今年の取り組みを振り返って・・・その4
今年は、「本物学び」や環境教育において広がりや新しい取り組みと共に成果も挙げることが出来ましたが、部活動においても大きく前進した年でもありました。
中学3年生がテニス競技で国体に出場。U15全国選抜ジュニア(中牟田杯)優勝という輝かしい成果を収めました。ギター・マンドリン部は兵庫県最優秀賞を受賞し、43年連続全国大会出場を決めました。これは、全国でただ一校だけしか成し得ていないというものです。囲碁将棋部も県や近畿で健闘し、個人で全国大会出場を決めています。野球部、吹奏楽部、鉄道研究部やその他のクラブも今までの実績を上回る活動を目指して頑張ってきました。部活動の評価は、決して、全国や県レベルでの成績を収めることだけでしているのではありません。これらの成果は、多くの生徒が部活動に参加し、学習とともに部活動でも頑張っているという中から生み出されてきたと考えています。部活動の意味は、自らの興味や関心のあることをとことん追究することにあります。また、その経験から学んだことや達成感は物事に取り組む姿勢や学習に生かされてくることがあります。この間の部活動での躍進と進学実績の向上が連動した動きになっていることも偶然の結果ではありません。勿論、成果ばかりではありません。問題点や課題も明らかになっています。
今年もいよいよ終わります。巳年から午年にバトンタッチします。「已」は「い:『止む』の意味」で、草木の成長が極限に達した状態を表しているとされています。極限から下降に向かうのではなく、課題を伸び代にして更に前進する年にしたいと考えています。
今から約46億年前に地球は誕生し、その6億年後の約40億年前に地球上に生命は誕生したとされています。その後、多様な生物種が誕生します。その中の人類は、18世紀半ばイギリスで起こった産業革命が各国に広がり飛躍的に生産力を向上させ、社会経済の仕組みをそれまでとは全く違ったものに変えていきました。その過程で自然界へ急激な負荷をかけ環境問題を浮上させました。

きょうの近畿地方の天気は北部や山沿いが雪か雨という典型的な冬型の空模様です。学校の近辺も時おり時雨れたり小雨が降ったりしていました。冬休み初日ですが、懇談や講習・補習で保護者や生徒の姿が絶え間なくあります。それに混じって出願に来られる方の姿も見られます。
晴れ間がのぞいているとはいえ風は冷たく冷え込んだ朝、全校集会と二学期の終業式を校庭で行いました。全校生徒が一堂に会するのは久しぶりです。この間のクラブや個人で賞を取ったもの、中学の英語暗唱大会の表彰と生徒会からの特別賞の発表を行いました。





穏やかな日和が続いていますが、黄金に輝くオオイチョウも目映いばかりに輝く落ち葉を一面に敷き詰めています。師走入りから5日目を迎えました。きょうは世紀の天体ショーと騒がれたアイソン彗星を地上で観測されると予測された日でもあります。残念ながら、太陽の近日点でその大部分が融けてしまったようで、肉眼での確認は期待できないようです。
経済協力開発機構(OECD)が、2012年に65カ国の地域の15歳(日本は高1)を対象に実施した国際学力到達度調査(PISA)の結果を公表しました。この調査は2000年から3年毎に行われるもので今回が5回目の調査になります。日本は読解力(前回8位)と科学的リテラシー(5位)が4位、数学的リテラシー(9位)が7位といずれも前回より良くなっていました。習熟度別では、全3分野で上位層が増え、下位層が減っていました。日本の平均点は、「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の全3分野で過去最高得点でした。前々回の06年が読解力15位、科学6位、数学10位と最低でした。そこから前回、今回と順位が上がってきています。