芸術鑑賞会の開催
6月30日(火)、学園講堂で新型インフルエンザのために延期になっていた芸術鑑賞会を開催しました。この鑑賞会は毎年恒例の行事になっていますが、本年度はアロージャズオーケストラによる演奏会ということになりました。
同バンドは結成51年を誇る関西ジャズ界の名門であり、わが国を代表するジャズビッグバンドです。1958年、若きピアニスト・北野タダオをリーダーとして『北野タダオ&アロージャズオーケストラ』として結成され、日本全国で精力的に公演会を開催、その後2008年からは創設者の北野タダオの引退に伴い新リーダー・宗清洋の下で、バンド名を『アロージャズオーケストラ(AJO)』と改め活動を続けておられます。本日は午前中に高校生、午後からは中学生と2回にわたって公演していただきました。
約90分という短い時間でしたが、演奏曲目は「A列車で行こう」「イン ザ ムード」「ムーンライトセレナーデ」「007のテーマ」「Sing Sing Sing」等幅広いジャンルにわたっており、17人の奏者の異なる音色が会場一杯に響き渡りました。また、後半はゲストボーカル(kiko)を中心に 「嘘は罪」「煙が目に染みる」「涙そうそう」 「君の瞳に恋してる」 など馴染みのある曲を披露していただきました。
時間が経過するにつれて演奏者と観客が一体となり、次第に会場は熱気に包まれ、最後には生徒達も一緒に舞台上がって歌い踊る等大いに盛り上がりました。私も午後からの公演に参加しましたが、素晴らしい演奏に触れ心が洗われる気持ちになりました。
本校では人間教育の一環として、一流のものに触れる機会を数々の学校行事に組み込んでいますが、多くの生徒の感想文にも本日の演奏に大きな刺激を受けたという感想が認められていました。これらの刺激を明日の活力に繋げていって欲しいと思っています。