演劇部の活躍~地球温暖化をテーマに~
本校には数多くの運動クラブや文化クラブがありますが、それぞれ活発な活動を行なっており、顕著な成果を収めています。そのため、毎週水曜日の全校朝礼においては、素晴らしいことにほとんど毎回のように賞状の伝達をしています。
これらの中の一つに演劇部がありますが、11月8日~11日に開催された「第51回 兵庫県高等学校演劇研究会阪神支部発表会」において21校中4位になり、見事に優秀賞を獲得。続いて行なわれた16日の県大会においては優良賞を受賞しました。
更に、17日には宝塚市文化振興財団主催の「宝塚演劇祭」にも出演しました。このイベントは同財団が、学校の演劇部や市民劇団に発表の場を提供することを狙いとして出演グループを公募して1993年から毎年開催されており、本校は初回から連続出場しています。
演題は、共に『テンション 28℃』。等身大の女子高生を主人公にしたオリジナル劇でテーマは地球の温暖化ですが、この脚本の製作の中心となったのは、高校2年生の矢野愛蘭さんです。最初に、彼女が環境問題をテーマに据えた劇を提案し、全員で脚本を練り、最終的にクーラーの設定温度をめぐって高校生4人が対立するという物語が出来上がったようです。矢野さんは、サントリー株式会社の支援で雲雀丘中学時代に愛知万博の『こども環境サミット2005』に参加した12人のうちの1人であり、その時の経験をもとに、1人でも多くの人が地球の温暖化について考えて欲しいとの思いを込め、今回の劇を提案したようです。
まさに今、本校では来年度に向けて、環境教育を切り口とした「サントリー特別講座」開講の準備を進めていますが、生徒達一人ひとりが環境問題について真正面から取り組んで欲しいと願っています。