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2012年06月30日

勉強の仕方シリーズ-現代文(1)-

現代文学習の最善-「サイコー」を考える-
 まず、次の昨年の名古屋大学 前期(文・教・経・医・理)の現代文の問に答えてください。
問1 傍線部a~jのカタカナは漢字に、漢字は読みをカタカナで答えなさい。
 aケンイのある bスまない c顕わに dどんヅまり e代替 f簡便 gゲンワクh痕跡 iクウキョ j粛々と 
 いかがですか。案外易しいと思いませんでしたか。しかし、もう一度あなたの答を見てください。読みを「ひらがな」で答えてはいませんか。日本語には、「漢語・ひらがな・カタカナ・混種語」があります。最近は「ローマ字」も一部は日本語化しています。どれで答えさせるかは出題者の自由ですが、答は一つしかありません。
 ①「論う」②「挙って」③「因む」④「設える」⑤「弁える」は読めますか?話題の「小学校で習った漢字」から抜粋しましたが、小学校で習う漢字でも、読めないものがあります。侮っていけません。常用漢字の書き取りや辞書的意味や文学史などについてはこれまでどおり、丁寧に正しく覚えてください。これまでの積み重ねはとても大事です。
 
 先ほどの漢字の読みに戻りますが、例えば「最高」の読みをカタカナで読みなさいと問われたら、もう、あなたは「さいこう」ではなく「サイコウ」と答えられますね。
 しかし、国語の問題には、上記書き取り問題以外に次のような問いがあります。
 問 次の傍線部に込められた「彼」の心情を置かれた状況に即して答えなさい。
「彼は山道を登りながら「サイコー!」と叫んだ。」
 いかがですか。"saikou"の"ou"は"オー"と長音になり、そのまま表記されているのですが、「最高!」でも「さいこう!」でもない、なぜ漢字の読みでは不正解の「サイコー!」だったのか、あなたは考えて「ひらめき」の答えをださなければ○をもらえません。状況が表現されていなければ、あなたが状況設定するのです。

2012年06月28日

夢ナビライブ2012

6月23日(土)にインテックス大阪にて「夢ナビライブ2012」が開催され、高校1, 2年生が参加しました。
P6230688.jpg1時間目の授業だけ受けて、すぐさまバスに乗り約1時間ほど・・・イベント会場はとにかく広い!人が多い!それもその筈です。このイベントでは、全国の国公立大学と私立大学合わせて約150大学の教員によるミニ講義(30分)が行われ、さらには個別の大学説明会、河合塾とZ会の受験講座が開かれていました。たくさんの近隣高校も参加しており、イベント全体の参加人数は約13000人と大変規模の大きいイベントでしたが、生徒1人1人興味のある講義へ足を運び、集中して講義を聞いていました。また、個別の大学説明会にも多くの生徒が参加していました。中には話を聞いて大学に興味を持ち、志望校を決めた高校1年生もいたほどです。本校で決定していた解散・帰宅時間を思わず忘れてしまうほど聞き入っておりました。P6230690.jpg

夢ナビライブでは、関西の大学だけではなく、遠方の大学も多数参加しています。普段なかなか話を聞く機会やキャンパスを見学する機会の無い大学にも触れることができたのではないでしょうか。是非関西だけではなく全国に視野を広げて、自分自身のやりたいこと・学びたいことを考えて下さい。また、高校3年生になってからではなく、早くから進路を考えることにより、日々の学びの姿勢が変わると思います。目標をもって積極的に日常生活に取り組みましょう。

志望校合格に向けて

 現役で志望校合格を目指すには、「志望大学を早く決めた方がよい」といわれる。それはなぜか?その理由は、やはり意識の問題である。高校3年生の夏休みにやっと志望校を決め、その大学の過去問や入試科目とその時間を調べ、問題量と難易度、二次教科への対策を立てるのと、高校1年生の時から志望大学をほぼ決めて、そのために日々の授業や家庭学習に臨むかどうかの違いである。
 東進タイムズに出ていた「難関大合格者の学校以外での勉強時間」のアンケート結果を紹介しよう。高校3年時の学校以外での勉強時間はトータルで見ると、現役合格者が2195時間(平均5時間52分)、現役不合格者2101時間(平均5時間37分)で、大差がないことがわかる。しかし、それを高校1年、2年で見てみると、ここに大きな差が生じている。
たとえば、現役合格者が高校2年時1211時間,高校1年時は720時間に対して、不合格者は高校2年時997時間、高校1年生時720時間である。いかに早く、志望校を見つけ、その目標のために家庭学習をするかで、合否が分かれている。以前なら、高校3年生の1年間で何とかなっていたのですが、近年、塾も学校も受験対策として高校3年時はしっかりと勉強させようとしますので、差がつかないのです。
 高校1年、2年の授業をしっかり受け、日々の学習習慣が難関大現役合格の必須条件なのでしょう。日々の学習は、翌日の予習と当日学んだことの復習。そして、週末は1週間の復習。一単元または一編など、一区切りの分野の授業が済むと、日曜日などを利用してそこをしっかりと復習した後、参考書など見ないで問題集を解い、身についたか確かめてみよう。
では、高校3年生では手遅れかというそうではありません。確かに、2年間の出遅れは大きいでしょう。しかし、高校3年時の学習中の集中力を高め、学習の質を上げれば、不足時間をカバーできます。学習の質を高める方法は、教員に尋ねてみてください。そのためにも、教員に自分はどのような勉強方法で遣っているか話してみてください。
 学問に王道なし。日々の地道な努力の差が、大差となってくるのです。
教員も生徒諸君も、互いに日々の努力を惜しまずに頑張りましょう。

2012年06月27日

卒業生に学ぶ-感想文(14)-

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⑭ 卒業生(京都薬科大学 薬学部)
〔講師感想〕
 僕が高一の時に受けた”卒業生に学ぶ”をまさか講師側として出ることになるとは夢にも思いませんでした。質疑応答の時にはみんな意欲的に質問してくれ、また、講演の時は静かに聴いてくれて、こちらとしてもとてもやりやすかったです。今回話したことが少しでも高一生のさんこうになればいいなと思います。そして、大学生活について話させていただく機会を与えていただきこちらとしても貴重な経験になりました。ありがとうございました。

〔生徒感想〕
・とてもよかった。二年生で理系か文系か選ぶときは迷うことなく理系を選ぶけど、薬学部か農学部を選ぶときはかなり悩むと思うので、その時は今回の話を参考にして将来何になりたいかを考えて選択しようと思う。
・将来は管理栄養士か企業で食品開発をする人になりたいです。でも文系のほうがよくできるので悩んでいましたが、今日自分が何をしたいかが大切ということを聞けて理系科目も頑張ろうと思いました。薬学部の話を聞いて薬剤師にも興味が出てきました。短い高校生活の中で自分の将来についてよく考えてみようと思いました。
・私は薬剤師になりたいと思っています。でも、そのためには六年間大学に通わなければならなかったり、私の大の苦手の英語ができるようになる必要があると思いました。今から必死になって無事に薬剤師になれるよう頑張りたいと思います。ありがとうございました。
・薬学でも薬剤師以外でもいろいろな職業があるんだなあと感じました。薬学教養試験に受からないと五回生になれないというのには驚きました。いろいろな実習があっておもしろそうだなあと思いました。
・大学生になったら好きな勉強ができるのでうらやましかったです。薬学部には興味があったのでおもしろかったです。特に美白やアンチエイジングについての研究はしてみたいと思いました。今日はありがとうございました。

2012年06月26日

卒業生に学ぶ-感想文(13)-

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⑬ 卒業生(関西学院大学 人間福祉学部)
〔講師感想〕
 カンボジアから帰国して間もないということもあり、大学生に対しては何度か話したことがあったのですが、高校生に話すのは初めてだったので、いかに分かりやすく、専門用語を使わず、また15分という短い時間で話すか苦心しました。思いの全てを伝えられたとは思っていませんが、聴いて下さった生徒の皆さんに何かが伝わっていれば幸いです。このような貴重な時間を与えて下さった先生方に心から感謝しております。有り難うございました。

〔生徒感想〕
・この話を聞いて、私はすごく恵まれた生活をしているなと思いました。カンボジアのストリートチルドレンの多さにびっくりしました。10歳の頃の私は、朝いやいや起きて学校に行って、勉強したら帰って遊んでの繰り返しでした。カンボジアの女の子がタランチュラを素手で触って売っているところを見て、少し考え直さないといけないなと思いました。こうしたことに気づけて良かったです。
・ストリートチルドレンなど辛い現状があるのは漠然と知っていましたが、孤児院などの仕組みや支援団体がたくさんあることは知りませんでした。今は自分のことで精一杯ですが、昔からこういうことに興味があるので、将来ちょっとでも社会に貢献できればいいと思います。「わびさび日本」調べます!
 私の夢である海外の子どもたちをお手伝いすることを大学でしていた先生にお話を聞けて良かったです。クモを売っている少女の話を聞いて、泣きそうになりました。海外にはこのような子どもたちが何人もいることを考えると、その子どもたちは私たち豊かな生活をしている人間が助けなければいけないと、改めて強く思いました。将来絶対この道に進みたいので、勉強を今からしなければいけないと思いました。がんばる。
・すごく興味を持てる話でした。もっと聞きたかったです。カンボジア支援に協力したいと日頃から思うことがあったので、実際に活動している話を聞いて、さらに調べたくなりました。兵庫活性化を自分たちで行動する姿がかっこよく、私もしたいと思いました。
・貧困とか、ストリートチルドレンとか、特別支援学校とか、養護施設とか、すごく興味があります。自分との差(?)に気づいて、何かしたいと思うし、うまく言えないけど、そういうことが好きです。もっとお話を聞きたかったです! すごく行きたくなりました! ありがとうございました! 

2012年06月25日

卒業生に学ぶ-感想文(12)-

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⑫ 卒業生(大阪大学 医学部)
〔講師感想〕
 今回もこのような素晴らしい機会を与えて頂き、ありがとうございました。今年度で4度目の講演になりましたが、昨年度よりも多くのことを伝えられたのではないかと思います。みなさんがとても熱心に耳を傾けてくださったので、自信を持って話すことが出来ました。
 また、講演後にも話を聞きに来てもらうことができ、とても嬉しく思いました。今回の講演で医療・医学に対するイメージが少しでも変えることができれば幸いです。一人でも多くの方が自信を持って目標を達成さられることを期待しています。ご清聴ありがとうございました。

〔生徒感想〕
・医学部の中に放射線技術科学というものがあることを初めて知りました。放射線という言葉を聞くと悪いイメージがありましたが、(放射線治療では、ガン組織のある部位の)形態を温存できるなどいい面もあることが分かりました。大阪大学は、外国との関係もあって、たくさんの技術を発信したり取り入れたりすることもできると思いました。
・先輩が最後に「途中で止まらず、動き続ける」という言葉を紹介してくださいました。医療関係の学部を目指しているので、その目標に向けて努力し続けたいと思います。
・先輩の好きな言葉が「常に努力をし続けることが必要」と聴いて、先輩もそれをし続けて今の充実した大学生活を送れているんだと思い、私も「今日は疲れたから」とかじゃなくて、疲れていても今できることをしようと思います。
・放射線治療って面白そうだなという思いだけで、この講義を選んだのですが、思ったよりも内容が深くて、びっくりしました。私は文系の方に進もうかなと考えていたけど、放射線の分野にも少し興味が湧いてきたので、家に帰って早速調べようと思います。
・私達と同じ頃に志望校を決めて、何になりたいかまでも決めていたのにはとても驚きました。そうあるべきだと思いました。「学んでやろう」と能動的になって勉強したことがなかったので、これから実践していこうと思いました。話を聴いて、目標は常に高く持っているべきだと思いました。
・私は将来医療系の学部にすすみたいと思っているので、今日の講演を聴いて、とても興味を持ちました。先輩は、高校1年のときから、大学と学部を決めていたそうなので、私も「今できること」をして、自分の志望する進路に進めるように頑張りたいです。
・とにかく阪大に行きたい!!って思いました。私は薬剤師を目指しているのですが、先輩の話を聴いて、今から必死に勉強しようと思いました。中間テストの出来が悪かったので、本気で頑張ろうと思います。
・先輩が仰った「今、自分にできることをする」という言葉が印象に残りました。自分はなりたい職業があって、文系と決めていたので、苦手な物理を避けがちになっていました。しかし、先輩の話を聴いて、せっかく学ぶ機会を与えられているのだから、今は自分にできることを全力でやってみようと考えが改まりました。ありがとうございました。

2012年06月23日

卒業生に学ぶ-感想文(11)-

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⑪ 教育実習生(近畿大学 生物理工学部)
〔講師感想〕
  教育実習中に自分の大学生活についてお話しさせていただく機会を与えてもらってありがどうございました。大学生活や研究内容の話、受験の話まで、早口でたくさん話したのに静かに聞いて下さってありがとうございました。あなたたちの将来や進路の決定に少しでも参考になれば嬉しいです。教育実習中にわからないことや聞きたいことがあったらいつでも気軽に来てくださいね!!

〔生徒感想〕
・私は食品開発の仕事に興味があるので、すごく先生の生活が楽しそうだなと思いました。また先生の「納得して受験を終わらす」という言葉が胸に響きました。そのようにできるよう日々の勉強を頑張りたいと思います。
・大学受験について話してくださったのがありがたかったです。希望の学部に進んで、自分自身で楽しくしていくということがいかに重要かということが分かりました。勉強(研究)自体も楽しく、サークルや学校行事も楽しい大学生活をつくれるように、今頑張って希望の大学に行けるようにしたいです。
・若い人が傷が治りやすくシワができないのは、たんぱく質に関係していると初めて知りました。また大学がとても自由で楽しそうな所だ、と話を聞いて思いました。たとえその大学が第一希望でなかったとしても、楽しもうという気持ちでいれば、良いものに変わるという大切なことを学びました。
・体の約三分の一がタンパク質でできているということには驚きました。またそのタンパク質の一種であるコラーゲンを体温以上に温めるとゼラチンになるというのは思いもしませんでした。オープンキャンパスは三年生になっていくものだと思っていましたが、話を聞いて、一年生でも行って大学の雰囲気を感じ、目標を今から立てても早すぎはしないんだなと思いました。
・大学の話を聞いていると自分たちで自由に研究できたりサークルをしたりととても楽しそうだと思いました。現役の大学生ならではのアドバイスもとても参考になりました。コラーゲンの話は興味があるのでもっと詳しく聞きたかったです。私も興味があることをやっていけるような大学生活を送りたいと思います。

2012年06月22日

卒業生に学ぶ-感想文(10)-

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⑩教育実習生(同志社大学 社会学部)
〔講師感想〕
  真剣に話を聞いてもらってありがとうございます。大事なのは後悔しない人生を!がんばってください!
 
〔生徒感想〕
・大学受験の後に後悔しないように今からがんばっていきたい。必要最低限のことは絶対にする。先生が丁寧にしてくれている間に、期待に応えられるようになりたい。当たり前のことを大切にする。結果を残して、感謝の気持ちを表せるようになりたいと思う。
・「親を喜ばせるには結果を出すのが一番で、だからこそ結果が大事なんだ」という言葉が印象に残り、本当にその通りだなあと思いました。自分も親を喜ばせる結果を出せるように努力したいと思います。ありがとうございました。
・おもしろく聞きやすかったです。現実の厳しさも教えてくれて、そのことを踏まえた上で学校生活を送りたいと思いました。また、大学も就職の時に役に立つということなので、目標をしっかりと早めに持ちたいと思いました。自分の意志を曲げないことが大切だと思いました。
・大学は、高校よりも自由で、自分で時間割が作れるのはいいなと思いました。私は大学に入ったら、サークルより体育会に入りたいと思っています。なので、体育会とサークルの違いが聞けて良かったです。前までは、大学に入ればいいやと思っていましたが、やっぱり大学の知名度も大事だということを知って、考え直そうと思いました。将来したいことがあるので、それを実現できる学部に入れるようにがんばりたいです。
・大学がどんな所なのかがよく分かりました。大学はすごく自由な所で、自分の好きなことをする時間がたくさんあるらしいので、私も大学に行ってみたいと思いました。将来自分がどんなことをしたいのか、しっかり考えていて、すごいなと思いました。
 

2012年06月21日

卒業生に学ぶ-感想文(9)-

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教育実習生(立命館大学 情報理工学部)
〔講師感想〕
生徒一人一人が集中していたのは良いことです。ただ、質問などの、自分から積極的に何かできないということがとても気になりました。マジメ=おとなしい、ではイケナイなと思いました。もっと自己主張があればすごく良いなと思います。

〔生徒感想〕
・どのような高校生活を送れば、大学や将来につながるのかがよくわかりました。
3年間野球と勉強を両立していこうと思っているので、そのためにどのような工夫を
すれば良いのかもわかりました。また、どのようにしていけば就職に有利なのかも聞けたので、これから活かしていこうと思います。
・今は中学と同じで受験生という自覚がなく勉強に身が入っていないから、気を引き締めて高校生活を送ろうと思った。テストも小テストもまだ勉強しようと思えばできるし、時間を有効活用できていないから、自分で考えて行動しようと思った。
・高校時代での時間の使い方の話を聞くことができました。提出物などの当たり前のことはきちんとしといた方がいいとおっしゃっていましたが、僕はそういうことがおろそかになりがちなので、気をつけたいと思いました。情報理工学部はどんな学部か興味があったので、いろんな話が聞けて良かったです。
・大学では全ての事を自主的にしなければいけなくなるので、高校から勉強にしても部活にしても自主的にする。

2012年06月20日

卒業生に学ぶ-感想文(8)-

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⑧ 教育実習生(関西外国語大学 国際言語学部)
〔講師感想〕
 1回目の授業では、音楽大学に興味のある生徒がほとんどでしたので、主に音楽大学に関するお話をさせていただきました。2回目はその逆で、外国語大学に興味のある生徒ばかりでしたので、外国語大学の授業の様子や留学プログラムについてお話しさせていただきました。また、就職先の話や勉強の仕方などもお話しさせていただきました。質問が全然なかったのでそれは残念でしたが、みんな熱心に聞いてくれ、メモも取ってくれていたので、授業外でもいつでも話を聞きにきてもらいたいと思いました。
 
〔生徒感想〕
・留学をしたらどれくらい自分に良いことが返ってくるのかがはっきり分かってよかった。中学の頃から「英語はがんばって損はない」と思ってがんばっていたので、実際に良かったという話を聞いてとてもやる気が出た。外国人とは文化も違っているので、そういう面でも交流が出来たらいいなと思っていた。留学をしたいと思っていたので、交換留学のある「関西外国語大学」にも興味が出た。話はとても楽しかったし、聞けて良かったです
・私は韓国に留学したいので、外国語大学の講座を受講しました。他にも歌が好きで、独学でアコースティックギターを使って韓国の歌手の弾き語りを練習したりしていて、講師の先生も留学した後、好きな音楽の道に進んだと知り、すごく興味深い話が聞けました。留学した後からでも自分の好きな道へ行くことが出来ると知り、将来したいことが少し明確になりました。
・私は洋楽が大好きで留学をしたいと思っています。今は全然英語を話せないけれど、将来は英語を活かした、また自分のしたいことを出来る仕事に就きたいと思っています。貧困とか、ストリートチルドレンとか、そういうことにも興味があるので、大好きな英語でそういうことも出来たらいいなと思いました。
・私は将来英語を活かせる仕事に就いてみたいと思っていたので、関西外国語大学はすごくいい環境だと思いました。留学先が多く、プログラムも充実しているそうで、自分で勉強した英語力を活かせるいい機会になると思いました。また、自分が外国に留学しなかったとしても、外国からたくさんの交換留学生が来るので、日本にいても外国人とコミュニケーションを取ることができ、さらに自分の英語力を伸ばすことができると思いました。外国人とつながりができることで、世界と自分がつながっているようで、そうなれたらすごくすてきだと思いました。
・国際的な仕事に少しあこがれるなあと今まで思っていて、今回この話を聞いて、外国語大学はすごく国際的な仕事や留学にいいと思いました。外国語といっても英語だけではなく、韓国語や中国語もあることを少し忘れていたけれど、交換留学で来る人や、自分が海外に行くことで世界中に知り合いが作れることがいいなと思いました。これから自分のやりたいことを決めていきたいと思いました。
 

2012年06月18日

卒業生に学ぶ-感想文(7)-

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⑦ 教育実習生(和光大学 表現学部)
〔講師感想〕
  とりあえず15分話が出来て一安心という感じです。美術系を志望している生徒があまりおらず、退屈していないかと心配だったがみな真面目に聞いてくれてよかった。大学の話よりも高校時代で後悔したこと、皆に失敗してほしくないことを中心に話をした。あまり、説得力はないかもしれないかもしれないが、今後の勉強や受験に役に立ててもらえれば幸いだと思う。
 
〔生徒感想〕
・お母さんのやっている仕事に興味を持ち、デッサンの勉強をやってみたいなあと思い今回の講演を選択してみました。正直、思っていた大学と違っていて驚きましたが、新しい世界を知ることができよかったと思いました。高校の勉強で躓かないように頑張りたいと思います。
・美大にもいろいろな種類もあるし、試験内容や大学の授業もバラバラなので、一度赤本やAO入試について調べ、自分の力を見極めてから画塾形に行くか決めるべきだと考える機会となり、とても参考になりました。
・大学の特徴と、高校の時の勉強の仕方などを聞けて、よかったです。勉強法はとても参考になりました。今日聞いたことを実際に行動に移していきたいと思います。
・芸術に関する大学でも、いろいろな種類があるんだということがわかった。ちゃんと自分にあった校風の学校を選ぼうと思った。芸大の展覧会などもあるなら行ってみたいと思った。
・やっぱり、何でも自分のやりたいことに積極的に取り組むことが大切なんだと思いました。勉強する習慣をつけたいと思いました。

2012年06月16日

卒業生に学ぶ-感想文(6)-

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⑥ 教育実習生(同志社女子大学 表象文化学部)
〔講師感想〕
  私は留学の話を中心に高校時代、大学時代の自分の生活をふり返りました。やはり、自分の中で雲雀丘で過ごした中・高時代は特別な思い出なので、ぜひ話を聞きに来てくれた生徒たちにも悔いのないよう、いろんな事に挑戦してほしいという気持ちで話しをさせて頂きました。あまり参考になったかはわかりませんが、私の話をきっかけに少し将来について考えてみてほしいと感じます。
  貴重な体験をさせて頂いて、ありがとうございました。
 
〔生徒感想〕
・英語に対する思いがとても熱くて、自分もますます英語を勉強したいなと思いました。話をきいていたら、とてもアクティブで自分はそういうところがとても欠けているなと思ったので、今からでもやりたいことを行動に移せるよう、がんばります。
・とても充実した時間でした。通訳やCAなどの仕事がしたいとおもっているので、その夢に近づくために、いまできることをしっかりやろうとあらためてやる気がでました。今日はありがとうございました。
・高校の時から、留学したり挑戦していた先生はすごいと思いました。私もこれから挑戦するチャンスはたくさんあると思うけど、1つ1つのチャンスを逃さないようにしたいです。やっぱり高校のときから勉強しておくのが大切だと思いました。
・私は文系・理系で迷っていて、もし文系に進むのなら英語系に進もうとおもっています。だから先生も話していたように、高校・大学でそれぞれ1つ目標を決めて、早く自分にあった仕事を見つけていきたいです。いまできることは、どんどん挑戦していこうと思いました。
 

2012年06月15日

卒業生に学ぶ-感想文(5)-

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⑤ 教育実習生(関西大学 外国語学部)
〔講師感想〕
 私は中学校で実習をしているので、高校生の前で話す機会を得ることができてとても良い経験ができました。興味を持った講義内容を生徒が選んでいるため、とても真剣な目をして話を聞いてくれていたので、話しやすく楽しむことができました。私の話を聞いて、少しでも英語や留学に興味を持ってくれていたら嬉しいです。
 
〔生徒感想〕
・留学を通して、たくさんのネイティブの人と話したり、向こうで語学を習ったりして英語を話す機会が増えるのはとてもすごいと思いました。やっぱり現地でいろいろ経験することは大切だと思いました。
・私も2週間だけカナダにホームステイしたことがあったのですが、少し勉強不足な面もあったのでもう一度ホームステイしたいと今回の講義で改めて思いました。
・もともと英語や留学に興味があったので、留学での生活の様子を聞けてよかった。価値観の違う人と生活することはとても貴重な経験になると思った。
・私は英語が好きなので、留学にも興味があったけど、知らない土地で一人で暮らすということに、少し抵抗がありました。でも今回の話を聞いて不安もあるけど、楽しいこともたくさんあるということを知り、留学してもっと英語について学ぶのもいいなと思いました。
・大学を決めたのは高2になってからと聞いて、まだどこの大学にいきたいか急がなくても大丈夫だとわかりました。留学では最初は全く英語に慣れなかったけど、3週間もすれば、英語の聞き取りに慣れることに驚きました。何事にも積極敵に行動するべきだと、全体の話を聞いて思いました。

2012年06月14日

卒業生に学ぶ-感想文(4)-

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④ 教育実習生(奈良大学 文学部)
〔講師感想〕
1時間目の生徒はあまり授業に興味を持っていなかったが、2限目の生徒は歴史に興味を持っていてくれたので、授業のやりがいがありました。なぜ、自分の授業に興味を持ってくれたのかがわかる内容の紙があればいいと思います。フィードバックしてもらえると嬉しいです。

〔生徒感想〕
・大学でどんな研究をしたとか、歴史の魅力がわかってよかった。また、時間がある一年生農地に自分が好きなことや趣味を見つけ、自分の興味がある学部や大学を探そうと思った。
・外国と日本の違いや、各々のおもしろさを学びました。今まで周囲にそういったことを一緒に楽しめる仲間がいなかったので、同じ分野に興味がある人が集まる大学への進学が楽しみになりました。授業すごく楽しかったです。ありがとうございました。
・留学に行く前に、英語の基礎とlisteningと文法を身につけていたら、留学したときに役立つんだなあと思いました。1年生の内に、やりたいことを見つけたら、目標が持てるんだなあと思いました。
・文化財についてのお話だけでなく、海外旅行のお話も聞くことができました。エジプト旅行のお話では、ピラミッドについてや食事などについて学びました。日本がとても恵まれた国であることを再認識しました。
・私は「保存科学」というのを全然知らなかったのですが、先生のお話を聞いて、すごいな、おもしろいなと思いました。歴史も含めて、社会が好きなので、エジプトに行かれたときのお話などが特に楽しかったです。20分間が本当にあっという間に感じて、まだまだお話を聞いていたかったです。

2012年06月13日

卒業生に学ぶ-感想文(3)-

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③ 教育実習生(佛教大学 文学部)
〔講師感想〕
  久しぶりに生徒達の前で自分の話をさせて頂き、楽しかったです。ただ、話を聞きに来た生徒らが主にどういった内容について知りたいのか、もう少し具体的な事前情報が欲しかったです。何となく、私と生徒らの間に距離感を覚えました。私自身も少し難しめの話をしてしまったので、反省しております。また後日、生徒らの感想文等を拝見させて頂ければ幸いです。ありがとうございました。
 
〔生徒感想〕
・僕は、今はなんとなく勉強してきたから、あんまり集中できていなかったけど、しっかりと夢や目標を持って生活したいと思いました。部活は今しかできないことなので、最後まであきらめずに取り組もうと思いました。
・勉強をするための体力というのはあまり聞いたことがなかったので、それを知れてよかったです。実は僕も英語が苦手なので、がんばって一年のうちに克服したいと思っています。ありがとうございます。
・まだあと3年、でももう3年間しかない。高校を大切にして、早めに目標を決めて今から就きたい仕事に向けて勉強使用と思いました。
・周りの意見に流されない自分の意思を持つのが大事という話はよく聞くが、その難しさを改めて実感した。身近な目標というのは、この学校では小テストがそれにあたるので、1つ1つ合格していこうと思った。
・「自分が本当にしたいことは何か?」を時間のある今のうちに考える。でもなかなか気づけないので、いろんなことを経験することが大切。勉強するときは、近いところの目標を階段状にたてることが大切。大学行くだけでなく、「その中で何がしたいか?」が大切だとわかった。

2012年06月12日

卒業生に学ぶ-感想文紹介(2)-

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② 教育実習生(関西学院大学 教育学部)
〔講師感想〕
生徒にどこまでの話をしていいのかわからない。現実を教えるのか、夢や希望が持てるような話をするのか、話の内容選びに戸惑った。そのため教師や学校が話せないような内容を選択した。生徒たちは熱心に話を聞いてくれていたので話す側としてもいろいろと話そうという気持ちになった。また、なぜ話を聞きたいと思ったのか、理由がわかればもう少し話しやすかったのではと思う。
  
〔生徒感想〕
・ 今、学校の授業が7、8時間目とかがあって毎日疲れているけど、やっぱり勉強も含めて何事も楽しむことが大事なんだなと思いました。今回の話を聞いて、教育というものに興味を持てました。クラブ(水泳)も勉強も楽しみながらがんばっていこうと思います。(G組男子)
・ 主に勉強や自分のしたいことについて聞きました。「高3の時まで勉強していなかった」という実体験を聞き、高1からした方がいいと実感できました。また、自分の夢に合った大学に入った方がいいことや思わぬところで自分のしたいことにあったりするなど、体験を入れながら話してくださったのでとても伝わりました。
・ 臨床教育は、いじめ、不登校などの学校の問題を調べる分野で、とても重要なことだと思った。受験は早くから念頭に置いて、高校生活を送るべきという事を聞いて、さらに受験への気持ちが高まった。人生の中で高校の勉強は一度きりである。
・ 教師になりたいという夢だけがあるが、それを実現するための具体的な実現案が見つからないので悩んでいる。何の教科になろうか、どの学部にしようかも迷っている最中で、「楽しむ」ということを忘れていた。
・ やっぱり自分は教師になりたいと思った。教師になることは本当に大変だとおっしゃっていましたが、大変だからこそやりがいがあるので、頑張って勉強します。
・ 関学の教育学科のシステムを聞いて関学にいきたいという気持ちが大きくなった。教師になるためには苦しい思いをしなければいけないと思った。この話を聞いてよかった。

2012年06月11日

卒業生に学ぶ-感想文紹介(1)-

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①教育実習生(甲南女子大学 文学部)
〔講師感想〕
  自分のなかの引き出しのなさにあたふたしました。結局伝えたいことはなんだったのか…とせっかく来てくれた生徒たちに申し訳なかったです。

〔生徒感想〕
・先生の体験談を聞いて「やはり、勉強しなくては…」とあらためて痛感しました。(いまの僕と同じようなかんじの人と知り特に…)大学や将来について聞けただけでなく、勉強のアドバイスを聞けてよかったです。勉強の習慣付けを頑張っていこうと思います。
・大学のことが聞けておもしろかった。学部ごとの特徴がきけたり、私がなりたいと思っている‘学校司書’についてきけてよかった。
・私は「古典作品」などを読むのが好きです。創った人がどんな思いで物語を書いたのかなあと思いながら授業を受けています。高校の授業が速く、苦労していますが、自分の目標が達成されるように努力していきます。
・今まで家で勉強する習慣がなかったので、実際に近い年齢で苦労した話を聞くと、勉強しなければいけないなと思いました。高1から勉強することで勉強になれることが大事、ということなので、やっぱり今から勉強しなければいけないと思いました。 

2012年06月08日

卒業生に学ぶ-講師紹介(3)-

⑪近畿大学 生物理工学部 生物工学科 分子生物工学研究室
食品や化粧品に入っているコラーゲン。よく聞くけど本当は一体どんなもの? 
大学ではコラーゲンや柿の酵素の研究をしています。研究内容だけでなく、理系学部の雰囲気などの大学生活についても話そうと思っています。
コラーゲンに興味を持った方や理工系に進学を考えている人は気軽に質問して下さいね。

⑫大阪大学 医学部 保健学科 放射線技術科学専攻
現在の医療はX線写真やCT、MRIなどの画像技術を用いずに行うことはできません。健康診断や精密検査だけでなく、大部分の手術を行う場合でも画像検査は用いられ、その高い技術は医療の質と精度の向上に貢献しています。さらに、近年では放射線治療の技術も飛躍的に進歩し、従来の外科的手術では治せなかった疾患が治療可能となりました。放射線技術・画像医学分野では今後も更なる発展が期待されています。
 本来、診療放射線技師は看護師の資格と同様に専門学校でも取得可能ですが、大阪大学の放射線技術科学専攻は日本の放射線技術とともに発展してきた専攻であり、医学部としての教育に触れることのできる場所です。放射線技術学のみを学ぶのではなく、化学・物理学・生物学をはじめ、薬理学や医療倫理、医療経済学などに触れます。そして様々な側面から疾患や患者さんにアプローチすることの重要性を学びます。これまでもこれからも、放射線技術の最先端を切り開く研究機関と共にある専攻です。
現在の医療技術、画像医学や放射線技術だけでなく、医学系大学への進学や総合大学への進学に興味のある方は是非どうぞ。

⑬化学教室   西田 織帆   関西学院大学 人間福祉学部 社会起業学科
社会起業とは一言で[ビジネス×問題解決]。日本唯一の社会起業学科で「カンボジアの青年層ストリートチルドレンに対する職業訓練の在り方」について研究しています。
2年前初めて訪れたカンボジアで1人の少女に出会い、「この国で何かしなければ!」と心を動かされ今年の2月から5月頭までカンボジアのフランス系ストリートチルドレン支援NGOで活動していました。
関西学院大学は学部の垣根がとても低く、最短4年で2学部卒業できる制度があり私はそのコース生で、商学部経営コースにも在籍しています。 社会問題を学ぶのではなく、持続可能なビジネスとして解決策を考える「社会起業」という学問を少し覗いて見ませんか?


⑭京都薬科大学 薬学部 薬学科 生薬学研究室
 薬学部というと将来は薬剤師!というイメージがありませんか?
今日はその薬学部ではどんなことを学び、卒業後どんな仕事があるのかなどについて話していきたいと思っています。また単科大学ならではの特徴や、僕が今、配属されている『生薬学』という分野で行っている研究について簡単に紹介していきたいと思います。
進路のこととかまだ分からないことも多いとは思いますが、少しでも参考になればと思っています。これを見て薬学部に興味を持った方、持ってない方も進路のことや受験の時の話など、なんでも気軽に聞きにきてください。

2012年06月07日

卒業生に学ぶ-講師陣紹介(2)

⑥同志社女子大学 表象文化学部 英語英文学科
もともと英語が好きで、高校生の時に1年の留学を決意しました。それがきっかけで英語で会話するだけでなく、英語をツールとして世界中の人と関わりたいと思うようになりました。私の通う英語英文学科では、少人数制の授業が多く、生徒と教授の距離が近いため、自分たちの個性を豊かに表現出来る場だと思います。大学内だけでなく、サークル活動など、他の課外活動についてもお話し出来ると思いますので、興味がある方は是非来て下さいね。


⑦和光大学 表現学部 芸術学科
 「授業バイキング」
和光大学では自分の所属する学科だけでなく、他学科の授業も自由に受講することができます。私は芸術学科に所属していますが、経済や文学の講義などを受講したりしています。
さらに、和光大学は生徒の自主性を尊重する自由な校風が特徴です。大学校内で焚き火をして芋を焼いたり、勝手にオブジェを置いたりもしたりしています。しかし、自由であるからこそ自分から学びにいかなければ四年間の大学生活はただ、過ぎ去っていくだけの時間になってしまいます。これは、どこの大学でも同じだと思います。
多彩な講義の中からたくさんの知識を得るのもよし、これと決めて一筋に絞るのもよし、と自分なりの学び方が出来ます。東京と神奈川の境にある大学ですが、興味のある方は是非話を聞きにきてください。

⑧関西外国語大学 国際言語学部 国際言語学科 ビジネスコミュニケーション専攻卒・米国 イースタンミシガン大学 交換留学済・大阪音楽大学短期大学部 音楽科 ポピュラーヴォーカル コース
関西外国語大学で一番おすすめしたいのは、いろいろな留学プログラムがあること!学びたい科目によってたくさんのプログラムがあり、世界中に提携校がありますので、必ず自分にあった留学先を見つけられるはずです。留学をしない方でも、先生も外国人、クラスメートも海外からの留学生が多いので、日本にいることを忘れてしまうようなことも。英語の力を伸ばしたい人、海外留学を考えている人にはおすすめしたいです。


⑨立命館大学 情報理工学部 情報コミュニケーション学科
立命館大学は、学生の数が多く、学部もたくさんあります。たくさんの大学がある中で私が立命館大学に進学しようと思ったきっかけや、立命館大学の魅力、なぜ情報理工学部に進学したのか、情報理工学部とはどんなことを学ぶのか、私が大学生活を送る中で感じたこと、などを話したいと考えています。気になることや、聞きたいなと思ったことがあれば是非参加して下さい。


⑩同志社大学 社会学部
私たちが暮らす社会は、家族、地域、学校、企業、サークルといったさまざまな集団や組織で構成されています。そこには共同の秩序と調和を保つための人間関係のルールやメカニズムがあるとともにさまざまな葛藤や変化もみられます。
社会学は、このように人間が複数集まっている状態を観察し、人間と人間の関係や個人と社会の関係を研究する学問です。 大学では色んなことをしています!どんなことでも話しますのでどうぞ来てください。


2012年06月06日

卒業生に学ぶ-講師陣紹介(1)-

本日1限目に高校1年生対象に「卒業生に学ぶ」の講演会がありました。大学での専門内容や受験勉強の仕方など様々なアドバイスをしてくれました。数々の講師人を紹介させていただきます。
①甲南女子大学 文学部 日本語日本文化学科
 私が主に勉強している内容は、古典と日本語です。古典が嫌いな人、いるかもしれませんが、私も高校生の時は嫌いな科目の1つでした。現在の自分と未来の自分は、もしかしたら考え方など変わっているかもしれません。実際に自分がそうであったので、何も決まってないからといって焦って今すぐに道を決める必要はないと思っています。
私がお話出来ることは私の通う大学のことと、今までの自分のことだけです。大したお話は出来ないかもしれませんが、もしよかったらどうぞ。

②関西学院大学 教育学部 臨床教育学科
 臨床教育学科と聞いてもよくわからないですよね?
 臨床教育学科では、学校における不登校やいじめ、校内暴力などの諸問題についての生徒に対する対応やカウンセリングなどのアプローチについて学習しています。教育学部にはこの他にも幼児・保育をメインとする学科や初等教育をメインとする学科があります。
 また、大学での課外活動として体育会で水泳をしています。サークルについてはあまりわかりませんが、大学での話や部活のこと、進路のことなど聞いてみたいことがあれば是非質問して下さい。

③佛教大学 文学部 人文学科(通信教育課程)
私は、社会科・地理歴史科・公民科の教員免許を取得するために現在の大学で学習していますので、実際は専門的な研究をしておりません。ですので、以前在籍しておりました近畿大学法学部 法律学科での研究と今日までの経験を中心にお話させて頂きたいと考えています。
法律を学んだ結果成し得たことや就職活動の経験、社会人としての生活から教員を目指すこととなった現在に至るまでのエピソードなど様々な話をしようと思います!
「どんな大学へ行きたいのか」、「どんな研究をしたいのか」、「どんな職業に就きたいのか」、「将来の夢は何か」、漠然としていてまだまだ具体的な考えが出せないという方は是非お越しください!今後の進路を考える上での一助となれれば幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

④奈良大学 文学部 文化財学科 保存科学専攻
「誰よりも早く歴史に出会える贅沢」
日本で初めて本格的な都(平城京)が置かれた地「奈良」。2010年には遷都1300年祭が開催され、奈良の魅力を再発見しようという試みが行われました。そんな歴史ある土地で私は「文化財学」という聞きなれない学問のなかの「保存科学」というもっと聞きなれない研究をしてします。
「文化財学ってなんやろ?…まぁ歴史に関係しているのか。」と思ったあなた、半分正解です。その疑問を解決するためにも、文化財学・保存科学分野について簡単に紹介します。
また、大学生活での課外活動(部活動、日本・タイ青少年交流事業、子どもボランティアサークル、海外放浪の旅)の話など、皆さんが将来したいことへの手助けができればいいなと思っています。
しかし、15分で伝えられることは限られていますので、進路のこと・研究のこと・大学生活の話でも、何でも聞きたいことがあれば、いつでも遠慮なく聞いてください!


⑤関西大学 外国語学部 外国語学科 英語教育専攻
私は雲雀丘学園最後の国際科の生徒の一人です。国際科のカリキュラムの一つだった、ニュージーランドでの語学研修を終えて、もう一度留学して語学を更に深く学習したいと強く思うようになり、関西大学の外国語学部を受験しました。私たちの学部の魅力の一つである、二回生での留学体験についてや、志の高い学部の仲間との毎日を話したいと思っています。
15分という短い時間ですが、上に書いた内容以外にも、皆さんの聞きたいことについてもできるだけお話ししたいと思っているので、是非聞きに来て下さい。


2012年06月05日

食育(4)

「食べ物について知らない人が、どうして人の病気について理解できようか。」
                 ヒポクラテス(医学の父。紀元前460~357年)

昨日のブログでは、アメリカの医療費が、40年満たない間にGDP(国内総生産)に占める割合は、ほぼ300%に増加するほど国費を圧迫していました。これは、今の日本も決して他人事ではないのです。

日本の三人に一人はガンで亡くなり、残りの三人に一人は、心臓病か脳卒中でなくなります。40歳以上の成人の三人一人は糖尿病で、三人に二人は高血圧症です。40~60代の男性及び60代の女性の約三分の一が過体重で、子供の肥満も増えています。つまり今の日本もアメリカ同様悲惨な状況です。

アメリカも日本も健康になるための栄養関連の情報があふれ、誰も健康向上のために何をすべきか本当にわかっている人はごくわずかしかいません。

ちなみにマクガバンレポートで「タンパク質(肉)の摂取量が増えると乳ガン、子宮内膜ガン、前立腺ガン、結腸・直腸ガン、膵ガン、胃ガンなどの発生率が高まる恐れがある」として「これまでの西洋ふうな食事では脂肪とタンパク摂取量との相関関係は非常に高い」と述べています。

やはりわたしたち日本人は、先人の知恵に学び伝統食を見直さなければなりません。
マクガバンレポートでは、最も理想的な食事は元禄時代以前の日本人の食事であることが明記されています。つまり精白しない殻類を主食とした季節の野菜や海草や小さな魚介類です。「一物一体」を心がけて食してもらえることが健康の秘訣です。

2012年06月04日

食育(3)

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「どれほど巨額の医療費を注ぎこんでも、それで国民が少しでも健康になれればいい。しかし事態は全く逆で、このままの生活を続ければ、アメリカの国そのものが病気のために破産してしまうだろう」

病気を減らすために莫大な資金とあらゆる手段を使っているにもかかわらず、アメリカ国民の健康状態は悪化する一方でした。     
三人に一人のアメリカ人が心臓病でなくなるという心臓病だけでもアメリカの経済はパンクしかねない状況でした。増え続ける医療費を打開するために全世界からよりすぐりの医学・栄養学者を結集して上院に「国民栄養問題アメリカ上院特別委員会」が設置されました。この研究結果を委員長の名前をとって「マクガバンレポート」といいます。7年もの歳月と数千万ドルの国費を投入して「食事(栄養)と健康・慢性疾患の関係」についての世界的規模の調査・研究がなされました。5000ページに及ぶ膨大な報告がなされた内容は栄養学・医学の世界の常識を覆す内容でした。

ここでの報告内容は、病気の解決策は「食源病」にある。
長い間アメリカの栄養学・医学の世界では、体に良いという「たんぱく質神話」が信じられてきました。
しかし、良質=高タンパクな肉がよいのではなく、低質の植物たんぱくが最もヘルシーであると報告しています。「心臓病をはじめとする諸々の慢性病は、肉食中心の誤った食生活がもたらした《食原病》であり、薬では治らない」と高カロリー、高脂肪の食品つまり肉、乳製品、卵といった動物性食品を減らし、できるだけ精製しない穀物や野菜、果物を多く摂るようにと勧告しています。

つまり1965年ごろの日本の食生活が理想であるという研究結果がでした。
この結果とは逆行して伝統食が減って病気が増え続ける日本の食生活に注目してみます。

2012年06月02日

食育(2)

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先日の「食育」で母乳が飛んでいる映像を見てもらいました。当たり前のことですが、母乳は赤ちゃんを産んだ女性にしか出ませんし、授乳期が終わると止まってしまいます。そのため母乳を知る機会がありません。もちろん牛も赤ちゃんを産まなければ乳はでないことを話すとと驚く生徒は多いです。
この母乳の原料は血液なのです。血液中の栄養分や白血球は取り込まれますが、赤い色を出す赤血球は無視されてしまうため母乳は白いのです。血をわかちあうことはまさに母親にしかできないことです。
お母さんの食事がそのまま赤ちゃんへ血液を介して母乳としてすべて補給されます。糖分を多く食べた時の母乳は、ベトベトしています。野菜中心のときは、母乳はさらっとしたほんのり甘い母乳になります。チョコレートやケーキなどの甘いものや揚げ物などの油もの・カレーなどの刺激物を食べると血管がつまり乳腺炎になることがあります。つまりドロドロの血液を母乳を介して飲ませることになります。血液がドロドロであると血管の出口である母乳がつまるために体に良くない食べ物がわかります。しかし赤ちゃんを産んでいない人は、血液は体内を循環しているため出口がありません。体内で血管が脳で詰まると脳梗塞・心臓で詰まると心筋梗塞で倒れます。つまり血管を詰まらせる食べ物はカタカナの食事つまり日本食以外の食べ物に多いということです。さらにカタカナの食事にはトランス脂肪酸も多く含みます。
日本の伝統食の良さを証明したのは、日本ではなくアメリカです。次は私たちの誇りである伝統食の良さを発表したハーバード大学の「マクガバンレポート」についてブログで紹介いたします。