直前の課題に全力を
高校3年生は大学の合否結果が気になるところですが、受験から考査へ学習をシフトしていることと思います。考査が終了すれば、センター対策を含めた受験に向けての対策に全力を注ぐことになります。
本校の進路指導は、将来の自分の生き方からどような分野に進むのかを考えさせ、学部、大学を選ぶことに重点を置いた指導です。「何のために」、「何を学ぶために大学に行くのか」を考えて志望校を決めさせています。育成すべき生徒像で掲げている「社会で活躍するリーダーの育成」の具体化になります。決して、大学の名前で選ばせたり、大学進学実績を優先させるために志望校を決めさせるようなことはしていません。また、「何故そこなのか」、「そこで何を学びたいのか」といった明確な志望理由を持つ生徒が、厳しさをも乗り越えられるのだと考えています。
生徒の中には指定校推薦などで進路が決まっている者もいます。しかし、これから受験の本番を迎える生徒の方が多くいます。生徒一人ひとりの置かれた状況は違えども、自分は皆のために何ができるのかを考えて行動してくれる、と期待しています。受験は団体戦と言われる所以はここにあります。勿論生徒だけではありません。教員も、全校挙げてバックアップします。
折しも、今朝、防衛大学校24名合格の知らせが入りました。合格者数だけを見ると昨年より少ない数です。しかし、生徒数は昨年より1クラス少ない数です。在籍者に占める割合からすると、約1割と昨年と同じになります。生徒の数の少なさを団結力の強さでカバーしてくれると期待しています。何はともあれ、今は、期末考査に全力を傾注してくれることを期待するのみです。