コスト削減への取り組み
本校の図書室
本校は、さまざまな視点に立って学校改革を進めてきています。その中の大きな柱が、生徒に対するきめ細かい進路実現をはかるための『コース制』の導入ですが、同時に土曜日や7時限目の授業の実施、長期休業期間の短縮、補習の見直し等を実施してきました。この結果として授業時間が大幅にアップすることになり、新しい教員の採用等をはかることにしましたが、このままでは学校経営が立ちいかないことになってしまいます。そのため、現行の業務を抜本的に見直すと共に徹底的なコストの削減をはかることにしました。
一つ目は施設の改修や設備の更新時の見積もりの方法の変更です。事務室が窓口になって特定の業者ではなく複数の業者と折衝させていただくことにしました。また、リース満了による新機種への入れ替えにあたってのコストの見直しです。
二つ目は、来年度の生徒用品(制服・体操服・靴等)の価格の値下げです。制服については昨今の原油高及び生地の価格上昇により値上げが予想されましたが、流通の仕組みをスリム化し、販売価格を抑えるようメーカー・小売業者の方々にも協力をお願いし、更に安価で提供してもらえることとなりました。また、体操服は複数の業者に協力してもらいコンペティションを行なった結果、デザインは変えずに値下げが実現。靴についても僅かですが値下げを実施できることになりました。
このように、削減したコストは、生徒の教育活動の充実と保護者の負担軽減に使っていきたいと考えています。