文化祭準備に全力〜楽しみな合唱コンクール〜

今日で8月も終わりです。2学期はすでにスタートしていますが、実力テストや模擬テストも終わり、いよいよ来週末に行われる文化祭に向け各学年での準備がヒートアップしてきています。
クラスや学年発表と併せて合唱コンクールが行われます。中学の部は中1から中3までの14クラスで金賞や銀賞などを競います。音楽の得意な生徒も苦手な生徒もいるでしょう。練習で意見の違いがでてぶつかることもあると思います。男子は変声期で上手く声を出せないものもいるかもしれません。でも、どのクラスも金賞をめざして一生懸命に取り組んでいます。一つの目標に向かってみんなが力を合わせる、そこにクラスの輪ができてくるのだと思います。競わせること、競争させることに否定的な見方があったりしますが、私はそうは思いません。例年の様子を見ていますと、中学3年生が先輩の意地を見せて賞を独占することが多いようです。時には中1が健闘して賞に入ったともありますが、先輩の壁はなかなか厚いようです。
中学の高学年になると恥じらいや照れが入って、なかなか気持ちとは裏腹で一生懸命な姿が見えないことがよくあります。事実そういう姿をよそでは見かけたりした経験を私は持っています。しかし、本校は違います。先輩が後輩にここまで来てみろといった「高い目標や到達点」を自ら見本としてみせる、といった感じです。それをみた後輩が先輩を追い抜こうと努力する、といった好循環になっています。これが伝統の力かもしれません。今年もまた素晴らしい合唱コンクールになると期待しています。




月刊プリンシパルという本があります。学事出版から出されている「学校講話と校長学の専門誌」だそうです。はずかしながら、その本の存在を私は知らなかったのですが、大阪芸術大学の西林教授から「校長通信のことで話を聞かせて欲しい」との連絡があり、お会いすることになりはじめて知りました。先生は、この月刊誌に「学校の願い、校長の思いを伝える『学校だより』 行動の指針となるメッセージの発信」というページを担当されておられ、9月号に私の校長通信を引用したいと話されました。校長通信はホームページで公開していますので、お役に立つことであれば利用していただいてかまいませんと返事をさせていただきました。


