全国学力・学習状況調査 第7号
4月17日全国学力・学習状況調査に中3が参加しました。国の方針で平成26年度から悉皆調査となりましたが、国公立中学校では100%、私立中学校では48.5%の参加率です。本校では独自の学力調査をいろいろな形で行っており、他校との比較という観点でなく、新しい学力観を知り、教育指導の充実や学習状況の改善を図るために参加することにしています。教科は国語、数学、今年度より理科が加わりました。それぞれに「知識」と「活用」が問われています。この「活用」の部分が注目すべき点です。
文部科学省のホームページよりますと
1.身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や,実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能等(主として「知識」に関する問題)を中心とした出題
2.知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力や,様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力等に関わる内容(主として「活用」に関する問題)を中心とした出題
3.出題形式については,記述式の問題を一定割合で導入する。
となっており、平成31年度は英語が導入されます。
○出題形式については,「聞くこと」,「読むこと」,「話すこと」,「書くこと」を問う問題を出題し,記述式の問題を一定割合で導入するとともに,「話すこと」を問う問題の解答は原則として口述式によるものとする。
と示されております。
この調査のためにではなく、生徒たちにつけさせたい学力をどのようにして伸ばすのか、どのようにしてはかるのかは、学校、教員でしっかりと意識していきたいです。そのためにも、本校独自で行うもの、独自で行う広域の民間団体が行うもの(模擬テスト)、そして国レベルで行われるもの、それぞれの調査の特性をとらえ、教育指導の充実や学習状況の改善を図っていきます。
教育評価は、「教師が生徒の学力を評価する」側面が強かったですが、現在は「教師が自分の教育実践を評価する」ものとしてとらえています。国立教育政策研究所や大学の先生方からも学び、「指導と評価の一体化」「形成的評価」「ポートフォリオ評価」「ルーブリック」「パフォーマンス評価」などを研究していきたいと思います。