環境教育の今後の展開
10月31日(月)、サントリー・ビジネスエキスパート(株)お客様リレーション本部の坪松博之部長と来年度以降の環境教育の進め方についての話し合いを行ないました。
本校では人間力養成の大きな柱として「環境教育」を位置づけており、同社よりさまざまな支援をいただいていますが、そのキイマンが坪松氏です。振り返ると、平成20年(2008年)の3月にサントリー(株)を訪問し、佐治社長に新年度からスタートさせる環境教育の概要について説明し、特別講座をはじめとする支援をお願いしました。その後、5月29日に環境ジャーナリストで『不都合な真実』の翻訳者である枝廣淳子氏に講演をお願いし、環境宣言を行ない、この日を本校における「環境の日」に制定しました。
その後、「里山」「水・森林」「生物多様性」に関する環境講座や毎年の環境フォーラム、トマト栽培、地球学ファイルやTシャツの製作等幅広く支援いただき、今日に至っています。環境教育の基本の考え方は単に環境に関する知識を習得するということではなく、「学び 考え 行動する」ことにしています。既に本格的な環境教育に取り組んで4年目になりますが、お蔭さまで学校での授業や行事だけではなく、生徒会や環境大使による自主活動が活発になってきました。今の学校教育は、ともするとすべて先生が段取りをして、生徒は受け身になっていることが多いようですが、社会では自ら問題意識を持って行動していくことが大切です。
そのため、来年度以降はこれらの自主的な活動を深堀りさせていくこと、現在、中学3年の環境大使が来年度は高校に進学するということもあって、いくつかの大学との環境学習についての連携も模索していくこと、環境教育についての体系だったパンフレットを作成し、生徒達に全体像を示していくこと。身の周りの環境をしっかり整えていくこと等の話し合いを行ないました。これから来年度に向けて、具体的な計画のつめを実施していきたいと思っています。