、期待と不安の入り混じった複雑な心境で年の瀬と新年を迎えることになりそうです。
  なお、この度ホームページも一新しました。また、中学入試、高校入試に関する『Q&A』を掲載していますので、是非ご確認いただきますようお願いします。

2010年12月24日

入試直前対策講習・冬期講習の実施

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  既に冬休みに入っていますが、各学年においては勉強合宿や補習が行なわれています。
  特に、センター入試を直前に控えた高校3年生については『入試直前対策講習・冬期講習(第1期)』ということで、年内は12月30日まで、年明けは1月4日から講習することになっています。
  終業式でもお話ししましたが、センター入試まではまだ20日間余もあります。1日に5時間勉強すれば100時間、10時間やれば200時間になります。私のこれまでの経験から言っても500時間かければまとまったことができますし、200時間あれば目に見えた成果に結びつきます。従って、他のことに気を奪われることなく、この期間勉強に集中すれば、学力は飛躍的に向上するのは間違いありません。先生方も色々と工夫を凝らして、きめ細かい指導を計画してくれていますので、生徒達がしっかりと受講すればそれなりの成果が上がると思っています。
  また、この時期になるとどうしても新しいことや難しいことをやろうとしがちですが、センター試験で出題される問題は高校で習った内容です。これまでの模擬試験を見直し、できなかった問題を確実にできるようにする等、自分の弱点を補強するようにしておくことです。更に、生活のリズムを徐々に試験の時間に合わせていくことも非常に大切です。夜にならないと頭が働かないというのでは良い成績には繋がりません。できる限り、入試本番に合わせて睡眠や食事をとるようにして下さい。

2010年12月22日

保護者懇談が始まる

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  本校では、学期終了時に保護者懇談を実施していますが、本年度からは3学期制に移行したことによって、今週から本年度2度目となる保護者懇談が始まりました。
  連日、多くの保護者の方がお見えになり、それぞれの担任とお子様の学業成績や学校生活、交友関係、生活面等における話をされたようです。担任との懇談後、何人かの保護者の方とお話させていただきましたが、やはり学業成績に関する悩みが多いように感じました。
  親としてはどうしても成績表を見て〝点数が上がった、下がった〟と一喜一憂されるのは仕方がありませんが、成績が思わしくないということで決して頭ごなしに叱り付けるということは得策ではないと思います。よく「勉強しなさい。勉強しないと大学に行けないよ。」とか「どうしたの、この成績は。こんなことでは、どうなっても知らないよ」といった言葉は、かえってやる気をなくさせることになるのではないかと思います。
  私は世の中で起こっていることは、すべて原因があって結果が生じると思っています。従って、問題となる原因を除去したり、改善しない限り良い結果が期待できないのは当然です。
  授業に集中できていない、予習や復習が不十分である、家庭での勉強時間が足りない、苦手教科に手が回っていない、勉強の仕方がわからない、といったことや体調が優れない、基本となる生活習慣が乱れている、携帯端末のメールやゲームに熱中している、整理整頓ができていない、といったことも考えられます。そして、勉強の意義がつかめていない、将来の目標がない、ハングリー精神がない等のことが根本原因かもしれません。
  この冬休みという機会をとらえて、是非家庭において現状の実態を正しくつかみ、改善に向けての取り組みをしていただきたいと思っています。

2010年12月21日

平成23年度大学入試前半戦の結果

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  近年の大学入試は、センター入試の前に国公立大学の公募制推薦、AO入試および私立大学の指定校推薦、AO入試等が実施されています。本校においても多くの生徒がこれらの受験に臨み、この12月までにほぼ結果が出揃いました。主な合格状況の内訳は次の通りです。

(1)国公立大学  5名・・・京都工芸繊維 2名、 京都府立、愛媛、兵庫県立
(2)大学校(一次) 6名・・・防衛医科、 防衛5名 
(3)私立大学  178名・・・関西13名、 関西学院14名、 同志社2名、 立命6名、 京都産業10名、近畿20名、 甲南3名、 龍谷2名、 京都女子3名、 同志社女子4名、 神戸女学院3名、甲南女子18名、 武庫川女子8名、 京都外語9名、関西外語6名  等
(4)短大他    7名

  これらの公募推薦やAO入試を受験する生徒に対しては、私もこれまで個別指導をしてきました。生徒には〝大学に進学することが最終目的ではない〟ということを繰り返し言っていますが、将来何をやりたいかというしっかりとした思いを持って、より一層の研鑽を積んで欲しいと思っています。 今回、国公立大学への合格者は5名になりました。また初めて難関の防衛医科大学への合格者(1次)が出ましたが、まだまだ十分とは言えず反省点も多いように感じています。
  合格した生徒達はそれぞれ校長室に報告に来てくれていますが、お祝いの言葉と共に気を引き締めて残された高校生活をしっかりと送るように伝えています。なお、本校では高校における学習成果の集大成として、全員がセンター入試を受けるよう指導しています。

2010年12月20日

2学期終業式にあたって

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  12月20日(月)、4時限短縮授業の後、2学期の終業式を行ないました。当初は校庭で実施する予定でしたが、生憎早朝からの雨でグランドの状況が悪いため、マイク放送に切り替えて次のような話をしました。

  〝今年も残すところ、わずかになってしまいました。本当に月日が経つのは早いですね。今年のお正月に、皆さんは「今年は是非こういうことをやりたい」「自分はこういう人間になりたい」など、様々な目標を持ってスタートしたと思います。一年経った今、振り返ってみて、今年はどのような年でしたか?自分の思いどおりにできたという人、逆に思いどおりにできなかった人がいると思います。できなかったという人は、毎年同じ繰り返しをしていませんか?年末にあたって、是非自分自身の姿勢を反省して下さい。
  皆さんは、やがて社会に出ます。“継続は力なり”という言葉がありますが、どの分野にあっても社会で活躍している人の共通点は、一旦決めたことをやり続けているということです。
  野球やゴルフといったスポーツ界を見ても、皆さんが良く知っているイチロー選手や石川遼選手は、血のにじむような努力を毎日続けています。簡単に言えば、どのような日であっても“例外をつくらない”ということです。〝今日は疲れているから〟〝今日は体調が悪いから〟“今日は他にやりたいことがあるから”ということで、いったん例外をつくると、それが当たり前になってしまいます。
  明日から冬休みに入りますが、休みだからということで夜更かしをしたり、朝遅くまで寝ていたりせず、しっかりと生活習慣を整えることが大切です。また折角の機会ですので、家の手伝いをしたり、家族の方とも色々とお話をして下さい。
  さて高校3年生の皆さん、センター入試も目前に迫ってきました。しかし、まだ25日もあります。仮に1日8時間勉強すれば、200時間もあります。これだけの時間があれば、相当学力が伸びるのは間違いありません。マラソンレースで言えば、今はゴール間近の40km過ぎです。自分が苦しいときは、他人も苦しいのです。是非悔いのないように全力を尽して下さい。
  皆さんにとってこの冬休みは人生の中では1回限りで、後戻りはできません。充実した生活を送っていただき、1月8日には元気に登校して欲しいと思っています。

2010年12月19日

第39回中学英語暗唱大会の開催

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       英語暗唱大会の様子          西谷中学校 佐藤校長先生

  12月17日(金)の午後、学園講堂において中学英語暗唱大会が開催されました。この大会は、今年で実に39回目を迎える本校の伝統行事の一つです。各学年では数ヶ月前からそれぞれの指定された課題文に全員で取り組んできました。そしてクラス毎に選考を行い、各学年10名の代表が選ばれスピーチを行ないました。
  今年の暗唱文は中学1年が宮永勝さん原作の「若返りの水」(英語タイトルMiracle Water)、中学2年がイソップ物語「アリとキリギリス」(The Grasshopper and the Ants)、中学3年がキング牧師のスピーチ「I Have a Dream」でした。出場者にとっては、生徒や先生、保護者等多くの聴衆の前で、しかも英語で発表することは初めてという人がほとんどです。恐らく物凄く緊張していたと思いますが、一人ひとりが舞台で堂々としたパフォーマンスを披露し、さらに工夫を凝らした個性的な発表も目立ちました。物語の登場人物になりきってセリフを言ったり、ジェスチャーを加えながら力強くメッセージを伝えたりと、豊かな表現力を発揮できたと思います。いずれも甲乙つけがたい出来映えであり、本番に備えて繰り返し練習を積んで来た努力の跡が感じられました。
  審査の結果は20日(月)に発表され、終了式で表彰することになっていますが、参加者全員が十分に練習を積み重ねて最大限に努力したことは間違いありません。その姿に観客からも大きな拍手が送られました。大会の最後に英語ALT教員のキャスティー先生から賞賛のコメントをいただきました。また発音の重要ポイントについても指導していただきました。
  また今回は特別ゲストとして西谷中学校の佐藤校長先生にご参加いただきました。佐藤先生は宝塚市教育研究会の英語科研究部長をされており、ご自身の英語の体験談や英語を学ぶ姿勢について興味深いお話をいただきました。
  これからグローバル化の進展に伴い、語学とITを駆使したプレゼンテーション能力がますます重要になってきます。この行事も来年は記念の40回の節目を迎えますが、更に充実した大会になるように計画していきたいと思っています。


2010年12月18日

留学生に対する面談指導

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  高校には以前、普通科と国際科という二つのコースがありましたが、4年前に新たなコース制を柱とする高校の改革を行ないました。この狙いは、単に国際科を廃止するという消極的な考え方ではなく、グローバル化が急速に進展する中で、これまで国際科が培ってきたグローバル感覚をすべてのクラスに広げていこうとするものです。従って、ニュージーランド研修、JICAとの交流、海外留学等についてはカリキュラムとの調整を行いながら継続することにしています。
  先日、この冬、新たに留学する高校1年生に対する渡航前の校長面談を行ないました。今回は1人がアメリカ、3人がニュージーランドの現地校に留学しますが、このうちの2人の生徒は昨年のカナダ研修、今年の夏のニュージーランドの語学研修に参加しています。
  私は生徒達に次の4つのことを話しました。
①日本の常識は世界の非常識ということも数多くあり、国外から日本を客観的に見ることは貴重な経験になると思う。是非、海外で色々な体験をして欲しい。  ②留学を通じて、語学力は向上すると思う。語学力というのはITスキルと同様、一つのツールにすぎない。要は語学を使って何をやるかが大切である。  ③帰国は来年の年末になるため、すぐに大学への進学を検討しなければならなくなる。是非将来の進路をしっかりと考えておいて欲しい。  ④このような貴重な経験ができるのも、両親のお陰であると思う。感謝の気持ちを忘れないで欲しい。
  また今週末にはオーストラリアに留学していた生徒が高校2年生に帰学する予定です。この生徒も過去に雲雀丘のカナダ研修に参加した生徒です。この他にも高校2年生の生徒がカナダに、高校1年生の生徒がアメリカに留学中であり、2人とも来年の6月に帰国する予定です。
  一方で、海外(アメリカとカナダ)からの留学生も、高校2年生と高校1年生に1人ずつ在籍しています。グローバル化が進む中、これからも海外との交流を更に進めていきたいと思っています。

2010年12月17日

歳末助け合い運動

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  12月1日より、全国で歳末助け合い運動が始まっていますが、本校においても期末考査が終了した12月8日(水)より生徒会が中心となって募金活動を開始しました。この歳末助け合い運動は、赤い羽根共同募金同様、さまざまな地域における社会的な課題を解決するための活動に利用されます。そのため、集められた募金は宝塚市で使い道が決められることになっています。一口で言えば、これは「じぶんの町を良くする」活動です。
  宝塚市では、一人暮らしの高齢者の方へお正月におせち料理を届ける配食事業などの高齢者を対象とした事業や体の不自由な児童を対象とした事業などに使われています。
  本年度の宝塚市の目標額は1,030万円ということなので、本校の目標額を宝塚市の目標額の0.1%の10,300円に設定しました。まず、スタートにあたって各クラスの自治委員に集まってもらって自治委員会を開き、趣旨説明を行なうと共に目標金額を超えるよう募金活動を進めていくことを確認しました。そして、9日と10日に各クラスの学級委員に、一人1日10円ずつクラスで集めてもらうことにしましたが、学級委員が集め方をいろいろと工夫をしてくれ、楽しみながら集めたクラスもあったようです。各クラス共、目標金額を超えるように頑張ってくれた結果、募金総額は、本校の目標としていた金額を大きく越え、目標の約3倍の3万4千円余りが集まりました。
  また、12月15日(水)には、宝塚市社会福祉協議会より常務理事の小中和正氏 他2名がわざわざ来校され、8時から生徒会執行部の役員と共に「歳末助け合い募金」と書かれたのぼりと募金箱を持って登校してくる生徒達に、募金協力を呼びかけてくださいました。そして、この後、講堂での高校の全校朝礼において、生徒会会長から小中氏へ募金箱が渡され、同氏から御礼の言葉を述べていただきました。
  ささやかな金額ですが、少しでも皆さんのお役に立てればと思っています。

2010年12月16日

学園教職員研修会~山極寿一氏による講演

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  本学園では、年1回幼稚園から中高の全教職員を対象に外部の講師の方をお招きして、教職員研修会を開催しています。一昨年の志ネットワーク代表の上甲晃氏、昨年のアート引越センター社長の寺田千代乃氏に続いて、今年は京都大学院の理学研究部教授の山極寿一氏に“家族の起源と少子高齢化社会”と題して、ご講演いただきました。
  山極氏はゴリラ研究の第一人者で「ゴリラ」「ゴリラと人の間」「ゴリラの森に暮らす」「ゴリラ雑学ノート」「オトコ進化論」等、数多くの著書を出版されています。
  山極氏がゴリラの研究を始められたきっかけは、“人間の特長や特殊性を少し離れたところから見てみよう”との思いからだそうです。お話の中で興味深く感じたのは、鳥や狼、猿などには家族と呼ばれるものがなく、家族と呼ばれるものがあるのは人間だけであること。人間が家族を形成するに至った理由として考えられるのは、森から草原へ進出したことによって、強力な捕食者の脅威にさらされることになり、必然的に多産になったこと。この結果、出産間隔が減少し、授乳期が短縮されたこと。人間は肉食ではなく雑食であるため、食べだめすることができず、絶えず食べ物を探し回る必要があり、この間誰かが子どもを守る必要が生じたこと。これによって、男が育児に参画するようになったこと。人間以外の動物の一生は、母乳を飲む「乳児期」、大人の物を食べる「少年期」、子どもをつくる能力を有する「成年期」、その後の「老年期」の4期に分かれているが、人間の場合には乳児期と少年期の間に「子ども期」があり、更に少年期と成年期の間に「青年期」があり、更に長い老年期があること。そして、人間は2年しか乳を飲まないが、6歳にならないと永久歯が生え揃わないため、この間は固いものが食べられないこと。人間の脳は直立二足歩行に移行後、700万年~200万年は500cc~600ccであったが、石器の使用を始めてから脳容量が急速に増大したこと。また、乞われないのに与えるのは、人間独特のものであり、人間の食に不可欠な「上の躾」と「下の躾」があること。多子高齢化が少子高齢化に移行する中にあって、それぞれの役割を果たすためにも、高齢者は子ども達と付き合うようにすることが大切である。等です。
  最後に、ゴリラは獰猛(どうもう)で悪役のように思われているが、これらは間違いであり、ゴリラと人間とを比べるとゴリラの方が優れていることが、いくつもあることを熱っぽくお話しいただきました。
  近年、核家族が進む中にあって、親子をはじめ家族の関係が希薄になってきていますが、今一度家族というものについて見つめ直していかなければならないと思いました。

2010年12月14日

グリーンコンシャス国際イベント2010の開催

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  先週の土曜日、食料と環境をテーマに活動を続けておられるNPO法人のピース&ネイチャーの主催で『グリーンコンシャス国際イベント2010』が神戸レガッタ&アスレチック倶楽部で開催されました。このイベントのプログラムは「オーガニック商品販売ブース」「国際フットサル大会」「スイートコンテスト」の部に分かれており、先日、本校で開催した環境フォーラムの際に、「スイーツコンテスト」の審査員として出席して欲しいとの依頼がありました。
  このスイートコンテストは日本の伝統である米(米粉)を使った独創的なお菓子について、審査を行なうというものです。午後3時からのコンテストに先立ちは、こども部門のアイデア・スイーツの審査を実施しましたが、それぞれ工夫を凝らした夢のある作品が出展されていました。続いて行なわれたスイーツの試食会には一般の方も多数来場され、我々6人の審査員と共に応募作品のさまざまなお菓子を試食し、大いに盛り上がりました。これらのお菓子には米粉を使うことが条件になっているため、小麦粉だけのものに比べると粘りが強くなるようです。最後に最優秀作品とアイデア作品を選び表彰を行ないましたが、受賞者の感想によると米粉の配合の割合に苦労されたとのことです。また、今回のお菓子作りにあたっては、本校の環境大使の生徒達が育てた三田地区のお米も使われたということをお聞きしました。
  最近は米を材料にしたパン作りが話題になってきていますが、米離れが進む中にあって、更に米の活用を積極的に検討していかなければならないと感じました。

  なお、このイベントの様子はライブストリームで全世界に映像配信されました。

          www.peace-and-nature.com/jp/events.html

2010年12月11日

職業人に学ぶ

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           色々な職種の方にお越しいただき、お話を伺いました 

  12月11日(土)の3限・4限に高校1年生を対象に『職業人に学ぶ』というテーマでの進路学習を実施しました。この催しは例年この時期に、社会のさまざまな分野で活躍されている方々にお越しいただき、それぞれの仕事の内容や体験を語っていただくというものです。
  本年度の講師はは何らかの形で本校に関係ある警察官(大阪府警)、弁護士、医療機器の研究・開発、旅行業、客室乗務員、グラフィックデザイナー、病院薬剤師、救急救命士、出版関係、電気通信機器メーカーの方、10名です。現在、本校では〝将来社会で役立つ人材の育成〟を基本の教育方針に掲げていますが、生徒達は社会のことをほとんど知りません。このため、さまざまな機会を通じて、社会で活躍している人のお話を聞く等のキャリア教育を行なっていますが、この進路学習は年を重ね、本校の伝統の行事になっています。今回、お話いただいたのは、多くの職業の中のごく一部の方々ですが、生徒達が将来の仕事に対して考える良い機会になったと思います。
  最近、日本の生徒の学習に対する意欲低下が問題視されていますが、この原因は自分なりのしっかりとした目標を持っていないからです。目標を持つと、俄然学習に対する意欲も向上してくるのは間違いありません。これを機会に生徒達が人のため、世の中のために尽くすという思いで将来の進路を考えてくれることを願っています。
  年末の慌しい時期にも関わらず、快く講師をお引き受けいただいた講師の皆さんに心よりお礼を申し上げます。

2010年12月10日

高校PTA 学級委員会の開催

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  12月9日(木)、先週の中学校に続いて「第2回高校PTA 学級委員会」を開催しました。既に本格的な受験シーズンを迎えていますが、高校生の保護者にとっての最大の関心事は大学入試です。かつて大学の入試はセンター試験を軸に展開されてきましたが、最近、多くの大学ではセンター試験の前に「指定校推薦」や「公募推薦」「AO」等の入試が実施されるようになってきました。本校においても、これらの入試を受験する生徒が数多くいるため、最初に私から、既に合格者が延150名を超えていることを報告しました。
  続いて、これからの世界や日本の動向と社会が求めている人材について触れた後、現在の極めて厳しい雇用情勢についてお話しました。今年の大学生の就職内定率は10月1日時点で60%を切っており、このまま推移すると、最終的には大学卒業者の10人のうち2人は就職できないということになることが予想されます。このような状況下にあって、保護者の皆さんもお子さんの就職については以前にも増して、深刻に考えておられるようです。
  今は昔のように、一流大学を出れば一生安泰というような時代ではないというのは、多くの人が感じていると思います。これからはどの大学や学部を出たということではなくて、〝何ができるのか〟〝何をやってきたのか〟ということがポイントになってきます。現に、就職氷河期と言われている中でも数社から内定通知を受ける人も数多くいる一方で、100社の入社試験を受けても、全く内定通知をもらえないという人もいるのです。
  このように考えると、将来どのような分野で仕事をしたいのか、そのためにどのような力が必要なのかをしっかりと把握し、その力をつけるために日々研鑽するという姿勢が重要になってきます。生徒達の進路にあたっては担任や進路指導部の先生が個別の相談に応じていますが、ご家庭においても将来の進路について、よく話し合って欲しいと思っています。これまで何度も取り上げていますが、大学に進学することが最終目的ではありません。将来の仕事を考えて、大学・学部の選択をしていただくことが大切です。そして、就職活動そのものに注力するのではなく、しっかりと社会で役立つ力をつけることを心がけて欲しいものです。

2010年12月09日

中学3年生学年集会の開催~高校進学に向けて

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  12月8日(水)、中学の全校朝礼に引き続いて、中学3年生を対象に「学年集会」を開催しました。中高一貫校での課題の一つは、中学に入学すると全員が高校に進学できるというシステムになっているため、ともすると〝中だるみ〟という現象が生じることです。今、公立中学の生徒は高校進学を目指して、ラスト・スパートに入っています。このように、本来であれば高校受験を目指して、必死に勉強していなければならない時期に、のんびりと残りの中学生活を送っているということでは成長は期待できません。
正直なところ、生徒達は昨日までの定期考査から解放されてホッとしており、気持ちは緩んできていると思います。しかし、このままの状態で2学期の終了式を迎え、冬休みに入ってしまうと、さまざまな課題が積み残されたまま3学期を迎え、中学4年生という意識のまま高校に進学するということになりかねません。従って、今日は私から高校進学にあたって留意して欲しい事柄について話をしました。
先日の高校の入試学校説明会で生徒と保護者に話した内容のパワーポイントをベースに、社会の動向や社会で役立つ力について触れた後、
  
  《高校進学に向けて考えて欲しいこと》として
①一流大学を出れば一生が安泰ということではない
②これからは何ができるのか、何をしてきたのという真の実力が問われることになる
③大学進学は最終目的ではなく、あくまで手段である
④将来何をしたいのかを考え、目標設定する
⑤冬休みを使って将来のことを考え、3月までに自分の将来の夢、目標をまとめる
⑥自分の優れているものを見つけ出し、真の実力・自分なりの武器を身につける
  
  また、《日々実践して欲しいこと》として
①挨拶、服装、ルール・マナー・約束の遵守、整理整頓といった凡事徹底をはかる
②正しい生活・学習習慣を守る
③日々の地道な努力と素直な反省を行なう(5分で良いから必ずやる)
④徹底的な基礎固めをし、今の間に弱点・苦手を克服しておく(中学1年からやり直す)
⑤本・新聞をしっかりと読む
⑥学校の授業を大切にする     等を取り上げました。
  生徒達が、気持ちを切り替えて、行動に移していってくれることを期待しています。


2010年12月07日

期末考査を終えて

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  12月7日(火)、先週の木曜日から5日間にわたって実施されていた定期考査が終了しました。生徒達には何が難しかったのかを質問していますが、個人差が相当大きいように思います。人間であれば得意なものと不得意なものが必ずあります。しかし、最初はそんなに大きな差はなかったのではないでしょうか。昔から「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、好きなものは色々と工夫して繰り返し行なうから上達するのに対して、嫌いなものは嫌々やるためどうしてもうまくいかないものです。特に、興味のないもので丸暗記だけをしているようなものは、なかなか力がつかないと思います。力がつかないからますます面白くなくなる。面白くないから仕方なしにやるという負のスパイラルに陥ります。逆に興味のあるものは喜々として取り組むため、力がつく。力がつくから自発的に取り組むというように正のスパイラルになります。このようにして、最初はほんのわずかな差であったものが、時間が経つにつれて途方もない大きな差になってくるように思います。
  一方、職員室では先生方が答案の採点を始めています。「出来はどうですか?」という質問をすると、「思ったよりできています。」「大体予想通りです。」「あまりできていません。」とさまざまな答えが返ってきますが、先生にとっては生徒がどれだけ教えたことを理解してくれているかは実に気になるところです。
  いずれにしても、定期考査というのはPDCAサイクルで言えば、C(Check) の段階にあたります。 先生にとっては定期考査の結果によって、これからの授業をどのように展開していくかを考える良い機会になるでしょうし、生徒にとっても日頃の努力の成果が顕著に現れ、今後の学習に繋がる機会になるように感じています。
  生徒達はこれから長い人生を歩むことになりますが、人生は毎日毎日がテストの連続です。朝に発意し、昼間に実行し、夕べに反省する。月の初めに発意し、月の終わりに反省する。1年、5年、10年単位でも同じことが言えるのではないかと思っています。是非、反省する習慣を身につけて欲しいものです。 

2010年12月06日

中学PTA学級委員会の開催

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      中学PTA学級委員会              PTAバスツアー

  生徒の育成のためには、家庭と学校との連携が必要ということで、保護者には「共育」と「共学」をお願いしていますが、有難いのは多くの保護者の皆さんが学校の教育活動に対して、実に暖かい支援や協力をしていただいていることです。
  本校では、保護者とのコミュニケーションを深めるために、さまざまなPTA活動を行なっています。 主なものをあげると、学園PTA協議会(年2回)、PTA実行委員会(年5回)、中学・高校PTA学級委員会(年3回)、PTA総会(年2回)、各学年懇談会(年3回)等です。この他に保護者と教員の懇親を深める場として、各学年では茶話会を行なったり、今年は全体行事として希望者とバスツアーを実施しました。更に、各学期の終了時にはクラス担任による保護者懇談を実施し、一人ひとりの生徒の育成についての話し合いを行なっています。
  間もなく2学期が終了することになるため、先週の木曜日に中学のPTA学級委員会を開催しました。折角の機会なので、私から入試説明会で取り上げている学校改革に対する基本の考え方と社会の動向についてお話ししました。保護者の皆さんの悩みは、子ども達の学習に対する積極的な姿勢の欠如や高校入試がないことによる中だるみ現象といったものが多いようです。これは規則正しい生活や学習習慣が身についていないこと、将来に対する明確な目標がないこと、ハングリー精神が薄いため安易な道を選ぶということが大きな原因のように感じています。
  本校では〝社会で役立つ力を育てる〟ことを教育方針に掲げていますが、さまざまな社会の動きを伝えることにより、できるだけ中学を卒業するまでに、自分なりの将来目標を持たせたいと思っています。明後日には中学3年生の学年集会が予定されていますので、自分の道は自分で切り拓くことの大切さを生徒達に訴えたいと考えています。  

2010年12月05日

ギター・マンドリン部が3年連続最優秀賞を受賞

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  『第34回兵庫県高等学校総合文化祭の器楽管弦楽部門演奏会(兼第34回兵庫県高等学校ギター・マンドリンフェスティバル)』が先週の日曜日に「いたみホール」で開催され、本校のギター・マンドリンクラブは、3年連続で「最優秀賞」を受賞しました。
  今年演奏した曲は、大栗 裕作曲の『マンドリンオーケストラのためのシンフォニエッタNO.7 「コントラスト」第1・第3楽章 』でしたが、この曲がこの兵庫県高等学校ギター・マンドリンフェスティバルで演奏されるのは、初めてのことです。この大会は、高校3年生が9月の文化祭で引退したため、高校2年生以下の新メンバーで臨みました。顧問の先生によると「最優秀賞を受賞することができたのは、部員全体の頑張りとこの選曲が功を奏した結果だと思います」とのことです。今回の受賞により、来年の『第41回全国高等学校ギター・マンドリンフェスティバル』への出場切符もいただくことができ、部員をはじめ関係者にとっては大きな励みになりました。
  本校のギター・マンドリン部の主な演奏活動は、今回と7月の全国高校ギター・マンドリンフェスティバル、9月の文化祭での演奏会の3つですが、この他にも年に数回依頼演奏を行なっています。 現在、部員は45人で、日常の活動は試験前を除いて月曜から金曜まで、演奏会前には土・日にも練習に励んでいます。そして、特筆すべきは、全国で唯一の「40年連続全国大会への出場」を果たしているクラブであるということです。また、先輩達も社会の色々な分野で大いに活躍しています。部員達が、これまで素晴らしい伝統を築いてこられた先輩の努力に感謝すると共にこれから更に研鑽を積み重ね成長して欲しいと思っています。

2010年12月04日

第3回高等学校入試説明会を終えて

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  12月4日(土)午後、本年度最後となる第3回の高等学校説明会を開催しました。昨日の大荒れの天気から一転し、本日は寒さも和らぎ、受付開始と同時に生徒と保護者の皆さんが続々とお越しになり、出席者は約900名という多数にのぼりました。そのため講堂は満席となり補助椅子を準備させていただきました。
  1時30分からの説明会においては冒頭、私から「社会で役立つ力を育てる」というテーマでパワーポイントを使って次のような話をしました。
  「最初に皆さんに質問したいと思います。世界にはどれだけの国があるか? 世界の人口は? これから世界の人口は増えるか、減るか? 日本は恵まれているか? 日本の将来は明るいか、暗いか? 」 挙手をしていただいた結果は予想していたとおり、日本は恵まれているが、日本の将来は暗いというものでした。
  「生徒の皆さんが高校・大学を終えて社会に出るまでには8年間あります。この間どのような生活を送るかは将来の人生にとっても極めて大切です。今、世界は大きく変化してきていますが、現状における地球規模の課題にはどういうものがあるのか、そして、8年後にはどのような世界になっているのかを想定しておかなければなりません。これからはIT、バイオ、ナノ、エコ等の新技術によって新しい仕事やシステムが続々と生まれてきます。また、BRICsをはじめとした国々が急速な経済発展を遂げることになります。そうすれば、皆さんの活躍する場は世界中に広がってくるのです。本校の教育方針は〝将来社会で役立つ力を育てる〟ということです。社会で活躍するためにはしっかりとした人間力と学力が必要です。今年3月には高校の新校舎も完成しました。この恵まれた環境下で、人間としての根っ子をしっかりと育ててください。」
  次に「学校生活を収録したDVD」をごらんいただき、続いて教頭から学校の教育内容や学校改革の進捗状況についての説明を行ないました。そして、最後に入試広報部長から本年度の入試結果や来年度の入試に関する留意点、奨学金制度等の説明を行ないました。
  説明会終了後には、講堂内での進路相談と新校舎の見学をしていただきました。本日は定期考査中ということもあって、昨年実施したクラブ紹介ができず、一方的な説明会になってしまいました。また説明会終了後の相談者も多く、お待ちいただくことになり誠に申し訳なく思っています。
  これで本年度の入試説明会は、中学・高校共全て終了しましたが、本校ではいつでも校舎見学やクラブ見学、入試相談に応じていますので、事前にご一報いただきご来校いただきますようお願いします。

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2010年12月03日

本校におけるさまざまな募金活動

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  本校においては、生徒会や環境大使、インターアクトクラブ等が中心となって、さまざまなボランティア活動を行なっています。間もなく歳末助け合い共同募金活動がスタートすることになりますが、これまでの取り組みを紹介します。
  まず、生徒会を中心とした取り組みです。これには毎年行なっている定例的なものとして、次の4つがあります。

①赤い羽根共同募金・・・先日終了し、本年度の実績は32,000円でした。
②歳末助け合い共同募金・・・これから年末にかけて募金活動を行ないます。参考までに、昨年度実績は14,145円でした。

  この2つは宝塚市共同募金会と協力して募金活動を行なっており、寄付した地域の高齢者、障害児者、児童・青少年、住民全般を対象とした事業などに使われています。

③私学ボランティア基金・・・全国の私学の災害や事故の被害者のために使われる募金で、生徒1人10円を生徒会会計から支出しており、本年度実績は14,220円でした。
④エコキャップ運動・・・ペットボトルのキャップを800個集めると、NPO法人を通じてポリオワクチン1人分を開発途上国の子どもたちのために援助することができるというもので、昨年度は24、800個集め、ポリオワクチン31人分を寄付することができました。

  この他にも生徒会直轄ではない募金活動として、次の3つがあります。

①インターアクト部 による活動・・・文化祭でバザーを実施し、この売上金をユニセフへ寄付しており、本年度実績は14,730円でした。
②チャリティ自販機・・・AWPSのコア事業で、自動販売機を通じて、募金活動を行なうというものです。これは通常と同じ売価で飲料を購入し、1本につき3円~10円程度がフィリピンのストリートチルドレンの保護施設で生活する子どもたちの学費として寄付されるものです。本校の食堂にこのチャリティー自動販売機を設置しています。
③勤労奉仕・・・春秋の一斉掃除の日に地域清掃に参加しています。

  この他に、非定例的なものがあります。最近では次の緊急支援活動に取り組みました。

①ユニセフ緊急支援・・・ハイチ復興支援(1月)のために、 ユニセフの協力のもと街頭募金を実施しました。実績は11万円で宝塚市の広報誌「てくてく」にも活動の様子が紹介されました。
②日本赤十字社緊急支援・・・チリ大地震緊急支援(2月)のために 地震発生の翌日より開始し、宝塚駅で街頭募金による支援活動も行いました、実績は5万円でした。
③環境大使の活動・・・世界こどもの日募金として世界平和支援協会(AWPS)へ寄付し、実績は約11,00円でした。本年はフィリッピンのストリートチルドレン救済に使われます。

  このようなボランティア活動を通じて、生徒達が困っておられる人達の現状を知り、支援してあげるといういたわりの気持ちと共に、現在の自分達の生活に対する感謝の気持ちを持って欲しいと思っています。

2010年12月02日

切磋琢磨の大切さ

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  今週火曜日の午後、広島県の私立中学・高等学校の教頭先生29名が来校されました。各都道府県においては、私学の校長や教頭等の管理職、分掌、教科等それぞれの役割に応じて、研修の機会を設けています。今回お見えになったのは、この中の「私立中学・高等学校協会教頭部会」の皆さんです。早速、新校舎を中心に施設見学をしていただきましたが、太陽光発電や屋上緑化、LED照明、ICT等の導入状況について色々な質問がありました。
  校舎見学の後、私からパワーポイントを使って「本校の教育活動の現状」について説明を行ないました。2007年に高校のコース制を柱とする学校改革に着手してから今年で4年目を迎え、徐々に成果は見えつつありますが、まだまだやるべき課題は山積しています。特に、今のように変化の激しい時代には、まさに「進歩なきものは退歩」という言葉のとおり、現状のままにとどまるということは取り残されてしまうことを意味します。
  私は〝学校づくりにあたって留意して欲しいこと〟として、次の5点をお話ししました。
  ①どのような学校を目指すかというビジョンが明確になっており、しっかりとした戦略が構築されている。
  ②全員がこのビジョンに向かって行動を起している=ベクトルが合っている
(一枚岩、全体最適)
  ③生徒の育成ということが第一義に考えられている
  ④目は外部(世の中の流れ・ライバル校)に向けられている
  ⑤自己評価ではなく外部評価が優先されている
  そして、あるべき姿に向かって具体的な計画への落とし込みができており、P-D-C-Aのサイクルがキッチリとまわっていることが大切です。
  説明の後、意見交換の場を設けましたが、活発な発言が相次ぎ、大変有意義な時間を持つことができました。また、お持ちいただいたそれぞれの学校案内のパンフレットを見ると、独自の特色ある取り組みを推進されており、学ぶべき内容が数多くあるように感じました。変化の時代には〝他に素直に学ぶ〟という姿勢が何よりも大切です。これを機会にお互いの交流を進め、切磋琢磨していきたいと思っています。

2010年12月01日

「税の作文」表彰式

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  11月30日(火)、昼休みに西宮税務署の遠山副署長が来校され、「税の作文」コンテストの入賞者に対して表彰していただきました。
  本校においては、毎年、社会科による夏休みの課題として、中学1年生と2年生には歴史や地理に関するテーマについての調べ学習、中学3年生・高校1年生・高校2年生には課題作文を書いて、それぞれのコンテストに応募することにしています。この「税の作文コンテスト」では、毎年何人かの生徒が入賞しており、今年は5人の生徒が入賞しました。内訳は中学3年生の3名が西宮納税貯蓄組合連合会長賞、1名が西宮宝塚租税教育推進協議会賞、更に、高校2年生の1名が西宮納税協会長賞ということになっています。
  生徒達はまだ就労していないこともあって、直接に納税したという経験はありません。このため、現時点では税金に対する関心はそんなに強くないかも知れませんが、税金は国家予算を決める上で、極めて重要な要素になります。しかし、実際にどれだけの税金があり、どのように使われているのかを正確に理解している人は少ないのではないかと思います。
  税は大きく「国税」と「地方税」に分かれており、国税は更に「直接税」と「間接税」に分かれています。直接税の中には、個人の所得に応じて課税される「所得税」や企業の利益に応じて課税される「法人税」、「相続税」、「贈与税」といったものがあります。また、間接税には「消費税」や「酒税」、「たばこ税地方税」、「自動車税」等が含まれています。また、地方税には「道府県民税」と「市町村民税」があります。このように税は複雑な体系になっており、必要に応じて税制改革が行なわれることになっています。
  本年度の国家予算は92兆円ですが、税収の不足により実に44兆円が不足するという深刻な事態になっています。これをすべて国債発行によって埋め合わせてきており、年々国の借金が膨らんできているのです。現在、国際的に高い法人税率の引き下げや消費税のあり方について論議されていますが、国民一人ひとりが税金についての理解を深めていくことが大切であると思っています。

2010年11月21日

凡事徹底~新教室の清掃~

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  これまで何度も『凡事徹底』についてお話してきていますが、自分自身を振り返ってみても、この当たり前のことを続けるということは簡単なようでなかなか難しいものだと感じています。
  本校では教育活動の第一に人間教育の充実を掲げています。何故なら人間としての根っ子がしっかりしていないと、いくら勉強しても立派な社会人にはなれないからです。ところが、人間教育に関してはさまざまな受け止め方があるようです。〝確かにその通りですね〟と言われる方がおられる一方で、〝私学としては人間教育よりも学力を伸ばすことを優先すべきでしょう〟と言われる方もおられます。そして〝人間力をつけるための決め手は何ですか〟という質問をされる方もあります。
  私は〝人間力と学力は決して二者択一のものではなく、人間力を高めれば学力は必ず伸びる。そして、人間力を高めるための特効薬はない〟と思っています。「明るい挨拶」「きっちりした服装」「さわやかなマナーとルールの遵守」「時間厳守」「掃除」「整理整頓」といったごくあたり前のことが大切なのです。
  これまで多くの企業や事業所を訪問させていただきましたが、大きな声で「おはようございます」「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」という元気な挨拶が返ってくるところは職場が活性化していますし、整理整頓ができているオフィスにおいては事務や経理処理が、より迅速かつ正確であり、工場においては安全や品質が確保されています。また、トイレが綺麗に掃除されているところは概して業績が伸びているところが多いように感じました。少なくとも汚いトイレで業績を伸ばしている会社は皆無でした。これらは全く異なることのように思われがちですが、すべての根は繋がっています。そして、企業だけではなく役所、病院、商店、学校、家庭、個人においても同じなのです。
  この週末には模試に備えて、生徒達が教室を美しく清掃してくれました。こういった当たり前のことが自主的にキッチリできることが大切であり、更に凡事徹底をはかっていきたいと思っています。

2010年11月20日

凡事徹底の姿勢を貫く

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  私は30年を超える民間企業での勤務の経験を通じて、社会で役立つためには〝当たり前のこと、簡単なことをしっかりやる〟という姿勢が不可欠であるということを学んできました。
  本校においては〝人間力〟と〝学力〟の両立を教育の柱に掲げています。よく人間力と学力は〝相反するもの〟であるとか〝相関関係はない〟という人がいますが、この考え方は間違っています。また、人間力を高めるためにはどういう勉強をすれば良いのかということを聞かれることもあります。しかし、人間力を高めるための特効薬はありません。
  社会で活躍している人達に共通しているのは〝凡事徹底〟の姿勢です。つまり「爽やかな挨拶」「キッチリした服装」「時間の厳守」「整理整頓」「約束を守る」「お礼状を書く」「素直に反省する」といった日々の行動です。そのため、校長就任以来、この〝凡事徹底〟の大切さを言い続けてきました。現在取り組んでいるのは「挨拶」と「服装」「バッヂの佩用」「時間厳守」ですが、先生方の指導もあって、最近はかなり浸透してきているようです。
  具体的な事例を挙げると遅刻が激減してきました。クラスの中には学期を通じて遅刻者がいないというところもでてきましたが、一方で遅刻が常態化しつつある生徒も見受けられます。また、教室の清掃や整理整頓についても日々隅々までキッチリとできているクラスもあり、これらのクラスについては学期末の終了式で表彰しています。また、昼休みに芝生の上で遊んでいる生徒が予鈴と共に一斉に校舎内に戻るということも徹底されています。こういうことがキッチリできるようになると、学力は確実に上がると思っています。
  しかし、まだ挨拶が十分できていない生徒、バッヂをつけていない生徒、ゴミが落ちていてもそのまま通り過ぎていく生徒等も散見されます。引き続き、凡事徹底の大切さを訴えていきたいものです。

2010年11月18日

エコ弁当に対するアンケート結果

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  本校では、人間教育の大きな柱として環境に対する活動を積極的に行なっています。この取り組みの基本は、単に環境に対する知識を習得するだけではなく〝学び 考え 行動する〟ことをスローガンに掲げ、学校や家庭、社会において身近なできることから始めるということにしています。
  環境活動の切り口としては「食料」「水」「エネルギー」「ゴミ」等のさまざまなものがありますが、先日の環境フォーラムの開催の日にはそれぞれの家庭において『エコ弁当をつくる』という呼びかけを行ないました。これを受けて、それぞれのご家庭において、地産地消の考え方を取り入れたお弁当づくりに積極的に取り組んでいただいたようです。
  今回、家庭科の先生が、このエコ弁当についてのアンケートを生徒と保護者にお願いし、まとめてくれました。これによると、全学年の多くの生徒が〝お弁当をつくってくれるお母さんは凄い。毎日お弁当をつくってくれるお母さんに感謝〟この他に〝買い物のとき輸入品ばっかりで、日本産のものを探すのが大変で、値段も高くびっくりした。〟〝全て、自分でやって楽しかった。(多数)〟〝2年目なので、少し慣れました。(多数)〟〝兵庫県のものも、意外とあることを知った。〟
  また、保護者からは〝息子と協力しあって、楽しいお弁当作りができました。〟〝毎日のお弁当を作る「家族の思いに触れることができた〟〝食材の産地に関心を向けることができた〟たくさんのことを学ぶ機会になった〝お弁当を作る作業を通じて、環境を考えることはすばらしい取り組みですね〟〝年齢と共に手際もよくなり、盛りつけもセンスアップして、感心しました。〟この一方で〝あまりにも子どもが料理できないので呆れてしまいました・・・〟という意見もあったようです。
  更に、担任からは〝教室の雰囲気がなごやかになった。〟という感想も寄せられています。何と言っても「食」は基本です。毎日、エコ弁当をつくることは無理がありますが、このような機会を通じて、食の大切さや日本の食料事情についての理解を深めて欲しいと思っています。

2010年11月15日

公募推薦入試受験者に対する個人面談

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  11月15日(月)、今週より昼休みと放課後を利用して『国・公立大学の公募推薦入試』を受験する生徒の個人面談を開始しました。この入試は学科試験の結果で合否が決まる従来の一般入試とは異なり、一定の条件の下、全国の高等学校を対象に「面接」「小論文」「学力試験」等を課し合否を判定することになっています。
  大学としてはいかにモティベーションの高い生徒を確保するかがポイントですので、志望動機が明確になっている事が不可欠です。従って、指導にあたっては、多くの大学・学部がある中で、何故この大学・学部を選んだのかということを中心に質問し、答えてもらうことにしています。生徒達はこのような面接を受けた経験はあまりないため、相当緊張しているようです。志望動機についてもまる覚えしようとするあまり、途中で詰まってしまったり、予期せぬ質問に対しては全く答えられないといったことも見受けられます。礼儀や身だしなみについてはキッチリできているようですので、「リラックスして自分の言葉で答えるように」「また将来何をしたいのかという考えをしっかりとまとめておくように」伝えました。また、私は以前民間企業において入社試験や昇格選考等の面接を数多く行なってきましたので、その時のノウハウをまとめた『面接って何がわかるの?』というプリントを渡しました。
  生徒達が、入りやすい大学・学部を目指すのではなく、自らの将来を考えて大学を選んでいくことは大切なことであると思っています。早い人は今週末から受験に臨むことになりますが、目標達成に向けて全力を尽くして欲しいものです。

2010年11月14日

地域情報誌 シティライフへの掲載

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  シティライフ阪神版の11月号に西宮北口の塾特集が掲載されました。このシティライフは北摂(北大阪/高槻・茨木・摂津・吹田・豊中・箕面・池田・川西)阪神(宝塚・西宮・芦屋・東灘区)の女性のためのロハスな生活に役立つ情報が数多く盛り込まれており、毎月初めに発刊されている地域情報誌です。
  先日、「これからの教育に必要なこと」というテーマで取材を受け、私の教育に対する考え方をお伝えしました。副題が〝教育のプロに聞く〟ということになっていますが、私はまだ教育の仕事に携わってから9年しか経っておらず、とてもプロと言えるレベルではありません。時間が経つにつれて、教育というものは実に奥が深いものだと感じるようになってきました。
  この記事の中でも触れていますが、今の時代は学力が高く良い大学を出ているからと言って、必ずしも実社会で活躍できるとはかぎりません。時代が複雑化、グローバル化すればするほど、自ら考え行動することや問題を解決する力が問われてきます。そのためには、豊かな人間性や自立した強さがあってこそ、豊富な知識や学力が生きてきます。そして、これらの人間力と学力を兼ね備えた人材を育てるためには、育てる側の大人の人間力と学力が問われるということになります。
  子どもは親の鏡であり、教師の鏡、社会の鏡です。子ども達と一緒に成長する家庭、学校、塾を目指していくことが大切であると思っています。

2010年11月12日

読書週間を終えて

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  文化の日を挟んだ2週間の読書週間も、今週9日で終了しました。本校の図書館の司書に最近の生徒達の図書館の利用状況や読書がどうなっているのかを聞くと、「総体的に生徒達の読書量は少なくなってきている。また、本をよく読む人と読まない人との差も大きくなってきている。学年が上がるにつれて読書量が減る」との答えが返ってきました。
  読書の大切さについては昔から色々な諺が言い伝えられています。その一つは『読書百ぺん意おのずから通ず』という言葉です。昔の人は,孔子や孟子、荀子、孫子等の教えをはじめとする古典を繰り返し読み返すことにより、最初は意味が解らなくても、自然にその意味が理解できる日が来ると言われています。また、『読書万巻を破す』という言葉もあります。これは一冊より十冊、十冊より百冊、さらに多くの本を読破することによってさまざまなことを知ることができるという意味です。人生の生き方をはじめ、芸術、哲学、科学、地理、歴史などあらゆる分野で楽しみを知ることになります。
  厳しかった暑さも過ぎ去り、すっかり秋も深まってきました。秋は一年の内で最も過ごしやすい季節であり、「読書の秋」「食欲の秋」「スポーツの秋」と言われています。昨今は活字離れがささやかれていますが、読書することにより得るものは大きいと思います。読書週間は終了しましたが、是非この季節に家族や友達でしっかりと本を読んで欲しいものです。


2010年11月11日

週刊朝日に掲載~選ばれる私学

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  この度、週刊朝日(11月19日号)に『選ばれる私学~関西名門校 共学校編』というタイトルで、本校が紹介されました。〝学校改革によって大きく実績を伸ばし、注目を集める共学校〟ということで大阪府、京都府、兵庫県の5校が取り上げられています。この記事掲載にあたっては、先日森上教育研究所の森上展安代表の司会で5校の校長による誌上座談会が開催され、それぞれの学校の建学の精神や特色ある教育活動、人間教育と学力向上に対する取り組み等をお互いに紹介し合い、意見交換を行ないました。
  本校はコース制の導入をはじめとする学校改革に着手してまだ4年目で、本年3月に新コース制導入後に入学した生徒達が初めて大学進学を果たしたばかりです。以前に比べると進学実績は顕著に伸長しましたが、まだまだ満足すべき状況ではありません。一方で人間力を養成するための大きな柱として、環境教育に注力すると共に高校の新校舎建設をはじめとする学習環境の整備を進めてきました。そして、3年後の2013年を中期計画の完成年度として『あるべき姿』を描き、この達成に向けて改革を継続してきています。
  学校改革の基本の考え方は『創立の精神の体現』であり、孝道(親孝行)をベースとした〝社会で役立つ人材〟の育成を掲げています。私は以前パナソニック(松下電器)での勤務を通じて、社会で活躍している人材を常に見てきました。本校の校是は「高志・自律・努力」ですが、これこそ社会で活躍できる人間像にぴったり当てはまると考えています。
  また、雲雀丘学園は本年創立60周年を迎えましたが、これを機に「人間教育の充実」と「学力の向上」の両立をはかる関西を代表する学園を目指して、2013年以降の新たな目標を模索しています。
  入学を目指す皆さんに送る言葉は〝高い志が道を拓く〟ということにしました。自己の名声や名誉といった野心や野望を優先するのではなく、〝人のため、社会のために尽くす〟という志が大切であると思っています。
  

2010年11月10日

高校全校朝礼~グローバル化への対応

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  11月10日(水)、校庭で高校の全校朝礼を行ない、次のような話をしました。
  〝高校生の皆さんにはグローバル化というテーマでお話ししてきていますが、グローブというのは地球という意味であり、グローバル化やグローバリゼーション(Globalization)というのは、従来の国の境界を越えて地球規模で人・モノ・カネ・情報・技術等が拡大して様々な変化を引き起こすということです。日本はこのグローバル化の波に乗り遅れています。この大きな原因の一つは日本の人口の多さかも知れません。世界には193の国がありますが、この中で人口が1億人を超えているのは11か国しかありません。人口の多い順に並べると中国・インド・アメリカ・インドネシア・ブラジル・パキスタン・バングラデッシュ・ナイジェリア・ロシア・日本・メキシコということになります。日本はこれまで人口も増えてきており、国内の総需要も大きかったため、輸出産業と言われる企業でも国内に軸足を置いた企業活動を行なってきました。しかし、これからは発展途上国が急成長することになります。皆さんは日本の将来は暗いと思っているかも知れませんが、グローバルな視点に立つと限りないビジネスチャンスが待ち受けています。
  現在、世界の人口は69億人ですが、この内の8割は標準以下の居住環境、つまり電気もガスも水道もない生活を送っています。水を取り上げて見ても、日本のように水道の蛇口を捻(ひね)ると飲める水が出てくるというのは、水不足に悩む人にとっては夢のような話です。日本には、この水に関する技術やノウハウがたくさんあります。そして、これらを活用すれば多くの人を救うことができるのです。
  このように「人々が困っていることや不満を持っていることを解消してあげる」というスタンスで、世界に目を向けるとやるべき仕事は無限にあります。そして、これらをビジネスに結びつけていくためには「潜在需要がどれくらいあるのか」「どれくらいの価格であれば受け入れられるのか」を考えていくことが必要なのです。皆さんは英語でコミュニケーションできる力を身につけ、将来日本国内にこもらず、海外に羽ばたいていって欲しいと思います。〟