うるう秒
今日は7月1日、一年の折り返しの日です。海開きや富士山など山開きが行われる日でもあります。ところが、いつもの7月1日とは違い、1秒長い日です。午前8時59分59秒の1秒後は、午前9時00分00秒のはずですが、上の写真のように午前8時59分60秒が誕生します。日本は世界標準時からプラス9時間ですから、この時間になっています。
古くは、地球の自転を24時間とし、それを基準に時間を決めていました。しかし、原子時計を使って時間を正確に測定できるように技術が進歩してきたところから、地球の回転速度は、長期的にはだんだん遅くなってきているそうですが、いつも同じ速度で回転しているわけではないことが分かってきました。地球の自転から決まる1日の長さが、正確に24時間ではないことから生じるずれが累積した時に、調整するために導入されたものが「うるう秒」です。ずれが累積し調整の必要が生じた時に行うことになっており、次はいつかというのは決まっていないようです。
わずか1秒のこと、日常生活にさほど大きな影響がないと思われますが、これを基準に全世界が動いているとなれば無視できないことになります。西暦2012年6月30日23時59分60秒と7月1日は全く違う日です。コンピュータは誤作動を起こすかもしれません。「たかが1秒、されど1秒」です。
今年はうるう年でもありましたが、うるう秒とは全く別物です。うるう年には、判別する方法があります。西暦を4で割り切れる年がうるう年だと思われていますが、そう簡単なものではありません。ちなみに、2100年は4で割り切れますが、うるう年ではありません。
結局、現実とのずれ、ギャップを調整して再スタートする日です。私は、今年度の計画の進捗状況を点検し、再スタートする日にします。