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2007年08月31日

8月31日の連絡帳

 いよいよ明日は文化祭当日です。お子さまたちは今日一日準備のためによく頑張りました。明日の合唱コンクールや文化祭展示発表をご覧になって、お子さまたちの成長を感じ取って欲しいと思います。

連絡したこと
・明日の服装は制服です。
 バッチやリボンなど付け忘れることのないように注意しました。
 カバンについては荷物が少ないので、制カバンでなくてもかまいません。
・8時30分に校庭へ集合です。
 開会式・朝礼をおこないます。
 それまでに集まって合唱の練習をするクラスがあります。
・合唱コンクールは12時50分からです。
 生徒は12時35分に文化館前に集合します。 
・明日入場できるのは保護者のみです。
 チケットを持っている友達を呼べるのは公開日の2日目だけです。

配布したもの
・「終礼の連絡」プリント
 文化祭当日の動きや注意を書いておきました。

2007年08月30日

文化祭準備進行中⑭ モニュメント編

 文化祭の準備状況を伝えるブログは今日が最終です。当日の様子は文化祭速報としてアップする予定です。今日、プレゼンター班の生徒はモニュメント班の活動を取材してきました。

イースター島 担当:D組 A.I.
Q:作っているときの工夫は?
A:心をこめて、つくっています。
Q:制作の過程を教えてください。
A:モアイの色を塗っています。
Q:作業で大変だったところはどこですか?
A:モアイの形をつくるところと固定するところです。
Q:文化祭まであと少しですが、今の気持ちは?
A:精一杯、最後までやりとげたい!
Q:どうしてモアイをやろうと思ったのですか?
A:モアイが好きだったからです。
Q:実際、モアイをつくってみてどうですか?
A:モアイのことをよく知ることができて良かったです。
Q:最後に一言!
A:みんなで協力したら、何でもできます。
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ローマ 担当:A組 Y.K.
Q:作る上での工夫はありますか?
A:より昔の遺跡っぽくするためにわざと壊したり、ヒビを入れたりしています。
  色もリアルさを残したいと思います。
Q:制作の過程を教えてください。
A:今日中に色を塗って、明日は補強をしたいです。
Q:失敗したところはありますか。
A:窓をつくれなかったことです。(泣)
Q:心配なことはありますか?
A:特にありません。
Q:最後に一言!
A:皆がんばっているので見に来てください!!
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エジプト 担当:A組 M.O.
Q:作る上で工夫したことは何ですか?
A:ふつうならゴミになってしまう牛乳パックを再利用して作ったことです。
Q:制作の過程を教えてください。
A:ピラミッドをつくるための牛乳パックに色を塗って、これから組み立てるところです。
Q:がんばりたいと思っているところはどこですか?
A:牛乳パックを組み立てるところです。
Q:大変だったところはどこですか?
A:牛乳パックに色を塗ったところです。
Q:文化祭に来てくれる皆さんに一言!
A:がんばって作ったので、ぜひ見に来てください。
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ナスカの地上絵はジオラマを大きくしているので、モニュメントは制作していません。ナスカのジオラマを担当している生徒に取材をしました。細かくつくっているので、とてもきれいでした。最後の仕上げに入っているようで、みんな気合いが入っていました。担当:A組 A.T.
Q:作る上での工夫は何ですか?
A:ナスカの地上絵の線をはっきりとさせることです。
Q:制作の過程を教えてください。
A:下書きをして上から紙粘土を貼っていき、上から砂をかける。
Q:困っていることは何ですか?
A:人数があまり足りないことです。
Q:文化祭を見にきてくれる皆さんに一言!
A:自信があるのでぜひ見に来てください。
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8月30日の連絡帳

 今朝の Short Powerup Time は漢字ドリルをしました。ほとんどのクラスでは8時頃から合唱の練習をしていました。少しずつ様になってきたようで、当日が楽しみです。
今日・明日は水泳部の生徒が試合に出ています。天候は不安定で昼に雷も鳴りましたが、会場のようすはどうなのでしょうか。ちょっと心配ですね。

連絡したこと
・明日は全日文化祭準備です。
 8時20分から15時10分まで各教室で文化祭の準備をします。
 昼食は必要です。授業はありません。
・組章の確認をしました
 頭髪・服装に違反がある場合、文化祭には参加できません。
 中1では特に組章を忘れる生徒が多いので、朝礼で確認をしました。
 この夏になくした生徒については文化祭までに購入できるように、
 生徒指導部で手配しています。

文化祭準備進行中⑬

 各教室の展示内容は以下のように決まりました。今日の昼以降にジオラマやモニュメントなどの大きな制作物の搬入とセッティングを始めます。明日は教室の装飾や掲示物など、細かいところを仕上げていきます。力がこもった作品に仕上がっていますので、文化祭当日を楽しみにしていてください。
 J1A教室:ペルー・ナスカの地上絵    J1B教室:エジプト・メンフィスのピラミッド
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 J1C教室:イタリア・ローマの歴史地区  J1D教室:チリ・イースター島のモアイ
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            写真はイメージです。文化祭展示ではありません。

2007年08月29日

8月29日の連絡帳

 昨日は生憎の天気でしたが、雲の切れ間から皆既月食が見えていましたね。ご覧になりましたか? 「日の出」や「水平線」などをみた経験がない小中学生が増えているようです。壮大な自然現象を見たことがあることで人間の存在の小ささに気づき、畏怖心や謙虚さが身に付くようになると思います。

連絡したこと
・明日の武道・保健・ダンス
 A・C組は保健,B・D組はダンス,男子は武道です。
 水泳ではありません。

配布したもの
・文化祭のしおり「温故知新」
・英語の宿題考査を返却しました。

回収したもの
・国語テスト直しノート・ファイル
 提出の状況があまり良くないようで残念です。
 行事の準備はありますが、学業との両立が前提です。
 今一度、ご家庭でもお話しください。

文化祭準備進行中⑫ ジオラマ特集

 今日はジオラマ班の活動を特集しています。

エジプト  担当:A組 M.O.
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 ピラミッドの骨組みをして、段ボールに紙粘土をつけて定規でブロックの線を引くところまでできていました。今は割り箸でピラミッドの補強をしたあと、紙粘土でピラミッドのひび割れ、薄くなっているところの補強をしていきます。また、ナイル川やオアシスには寒天を流し込みます。そのほか、紙粘土でスフィンクスをつくっているグループもありました。
Q:何が大変でしたか?
A:段ボールやベニヤ板の表面が見えないようにしつつ、紙粘土を薄くのばして貼るところです。
Q:どのようなところに力を入れて作りましたか?
A:オアシスがまわりになめらかにとけ込めるようにしたところです。
Q:文化祭に向けて、今の気持ちはどうですか?
A:たくさんの人が来てくれればいいなと思います。

イースター島  担当:D組 A.I.
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 モアイの色塗りなどはほとんど終わっています。あとは、ビニルひもを裂いて、敷き詰めたら終わりそうです。
Q:今、悩んでいることは?
A:海をつくる材料に悩んでいます。
Q:大変なことは何ですか?
A:海をどうやって表現するかです。
Q:どうやって表現するのでしょう?
A:ビニルのひもを細く裂いて波っぽくしようと思います。
Q:何色のひもを使うんでしょう?
A:水色と白色です。
Q:進み具合はどうでしょうか?
A:順調です。

ナスカ  担当:A組 Y.K.
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Q:材料は?
A:絵の具、紙、校庭の砂、小石、水で薄めたボンド、編んだひもなどです。
Q:つくるときの工夫は?
A:山の立体感を出すこと、本物どおりに校庭の土でコーティングしたことです。
Q:気をつけていることは?
A:一定の場所に砂がたまらないように広げました。
Q:困っていることは?
A:砂の大小がごちゃごちゃになってしまいました。(笑)
Q:役割は決めていますか?
A:あまり役割はないですが、リーダー格の人がいます。
Q:進行状況はどうですか?
A:このペースで行ったら、なんとか当日には間に合いそうです。(笑)
Q:最後に一言!
A:編んだひもで線を作った所なども頑張ったので、ぜひ見てくださいね。

ローマ班  担当:A組 A.T.
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Q:作っている時の気持ちは?
A:完成するのがとても楽しみだけど、作っているときは疲れます。
Q:気をつけていることは何ですか。
A:協力して時間内に終わらせること。なるべくきれいにつくることです。
Q:役割分担はどのようにしているのですか?
A:コロセウムをつくる人が7人,自然をつくる人が6人,遺跡をつくる人が5人に分かれています。
Q:困っていることは何ですか。
A:粘土や時間が足りません。
Q:どこまでできていますか。
A:7割ぐらいまでできている。

2007年08月28日

文化祭準備進行中⑪

 今日は文化祭準備を手伝ってくださっているインターンシップの先生を紹介しています。教室のようすは少しだけ…

ポスター・装飾班
 階段などに貼るポスターをつくり始めました。残りの人は昨日の続きで、窓に貼るポスターをつくっています。一人で何枚もポスターを描くので大変です。担当:D組 A.I.
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8月28日の連絡帳

 今日から数日は曇り空のようです。今夜の皆既月食の観測はどうなるでしょうか。週間予報をみていると、文化祭当日も心配ですね。雨が降らなければよいのですが…。

連絡したこと
・ShortPowerupTime
 28日,29日,31日は合唱の練習に当てます。
 30日は漢字ドリルをおこないます。(テストではありません)

・29日(水)国語テスト直しノート・ファイル提出
 A・B組は授業時,C・D組は朝礼時に集めます。

・30日(木)は時間割通り、武道・ダンス・保健の授業です。
  A・C組 保健, B・D組 ダンス, 男子は武道
 水泳ではありませんから、注意してください。

インターンシップの先生が来た!

 関西大学からインターンシップ制度を利用して、2名の大学生が文化祭準備の手伝いに来てくれています。プレゼンター班の生徒が彼らに取材した記事と、彼ら自身のコメントをアップします。

野木健佑さん 取材:A組 A.T.
Q:生徒と一緒にやっていてどういう気持ちですか。
A:とても楽しいけれど、緊張しています。最初は楽しいだけだと思っていたけど、
  いろいろな子の性格や個性をつかまないといけないので大変です。
Q:困っていることは何ですか。
A:自分も学校に慣れていない上に生徒のこともあまりよく分からないことです。
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 【コメント】
 こんにちは、関西大学から学校インターンシップにより来ました野木健佑です。今回の文化祭では、主にモニュメント制作のお手伝いをしています。私自身、とても緊張しており、みなさんにはいろいろと迷惑をかけていますが、雲雀丘学園の生徒さんの元気な姿にとても救われています。短期間ですが、とても良い経験ができています。ありがとうございます。

森由美恵さん 取材:A組 Y.K.
Q:先生は生徒と活動することは初めてですか。
A:初めてです。
Q:困っていることはありますか。
A:自分は補助なので手伝わないといけないのに、なかなか生徒の輪に入れないことがあります。
Q:先生にとって生徒とはどんな存在ですか。
A:家族みたいな身近な存在です。
Q:どんな先生になりたいですか。
A:楽しくていつも笑っているような明るい先生になりたいです。
Q:文化祭は楽しみですか。
A:雲雀丘の文化祭はとても立派なので、とても楽しみです。
Q:生徒に一言!
A:みんなで協力しつつ、(まだあんまり団結できていないので…)頑張ってほしいです。
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 【コメント】
 学校インターンシップでお世話になっております、森と申します。今月の16日から3日間は補習補助、23日からは文化祭の補助として、主にジオラマ班のお手伝いをさせていただいております。この経験を通して、色々と学んだり、追求したりしていきたいと思っています。短い期間ですが、どうぞよろしくお願いします。

2007年08月27日

Big News !! 文化祭の準備進行中⑩

 ジオラマ班は毎日必死にガンバっています。そこで紙粘土がもっともっと必要となり、急遽、注文してもらいました。ところが、静岡県掛川市は遠いので、「金曜日にしかムリです。」と言われました。でも、業者の方の好意により何とか水曜日の午前中に届けていただくことになりました。さて、無事に50袋,15,420円の紙粘土は届くのでしょうか?

8月27日の連絡帳

 いよいよ今週末は文化祭です。教室では少しずつ形ができあがってきました。
中学1年生ですからまだまだ未熟な点も目につきますが、いろいろと工夫をしているようです。
週末の文化祭が楽しみになってきました。

連絡したこと
・今日の昼休みに模擬店の食券販売がありました。
 明日、5限にもあります。
・宿題考査(地理)を終礼で返却しました。
・文化祭で牛乳パックを大量に使います。
 洗って開いた状態のものを400枚ほど調達したいです。
 ご協力をお願いします。

回収したもの
・学習記録表第19週

配布したもの
・インターアクトクラブ・チャリティバザーについてのお願い

文化祭準備進行中⑨

モニュメント班
 グループに分かれてモニュメントをつくり始めています。
ピラミッド・スフィンクスをつくるグループは、牛乳パックを切って色を塗っています。
モアイをつくるグループは新聞紙を丸めて、ゴミ袋に入れ、モアイの中に入れてふくらみを出そうとしています。
ローマ(コロッセオ)をつくるグループは段ボールを使って土台をつくっています。
担当:D組A.I..
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ジオラマ班
 ピラミッドの骨組みはこれから段ボールでつくっていきます。骨組みができたら、紙粘土を上からのせて、色を塗っていきます。
イースター島の全景や火山をつくっています。周りの海をスライムでつくることを考えているようですが、腐るのでどうするかを悩んでいました。
担当:D組A.I..
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ポスター・装飾班
 窓を飾るための絵を仕上げています。廊下側の絵は今日中に仕上げるそうです。皆、絵を描くことにもなれてきたようです。
担当:A組 A.T.
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プレゼンター班
 模造紙の下書きも終わり、さっそく清書を始めました。それぞれ調べた内容をまとめて、模造紙に記入し、それぞれの教室に貼り出す予定にしています。
担当:A組 A.T.
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2007年08月26日

皆既月食を観察しませんか

 8月28日(火)の夕刻、西日本では3年ぶりに皆既月食が見られます。
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国立天文台の解説
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070828/index.html

 月食(本影食)は、17時51分に始まります。しかしこの時刻には月が地平線の下にあり見られません。したがって月は、月食が始まった状態(月が欠けた状態)で地平線から昇ってきます。月が本影の中にすっぽりと入り込んでしまう皆既食は18時52分に始まります。皆既食はこのあと、約1時間半続きます。食の最大(月が本影の最も中側に入り込むこと)は19時37分です。そして再び本影の縁に月が差しかかり、皆既食が終わるのは20時23分となります。ここからは約1時間部分食が続き、21時24分に月食が終わります。

 月の出は大阪で18時28分,神戸で18時30分ですから、残念ながら学校で観察することはできません。家に帰ってから(あるいは下校途中に)見てもらうことになります。ただ、流星群のときのようにずっと夜空を見上げておく必要はないので、簡単に見ることができると思います。

 月食は肉眼でも十分観察できる天文現象です。東の空から昇ってくる月を肉眼で探してみましょう。すでに月食が始まっていて、欠けているように見えることでしょう。早い時間帯から観察するには、東~南東方向がよく開けていて地平線近くまで見える場所がおすすめです。皆既中は、月がどのような色に染まるのか、ぜひその目で観察してください。スケッチ用紙を用意しましたから、欲しい人は職員室まで取りにきてください。

 また、ペルセウス座流星群のときと同じように、国立天文台ではキャンペーンをおこなっています。月食の色の報告ページも用意されましたから、参加してみてはいかがでしょうか。
PC用:http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070828/form1.html
携帯用:http://www.nao.ac.jp/i/phenomena/20070828/index.html
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2007年08月25日

8月25日の連絡帳

 今日は中1も30名近くの生徒が試合に出かけています。教室の方は少し寂しい状況です。
昼からはかなり人数が少ない中、合唱の講堂練習をおこないました。実際に舞台に上がってみたら、思った以上に講堂が広くて、自分たちの声が小さいことにショックを受けたようです。でも、今日は人数も少なかったし、初めての舞台で緊張したから声が出なかったんだろうと思います。足が震えて仕方なかったというお子様もいました。そういう経験の積み重ねが大切だと思います。
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今日は全員揃わなかったけれど、来週からは力を合わせて合唱も文化祭も作り上げていくことを期待しています。文化祭準備も小休止です。

連絡したこと
・ホームステイ受け入れ募集
 ドイツ・ヘルバルト校の生徒を受け入れる家庭を募集しています。
 10月13日(土)~18日(木)の期間、ドイツからの女子留学生を
 受け入れても良いというご家庭がありましたら、お子さまを通じて
 申し込んでください。詳細を連絡させていただきます。
 決定を急ぎますので、27日(月)締切としています。
・学習記録表第19週
 8月27日(月)朝礼時に提出です。
 ところでお子さまは夏休み中の記録を提出しましたか?

配布したもの
・高3模擬店メニュー
 食券販売は8月27日(月),28日(火)の昼です。
 当日生徒への現金販売はありません。
・学習記録表第20週

2007年08月24日

文化祭準備進行中⑧

ジオラマ班
 ベニヤ板に粘土を貼り付ける作業を全員で始めていました。貼り付ける以外にも、木やコロッセオの柱,人,さかな,モアイ,ツタンカーメーンなどの細かい部品を作っていました。担当:D組 A.I.
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モニュメント班
 昨日、投票して決まったコロッセオ・ピラミッドとスフィンクス・モアイの3つの作品をつくる相談をしていました。担当:A組 M.O.
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ポスター・装飾班
 ポスターを仕上げたい人が残ってがんばっています。先生からアドバイスをもらって、工夫をして、最大限に力を発揮したいと思っています。担当:B組 A.U.
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プレゼンター班
 エジプト,チリ・イースター島,ペルー・ナスカ,ローマ市街地の4つについて、模造紙の原稿をつくっていました。担当:B組 A.U.
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8月24日の連絡帳

 昨日は雨で大変でしたね。今日は薄曇りですが、夏の暑さが戻ってきました。明日は運動部の生徒が公式戦でたくさん公欠します。始めたばかりでまだまだ希望通りの結果が出るとは限りませんが、一生懸命取り組んで欲しいと思います。
 
連絡したこと
・明日13:00~14:00は合唱コンクールの講堂練習です。
 終礼はそのあとになりますので、帰宅が少し遅くなります。

配布したもの
・文化祭チケット
 招待者の名前はこちらで記入しています。
 相手の方に学校名・氏名を各自で記入して渡すように指導しています。
 制服で来ること、生徒手帳を持参してもらうことを伝えるようにも説明しています。
 (制服がない学校は私服で結構です)

2007年08月23日

文化祭準備進行中⑦

 今日の活動を報告します。

モニュメント班
 設計図の中でどれが1番優秀かを決めるコンペをしました。
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 イースター島(モアイ像),ローマ歴史地区(コロッセオ),エジプト(ピラミッド・スフィンクス)から1つずつ投票で選びました。文化祭当日はそれをつくります。写真は今日選ばれた作品です。
 担当:A組 M.O.


ジオラマ班
 作品制作を始めました。設計図を見て、皆で相談します。
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 粘土を出して、鉛筆の線に沿って貼り付けていきます。手形をつけない,できるだけだけ薄く伸ばしたり、砂っぽくなるようにも気をつけているようです。また、定規を使っているところもあるようです。
 担当:A組 K.Y.

8月23日の連絡帳

 今朝はひどい雨でしたね。大阪市に8時近くまで警報が出ていましたが、2限までにはほとんどのお子さまが登校してきましたので、特に大きな混乱はありませんでした。今日のような場合は、生徒手帳p10を参考にしていただき、ご家庭で判断していただきますようにお願いいたします。大勢の方が学校へ直接電話で問い合わされましても対応できませんので、ご理解ください。
 Short Powerup Time は漢字プリントをおこないました。朝礼後に各自で採点をして、教科担当者に提出しました。

連絡したこと
・講堂練習
 合唱コンクールの講堂練習が、25日(土)13:00~14:00にあります。
 昼食の用意をお願いします。
・幾何
 今後の授業で定規とコンパスを持ってくるように伝えました。
・8月中の購買部・そごうの営業について
 購買部は27日(月)朝から13時まで,そごうは29日(水)昼休みに営業します。

回収したもの
・PTA文化教養委員さんにお渡ししている案内の締切は8月31日です。
 出欠のお返事をお子さまに渡していただきますようにお願いします。

配布したもの
・文化祭のご案内(B5プリント)
 親御さん向けに「文化祭のご案内」を配布しました。

警報について

 7時23分現在、大阪市に大雨洪水警報が出ています。解除になるまで、自宅での待機をお願いします。(生徒手帳p10)を参考にしてください。

 7時56分に警報は解除になりました。
2限から授業をおこないますが、可能なかぎりで結構ですので、気をつけてお越し下さい。また、お住まいの場所によって状況が異なる場合もあると思いますが、その場合はご家庭で判断をお願いします。

2007年08月22日

8月22日の連絡帳

 今日は宿題考査をおこないました。
1日に5教科の試験をおこなうので、ちょっと大変だったかもしれません。
それでも放課後に合唱の練習をしたクラスもありました。

昨日は宿題に取り組んでいたので夜遅くなったお子さまもいたようです。
そろそろ生活習慣も少しずつ落ち着くとよいのですが…。
明日からは午前中4時間の短縮授業、午後は文化祭準備を始めます。

連絡したこと
・文化祭準備について
 各パートに分かれて、文化祭までの予定を確認しました。
 
回収したもの
・宿題
  国語乙(プリント)
  歴史 (用語集・新聞)
  地理 (都道府県調べ)
  代数 (冊子)
  幾何 (冊子)
  理科1(感想文)
  英語 (冊子)
 昨日提出した分も含めて、提出できるように指導する予定です。
 ご家庭でも確認をお願いします。

2007年08月21日

8月21日の連絡帳

 今日は授業始めの式でした。ほとんどのお子さまが元気に日焼けした顔を見せてくれました。
式の後は大掃除と宿題を回収しました。

連絡したこと
・明日は宿題考査(5教科・各50分)です。
 午後からも試験がありますので、昼食が必要です。
 1限 国語
 2限 数学
 3限 英語
 4限 社会
 5限 理科(定規が必要です)
 6限 LHR
・明日も宿題の提出があります。
 国語乙,歴史(新聞・用語集),地理,代数,幾何,理科1,英語
・明後日以降は、午前中45分×4限授業です。
 午後からは文化祭準備がありますので、昼食が必要です。

回収したもの
・宿題
 国語 「生い立ちの記」
 理科2 自由研究レポート
・オブジェ班設計図

2007年08月20日

文化祭準備進行中⑥

文化祭準備はすでに再開したようです。さっそく取材してくれましたので、アップします。

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ジオラマグループのエジプト担当が今日も活動していましたので取材しました。暑い中、廊下でベニヤ板に設計図(下絵)を書いているところです。どのような作品に仕上がるのでしょうか、楽しみです。
担当:A組 A.T.

8月20日の連絡帳(生徒向け)

 今日で夏休みは終わりです。今年は特に短かく感じたことでしょうね。受験が終わったから思いっきり遊ぶんだと思っていた人たちにとっては不満でしょう。でも、短く感じたということは、この夏休みが充実していた証でもあるのです。クラブ,勉強,遊び…どんなことにしても、一生懸命取り組むことはあなたの人生にとって価値のあることです。あとで、いい夏休みだったと思えるようになってくることでしょう。真っ黒に日焼けした顔で元気に登校してきてください。

 明日21日はいつも通り8時20分までに登校です。制服で登校するのが久しぶりの人は組章やリボンがあるかどうかも確認してください。授業始めの式のあと、頭髪・服装検査をおこないます。暑い時期なので短時間ですませたいですね。早々に校庭で指導を受けるようなことのないように整えてきて欲しいです。この日に提出の宿題は、国語「生い立ちの記」と理科2「自由研究」です。忘れないように今すぐカバンに入れておくこと。

 明後日22日は宿題考査をおこないます。1日のうちに5教科の試験をおこないますから、定期考査の時より大変かもしれません。この日に提出する宿題はたくさんありますよ。できているのかな? 数学・国乙の宿題の答がまだ職員室に残っているのが気にかかります。提出できなかったり、提出しても内容が不十分な場合には、夏前と同じように、再提出や居残りがあるのは言うまでもありません。
 宿題考査 1限:国語,2限:数学,3限:英語,4限:社会,5限:理科,6限:LHR

 23日以降、午前中4時間は授業、午後は合唱コンクールの練習と文化祭の準備になります。昼食が必要です。文化祭の準備はパートごとに違いますので、担当の先生の指示に従ってください。合唱の練習はクラスで考えてもらうことになります。

2007年08月19日

8月19日の連絡帳(親御さん向け)

 夏休み最後の日曜日となりました。今、お子様の宿題の相手をしておられるのかもしれませんね。中学生ですから、自分のことは自分でしなさいと突き放していただいてもかまいません。それも1つの方法ですし、いつまでも手助けをするわけにもいきません。ただ、できているのかどうかの確認だけはお子様と一緒にしていただいて、その状況を学習記録表のコメントに反映していただくと効果的だと思います。

 宿題の一覧は個人懇談で親御さんにお渡ししています。また、学年通信にも掲載していますので、ご参考になさってください。家庭での課題をきちんとこなす、提出物は確実に仕上げて出す、授業準備をしっかりと用意して授業に臨むなどといったごく当たり前のことができれば、学習面で心配するようなことは少なくなります。しかし、実際にはできていないお子様がおられます。低学年のうちに学習習慣を身につけることが後々に大きな影響を与えますので、今しばらくお子様のサポートをお願いしたいと思います。

 夏休みはお子様も家におられるということで、ブログをお子様に対しても発信していました。21日の授業始めより、このブログの対象を本来の親御さん向けに戻します。ご承知おきください。

プロフェッショナル仕事の流儀

 17日に豊中・緑地公園の駿台予備学校で竹岡広信先生の授業を聞いてきました。『普段着の授業-超精読編-』というテーマで、大学入試問題を教材に、普段予備校でどのような授業をしているのかを先生を対象に見せていただくものです。超精読ということで英文をじっくり読むというのがどういうことなのか、定冠詞の使い方ひとつでも文章の書き手が伝えようとしていることが見えてくるなど、いろいろおもしろい話を聞くことができました。
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 講師の竹岡先生はドラゴン桜の英語講師「川口洋」のモデルになられた方です。ドラゴン桜の川口洋のように踊りながら授業をされるわけではありませんが、基本的な英文を100文覚えさせて英作文させる英語教育法で「英作文の鬼」と呼ばれています。パワフルな授業はまんがそのままです。

 ところで、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組を知っていますか。脳科学者の茂木健一郎がパーソナリティを務め、仕事に情熱を傾けるプロフェッショナルの仕事振りを紹介するものです。昨年3月に放送された第9回「”なにくそ!”負けたらあかん」で竹岡先生が紹介されていました。見た人がいるかも知れませんね。
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/060314/index.html
この番組の内容が本にまとめられて図書室にあります。勉強に対する態度など,中学生の皆さんにも役に立つ内容です。是非図書室で借りて読んでみてください。   R.N.
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2007年08月18日

7月の図書貸し出し数

 8月初めに集計を出していただいていたのですが、ここへ出すのが遅くなりました。7月1日~7月31日までの図書室での貸し出し冊数です。7月も単純平均2冊強になります。まったく読まなくなった人がいるようで気になります。
  中1C 139冊  中1B  96冊
  中1A  85冊  中1D  59冊
  中1合計 379冊

 学校が休みに入り、自宅周辺の図書館を利用することが多いかもしれませんね。入学してからの3ヶ月でたくさんの本を読めている人もいるみたいです。その経験は大切です。読書はすぐに学校の成績を上げてはくれませんが、その人の考え方の幅を広げます。いろいろなジャンルの本をたくさん読んで、自分の世界を大きくして欲しいと思います。
 夏休み中に15冊強の本を読書入門編として紹介しました。どのくらいの人が手にとってくれたかわかりませんが、夏以降も紹介していきますので、参考にしてください。A.M.

2007年08月17日

こんな本を読んでみませんか17

 一昨日は日本神話や古事記を紹介しました。今日はもう少しなじみのある「昔話」を取り上げます。「一寸法師」「浦島太郎」「物ぐさ太郎」などの昔話は、親御さんに語ってもらったり、絵本を読んだり、あるいはテレビを見たりして、みんなの共通認識としてストーリーやテーマが理解されています。これらの昔話の多くは、室町時代から江戸時代の初期にかけてつくられた「御伽草子(おとぎぞうし)」とよばれる本から生まれてきました。

 今日紹介する本は大岡信が現代語に訳した「おとぎ草子」です。岩波少年文庫から出ています。大岡信は「折々のうた」などで知られる現在も活躍中の詩人です。細部まで生き生きと描かれているので、中学生の君たちでも十分に楽しめると思います。また、講談社からは清水 義範やねじめ 正一が語る「おとぎ草子」が出ていて、同じ話なのに少しずつストーリーが異なっています。もちろん、語り口調はずいぶん違ったものになっていますから、比べてみるといいかもしれません。

 親から子へ語り継がれる「昔話」は文化の継承の一つです。あなたたちが幼いときに、親御さんから寝物語として聞かされていた民話や昔話を、将来あなたたちが自分の子どもに伝えていかなくてはなりません。そのときに「御伽草子」を読んだ経験があれば、幼いときの記憶が曖昧でも、自分が語り手になったときに話が頭の中から湧いてくるように出てくると思いますよ。A.M.
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2007年08月16日

8月16日の連絡帳(生徒向け)

 今年は来週21日(火)が授業始めです。そろそろ宿題も追い込み? でしょうか。22日には宿題考査もありますので、しっかり取り組んでください。また、授業始めには頭髪・服装検査を実施します。早々に指導を受けないでも良いように整えてきてください。特に組章を付け忘れやすいので気をつけてください。

配布しているもの
・代数,幾何,国乙の宿題の答
 職員室に置いています。名簿に印をつけて持って行くようにしてください。

返却しているもの
・理科2の確認考査答案
 授業中に実施した小テストの答案と正解です。宿題考査の範囲と重なっていますから、復習することが勉強になるでしょう。今日の受付は終了しました。明日は8:30~15:00,明後日は8:30~12:30にお待ちしています。

2007年08月15日

こんな本を読んでみませんか16

 昨日は星の伝説や神話にまつわる本を取り上げました。ここしばらくは故郷に帰省している人もいることでしょうから、自分のルーツやオリジンを考えるような本を紹介してみようと思います。といっても、難しい話ではありません。幼い頃に読んだかもしれませんが、もう一度神話を読んでみませんか。

 今日紹介する本は、岩波ジュニア新書から出ている阪下圭八著「日本神話入門」です。712年に太安万侶によって書かれた「古事記」の原文を紹介しながら、日本神話を読み解いていきます。天地開闢(てんちかいびゃく)から始まり、国産み,天の岩戸,八岐大蛇(やまたのおろち)退治,因幡の白兎などの大国主命神話,国譲り,神武東征,日本武尊(ヤマトタケル)と続く日本神話を知ることは、自分が何者であるかという自己確立の上でもぜひ読んでおいて欲しいと思います。もちろん、書いてあることは歴史的には事実ではありません。しかし、私たちの祖先が持っていた知識と経験から説明しようとした世界観であり、今の私たちの考え方や思想にも少なからず影響を与えているのではないでしょうか。

 倭(やまと)は国(くに)のまほろば たたなづく青垣(あおかき) 倭(やまと)し美(うるわ)し
 大意:大和は素晴らしい国、山々が重なり青々とした垣のように山に囲まれた大和はなんて美しいのだろうか。

 そんな故郷を大切に思う気持ちを愛国心というのでしょうか。今日は8月15日です。62年前の今日、大きな戦争が終わりました。いろいろな人が故郷を思う気持ちを持って、この国を動かしてきました。それらの活動には、様々な歴史的分析がなされていますが、自分が生まれたこの場所を愛する気持ちを持つことに間違いはないだろうと思います。今日はそれぞれの時代を一生懸命に生きてきた私たちの祖先に思いをはせる日なのかもしれません。A.M.
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2007年08月14日

こんな本を読んでみませんか15

 先日紹介したペルセウス座流星群は見ましたか? 流星群にかぎらず、少し夜空を眺めてみてください。満天の星空を時間も忘れて眺めていたら、多少嫌なことや辛いことがあっても、たいしたことじゃないように思えてきますよ。大阪では夜明るくて見にくいかもしれませんが、帰省している人にはチャンスかもしれませんね。

 今日紹介する本は、野尻抱影の「星と伝説」です。抱影は「冥王星」の発案者です。冥王星は2006年に惑星から準惑星に降格したことで話題になりましたね。抱影は、冥王星だけではなく、星の和名や星座にまつわる伝説を研究していた文学者です。今から30年も前に亡くなられたので、もう作品が増えることはありませんが、各地の科学館やプラネタリウムで使われている星座の話の多くは、抱影の影響を受けているといわれています。

 昴(すばる)という星の集まりを知っていますか? ハワイに設置された望遠鏡の名前にもなっているこの星はプレアデス星団M45のことです。地球から400光年の距離にあるこの星団は、約6千万~1億歳と若い年齢の青白い高温の星の集団です。清少納言が枕草子の中で、「星はすばる。ひこぼし。ゆうづつ。よばひ星、すこしおかし。尾だになからましかば、まいて(大意:星といえばすばるが一番美しい。彦星=アルタイルや宵の明星=金星も良いのだけれど。流星も趣きがある。尾を引かなければもっといいのだけれど)」と書いた昴は美しい星として日本でも昔からなじみの深い星です。日本では六連星(むつらぼし)つまり6つの星の集まりとして見られていますが、ギリシャ神話のプレアデスはオリオンに追いかけられる7人のニンフの姉妹として描かれています。星を眺めていると想像力がひろがるのでしょうか、世界各地に豊かな神話や伝説を残していることがわかりますね。
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 ここでは、偕成社文庫を取り上げましたが、講談社学術文庫から「星の神話・伝説」,中公文庫BIBLIOから「続 星と伝説」「星三百六十五夜」「新星座巡礼」など、いくつも抱影の著書は出ています。どれか手にとってみてはどうでしょうか。A.M.
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2007年08月13日

研修会で関西と東京を転々と…

夏休みも残りあと1週間。皆さんはどんな夏休みを過ごしていますか?
16日からは数学と国乙の宿題の答を配布します。職員室に取りにきてください。

私は先週の6日,7日の2日間,大阪で数学の夏の研修会に参加してきました。京都大学と神戸大学の先生のお話を聞いてきました。そのなかで皆さんにもわかる問題があったので紹介しておきます。
≪5人でプレゼント交換をしようとしています。自分の持ってきたプレゼントを自分がもらわないようなプレゼントの交換の仕方は全部で何通りあるでしょうか。≫
 
9日,10日の2日間は東京でGRAPESという数学の授業のために開発されたコンピューターソフトの講習会に参加してきました。
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 会場になった学校です。    その校舎の写真。
                    直角三角形とそのまわりの正方形。その意味は?

このソフトはもともと高校生を対象に作られているのですが,中学生に使える内容もあります。後期の授業でグラフを扱うようになるのでそのときには皆さんに紹介したいと考えています。
講習会では研究授業もありました。学習院と筑波大附属駒場の高校1年生が夏休みなのに参加してくれて,GRAPESを使った授業をうけていました。写真はそのときの様子です。
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もちろん全国からこられた先生方もGRAPESの使い方を勉強されてましたよ。
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                                            R.N.

補足:GRAPESは大阪教育大学付属高等学校の友田勝久先生が開発されたフリーソフトで,高等学校レベルで登場する関数によるグラフや軌跡を,マウスによる簡単な操作で描くとともに,様々な角度から調べる事ができます。
http://okumedia.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/~tomodak/grapes/

2007年08月12日

8月12日の連絡帳

 もうすぐ「お盆」です。働いている人たちが取るお盆休みやマスコミで報じられる帰省ラッシュの印象が強いかもしれません。本来は7月15日あるいは8月15日(旧盆)におこなわれる、祖先の霊をお祭りする伝統行事です。明日13日は迎え火を焚いて、祖先の霊を家にお迎えし、供養をするのが習わしらしいのですが、最近はあまり見られなくなりました。16日におこなわれる「京都五山の送り火」は有名ですが、祖先の霊をお送りする行事であるとは意識しなくなったようです。8月24日におこなわれる「地蔵盆」のほうがなじみがあるかもしれませんね。

 閑話休題。そろそろ、夏の宿題は仕上がりましたか? 今年はお盆明けすぐの21日に「授業始め」,翌22日に「宿題考査」です。毎日、学習記録をつけながら過ごしたはずの夏休みも終盤になりました。生活習慣が乱れている人は決まった時刻に寝て、起きる習慣をつけ直してください。夏ばての人、しっかりと食事をとっていますか。そして、学習習慣が崩れてしまった人、今日からは毎日午前中に机へ向かうようにしていきましょう。21日には学校生活が始まっても大丈夫なように、今からペースを戻していくようにしてください。

 指名補習は来週16日から再開します。出席すべき講座のスケジュール確認をお願いします。もちろんそれ以外の人が質問や相談で登校するのはかまいませんよ。国語や数学の宿題の答を取りにくる必要もありますし、なによりしっかりと1学期の復習をしてくださいね。

2007年08月11日

こんな本を読んでみませんか14

 昨日は流れ星のことを書きましたから、今日は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を紹介しましょう。新潮文庫の「きみに読んでほしい50冊」には「注文の多い料理店」とともに掲載されています。「注文の多い料理店」の序で、賢治自身が「わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。またわたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、いちばんすばらしいびろうどや羅紗や、宝石いりのきものに、かわっているのをたびたび見ました。わたくしは、そういうきれいなたべものやきものをすきです。これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです。(中略)これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。」と書いたように、賢治の作品には美しい言葉があちらこちらに宝石のようにちりばめられています。

 「銀河鉄道の夜」の主人公は父親が漁から帰って来ないジョバンニです。ザネリらにからかわれ、いじめられる中で、カムパネルラだけはそうはしませんでした。ケンタウル祭の夜、ジョバンニはカムパネルラとともに小さな列車に乗り込み、「白鳥の停車場」「プリシオン海岸」「鷲の停車場」と巡っていき、いろいろな人々に出会っていきます。最後に「サウザンクロス」でほかの乗客がみんな降りてしまい、ジョバンニとカムパネルラだけが残されます。そして、ジョバンニが「カムパネルラ、僕たち一緒に行こうねえ」と言った瞬間、カムパネルラも消えてしまいます。実は銀河鉄道の旅は、川に落ちたザネリを助けようとして死んだカムパネルラを天上へ送り届ける旅だったのです。

 小学生のときに読んだことがあったとしても、この作品をもう一度読んでみて下さい。読むたびに新しい感動と発見があることと思います。A.M.

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2007年08月10日

ペルセウス座流星群を観察しませんか

 本当は夏よりも冬のほうが空気が澄んでいて、星の観察に適しています。しかし、実際に屋外で夜空を見上げる機会は夏のほうが多いでしょうね。夏に観察される天体の中でも有名なのが、三大流星群の一つである「ペルセウス座流星群」です。(残り2つは冬の「しぶんぎ座流星群」と「ふたご座流星群」です)今年は新月に当たり、月明かりの影響を受けないので、天候が良ければよく見えると期待されています。13日明け方が出現のピークですが、11日夜から14日朝までは観察できると考えられています。放射点はカシオペア座の少し下にあるペルセウス座ですが、空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉える可能性が高くなるそうです。詳しくは国立天文台の解説を参考にしてください。
PCから http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070811/index.html
携帯から http://www.nao.ac.jp/i/phenomena/20070811/

 国立天文台では「夏の夜・流れ星を数えよう」キャンペーンをおこなっています。あなたも夏の夜空を見上げながら、流れ星を追いかけてみませんか。流れ星が見えたら(もしくは見えなくても)、以下の報告フォームを使って報告してください。A.M.
PCから http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070811/form.html
携帯から http://www.nao.ac.jp/i/phenomena/20070811/form.html

2007年08月09日

こんな本を読んでみませんか13

 今日8月9日は長崎に原爆が投下された日です。広島に続いて投下された1発の核兵器によって、長崎市民14万8000人の命は失われました。被爆した医学博士・永井隆の手記「この子を残して」は有名ですね。原爆にあい、放射線を浴びて床にふす父親と、二人の幼い孤児予定者、この三人が生きてゆく正しい道はどこにあるのか。父親が考えたこと、子供たちがしたこと、子供たちに話したいことを、あとで読んでもらうために書いた父親の遺言書ともいえる手記も一度親子で読んで欲しい文章です。

 今日、紹介するのは葉祥明の絵本「あの夏の日 On That Summer Day」です。絵本は幼い子供が読むものとは限りません。文章のかわりにさし絵が多くを語ってくれることもありますから。A.M.

 巨大なキノコ雲が天をつき、厚い雲に大地はおおいかくされてしまいました。
 A tremendous mushroom cloud climbs up into the sky and casts a dark shadow the earth.
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2007年08月08日

こんな本を読んでみませんか12

 中学3年生は毎年、研修旅行で沖縄に出かけます。関西とは異なる自然や文化を感じてもらうことも目的の一つですが、「平和」を考えてもらうことができる場所ということもあります。沖縄は終戦直前に「鉄の暴風」とよばれる激しい攻撃がおこなわれ、20万人以上の命が失われた場所です。また今なお米軍基地の存在が日常生活に強く影響している場所で、東アジアが緊張状態になると戦場に最も近い場所になっています。

 今日紹介する本の舞台は太平洋戦争当時、沖縄と同じくらい激しい戦闘にさらされた硫黄島です。昨年、クリント・イーストウッド監督が手がけた映画「硫黄島からの手紙」「父親たちの星条旗」が公開され、話題になりました。1ヶ月の戦闘での死者は日本側20000人、アメリカ側7000人といわれています。この硫黄島での戦闘を題材にした作品が、城山三郎の「硫黄島に死す」です。主人公はロサンゼルスオリンピックの馬術大障碍の優勝者バロン西こと西中佐です。馬術というもっとも貴族的で欧米的なスポーツを愛した軍人が、「硫黄島玉砕」のニュースが流れた4日後にまだ残存者を率いて戦わなければならなかった悲哀を感じて欲しいと思います。

 戦場という異常な場に置かれると、どんなに優秀な人物であっても冷静な判断はできなくなることがわかります。沖縄戦もそうですね。6月25日に作戦本部が戦闘の終了を発表したのに、それが現場には伝わらず、実際に沖縄守備軍が米軍に降伏したのは、日本がポツダム宣言を受け入れて戦争が終結した8月15日よりも、半月以上遅い9月7日でした。A.M.
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2007年08月07日

こんな本を読んでみませんか11

 8月に入ると「戦争」や「平和」が話題になりますね。昨日は広島に原子爆弾が投下されて62年目の平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)がおこなわれていました。君たちには井伏鱒二の「黒い雨」を紹介しました。60年以上も前におこなわれた「太平洋戦争」という歴史を風化させないために努力している人々がいる。それはなぜなのかということを考えてほしいと思います。歴史は暗記するために学ぶのではない、先人たちの経験を生かすために学ぶのだと聞いたことがあります。

 新潮文庫の「きみに読んでほしい50冊」には「戦争」をテーマとした小説もあります。大岡昇平の「野火」もその1つです。「俘虜記」「レイテ戦記」…この作者は井伏鱒二とは違って、戦争をテーマに取り上げた作品が多いです。戦争という極限状態の中で人間はどう変わっていくのか、敗北が決定的なフィリピン戦線で病に冒され、隊を追われた兵士の異常な体験を描いた作品です。それを異常と思うことが出来るのは、飽食の時代と言われる私たちの暮らしが田村一等兵の体験した極限状態からはほど遠いからでしょう。でも、その幸せを当たり前のことのように思って暮らしているのはどうなのでしょうか。

 戦争は怖いこと、悪いこと、嫌なこと…でも昔の話で自分たちには関係ないと思っているとしたら、それは大きな間違いだと思います。もっと今の世の中をしっかりと見て欲しいと思います。現在でもなお戦争の傷跡は人々の心に生々しく残っていますし、世界の各地には戦争そのものが残っています。決して遠い世界の出来事ではないのです。 A.M.
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2007年08月06日

こんな本を読んでみませんか10

 8月6日です。何の日かは新聞やテレビなどのマスコミでも取り上げられているから知っていますね。広島に原子爆弾が投下された日です。もう60年以上も前のことをなぜそんなに問題にするのか、自分とどう関係するのか、少し考えてほしいと思います。「1945年8月6日広島に原爆が投下された」とか「これが最初の核兵器による都市攻撃で、一般市民十数万人が死んだ」という知識は持っているかもしれません。でもそれがどのように自分と関係するのかを考える機会を持たないと、生きていくための知恵は身につかないと思います。

 新潮文庫の「きみに読んでほしい50冊」にはヒロシマをテーマとした小説があります。それは井伏鱒二の「黒い雨」です。「山椒魚」や「ジョン萬次郎漂流記」を著し、ロフティングHugh John Loftingの「ドリトル先生」シリーズを訳した人と同じとは思えないような作品です。黒い雨とは、原子爆弾炸裂時の泥やほこり、すすなどを含んだ重油のような粘り気のある大粒の雨で、放射性降下物(フォールアウト)の一種です。強い放射能を帯びているため、この雨に直接打たれた者は二次的な被爆が原因で、急性放射線障害を受けます。

 「黒い雨」ではピカドン(原子爆弾)による肉体と精神の苦悶と悲しみが描かれています。閑間重松の被爆日記、閑間夫人の戦時中の食糧雑記、岩竹医師の被爆日記、岩竹夫人の看護日記他をもとに、悲劇の実相を日常生活の場で淡々と描いた作品です。戦争に対してどうかという評価は一切書かれていません。1945年8月6日に広島で何があったか、その後の広島で何があったかを描いているだけなのです。単に「可哀想」とか「残酷」という感情だけではすまされないものを感じとって欲しいです。 A.M.
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2007年08月05日

こんな本を読んでみませんか 9

 前回はハインラインの「夏への扉」を紹介しました。今回はハインラインやアシモフとともにSF界のBig3と言われているアーサー・C・クラークSir Arthur Charles Clarkeの作品を紹介します。先の2人に比べると、豊富な科学的知識に裏打ちされた想像力を駆使しているのが特徴です。

 「幼年期の終わり」や「太陽系最後の日」なども有名ですが、今回お薦めするのは「2001年宇宙の旅」です。スタンリー・キューブリックStanley Kubrickの映画でも有名ですね。小説は映画の原作ではないのですが、映画よりも論理的に描かれていますから、ストーリーが分かりやすいかもしれません。不朽の名作とされる映画の方はキューブリック監督が効果を高めるために説明を省いてしまっているので、謎めいた部分がたくさんあります。

 三百万年前の地球に出現した謎の石板モノリスは原始的な道具も知らなかった猿人に動物の骨を道具・武器として使う能力を与えます。獣を倒し多くの食物を手に入れられるようになった猿人は反目する同じ猿人に対しても武器を使用して殺害するようになります。時は過ぎ、月面のティコクレーターで発掘されたモノリスは土星に強力な信号を発します。宇宙船ディスカバリー号は土星探査に向かいますが、人工知能HAL9000コンピュータが反乱を起こし、乗組員を次々と殺害していきます。唯一の生存者ボーマン船長はHAL9000の思考部を停止させたのち、モノリスや探査の真の目的を知り、土星で巨大なモノリスに出会って人類より進化した存在であるスター・チャイルドに進化します。

 アメリカではHAL9000を作りたいという動機で人工知能AIの研究を始めた科学者も少なくありません。SFという想像の世界を知って、それを現実のものに変えることは、科学の発展の過程の中でもよくあることのようです。将来、理学や工学の方向への進路を考えている人たちはSFを読んで、人々がどのような夢を科学に託しているのかを知っておくことも大切ではないでしょうか。A.M.
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2007年08月04日

先生も勉強するんだよ④

 研修3日目は東京・上野にある国立科学博物館上野本館(通称:科博)に移動しました。

 科博は1877年(明治10年)に創設されて以来、130年の歴史がある理科系博物館です。ネオルネサンス調の外観を持つ日本館(旧本館)などは重厚な感じがして近寄りがたいかもしれませんが、今年大きく改装されて、展示も見やすくなりました。中でもおすすめは「愛・地球博」から移設されたTHEATER 360です。わずか8分間の映像ですが、ぜひ体験してほしい施設です。地球館(旧新館)の方は地上3Fから地下3Fまでのひろびろとしたスペースにたくさんの展示物が並べられていて、その迫力に圧倒されます。300円追加になりますが、PDAの音声ガイドを借りれば、解説を聞きながらまわることができます。東京に行く機会があれば、上野公園周辺の博物館・美術館にはぜひ立ち寄って欲しいと思います。ちなみに科博の入館料は中高生の場合無料(特別展を除く)です。

入り口にあるD51蒸気機関車です。(ここは交通博物館ではありませんよ)
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フタバスズキリュウの復元骨格(左)と化石(右)です。今は丹波から出土したティタノサウルスの方が有名ですが、フタバスズキリュウは1968年に国内で最初に発見された首長竜なのです。
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渋谷駅にある銅像で有名な忠犬「ハチ」(左)と南極物語で有名な「ジロ」(右)の剥製です。相方の「タロ」は北海道大学にいるそうです。
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日本最初のマイコンキットTK-80です。懐かしくて思わず写真を撮りました。今の中学生は「マイコン」が分かるのかな? 私は中学生のときに買って欲しいとねだった記憶があります。ダメだったけど...
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骨格の比較をしている展示です。ここにはたくさんの骨格標本が展示されています。江戸時代のミイラも展示されていました。(ミイラは撮影禁止でした)
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出口にあるナガスクジラのモニュメントです。骨格標本も中に展示されています。
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 ここで午前中は「学校と博物館が連携して中高生の科学リテラシーを向上させる必要性」を考えてきました。学校で授業を受けるだけではなく、博物館などの社会教育施設にも目的を持って出かけることが大切だということです。午後は科博を見学して、今回の研修は終了しました。私は夕方の新幹線で大阪に戻りましたし、北海道や九州の先生方は羽田から飛行機で戻ることになります。学校の先生は夏休みに何をしているのだろうという疑問は解けましたか? 実は今日も学校の先生全員で校内研修をしています。
A.M.

2007年08月03日

先生も勉強するんだよ③

 2日目のレポートです。この日は一日中実験と実習です。朝から夕方まで合計5つ行いました。いくら理科が専門でもこれだけ長時間連続で実験となるとちょっとハードです。内容は専門的になるので、テーマと写真で雰囲気だけを感じてもらいましょう。

「自分の手で増やすDNA」
DNAという言葉は聞いたことがありますね。核の中にある遺伝情報物質です。それをポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法で増やします。サーマルサイクラーという機械で自動的に...が一般的なのですが、あえて手作業でしてみようというのが今回の実験です。ごく少量(15μl)のDNAを、95℃→58℃→72℃と異なる温度に変える作業を35回繰り返しました。単純な作業なんだけど、大変でした。
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「簡易ミクロトームの作成」
ミクロトームとは顕微鏡のプレパラートをつくるときに標本を薄く切る道具のことです。かなり薄くしないと光学顕微鏡で光を透過させることができませんから、重要な道具なのですがお値段が高い!! 君たちにしてもらったタマネギの鱗葉表皮のように最初から薄いと簡単なのですけどね。そのミクロトームを身近なもので手作りしちゃおうという実習です。左側の写真の先生は北海道から来たそうです。
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「粘土製作による両生類胚の発生過程の理解」
受精卵からオタマジャクシになるまでの過程を発生といいます。その変化は立体的なので、図説などではなかなか理解しにくいのです。色粘土をつかってモデルをつくることで理解しやすくなるんじゃないかということで、やってみているところです。写真の左側は予定運命図、右側は尾芽胚断面です。
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「ニワトリの心臓の解剖観察」
解剖もおこないました。これだったら、材料はお肉屋さんで売っていますし、まな板の上でもできそうですよ。理科第2分野で「動物の世界」を扱うときには、君たちにもやってもらおうかな。右側の写真は心臓の心室部分です。右が大きな左心室、左が小さな右心室です。膜状の弁もはっきり写っていますね。
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「オタマジャクシの心臓の拍動を調節する薬物の作用」
アフリカツメガエルという実験動物の幼生(オタマジャクシ)を使って、尾の部分の血流を観察しました。その後、アドレナリンやアセチルコリンなどの薬物によって心拍数がどう変化するかを調べました。簡単にいうとオタマジャクシにドーピングをさせたのです。私の使ったオタマジャクシは緊張していたと見えて、最初からドキドキの状態でしたけどね。そんなにコワイのかなぁ...
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 こんな場所で実習をさせていただきました。壁に「実験中に地震があったときの注意」が貼ってあって、東京は地震が多いんだなと思いました。右の写真は生物界のアイドル「プラナリア」です。A.M.
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2007年08月02日

先生も勉強するんだよ②

 昨日の夜に帰阪しました。3日間の研修でどんなことをしてきたか、もう少し紹介してみます。将来の進路として学校の先生を目指す人もいると思いますから、参考になるといいなと思います。

 1日目午後も引き続き、講堂で講義を受けました。大学と同じように、一つ一つの講義時間は90~120分と長いです。説明をするのにそれだけの時間がかかる内容が盛り込まれているということです。これだけの長さの講義となると、受け身の姿勢では集中力が持続できません。学年が上がるほど、自分で学び取る積極的な姿勢を持つことが大切になってくるのではないでしょうか。

 「ミトコンドリア・ミステリー -ミトコンドリアの生存戦略に学ぶ-」というテーマで筑波大学の林純一先生のお話でした。中学1年生では細胞のことを少しだけ勉強しましたが、まだミトコンドリアのことは学習していません。授業で出てきた細胞の呼吸に関係のある細胞小器官なのですが、ここで説明するのはちょっと難しいかな。老化やがんの原因はミトコンドリアDNAの突然変異であるとする「老化ミトコンドリア原因説」が今の考え方の主流だが状況証拠による説明しかされていないこと、実際にはミトコンドリアの呼吸機能は核DNAに存在する遺伝子にも支配されているので、どちらのDNAに生じた突然変異が原因なのかを調べないと結論はでないこと、そのために突然変異型ミトコンドリアをマウス細胞に移植する技術を開発したことなどを話されました。興味があれば、林先生の本「ミトコンドリア・ミステリー」が講談社ブルーバックスから出ていますから、読んでみてください。
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 続いて「植物ホルモンの演示実験」があり、この日、会場を出たのは18時30分を過ぎていました。
やれやれ...続きは明日です。A.M.

2007年08月01日

こんな本を読んでみませんか 8

 出張で東京に来て3日目になります。私自身は科学万能時代といわれた時期を中学生として過ごした世代ですが、朝から数時間で東京まで出かけることができ、出張先からブログの更新が簡単にできる便利さには感動を覚えます。今の中学生にはできて当たり前のことが多すぎるのかもしれませんね。できない不便さも実感してこそ、できる便利さが理解できるのかもしれません。

 さて今日紹介する作品はSF小説です。SFとはサイエンス・フィクション(科学的な空想)のことです。以前に紹介した「二年間の休暇」の作者ジュール=ベルヌJules Verneや、「タイムマシン」「透明人間」「宇宙戦争」の作者ウエルズHerbert George Wellsらが、SFの開祖ともいうべき人たちになると思います。古典的な名作ですから読んで損はないのですが、やはり古さは否めません。そこで、今回はハインラインRobert Anson Heinleinの「夏への扉」を紹介します。これも1957年の作品ですから50年も前に書かれているわけですが、それを意識させない作品だと思います。

 主人公は家事ロボットを発明した優秀な技術者ダン(と愛猫ピート)です。幸せな生活をおくるはずの彼は親友マイルズと恋人ベルの裏切りにあい、すべてを失ってしまいます。失意のままピートと30年間の冷凍睡眠につくことで現実から逃避しようとするのですが、タイムマシンの存在を知ったことがきっかけで、人を信じる気持ちを取り戻し、幸せを手に入れるために最善をつくそうと決意します。表題の「夏への扉」は何を指しているのかを考えながら読んで欲しい作品です。

 「過去よりも現在、現在よりも未来のほうが優れており、世界は日々進歩している、人間が環境に働きかけ、科学技術によってよりよい世界を築いていける」と信じていた時代の文章ですから、読んでいて未来を信じる気持ちにさせてくれることと思います。今の君たちにとって大切なのは、素晴らしい未来が訪れると信じることではないでしょうか。将来はあまり期待できないと思っていると、刹那的な生き方しかできなくなります。その意味でも読んで欲しい作品です。A.M.
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