オンライン夏期講習 読書感想文の書き方④
昨日は序盤について、100字程度で本文を引用し、200字程度で自分の経験や周囲の人に取材したことを書き、最後に100字程度で感想を書きましたね。これで原稿用紙1枚分書けているはずです。今日は物語の中盤について、同じように原稿用紙1枚分書いていきましょう。
ところで感想はうまく書けましたか。思いつかない人は「たぶん」から書き始めてみましょう。最後は「~だろう」と人の気持ちや状況に対する推測で締めくくることになります。また、「面白かった」とか「悲しかった」というように一つの文しか書けない人は、その次に「なぜかというと~」とか「もしわたしだったら~」と続けてみてはどうでしょうか。感想は自分自身の気持ちですから、何が正解と決まっているわけではありません。ただ、感想を読む人に自分の気持ちを伝えるためには補足する説明が必要になるだけです。読み手に対する親切心や配慮があると読みやすい文章になるのは感想文に限ったことではありません。
今日はここまでです。明日は終盤をまとめながら、個性的な文章にするための工夫を扱います。