危機管理の強化~学校行事の見直し
今回の新型インフルエンザの発生によって18日から23日まで臨時休業の措置をとり、25日から学校を再開しました。その後、欠席や体調不良の生徒に対してインフルエンザの感染がないかどうか慎重に見守ってきましたが、大きな問題もなくこの一週間は無事に経過したようです。授業については夏期休業の前後で補填することにしましたが、残念ながら学校行事については大きな影響が出ることになってしまいました。まず、5月中に校内で行われる芸術鑑賞や環境フォーラム、大学説明会、PTA関係等の会合・行事についてはすべて延期、または中止することになりました。
また、研修旅行については、その後の情勢をぎりぎりまで確認しながら決定することにしました。この結果、高校2年生の北海道への研修旅行は実施する一方で高校1・2年生の有志によるNZ研修旅行は中止することに決定しました。この研修は今年で幕を閉じた国際科のDNAを引き継ぐということで続けてきたという経緯もあり、何とか実施したかったのですが、研修先のニュージーランドは南半球にあり、これから冬季に移行するため、気温の低下に伴いウィルスの感染力が増す可能性が大きくなってきます。この語学研修に参加することを心待ちにされていた生徒の皆さんのことを考えると残念な気持ちで一杯ですが、この際健康、安全を第一に考えることにしました。
生徒達にとっては中学時代や高校時代は一回限りです。これからも今回の新型インフルエンザと同様のことが発生する可能性は大きいと思います。そのため今まで以上に危機管理を強化していくことが大切になりますが、行過ぎて何もかも止めてしまうということになると、生徒達に色々な経験をさせるということができなくなってしまいます。
今後の学校行事等の実施については十分な検討を加えて決定していきたいものです。