PTAバスツアーの開催
9月30日(金)、中高PTAによるバスツアーを開催しました。今回のテーマは『近江八幡散策&水郷めぐり』でしたが、90名の保護者に参加していただきました。この行事は保護者相互の懇親をはかるために、毎年この時期に実施されてきています。今年で実に33回目を迎えることになり、これまでバスツアーだけでなく観劇や文楽鑑賞等も実施してきました。9時に3台のバスで学校を出発し、11時前に近江八幡の八丁堀に到着しました。2つのグループに分かれて約80分にわたって水郷めぐりを行ないました。この水郷は日本三大水郷の一つにあげられており、平成18年1月には国の重要文化的景観第一号に選ばれ、平成20年10月には「ラムサール条約湿地」として西の湖と長命寺川が登録され、『白山・円山』が日本の里100選に選ばれる等貴重な水環境は国内外から注目されています。そして、船頭さんが7~8名乗りの屋形船を櫓で操り、網目のように入り組んだ水郷のヨシ原の間をゆったりと進んでいきます。また、この場所はさまざまなテレビの時代劇やドラマの撮影場所としても人気があるようです。
その後、昼食を挟んで、遊歩百選に選ばれた『近江八幡のまちなみ』を散策しました。遊歩百選とは、日本全国を対象として歩きながら健康増進をはかり、観光を楽しみ、地域の歴史・文化に触れる新しいスタイルの旅を提供しようとするものです。保護者の皆さんは活発なコミュニケーションをはかりながら、近江八幡の秋を満喫されていたようです。
また、本日は思いがけない出会いがありました。私達を乗せていただいた屋形船の船頭の一人が元、大阪府立高校校長の田頭政泰さんでした。田頭さんは4年前に定年退職されたそうですが、毎日2時間半かけて大阪の自宅からこの近江八幡まで通ってこられているとのことです。今の生活は充実していて、本当に楽しいと笑顔で語っておられました。この水郷は季節毎に違った趣があるようですので、また機会を見つけて訪れてみたいと思っています。