140億個の脳細胞
1月も最終日となった31日(水)、全校朝礼で次のような話をしました。
「今年も既に1ヵ月、1年の十二分の一が経過しました。本当に月日の経つのは早いものですね。先日、中学の入学試験も無事終了し、この日曜日には入学者説明会を行ないました。来週、2月9日には高校の入試を実施します。一方、高校三年生は大学のセンター試験も終わり、これからいよいよ受験校を絞り込もうとしています。皆さん、1年前はどうしていましたか。そして1年後はどうなっているでしょうか。
最近、何人かの生徒と話をしているとよく〝才能がない、無理だ〟とか〝僕は頭が悪い〟というような言葉が返ってきますが、決してそのようなことはありません。皆さんは脳細胞がどれくらいあるか知っていますか。実に大脳は140億個、小脳は1000億個、細胞をつなぐシナプスは100兆個もあるのです。ところが、大脳の140億個の細胞は生れた時にすでに出来上がっており、手足や内臓の細胞のように急速に増えていくということはありません。むしろ成人になると毎日10万個くらい死滅していきますが、心配することはありません。何故なら使っているのは、わずか数パーセントなのです。また、アインシュタインのような天才といわれる人の脳が大きいかというとそうでもありません。スポーツで腕を骨折して使わなければ、スムーズに動かせなくなりますし、筋肉も衰えてしまいます。脳も全く同じで、使えば使うほど鍛えられ活性化します。皆さん一人ひとりには大きな可能性が秘められているのです。しっかりと脳細胞を鍛え成長をはかってください。」