全国高校将棋新人大会ベスト16
全国の高校1・2年の将棋部員が集う第22回全国高文連将棋新人大会が、北海道函館市で開かれています。昨年行なわれた第37回兵庫県高等学校総合文化祭将棋部門個人戦で、高1の男子がA級優勝を果たし、この大会への出場資格を得ていました。将棋で全国大会に出場するのは、本校では初めてのことです。
試合開始とともに顧問から大会の様子が私の方に報告されてきました。宮崎、静岡などの代表を破り無傷の4連勝で予選リーグを一位で勝ち上がり決勝トーナメントへ。決勝トーナメントの一回戦を勝ち、二回戦へ駒を進めましたが、愛媛の選手に破れベスト8はならずとのことでした。全国の1・2年生の強豪が集う大会で入賞こそ逃したもののベスト16に1年生が入ったことは立派なものです。来年度の大会が楽しみになります。
今回の将棋部やギター・マンドリン部の全国大会出場、女子テニスで中3が国体出場に中牟田杯全国選抜ジュニアテニス(U15)優勝と、今年は全国を舞台に活躍する場面が多くありました。部活動だけではありません。日本生物学オリンピックで銅賞や日本ジュニア数学コンクールで大賞を受賞するなど学びの分野でも活躍がみられた年になりました。
中学・高校時代に、得意な分野や「このことなら時間や労力を惜しまずに打ち込める」というものをとことん追求するという経験が必要だと、私は考えています。「一点突破」という言葉のように、この経験が学びを含めたすべての生活の場面で自主性や積極性を発揮し意欲的に取り組めるように、局面を転換させてくれると確信しているからです。