阪神地区私学夏期合同街頭補導
6月29日(金)県私立中・高阪神地区生徒指導連絡協議会による夏期合同補導及び情報交換会が行われました。阪神地区にあります私立17校の生徒指導部の先生と尼崎、西宮、川西の警察署及び少年サポートセンターなど関係機関の方々の協力を得て、阪急の塚口、西宮、川西の3方面5班編成を組み、約80名の方が1時間半に渡って熱心に街頭補導にあたっていただきました。梅雨の最中とはいえ、真夏を思わせるような蒸し暑い中、本当にご苦労さまでした。
今年度、本校がこの会の幹事校になっていますので、私も、会長として情報交換会に参加しました。各班からの報告を聞いておりますと、飲食店への立ちよりや喫煙行為などもなく、キッチリしているということでした。「アイスクリームを食べながら電車に乗ろうとしている生徒を注意しましたが、実はうちの生徒で、それ以外は何もありませんでした。」と、笑わせる報告をする班もありました。
中高生を取り巻く環境は決して健全な状態ばかりではありません。むしろ、犯罪に巻き込まれる危険性の方が高い状態だと言っても過言ではないと思います。子どもは社会を映す鏡ともいわれます。真っ直ぐ正しく映す鏡ほど、歪んだ間違った姿もそのまま映すことになります。子どもの鏡にどんな姿を映させるか、健全に成長させる社会を創るかは、私たち大人の責任でもあります。また、物事を正しく判断できる、間違った方向へは進まない、心にブレーキをかけられる生徒に育てる責任もあると思います。
少子化の上に不況と私立学校を取り巻く環境は非常に厳しいものがありますが、それに負けることなく、各校の先生方が生徒指導に熱心に取り組まれている成果が現れていると感心した次第です。