社会科研究発表会の開催
1月29日(土)午後、『社会科研究発表会』が開催されました。この発表会は社会科の主催で毎年この時期に開催され、今年で12回目を迎えることになり、本校の伝統行事になりつつあります。参加者は発表者の他、希望する生徒や保護者、社会科とクラス担任の先生です。私も最初からすべての発表を聞かせていただきました。
内容は中学1年生から高校2年生までの学年やクラスの代表者が、それぞれの選択したテーマについて発表するというものです。テーマは中学1・2年生が『歴史新聞』や『都道府県調べ』『世界の国調べ』、中学3年生が昨年行なった『沖縄研修旅行』、高校生が『人権作文』や『日本史特講』、『世界史特講』とさまざまです。生徒達は自らが色々なことを調べ、プレゼンテーションの資料を作り、堂々と発表していました。一つの発表が終わる毎に先生方がコメントされていましたが、最後の講評の中で私は次のような話をしました。
〝今日の皆さんの発表は素晴らしかったと思います。このような経験は社会に出た時に大いに役立つのは間違いありません。今回は過去の歴史や現在の国等のテーマについて調べたようですが、現在は常に過去と繋がっています。今、世界には193の国があり、69億人が住んでいますが、それぞれの国が他の国と関連を持ちつつ、過去からの歴史の流れの中で活動しています。皆さんが今回調べたテーマは一つの〝点〟ですが、これからはこの点を「横軸」と「縦軸」に広げて〝線〟や〝面〟としての理解を深めてください。そして、学び、調べ、考え、行動に結び付けて欲しいと思います。
また、保護者の皆さんには〝共育〟と〝共学〟ということを申し上げていますが、リビングルームに辞書や地図を置いて、家族で勉強する習慣を身につけていただくようお願いします。〟