間もなくヘルバルト生が来校
満6歳から4年間の基礎学校での初等教育を終えると、5年制の基幹学校、6年制の実科学校、8〜9年制のギムナジウムのいずれかに振り分けられる、大学進学をめざす学校はその中のギムナジウム、というドイツの教育制度があります。
本校は平成11年にドイツへの研修旅行を始めました。この時、オルデンブルグにあるヘルバルトギムナジウムを訪問しています。同校は19世紀の中頃に創設された歴史と伝統のある学校です。夏に本校からヘルバルト校へ、秋にはヘルバルト校から本校へと相互交流を実施してきました。最近は本校からヘルバルト校を訪問することはできなくなりましたが、ヘルバルト校からの訪問は継続しています。その生徒たちが間もなく本校にやってきます。
彼らは同校で日本語を専攻している生徒たちとは言え、いつも流暢な日本語で挨拶をしてくれます。今回もどんな挨拶をしてくれるのか楽しみです。文化や風習は違えども同じ年代の生徒たちです。自分たちの気持ちを十分伝えられるだけの語学力は無いかもしれませんが、短期間であったとしても一緒に生活することにより、お互いに良い刺激を与え合うことになると思います。先日のスコットランド生の訪問でも同様のことを感じました。
これからの社会はグローバル化が課題となってくることは間違いありません。本校でも中学でのカナダ研修、高校でのニュージーランド研修と海外研修を実施しています。臆すること無く外国へ飛び出し、諸外国の中で日本がどうあるべきか、日本の良さは何なのかを見つめ直す機会を与えてくれる研修にしたいと考えています。他者との関係で自分がどうあるべきかを見つめ直すのと同じ課題だと捉えて欲しいと考えています。