2007年01月31日

140億個の脳細胞

 1月も最終日となった31日(水)、全校朝礼で次のような話をしました。
「今年も既に1ヵ月、1年の十二分の一が経過しました。本当に月日の経つのは早いものですね。先日、中学の入学試験も無事終了し、この日曜日には入学者説明会を行ないました。来週、2月9日には高校の入試を実施します。一方、高校三年生は大学のセンター試験も終わり、これからいよいよ受験校を絞り込もうとしています。皆さん、1年前はどうしていましたか。そして1年後はどうなっているでしょうか。
最近、何人かの生徒と話をしているとよく〝才能がない、無理だ〟とか〝僕は頭が悪い〟というような言葉が返ってきますが、決してそのようなことはありません。皆さんは脳細胞がどれくらいあるか知っていますか。実に大脳は140億個、小脳は1000億個、細胞をつなぐシナプスは100兆個もあるのです。ところが、大脳の140億個の細胞は生れた時にすでに出来上がっており、手足や内臓の細胞のように急速に増えていくということはありません。むしろ成人になると毎日10万個くらい死滅していきますが、心配することはありません。何故なら使っているのは、わずか数パーセントなのです。また、アインシュタインのような天才といわれる人の脳が大きいかというとそうでもありません。スポーツで腕を骨折して使わなければ、スムーズに動かせなくなりますし、筋肉も衰えてしまいます。脳も全く同じで、使えば使うほど鍛えられ活性化します。皆さん一人ひとりには大きな可能性が秘められているのです。しっかりと脳細胞を鍛え成長をはかってください。」

2007年01月30日

提案を生かす

 昨日の学級委員会の席上、ある保護者の方から定期券の購入についての質問がありました。その内容は、「現在、事務室で各電鉄会社が発行する購入申し込み書に必要事項を記入し証明を受けた後に、駅の窓口で定期券を購入しているが、他校では生徒手帳に通学区間証明書が添付されているため、事務の手続きが不要になっているようです。」というものでした。
これを受けて本日、事務の担当者が電鉄会社に問い合わせると、確かに指摘どおりの購入方法をとっている学校が多いことが判りましたので、早速改善することにしました。丁度、生徒手帳の見直しを行なっているところでもあり、実に良いタイミングでした。この変更によって、生徒達の購入手続きも簡素化されますし、事務室の業務も軽減されることになります。
 今、本校では徹底した業務の見直しに取り組もうとしています。学校には種々雑多な業務があり、整理できないままそれぞれの教職員が従来どおりのやり方を踏襲しているといったケースが散見されますが、これではいつまで経っても煩忙感から脱却することが出来ません。大切なことは〝生徒を育てる〟という教師しかできない仕事に集中できる体制を作り上げることです。そのためには思い切って業務の簡素化をはかると共に従来教師がやっていた生徒の育成に直接関係のない業務を他の部門に移管することが必要ですが、その前提として受け皿となる事務部門等の体制の見直しが不可欠です。
 先般校内で業務の改善に対するアンケート調査を行ないましたが、これからも保護者や生徒からの色々な提案を取り上げて推進していきたいと考えていますので、お気づきの点は遠慮なく申し出てください。

2007年01月29日

本年度最後の学級委員会

 1月29日(月)、本年度第四回目となる学級委員会が開催されました。本校には中学13クラス・高校18クラス計31のクラスがありますが、各クラスから保護者の代表2名を選出していただき、学級委員としてさまざまな活動をお願いしています。今回は最後の委員会ということもあり、冒頭私から日頃の活動に対するお礼と学校の近況をお伝えした後、各学年からの活動報告をしていただきました。続いて卒業を間近に控えた高校三年生の学級委員の方から、それぞれの思いを語っていただきました。子どもさんが雲雀丘学園に在籍されていた期間は幼稚園から、小学校から、中学校から、高校からと異なりますが、それぞれ忘れえぬ思い出があるようです。思わず感極まって声を詰まらせる方もおられました。この間の子育てについては筆舌に尽くしがたいご苦労が多々あったと思います。しかし、精神的にも肉体的にも逞しく成長した子どもの姿を見ると感慨も一入(ひとしお)ではないでしょうか。他の保護者の方も熱心に一人ひとりの話しに聞き入っておられました。
高校三年生については既に大学への進学が決まった者、これから受験に臨む者等色々ですが、親に対する感謝の気持を忘れず、前向きに生き抜いて欲しいものです。
学級委員の皆さん、一年間大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。

2007年01月28日

中学校合格者オリエンテーションの開催

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 1月28日(日)、中学校の合格者を対象としたオリエンテーションを行ないました。早朝から生徒と保護者の皆さんが参集され、9時半から約1時間にわたり、入学までに準備することや入学式、中学生活におけるカリキュラムや部活動、服装・頭髪、校則等について説明させていただきました。
 中学生になると小学校時代とは異なり、〝自分のことは自分でやる〟という自主自立の姿勢が求められます。しかし、このことは自分の思ったとおりに好き勝手にやるということではありません。規則正しい生活習慣を身につけることは勿論、学校という集団生活の中でのルールをしっかり守るということが大切です。是非、入学までに気持を切り替えて、スムーズに中学生活がスタートできるようにしておいて欲しいものです。
 本日、オリエンテーションに参加された生徒達の多くは、これから6年にわたり、この雲雀丘学園で過ごすことになると思います。生徒達が将来豊かな人生を送るためには、何と言ってもそれぞれの進路の実現が不可欠です。このように考えると、私達の責務は極めて重要であり、身の引き締まる思いがします。
今、本校では4月からの教育活動についての計画を作りつつありますが、これまでのやり方を見直し、より充実した内容にしていきたいと考えています。
 入学式まで後二ヶ月余り、どうか元気な姿で登校してください。

2007年01月27日

中学に入学される皆さんへ

 中学合格者に対する入学受付の手続きも終了し、雲雀丘中学校への入学者が決定しました。早速、明日は入学者に対する説明会を開催します。
 まだ小学校の卒業式も終わっていないこの時期に説明会を実施するのは、少し早いという感を持たれるかもしれません。しかし、これから入学までの一ヶ月間は新しい中学生活を力強くスタートするための準備期間としてはきわめて重要です。今回皆さんにお渡しする〝入学のしおり〟の冒頭に次のような文章を掲載させていただきました。

新しく雲雀丘学園中学校の一員となったみなさん、入学おめでとう!
今みなさんは多くの入学希望者の中から選ばれた喜びと、これから始まる新しい生活に対する期待に大きく胸を膨らませていることと思います。この感激をしっかりと胸に刻み、これからの中学生活を充実したものになるよう日々研纉を続けて欲しいと願っています。
中学時代は、一人前の大人になるための人間としての基礎をつくる時期にあたりますが、そのためには「人間力」と「学力」の両方を身につけていかなければなりません。
人間力の涵養にあたっては、「明るい挨拶」「きっちりした服装」「ルール・マナーの遵守」といった簡単なこと、当たり前のことをおろそかにせずやり続けることが大切です。また学力の向上にあたっては、予習・復習といった毎日の積み上げが不可欠です。いずれも人に頼らず、自分の力で問題を解決していくという姿勢がなければ成長は期待できません。
今、雲雀丘学園は創立60周年に向かって「関西を代表する素晴らしい学園」を目指し、大きく羽ばたこうとしています。
その未来への希望の実現は、みなさん一人ひとりの学校生活に対する意欲と努力にかかっています。
どうか雲雀丘学園中学校の生徒としての自覚と誇りを持って、力強く中学生活の第一歩を踏み出してください。

2007年01月25日

高校入試のスタート

1月24日(水)、中学B日程入試の結果を通知させていただきましたが、これと並行して高校の入学志願者の願書の受付を開始しました。
本校は兵庫県宝塚市の東部に位置し、梅田や日生中央からの所要時間も電車で20分少しということもあって、兵庫県だけではなく大阪府からも多くの生徒をお迎えしています。従って入試にあたっては、兵庫と大阪の双方の動きをしっかりと把握しておかなければなりません。
既に、マスコミ等でも報道されているように、私立高校の入試は2月9日から公立高校の前期入試に先立ってスタートすることになっています。現在それぞれの私学において入試の準備を進めていますが、今回の公立高校の入学者選抜にあたっては、来年度からの大阪府における学区再編(現在の9学区が4学区に)に伴う大きな影響が出ることが予想されます。
また、本校では来年度から個別の進路指導の充実とよりきめ細かな教育活動を行うために、『選抜特進』『特進Ⅱ』『特進Ⅰ』という新たな3つのコースを導入します。そのため、今回は従来とは若干異なる募集形態をとることになります。これまで学校説明会や個別の相談を通じて詳細の説明をさせていただきましたが、お解りにくい点があれば遠慮なくお問い合せください。

なお、A日程の願書受付の締め切りは1月31日(水)で入試は2月9日(金)、B日程の願書受付の締め切りは2月15日(木)で入試は2月16日(金)となっています。

2007年01月24日

恒例の避難訓練

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1月24日(水)朝、中学高校合同の避難訓練を実施しました。本校では例年、阪神淡路大震災の日(17日)に避難訓練を行なっていますが、今年は生憎雨天のため一週間延期していました。この目的は、非常時における避難誘導経路の確認・徹底、安全・敏速な避難と自衛消防隊活動の任務の習熟、防災意識の高揚をはかることです。
今回は『地震により中央棟一階の厨房室から出火し、停電した』という想定で行いました。まず授業担当者は、「激震なので、机の中に頭を入れてしばらく待機しなさい。」という指示を出します。その他の先生は職員室に集合し、各部署を確認し、配置につく。警報機で火災部署を確認後、消火器による初期消火活動、消火栓を使用した実放水による類焼の防御を行なう、次いで消防機関へ通報する。その後『地震がおさまったので、生徒は速やかに校庭に避難しなさい。また厨房で火災も発生しているので、気をつけて避難しなさい。』との放送を入れる。これに従い、授業担当者は『頭を保護し、障害物に注意して避難しなさい。』と指示し、ガスや電気のスイッチを切り、安全かつ敏速に避難。誘導係の先生は残った生徒がいないかを確認して防火シャツターを閉める。という手順で上靴のまま校庭に退出しました。放送開始から朝礼の隊形に整列するまでの時間は約5分30秒という結果になりました。
私は「阪神淡路大震災の教訓をいつまでも胸に刻み命の大切さを忘れずに生活するように、また災害が発生し避難する時には〝おかし〟と〝もち〟を忘れずに行動せよ。」という話をしました。これは、やってはいけないことの頭文字をとったものです。
 即ち『おさない(押)』『かけない(駆)』『しゃべらない』『もどらない(戻)』『ちかづかない(近)』が基本です。
災害は予期せぬ形で起こってくるため、頭の中では解っていても、いざという時にはパニックになることが多いものです。本日の体験をしっかりと心に留めておいていざという時に役立てて欲しいものです。

2007年01月23日

B日程中学入試の実施

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1月23日(火)、中学のB日程入試を実施しました。幸い天候にも恵まれ、受験開始の1時間も前から保護者同伴で来校された人も数多くおられました。受験生達は前回のA日程と同様、本校の高校2年生がスタッフとして手伝ってくれている受付で受験会場を確認し、緊張した表情でそれぞれの教室に向かいました。8時半からの諸注意の後、9時から国語、算数、理科の3教科の筆記試験に取り組みました。その後昼食を挟んで個別の面接を行ないましたが、今回のB日程の受験生の特徴は既に色々な学校を受験しているということもあって、落ち着いてしっかりと受け答えができていたようです。
 今回のB日程の入試においては、従来以上に多くの方に受験いただくことになったため、どうしても倍率が高くなってしまいましたが、厳正に採点等の業務を行ない、選考会を開催した後、明日結果をお送りさせていただく予定です。
 これで、本校における本年度の中学入試はすべて終了することになりますが、教育にかける保護者の皆さんの関心が急速に高まってきているということを実感しました。
 また、現在わが国においては、いたるところで教育に対する論議がなされていますが、これからは現状に満足することなく絶えず改革を進めていくことが必要です。
 最後に、多くの方に受験いただき心より感謝申し上げると共に皆さんのご期待に添えるように全職員が一丸となって教育活動の充実に努めていきたいと思っています。

2007年01月22日

大学センター入試を終えて

 1月22日(月)、高校3年の生徒達がそれぞれセンター試験の問題用紙を持参して登校し、自己採点を行ないました。思った以上にできた者がいる一方で、実力を発揮できなかった者もおり悲喜こもごもの情景が映し出され、担任の先生方も心配そうに生徒の自己採点の結果を見守っていました。
今後、今回の自己採点のデータは全国から集められ、分析結果がまとまるのは26日になります。そして、これらの結果を参考にしながら生徒達は先生に相談しながら最終の受験校を決定し、受験に臨むことになります。
これからは国公立、私立共入学試験がピークを迎えることになりますが、多様化する入試に円滑に対応することが極めて大切になってきます。センター入試という一つの山は越えましたが、受験生にとっても先生にとってもこれからがまさに正念場です。いつまでも終わったことに一喜一憂しているのではなく、気持を切り替えて地道な努力を続けて欲しいと思っています。
受験だけに限らず、すべてのものに共通しているのは〝勝利の栄冠は最後の最後まで諦めずに取り組んだ人の頭上に輝く〝という事実です。生徒達がこの経験によって一回りも二回りも大きく成長してくれることを願っています。

また、明日からのB日程の中学受験の願書受付を本日で締め切らせていただきました。最終日としては過去最高の60名の方に出願いただき、総計167名になりました。受験生の皆さん、明日に備えて今日は早めに就寝してください。

2007年01月21日

A日程中学入試を終えて

 20日から、近畿地区の多くの私立中学において入学試験がスタートしました。兵庫県においては、私立中学35校のうち、33校で入試が行なわれ、総定員3860人に対し6269人が受験、実質倍率は1.62倍となり、昨年の1.47倍を上回りました。
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本校でもA日程入試として国語、算数、理科の3教科と個別の面接を実施させていただきました。ほとんどの生徒は過去に出題された問題に目を通し出題の傾向と対策はつかんでいたため、教科毎の差はあったものの概ね昨年どおりの結果になったようです。面接にあたって、「過去に比べてレベルはどうでしたか」とか「どのような問題が難しかったですか」という質問をしましたが、やはり不得意科目が難しく、得意科目が易しいという答えが大半でした。苦手意識が学力の向上を妨げており、ちょっとした工夫で改善がはかれるように感じました。
 昨日は、試験の後、全教員で厳正な採点を実施し再点検を行ないました。
しかし、一人ひとりの受験生のことを考えると、入試業務に関しては些かのミスもなく完璧に行なわなければなりません。そのため、本日も早朝から入念な見直しを行なった後、全員による入学者選考会議を経て合格者を確定しました。
 受験者全員に入学していただくことができれば良いのですが、よりきめ細かい教育活動を進めていくためには募集人員を決めざるを得ないのが実情です。そのため、残念ながらご希望に添えない方も出てしまう結果となりましたが、何卒ご了承ください。
 
 なお、B日程の願書受付は明日(22日)が締め切りとなっており、入試は23日(火)に実施します。
 また、A日程の選考結果につきましては、速達便で郵送させていただきましたので遅くとも明日には到着する予定です。合格者に対する入学の説明会は28日(日)に実施しますので、到着後は速やかに入学手続きをしていただくようお願いします。

2007年01月20日

大学センター入試始まる

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 1月20日(土)、心配していた天候の崩れもなく大学のセンター入試が始まりました。
本校では原則全員がセンター試験を受けるということで、これまで取り組んできており、243名の生徒が申し込みを行ないました。本年度、本校生徒の受験会場は園田学園大学と関西学院大学の2カ所に分かれたため、高校3年生の担任と進路指導部の先生方が幟を準備して激励に出向きました。
 生徒達は大変勇気づけられて元気に会場に向かっていったようです。帰ってきた先生から生徒達は思っていた以上に落ち着いていたように感じたという報告を受け安心しました。引き続いて明日も試験が実施されますが、先生方は明日も会場に顔を出す予定です。
試験という性格上、どうしてもうまくいく場合とそうでない場合が生じるのはやむをえませんが、これまで日々努力してきた成果を試す二日間です。
 どうか悔いのないように全力を出し切って欲しいと思っています。
 なお、生徒達は月曜日に登校して自己採点を行ない、最終の受験校を確定していく予定になっています。

一方で、中学のA日程入試を実施しました。受験生の皆さんはお疲れになったことでしょう。今日はゆっくり休養してください。
 厳正に採点等の選考を実施し、明日合格通知を発送させていただく予定です。

2007年01月19日

自分自身を律する

 1月19日(金)、全学年の最後として高校2年生対象の寒稽古を行ないました。その後、来年の卒業アルバムに掲載する記念写真を撮影して今年の寒稽古の行事はすべて終了しました。明日からはいよいよ中学の入試が始まります。受験生の皆さんに快適な環境で受験していただくために、最後の授業終了後には全員で入念に教室や廊下、トイレの掃除を行ないました。
 入試の期間中は学校での授業ができませんので、生徒達は自宅学習日となりますが、今は長かった冬休みの後で、ようやく学校生活のリズムが出来上がってきた時点です。スポーツにおいても学習においても一日休むと元の状態に戻るのには最低でも一日、二日休むと二日というように、回復までに相当の日数がかかります。
 この機会に是非、気を緩めることなく通常の登校日と同じ生活のペースを維持すると共に、今年の目標を再確認して欲しいものです。
 一日24時間という時間はすべての人に平等に与えられています。私のこれまでの経験から見ても過密スケジュールをこなしている人ほど時間の使い方が上手ですし、何かをやろうとした時に時間がないという人に限って、案外無駄な時間を費やしていることが多いのです。
 〝やるべきメニューをしっかり作る。その上で手順を決める。〟という行動パターンを身につけることは、単に中学や高校時代における学習やスポーツ活動だけでなく、これからの人生におけるすべてのことに生かされるものです。
 人に言われたから仕方なしにやるという消極姿勢ではなく、自分自身を律するという気持で、規則正しい生活を心がけてください。

2007年01月18日

本番を控えた受験生の皆さんへ

大学のセンター入試、私立中学の入試の本番もいよいよ二日後に迫りました。
この時期にはどうしても不安な気持に陥りがちですが、これは誰でも同じことです。今更、あせって色々なことに手を出しても大きな効果は得られないでしょう。
あまり参考にはならないかも知れませんが、本番にあたって私なりのアドバイスをしたいと思います。
 まず、入試にあたっては余分なことを考えず集中力を高め、自分の持っている力を出し切ることが大切です。これまで努力してきたにもかかわらず、不満足な結果に陥るのはここ一番での集中力不足と体調不良が最大の要因です。これを防ぐためには、目の前に迫った入試に強い意志を持って心の焦点を合わせることです。「必ずうまくいく」というプラスのイメージを持つと自然にプラスを引きつけるパワーが生じるものです。
そして体調を整えるためには、何と言っても風邪の予防、次いで胃に負担のかからない食事と十分な睡眠をとることが何よりも大切です。特に睡眠不足になると疲労やイライラがつのり、集中力が奪われてしまうということは科学的にも証明されています。
 また、集中力を高めるためには呼吸のコントロールが不可欠です。つまり、長く深く息を吸い込みゆっくりと吐く。その上で目、耳、指に意識を集中させるのです。
受験生の皆さん、この通信を読んでいる余裕はないかも知れませんが、自分の力を最大限に発揮し良い成果に結びつけて欲しいと思っています。  

2007年01月17日

鎮魂の祈り

 1月17日(水)、阪神淡路大震災から12年が経過し、兵庫県の各地では鎮魂の祈りを込めてさまざまな追悼行事が行われました。
 街並みの復興の情景を見る限りでは、6434人のかけがえのない命を奪った震災の爪痕はあまり感じられませんが、大切な人を失った肉親や友人の悲しみの記憶はいつまでも鮮明に残っており、生涯消えることはないと思います。
本校においても多くの生徒や家族が被災し一名の生徒が犠牲になりました。
この震災を通じて、人の心の温かさや助け合うことの大切さを痛感し、挫折することなく、力強く新しい道を歩み出された方がおられる一方で、震災が原因で心労が重なり、病気になられた方も数多くおられます。
マスコミの報道では、神戸市中央区の東遊園地では震災後に亡くなられた人も含めて6610本の竹灯籠のローソクに点火し、冥福を祈られたようです。
 本校では、人の命の大切さを再認識し、この悲しい出来事を風化させないために、毎年この日に全校あげての避難訓練を実施してきていますが、生憎雨天のために24日に延期することになりました。そのため本日は各学年や各クラスで先生方からホームルーム等で話をしていただきました。
「災害は忘れた頃にやってくる」という言葉がありますが、これまでの教訓を生かし防災の意識を高めておくことが必要であると感じています。

 参考までに、今年になってから日本では既に50回の地震が起きています。
 また地震の強度を表すマグニチュードは1上がる毎に32倍のエネルギーになるようです。つまり阪神淡路大震災のマグニチュードは7.2、スマトラ沖地震は9.2ですから実に1000倍のエネルギーが放出されたということになります。
 またM8の巨大地震は7億トンの重さのおもりを10キロメートル持ち上げるエネルギーに相当するとのことです。

2007年01月16日

伝統の寒稽古始まる

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本校においては教育方針として人間教育の充実を掲げていますが、その一環として男子の体育の授業の中に武道を取り入れ、剣道と柔道のどちらか一方を選択させています。
 1月16日(火)よりこれらの生徒と剣道部、柔道部の部員を対象に寒稽古を開始しました。この行事は途中震災での中止を除き、毎年実施している伝統の行事で、本年で28回目となります。本日は中学1年と2年の生徒が朝7時に集合し学年担任が見守る中、約1時間にわたって白い息を吐きながら懸命に寒稽古を行いました。早朝にもかかわらず、稽古を終えた生徒達が引き締まった清々しい表情をしていたのが印象的でした。
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この寒稽古の狙いは一年で最も寒さの厳しいこの時期に稽古を行うことにより、逞しい肉体と旺盛な気力や忍耐力、決断力や集中力といった精神力を養うことです。
 日本には剣道、柔道、弓道、合気道、といった武道や書道、華道、茶道等「道」のつくものがたくさんありますが、これらの中に共通しているのは、相手を尊重し、感謝する、自分の心を整え正す、『礼に始まり礼に終わる』という言葉に代表される 礼儀を重んじるということです。
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この寒稽古は水曜日には中学3年、木曜日には高校1年、金曜日には高校2年を対象に実施する予定です。生徒達がこの行事を通じて、自分なりの何かをつかんで欲しいと思っています。

2007年01月15日

中学校の受験志望者の願書受付を終えて

1月6日から始まった中学校への受験希望者(A日程)の願書受付が本日(15日)で終了し、最終の受験者数は211名ということになりました。
これまで入試対策部のメンバーを中心に、全教員が学校説明会をはじめさまざまな広報活動に取り組んできましたが、久しぶりに200の大台を突破し、前年比8%増という結果になりました。数多くの皆さんに本校を受験していただくことになり嬉しく思うと同時に期待に応えるために、より一層教育活動の充実をはかっていかなければならないと痛感しています。入学試験は今週末に実施されることになっていますが、些かのミスも許されません。慎重の上にも慎重を期さなければなりませんし、受験生達がベストの状態で試験に臨んでいただけるように、これから全校あげて準備に取りかかっていきたいと思っています。
受験生の皆さん!!
試験まで残すところ数日になりましたが、もう一度過去に出題された問題に目を通していただくと共にくれぐれも風邪などひかないよう健康に留意してください。

なおB日程の試験日は1月23日(火)となっており、願書の受付は前日の22日(月)までとなっています。お解りにくい点があれば、遠慮なくお問い合せください。

2007年01月14日

目標のつくり方

 授業始め式で自分なりの目標をしっかり持って欲しいという話をし、一週間が経過しました。毎日、何人かの生徒と話をする際に「今年の目標は何ですか?」という質問をしていますが、すべての生徒が明確な目標を持って日々行動しているかどうかは疑問です。目標と口では言ってもただ「こうなれば良いなあ」と思っているだけでは単なる願望に終わってしまいます。
 新年になって既に半月が過ぎましたが、目標のつくり方については次の視点で考えることが大切です。
①目標が自分自身にとってプラスになるものであること。
②同時に他の人の役に立つものであること。
③いつまでにやるという期限を決めること。
④最終の到達地点を決め、明確な計画を立てること。
⑤達成のための強い意志を持つこと。
この五つの条件を満たす目標ができれば、あとは行動するだけです。そして毎朝、目標を確認する、夜にはその日の行動を振り返って素直に反省することではないかと思います。要は常に目標を意識しておけば行動は伴うことになるのではないでしょうか。まだ目標を決めていない人は是非、目標を決めましょう。その上で『万年初歩、今日出発』、日々新たな気持でスタートして欲しいと思っています。

2007年01月13日

ニュージーランドからの便り

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昨日、夕方関西国際新空港から飛び立った飛行機が無事到着したとの第一報が入りました。南半球にあるニュージーランドは日本とは気候が逆になっており、この一月から二月にかけては一年のうちで暑い時期にあたります。しかし、日本のように冬と夏の寒暖差が大きいということはなく、せいぜい10℃程度しかありません。むしろ「一日の中に四季がある」と言われています。
 国土面積は日本の4分の3くらいですが、人口は約415万人しかいません。そのため1平方キロあたりの人口密度は約14人で日本の24分の1、GDP(国民総生産)は日本の2%に過ぎません。
私も二年前にニュージーランドを訪問しましたが、いたるところに牧場が点在し、多くの学校の運動場も広く芝生が張り巡らされており、国全体が緑におおわれているといった印象を受けました。
同国の歴史を紐解くと1642年にタスマンにより発見され、1769年にキャプテン・クックが南北両島を探検、先住民族であるマオリ族との激しい抗争を経て、1840年にイギリスとマオリ族の首長との間で締結されたワイタンギ条約により、イギリス連邦の中に組み込まれてきました。
 今回の研修地であるタウランガは北島東海岸にあり、ベイ・オブ・プレンティー(クックの命名による豊穣の湾)に面し、深く入り組んだ地形が天然の良港となり、国内でも最大規模の商業港として発展してきています。
 また、ワイカト大学は国内にある8つの総合大学の1つです。
 さあいよいよ、比較文化研修のスタートです。慣れないことが多いと思いますが、何事にも積極的に参加し元気で頑張って欲しいものです。

2007年01月11日

ニュージーランド比較文化研修のスタート

 1月11日(木)、ニュージーランド比較文化研修にあたっての結団式を行ないました。この研修はタウランガにあるニュージーランド国立ワイカト大学が主催するもので、高校の国際科の2年生を対象にこれまで毎年実施してきており、12回目を迎えることになります。今回の参加者は16名ですが、1月12日から3月18日までの9週間、ホームステイを通じて現地の生活を体験すると共に英語研修を行なうという予定になっています。
 本日にいたるまでには、生徒達は研修にあたっての心構えや綿密な準備を重ねてきましたが、実際に明日に迫ると期待の反面、多少の不安もあるように感じました。
冒頭、私は「日本の常識は他の国では受け入れられないことも多い。今回の研修を通じて外から客観的に日本を見ることができるのは、将来にとって大いに役立つことになる。雲雀丘の生徒ということだけではなく、日本人という気持を忘れずに行動することがたいせつである。9週間という時間は全員同じだが、自ら積極的に行動して多くのものを吸収してきて欲しい。」という話をしました。
 いずれにしても、親元を離れることによる自主・自律の精神の養成、英語力やコミュニケーション能力の伸長、異文化の理解等得るところは実に大きいものがあると思います。この研修を通じて生徒達が逞しく成長してくれることを期待しています。

2007年01月10日

受験シーズンを迎えて

新しい年を迎え、上級学校を目指す受験生にとってはいよいよ入試の本番まで秒読みの段階に入ってきました。
 大学センター入試に関しては、先日入試センターより最終の発表がありましたが、これによると志願者数は553,352人で、対前年比1,970人増ということになっています。このうちの約8割が卒業予定者、約2割が既卒者です。
 本校では多くの生徒がこのセンター試験を受験する予定ですが、既に大学への合格が内定した者の中にも自分の学力レベルを客観的に把握するために受験を希望する生徒もおり、これまで高校で学習してきた内容の最後の点検をしています。このセンター試験の終了後には、それぞれの国公立大学や私立大学の入試が控えており、受験生にとっては全く気の抜けない日々が続くことになります。
 一方、私立の中学入試や高校入試の日も近づいてきました。本校においても中学のA日程入試は大学のセンター入試と同じ1月20日に、B日程入試は23日に実施の予定です。続いて2月9日には高校のA日程、16日にはB日程の入試が控えています。このように、これからの1~2か月は日本全体が受験シーズンを迎えることになります。
 本日も引き続き、中学入試の志願者については願書の受け付けを行ないましたが、目下、概ね順調に推移しているようです。
 受験生の皆さん!
入学試験には必ず「合・否」という結果が待ちうけていますが、どうか悔いのないよう最後まで全力を尽くしてください。

2007年01月09日

授業始め式

 1月9日(火)、生徒達が続々と登校、授業始め式を行ないました。
 昨年の12月22日に授業納め式を実施してから、既に18日間が経過しています。この間、補習や自習、部活動のために登校してきていた生徒も数多くいましたが、学校に来るのは久しぶりという人もいます。
 私は次のような話をしました。「〝光陰矢の如し〟という言葉があるが、月日の経つのは実に早いもので、一年はすぐに過ぎ去ってしまう。来年の今頃には高校3年の諸君は大学に進学する等新たな道を歩み出しているだろう。また高校2年生は大学のセンター入試を控え、高校1年生は高校2年生になっている。また中学3年生は高校生活を送っているし、中学2年生は卒業間近に、中学1年生は2年生になっている。年の初めにあたって、みなさん一人ひとりがこの一年間の目標をしっかりと持って欲しい。しかし、それだけでは単なる願望に終わってしまうので、必ず日々の具体的な行動に結びつけるようにしていただきたい。必ずしも大きな難しい目標でなくても構わない。元気に挨拶をする、しっかりと食事を摂る、一日一度良いことをする、親に心配をかけない、一日3つ英語の単語を覚える等簡単なことを継続していくことが大切である。小さなこと、当たり前のことができない人に決して難しいことはできない。明るく元気で生き生きと学校生活を送って欲しい。」
 生徒達が新しい気持ちで力強くスタートしてくれることを願っています。

2007年01月07日

日本の伝統と文化 ~七草粥

私はこれまで色々な国に行きましたが、その国の歴史や伝統、文化を理解するための一つの方法は暦を調べることです。
わが国においては、本日(1月7日)は『人日』という五節句の一つにあたり「七草粥」を食べる風習があります。歴史を紐解くと稲作が始まった弥生時代に玄米を粥にしていたのが判っていますが、七草粥のルーツは平安時代の初期に中国から伝えられたと言われています。しかし、当時は七種粥と呼ばれており、七草ではなく米・粟・黍(きび)・稗(ひえ)・みの・胡麻・小豆の七種の穀物で作られていました。その後、鎌倉時代になって、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろという七草を加えた粥を食べるようになりました。更に江戸時代になって1月7日が「人日」という一つの祝日に定められたこともあって、七草粥を食べる習慣が武家や庶民にも定着したようです。そして、この日は新年を無事に迎えられたということに対する神への感謝と家族みんなが元気で一年の無病息災を願う行事になっています。
今は米が過剰になっていますが、昔は毎日白米を食するということはほとんどなく、お粥には大根や芋などを多く入れて水増しすることが多かったようです。京の白粥、大和の茶粥と言われていますが、私も幼少のころはよく茶粥を食べていました。
また、医学的な見地からも、この時期に七草粥を食べるというのは身体にとって良いことだと言われています。つまり正月のご馳走に疲れた胃腸を休めると共に野菜の乏しい冬の時期にビタミンを補給するという効用があるということで、こういうところにも先人の知恵が生かされているのです。

2007年01月06日

中学入試の出願始まる

 年末年始休暇が終了し、本日より学校がスタートしました。来週からの授業開始に備えて多くの先生が入念な準備を進める中、いよいよ本年度の中学入試の出願受付が始まりました。生憎の小雨が降る天候でしたが、受付開始の9時前から数名の保護者の方が来校されたため、事務局では時間を繰り上げて手続きをさせていただきました。
これから約10日間にわたりA日程とB日程毎に順次出願していただくことになり、入試の本番を迎えることになります。残り2週間になりましたが、学校として受験生の皆さんにベストの状態で入試に臨んでいただけるよう万全の配慮をしていきたいと思っています。
この時期、受験生にとってはどうしても精神的に不安定になりがちですし、寒さも増してきますので、ご家庭におかれましても体調管理に十分留意してあげてください。
なお出願に関する詳細につきましては、本ホームページの『学園からのお知らせ』と『入学を希望される方へ』の欄に掲載していますが、おわかりにくい点があれば遠慮なくお問い合わせください。
今はまさに節づくりの時、頑張れ受験生の皆さん!!

2007年01月03日

日本の伝統と文化 ~干支

 今年いただいた年賀状には猪(いのしし)の絵柄が数多く見られます。また「あなたのえとは何ですか」という質問に対して、通常「ねずみ、うし、とら、うさぎ・・・いのしし」というように答えると思います。
亥.jpg 干支.bmp

 しかし、「えと」という字は「干支」と書くように十干と十二支を組み合わせたものなのです。つまり、10(十干)と12(十二支)の最小公倍数は60であることから干支は60期で一周することになります。このことから60歳になると暦が元に戻るという意味で還暦のお祝いをするのです。
十干は五行(木、火、土、金、水)を更に陽を表す兄(え)と陰を表す弟(と)とした上で、 甲(きのえ)乙(きのと)、丙(ひのえ)丁(ひのと)、戊(つちのえ)己(つちのと)、庚(かのえ)辛(かのと)、壬(みずのえ)癸(みずのと)の10に。
 十二支は12年で太陽の周りを一周する木星の軌道をベースにしているため、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)の12に分かれています。そしてわかりやすいように動物の名前がつけられたのです。
 世界の十二支を見ると中国や台湾、韓国、ロシアでは同様の呼び名になっていますが、チベットやタイでは兎の代わりに猫、猪の代わりには豚になっているようです。この組み合わせは全部で60通りあるということになりますが、今年の干支は丁亥(ひのとい)となり、干支の組み合わせでは24番目にあたります。亥という文字は「とざす」と言う意味があり、草木の生命力が種の中に閉じ込められた状態を表しており、無病息災の象徴であると言われています。
 ちなみに平成18年は丙戌(ひのえいぬ)、平成20年は戊子(つちのえね)ということになります。
また甲子園球場ができたのは、大正13年(1924年)、つまり暦の最初である甲子(きのえね)の年です。干支の理解を深めるために歴史をさかのぼり、壬申の乱(672年)や戊辰戦争(1868年)について調べてみるのも良いかも知れません。

2007年01月01日

新しい年にあたって

明けましておめでとうございます。
輝かしい新年をお迎えになられたことと存じます。
旧年中は何かと暖かいご厚情を賜り心より感謝申し上げます。
皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

〝一年の計は元旦にあり〟という言葉がありますが、それぞれの思いを持って新しい年をスタートされたことと思います。
私も屠蘇と雑煮で正月を祝った後、家族で近くの神社と一休寺へ初詣に行きましたが、多くの家族連れの姿が目につきました。日本人は宗教心が薄く、日々お祈りするという人も減ってきているようですが、このような節目に寺社に参拝し、今年の願いを神仏に祈るというのも良いことではないかと感じました。
正月風景 005.jpg 正月風景 014.jpg
(中山寺初詣風景)                (清荒神初詣風景)
帰宅後、配達された年賀状に目を通しましたが、団塊の世代の友人の中には新しい生活をスタートさせている人が増えてきているようです。それも自分のためというだけではなく、世の中に役立つ仕事を選択している人が多くおられるということが分かり心強く感じました。私も教育の仕事に従事して六年目に入りますが、将来の日本を背負って立つ人材を育てるというのは実にやりがいのあることだと思います。今、教育界を取り巻く環境は大きく変化してきており、課題も山積していますが、原点に戻って一つひとつ着実に解決していきたいと考えています。
 私もこれまで何回となく、年の初めにその年の自分なりの思いを持つようにしてきましたが、年末に一年間を振り返ってみると実現できなかったということも多くありました。この時のことを反省すると単なる願望に終わっており〝強く思う〟というごく当たり前のことができていなかったように感じます。心の底から〝できる、できる、必ずできる〟と毎日叫び続けていると目標はだんだん形を現してついにはできるようになると言われています。
何事にも困難はつきものですが、強い志を持って積極的にチャレンジしていくために、
今年は『立志立命 楽天積極』という行動指針で取り組んでいきたいと思っています。